ゆさな日々

猫・本・歴史・アートなど、その日見たもの考えたことをそこはかとなく書きつくります。つれづれに絵や写真もあり。

Category [文化・美術 ] 記事一覧

鏡からは逃げられない。

上野の森美術館で開催中の「ミラクル・エッシャー」展に行ってきました。生誕120年を迎えたマウリッツ・エッシャーの回顧展で、出品されるのはすべてイスラエル博物館が所蔵している作品だそうです。結構、事前の宣伝を多く見かけたので予想はしていたけど案の定初日から混んでるみたいで休日は朝から1時間待ちの行列ができたというツイートを見かけてすわ!と大慌てで行ってきました。展示替えがないから時期を選ばなくていいの...

百画繚乱その3。

東京富士美術館の「暁斎・暁翠伝」後期展示に行ってきました。前期展示は4月に行きましたが、後期にかなりの展示替えがあると聞いたのでやっぱりナマで全部見たかったのと、この日は河鍋楠美氏と山口晃氏の対談講演会があってものすごく聞きたかったし!富士美の講演会を聴くには当日配布される整理券をゲットしなければならないのとさらに今回は山口氏がいらっしゃるとなれば朝から混むだろうなと思っていつもより早く家を出て美...

花は桜をのみ見るものかは。

前回記事で三鷹に行った件について書きましたが実はあの後、上野へ移動して東博本館の展示も見てきたので一部をご紹介いたします☆なぜ行ったかというと本館に土蜘蛛草紙がフルでばばーん!と出ているから!٩( ᐛ )و大妖怪展にも展示されていたけど一部だけで全部は見られなかったし、何より写真撮れなかったし!(そこ)東博本館は所蔵品なら写真撮れるから好き^^ 土蜘蛛ちゃんの画像を家に持って帰れる喜び。土蜘蛛草紙は平安京...

百画繚乱その2。

東京富士美術館で開催中の「暁斎・暁翠伝」に行ってきました。河鍋暁斎・暁翠親子の画業を紹介する展覧会です。暁斎の展覧会は、最近になって暁斎本人の知名度が一般化してきていることもありよく開催されているけど娘の暁翠の作品がまとまって見られる機会はあまりないので開催情報を聞いたときから楽しみにしておりました。女性画家にスポットが当たるのはうれしい^^入口から展示室へ向かう途中の廊下にどーんと掛けられていた...

つゝしりうたう笛の音に、鼓のしらべ打ちそえて、立ちぞあがれる旦開野が、態も体も美しき。

太田記念美術館の「江戸の女装と男装」展に行ってきました。吉原俄や天下祭の手古舞、歌舞伎の女形、神話や小説の登場人物、見立絵やつし絵などの文化から江戸時代の異性装を紹介する展覧会です。アキレウスやジャンヌ・ダルク、シュバリエ・デオン、ジョルジュ・サンド、オスカル・フランソワほか歴史やフィクションを問わず異性装の文化はたくさん見られますけども太田記念さんは浮世絵の美術館なので浮世絵の中にその描写を探る...

視点を疑う。

森美術館の「レアンドロ・エルリッヒ展 見ることのリアル」に行ってきました~☆ブエノスアイレス出身の現代美術家レアンドロ・エルリッヒ氏の大規模個展です。早く行かないと混んでしまう!と思っていたのになかなか行けなくてやっと行ったらやっぱり混雑していて、でもそれが全然気にならないくらい展示に余裕があっていやむしろ人が多い方が楽しめる展示だらけでかえってよかったのかもしれません。写真撮影も可だったのでいっ...

いろいろな光が混じり合ってその人の光になる。その人だけの光になる。

横浜人形の家にて開催中の「後藤由香子展-時空を超えた愛の贈り物」に行ってきました。去年亡くなられた節句人形工芸師・後藤由香子さんの追悼企画展です。後藤さんは主に雛人形を制作しておられた作家さんで現代的でシックな、さらに過去の雅さも盛り込んだ美しい雛人形がたくさんありました。この展覧会に気づいたのが先月で、でもなかなか行けなくて「よし行ける!」ってなった日がたまたま桃の節句だったのも何かの縁だったの...

空白の絵師。

川越市立美術館の「生誕130年 小村雪岱ー雪岱調のできるまで」展に行ってきました。川越出身の画家小村雪岱の画業を紹介する展覧会です。過去に雪岱のグラフィックデザインを紹介する展覧会に行ったことがあるのですが今回は挿絵や肉筆画が多くて絵師としての面も強調されていたように思います。雪岱は東京美術学校(現東京藝術大学)で日本画を学んでから本の装丁や挿絵、舞台美術、広告デザインなどで活躍した人でして、基礎...

喜びなさい、喜び踊りなさい。天においてあなた方の報いは大きいからだ。

東京都美術館で開催中の「ブリューゲル展 画家一族150年の系譜」に行ってきました。ピーテル・ブリューゲル1世に始まる親子4代150年の歴史をたどりながら16~17世紀のフランドル絵画を概観できる構成になっていて、直系の親子だけではなく孫や曾孫や子の結婚相手など関係者の作品まであって驚きました。まさに一族郎党総アーティスト集団ですな。狩野派みたい。(思えば去年のバベルの塔展でボスとピーテル1世について紹介し、...

博物館に初もうでその5。

東博の「博物館に初もうで」に行ってきました!今年のミュージアム始めも去年に続き東博からスタートです。何だかんだで毎年来ているので、この垂れ幕もすっかり見慣れましたな^^一番見たかったのはこれ!新春特別公開の鳥獣戯画断簡。もともとは鳥獣人物戯画の一部だったと考えられていて、現在は重要文化財に指定されています。絵柄からすると甲巻から分かれたのでしょうか…どの部分に挿入されていたのかな、甲巻に動物たちが...

