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2019-11-13(Wed)

図書館は進化する。

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今年も図書館総合展に行ってきました。
図書館界の過去と現状と進化について本気出して考える3日間ですよ。

今年は出展側だったのでブース巡りはバタバタでしたけど、
例年どおりキハラさんやとしょけっとのブースをまず最初に見てから
ポスターセッションのブースを覗きに行きましたらば。
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びっくりした…!顔じゃなくて鼻から顔を出す顔はめパネル。
これ人の顔が入ったらたいへんカオスな画像ができあがるぞ…。(入れている人は見ませんでした)

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びっくりしたものその2。本のヒーロー「ダクシオン」。
貸出冊数と利用者数を増やし、予算減・職員減から図書館を救う「本のヒーロー」。(公式サイトの説明文まんま)
目は開いた本、ボディは本棚、読み聞かせもする、武器は図書券ソード!!(懐かしい)
依頼するとその図書館のために宣伝とかしてくれるらしいです。
職場に帰ってこんなヒーローいたんですよ~って報告したら
先輩の職員さんに「わたし中の人と仲良しだよ」って言われました。
い、行く前に知りたかった…!ヒーローの中の人と知り合いってすごいな。。

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びっくりしたものその3。イトーキがエヴァンゲリオンとコラボした椅子。
もともとは白い椅子として販売していたものをエヴァカラーにしたみたいです。
展示されていたのは初号機と弐号機の2台ですが綾波スーツ仕様とネルフ仕様の椅子もあるそうです。→こちら
座ってみたら体にフィットしてうっかり寝そうになった。

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ナカバヤシのミニチュア図書館がグレードアップしてた☆
去年は一部屋だったけど今年は二部屋になりました。かわいいよー!
本やテーブルが増えたり新聞のデジタル版が見られるPCが置かれていたり
小物がちょこちょこ増えていて工夫が感じられます。

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司書さん、今年もお元気そうですね。来年もお会い出来たらいいですね。

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児童室が広くなった!
分厚い辞書が置かれたり(ブックエンドまである)英字新聞があったり、椅子も増えましたね。
来年はもっと広くなるのかな。楽しみです。

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偕成社ブースのノンタン今年もいました☆

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おや、この背中は…!

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ミーちゃんだ!
猫ピッチャーは背番号も222なのですね。

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帝京大学の共読ライブラリーは年々毒々しくなっている。(誉め言葉です)
今年は目玉のおやじさんの他にアトムも立っていました。

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アートミュージアム ・ アンヌアーレにあった工芸ピクニックの展示。
お気に入りの工芸品(陶磁器、漆器、銅器、ガラスなど)とお料理と飲み物を持ち寄って
野点のようなピクニックを楽しむ企画だそうです。
ピクニックというとどうしても壊れないようにと持ち運びやすさからプラスチックや紙コップを持っていきがちですが
あえて自分好みの器でジュースとか麦茶とか飲んでみるのもいいかもしれない。
お茶道具を持って行けば野点もできますしね。
工芸ピクニックの心得」によるとホストはいなくて全員が参加者、とあって
なんだかコミケみたいだなと思った。

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今年から始まった図書館川柳コンテスト。
「家よりもなぜか落ち着く本の中」「読み切れず目指せ読破とまた借りる」など
図書館や本にまつわる川柳を一般公募したものです。
めっちゃわかるわ~と思ったのが「わあショック真犯人を囲う丸」。わかるわ~!

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今回は災害アーカイブのフォーラムに参加したので
企画した防災科学技術研究所のブースにも行きました。
全国の災害図書館・図書室・情報センターの概要やパンフレットが並んでいました。
東京の防災専門図書館、神戸の震災文庫、名古屋の伊勢湾台風資料室、長岡の災害復興文庫、
岩手・宮城・福島の東日本大震災文庫などなど。
日本は災害の国だから色んな専門図書館がありますね。
フォーラムの登壇者から今年の台風の話題も出て水害アーカイブを充実させなきゃって意見も出たから
今後も増えていくのだろうと思います。

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防災リュック「ももちゃん」。
子ども用の防災グッズと非常食が詰まったクマのリュックで、
普通のリュックではだだをこねるお子さんに親御さんが「ももちゃんと一緒に逃げよう」と言いやすくなるとか
普段からももちゃんと一緒に過ごすことで「避難には何が必要かな」という話もしやすくなるのではないか、と
企画されたそうです。

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フォーラムでもらったクリップライト。鞄や持ち物につけておけそうです。
LEDなので小さくても明るいからいざというとき頼りになりそう。

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地域資料のデジタルアーカイブについてのフォーラムで
ブラタモリ京都回に出演した梅林さんが「ネットで画像公開してほしい!高精細画像でダウンロードしたい!
活用して地域に活かしたい!SNSと相性がいいと思う!」とひたすら叫んで
元京都の図書館員で現東大准教授の福島さんが「やりたい職員はいっぱいいる。しかし手段がない。予算もない。
そんな中こんな風に工夫してがんばっている図書館があります」とひたすらフォローする90分。
個人としてのわたしは梅林さんの気持ちがとてもわかるし
司書としてのわたしは福島さんの気持ちがとてもわかるし
おふたりのセッションの間ずっと自分の中で矛盾と葛藤がせめぎあって胸が破裂しそうでした。
わたしたちは資料をちゃんと提供できているんだろうか、活用してもらえてるんだろうか。ぐるぐるぐるぐる。
この仕事に携わる限り考えていかねばです。

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帰りにみなとみらい駅のクリスマスツリーをパチリ。毎年楽しみなんですよね。
今年はツリー中央のパイプオルガンを適当に弾くとメロディが流れて
ツリーのイルミネーションがそれに合わせて変化する仕掛けになっていました。

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星の王子様クリスマスツリー!
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theme : 展示会、イベントの情報
genre : 学問・文化・芸術

2019-11-09(Sat)

この世界の果ての誓い守りとおす。

小野不由美『白銀の墟 玄の月』全4巻を読み終えました。
十二国記シリーズの最新刊で、番外編が中心の短編集を除くと18年ぶりの本編新作で
18年も待ったので期待しすぎかなと思いつつ読んだらとんでもありませんでした。
1・2巻が先月に発売されて、3・4巻が今日発売だったのですけど
先月に1・2巻を読んだら長い長い状況説明ばかりで何も話が進まないまま終わってしまって
待って待ってこんな状態であと1ヶ月待つの、マジで??ってなりまして
でも発売日まで待つしかなくてあまりの苦行に耐えきれなくて今日手に入れて一気に読みました。
1・2巻と同じくまったく話が進まなくて、ページが残り少なくなっていくのに解決の兆しがまるで見えなくて
残りのページ量を何度も確認しながら大丈夫だろうか一区切りするだろうかと不安になって
何度も最後のページをめくりそうになってそのたびに必死に耐えて
でも残り100ページくらいからそんなことも気にならないくらい一気に話が進んで
「わー!」「わー!!」「うわーー!!!」とか叫びそうになりながら読んでました。
これは18年かかるわ…1・2巻の伏線も過去シリーズに繰り返し描かれてきた設定も
全部全部活かされ回収されていく様が鮮やかすぎて見事でした。
小野主上お疲れさまでした。本当にありがとうございました。

とにかく胸がいっぱいなので以下、ネタバレを含む感想を遠慮なく書いています。
未読の方はご注意ください。
(あと、近いうちにまた読み返す予定なので加筆するかもしれません)



これでもかというくらい多くの人があっけなく去っていくし、何度も何度も絶望にたたき落とされるし
もうダメかも、という底から一転、ラストまで一気になだれ込む怒濤のような展開。
読み終えてしばらくはボーっとしてしまって、これまでのシリーズのこととか思い出してしまったし
さみしいけどこれからやっと戴の歴史が始まるのだという期待と
おそらくまだ全部描かれてはいないだろう摂理のあれこれが気になってしまう感。
小野主上は波のインタビューで「すべての王と麒麟を書くつもりはない」とおっしゃっていたので
世界観についても同じかもなあ、とは思っています。
(というかあのインタビューすごかったな…小野主上が自作を語るの久々に見たし
相変わらずこれでもかとストイックな物語作りをなさっているのがビシバシ伝わってきた)

18年も時間があったのと、既刊における世界観の説明と、十二国記における人物の描かれ方から考えて
阿選が謀反を起こした理由は想像できたし、3巻で気持ちを吐露する描写を見ても想像の範囲を超えていなくて
「やっぱりね」と思いましたけど、でもだからこその地獄感がありました。
驍宗と姓がおなじで、年も地位も近くて、馴れあうつもりはなくてライバルとして見ていて
一緒に戴のために働くはずだったのにいつの間にか驍宗より先に手柄をたてることを考えてしまって
驍宗がそうじゃないとわかったときの、自分の独り相撲だったのかと思ってしまう気持ち。
昇山で選ばれなかったとき自分がどうなってしまうかわかるから行かなかったけど
でも選ばれたのは驍宗で、それでも驍宗のことは嫌いになれなくて
代わりに泰麒を憎んでしまったりする気持ち。
驍宗の生死が不明なうちは国をほったらかしてボーっとしてたのに
生きているとわかったとたんにああまたこれで競い合えるって排除しようとする気持ち。
めちゃくちゃ人間味のある人でした。でもだからって国民を巻き込むな。そういうところが「王」ではないんだな…。
同じ姓の王が二代続くことはない問題も、琅燦に言われなくても知っていて
(これ前に楽俊も言ってたけどあまり知られていない慣例でしたっけ?)、
だから泰麒に王だと指名されても信じずに、むしろそれを利用して
泰麒が絶望する顔が見たいって思ってしまう気持ちもなあ…。
鈴が『風の万里~』で言ってた「本人について考えてもみないで勝手に絶望していく」のセリフとか
思い出してしまったし、
かつてアニメ化で昇紘や斡由がめちゃくちゃ手ごわい悪役になったみたいに
阿選もアニメ化したらそんな風になりそうな気がします。脚本次第ではあるけど。

