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2019_08
22
(Thu)23:56

やっぱり空飛ぶ東海道中。

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歌舞伎座で八月納涼歌舞伎第二部を観てきました☆
今年もチケットは激戦で、発売と同時に完売してしまい戻りチケットをひたすら待つ日々。
仕事の合間にチェックしてもなかなかタイミングが合わなくて戻ってきても秒で埋まってしまって
「んぐおおおあああああ」と頭を抱える毎日でしたよ…今回もほんとよくゲットできたよ…。
「戻ってる!取らなきゃ!」って確保して申し込み完了ボタン押してメール来るまでめっちゃ緊張しましたもん。
みんなすごいな…どうやってチェックしてるんだろう…裏ワザがあるなら教えてくらはい。

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演目はこちら!
3年前2年前去年に引き続き「東海道中膝栗毛」の4作目を鑑賞します。
去年で終わりと思われていたやじきたが今年もやると聞いたときはすごくうれしかったし
どうせまたバカ騒ぎをやってくれるんだろうなとワクワクしながら行きました。

気になったのは副題がないこと。
1作目からずっとラスベガスとか謎解きとか再び伊勢参りとか副題があったのに今回はシンプルにタイトルのみ。
あらすじも一切公開されていなかったのも気になりました。何をするつもりなのかな。ワクワク。

2019kabukiza14.jpg
開場まで木挽町広場をウロウロ。
6月に見かけた撮影スポットを探したのですが見つからなくて、あれ?と思っていたら
別の場所でお店になっているのを発見。
実際に使われていると雰囲気が出ていて、楽しい。

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第一部の「闇梅百物語」にちなんで妖怪グッズを販売するイベント「大怪展DE歌舞伎座」が開催中でした。
根付やがま口、ぬいぐるみなど小物が中心で大きさも様々。
可動盆栽は歌舞伎座のお舞台を意識した松の仕様になっていてかわいかった。

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今日はここから観劇。
花道は遠いけどお舞台が近くて通路も近い。楽しみ。

2019kabukiza17.jpg
鳥屋も毎回撮影してしまう。
1作目はラスト、2作目は冒頭、3作目はラストで天使とともに飛んで行ったやじきたが
今回はどんな風に飛んでいくのかも楽しみでした。
こんなに宙乗りが楽しみな演目もなかなかないです。

以下、ネタバレを含む長文感想です↓クリックで開きますのでどうぞ☆

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2019_08
17
(Sat)23:56

怖いもの見たさその2。

お盆でした。
今年は祖父を初めて迎えるので、母は実家に行きっぱなしで
家のことは父がテキパキとやっていまして、わたしは仕事もあったので補助しかできませんでしたが
親戚の人々も話のわかる人たちばかりなので特に問題もなくスムーズでした。
全国の本家のみなさん今年もお疲れさまでした。帰省なさるみなさんも暑い中お疲れさまでした。
ここ数年は猛暑と豪雨が当たり前の夏になりつつあって、気温計が30℃とかだと
「ああ、今日は涼しいですね」と思ってしまう程度には感覚が麻痺してきている…。
昔は30℃超えたら暑い暑いって言ってたのにね。
熱中症も明日は我が身です…太陽もお盆の間くらいはお休みすればいいのに。。

時期が時期なので戦争や災害の話題が多いですが、
式典や登山に参加される方々が皆さん喪服を着てらっしゃるのを見ているだけで暑くなってしまう…。
みなさま本当に体調にはお気をつけて…。
特に70年前の戦争を体験していらっしゃる方々はご高齢ばかりなので
ご家族だけでなく周囲の支援が不可欠だと思います。
税金はこういうところに使ってほしいんだけどな…当時の文書や記録の保存事業にもな。


ところでお盆の合間に放送されていた「声優×怪談」、見ました。
声優さんが怪談の短編を、または長編の一部を朗読する番組です。
朗読作品は江戸時代のお話から現代小説・マンガまで様々で
基本的に後味が悪い内容が多くて攻めてたと思う…。
第一夜が「赤の怪談」で復讐がメイン、第二夜は「黒の怪談」で幽霊のお話が中心で
声優さんの音声を流すだけではなく朗読する様子をカメラで映してくれて、
テレビらしく実写や水墨画やマンガのコマを映すなど映像の演出もあっておもしろかったです。
朗読なさる声優さんはどなたも著名な方ばかりで
シンジくんやミサトさん、シャアや夏目くん、アズサちゃんやおシャショの怪談語りが聞けるとかなんて贅沢なお盆!
もともと怖い話は苦手なので聞いてて気分は最悪なんですが耳はしあわせすぎるという、
どっちを考えたらいいのかわからないまま見ていました。
大好きな人たちの声でも怖いものは怖い。。

あと、ひとりで見てるとだんだん怖くなって、背後に何かいないかと不安になってしまうので
猫さまに隣にいていただきました。
kaidanniwaneko.jpg
怖くなったら猫さまの顔を見る。
何度か過去記事にも書いていることですが、これ怪談が苦手な人にとってもオススメです。

朗読されるのは怪談なので何を聞いても怖いんですが、特に叫び声と悲鳴の演技が怖すぎる!
個人的にすごかったのは緒方恵美さんの演技です…なんちゅう怖さを演じてくださるんですか。。
「自殺ですね?」の主人公といじめっ子と死役所職員の演じ分けが完璧すぎるし
「元カノ」で彼女役と彼氏役を同時にやってまったく違和感がなかったのもすごかった。
竹達さんと緒方さんの「108人目の卒業生」でも緒方さんの少女声を久々に聴けて耳がしあわせ、
竹達さんの学生さんは年相応って感じでリアリティがありました。
三石琴乃さんと桑島法子さんの「青い目の人形」も怖い怖い、人形ものは総じておっかないんだってば!
声は超絶かわいい姉妹ですが結末までほんとドキドキしました…。
池田秀一さんの「轢いた女」や「最期の夢」はシャアが怪談話してるみたいで最初ちょっと笑ってしまった、
内容は怖かったんですけどね!
池田さんヴォイスの女性声やチャラ男の声を堪能できるとかこんな贅沢な番組他にはないぞ…!
神谷浩史さんの「呪怨」もうえだゆうじさんの「リング」も一部の朗読だけなのにあの怖さはなんですか、
特に神谷さんの声がガラッと変わるところで背筋がゾクーっとなって精神が大変でした。。
夫と妻と青年と先生とナレーション全部演じ分けてたのもすごいよ…。
声色と演技に底知れぬ怖さを感じた三石さんの「佐賀の化け猫」、
猫神さま日和』でも読んだ、血をなめる化け猫の話は怖くてやがて切ない物語。
お着物で朗読されていたのがものすごく雰囲気ありました…あと猫の鳴き声が抜群にうまい。
(三石さんがニャ~オと鳴いたとたん、わたしの隣にいた猫さまが耳をぴくっと動かしましたよ)

