
川越八幡宮に行ってきました。
過去に厄除けで来たことがあるお寺ですが、今回の目的はちょっと違います。

こちら。

見てください!
現在、感染症の影響で各地の寺社が手水舎の使用を止めて蓋をしていますが
最近はこうして花を生ける寺社が増えていまして(生花店を支援する取り組みでもあるらしい)、
川越八幡宮さんも夏から始めているのだそうです。
(担当しているのは川越市のディシプーというお店だとか)
八幡宮のインスタを見たら蓮の花だったりヒマワリがあったりとても美しくて
もっと早く知りたかったなあと。
あと、普段の手水舎は柄杓を複数用意して複数人で使用しますが、今はそれもできないので
川越八幡宮ではご覧のとおりに木の樋を置いて一人ずつ使用することができるようになっていて
これなら自然にソーシャルディスタンスが取れるのですね。
本当に大変な毎日だと思いますがこうしてアイディアを出してがんばっている寺社がたくさんあるよね…。

秋なので菊の花が多め。バラもありますね。
赤系でまとめているけど紫がちょっと入ってるんですね、綺麗。

花のない部分に空の青が映っていて素敵だなと思った。

中に何か入ってるかな?と覗いたら透明なビー玉が入っていた。

川越八幡宮は境内のどこかに鳩が8羽いるんですけど、これはその1羽。
以前は入口の触れる位置にいたりしたんですけど、
これはちょっと手を伸ばせない場所にいました。感染症対策でしょうか。
他にも花手水をやっている場所があるので、市内を散策します。

くらづくり本舗一番街店には喫茶「さつまいもCafé」が併設されているのですが
そのお庭で花手水を始めたとSNSで見たので来てみました。

蹲踞にありました。かわいい☆
川越のウラニワフラワー&キッチンさんのお花だそうです。
ちなみに、くらづくりさんにウラニワフラワーさんを紹介したのはこちらのお店だそう。

稲荷小路にある幸すしさん。150年前の創業で江戸前にぎり鮨のお店です。
奥にある大きな楠の木は、木の根元にある本宗稲荷神社の御神木です。
(神社の由緒札を見たらしあわせ稲荷とかHappy shrineとか書いてあってすごかった)
(ちなみに稲荷小路の入口にも「しあわせ稲荷小路(Happy street)」とか書いた看板がある)

こちらは表のお休み処にあった鉢。
確かに、さっきのくらづくりさんの花手水とお花の種類が似ていますね。

幸すしさんの前には湧き水があり、「稲荷の井戸」と呼ばれています。
井戸にも花手水。

田中毅「おかわり」。井戸の隣にあった作品です。
川越在住の田中さんは市内のあちこちに屋外作品が展示されていますが、これもそのひとつ。
お稲荷さんの井戸にあるから狐なのかな。手に持っている器にお花が生けてあります。かわいい。

どんどんいくよ~。川越城の富士見櫓跡にある御嶽神社です。
昔々はお城の櫓があった場所なので神社も高台にあり、階段を登って着きました。

あった!こちらもウラニワフラワーさんのお花だそうです。

100年ほど前に奉納された石造りの手水桶にお花がよく似合う。
お花はこれからも時々交換されるみたいなので、また別の日に行ってみようかな。
川越花手水めぐり、まだあります。締めの最明寺に向かいますよ。

駐車場に着いたら(言い忘れましたがこの日は車で移動していました)、
何だかレインボーな旗がいっぱいありました。
最明寺さんは性的マイノリティの人々のための活動をしているお寺で結婚式もできたりするのだよね。
以下、写真が多いのでたたんであります↓クリックで開きますのでどうぞ☆

まずはこちら、休憩所の真ん中に大きくて立派な鉢がありまして。

うおおお!

かわいい~~~っっ!!+゚+。:.゚(*゚Д゚*).:。+゚ +゚
バラと雛菊とリンゴ、色とりどりで本当にきれい☆

境内の自販機にあった看板。
赤い子と青い子は「さいみょうちゃん」と「さいみょうくん」。お寺の公式キャラクターです。
ご住職によると、2人は髪がとても長いので毎日お手入れを欠かさないそうな。

自販機の隣に社務所があります。こちらにも花手水があるようです。

うおお~~なんかこの時期っぽい飾りつけとともに!

和風ハロウィン的なオーナメント。
担当したAngeliqueさんによると、ハロウィンのペーパーファンをイメージして川越唐桟の織物で作られているそうです。

ハロウィンだけあってお花もカラーも賑やか。かぼちゃも浮いてます。

黒猫も浮いてる!

近くには大きなカボチャも置かれていて、かわいらしい汽車のオーナメントも。
遊び心いっぱいのお寺いいなあ。

入口の山門にも花手水があるということで向かいます。

あったー!リボンがついてる。
10月は乳がん啓発月間なのでピンクリボンをあしらった花手水を置いているそうです。
さっき見た2つはかわいらしかったですが、こちらはとってもエレガントな雰囲気。

紫のカトレア(花言葉「優美な女性」)が中心のデザインで、28日までの展示。
ピンク系統の花を使用して乳がん検診の啓発をしているそうです。

山門には1336年制作の板碑もありました。南北朝時代の始めあたりかな。
中央の梵字はお寺のご本尊である阿弥陀如来をあらわすキリークでその上に光明真言が刻まれ、
こういう例はあまりないので石工の実験作ではないかと考えられているとか。

最明寺にはペット霊園もあるからか、動物の像もありました。
こちらは奉納された鹿の像。

フクロウのベンチもある。

本堂の前にいらしたお地蔵様。
「右手に錫杖を持ち、左手に宝珠を持ったのが本来の姿」と近くの石碑に書いてありました。ほ~。
子どもを抱いているのは水子や小さいまま亡くなった子を救済し解脱へ導く姿だそうな。

というわけで本堂です。寄り道しまくりましたがやっとお参り。。
最明寺は鎌倉幕府5代執権の北条時頼が1262年に創建したお寺で、
暗殺された源頼家の次男である瑶光房(千寿丸)がこの地で貧しい生活を送っていたので
財産を投じてお寺を建てて、瑶光房を別当職に任じたのが始まりだそうです。
ご本尊は阿弥陀如来で、関東百八地蔵菩薩霊場の初番でもあるようです。

本堂階段横の大きな鉢にも花手水があった!
さっきのピンクリボン花手水と同じようにカトレアの花がたくさん入っていました。
ここの花手水は土日限定だそうで、行ったのは土曜日だったのでたまたま見られたのでした。

御朱印。今月限定でピンクリボンがデザインされています。
左上にバラの花も描いてあるから実質、花手水御朱印でもあるわけですな。
今回は5カ所しか回れなかったけど、川越で花手水をする寺社やお店は増えているらしくて
花手水マップを作るとか作らないとか、そういう動きもあるみたいなので
今後も綺麗なお花を見られる機会が増えるのかな。
他のところだと、たとえば京都は今年、花手水御朱印を用意するお寺がいくつかあったので
(わたしも柳谷観音さんに送ってもらいました)各地で増えていくかもしれない、楽しみです☆
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