fc2ブログ

ゆさな日々

猫・本・歴史・アートなど、好きなものやその日考えたことをそこはかとなく書きつくります。つれづれに絵や写真もあり。

Category [絵本・児童書 ] 記事一覧

ゆさかもしれない。

世田谷文学館の「ヨシタケシンスケ展かもしれない」に行ってきました。絵本作家ヨシタケシンスケさんの初めての大規模展覧会です。キービジュアル、今までヨシタケさんが出した絵本のキャラクターがいっぱい歩いていますね。りんごかもしれないの人もころべばいいのにの生き物もかみがくちゃくちゃの子もあるかしら書店の人もいる!ヨシタケさんとの出会いは忘れもしない、ふらりと寄った西荻窪駅近くの書店でたまたま新刊として発...

君は、西から飛んできた鳥だ。

富安陽子さんの『博物館の少女-怪異研究事始め』を読みました。大阪生まれの女の子が文明開化初期の東京へやって来て上野博物館(現在の東博)を訪れたのをきっかけに、様々な人と出会いながら古美術にまつわる怪異を調べていくことになるミステリーです。かつて上野の寛永寺の奥では怪異学の研究が行われていたという設定でその研究のための品々が収められている博物館で主人公が働くことになるという展開だけでわくわく、もう何...

移動図書館と5つの物語。

※しばらくブログの更新をゆっくりにします。次回は19日に更新予定です。『じりじりの移動図書館』を読みました。ぐるぐるの図書室、ぎりぎりの本屋さんに続く5人の作家さんたちによる短編小説集です。ぎりぎりの~が発表された時点で3冊目があるという情報があったので楽しみにしていました。\4冊目も楽しみにしています!/(気が早い)お話は全部で5つ、ある日どこからかやって来る移動図書館ミネルヴァ号を狂言回しに登場...

「きつねよ。きれいな白いしっぽの、わたしのたいせつなきつね」

※しばらくブログの更新をゆっくりにします。次回は6月6日に更新予定です。久保田香里『きつねの橋』を読みました。平(碓井)貞道が源頼光の郎党になった頃の、平安時代のお話です。この貞道と、渡辺綱・坂田金時・卜部季武の4人が頼光四天王ですが物語はまだそうなる前の時間を描いていますね。若武者たちが様々な人々と出会いながらバタバタと過ごす、色々ありつつも充実した日々。15歳で元服を済ませたばかりの貞道くんは頼...

ぼくを読んでくれる?

北川チハル『だれもしらない図書館のひみつ』(汐文社)を読みました。夜長森図書館という架空の学校図書館を舞台に、そこで働く司書さんと夜になると動き出す本たちと、本が好きなとある読者たちのお話です。職業柄、図書館とか博物館がテーマになっている物語は見つけるとチェックするのでこの本も例外ではなかったのですが、図書館から本が消えていく展開が怖すぎて途中で読めなくなってしまって1週間くらい伏せて置いていまし...

五つの指輪。

菅野雪虫さんの『アトリと五人の王』を読みました。9歳~19歳までの、ひとりの女の子の人生を記した物語です。タイトルにある通り、五人の王様と出会ってお別れするお話ですし彼らと結婚も離婚もするのですが(誰かと別れるたびにアトリの指に黒い指輪が増えていくのがしんどい)、アトリの人生の中で彼らはアトリに大きな影響を与えては通り過ぎていくだけでただただ目まぐるしく変化する環境に対しアトリがどう考え立ち向かうか...

書店と5つの物語。

『ぎりぎりの本屋さん』を読みました。前作『ぐるぐるの図書室』から1年、あの2006年デビュー組が、まはら三桃さん・菅野雪虫さん・濱野京子さん・工藤純子さん・廣嶋玲子さんの5人が再びリレー小説を執筆されましたぞ~☆お話は全部で5つ、登場人物たちはそれぞれ別の日別の時間に同じ書店を訪れて本を買ったり誰かと言葉を交わしたり不思議な冒険をしたりします。ぐるぐるよりもファンタジー色が強めで、前後のお話の繋がりが...