個人的に一番よかったのが、うえださんと神谷さんの「菊花の約」。
上田秋成の『雨月物語』に収録されている義理の兄弟のお話です。(元ネタは中国の古典)
旧暦9月9日(重陽の節句)の播磨国。出雲へ出かけていた兄が戻ったので懐かしく昔話をする兄弟。
ふと弟が違和感を覚えて尋ねると、実は兄は亡くなっていたことがわかります。
菊の節句に会おうと約束したので、間に合わないからと自分に刀を突き立て、魂になって飛んできたわけでした。
(朗読はかなりの部分がはしょられていて、本来はもっと色々こみいった設定のある物語ですよね)
神谷さんの朗読は若者らしく凛と涼やかで、うえださんの朗読は年長らしく重くしっとりしていて
やさしい兄と素直な弟という雰囲気がとてもよかった。
兄が魂になって戻ってきたと弟が知るシーン、兄に聞かされて悟るところで神谷さんが肩をガクッとさせたり
語ると同時にマイクからスッと体を離したうえださんの動きが、幽霊が闇に紛れて消えていくように見えたりと
普段あまり見ることのない声優さんの表情とかアクションなども拝見できまして。
落語とか講談もですが、幽霊が現れたり消えゆく気配を、言葉ではなく息づかいや仕草で表現されると
耳で聴いているからでしょうか、わたしはいつも切なくなります。
声によって今まで存在を感じていた場所にふっと空間ができて、ああ、居なくなってしまった…とわかる感じ。
それにしても左之助とか化野先生みたいな、うえださんの声と演技は時代劇の雰囲気がよく似合いますなあ。

怪談の怖さもですけど声優さんの技術のすさまじさを再認識した番組でした…。
たぶん怪談の朗読そのものは、声優さんたちは色んなところで何度もやってると思うんだけど
お姿まで拝見しながらの朗読はなかなか聞く機会がないので貴重な時間だったと思います。
再放送の予定は今のところないみたいですが、ぜひ再放送してほしいな。
内容の一部は無料配信されていますので、気になる方はどうぞ。→こちら


追記にシンカリオンな日々です。↓

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2019_08
13
(Tue)23:28

進化する感謝祭その2。

shinkansha8.jpg
イオンシネマ・シアタス調布にて開催された
「超進化研究所がおくる!夏のシンカリオン感謝祭2019」に行ってきました!!!
冬の感謝祭に引き続き参加させていただけて本当にうれしい。
ぬいぐるみちゃんも一緒でしたよ~本当に本当にうれしい。
しかもこの日は、1年前に31話(500 type EVA登場回)が放送された日でもありまして
つまりわたしがシンカリオンと出会ってちょうど1周年の記念日だったんです!
まさかそんな日にイベントに招待していただけるなんて…ありがとうございます。ありがとうございます。

会場が冬よりも狭かったけど、2月以降もファンはどんどん増え続けているので
おそらく申し込みは冬よりはるかに多かったと思われますので
「チケットがご用意できました」のメールが来たときは信じられなくて部屋の中めっちゃぐるぐるしましたし
(顛末は過去記事に書いたので割愛)、
この日を迎えるまで正直まったく実感がなくて、前日になってさえも
「えっ明日ほんとに感謝祭だよね…行くんだよね…??」って思ってたんですけど、
当日の朝起きたとたんにめちゃくちゃ緊張してきてお腹痛くなったりしてました。
イベントが夕方6時半からだったので1日中そわそわしてたようなもんです。
でも終わったらそれも含めて充実した時間でしたからいいのだ。

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今回の撮影スポットその1。
うおおぉてっぱくきっぷのポスターにいたハヤトくんだ~~~かっこいいかっこいい!

shinkansha10.jpg
撮影スポットその2。
大宮組3人です!何度も見ているビジュアルですがテンション上がってるからとにかく写真撮る。
ここ通路の壁なんですが皆さん譲り合って撮影されていました。シンカリオンのファンは話が読める。

shinkansha11.jpg
会場にin!
映画館のスクリーンにでかでかとロゴが映っていて泣きそうになりました。早いよ。
BGMに進化理論とサントラがエンドレスで流れてるし、なんかテレビカメラとか来てたし
周りの人たちみんなシンカリオンの話で盛り上がってるし
ぬいぐるみ連れた人たちもアクキーや缶バッジつけた人たちも
研究所Tシャツ着てる人もツラヌキくんコスの人もいてわくわくが止まりませんでした。
ファンイベントのこういう雰囲気、大好きです。大好きです。

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ご用意していただけた席へ。
チケットの番号でわかってはいたけど、思いっきり前方の席で
実際に座ってみるとステージがめっちゃ近くて
イベントが始まったら声優さんたちのお顔がバリッバリ見えて呼吸困難になりそうでした。
なんでこんないい席当たったんだろう…!有難い。ありがとうございます。

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ぬいぐるみリュウジさんとねんどろミクさんに先に座ってもらいました☆
イベントの間はずっと膝に乗せていました。
ねんどろミクさんのご紹介はまた後日、改めて。

