ゆさな日々

猫・本・歴史・アートなど、その日見たもの考えたことをそこはかとなく書きつくります。つれづれに絵や写真もあり。

Category [文化・美術 ] 記事一覧

小さな空間さえあれば。

国立新美術館のジャコメッティ展に行ってきました!マルグリット&エメ・マーグ財団美術館が所蔵するアルベルト・ジャコメッティの作品を中心に彫刻、素描、リトグラフ、エッチングなどを展示する回顧展です。(ちなみに今年で没後51年です。著作権切れたね)ジャコメッティの作品は過去にいくつか見たことがあって凸凹した彫刻を作る人というイメージだけ漠然とありまして実際に鑑賞してみたらやっぱりそんなイメージのままでした...

災いなるかなバビロン、そのもろもろの神の像は砕けて地に伏したり。

東京都美術館の「ブリューゲル『バベルの塔』展 16世紀ネーデルラントの至宝-ボスを超えて」に行ってきました。ヒエロニムス・ボスに影響を受けたピーテル・ブリューゲル1世の版画や絵画、ボスを始めネーデルラントの画家による作品が来日していて圧巻は1フロアにピンスポットで展示されているブリューゲルの「バベルの塔」!存在を知ってからずっとずっと本物を見たくてようやく念願かないました、関係者の皆様ありがとう。ま...

手のひらの宇宙その2。

東京国立近代美術館の「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」を見てきました。写真は展示室の出口にあった写真撮影コーナーで置かれている茶碗は初代長次郎の万代屋黒(複製)です。万代屋黒の名前に何となく聞き覚えがあったのですが、東博の茶の湯展に展示されてたのを思い出して「利休が持ってたあの渋黒くんかあ!」って、ちょっと感慨深かったです。この複製はアルミ合金製の509g(本物の万代屋黒は317g)で持ってみたら確か...

手のひらの宇宙。

東博で開催中の「茶の湯」展に行ってきました。曜変天目茶碗が見たくて、でも展示物が小さいうえに混んでると聞いていつにするか迷っているうちに曜変の展示がGWととともに終了すると知り泡をくって「待ってえええ」と飛んでいきましたよ。わたしは茶道に関してはさっぱりですが(建仁寺の栄西が茶祖と呼ばれてるよね、くらいの知識)きれいなお茶碗や茶室の道具、茶碗をめぐる人間模様などがわかりやすく解説されていて楽しくて2...

博物館でお花見を。

東博本館の「博物館でお花見を」に行ってきました。過去に何度か訪れていますが、毎年恒例の春の行事です。絵画に工芸に彫刻、展示室のあちこちに花の作品がたくさんあって楽しかった~☆こちらも恒例、春の庭園解放。桜の木もたくさんあるようですが、池のほとりにある江戸彼岸だけ満開になっていました。ピンクのシャワーが降り注いでるみたい。枝垂れ桜ってほんときれいだよね。本物の桜を楽しんだ後は展示室の桜をめぐります。...

歴史と寓話。

国立新美術館の「ミュシャ展」に行ってきました。ミュシャは人気なので毎年だいたいどこかで展示やってるし4年前の六本木のも行きましたけど今回はスラヴ叙事詩が来日すると聞いたので!美術ファンやミュシャファンなど知る人には知られているスラヴ叙事詩、その大きさと美術的価値ゆえにチェコ国外で展示されることはないと思われていたのが2年前に突如「円柱に巻きつけて運びます」というパワーフレーズとともに速報が流れたと...

博物館に初もうでその4。

今年のミュージアム始めも去年と同じく東博からスタート。毎年恒例、「博物館に初もうで」に行ってきたよ~!本館正面階段の生け花も毎年気合いが入ってる感じがします。松竹梅。美しかった☆トーハクくんにも会えたよ~色んなポーズとってくれてかわいかったです☆かっこよく仁王立ちとか。片足上げたりとか。座ったりとか。これ中の人足どうやって畳んでるんだろう…(^^)。ちなみにトーハクくんのモデルは東博所蔵の「埴輪(踊る...

この道より我を生かす道なし、この道を歩く。

三井記念美術館の「日本の伝統芸能展」に行ってきました。国立劇場開場50周年を記念して、雅楽や能狂言、歌舞伎、文楽、演芸、民俗芸能など現代の日本に伝わっている芸能について絵画や芸道具からたどる展覧会です。神事から始まった踊りや音楽がやがて宮中、一般市民へ伝わっていく過程をみていくと過去を学んだ人が新しいものをつくり、それらをおもしろがって盛り上げた人がいて途絶えてしまうのはもったいないと伝えてきた人...

衣紋の道その3。

埼玉県立歴史と民俗の博物館の特別体験事業「十二単と男子装束体験」に行ってきました!男子装束に応募しまして、去年は直衣を着せていただいたので今年は狩衣がいいなあと思っていたのですが(着装体験は時間指定のためタイミングによっては前の人が着てたりすると選べません)、当日はわたしが最初だったらしく「お好きなの着られますよ」と言っていただけたので狩衣をリクエスト。去年の記事でたてた目標を年末に無事に達成です...

博物学と月の文化。

サントリー美術館で開催中の「小田野直武と秋田蘭画」に行ってきました。直武は平賀源内を調べているときに知って好きになった絵師で画集はよく見ていますけどもそういえばあまりナマで見てないなーと思っていたらこの機会ですよ!企画してくださった方々ありがとうございます(^v^)。そして直武が仕えていた秋田の殿様がこれまた博物学大好き藩主で自分も調査するし物集めるし絵も描くしで、ほんと当時の秋田どうなってんの?とい...