個人的に一番気になっていた琅燦が生きていてくれてホッとしたのと、
彼女の好奇心が阿選に謀反を起こさせるきっかけのひとつであることもわかって
戴の混乱の原因は彼女にもあるよなあ、と思いました。
阿選が謀反を起こしたのは小さなきっかけの積み重ねだったと思うけど
彼女のひとことも確実にそのうちのひとつではあると思う。口調もいちいち挑発的だし。
クライマックスで泰麒を「やっぱり化物だ」と評したのは武者震いというか、
事例採取のために典型やセオリーを集めていたら例外を目にしてしまった研究者の目線であって
驍宗と泰麒が戻ってきたことを喜んでるばかりじゃないよね。
あのセリフを聞いて思ったのは琅燦は観察する人だということでした。自分の興味だけで動く人。
泰麒は、琅燦は敵ではないと最後まで思っていたけど、確かにその通りですけど
たぶん彼女は自分の知識欲を満たすために必要な人物の側にいようとしているだけなんだな。
冬官長の地位もそのために必要だったんだろうし。マッドな学者め!好き。
耶利の主人が琅燦かどうかは今後明かされることはあるのかな…?
泰麒が問いかけても耶利は答えなかったからわかりませんけど、琅燦じゃなくても黄朱の誰かとか
あとさらにバックに更夜の影を見た気がしました。
想像の余地を残して明言しないのがこのシリーズの良さでもある。

泰麒強くなったねー!
まさか18年ぶりに帰ってきた彼が不屈の精神と知略と政治力と名言と大人びた雰囲気と
人々をあざむく知恵と王のために暴力をふるう決断力を引っさげて登場するとは思わなかったよ。
いや、『黄昏~』の後半で李斎と話してるときの口ぶりから聡明なのは伝わってきてたけど
今回、自分の状況と戴のトップを利用して国民を救おうとするえげつない成長の仕方してたじゃないですか、
1巻から知略がフルスロットルですごかったよ。
特に後半、驍宗が生きていると判明してからの泰麒は陽子が覚醒したときのような凄みがあって
元々そういう素質があったかはわからないけど、確実に育った環境と逆境が影響していて
しかもそれらが「今の」泰麒にとっての武器になっているのがもう、しんどい。
泰麒が3巻で「先生」と呟くのたまらなかったし、
阿選にむりやり叩頭しようとしたときはやめてやめてダメだよ~~って泣きそうになった。。
額に杭を打ち込まれるような苦痛とか…おま…おまえ…頭割れたらどうするつもりだったんや…。
4巻クライマックスは『風の海~』のクライマックスを彷彿とさせるのでぜひ映像で見たいな!
黒麒麟であることが移動手段としては他の麒麟よりも簡単だけど
政治の場においては金髪でないことで不利になってしまう状況を考えて
だったら王と麒麟がいなくなるほか戴が前に進む方法がないという考えに至ってしまって
そのために人を殺してまで処刑台の驍宗のもとへ駆けつける泰麒の姿はとても衝撃的でした。
「何が起こったんだ」ほんとこのセリフのまんまですよ。
あれは前例ないよな…「使令を使うのではなく自ら手を下」した麒麟は彼が初めてじゃないのかな。
その少し前、正頼に会うために牢に忍び込んで牢屋番を殴ったりしましたけど
(項梁がとどめ刺したけど)(「甘い。ためらうな」めっちゃしびれました)、
あれも躊躇しながらの行動で、処刑台での行動ももちろんものすごい苦しみの中だったろうけど
驍宗も動揺するどころか「耐え忍ぶに不屈、行動するに果敢」であっさり片付けちゃってて、そういうとこだよこの主従。。
なぜ血を流してまでその人でなければだめなのか、というのはもはや仁ではなく感情だと思うので
泰麒は獣としての性より人としての感情を優先することができたということでしょうか。
転変して国民の前で驍宗とともにある姿を見せるシーンは本当にドラマチックだし
背に驍宗を乗せるという、『風の万里~』の陽子と景麒のようなこともしてくれて
もうこっち(読者)は頭がいっぱい。
すごいところまで来たなあ泰麒…回復して角も元に戻ったようでよかったです。

驍宗さま函養山にいたんですね。
恩を覚えていて食糧や鈴や玉を流す轍囲の民と、それと知らずに受け取る驍宗の構図が奇跡のようでした。
落盤ってことは今も山から出られてない?仙とはいえ7年も飲まず食わずとか無理じゃね??って思ったけど
瀕死の状況から数々の出来事が重なった結果命をつなぐことができて本当によかったです。
『風の海~』で驍宗が昇山に失敗したから将軍もやめて戴にも戻らないみたいなことを言い出したとき、
意地っ張りな人だなあと思ったのですが、今回、阿選も同じ気持ちだったと知って
そうか驍宗がそうしようとしたのは国民のためだったんだなって思いました。
自分は恥をかくことに慣れていないとわかっているから、このまま戴に戻ったら自分が何をするか想像つくから、
国民を傷つけないために、暴走した自分から国民を守るために戻らないという選択をしようとした。
驍宗は阿選とライバルでいるのも楽しかったろうけど、何より自分が戴の将軍であることをわきまえていて
阿選は驍宗を見つめるあまりそれができなくなった人だった。
轍囲の話でも思いましたが、その道を選べるか選べないかが驍宗と阿選の違いなんだろうなと。
驕王の命令に背いて出奔しても、あてもなくさまよっていたわけではなくて
黄海で才国の昇山を見かけたり朱旌の人々から騶虞の捕まえ方を教わったりと
どこに行っても経験を積むことを忘れない人ですなあ。
暗闇で黒い騶虞を捕まえて麒麟を思い出すの『風の海~』のときみたいで素敵でした。
饕餮の傲濫が赤犬くんなら騶虞の羅睺は黒猫ちゃんだ!
李斎と驍宗が再会するまでの数ページが心臓バクバクで早く、早くあと少しじゃん…!てページめっちゃめくって
「…驚いた。李斎か」ってなったときいよっしゃあああ!!!ってなったよね☆
思いっきり膝ついた霜元も、7年間生きていると信じて探し続けた李斎も本当にお疲れ様でした…。
そして泰麒との再会の「蒿里か」「大きくなったな」にも泣いた…。
子どもの姿の記憶しかなくてもあの状況で自分のもとへ来てくれたのが誰なのかすぐわかるんだなあ。

王旗と麒麟旗の並びで泣きそうに。
とりあえず希望の持てる結末ではありましたが、たくさんの仲間が…あまりにも多くの人が…。
虎嘯や夕暉がそうなれたように朽桟も癸魯も余沢もこれからの戴のために必要な人だったのに…。
(いつだったか小野主上が言ってた「書かれていないところでたくさんの人が死んでいる」がこんな形で出てくるとは)
項梁と去思が生きててよかったです…項梁ほんと大変だったな泰麒のそばにいても、離れていても…!
去思もよくがんばりました。よく無事で雁にたどり着いた。
機会があるならたくさんのものを失ってしまった戴がこれから復興していく物語も読みたいです。
泰麒や戴のその後、陽子たちのその後、天の摂理。気になることは山積み。
最後の戴史乍書の「十月鴻基において阿選を討つ」一文ですませているところがいいですね。
十二国記の史書は相変わらずいい仕事をします。
『月の影~』でも「偽王舒栄を討たしむ」で終わってて、直接の描写はないですしね。
(アニメ版ドラマCDではやったけどね)

延主従が来てくれたときの安心感がすごい!毎回いいところで登場しますなあ。
ト書きに「延国からの使者」ってあったけどこれ絶対本人たち来ちゃってるでしょってなったら当たったもんね、
あの2人は本当に本当にほんっっっとうに、部下を遣わさないで自分たちで行っちゃうよね!好き!!
(海を挟んですぐのご近所さん同士なので行きやすくはあるんだろうけど
王様と麒麟がお出かけするって結構なハードルなのに
それをヒョイッとやっちゃうのがあの2人らしさだなあと思います)
尚隆の「引き受けた」のひとことでああもう大丈夫だって心の底から思えたし
『黄昏~』で六太が李斎と泰麒にとらを貸して見送ってくれたこととかも思い出しちゃったし
それを頼んだのは陽子だし、もうもう、みんなで支えてがんばってここまで来た感がありましたわ…。
泰麒も元気になったら姿を見せてあげてほしい。六太に。陽子と景麒に。

李斎で思い出した!飛燕~~初登場からずっと好きでしたしこれからもずっと好きですよ飛燕…。
せめて、せめてあと一度でいいから泰麒に撫でられてからお別れしてほしかった。。

落穂拾いのような短編集が来年に出るということですが、
今回の4冊で出てこなかった人たちが数人、登場する予定とのことで楽しみです。
今度はどんな人々が見た戴が描かれるのかな。
十二国記は群像劇なので視点がコロコロ変わりながら物語が進むのが少し読みにくい時もあるのですけど
今回は戴国の様々な立場の人々の視点で描かれていて、様々な思考や計略や思い込みや勘違いがわかって
そりゃこれだけ多くの人がいたらこうなるよねって思いました。
みんな色々考えて行動するからこじれるんだよね…。
よかれと思ってやったこと、熟慮の末にやったこと、動転してふとやってしまったこと、自分の身かわいさにやること。
あらゆる人々の行動が物事を複雑化し、そしてあっけなく結末を迎えたりするんだな。