席について気づいたのですが、最前列の左側あたりに座っていた女性が
何だか見覚えのある髪型だなあ…と思っていたらキャラデザのあおのゆかさんでした!
今回はお客さんとしていらっしゃってたみたいですが、イベント中に一瞬だけ登壇される時間があって
そのときに気づきました。
(あと、イベント後に帰宅してハッシュタグを追いかけてて知ったんですけど生朗読の脚本書かれた山下さんと
やっくん役の辻井さんもいらっしゃってたみたいです。うわ~~お姿拝見したかったなあ)
あと、わたしの席の斜め後ろあたりには撮影用カメラが2台設置されて
黒Tシャツにインカムつけたスタッフさんが「OKですか?」「音聞こえますか?」とか
色々とチェックされてる声がめっちゃ聞こえてきてドキドキ。
しかも本番直前に「はい、回しま~す」っていう声までバッチリ聞こえてしまった…!
うわ、うわ、始まるんだ…と、スタッフさんの声で知るという(笑)貴重な経験でした。

レポですが書いていたら前回同様むちゃくちゃ長くなったので仕舞っています。
クリックで開きますのでどうぞ☆↓

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2019_08
08
(Thu)23:53

御朱印とシンカリオンと避暑地の京都旅。

日帰り京都でした!
六道珍皇寺さんの六道まいり限定御朱印と、京都てっぱくのシンカリオン展と
避暑地の正寿院に行きたくて突発で計画。
迫り来る同時多発台風にビクビクしながら夜行バス取りましたけど
早朝に京都駅に着いてバスを降りたら台風の影響でしょうか、思いのほか風が気持ちよくて
「あれっ想像していたより涼しい…」と感動して行動開始しましたが
風が心地よかったのは朝だけで昼間は熱風と化し、日差しの下を2~3分歩くだけで汗だくでした。
何がつらいってバス停でバスを待ってる時間です…日傘とペットボトルがなかったらお陀仏だった。

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3年ぶりの六道まいり。
境内は相変わらず賑やかでした。みなさま暑い中お疲れさまです。
閻魔・篁堂のおふたりの像もいつもは格子の扉の向こうですがこの時期は扉が開いています。
大好きな人たちを近くでお参りできる季節、好きです。

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3年前にお参りしたときは大行列だった迎え鐘、今年はすいていたので突けました。
お賽銭を入れて1回だけ綱を引きます。
(鐘を鳴らした後で気づいたのですが、今年は祖父を初めて迎えるのだった…もう来てるかな)

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みなさまのお名前にどきどき。

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この時期だけ開いている東門。
ハレの日はこういう特別な光景も見ることができます。

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いただいた御朱印と御朱印帳。
江戸時代の京都を描いた「江戸・花洛細見図」の六道珍皇寺の場面を御朱印に、
また御朱印帳のカバーにしたものです。かっこいいー!
今の御朱印帳がいっぱいになったら、次はこちらを使おうかな。

2019kyoto_60.jpg
恒例のSAGANさんで朝ごはん!
エネルギーと水分を摂取して次の目的地へ向かいますよっと。

以下、写真が多いのでたたんであります↓クリックで開きますのでどうぞ☆

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2019_08
04
(Sun)23:57

ジブリの色とポニョとボロと、それから…。

2019ghibli1.jpg
ジブリ美術館に行ってきました。
最近は先着順で取るのも四苦八苦するほどチケットが取りにくくなってますが
7~8月は先行抽選販売をしてくださるとのことで申し込んだら当たったのです☆
8月は短編映画がボロなのでまた見たかったし、企画展「映画を塗る仕事」展も見たかったし。
ありがたや~。

2019ghibli8.jpg
今回のフィルム切符はポニョ。
「ポニョ、そ~すけ、すき~」の場面でした!名シーンではないですか~ありがたや。

2019ghibli11.jpg
「映画を塗る仕事」展は映画の彩色にスポットを当てた展覧会であり、
かつてジブリで色彩設計を担当していた故・保田道世さんのお仕事を紹介する内容でもありました。
キャラクターはもちろん、映画に出てくる建物、食べ物、乗り物、自然描写や水しぶきや月光の色、
物が吹き飛んだ際に飛び散る破片の一粒に至るまで、色指定は細部にわたるんですよね。
すさまじい計算と色彩感覚に裏打ちされた色彩設計の仕事が
当時の設定資料とセル画とパネル解説で紹介されていて、本当に勉強になりました。
(今回の企画展は見て触ってというよりもお勉強的な内容でしたね…)

まずは基本から。
映画は作品ごとに雰囲気が異なるので、キャラクターの色も世界観に合わせて変化します。
明るい魔女宅の彩色。おもひでの引き算の彩色。紅の豚やもののけ姫の原色メインの彩色。
光の当たる部分と影になる部分の色も、キャラクターの立体感を出したり
背景と組み合わせることで状況を表したり(木陰にいるとか)、大きさを対比させたり(神様と人とか)
キャラの心や感情を表現したり(右腕が勝手に動き出してハッと見るアシタカの顔にさす影とか)
影にも様々な役目があります。
それを踏まえて、キャラの「昼間色」「黄昏色」「夕方色」の違いを見ると
色で時間を表現することもできるのだなァと感じられます。
「昼間色」:いつものキャラクターの色。
「黄昏色」:。陽が傾き始めた頃の色。光があたる部分は昼間色と同じで、影のみコントラストを濃くする。
「夕方色」:太陽は沈んだけどまだ辺りは少し明るい頃の色。
光の当たる部分は昼間色よりワントーン明るくして(ただし彩度は低く)、
影は昼間色と同じだけど影の部分を増やして、明るい部分と影の差を少なくする。
差が少なくなることで太陽の光が弱くなったことを表現しているのですね。
今のアニメみたいに撮影で光らせるのではなく、絵の具だけで光を表現しているわけです。
ともすると、陽が沈んだのなら辺りは暗くなるから色は暗くして影も濃くして…みたいな画面作りをしがちだけど
強い光の下では濃い色の影ができて、光がなくなると影も消えるという当たり前の理屈を思い出せました。
真っ暗闇では影どころじゃないもんね…。

