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ゆさな日々

猫・本・歴史・アートなど、好きなものやその日考えたことをそこはかとなく書きつくります。つれづれに絵や写真もあり。

Category [文化・美術 ] 記事一覧

狛犬も獅子も膝でまどろみ仁王は腕で子をあやす。

MDP GALLERY Nakameguroに行ってきました。中目黒駅に降りたのはたぶん初めて…都道から目黒川方面に曲がるだけですが地図めっちゃ見ました。あと福砂屋の東京工場ってこの近くにあるんですね。目的は三好桃加さんの初個展「仁王像たちのオフの日」の鑑賞。3年前の東京藝大の卒展に出品された「オフの日」がTwitterでバズっていたのがきっかけで知った作家さんで今回初めての個展で作品がたくさん拝見できるということで楽しみに来...

博物館でお花見をその3。

先週のことですが、毎年恒例、我が家の桜が今年も満開になりました☆いつもより早かったですね。見ごろを迎えたので写真撮ろうと思っていたら次の日からなかなか晴れず…散り始めたときにようやく晴れてくれました。青い空、白い雲、薄紅の桜。毎年咲いてくれてありがとうね。お花こんもり。かわいいね。というわけで、今年も東博の「博物館でお花見を」に行ってきました。表慶館と平成館の間にある桜の木がいつもかっこいいなと思っ...

博物館に初もうでその10(3)。

前回記事の続き。東博本館での鑑賞の後は表慶館に移動、150年度の国宝展を見てきました。東博初の公募型展覧会で、個人や協賛企業が未来に残したいものを「150年後の国宝候補」として展示するものです。これ12月までは確か本館の入館料金とは別料金だったんですけど、お正月を過ぎたら本館入館料だけで入れるようになってました。ありがたや。表慶館の吹き抜けいつ見てもモダンで美しい。真ん中の垂れ幕には展示品が代わる代わる映...

博物館に初もうでその10(2)。

前回記事の続き。東博平成館で「兎にも角にもうさぎ年」を見た後、本館に行って新春の展示を見てきました。伊勢崎市にある赤堀茶臼山古墳から出土した鶏形埴輪(古墳時代)。被葬者の魂が宿る家形埴輪のそばに置かれることが多いそうです。この時代の日本でも鶏って夜明けを告げる鳥とかだったりするんだろうか。伎楽面酔胡従(奈良時代)。ペルシアの国王と従者が酒に酔う演目があり、その従者の役で使われるものです。852年の東...

博物館に初もうでその10。

東博の「博物館に初もうで 兎にも角にもうさぎ年」に行ってきました。これ本館地下のお手洗い前に並んでたポスターなんですが全部今回のポスターです(笑)。こんなにいっぱいデザイン作っちゃって楽しかったろうなあ。博物館に初もうでは、いつもは本館2階の特別展示室で開催されますが今回は珍しく平成館1階の企画展示室でした。今年は卯年ですのでうさぎに関する作品が展示されています。博物局編『博物館獣譜』(19世紀)。東...

年末の展示室。

前回記事の続き。東博の国宝展のほかに、本館と東洋館の展示も見てきました。こちらは東洋館でやっていた特別企画「未来の博物館」デジタル技術×日本美術体験のコーナーです。エントランスにある「夢をかなえる8K」。SHARP協賛の大画面に拡大された仏像やお茶碗を調査したり鑑賞したりできるというものです。まずは「みほとけ調査」をやります。混雑緩和のため整理券を出してもらって、スマホの特設サイトで順番待ちを確認。順番が...

これまでの150年、次の150年。

上野公園の秋です。黄色に染まった銀杏が地面に散り敷いて絨毯みたいになっていました。東博平成館で「国宝-東京国立博物館のすべて」を鑑賞します。東博が所蔵する国宝89件を順番に紹介するのと、東博150年の歴史を所蔵品からたどる展覧会です。チケットは日時指定の予約制で、マスクの着用と消毒と検温必須。展示室は2部屋が国宝の展示、2部屋が東博150年の展示になっていましていつもでしたらどの展示もゆっくり見るのですが...

百着繚乱。

埼玉歴博の企画展「銘仙」に行ってきました。博物館に寄贈された銘仙コレクションを中心に、銘仙の歴史と流行を紹介する展覧会です。2021年に開催予定だった展覧会で図録もチラシも招待券も作られていましたが緊急事態宣言のため博物館が休館になって展示そのものが中止になりまして今回ようやく開催となったものです。入館にあたってマスクの着用は必須で検温・消毒、会話を控えることなどの注意書きがありました。企画展示室の前...

この夏の展示室その2。

前回記事の続き。特別展「琉球」の後にいつものように東博本館の展示も鑑賞してきましたので、ご紹介。その前に。本館入口の「東京国立博物館創立150周年」の垂れ幕。今年は東博の前身にあたる東京帝室博物館ができて150年目の節目の年ということで1年を通して様々な催しが企画されており、本館でもそれを意識した展示が見られました。こちらは東博入口の看板。150周年記念ロゴの周りを覆っている白い模様は東博の建物に使われてい...

硬くて脆くて美しい。

科博の特別展「宝石-地球がうみだすキセキ」に行ってきました。宝石について様々な切り口から紹介する展覧会です。原石の誕生から採掘、カット技術、地域による石の種類や色彩の違い、ジュエリーが作られていく過程など歴史も科学も文化もひっくるめて学ぶことができて楽しかったです。展示ケースのどこを見てもキラキラがいっぱいでした。楽しい☆写真撮影は可能。(フラッシュと動画は×)あといつものことですけど、チケットは日...