山田画伯の絵もすばらしく冴えわたっていて、ページをめくって挿絵が現れるたびにドキドキしていました。
2巻で琅燦がピンで描かれたのすごくうれしかったし、
4巻最初の、驍宗が羅睺を調伏するときの挿絵は国芳の水滸伝を思い出すような大迫力だったし
驍宗のもとへ駆けつける泰麒と耶利の冷徹なまでの凄まじい表情と動きには凍りつきました。
小野主上の原稿を読んで画伯が筆をふるい、主上もまた画伯の描くキャラを見て別のお話に登場させたりするそうで
おふたりあっての十二国記だなあと、改めて。
そういえば十二国記画集は第二弾も計画中という話はどうなったのかな…。
過去に開催された原画展で確かそんな噂を聞いたのですが。
本編同様、いつまでも待ちますので発売してくだされ新潮社さん~。

theme : 読んだ本
genre : 本・雑誌

2019-11-05(Tue)

名古屋でカラヴァッジョでシンカリオンな旅。

九州旅行記事のラストで予告しましたが、先日、日帰りで名古屋に行ってきました。
この時期に名古屋に行くのは某理由(後述します)により去年から決めていて、
ドハマリしているシンカリオン熱も冷めるどころか上がる一方だし、食べたいものも色々あるし
よしあちこち回ってこよう~ということにしたわけです。

2019nagoya_1.jpg
夜行バスで降ろされた時間が夜明け前でめっちゃ寒かったのですが(上着持って行ってよかった)、
お蔭で名古屋の夜明けを堪能できました。
ここはどこかといいますと、Zepp Nagoyaというライブハウスと
ストリングスホテル名古屋という宿泊施設の間の道路でして。

2019nagoya_2.jpg
一番列車キタ~~~!パチリ。
そうですここはシンカリオン74話で
ドクターイエローが沿道の人々から手を振ってもらった場所なのです!!

2019nagoya_3.jpg
1本来たらどんどん来る。すごい。東海さんの本数すごい。

本当はイエローが走る日にここに来てイエローを撮影したかったのですが
走行予測によると先生は今月は平日しかお仕事しないのだそうで…。
そしてうちの職場は繁忙期のため平日休みが取れないわけで…。
くそ~いつかイエローをここで撮影するのだ!そして手を振るのだ。

2019nagoya_4.jpg
歩いて名古屋駅に移動。
アニメで名古屋駅が紹介されるときのアングルがここですね^^

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みんなで名古屋にきたよ☆
リュウジさんの地元で、ハヤトくんは何度か来ていて、ミクさんはTVシリーズ終盤で来ましたね。

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カフェジャンシアーヌJR名古屋駅店で小倉トーストのモーニング。
ゆで卵とドリンクがついてきます。

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みんなで小倉トースト☆

甘くておいしい燃料を補給した後は電車で移動します。
kiyosujo_1.jpg
清洲駅に着いた!
はっきり言ってこのツーショットが撮りたくて来たようなものです(笑)。
いやでもこの後の行程もちゃんと楽しかったですよ。

以下、写真が多いのでたたんであります↓クリックで開きますのでどうぞ☆

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2019-11-01(Fri)

文化財のお医者さんその2。

六本木の泉屋博古館分館で「文化財よ、永遠に」展を見てきました。
先日、東博で見た展示と同時開催の展覧会です。
会期ギリギリに駆け込みましたがそんなに混んでなくて見やすかったです。よかった。

senokuhakuko1.jpg
六本木一丁目駅を出ようとしたらポスターがでかでかと貼ってある自動ドアを発見。
これなら出口を間違えないですね。

senokuhakuko2.jpg
階段を登って登って、博古館に着きました。来るの初めてだよ。

senokuhakuko3.jpg
入口にも大きな垂れ幕が。

館内はロビーを挟んで2つの展示室があって、そんなに作品数も多くなかったし
鑑賞者もほどほどだったのでゆったり見られました。
展示されている作品の隣に修理前・修理後の写真や修理の過程をコマ撮りした写真があり、
説明書きも添えられているので読んでいるとあっという間に時間が過ぎていきました。
展示室そんなに広くないのに気づいたら2時間近くいた…修復のウラガワンダーランドはおもしろい。

senokuhakuko4.jpg
修理を担当した業者の名前が入っている展示品一覧表なんて初めて見る。
世の中には文化財のお医者さんがたくさんいるのだ。

東博では主に仏像の修復について展示されていましたが、
博古館では主に掛軸や絵巻、油絵などの絵画を中心に展示していました。
栃木県日光山輪王寺の大威徳明王像、修法で使われたために煙と煤で真っ黒になってしまい
横折れもひどかったそうです。修法は絵の前で火も使うからなあ…。
煤を丁寧に取り除き、裏打ちを取って貼りなおして綺麗になったし
絵の裏には1793年に修理したという銘も墨書きされていたことがわかったらしいです。
個人蔵の金剛界曼荼羅図も修理前は横折れがひどく、絵の具が浮いて、亀裂も入っていたそうです。
解体して裏打ち紙を取り換えて、カラフルな色彩を取り戻しています。
また、1534年・1623年・1755年・1834年にそれぞれ修理をした墨書き銘も裏に貼られていて
(それぞれ織田信長が生まれて徳川家光が将軍になってオスカル様が生まれて近藤勇が生まれた年だ)
100年ごとに修理する原則が守られてきたみたい。
でもその銘の紙が折れの原因になっていたそうなので、剥がして別装にしたのだそうな。
山梨県大聖寺の釈迦三尊十六善神像は、織田信長の部下で武田攻めに参加した中川清秀が
戦闘の際に大聖寺の不動明王に助けられて生き延びたという話が伝わっており、
子の秀成が奉納したものだそうです。
掛軸は大切に保管され、1748年に子孫の久貞が修理を行っていますが
そのときに表面の欠損が目立たないように暗い色の裏打ち紙を貼ったらしく、
今回の修理でそれを変更したところ、本来の明るい色彩になったそうです。
子孫が大切に守り伝えてきたものですけど、必ずしも作品にとって良いかどうかは
年月が経たないとわからないのだな…技術の進歩ってすごいね。

1364年から神奈川県称名寺に伝来している十二神将像の掛軸たち。
十二神将は掛軸1枚や巻物にまとめて描かれるパターンが多いのですが
称名寺のは1掛軸に1神将で12幅セットという、なかなか珍しい作品のようです。
まず神将が真ん中に描かれ、女神・天女・童子・男神が周りに描かれ、
上に本地仏と七曜星が描かれているデザインが12幅すべてに統一されています。
1852年に光明院周海による、1929年に古社寺保存法による修理が行われた記録があるそうです。
裏打ち紙が江戸時代に多用されたものだったため、新しく取り換えたところ
色がよく見えるようになったそうな。
大倉集古館所蔵の十六羅漢像も、掛軸にそれぞれ羅漢たちが描かれているものですが
線描が中心で色数が少ないものと極彩色のものがあり、
いくつかは制作時期が異なるのではないかと考えられているそうです。
経年劣化による画面の損傷がひどく、彩色も剥落していたので
旧補絹を取って、新しく貼るものは本来の色と合わせるために古色を使って仕上げてあるとか。

中世の絵巻物。
永青文庫の長谷雄草紙は長年の巻きによる折り癖がひどかったのと
巻物自体の折れがあちこちに見られたようで貼り替えられています。
物語のクライマックスで女性が水になって消えてしまうというドラマチックなシーンの折れの様子が
写真で紹介されていましたけどあれはグロかった…展示品は美しく修復されていて感動しました。
埼玉県慈光寺の法華経一品経は歪みがひどかったそうですが、本紙が薄いので解体は見送って
カビと汚れを除去し、剥落止めと折れ伏せをほどこして補強しています。
同じく慈光寺の無量義経は、天地に金銀箔を散らした豪華な作品なのですが
その金属の腐食が原因で補強紙がバランスを崩し大きな折れが生じてしまったらしい。
解体修理に踏み切り、彩色の剥落を止める液体を塗ったそうです。
金銀…昔の人もキラキラしてたら綺麗だよねって思ってつけただけだと思うんですよね…。
それが後世に腐食するなんて考えなかったろうし、
そもそもこの巻物を数百年も先の未来まで残すつもりがあったかどうかも、今となってはわかりません。
もし未来に伝える気持ちがあったとしても
その作品がいつどんな風に傷むかなんてなかなか想像つかないだろうしなあ…色々考えてしまう。

中国の絵画や水墨画など。
山口県の菊屋家住宅保存会に伝わる草虫図は元時代の掛軸で、牡丹と蝶のおめでたい絵ですが
折れがひどいうえに絵の具が粉状化し、さらに表装の紙の向きが間違ってついていたので
表装を取り外して裏打ち紙の向きを正方向にしたそうです。
修理の際に裏彩色がされていたこともわかり、牡丹には白が塗られていたみたい。
博古館所蔵の水月観音像は高麗時代の宮廷画家が描いた作品で
修理前の調査でスキャンしたところ裏彩色の痕跡が見つかったのだそうな。
なのでその彩色を見せるために効果的かつ彩色を損なわないような肌裏紙を選んで貼りなおしたそうです。
永青文庫の富士美保清見寺図は雪舟の筆と伝えられてきたようですが
今は模本である可能性の方が高いらしい。
横折れや亀裂がひどく、本紙が薄くて、でも表装に使われた糊が濃くてガッチリくっついてるので
解体はしないで裏打ちを強くしたそうです。
過去の人は、大きな絵だから壊れないようにと糊をしっかりつけたのかな…。
よかれとやったことが年月が経つと資料の負担になっていくことも多いのだよね。