待ちこがれし喜びの光。

サントリー美術館にて「鈴木其一」展を見てきました。おおまかに前期後期に分かれていたので2回行きまして、本人の初期から晩年まで、そして同時代の絵師たちの作品もたくさん見られてよかったです。日曜美術館効果もあってか、会期が迫るごとにどんどん混雑して正直こんなに混むと思っていなかったわたしは其一を甘く見ていたよ…。酒井抱一の弟子というだけではなく、ひとりの絵師として評価されている証拠でもあって何だかうれ...

夢と現実と無意識。

国立新美術館のダリ展を見てきました。日本における過去最大規模の回顧展なので混むだろうなと思っていたら案の定、休日は入場制限がかかると聞いて平日に行きましたがそれでも会場内はザワザワしてたし聞こえてくるおしゃべりのほとんどが「これ何だろ」「なんだろうね」「○○かな?」とか禅問答みたいだったのがおもしろくてたまらなくて心の中で「同感」「わかんないね」「それはどうかな」「絶妙」とか勝手に返事したりしてた。...

作家であるよろこび。

鎌倉文学館にて特別展「たかどのほうこの世界」を見てきました。「子どもたちへ 未来へ」というシリーズ企画展になっていて過去にかこさとし、神沢利子、いとうひろし、西巻茅子、斉藤洋と開催されて、高楼さんで6回目です。高楼さんはたかどのほうこと高楼方子の表記があって今回はひらがななんだなあと思っていたら展示の内容がたかどのほうこ名義の本が多かったし、言われてみればチラシや看板に使われている絵もまあちゃん、...

妖怪たちの饗宴その2。

江戸東京博物館にて「大妖怪展-土偶から妖怪ウォッチまで」を前期・後期と観てきました。夏の風物詩の妖怪展覧会です☆監修の安村敏信氏がずっと構想し続けてきたというだけあって平安時代~江戸時代まで、全国各地、絵巻や掛軸や版画などの多様な妖怪画が集まっています。同じタイトルの展覧会が3年前にありましたがあれより規模は大きいかな、日文研の百鬼ノ図や逸翁の大江山絵詞に3年ぶりに再会できてうれしかったです。トッ...

応天門の鎮火。

前回記事の続き。東博の後に出光美術館の「開館50周年記念 美の祝典III」に行ってきました。国宝「伴大納言絵巻」の展示がそれぞれI期:上巻、II期:中巻、III期:下巻で4月にI期を見てII期は行けなかったけど、今回何とか絵巻のラストは見られましたぞ!火事シーンのある上巻の迫力には欠けるけど、下巻も人がたくさん出てきて相変わらずの賑わいで色んなことを想像しながら鑑賞しました。これを描いた絵師は本当に人間をよく...

仏のほほえみ。

東博で「ほほえみの御仏―二つの半跏思惟像」を見てきました。(伊東マンショも2回目見てきたよ)5月に韓国の国立博物館にて開催され、東博でも展示期間が約3週間なので1階の特別展示室はなかなかの混み具合でした。それでも譲り合ってできるだけ近づいて拝見できたのはよかったです。2体の仏像が鎮座されているだけの展示室はとても広く感じたし、混んでたけど閉館して誰もいなくなった時間を想像すると神秘的な気持ちになる...

自らの文化が生き続ける限り、その国は生きながらえる。

半年ぶりに東博三昧してきました。ちょっと個人的にこの日は豊作だった!わたしの好きな作家がたくさんいましたのでいくつかご紹介いたします。俵屋宗達「牡丹図」。大きな牡丹と葉が地面いっぱいに。画面にかっちり収めずに端が切れているのは風神雷神図がそうであるような意図だったりして。本阿弥光甫「藤・牡丹・楓図」。長く垂れた藤がきれい、牡丹の構図も、楓の木のたらし込みのグラデーションも美しかった。光甫は本阿弥光...

千載具眼の徒を竢つ。

東京都美術館で開催中の若冲展に行ってきました☆伊藤若冲生誕300年記念の回顧展です。1月の講演会で小林忠氏が大変心配しておられたのが的中したらしく内覧会も初日も大混雑と聞いて、これは会期末あたりはパンクしかねないと思い早々に鑑賞することに。しかも今週からさらに混み出したそうなので(たぶん日曜のNHKスペシャルのせい)、本当に先週に行っといてよかった…。そんな開幕2日目のわたしのタイムスケジュールはこんなで...

燃える応天門。

前回記事の続き。日本橋と銀座をウロウロした後、出光美術館へ行ってきました☆仁清・乾山展以来なので1年半ぶりくらいかな?有楽町駅前は賑やかだけど、この周辺は人通りも車の通りも少なくて静かで好きです。開催中の展覧会は「開館50周年記念 美の祝典」。出光美術館開館50年を記念して、7月まで3期にわたり名品が展示されます。今は第1期「やまと絵の四季」を開催中で日本の人物や四季などを描いた屏風や掛軸や彫刻が見...

この人を見よ。

国立西洋美術館のカラヴァッジョ展に行ってきました。カラヴァッジョ本人による作品11点とカラヴァッジェスキ(フォロワーの画家たち)の作品、本人と周囲が残した証言や裁判記録を記した古文書などが展示されています。画家の名前がタイトルに入ってるのに11点だけ?などと当初は思いましたがカラヴァッジョの作品は世界中の美術館が所蔵するも様々な事情から貸し出せないものが多く公式サイトによると「本展の出品数は日本で...

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ゆさ

Author:ゆさ
飼い猫に熱烈な愛をそそぐ本の蟲
歴史やアートも溺愛中
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