セル画に色を塗る仕事も映像で紹介されていて(ナレーションがかぐや姫の朝倉さんでした)、
ヤックルに乗って矢を射るアシタカの線画をカーボンでトレースし、
1枚1枚絵の具で塗っていく様子がダイジェストで上映されていました。
はみ出さず、間違えず、丁寧に手早く塗る作業はいつ見てもホレボレする…
あの映像の人はあの技術の境地に至るまで一体どれだけ修行なさったのだろう…気が遠くなる。
気が遠くなるといえば(?)シシ神の足元に生えては枯れていく草花とか
ハウルのベッドのクッションやアクセサリーなどの色数がもう、多すぎて眩暈がしてきます。
これを1枚1枚全部仕上げていく現場のすさまじさーー!
趣味の絵を1枚仕上げるのにヒィヒィ言ってるわたしと違って、この人たちはお仕事だもんなァ…。
かと思うと、魔女宅クライマックスの群衆シーンはいくつかの色パターンで塗り分けていたり
トトロのトウモロコシ畑は葉の裏表や色の塗り分けで奥行きを表現していたりと
様々な工夫で画面づくりをしていることもわかりました。
すべてを塗り分けることが色指定ではない…深いです。
曇りや雨など、天候によっても色は変わるので
雨の中を飛ぶキキや雨に濡れるアシタカ、雨の中を走るサツキとメイなど
濡れる前濡れた後で色はどう変わるかを表現するのですが
「この物が濡れたらこの色になる」ではなく、あくまで「それらしく塗る」ことを心掛けるのだそうです。
水の色も難しいですな…。
ひといきに水と言っても様々で、水中や水面、深さと浅さ、澄んでいるのか濁っているのかなど
様々に考えることがあるようです。
シシ神の池の深いところまで沈んだアシタカは暗い色彩になっていて、
殴り合い後に浅瀬に倒れ込んだポルコとカーチスはあまり色彩を落とさず鮮やかに、
飛行艇が墜落した海の水面はかき回されたような青い色に、
キキが掃除をした床に人物が鏡のように反転して映るカットは、木目なので暗い色に。
水の周りに、水の下には何があるかで色はここまで違ってくるんですね。
光と影についても。
夜に草壁一家が川の字で眠るカットはあえて布団が明るく塗られています。
(普通は暗闇では布団の色は判別できませんが、あえての色指定)
日光と月光の下でも、千尋とリンさんが縁側でおまんじゅうを食べるシーンでは
外からの満月で2人の姿が明るく照らされていたり
エボシとアシタカが屋根の上で語るときは昼間色よりもワントーン柔らかい色になっています。
ポルコがフィオに過去話をするシーンではランプの光が出てきますが
光源が小さいのでキャラの一部分だけが明るく、影は濃い色に指定されています。
飛行石に照らされるパズーとシータ、ポムじいさんのカットは
飛行石が青い光を放っているので3人の服も青い色に染まっていますが、肌はいつもの昼色でした。
ここもあえての色指定。

過去に保田さんの著書を読んだりドキュメンタリー番組を見たこともあって
改めて彼女の仕事を見せていただいたなぁと思うと同時に
やはり色彩設計の仕事は万物の性質を理解する必要があるのだなぁと改めて思いました。
説明文を読んだり、セル画を見比べたりするのでかなり頭と目を使いましたが
絵を描く人や色彩に興味がある人はものすごく勉強になると思います。
展示は11月までやっていますので興味のある方はぜひに~。
あとこの展示で初めて、俊夫さんの車はスバルだとわかったし
メイちゃんと出会ったばかりの透ける小トトロはエアブラシだと知ることができました。
エアブラシのトトロ!(なんか感動)

2019ghibli2.jpg
2Fのマンマユートから1Fのカフェへ降りていくときに通る屋外の道でいつも見る猫SPたち。
去年も2匹だったけど今年も2匹でした。

2019ghibli3.jpg
テイクアウトスペースにいたポルコ・ロッソの蚊取り豚。夏になると置かれる風物詩です。
だいぶ前の商品ですが今も買えるんだろうか…うちにもあるけど。(うずまき線香がないので使ってないけど)

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10年以上通ってるけど初めて出くわしました!メニューを書いてるところ。
あと、これも初めて見ましたがカフェ入口の隣に飲料水の無料サービスが設置されていて
紙コップも置かれて自由に飲めるようになっていました。
暑い中オープンまで待つのでありがたや。

カフェは11時のオープンですが、開店前にお客さんがどんどん並ぶので
いつも早めに行って並ぶようにしているのですが、
今回も買い物を済ませてから行ったら(10:20くらいだったかな)既に待機用の椅子はいっぱいで
後ろにもどんどん人が増えていたので慌てて最後尾へ。
合間にお水をいただきながら待って、有難いことにギリギリ1巡目で入店できました。
相席OKにすると結構、入れてもらいやすかったりします。
(わたしはおひとり様なのでだいたいカウンターに案内される)

2019ghibli5.jpg
大麦入りのおひさまスープ。
チキンブイヨンに季節の野菜がどっさり入っています。おいしい~☆
ど真ん中の白いかたまりは卵の白身かとおもったらモッツァレラチーズでした!
パンも焼きたてでホカホカしていたので早めにいただきました。外はカリッ、中はモチッ☆

2019ghibli6.jpg
ふしぎ玉を乗せたレアチーズ。
ケーキの上に乗っているのは常温で固まるゼラチンにブルーベリーを閉じ込めたもので
美術館内の階段の手すりなどに入っているふしぎ玉をイメージしているそうです。
見た目も味もひんやりでおいしかった☆