博物館に初もうでその9(2)。

前回記事の続き。東博「博物館に初もうで」寅年特集の後は本館の展示も見てきました。聖徳太子立像(13世紀)。日本の仏教発展の歴史上で大きな役割を果たした聖徳太子はしばしば子どもの姿で表現されます。赤い袴姿で2歳のときに「南無仏」と唱えたとされる伝説にちなみ南無仏太子と呼ばれるそうです。今年は太子の没後1400年にあたりますね。十王像から「閻魔王」(15世紀)。1月の初閻魔にちなむ展示ですかね。(1月16日と7...

博物館に初もうでその9。

今年もミュージアム始めは東博です☆ 干支の寅にちなむ特集展示を見てきました。平日だったのであまり人はいませんでしたが、念のためチケットは予約していったしいつも以上に人と距離を取ることを心掛けて行きました。あと鶯谷駅から東博まで歩くルートにすっかり慣れてしまって、特に用事がなければ上野駅に戻さなくてもいい気がしてきました…上野いつも混んでるし。(エキナカがあるからね)白虎文軒丸瓦(1世紀)。新の王莽が...

手に手を取って。

女子美術大学に行ってきました。相模大野駅から女子美相模原キャンパスまでは神奈川中央交通のバスに乗って終点まで行きます。片道20~30分。(時間を調整したいので徒歩で行けないかと行く前に色々調べてはみたんですが大学周囲のどの駅からもどんなにがんばっても片道30分以上かかってしまうとか登り坂が多いということがわかって諦めました)終点「女子美術大学」のバス停に到着。これは入口の看板です。大学の正門とは別の場所...

この秋の展示室。

前回記事の続き。「最澄と天台宗のすべて」展の後に、いつものように東博本館も見てきました。特別展も(予約制というのもあるかもしれないけど)いつもより人が少なかったですけど本館もまだ鑑賞者はあまり戻ってないですね…。今は人が少ない方が不安にならずにすむけど、前のようになってほしいとも思うわけで。平成館で最澄展が開催中ですので、本館でも関連展示がありました。阿弥陀如来および両脇侍立像(鎌倉時代)。最澄が...

秩父町出はづれ来れば機織の唄ごゑつづく古りし家並に。

ちちぶ銘仙館に行ってきました。秩父銘仙を始め秩父の織物の展示や染め織り技術の体験などができる施設です。存在はだいぶ前から知っていたのですが、最近思い出してやっと行きました。車で行ける距離だったので車で行ったのですが、長瀞~秩父間がめちゃめちゃ渋滞ですごい時間がかかってしまった…。あそこ国道なのに1車線しかないからなあ、せめて2車線ほしい。入口。建物は1930年に建設された旧埼玉県秩父工業試験場だそうで...

わたし自身の価値の体系。

森美術館の「アナザーエナジー展 挑戦し続ける力-世界の女性アーティスト16人」に行ってきました。1950年代~70年代に活動を始め、今も現役である女性アーティストたちを紹介する展覧会です。本当は去年開催されるはずだったのですが感染症のため今年に延期になりまして、見に行けるかどうかもわかりませんでしたが様子を見ながら行ってきました。参加したアーティストたち。50年超えのキャリアを誇る70代以上の女性アーティスト1...

博物館でお花見をその2。

我が家の桜が今年も満開になりました☆人間の世界は何やかんやありますが、桜がいつも通りであることにホッとします。やっぱり花を見ると気持ちが和む。青空を背景に撮るのが一番好きです。真っ白だ~!桜のお花見をするときは自然に上を向くので、気を付けないと首が痛くなったりしますが普段仕事や家事をしていると下ばかり見ているのでたまには上を見るのもいいと思う。桜がきれいなうちは上を向いて歩こう。先日、東博本館の「...

博物館に初もうでその8(3)。

前回記事の続き。東博「博物館に初もうで」、今回は平成館の特集展示をご紹介します。平成館ガイダンスルーム(考古展示室の前)に展示されている「首里城正殿」1/10模型。表慶館で開催中の特別展「日本のたてもの」展の一部で、特別展は別料金が必要ですがこれだけは平成館に展示されていて本館料金で鑑賞できます。(特別展も行きたかったけど時間がなかった)正面。どっしりとしてとても存在感があります。首里城正殿は戦前に解...

博物館に初もうでその8(2)。

前回記事の続き。東博「博物館に初もうで」、今回は本館の展示を鑑賞します。伝紀貫之筆「貫之集断簡(自家集切)」。もともとは巻物だったそうですが現在は断簡で残っているもので、貫之筆という確証もないみたい。草仮名からひらがなへの過渡期に書かれたものとして貴重なもの。藤原定家筆「小倉色紙」。胡粉地に唐草の雲母摺をほどこした唐紙に蝉丸の「これやこの~」の歌を書いています。定家の筆跡は四角い形が特徴だけど、こ...

博物館に初もうでその8。

今年もミュージアム始めは東博本館です。年末にチケットを予約して年明けに行ってきました。平日の電車のすいている時間に乗って(雨も降らなかったので窓も開いてました)、上野駅ではなく鶯谷駅で降りて東博まで歩いて(密を避けるためですが運動不足対策でもあります)、展示室から人が少なくなるお昼過ぎに入館。入口で検温と手指の消毒をして、マスクをして人との距離を心掛けつつ鑑賞。展示室は多くて10人程度、誰もいない展...

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ゆさ

Author:ゆさ
猫に熱烈な愛をそそぐ本の蟲
歴史やアートも溺愛中
最近は新幹線とシンカリオンも熱い
*twitterにも出没なう。→こちら

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