近世の作品。
神奈川県東慶寺の葡萄蒔絵螺鈿聖餅箱(キリスト教でパン(キリストの肉にあたる)を収める箱)は
表面の漆が汚れてくすんだのと、紫外線による劣化で螺鈿の剥落がみられたので
接着して元通りにされています。
蓋にイエスズ会の紋章があって、大文字アルファベットの大胆なデザインでおもしろい。
練馬区立美術館の比叡山真景図は池大雅が友人の三上孝軒と比叡山に行って描いた絵で
三上孝軒の詩を書き入れて後日本人に贈っています。
(隅っこに「擬李営丘筆意」と書いてあるのでオリジナルは李営丘のようですね)
過去の修理で折れ伏せのために目印につけた墨が長い年月を経てにじんでしまい、
表面の絵にまで浸透して大きなシミを作ってしまったらしい。
裏打ち紙は取り換えたけど、表面のところは本紙に影響が出るため何もせず残したそうです。
アルカンシェーン美術財団の淀川両岸図巻は円山応挙が応挙と名乗る前に制作したもので
京都から大阪まで川下りをする景色が描かれています。
巻物の真ん中に川を描き、上下の天地際に陸地を描いていますが
上の建物や人々は正位置で描かれているのに対し、下の建物や人々は逆向き(鏡写し)になってる。
欠損や剥落、絵の具の浮きやシミがあったので汚れを除去したそうです。
増上寺の五百羅漢図の100幅セットは狩野一信による作品で
一信が没するまでの10年間は一信が96幅描いて、残り4幅は妻の妙安と弟子が仕上げたものです。
すべてに裏彩色がほどこされたうえに裏箔まであったみたいで
(たとえば月に貼られた裏箔は絹目を通すと発光して見えるという仕掛けまである)、
相当な技術と時間とお金をかけて制作されたであろうことが考えられます。
折れや絵の具の欠損、肌裏紙の剥離、過去の修理で欠損部に当てられた補強の影響まであって
今はすべて修復され美しい彩色を見ることができますが
1幅1幅が大きいうえに絵の具の数も多いから職人さんたち大変だったろうな修理…。

近代の絵画。
東大大学院工学系研究科所蔵の曾川幸彦「弓術之図」は木炭とコンテで描かれた作品で
第2回内国勧業博覧会にも出品されたもの。
洋紙が悪化して折れや破れを生じ、継ぎ目が汚れ、さらに未表装でまくりのままだったので
とにかく劣化がひどかった模様。
食パンを粉砕して画面に置いて、ハケで撫でながら汚れを除去して
同じサイズの吸取紙に水を含ませて吸わせることで汚れを取る方法がとられたそうです。
また修理後に額装したとき、補強を大きくして四隅にマットをつけたのは
後世の修理もやりやすくするためだとか。
黒川古文化研究所の赤松麟「土佐堀川」は堀川の景色を見下ろしたアングルで描いていて
印象派のような雲や霧が全体的にかかっていて光を感じる絵でした。
もともと絵の具の剥落を隠すための過度な加筆がほどこされていたのと
阪神大震災で落下したのとでヘコミや折れが生じてしまい、
汚れを除去して欠損部を補強し、水彩絵の具で補彩もしてあるそうです。
1917年発表の作品ですがキャンバスには1913年の書き込みもあり、再利用ではないかと考えられてもいます。
櫻谷文庫の木島櫻谷「かりくら」は3人の騎馬武者がススキ野原を駆ける様子を描いた作品で
未表装のため裏打ちがなく、シワや破れ、まくり、巻き癖つきと大変な状態になっていたので
吸水によるクリーニングをかけ、紙全体を伸ばしてゆがみを戻して、掛軸に表装したそうです。
修理の際の調査では、光に透かし見ると絵の具を乗せた順番も確認できるので
制作の過程が見えるのだそうな。


当たり前っちゃ当たり前ですけど、作品が一点ものであるなら修理も修復も様々で
ひとつとして同じ作業はないのだな…。
ひとつひとつの事例を調査して、そのとき必要な修理をほどこしていくんですね。
どんな作品も必ず劣化します。それらをどうやって長く伝えていくか知恵をしぼってきた人たちの歴史を
少しですが垣間見ることができてとても勉強になった。
博古館のロビーには国内の他にイギリス、ドイツ、イタリア、ポーランド、アメリカ、
中国、ベトナム、パキスタン、ミャンマー、アフガニスタン、シリア、ウクライナ、エジプトなど
様々な海外助成対象文化財を紹介したパネルもありました。
過去にボストン美術館展で見た英一蝶の涅槃図も住友財団が助成してたんだ…!
あれも修復の様子が展示の際に紹介されていましたよね。


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帰りの地下鉄の駅で見かけた広告。古今東西の文化ごちゃまぜで楽しい。
真ん中の電車は新幹線なのか特急列車なのかわかりませんが、緑色なのがE5っぽいのと
形がE7っぽいのでデザインした人は東日本の新幹線がお好きなのかな^^

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2019-10-28(Mon)

秋の味覚。

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くらづくりの9月の和菓子。名月。

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別の日に買った夕焼け小焼け、重陽花。
くらづくりのお店は、基本的にはその月のお菓子をすべて用意してくださっているけど
タイミングが悪いと完売していることもあるので出直したりします。
(お茶会に使ったりする人たちがワーッと買っていくイベントが不定期に発生するらしい)
和菓子は生もので日持ちしないし手作りでもあるので、量産が難しいのだよね。
たくさん作って売れ残ってももったいないしねえ…食品販売のお仕事ってほんとに大変だ…。

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今月のくらづくり。秋景色、収穫祭、りんどう。
秋も深まると色鮮やかなお菓子が増えてきます。楽しい☆

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花扇のハロウィンと栗ひろい。

そういえば余談ですが、花扇の御主人はすごくいい方でたまに強引なのですが
先日お店に行って台風の話になったんですけど「大変だったね!これ持ってきな!」って
塩あんびんを無料で包んでくれてお店の自販機で午後茶まで買ってくださってしまいました。。
ご、ご馳走様でした…!あわ、あわ。
花扇は荒川から遠いけど、心配っちゃ心配だったのでお尋ねしたら
お店もご自宅も特に何事もなかったそうです。よかったよかった。

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食べマスリラックマ、今年は被り物でした!かわいい☆
つぶらな瞳でこちらを見上げられると食べにくいです…食べますけど。

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職場でもらった青柳総本家さんの外郎。甘すぎず柔らかくておいしかったです。
あ~~~名古屋の本店に行きたいっ!

名古屋といえば。
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新宿高島屋の地下食品売り場でやってた和菓子イベントに行って来たんですよ!
名古屋の和菓子屋さんで働く若旦那さんたちが新宿にいらっしゃって
名古屋の和菓子をお手売りしてくださるイベントです。

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目玉はこれ。
名古屋といえばあんトースト!ということで各店の餡子を持ってきて量り売りしてくれたり
お客さんの注文でその場でトーストに挟んでくださったりします。

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せっかくなので作っていただくことにしました~わーい☆
備え付けのオーブンで食パンを軽く焼いて4つに切って、4種類の餡子を挟んでくれました。

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若旦那さんたちは全員、袖に黄色で「758(なごや)」と刺繍をした黒のポロシャツ姿で
お客さんがひっきりなしで皆さん忙しそうでしたが誠実に対応してくださり、とても素敵な時間でした。
こ、これがオールブラックスか…!などとメタ的なことを考えてしまったりした←

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きよめ餅総本家さんの五輪薯蕷、桔梗園さんのハロウィン、亀屋芳広さんの栗ひろい、
如月さんのブルーベリー畑と、お店で作っていただいたあんトースト。

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ほ~ら名古屋の和菓子だよ~。
最近は彼に名古屋のお菓子をご提供する楽しみを見出してしまって、散財がやばい。

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ほ~らあんトーストだよ~。
こし餡とつぶ餡の食べ比べもあったけどせっかくなのでセレクトで作っていただきました。
20種類の餡子の中から如月さんのいちご餡、きよめ餅総本家さんのチョコ餡、
亀屋芳広さんのミルクバター餡、亀広良さんの白小豆粒餡を選びました。
軽くレンチンしていただいたらパンの香ばしさと餡子の甘さのコラボが最高でした。
また食べたい!あんトースト!!