大切なことはみーんな子どもたちに教わった。

ただいまただいま~!某所の〆切に無事に間に合いました。後日お知らせいたします。いい加減にギリギリまで作業がはかどらない自分をどうにかしたい。ところで…。先日、川崎市市民ミュージアムで「かこさとしのひみつ展-だるまちゃんとさがしにいこう」が始まりましたので行ってきました。5月に亡くなられたかこさとしさんのお仕事を紹介する展覧会です。だるまちゃんとかみなりちゃんの看板!展示室には複製原画や下絵、スケッ...

本の本。

サン・ジョルディの日も世界の本と著作権デーもセルバンテスの命日も過ぎてしまいましたがこども読書週間は5月まで続きますので本を読んでおります☆わたしはもう子どもではないけど子どもの本を読むのは大好きだからこれでいいのだ。(いや、別に普段から読書週間であってもなくても読んでますけど)先日、ジョゼ・ジョルジェ・レトリア&アンドレ・レトリア親子の『もしぼくが本だったら』を読んだのですが「ずっとしまってきた...

Where's Wally, everywhere。

松屋銀座で開催中のウォーリーをさがせ!展に行ってきました。絵本『ウォーリーをさがせ!』が1987年の出版から30周年を迎えた記念の展覧会です。作者マーティン・ハンドフォード氏の絵本の原画をはじめ約150点が来日、入口にあったハンドフォード氏のメッセージによると「世界初公開の絵がほとんど」とのこと!お住まいのイギリスでもあまり展示の機会はないのかしら。(それにしてもメッセージ読んで思ったけどハンドフォード氏...

虫愛づる姫君。

ジャクリーン・ケリー『ダーウィンと出会った夏』『ダーウィンと旅して』を読みました。実は初読は去年でして、タイトルに惹かれてパラリとめくったら文字がぎっしり(に見えた)、でも読み始めたらグイグイ引っぱられて止まらなくて夢中で一気に読んでしまって感想もそのとき書いたつもりだったのですが最近、書いていないことに気づいたので書くことにします^^;1899年(続編は1900年)、世紀末のアメリカはテキサスに暮らすキ...

連れていけるのは生きたい命。

柏葉幸子さんの『涙倉の夢』を読みました。山あいのおばあちゃんの家(屋号:さがえ)にやってきた亜美が「(お仕置きや病気の隔離などで)倉に入れられた人はみんな泣く」ことから涙倉と呼ばれる倉にふと入って数十年前の時代に迷い込んで昔のさがえの様子を目撃するところから物語が動き始めます。(「蔵」ではなく「倉」なのは何か理由があるのかしら…たとえばこういう記事がありますけども)当時温泉宿を経営していたさがえに...

まちがったいろ?そんなものはない。

世田谷美術館のエリック・カール展に行ってきました。アメリカの絵本作家エリック・カールさんの仕事を紹介する展覧会です。絵本の原画はもちろん、カールさんのスケッチや習作や画材、影響を受けた作家の作品などもあってカールさんの人生とお仕事をたどれる内容になっていました。入口にカールさん(御年87歳!)からのビデオメッセージが上映されていて白いお鬚もじゃもじゃの、気さくそうな青い目のおじいさまが「日本のみなさ...

図書室と5つの物語。

『ぐるぐるの図書室』を読みました。まはら三桃さん、菅野雪虫さん、濱野京子さん、廣嶋玲子さん、工藤純子さんの5人の作家さんたちがデビュー10周年記念に書きおろした放課後の学校図書室が舞台のリレー短編集です。皆さま2006年にデビューされたので「2006年組」と呼ばれているそう。工藤純子さんは読んだことないけど、他の作家さんはずいぶん前から読んでた気がしていて去年で10年だったと聞いて「おおっそんなに経つ…い...