2019ghibli7.jpg
ランチの後は屋上へ。ロボット兵も暑い中お疲れさまです。

館内に戻って、土星座で『毛虫のボロ』を鑑賞しました。
初めて見たのは去年で約1年ぶりの鑑賞ですが、忘れている部分も結構あって楽しかったです。
やっぱり空気のゼリーと夜明けの光の表現がすばらしくてな…。
ボロに当たってキラキラ散るゼリーは柔らかそうだな、触るとひんやりしてそうだな、とか
朝の光も昼間と違って柔らかそうで、少しひんやりしつつも暖かそうだな、とか。
あと今更ですがボロかわいいよね!
モフモフいいながら茎を登って空気食べたり葉っぱ食べたり、糸を器用に使って下へ降りたり
タンポポの花にダイブしてぱあぁぁ…☆ってなったり。かわいい!
ボロが動き回るたびに子どもたちがキャッキャ楽しそうにしていたのが忘れられないです。
そしてエンディングで「声と音 タモリ」と表示されたときの大人たちのどよめきがやっぱり楽しい。

2019ghibli10.jpg
基本的にジブ美には企画展とカフェの季節のメニューを楽しみに来るので
常設展の映画の生まれる場所はだいたいいつも最後になりがちなのですが、
今回もいつものように「よし、じゃあ常設展見て帰りますか」という軽い気持ちで行きまして。
少年の部屋は前に比べて物がどんどん増えてるなあとか
(スタッフさんによると「少年が成長して青年になった」ということらしい)、
美術室の今回の背景画はあの映画が中心かなとか、ジブリブリ相変わらず埋もれてるなァとか
いつものようにさらっと鑑賞して終わると思っていたのです、が。

仕上げ室に展示されているアニメーターの作業机は、いつもは原画が数枚置かれて
誰でもパラパラとめくれるようになっているのですが
今回は何だか人だかりができていて、なんだろうと思って近づいたら
机に座って熱心に絵を描いている男性がいるではないですか。
ん??と思ってその人の手元を見たら、千尋を描いているではないですか!!
え???ってなって、そのとき初めて気づいたのですが
机の上に「アニメーター実演中」「話しかけても大丈夫です」という表示が英語とともに書いてあって
ええと、つまり、この人は本職のアニメーターさん…。

( ゚д゚)……

(つд⊂)ゴシゴシ

(;゚д゚)………!?!?!?!????

あまりにびっくりしてその人と絵を5度見くらいしちゃって、声も出せなかったのですけど
その人も静かに描いていらっしゃったし周りのお客さんも静かに見学していたから
出さなくて本当によかったです。
話しかけていいってことだけど、とてもそんな雰囲気ではなかったので
近くに立っていたスタッフさんにお聞きしてみたら
「夏休み特別企画で5日間だけの実演で、今日は3日目です」とのこと。
割と最近決まったので特に広報もしてないみたいでした。(Twitterにはあったけど)
こういうことってあまりなかったように思ったのでそれも伺ってみたら
「ずっと前に吉田さん(ポニョの美術監督)に来て描いていただいたことはあります。それ以来ですね」とのこと。
なので8/1~5に来た人ラッキーです、幸せです!本職の技術をぜひ見にいってください。
(ていうか吉田さん来てたのかよ~~~知らなかった…見たかった…!)

今回、実演されていた齋藤昌哉さんはおもひでぽろぽろからジブリに参加した方で
今は美術館で働いているそうですが、ジブリにいた頃は主に動画を担当されていたそうです。
おもひでから参加っていうとあれだ、宮崎さんたちが今のスタジオ建てて給料制敷いて
本格的にスタッフの育成を始めた頃ではないですか~!
(それまでのジブリは作品ごとにスタッフを集めて終わると解散する体制だった)
まさにジブリで技術を磨いてきた方だ…すごい…!
とか、そんな風に思ってしまってますます緊張してとても質問とか無理、と思ったのですが
「午前中は子どもたちが色々質問してましたよ~本当、大丈夫ですよ」というスタッフさんに押されて
齋藤さんが3枚ほど描き終わったタイミングで思い切って声をかけてみました。
(質問できなかったのは緊張もあったけど、齋藤さんが絵を描くところをとにかく眺めていたかったっていうのもある)
そのとき齋藤さんが描いていたのは、映画後半でタタリ虫を踏み潰す千尋のカットだったので
「このシーンを描かれた方ですか?」と聞いてみたら「いや、僕ではないです」とのことでした。
作業机にあった動画をトレースしてみました、とのこと。
どうしよう、聞きたいこといっぱいあるけど何聞いたらいいんだろう、でもとにかく何か、と思って
「ジブリには色んな監督がいますけど、皆さんどんな感じですか?」とお聞きしたら
「高畑さんは朝ドラほど理屈っぽくないです。委ねてくれて、OKならそのまま通るし、ダメなら書き直しです。
宮崎さんは明確なビジョンがあってご本人も描く人なので、ダメならご自分で(原画を)直しちゃうタイプです」とおっしゃって
おおおスタッフ目線の監督…高畑さん思ったよりソフトだ…てか朝ドラご覧になってるの…とか
なんかもう色々感慨深すぎて言葉が出なくなっちゃいました。
(ぽんぽこ・もののけで高畑・宮崎両監督の映画に出演された石田ゆり子さんも
アフレコのときの両者の演出の違いを過去に何かの番組で述べていらっしゃったっけ…。
高畑さんはブースの中からの指示出しでソフト、宮崎さんは扉をガラッ!と開けてすぐ近くまで来るらしい)
齋藤さんは他にも「今は業務体制がシステム化されてるから割と静かに描いてて(会話はするけど)、
昔は体制が未完成で手探りだから和気あいあいとやってたみたいですね。朝ドラみたいに」
「3Dアニメとかある時代ですけど、宮崎さんは新作も鉛筆でやってます。ずっとそうだと思います」
などなど、スタジオの今と昔の違いみたいなこともお話くださったり
思いがけず新作のお話も聞けたのでもう、ほんと、すっかり頭がパンパンになってしまいました。
でも「スタッフから見た監督」のイメージをスタッフさんから直接お聞きしたいとずっと思っていたので
叶ってよかったです。
齋藤さん本当に本当にありがとうございました!!