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銘菓百選で北陸のお菓子もゲット。金沢の加賀紅茶だいすきです。
最近は紅茶を使った和菓子が出てくるようになって、楽しい。

追記にシンカリオンな日々です。↓

more...

theme : スイーツ
genre : グルメ

2019-10-24(Thu)

文化財のお医者さん。

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前回記事に書いた正倉院の世界展の後、
同じく東博の本館にて開催中の「文化財よ、永遠に」展を見てきました。
住友文化財団の文化財修復事業助成30周年を記念して
東博・泉屋博古館(六本木・京都)・九博の4館で同時期に開催されている展覧会です。
京都と九博はちょっと行けないけど六本木の展示は行きます、日曜日までだから急がねば~。

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入口にあったパネルには展示されている作品の所在地と(結構、全国的だった)、
"修理"と"修復"の違いについて解説されていました。
修理も修復も、壊れたり傷んだりしたものを直して元の状態に戻すことを指しますが
個々の処置を"修理"というのに対し、環境保全なども含めた事業全体を"修復"と言っているそうです。
そうなんだ…いつもキャプションをぼんやり読んでるだけだから気づかなかった、勉強になりました。

今回の4館同時期開催では、各館それぞれで展示するテーマがある程度決まっていて
東博では仏像修復について展示しています。
伝統技術と最新科学により近年修理された約30点の仏像の展示と、
展示品のキャプションに修理前・修理後の画像や解説が掲載されているのでとてもわかりやすい。
修復について学習できるのと同時に
各地で地域の人々により大切に守られてきた仏像がたくさんあることも知ることができます。

まずは被災文化財から。
岩手県正音寺の七仏薬師如来立像7体(薬師如来と脇尊たち)は12世紀頃の制作で、
東日本大震災の揺れで転倒してしまったものです。
破損した部分を修理し、後世にほどこされた彩色を除去し、手足や光背を作り直したそうです。
福島県杉阿弥陀堂の阿弥陀如来坐像も東日本大震災で被災し修理されています。
お顔がふっくらしてかわいらしい、11世紀の仏像です。
同じく福島県楞嚴寺の釈迦如来坐像および迦葉立像・阿難立像の3体も
震災で頭部が傾いてしまったそうですが、2年かけて元通りに修理されています。
同じく福島県龍門寺の虚空蔵菩薩坐像は14世紀頃の小さな仏像で
震災のときに安置されていた壇上から落下してしまい、部品が飛び散り粉々になってしまったそうです。
キャプションに当時の写真がありましたがとても直視できませんでした…悲惨すぎる。
部材を接合して元に戻したとキャプションにあるように
展示されている同像は一度粉々になったとは思えないほどきちんと修復されていました。
一見しただけではかつて壊れたようにはとても見えない…プロの仕事はすごいな…!
石川県遍照寺の十一面観音菩薩立像は能登半島地震で被災していて
一木造だからバラバラにならずに済んだのかしら…こちらも綺麗な仏像でした。
頭の飾りが金ピカに輝いていて新しく見えましたが最近つけられたのかな。

経年劣化による調査と修復。
長野県不動寺の不動明王立像は木を強化し、補って自立できるようになったそうです。
千葉県福秀寺薬王院の薬師如来立像は修復の際の調査により像内に銘文があるとわかり、
1219年頃の制作であると判明しています。
埼玉県保寧寺の阿弥陀如来坐像および両脇侍立像は宗慶(運慶の兄弟弟子)による作品で
完成が1196年9月28日であることも発注者が四方田弘綱(武蔵国児玉郡の武士)であることも
調査した際に像内にあった銘文からわかったそうです。
神奈川県寶金剛寺の不動明王および二童子立像は像内に経巻18巻・文書・水晶五輪塔が入っていて
それらは1309年に納められて彩色もほどこされたとのこと。
像の表面を見ると髪や衣の一部に色が残っていて、当時の色なのかなァとロマンが広がります。
茨城県真壁町山口地区の虚空蔵菩薩坐像はX線で診断しながら部材を解体修理し、
後世の彩色を除去したところ下から当時の金箔が出てきたそうです。スゲー!
愛知県財賀寺の宝冠阿弥陀如来坐像は継ぎ目のゆるみを漆で埋めて
後世に補われた木は取り除いて、必要な部分の木を補う形で綺麗に整えられていました。
山形県向居薬師堂の薬師如来坐像も後世の彩色と和紙を除去し、虫や菌による破損を修復しています。
福井県髙成寺の千手観音菩薩立像は一度すべての腕を本体から解体して組み直し、
後世にほどこされた不適切な彩色を取り除き、表面の木目がそのまま見えるようになっています。
また、修復で本来の状態がわかったこともあり国の重要文化財にも指定されたそうです。スゲー!!
滋賀県西明寺の日光菩薩・月光菩薩立像は虫食いがひどかったので燻製され、
漆の剥落止めをして、木を補って虫損部を強化し、不適切な部材を元に戻すなどの修理をして
すべての作業を終えるのに4年かかったそうです。スゲーー!!!

仏像以外の修復品もありました。
三重県一色町能楽保存会(伊勢神宮に奉仕する系統)の能面の小面、小尉、山姥、大喝食の4点。
能面は写されることで新しいものが制作されますが、その際古い傷や剥落まで写す場合があるので
修復するときはそれらをうっかり消してしまわないように気を付けるそうです。
そんなところにまで神経使うんですね修復という作業は…気が遠くなりそう。
和歌山・熊野那智大社の家都御子大神坐像、天忍穂耳尊坐像は
虫や菌によって一度はスポンジみたいにスカスカになってしまったらしく、
合成樹脂で補ったそうです。
スポンジみたいな木って何度か見たことありますが、木として見てる分には自然現象ですが
作品がああなってしまった状態を想像するとゾッとします。
木として自然のなかにある木は好きだし朽ちるのはさみしいけど、
作品として神社や博物館にある木が朽ちるのはそれとは別の感情を覚えます。失われるのはいやだ。

最後に展示されていたベトナム国立博物館蔵の阿弥陀如来立像は、元々は東博が購入したもので
1944年のフランス極東学院と東博の文化財交換で陶磁器や刀の鍔などと一緒にヨーロッパに渡り、
その後は戦争もあって長いこと所在不明になっていたそうです。
6年前に九博の調査でベトナム博物館所蔵の同像がその可能性が高いとわかり、
修復の際に調査したところ東博が1902年に購入したラベルが発見されて確定したので
今回、76年ぶりに日本へやってきたとのことでした。
様々な事情から、制作された国ではなく別の国に渡っている美術品はたくさんあるけど
この仏像もそのひとつなんですね。
ちなみにその文化財交換でフランスからやってきたクメール彫刻は
今も東博の東洋館に展示されています。

2019tohaku_39.jpg
というわけで、東洋館へ。
地下1階にあるクメール彫刻の展示室のパネルに、フランスとの文化財交換について書いてありました。

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交換された彫刻どれだろう~?とひとつひとつ回ってみたけどキャプションのどれにも書いてなくて、
おかしいな見落としたかな、もう1回まわってみようかなと思ったところで
「あ、この展示室の全部か!」と気づきました。(遅)
さっきの里帰り仏像が1軀だったからクメール彫刻もてっきり1つなのかと思いこんでいました…よくない…。
(ちなみに来日したのはクメール彫刻のほかに金属工芸品などもあるそうだ)
フランスからはるばる、もっと言うとたぶんフランス領だった頃のカンボジアから来たんだなあと思うと
この彫刻たちがたどってきた数奇な道について考えずにはいられない。
文化と歴史をいっぺんに見られる展示室なのですな、ここは。

この後は本館に戻って常設展示を鑑賞しました。
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竹内久一「執金剛神立像」の後ろ姿(笑)。
シカゴ万博に出品された作品ですが、なぜ後ろ姿を載せたのかというと
衣に引っ張られてる邪鬼ちゃんが気の毒だったから。
台座にされて踏まれるのも気の毒ですけど引っ張られるのもやっぱり気の毒だなあ。
執金剛神はとてもかっこいい像ですが後ろではこんなことになってます、という話。

2019tohaku_42.jpg
古田織部が制作した竹茶杓。
真ん中がきゅっと曲がっている(蟻腰というらしい)のが特徴です。
櫂先も結構曲がってるしな…いかにも織部が好みそうな造形です。

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池玉瀾「蘭図扇面」。
紅い花のまわりにそよぐように描かれている葉、細筆で書かれた短歌が雅です。

2019tohaku_44.jpg
鈴木春信「かわらけ投げ」。
雲がきめ出しになって凸っと出ているから錦絵初期の作品かもしれません。

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京都・浄瑠璃寺旧蔵の十二神将立像(戌神)。
過去に運慶展でも見た仏像だ!(慶派、とくに運慶の系統と考えられているのです)
戌神はこの遠くを見張るようなポーズがかっこいいんですよね。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2019-10-20(Sun)

シルクロードの行き着くところ。

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東博で開催中の「正倉院の世界-皇室がまもり伝えた美」展を見てきました。
東大寺の正倉院宝物と法隆寺献納宝物(それぞれ光明皇后と孝謙天皇が奉納した聖武天皇の遺品)が
揃って紹介されている展覧会です。

東博でも過去に何度か正倉院宝物を見る機会はありましたが
展覧会の一部に数点、展示されているというパターンが多くて
まとまって宝物を見るならやっぱり秋の奈良博かな!などと思っていたのですが、
今回は平成館の特別展示室がまるっと正倉院宝物・法隆寺献納宝物で埋まっています!
東博で最後に正倉院の展覧会が開催されたのは1981年だそうですから
それ以来の特別展ということです。ヒエェ…わたし生まれてないよ…gkbr
貴重な機会を作ってくださった関係者の皆様に感謝します。感謝します。