現代の天岩戸。

富安陽子さんの『天と地の方程式』がおもしろいです。3冊とも発売とほぼ同時に読んで、たまたまですけど全3巻読み返したのが先週の夏至だったのでちょっと感想めいたもの書いてみることにします。(物語のクライマックスが夏至の日の出来事なのだ)ちなみに1巻を読んだのは歌舞伎座で幕見席のチケット買うために並んだ時だったと記憶してる…本のページをめくりながら目の端に映っていた風景の記憶が待機列の椅子なので。夏至に...

目覚めよと呼ぶ声が聞こえ。

森川成美さんの『アサギをよぶ声』全3冊を読みました。スカイエマさんの力強いタッチの表紙にひかれて何となく読んでみたら続きがどんどん気になってワーッと一気読み。古代日本のような世界観の、ひとりの少女の生きざまを描く物語です。(人生でも生き方でもない、生きざまって感じだなと読み終えて思いましたので…シンプルなタイトルの児童書ですが内容はすっげえ硬派でハードボイルドだった)「男だったらよかった」とか親に...

鬼神に横道なきものを。

先日ネサフをしていてたまたま、竹下文子さんの『酒天童子』を見つけたのですが読んでみたら内容があまりにもツボで沼が深すぎて危うく足を滑らせ頭からドボンしかけたくらいすばらしかったのでその事を書きます。どこがどうツボって、魅力を語ろうとすると「筆舌に尽くしがたい」という言葉でしか表現できないししかも読んだの真夜中だったからおかしなハイテンションが脳天突き抜けて沼に落ちそうなすんでのところで踏みとどまっ...

ダイアナ・ウィン・ジョーンズのファンタジーランド観光案内。

教文館で開催中の佐竹美保さんの展覧会に行ってきました。佐竹さんはSFやファンタジーの表紙絵や挿絵でご活躍中の画家さんで、書店で彼女の絵を見ない日はないというくらい、幅広いジャンルの表紙を描いていらっしゃいます。虚空の守り人、シェーラひめのぼうけん、盗まれた記憶の博物館、勾玉シリーズノベルス版、ハウルの動く城シリーズ、魔女の宅急便、黒い兄弟、サラシナ、竜が呼んだ娘などなど大好きなものからまだ読んでなく...

どこまでもゆける力。

先週、ジュンク堂池袋本店の「荻原規子 ファンタジーを語る」トークセッションに行ってきました♪荻原さんの新作『あまねく神竜住まう国』刊行記念イベントです。池袋店の喫茶は小ぢんまりした空間で作家さんとフラットに話せるので大好きだ~。ワンドリンク制につきホットティーを注文。参加者のみなさんがひととおりドリンクでほっと一息ついた頃に時間がきて荻原さんが真珠のネックレスをつけた白地に青模様のワンピースでご登場...

小さな動物はしっぽに弓を持っている。

思いがけず招待券をいただけたので(O先生ありがとうございました!)、横浜そごう美術館の「トーベ・ヤンソン展 - ムーミンと生きる」に行ってきました♪トーベ・ヤンソン生誕100周年を記念してフィンランドで行われた回顧展が日本にやって来て今後は北海道や新潟なども巡回するそうですよ~。フィンランドのご親族や美術館に所蔵されている原画や遺品の展示が中心でムーミンはもちろん、アリスやホビットの挿絵や生涯描き続け...

ご案内

カレンダー

05 | 2023/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

プロフィール

ゆさ

Author:ゆさ
猫に熱烈な愛をそそぐ本の蟲
歴史やアートも溺愛中
最近は新幹線とシンカリオンも熱い
*twitterにも出没なう。→こちら

初めての方はブログご案内をどうぞ。
当ブログはリンクフリーです(宗教、アダルトサイトは×)。
文章や画像の加工、無断転載は禁止。
版権元の企業や団体とは一切関係ありません。

All Rights Reserved.
No reproduction or republication without written permission.
This blog is written only in Japanese.



にほんブログ村 イラストブログ オリジナルイラストへ
にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ


☆気が向いたらクリックお願いします

FC2カウンター

キリ番踏んだ方、報告いただければイラストのリクエストを受け付けます☆詳細はブログご案内をどうぞ。

「小倉百人一首」

問い合わせ先

最新記事

月別アーカイブ

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード

右サイドメニュー