ゆさな日々

猫・本・歴史・アートなど、その日見たもの考えたことをそこはかとなく書きつくります。つれづれに絵や写真もあり。

Category [本 ] 記事一覧

マンガの記号。

こうの史代さんの『ギガタウン 漫符図譜』を読んでいます。連載が始まった頃に「鳥獣人物戯画の動物たちをモチーフにしたキャラクターたちのマンガ」と聞いてコミックスを楽しみに待っておりまして、いざ買ってみたら想像していたのとは違う内容でしたけど結構、ほのぼのしててかわいかった。全編通して筆で描かれているのも特徴ではないかと。(ぼおるぺん古事記でボールペンを使い倒した後は筆ですか…こうのさんてマンガに対して...

一行のきらめき。

Twitterで「#美しいと思える小説のタイトル」なるハッシュタグがトレンドにあがっててこれだいたい年一回くらいのペースで浮上してくるタグですけど、ずっと眺めていられるので流行るたびに毎回検索しております。「そうそうこんな本あったね」とか「素敵タイトル!読んでみたい」とか「わかりみが強い(真顔)」とか懐かしくなったり知らないタイトルに触れられたりはげどしたり、楽しい。ご自宅の本棚の写真や、つぶやききれなく...

歴史のタテヨコ。

大塚ひかり『女系図でみる驚きの日本史』を読みました。歴史系ブロガーさんやフォロワーさんたちが割と「おもしろい」とおっしゃっているのを見かけたり女系図から歴史をみる研究やそれについてまとめた本てあまり見かけなくて珍しいと思いましたので。読み始めて早速、「平家は滅亡していない」という記述がとびこんできてアッハイそうですね…ということまでは思ったものの(滅亡したのはあくまで清盛の直系の子孫というだけで、...

本の本。

サン・ジョルディの日も世界の本と著作権デーもセルバンテスの命日も過ぎてしまいましたがこども読書週間は5月まで続きますので本を読んでおります☆わたしはもう子どもではないけど子どもの本を読むのは大好きだからこれでいいのだ。(いや、別に普段から読書週間であってもなくても読んでますけど)先日、ジョゼ・ジョルジェ・レトリア&アンドレ・レトリア親子の『もしぼくが本だったら』を読んだのですが「ずっとしまってきた...

Where's Wally, everywhere。

松屋銀座で開催中のウォーリーをさがせ!展に行ってきました。絵本『ウォーリーをさがせ!』が1987年の出版から30周年を迎えた記念の展覧会です。作者マーティン・ハンドフォード氏の絵本の原画をはじめ約150点が来日、入口にあったハンドフォード氏のメッセージによると「世界初公開の絵がほとんど」とのこと!お住まいのイギリスでもあまり展示の機会はないのかしら。(それにしてもメッセージ読んで思ったけどハンドフォード氏...

虫を見るような目で見られたいんだ。

細谷正充『少女マンガ歴史・時代ロマン 決定版全100作ガイド』を読みました。これまでに発表・刊行された膨大な少女マンガやレディスコミックの中から歴史・時代ものをセレクトして100作品を紹介するガイドブックです。過去の名作から現在連載中の作品まで幅広く紹介されてますよー!ちなみにこの100作品のうち、わたしがこの本を読む前に読了していたのは15作品、作品名やあらすじを知っているのは半分程度で、両方とも存じ上げ...

虫愛づる姫君。

ジャクリーン・ケリー『ダーウィンと出会った夏』『ダーウィンと旅して』を読みました。実は初読は去年でして、タイトルに惹かれてパラリとめくったら文字がぎっしり(に見えた)、でも読み始めたらグイグイ引っぱられて止まらなくて夢中で一気に読んでしまって感想もそのとき書いたつもりだったのですが最近、書いていないことに気づいたので書くことにします^^;1899年(続編は1900年)、世紀末のアメリカはテキサスに暮らすキ...

第2333回「最近読んでいる本や好きな本は何ですか?」

こんにちは!FC2トラックバックテーマ担当の神田です今日のテーマは「最近読んでいる本や好きな本は何ですか?」です食欲の秋、運動の秋など○○の秋というフレーズがたくさんありますが、やっぱり「読書の秋」は欠かせません!小学生の頃にはよく「秋の読書月間」とかやっていたなぁと感じます...FC2 トラックバックテーマ:「最近読んでいる本や好きな本は何ですか?」読書の秋ですねえ。最近読んだ本は高楼方子さんの『街角には物...

連れていけるのは生きたい命。

柏葉幸子さんの『涙倉の夢』を読みました。山あいのおばあちゃんの家(屋号:さがえ)にやってきた亜美が「(お仕置きや病気の隔離などで)倉に入れられた人はみんな泣く」ことから涙倉と呼ばれる倉にふと入って数十年前の時代に迷い込んで昔のさがえの様子を目撃するところから物語が動き始めます。(「蔵」ではなく「倉」なのは何か理由があるのかしら…たとえばこういう記事がありますけども)当時温泉宿を経営していたさがえに...

第2282回「雨の日はどのようにテンションを上げますか?」

こんにちは!トラックバックテーマ担当の岡山です。今日のテーマは「雨の日はどのようにテンションを上げますか?」です。梅雨シーズンがやってきましたね。雨の日はなかなかテンションが上がらず困っちゃいますが、私が雨の日にテンションを上げる方法は雨音に紛れて...FC2トラックバックテーマ 第2282回「雨の日はどのようにテンションを上げますか?」「今日は雨か~、じゃあアウトドアはやめて美術館に行こうかな」とか考えま...