入口で迎えてくれるのは正倉海老錠。
正倉院は歴史上、何度か開封され宝物の点検が行われていまして
今回展示されていたのは1833年の開封の際に新調された、宝物を守る扉の鍵です。
3つの部品に分けて展示されていて、棒状・筒状・くの字に曲がったバネつき金具の3点。
使い方は筒状の金具に棒状の鍵を差し込んで、中で開いているバネを閉じて開錠するそうです。
部品を組み合わせたときの形が海老に似ていることから海老鍵と呼ばれています。
(余談ですがこの鍵、トップに展示されている割には通り過ぎる人が多くて
中には「なんだ鍵か」と去って行く人もいてちょっともったいないなと思った。186年前の鍵ですよ…)
そうして、普段は鍵をかけられた扉の向こうにある宝物たち、
さて最初に何を見られるのかなと進んでみたら、展示してあったのは大きな古櫃!
東大寺阿弥陀堂で使用されていたという同品には承和7年(840年)11月23日の墨書きがあって
たっ…篁が…帰ってきた年っ…!って震えました。。
そうか小野篁が京都に戻ってきた頃に存在していた櫃ですか…そうですか…(しょっぱなから膝から崩れ落ちそう)。

正倉院文書のひとつ、東大寺献物帳(国家珍宝帳)。
756年6月21日付で光明皇后が聖武天皇の遺品を東大寺に奉納した際の目録で、
現在、正倉院に納められている宝物が記述されているものですね。
とても状態のいい文書で、過去に奈良博の正倉院展で一部分だけ開いて展示されているのを見ましたが
今回は長~~~い展示ケースに全文公開されていて
端から端まで宝物の名前や特徴や奉納した人々の名前が細かい字でびっしり書かれています。やべー!
これ大きさ計ったら何メートルくらいあるんだろ…経巻かと思うほどのすさまじい長さでしたよ…。
つまりそれだけの量が当時の正倉院に奉納されたわけですね。
これだけたくさんあるとそれぞれがどういう経緯で奉納されるに至ったのかがとても気になる。
隣には法隆寺献物帳(756年7月8日付)もありました。
孝謙天皇が父の聖武天皇の遺品を法隆寺に献納した際の目録でした。こちらは数点なので短かった。
日名子文書は奈良時代にあった東大寺写経所の様子を記した文書で
担当部署や仕事の進捗などが書かれています。
田辺、茨田、大伴、池田、大原など人名もいろいろ見られる。
仏説宝雨経は740年に光明皇后の発願で写経された一切経のひとつで
官立の写経所で書かれたことがわかっているそうです。

平螺鈿背円鏡が美しい☆
花々や鳥たちが螺鈿で描かれ、夜光貝や琥珀、トルコ石なども埋め込まれている贅沢な品です。
使うための鏡じゃなさそう…飾って楽しむための贈り物っぽい感じがしました。
鏡ということだけど裏面(鏡面)はどうなってるんだろ…伏せられていたのでわかりませんでした。
直刀(無名)は刀身だけが保存されていたもので、近代に天皇が正倉院から出した際に拵えが作られて
拵えには波と龍の装飾がされたので「水龍剣」の別名もついているそうです。
出しちゃったうえに拵えまで作っちゃったというのがもう、頭を抱えたくなる案件ですが
今となってはそれも歴史の一部なので、何ともかんとも。
鳥毛帖成文書屛風は屏風に揮毫した文字に鳥の羽を埋め込んだもので
雉や山鳥の羽が使われているそうです。
正倉院宝物に鳥毛立女屏風というのがあるけど、当時は鳥の羽を美術品に使うのが流行していたんでしょうか。
あと碁石。撥鏤碁子。小さいスペースに気合いの入った鴨のカラー絵。ただただ悶えるかわいさ。
碁石というと現代は白黒のイメージですが、正倉院宝物は赤と黒なんですね。
使われた跡はあまりないみたいですが、とても素敵な品なので使うのも緊張しそう。

正倉院には布の残欠もたくさんありまして、当時の形が残っているものや
すでにボロボロになってしまっているものまでたくさん展示してありました。
七条織成樹皮色袈裟残欠は国家珍宝帳の冒頭にも記された袈裟で、聖武天皇の遺品です。
名前にもある織成という特殊な織法で制作されているそうです。
雲に乗った菩薩が大きな麻布にのびのびと描かれとてもユニークな墨画仏像は
墨に迷いがないので一気呵成に描き上げたような印象がありました。
下書きの跡がないけど一発描きなのかな…一発描きできる人ほんと尊敬する…。
樹下鳳凰双羊文白綾はアジアンテイストの樹の下に鳳凰と対のヤギが刺繍されているもので
机やテーブルに敷いていたのではないかとのこと。下敷き…?ランチョンマット…?(ちょっと違うか)
他にも、緑地花鳥獣文錦幡足垂端飾残欠にはライオンがいるし、
展示品に描かれたり刺繍されたりしている鳥獣や植物はどれもオリエントなデザインで
海を越えてやってきたのかな、それとも渡来系の職人がデザインしたのかな…などとロマンが広がります。
黄地花葉文夾纈平絹などはあまりに損傷がひどくガラス板に挟まれた状態で展示されていて痛々しかった。
今後修理されるそうです。

黄熟香(蘭奢待)、本物を初めて見ましたけど大きさが想像以上でした。
両手を広げて計ってみたら目測で1メートルくらいあったよ…!
香木というと小さいイメージがあるのでパッと見た瞬間「でかっ」て声に出すところでした。
東南アジアのどこかから海を越えてやってきた香木なんですよね、
植物の種類としてはジンチョウゲ科ではないかと推測されているそうです。
信長や尊氏が切り取ったということで有名ですが、
記録に残っていないだけで何度も切り取られた跡があるそうです。
ガラスケースの向こう側なので香りを楽しめないのが残念でした…!香木なのに。
(ちなみに東大寺の字を含んだ蘭奢待という別名がついたのは室町時代だそうだ)
隣には黄熟香を入れるために制作された元禄期収納箱があって
徳川綱吉が1693年8月7日に開封・調査を行った際に寄進したものだと、箱の蓋に裏書がしてありました。
みんな大好きかよ蘭奢待。この箱も移り香とかでいい香りがするのかなあ。
白石火舎はまあるい火鉢を5匹のライオンが足になって支えているデザインでユニークだし
まあるい銀薫炉も鳳凰や獅子が透かし彫りでデザインされていて美しかったです。
模造品も隣に展示されていてギラギラと輝いていました。
なんというかあの、手鞠の中に鈴が入って音がするやつあるじゃないですか、あれみたいに見えました。

第二会場に入ると螺鈿紫檀五絃琵琶がピンスポ展示で迎えてくれました!
展示ケースが360度ガラス張りになっていて、表も裏も側面の螺鈿まで
色んな角度から見ることができるので必見です。わたしは5周しました。ぐるぐるぐるぐるぐる。
だって10年以上焦がれてやっと会えたんだもの!!
大学時代にたまたま取った選択科目の講義で初めてこの琵琶の存在を知って
(夢枕獏の陰陽師から今昔物語集の玄象の話になって、その流れで五弦琵琶の話が出た)、
こんなにすばらしいものがこの世にはあるのかと落雷のごとき戦慄を覚えてから
何とかしてこの琵琶に会いたいとずっと思ってきたんです。
一級品のためなかなか展示されず、展示されたとしてもタイミングが合わなくて行けなかったりして
でもようやく会えましたよワッショイ!!!
(正倉院展の存在を知ったのもその講義だし、
正倉院宝物は一度展示されると保護のため10年は展示されないと知ったのもその講義でした。
担当してくれた教授どうしてるかな。今は別の大学に移ったみたいだけどお元気だろうか)
国家珍宝帳記載の宝物で、その美しさから正倉院といえばこの琵琶みたいな代名詞になるくらい有名で
今や世界にひとつしかないともいわれる五弦琵琶~~~!
背面に螺鈿で描かれた宝相華や含綬鳥、飛雲がエキゾチックだし
胴に同じく螺鈿で描かれたラクダと人物、熱帯樹に国際色を感じます。
インド起源と言われる五弦琵琶で、唐式の制作で、残されている場所が日本。インターナショナル宝物。
過去に何度も修復がほどこされているので、制作当時のままってわけじゃないんですけど
たくさんの人の手を経てこうして今まで残されてきてわたしたちが鑑賞できることへの圧倒的感謝。
近くには今年に完成した模造品も展示されていて、
会場には琵琶を奏でた音色もBGMとして流れていました。
専門家の方が五弦譜から推定した壱越調・黄鐘調の音色を再現しているそうです。
昔の音色って残ってないから再現する人も難しかったろうな…。
現在の研究から推定できる「おそらくこういう音」を導きだしていると思いますが
どんな音が正解なのかは誰にもわからないからね。
撥もありまして、真っ赤な地に白線で鳥が描かれている紅牙撥鏤撥は
端の赤色が少し剥がれていることから使用感が認められるそうです。
誰かが実際に使ったんですね。誰でしょうね。ドキドキします☆
伎楽面もありまして、正倉院と法隆寺献物の酔胡王をそれぞれ鑑賞できまして
隣に2004年に復元された模造品の酔胡王も展示されていました。
顔が真っ赤に塗られていて、隣の宝物と見比べると経年でこうなるんだなあという過程がわかります。

瑠璃壺の色鮮やかな青がとても美しい~~西アジアのどこかからやってきたそうです。
青いガラス皿も同じく西アジアの出身、瑠璃壺よりも透き通ったブルー。
黄銅柄香炉は手持ちの部分に獅子の重しがついていてエキゾチックだし
黄銅合子は蓋に相輪がついていて百万塔陀羅尼のよう。
佐波理水瓶は注ぎ口が胡人の顔の形をしていて、頭の栓を抜くと水が出るタイプの瓶。
白石鎮子の表面には唐式デザインの青龍と朱雀が刻まれていて
2匹のバトルが表現されています。
隣に展示されていた動物闘争文帯飾板もそうですが、
当時のアジアでは動物を戦わせるデザインモチーフ(スキタイ文化などによくあるやつ)が流行していたらしい。