雨がくる虹がたつ。

丸木美術館に行ってきました。彩の国民でありながら一度も行った覚えがなく(遠足や課外授業とかでも行ってない気がする)、ずいぶん時間がかかってしまいましたがようやくの訪問です。きっかけはこちら。「丸木スマ展 おばあちゃん画家の夢」を見たくて行きました。丸木スマは丸木位里の母で、息子たちにすすめられて70歳頃から絵を描き始めていて特に絵の教育を受けた人ではないけど水彩やクレヨンでたくさんの絵を描いたおばあ...

どうしてなの?

上野の森美術館の「怖い絵」展に行ってきました。ドイツ文学者の中野京子氏の著書『怖い絵』をヒントに絵に込められた物語や時代背景を読み解きながら鑑賞しようというコンセプトの展覧会です。(中野氏は展覧会の監修も務めキャプションにメッセージを添えておられます)本は出版された当時に読んでいますが、そのラインナップが来日するのかと思いきや今回は展覧会のために改めて選ばれた作品が展示されています。本に載っていた...

泥中の蓮、獅子奮迅、象は忘れない、岩をも通す、渡る世間に鬼はない。

根津美術館の「ほとけを支える-蓮華・霊獣・天部・邪鬼」展に行ってきました。仏画や彫刻などを中心に仏像の乗り物に焦点を当てた展覧会です。改めて見ると皆さん蓮をはじめ鳥獣、宝床、雲など様々なものに乗ってますね…こういう一面をクローズアップした企画は大好物で、内容もとても楽しかったなあ。今回、紹介されていたのは主に以下の乗り物が表現された掛軸や彫刻です。・宝床:涅槃図などで釈迦が寝ている寝台・蓮華座:蓮...

芸術家たちの祝祭その2。

東京都美術館の「ボストン美術館の至宝展 東西の名品、珠玉のコレクション」に行ってきました。ブロとものあやのさんと上野駅で合流してから会場に突撃しましたよ、一緒にお出かけするの久し振りでした!よろしくお願いします!ボストン美術館のコレクションは多岐にわたりますが今回も様々なジャンルから選りすぐりの作品が来日していました。古代エジプト美術のコーナーの展示品は、1905~1945年までボストン美術館とハーバード...

カッコイイとは、こういうことさ。

東博の運慶展に行ってきました☆春に奈良博で開催された快慶展の対になる展覧会で現在、運慶の作品と確認されたり可能性の高いとされる彫刻31体のうち22体のほか運慶の家族や同時代の仏師たちによる仏像も展示されています。(出品数と構成で考えると快慶展の方が充実していましたが展示空間の使い方では運慶展の方が大胆だったように思いました)初日が平日だったにも関わらず大混雑だったと聞いて「こりゃ派手に宣伝される前に行...

そばにいるね。

太田記念美術館の月岡芳年展、「妖怪百物語」「月百姿」に行ってきました。先月が妖怪、今月が月の展示でやっと両方見られましたのでまとめて感想書きます。(あまり知られてないのか両会期ともそんなに混んでなくてゆっくり見られました~。鑑賞する側としてはありがたいですけど、せっかくこんなすばらしいのだからもっと人来たらいいのに…とも思ってしまうジレンマ)妖怪百物語は芳年の新形三十六怪撰シリーズと和漢百物語シリ...

我は大和絵師なり。

千葉市美術館で開催中の「ボストン美術館浮世絵名品展 鈴木春信」に行ってきました。同館は2002年に大規模な春信展を開催していまして、15年ぶりの回顧展ですよ!当時はまだ春信を知らなかったので後で図録だけゲットしたんですが今回は作品も見られるし図録も定価で買える(前のは古書店でえらい値段になってます)ということでなんてすばらしい企画なんだろう☆と早々に行きました。写真は撮影コーナーにあった「見立玉虫 屋島の...

100人で歌をうたおう。

前回記事の続き。三井記念美術館の地獄絵ワンダーランド展を見た後に国立公文書館の企画展「ふしぎなふしぎな百人一首」に行ってきました。藤原定家が選んだとされる100首の歌の内容や選ばれた時期、歌人たちにまつわるエピソードや説話の成立過程、後世に新しく編まれた百人一首、江戸時代に学問やパロディなど様々に使われた事例などが、主に版本を中心に紹介されています。毎回、色んな資料が見られるうえに入場料無料+写真撮...

小さな空間さえあれば。

国立新美術館のジャコメッティ展に行ってきました!マルグリット&エメ・マーグ財団美術館が所蔵するアルベルト・ジャコメッティの作品を中心に彫刻、素描、リトグラフ、エッチングなどを展示する回顧展です。(ちなみに今年で没後51年です。著作権切れたね)ジャコメッティの作品は過去にいくつか見たことがあって凸凹した彫刻を作る人というイメージだけ漠然とありまして実際に鑑賞してみたらやっぱりそんなイメージのままでした...

災いなるかなバビロン、そのもろもろの神の像は砕けて地に伏したり。

東京都美術館の「ブリューゲル『バベルの塔』展 16世紀ネーデルラントの至宝-ボスを超えて」に行ってきました。ヒエロニムス・ボスに影響を受けたピーテル・ブリューゲル1世の版画や絵画、ボスを始めネーデルラントの画家による作品が来日していて圧巻は1フロアにピンスポットで展示されているブリューゲルの「バベルの塔」!存在を知ってからずっとずっと本物を見たくてようやく念願かないました、関係者の皆様ありがとう。ま...

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ゆさ

Author:ゆさ
飼い猫に熱烈な愛をそそぐ本の蟲
歴史やアートも溺愛中
*twitterにも出没なう。→こちら

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