Once upon a time in 室町その2。

呉座勇一『応仁の乱』が売れているらしいですね。京都の人がよく「前の戦争」などとおっしゃる11年にもおよぶグダグダな大乱を約300ページというコンパクトな内容にまとめた新書です。室町時代って学校の授業とかでも地味な扱いをされがちですけど(わたしも全然詳しくないけど)たまに少し勉強すると想像以上の出来事や人々が出てきて手におえなくて頭が「えらいこっちゃ」ってなるのであまり手を付けてこなかったのですが、今...

まちがったいろ?そんなものはない。

世田谷美術館のエリック・カール展に行ってきました。アメリカの絵本作家エリック・カールさんの仕事を紹介する展覧会です。絵本の原画はもちろん、カールさんのスケッチや習作や画材、影響を受けた作家の作品などもあってカールさんの人生とお仕事をたどれる内容になっていました。入口にカールさん(御年87歳!)からのビデオメッセージが上映されていて白いお鬚もじゃもじゃの、気さくそうな青い目のおじいさまが「日本のみなさ...

熊蜂の飛行。

恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』を読んで、久々に音楽、特にピアノ曲が聴きたくなって部屋中のCDとか動画サイトで音源を漁りまくっていたゆさです、こんばんは。(この記事も聴きながら書いています)同書は浜松市のピアノコンクールを舞台に、4人の主人公と彼らをとりまく人々の心の動きがピアニストたちの演奏とともに描かれていく小説です。あちこちで話題になってますしわたしの周辺でも好意的な感想が多かったので楽しみで、パッ...

食卓に珈琲の匂い流れ。

『茨木のり子の献立帖』を読んでいます。作家のおやつとか画家の食卓みたいな本がありますが、あんな感じの本で茨木さんが生前に書き残したレシピノートから再現した料理写真と台所実測図や日常の写真、日記の一部などから彼女が普段の生活の中でご家族やご友人と何を食べていたかが紹介されています。茨木さんに限りませんがこういう本読むと「ああこの人、ほんとに生きて生活してたんだなあ」というごく当たり前のことをしみじみ...

図書室と5つの物語。

『ぐるぐるの図書室』を読みました。まはら三桃さん、菅野雪虫さん、濱野京子さん、廣嶋玲子さん、工藤純子さんの5人の作家さんたちがデビュー10周年記念に書きおろした放課後の学校図書室が舞台のリレー短編集です。皆さま2006年にデビューされたので「2006年組」と呼ばれているそう。工藤純子さんは読んだことないけど、他の作家さんはずいぶん前から読んでた気がしていて去年で10年だったと聞いて「おおっそんなに経つ…い...

ニャンコ先生と和物づくし。

池袋西武ギャラリーの夏目友人帳大原画展に行ってきました☆連載10周年を記念して2013年に開催されて以来(リブロ池袋があった頃だなァ)3年ぶりに今度はアニメ5期放送記念の開催です。原作者緑川さんのカラー原画や直筆原稿、無数のニャンコ先生グッズ、アニメの設定画やアフレコ台本や声優さんたちからのメッセージほか読者投票があったり夏目とニャンコ先生(神谷さんと和彦さん)による音声ガイドも聞けるよー。会場の様子→こ...

ライブラリー・トランスフォーム。

今年も雪見だいふくの季節がやってきたので買いに行きまして新作のクリーミースイートポテト味が濃厚すぎてお茶が欲しくなったゆさです、こんばんは。ほんとにスイートポテトの味がしたよ!箱入りの苺ソースのチーズケーキ味も食べたら濃厚でおいしかったのでもう一箱買ってくるか検討中…あれ2個入りとか出してくれませんかね。今年の雪見だいふくは濃厚路線でいくようですな、来年は何味が出てくるかな。今年も図書館総合展に出...

長い時間と波、そしてあっという間の先の、解放。

左右社の『〆切本』を読みました。夏目漱石から現代作家までによる、〆切に関する随筆や手紙や日記を集めたアンソロジーです。タイトルと表紙見たとたんに笑える気持ちと笑えない気持ちが同時におこってなかみを読んでやっぱり笑って震えて胸が苦しくなって元気出た。仕事や趣味でものを書いてる人にはものすごくクる本だと思います。とてもおすすめ。扉を開くと真っ先に掲載されているのが白川静による「締切」の漢字の解説だった...

現代の天岩戸。

富安陽子さんの『天と地の方程式』がおもしろいです。3冊とも発売とほぼ同時に読んで、たまたまですけど全3巻読み返したのが先週の夏至だったのでちょっと感想めいたもの書いてみることにします。(物語のクライマックスが夏至の日の出来事なのだ)ちなみに1巻を読んだのは歌舞伎座で幕見席のチケット買うために並んだ時だったと記憶してる…本のページをめくりながら目の端に映っていた風景の記憶が待機列の椅子なので。夏至に...

精霊の書き手。

世田谷文学館にて開催中の上橋菜穂子と〈精霊の守り人〉展に行ってきました。守り人シリーズを中心に上橋さんの作品世界や研究内容、お人柄に迫る展覧会です。この文学館が行う作家展はキュレーションが本当にすばらしくてファンの「そう!それが知りたかったの!!」という部分を見事についてくれるので今回も色々びっくりさせてもらいたくて事前情報はあまりチェックせずに行きました。(上橋さんのエッセイや講演会などでお人柄...

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ゆさ

Author:ゆさ
飼い猫に熱烈な愛をそそぐ本の蟲
歴史やアートも溺愛中
*twitterにも出没なう。→こちら

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