宝物を守るための技術と歴史。
東大寺正蔵院天平御道具図は元禄の開封の際に正倉院に納められた道具類を絵にして記録したもので
宝物のスケッチの周りに大きさや素材、キズありなど特徴が書きこまれていました。
碁盤のスケッチに「吉備大臣将来碁盤」と書いてあってまっ…真備…!って震えた(本日2回目)。
正倉院天保四年御開封図は、天保の修理の際に
正倉院の扉を開けて宝物を取り出した際の儀式の様子を描いたもの。
正倉院の周りに束帯姿や袈裟姿の人々がたくさん並んで描かれていました。奉行やお坊さんかな。
壬申検査関連資料の社寺宝物図集は69の拓本(螺鈿紫檀五絃琵琶のもあった)で宝物を写した資料で
正倉院の前で関係者たちを撮影した写真も展示されていました。
正倉院御物修理図は職人さんたちが宝物を修理する様子を絵巻物に描いたもので
剣や巻物を東京で修理する人々が生き生きと描かれています。みなさん笑顔で楽しそう。
甘竹簫(細長い竹を横に組み合わせた楽器)はかつて修理がほどこされた宝物で、
当時は12管と思われていたそうですが
1965年にこの楽器の外側についていたと思しき帯が見つかり12管ではなく18管ではないかとなり、
現在は18管を並べた楽器として復元模型も制作されています。
宝物は修理と同時に調査も行われますから、こういうことがよく起こるんだよね。
だから歴史研究は常に最新の結果を確認しておく必要があるわけですね。
でも今の調査も正しいかどうかは誰にもわからないわけで…正しいことを見つけるのって難しい。

最後にあった「塵芥」の展示。
正倉院の中にあった描絵や麻布、冠の残欠、ビーズ、刺繍糸、金属の破片などが小さな透明ケースに納められていました。
つまり奈良時代の塵。今となってはめっちゃ貴重なゴミですね。
しかもこれら、使い道がないというわけでは決してなくて
この中からひとつひとつ破片をすくいあげて、素材や模様を手掛かりに復元された宝物もあるそうなのです。
ゴミだからと捨ててはいけないのだ…その破片が宝物のどれかのピースかもしれないのだ…。
何より展示品一覧表にもしっかり「正倉院宝物 塵芥」と書いてありましたからね!
奈良博の正倉院展でも残欠(鳥とか花とかある程度形が残っていてポキッて折れただろう部品みたいなの)はあったけど
もはや元の形が何だったかわからないレベルまで細かくなってしまったものは展示されたことあるんですかね。

そしてここからは写真撮影可能ゾーン(フラッシュ×)。
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塵芥の向かい側に再現されている正倉院南倉の原寸大展示ー!
塵芥の展示にため息をついて振り返ったとたんこの校倉作りの建物が目に飛び込んできて
何事!??ってなりました。

2019tohaku_30.jpg
東大寺にある本物の建物は遠くからしか見学できないけど、それでも大きいと思うくらいですけど
再現とはいえこんなに近くでスケールを感じられるのはおもしろいです。
こんなに大きかったんだ。

2019tohaku_31.jpg
海老鍵もついてる。
最初の展示室に江戸時代の本物が展示されていましたが、そのうちのひとつですね。
実際にロックされている状態はこんな感じなんだ。

2019tohaku_32.jpg
南倉再現の下には中倉の原寸再現も。

2019tohaku_33.jpg
こちらにも江戸時代の海老鍵がついています。
レプリカではなく本物をつけてくれるのすごいよね。展示だけどリアリティあるよね。

2019tohaku_34.jpg
さっきグルグル回って見てきた、螺鈿紫檀五絃琵琶の模造品。1899年の制作です。
柱の間の装飾がなかったり文様にも異なる部分はあるものの、
原品をなるべく忠実に再現しようと試みています。
あと螺鈿の部分は原品のほうがくっきりしてる。

2019tohaku_35.jpg
原品は360度方向から見られましたが、模造品は後ろに回れませんでした。ぐぬぬ。
これが横から撮影する精いっぱい。

2019tohaku_36.jpg
螺鈿紫檀阮咸の模造品(1899年)もありました。(原品の展示はありません)
模造品とはいえ写真に撮れるのが本当にうれしい。

奈良博の正倉院展は毎年やってるから「正倉院がどんなものかみんなもう知ってるよね」的な感じがあるけど
今回の東博の展示は有名な宝物や宝物に関する歴史に焦点を当てていて
「正倉院てこういうものだよ!」と、改めて紹介されたような感じがしました。
シルクロードを伝いアジアからここまでもたらされたもの、あるいはそれらをお手本に制作されたものが
持ち主の供養のためにお寺に奉納されて、度重なる災害や平家の焼討ちや松永久秀の戦にも耐え抜いて
(出蔵したまま戻されず行方不明なものも多いし壊れたものを修復した事例も多いので
国家珍宝帳が最初に書かれた頃の目録と現在の中味が一致してるわけではないにしても)、
現代まで大切に守り伝えられてきたものが過ごしてきた途方もない時間。
それらの品々がこの国の歴史にどれだけの影響を与えたことか。
文化や歴史を学ぶたびに感じることですが
この国の成り立ちにはそうしたアジアとの交流が強く影響していると思います。
法隆寺の仏像が渡来系仏師によるものだったり正倉院宝物に唐や新羅、ペルシャ伝来のものがあったり。
また展示品の中に麻布やガラス製品などの日用品があふれていることも印象深いです。
宝物が宝物でなかった時代の、ありふれた品として市場で取引されていたであろう時代で
日常生活の中で人々が求めたものや交流のために制作された一級品などを見ていると
そうした歴史の息吹を理念ではなくかつて実存したものとしてひしひしと感じる。
人間の物づくりの理由って大まかな部分は変わってないなァ…衣食住と、誰かへのプレゼント。

この後、本館で開催中の「文化財よ、永遠に」展も見てきたのですが
長くなりますので次回記事にて書きたいと思います。


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皆様いつもありがとうございます☆

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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2019-10-16(Wed)

風速40m。

各所で報道されていますが、先日の台風の影響が思ったよりすごかったので
備忘録として記録しとこうと思います。

台風接近で公共交通機関が不通になることが事前に報道されていたため、
職場の休業も決まっていたので当日は自宅にいました。
母親は実家の祖母をひとりにしておけないと朝から出かけて不在で、
父親は地区の役員なので避難所開設のため朝から出かけて不在で、
家にいたのはわたしと弟と猫2匹。
朝からスマホに入ってきた大雨警報の大音量アラートで強制的に起こされ、
テレビのニュースをつけっぱなしにしたまま着替えたりごはん食べたりブログ書いたりしていました。
天気予報や気象庁の会見で大雨による川の増水はぼんやりと想像していましたが
スマホの警報がいっこうに鳴りやまないので(隣町の警報もなぜか入ってきていた)、
一時帰宅してきた父と話をして「念のため車を避難させておこう」ということになり、
近所の避難所に車を置いて歩いて家まで帰りました。

そこからが大忙しでした。
過去にも大雨や台風で家の前の道が川のようになったことは何度かあったし、
水が来たとしても庭まででそれ以上入ってくることはなかったのですが
2階からふと外を見たら既に家の周りが溜池のようになっていて
「えっ」てリアルに声出ました。。
いつの間にか近所を流れている川があふれて、用水路が追いつかなくて逆流して
家の周りまで水がヒタヒタと来ていたみたいです。
しかもこの時点で台風はあと数時間は居座る予報…。
弟に声をかけて一緒に外を確認して、これ逃げた方がいいよねってことになり
家電など濡れて困るものを2階に持って行って、バッグに1日分の食料と貴重品をつめて
電気のブレーカーを落として裏庭から家を出て避難所まで歩いて行きました。
(風がすごいので傘はささずに合羽を着て長靴穿いていきました。
あとバッグは防水じゃないので大きなビニール袋でつつんでいった)

逃げる前にもう一度家の周りをチラっと確認してみたら、水は庭まで入り込んでいて
母屋より低い位置にある車庫と物置は半分水没していました。
頼むから床下床上まで来るなー!と祈りながら逃げました。人間は無力だ。

避難所になっている建物は地域の集会所みたいなところで、レイアウトは知っているので
プライバシーもプライベート空間もないだろうなと予想してましたけど、
行ってみたらやっぱりなかったですね。。
部屋は何となく男女別に分かれていて、毛布と座布団があって雑魚寝状態。
雨風で濡れた衣服や合羽を乾かすためでしょうか、ストーブも出してありました。
役所の人が受付にいて、名前と住所書いてくださいって言われたので記入して
あとは避難してきた人たちとおしゃべりしながら情報交換したりお菓子食べたりして
スマホとタブレットを充電しながらずっと台風情報を見てました。
時々、男の人たちが2~3人一組で歩いて外に出かけて、家にいる人に避難を呼びかけたり
周囲の様子を見に行ったりしていました。

以下は今後のための避難所メモです。
避難所にあったもの:
電気・水道・ガス・男女別トイレ・座布団・毛布・電気ポット・スリッパ
避難所に持っていったもの:
貴重品・常備薬・食料・マイボトル・ラジオ・ティッシュ・スマホ・タブレット・充電器・懐中電灯・タオル・ブランケット・ゴミ袋
持ってくればよかったと思ったもの:
口マスク・耳栓・アイマスク
避難が長期化する場合に持って行ったほうがいいと思ったもの:
数日分の食料・歯ブラシ・ラップ・体ふきシート・生理用ナプキン・タコ足もしくは延長コード・文庫本やゲーム機などの娯楽品