頭がボーっとしたまま展示室を出て、帰路につこうと屋外へ出たとたん猛烈な暑さが襲ってきて
その衝撃かわかりませんが頭がいくらかクリアになったんですが、
「握手してもらうの忘れた」「舘野さんのこと聞き忘れた」「美術館のお仕事で何してるか聞き忘れた」等々、
後になって色々聞きたいこと浮かんでくるのほんと何なん…!
なぜ人間の脳は物事が過ぎた後に突然働きだすのか。ぐぬぬ。
あと齋藤さんが描いてる間ずっと動画撮りてぇ…!って思ってた。
浦沢直樹の漫勉みたいな、アニメーターの手元を撮影した1時間番組のシリーズを誰か作ってください。(他力本願)

2019ghibli9.jpg
マンマユートでゲットしたSOU・SOUコラボのマックロクロスケ足袋ソックス☆
なかなか斬新なデザインです。いつ下ろそうかな~楽しみ^^

しかし…。
・チケットの抽選あたった
・ポニョの名シーンきた
・メニュー書くとこ見られた
・アニメーターの実演見られたうえに質問できた
2019年もまだだいぶ残っているのにこんなに色々連続してしまってわたし大丈夫だろうか、
残り5ヶ月がんばって生きねば。
とりま来週の感謝祭だな…健康に気を付けて冷たいもの食べ過ぎないで、早寝を心がけようと思います。
2019_07
31
(Wed)23:51

食への執念。

kitchennyan1.jpg
台所で作業していると時々ついっと現れる黒い(だがお腹は白い)影。
目がらんらんと輝いています。

kitchennyan2.jpg
「ちょーだいっ」と立ち上がる。
サラダやお味噌汁を作っているときは見向きもしないのに、
お肉やお魚を料理していると音もなく現れて、全身を使ってみょ~んと伸びます。わかりやすい。

kitchennyan3.jpg
手を出すと何かくれるのかと期待に満ちた表情でさらに伸びる。ブレッブレ。

kitchennyan4.jpg
手をつかまえますがそこには何もないのでした。残念。
この後、人間がテーブルについたところで膝に乗っかってきて目をキラキラさせておねだりして
まんまとお魚の骨をせしめたのでした。転んでもただでは起きない。

母にゃんこ様の食への執念は年々すさまじいことになっていて、
特にお魚、中でもお刺身など生魚に対する鼻息がすごい。
台所でお魚を焼いているといつの間にか近くに来て鼻をくんくんさせて
フライパンを持ったまま移動すると後をついてくるし、
グリルで焼いたお魚をお皿に出しているときは足元をぐるぐるまとわりついてくるしで
テンションが本当にやばい。
前に一度、火を止めたばかりのグリルの穴に前足を突っ込んでパニックになったことがあって
(たぶんお魚の匂いがして嗅ごうとしたんだと思います…すさまじい速さで逃げました。相当熱かったんだろうな)
それ以来ガスコンロには近づかないようになりましたが、
焼いたお魚はテーブルに運ばれると知っているのでその後はテーブルの椅子にちょこんと座って
わくわくソワソワしながら待っています。
お魚をねだるのは子猫の頃からそうだったけどここ最近の熱量はハンパないです…
もうおばあちゃん猫なので色々リミッターが外れかけているとみえる。


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「あら?」

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「ねえちょっと、わたしの座る場所とられたわよ」と目で訴えられる。
再放送を見ていたとき、いつも母にゃんこ様が座る座椅子にぬいぐるみとおみくじスイペンを置いておいたら
見終わらないうちに別室で寝ていた母にゃんこ様が起きてきてしまったのでした。
どこかへどかそうかと迷っているうちに、
にゃんこ様の方がぬいぐるみなどおかまいなしに座って丸くなってしまいましたけど。

というわけで、追記にシンカリオンな日々です。↓

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2019_07
27
(Sat)23:55

夏は爽やかでトロピカルでちょっと桃色。

2019furin1.jpg
今年も川越氷川神社の縁結び風鈴を見てきましたよ。
5年目の開催、知名度が上がってきたせいか境内はかなり混んでいて
お参りも行列ができていました。
願い事の札とともに吊るされた風鈴はまことに風情がありますなァ…。
これからも続けて夏の風物詩というか、歴史あるイベントにしていってもらいたいです☆

2019furin2.jpg
風鈴の御朱印が始まっていたのでいただきました。
イベントの間だけ書き置きでいただけるそうです。

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氷川会館のむすびカフェにてイベント限定スイーツの彩り風鈴、
今年は塩ミルク&グレープフルーツ味をいただきました。
すっきりした味わいで爽やかでおいしい☆
過去に桃味をいただいて、他にもメロン・ライチ・パイン・ぶどう・マンゴーなど色んな味があって
制覇できるのはいつになることやら。
あと同じく限定スイーツの水わらび餅も食べに行きたい~!

あと、最近ゲットした和菓子をご紹介します。
tropicalkashi.jpg
菓匠花見のトロピカル和菓子。バナナとパイナップルとキウイです。
バナナは餡子もバナナ味でびっくりしたし、パイナップルのギザギザ感すごいし
キウイの見た目がキウイすぎてすごい。(中味はこし餡でした)

natsuzorakashi.jpg
かんだ和彩の夏空。と、熊谷うちわ祭の和菓子。
夏の空の入道雲に、お祭の人々に配られたうちわ。
うちわ祭は先週で終わってしまったのでお菓子もうないだろうなと思ってたらあったのでうれしい!

momokani.jpg
くらづくり本舗の白桃と海の日。
桃が、めちゃくちゃ、桃です…!絵に描いたような桃。いやすごい。

nagaremomo.jpg
鶴屋吉信と流れ星とみずみずし。
流れ星は七夕のお菓子で、みずみずしは西王母の桃がモチーフとか。

mizufusen.jpg
花扇の水風船。
指でつつくとぷるぷると揺れるので、針とか尖ったものでつついたらパチンと割れてしまいそうな。
(寒天なので割れません)
水に濡れた雰囲気まで再現してしまう職人さんの腕前。すごい。

kumagayaeki.jpg
熊谷駅はラグビーワールドカップの装いになっていました。
駅前のアニメイトに寄ったらたまたま駅がこうなってるのを見かけたのでパチリ。