台風は夜には過ぎ去ってしまい、雨も風も止んで、静かになったねえと言っていた頃に
近所のおじさんたちが水がだいぶ引いたよ~と教えてくれたので弟と一緒に帰宅しました。
(水は避難所までは来ませんでしたので車も無事でした)
家の前はヘドロがすごかったけど、水はすっかり引いていたので玄関から家に入れましたし
水は母屋までは来なかったようで床下も床上も何ともありませんでした。よかったー!
お風呂を沸かして入ってベッドに直行して泥のように寝ました。つかれた。

翌日。
弟と一緒に車庫のシャッターをあけて「見なかったことにしたいね…」などとつぶやきながら
写真をいっぱい撮りました。
罹災証明を出すときや保険会社に相談する際に写真が必要と聞いていたので…。
半分水につかった車庫と物置の中は物が散乱してぐっちゃぐちゃだったので
必要なものと捨てるものを分けながら庭に出して(というかほぼ災害ごみとして捨てましたけど)、
午前中は2人で、避難所クローズに立ち会った父が帰宅してからは3人でひたすら作業。
父のスマホには各所から電話がかかってきてましたが、そのうち1本は知り合いの人だったみたいで
「大変なの?じゃあ行くよ!」と言ってくださった男性2人(not被災者)が午後から来てくださって
想像以上に作業がスムーズに進みました。
お茶とお菓子でも、と申し上げたのですが「他の友達のとこも行くから」と風のように去っていかれた…。
本当にありがとうございました。お蔭で我が家の車庫も家族のメンタルもだいぶ救われました。
かっこいいとはああいうことだ。
夕方には母も帰宅してきたので4人で暗くなるまで作業。
祖母宅も無事で、あとで連絡した親戚の家も友人たちもひととおり無事でした。何より。

片付けは連休中に済んだので現在は家族ともども日常生活を送っていますが
ご近所は床上浸水したり車が水没したり玄関先に流木(!)があったお宅もありますし
農家さんも収穫したばかりの稲が流されたり畑が水没したりして大変なことになっています。。
街のほうも川から水が来た場所があるみたいだし川沿いの道路が陥没したりしてるし…。
報道される各地の状況についてはコメントできません。何も言えない。何を言ったらいいかわからない。

nekowoshimae2.jpg
君たちもがんばりましたね。
避難するときに弟とさんざん相談したのが「猫さまを連れて行くかどうか」でした。
地域の避難所はペットOKというのは確認してあったのですが、動物苦手な人やアレルギーの人もいるだろうし
避難所のキャパを考えるとペットと飼い主のためのスペースはないと思ったし
犬は飼ったことないのでわからないけど猫は環境が変わると極端にストレスを感じてしまう生き物だし
そもそもうちの猫さまは高齢で長時間の避難所滞在は体力的にもメンタル的にも耐えられそうにないので
やっぱり連れていけないよね、という結論に至りました。
1階はともかく2階までは水来ないよね…と思って
(そもそもうちの2階が水没したらうちの地域どころかたぶん地球全体が終わってる)、
2階に猫さまのごはんとトイレを置いてドアを閉めて、屋根も窓も飛びませんようにと祈りながら家を出まして
避難所にいる間も大丈夫かなァ…と気が気ではなかったです。
帰宅して2階の部屋を開けたら娘にゃんこは「ニャーン」と迎えてくれて、母にゃんこはベッドでぐっすりでした。
よくがんばりました。えらかったね。ごめんなさい。次はどうするかもうちょっと考えておきますね。


本日のお絵かき↓
shinkali84.png※クリックで大きくなります
Pray for Hokuriku Shinkansen。

theme : 伝えたいこと・残しておきたいこと
genre : 日記

2019-10-12(Sat)

第2073回「最近身の回りであった、ちょっとクスッと笑ってしまったこと」

こんにちは!FC2トラックバックテーマ担当の一之瀬です
今日のテーマは「最近身の回りであった、ちょっとクスッと笑ってしまったこと」です
皆さん自動販売機で売っている駅のホームで売っている缶のコーンポタージュがありますよね?飲んだことはありますか...
FC2 トラックバックテーマ:「最近身の回りであった、ちょっとクスッと笑ってしまったこと」


startrainchoko1.jpg
クスッどころか「わーい!」と売り場で大喜びしてしまったお菓子。
バンダイのスタートレインチョコです。
パッケージはE5・E7・N700A・ドクターイエローの4種類。
裏に「スタトレニュース」と題してそれぞれの車両の裏話とか書いてあっておもしろかった。

startrainchoko2.jpg
中味は上記の4種類とシークレット2種の計6種類で、ランダムと聞いていましたが
最初に買った4本を開けたら4本中3本がパッケージと中味が一致しましたよ、すごいな!?
イエローからはシークレットのリニアさんが出てきました。同じ東海さん所属ですね。

startrainchoko3.jpg
その後買ったイエローから出てきたイエローとシークレットの0系先輩!
これで全部そろいました☆
4種のパッケージで中味6種類だからそんなに難しくないガチャでしたね。
というか、パッケージがビニールだから触れば形がわかるしね(笑)。(イエローはそれで当てた)

startrainchoko4.jpg
スタートレインチョコのイエローと、スピードGO(ソーダ味キャンディ入り)のイエローと
シンカリオンドクターイエロー運転士の3ショット。
イエローがいっぱいで楽しいです。楽しいです☆


yukimichokora.jpg
ぬいぐるみちゃんたちとは一緒に色んなものを食べています。
最近発売された雪見だいふくコクのショコラ味がやばくてめっちゃ食ってる…!
気に入りすぎて買い物行くたびに買っています。チョコレートアイスよきかな。

ebibusho2.jpg
お土産でもらった桂新堂の「名古屋三英傑 海老武将」から、織田信長としゃちほこ。
海老せんべいの表面に織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の3人と
名古屋城のしゃちほこがプリントされているものです。
ゆるキャラ化したノブ様めっちゃかわいくて、もらったときはクスクス笑ってしまった。(記事タイトル回収)

ebibusho1.jpg
リュウジさん23話で信長の話してたよね!九鬼水軍と鉄鋼船のやつ。
というわけで一緒にパチリです。
空手のお稽古のために色んな戦法や合戦を調べてるって言ってたから
名古屋の歴史人とか合戦とかも調べてるんだろうなきっと…戦国時代とか詳しそう。



nekowoshimae.jpg
台風が近づいているので家族ともども自宅引きこもり中です。
動物と暮らしている人たちを中心に #犬をしまえ #猫をしまえ ハッシュタグが出ていますね、
外飼いの人たちみんな動物おうちにしまおうな…犬小屋もしまおうな…。
埼玉各地も避難情報出てますけど近所の避難所もそのエリアに入ってるし、うちには猫さまもいるので
自宅が浸水しない可能性に賭けることにしました。
家中の電化製品のコンセントを引っこ抜いて濡れたら困るものは上の階に持っていって
(シンカリオン円盤とかシンカリオン円盤とか)、
家中の懐中電灯とペンライトを集めて洗濯してお米炊いてお湯沸かしてPCスマホも充電したので
あとは停電になりませんように、屋根や窓飛びませんようにと祈るしかない。
いざという時はペットボトルとおにぎりとラジオとPCスマホとバックアップHD持って上の階に逃げます…。
みなさまも充分お気をつけて。

追記にシンカリオンな日々です。↓

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theme : お菓子
genre : グルメ

2019-10-07(Mon)

熊本・阿蘇・門司港と新幹線の旅その3。

九州旅行3日目です。2日目はこちら
今回は熊本城と門司港に行きますよ~シンカリオンロケ地巡りもやるよ!

kumamoto9.jpg
朝ごはん。今日も移動が長いのでしっかり食べます。

朝ごはんの後はレンタカーで熊本市に向けてしゅっぱ~つ。
阿蘇~熊本間は鉄道だけでなく道路も通行止めになっている場所が今もありますが
最近になって別のルートが開通したのでそちらの道を通っていきました。
少しずつ復興が進んでいるんですね。
というか、阿蘇市内はほとんど車がいなかったんですけど
熊本市内の渋滞がすごくてほんとに着くのか大丈夫かって心配になるレベルでした…。
ナビが渋滞回避の道とか案内してくれたので無事に着けましたけど。
kumamotojo_1.jpg
阿蘇から1時間半!熊本城二の丸駐車場に着きました。
(最近のナビは目的地周辺でフェードアウトせずに
駐車場に案内してくれてから案内終了するからとても助かります。ありがとう)

kumamotojo_2.jpg
地震の影響と復旧工事のため廓内は現在もほとんどが立ち入り禁止。
唯一大天守が近くで見られる加藤神社へ向かいます。

kumamotojo_3.jpg
歩きながら本丸方面を見ると宇土櫓と大天守が見えた。

以下、写真が多いのでたたんであります↓クリックで開きますのでどうぞ☆

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genre : 旅行

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プロフィール

ゆさ

Author:ゆさ
飼い猫に熱烈な愛をそそぐ本の蟲
歴史やアートも溺愛中
*twitterにも出没なう。→こちら

にゃんこたちの紹介文です↓
ぽちっとクリックしてご覧ニャされ。

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