…なんでアニメイトに寄ったかといいますと。
追記に先週の件について少し。(明るい話ではないです)↓

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2019_07
23
(Tue)23:51

鏡のまこと、脳の嘘。

rittaisakushi1.jpg
明治大学博物館の「見えているのに見えていない!立体錯視の最前線」に行ってきました。
錯視を研究テーマにしている杉原厚吉特任教授のチームによる研究成果の展示です。
ありえないと思われる形の立体は錯視によって作り出すことが可能であり、そのための数式が存在し、
立体を作ることにより新たな錯視の発見につながることを紹介しています。
そして展示は二部屋しかないのにこの内容で入場無料!撮影可!太っ腹すぎる。

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鑑賞者はまず肉眼で展示物を見てから、カメラやスマホを通して錯視の視点を探します。
展示室で「スマホを出していい」と提示されるのがもう、楽しいし、
だまされたくて色んな角度から鑑賞するのも楽しいです。

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不可能モーション立体「反重力2面屋根」。
上から見るだけですと普通の戸建て住宅のように見えますが、屋根に玉が乗っている??

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横から見ると屋根は真っ平。
平らな紙に黒いラインを引き、矢羽根のような形に切って乗せると
↑の写真のように屋根が斜めに見えるのだそうです。

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だまし絵立体「無限階段」。
左が上から見た図、右が横から見た図です。
凸凹なのになぜ上から見ると階段が続いているみたいに見えるんだろう…。
何だかエッシャーの絵を見てるみたいな気分でした。どこからともなくでんぐりでんぐりが歩きに来そうな。

rittaisakushi5.jpg
だまし絵立体「4本の止まり木と四角の輪」。
正面から見ると四角い枠の中を棒が貫いているように見えますが、
上から見ると中央の縦棒から4本の横棒が突きだしているのがわかります。

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パネルで錯視の解説もされていました。
これすごくよく見るやつだな~ミュラー・リヤーの錯視というのか。やっと名前がわかった。

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変身立体「トランプの戯れ」。
手前の物体と鏡に映った物体が異なって見えています。

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横から見るとこんな感じ。
上からは真っ平に見えた表面が実は凸凹になっていて、それを鏡が映すとああなるのですね。
変身立体の条件は筒状であることと、筒の高さが同じになるよう揃えることで
それで脳がエラーを起こして筒の切り口が平面に見えてしまうとのこと。

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高さ反転立体「向きの変わる階段」。
鏡に映すと立体の高さが左右逆に写る現象。

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横から見ると真っ平で、しかもこの角度から見ると左右逆ではなくそのまま映っている。

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透身立体「消える鶏」。
左は上から見て消えてる状態、右は水平に見てちゃんと映っている状態。

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鏡映合成返信立体「コウモリ」。
平らな鏡の上に立体を置き、実物と鏡像が合わさって意味のある形をなすというもの。

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不可能モーション立体「なんでも反発4方向すべり台」。
中央に向けてすべり台が下がっているように見えますが、
横から見ると最も高い位置にあるのは中央であることがわかりました。
トリックアート美術館とかで床に穴の絵が描いてあるみたいなのに通じる気がする、
あれも一種の錯視ですよね。

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軟体立体。
回転させても連続して変形するように見える立体で、鑑賞者が回して体験することができます。

rittaisakushi15.jpg
軟体立体のうち「左を向きたがる鳥」を時計回りに回してみました。
こうして→こうして→こうじゃ。
……………ほんとに回したんだよ!!信じて!!!(滝汗)
証拠に動画を撮りましたので見てください→こちら
回しても回しても鳥が左を向きます。おもしろ~い。
動画の後半を見ていただくとおわかりいただけると思いますが
この立体、両端が鳥の嘴の形をしていて真ん中でひねってあるんです。
なので、角度によっては(特に上から見下ろすと)鳥が左を向いているように見えるんですね。

そんなわけでとても楽しくて、たった二部屋の展示室なのに1時間以上ぐるぐるしてしまった…。
さっさと錯視が見られる立体もあれば、あれこれ角度を変えないと錯視にならない立体もあって
自力で探したり隣の人と一緒に探したりしていると時間はあっという間に過ぎていきます。
何より鑑賞者のおしゃべりが気にならない!それどころじゃないから。。

あと、わたしが見に行った日の夜に放送された嵐にしやがれで松潤さんが杉原教授にお話を聞いていて
「錯視の研究が進めば車の運転などで見間違いが減るかもしれません」というお話を聞いて
なるほどなあと思いました。
本物とは違う形に見えているのに、そうと気づかず思い込みで行動してしまうと
大きな事故につながりかねないしなあ…。
当たり前ですが錯視は魔法でもなんでもなく、科学なんだよなあと思いました。


追記にシンカリオンな日々です。↓

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2019_07
19
(Fri)23:50

ブログ10周年。

ブログを始めて10年が経ちました。

……10年!!!

( д) ゚ ゚

9年目の記事に果たして10年目を迎えられるかどうかと書きましたが迎えてしまった!
ついに二桁に突入してしまった!!
早い。ほんとに早い。わたしワープした??
友達にすすめられて軽い気持ちで始めたのがつい先週のことのようです。
10歳といえば松野家の6つ子とか水木なつみちゃんとかおじゃ魔女どれみちゃんとか
サトシさんカスミさんとか泉光子郎くんとか月山シノブくんとか、おおお…!(☆o☆)
まあでも、思えばこの10年で色んな人やものに出会ったりお別れしたりしたし、
趣味も考え方も変わったところあるし変わらないところもあるし、
そう考えるとあっという間のようで積み重ねてきたものもあるのかな。
そういうのを少しでも文章や創作に出してゆけたらいいなあ。

いつも見に、読みに来てくださってる方々、拍手やコメントくださる方々、ふらりと立ち寄られた方々、
うっかり通りすがっちゃった方々、本当にありがとうございます!!
皆様の存在がプライスレス…☆
今後もマイペースにやってゆく所存ですので、どうぞ末永くよろしくお願いいたします。


10thanniversary.png※クリックで大きくなります
10周年記念絵。
9年目はイラコンキャラを描きましたが、今年は歴史創作キャラに戻ってみました。
10周年なのでこれまでに描いたお話の主人公ズを並べましたよ☆
左から尾形光琳、酒井抱一、俵屋宗達、吉備真備、鈴木春信、紀貫之です。
真備を描いたのがもう9年前とか信じられない…!早いものですね。
(抱一だけお話まだ描けてませんけどね…どうしてもオチがまとまりません…勉強不足ですな…
でもこうして自分に発破をかけておかないと。ブログやめる日までには必ず描きます)
(あとこの6人を描くにあたり過去絵を久々に見て
えっこれ全部アナログでやってんの?って思って原画引っ張り出したら
影も差し色も光の効果も全部アナログでやっててちょっとびっくりしました。
絵描きはたまに過去の自分に負ける時があります。くやしい)

去年からのお絵かき熱はシンカリオンですが、さすが人気ジャンルだけあって結果が早くて
描いて反応いただけるたびに元気をもらっています。
今年はなかなか梅雨が明けず雨の多いジメジメした毎日で洗濯物も乾かなくて憂鬱な気分になりがちですが
RTとかつくだけでパッと晴れやかな気待ちになれる。
支部もいいねで応援してくださるだけでも本当にうれしいし、
ましてお気持ちをコメントで伝えていただけるのは本当に幸せ者だなと思います。
(ただ、人気ジャンル描いてる人あるあるだと思いますがあまりに反応があると
うっかり自分にテクニックがあるのかと錯覚しそうになるのでそこは要注意です…。
そういうときは自分より上手い人の絵を見て「よし、もっと高みを目指そう!」ってしてます)
最近は生きるのがもはや体力気力との闘いになっていて、気合いを入れないと寝てしまう歳なので
たくさん食べて寝てがんばりますよ。
絵が上手くなったかどうかはわかりませんけど、近頃は「描いたことないものに挑むのが楽しい」って思うことが増えて
とてもいい傾向では!?と思ったので突然ですが自分を褒めます。すっご~い。
これからも楽しく創作したい、体調がしっかりしてないとお絵かきもままなりませんからね。
よく寝てよく食べて作業も無理せず~。健康第一です。
(ちなみに↑の絵を描いた後別の紙に2人描きました。えらい。自讃)

記念絵は1週間ほどフリー配布いたします。
もらってくださる方いらっしゃいましたらどうぞお持ち帰りください☆
配布期間は終了しています。

*ブログ内のイラスト記事一覧はこちらです*
2019_07
15
(Mon)23:58

待て、あわてるな。これは孔明の罠だ。

sangokushiten_1.jpg
東博の三国志展に行ってきました☆
「リアル三国志」を合言葉に、後漢から三国の時代について2~3世紀の出土品を中心に紹介する展覧会です。
三国の人々が実際に生きていた当時のものから伝説化・物語化されてゆく後世の創作品などに混じって
川本喜八郎氏の人形、横山光輝氏のマンガ原稿、三國無双の武器まであって
学術からエンタテイメントまで幅広く網羅されていて楽しい内容でした。
ゲームが展示される展覧会は近頃とみに増えていますが、東博もやっとやり始めましたね。

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ちょっと(どころじゃなく)びっくりしたのが全展示品写真撮影OK!!
ついったで情報が流れてきたときマジか、東博が?東博の特別展が!??って3度見くらいしました。
色んな意味で特別な展覧会になってると思います…関係者の皆様に感謝。
わたしは全部じゃなく興味のある展示品だけ撮ってきたけどそれでも200枚以上にはなりましたよ、
以下でご紹介していきます。

展示はいくつかのコーナーに分かれていて、まずは「伝説のなかの三国志」。
記録され、記され、語られていく中で三国の歴史は伝説化されて現代まで伝わっていますが
その様々な文化の形を紹介。
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横山光輝氏の『三国志』漫画原稿がいくつかありました。写真は桃園の誓いの場面。
15年かけて連載された長編漫画の始まりはここからなんですよね。
読んだのずいぶん前なのでほとんど忘れてしまっているな…読み返したい。

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関帝廟壁画(18世紀)。
蜀の関羽はその生き方から、唐の時代には既に神様としての信仰があって
劉備のもとへ行く前には塩を売る仕事をしていたことから民衆には商売の神様としてあがめられ、
関帝廟が各地に作られていますね。(横浜中華街にもあるよね)
写真は関羽が兵書を読んでいる姿を絵にしたもの。

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キービジュアルにもなっている関羽像(15~16世紀)。大きくてかっこいい!
美髭公とも称される関羽、お髭が強調される姿で表現される事例が多いですがこれは割と控えめだそうです。
充分たくわえた風に見えますが…これでお髭控えめなのか…^^;

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孔明出山図(15世紀)。
三顧の礼ののち孔明が山を下りて劉備軍に加わるところを描いています。
基本は水墨で色もそんなになくて、文人画っぽい雰囲気。

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関羽・張飛像(19世紀)。
曹操のもとから戻った関羽に一時は疑いの目を向けるも、その後きちんと謝る張飛。
演義の張飛は猪突猛進キャラですがかわいい部分もあるよね^^

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趙雲像(17~18世紀)。
長坂坡で阿斗(後の劉禅)を抱えて単騎で走り切った故事の彫刻です。
お腹に阿斗様をがっちりホールドしています。風ではためくマントも馬のたてがみも生き生きしてる!

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NHK人形劇三国志の人形があった!川本喜八郎氏の作品です。
写真は曹操・劉備・孫権の3人。こんなに綺麗に保存されているんですね…みんなかっこいいですね。
赤壁後に関羽を見逃す曹操の表情の動きとか、あの人形劇屈指の名シーンだと思ってるんですけど
あれももっかい見たいなあ…。
今回の会場には各人物ゆかりの品や関係品を紹介する冒頭で必ず主要人物の人形が展示されていました。

以下、写真が多いのでたたんであります↓クリックで開きますのでどうぞ。
(追記に紹介した展示品は特に注意書きがない限り1~3世紀の出土品です)

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