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2023_09
17
(Sun)22:41

化かされているだけならば。

今期アニメ感想☆
ぼのぼの、アニポケ、青オケと文スト3期2クール目と呪術2期、
のりものまんとMX放送後に配信されるシンカリオンZの再放送ほか、新作を。

百姓貴族。
5分アニメなのちょっともったいないんじゃないかな…と思いましたが
いざ始まってみたらテンポが良いし声優さんたちのキレのある演技がとてもおもしろかったので
このくらいの方が映える作品なんだなあと思いました。
原作マンガの連載も毎回数ページで勢いある内容なのでアニメもそういう形が合っているかも。
(ただしネタがネタなので作者の荒川氏にここまでやっても大丈夫ですか?って確認しながら作ってるらしい)
(あとわたしが1話を喜んで見てたら後ろから母が「何見てるの~?」って声かけてきて
いつの間にか一緒に見るようになりまして
わたしが録画をつけると「あ、百姓貴族だ~☆」って寄ってくるようになりました)

連載開始が2006年なのでアニメ化にあたってデータがちょこちょこ更新されてて
1話から日本の食料自給率出てましたけどコミック読み直したらアニメの方が下がってましたね。
「自国内で国民の腹を満たすことのできないこの国に未来はあるのか。いや、無い」は名言です。
(ていうか今38%なのかよ。これやばいと思わないといけないですよ。政治家はのんきですけど)
荒川農場もジャガイモ畑から袋入りポテチが出てきたり獣害に悩まされたり大変ですな…。
「朝5時から夕方18時までの牛乳の色がホワイトな職場」のポスターでっめっちゃ笑ってます。
遠足で農場を訪ねるのは田舎あるあるだと思いますけど
(保育園時代に秋の遠足で梨農家の友人宅に行ったことがある)(友人とはそのまま家でバイバイした)
校門に遭難注意って看板があったりオリーブの首飾りで朝6時にたたき起こされる高校はすごいな…。
銀の匙でも思ったけど勉強と労働いっぺんにしなきゃならない生活は大変そう、
そりゃ盗んだダンプで走り出したくもなるよ。(誰も勝てないし何かあったら被害額も桁違いでしょうけど)

田村睦心氏と本多真梨子氏のハイパー早口なセリフに感動しています。よく口がまわるなと思う。(プロだからだよ)
荒川さんが語って担当さんが突っ込むノリが無駄に迫力ある絵柄で再現されててとても良いです。
ポカーンとする演出画面に宇宙猫じゃなく宇宙牛が出てくるアニメ。作者の自画像が牛だからかな。
キャストが少なくて皆さんでモブとかもご担当されてますがご両親役がもうすごい、千葉繁氏とくじら氏。。
もうどう考えても完全勝利ですよ不死身の親父殿としっかり者のおかんが合いすぎてる。
親父殿担当回あるかなと思ってたらありましたね、坂を登った先の川を軽トラで飛び越えたり
牛の出産のために氷点下の牛舎へパンツ一丁で出ていったり。(最近はジャンパー着るっぽいけど)
親父殿が九死に一生を得ると馬や牛が変死するのもやばいしそれをしれっと話すおかん様もすごい。
千葉氏はナレーションもされてますが北斗の拳の次回予告とかパトレイバーのシゲさんみたいなテンション、
やばいよあの80年代~90年代アニメの雰囲気…世紀末救世主農家アニメが爆誕したよ…。
あと挿入歌に懐メロとか入ってるのでエンディングだけ見てるとこれ何のアニメ??ってなりますね(笑)。
ていうか最終回、火星なんだ(笑)火星人キャストが無駄に豪華だといいな^^
あと2期を希望。


デキる猫は今日も憂鬱。
原作は読んでませんがキャラデザと設定を見ておもしろそうだな~って録画したら大正解だったアニメ、
家政婦は猫…というか会社員の幸来さんとハウスキーパーみたいな二足歩行のデカい黒猫の諭吉(♂)との
忙しい日常に非日常な甘やかしがとても微笑ましい作品です。
初回を見終えて巻き戻してまた見終えて巻き戻してを2回繰り返して確信しました、
うちの家にも諭吉が必要!!(°Д°)クワッ
家事はパーフェクトだし大きくてモフモフだし抱きつけるパーフェクトな黒猫がうちにもいて欲しい!!
うん。疲れてるなわたし。。
(あとわたしが1話を喜んで見てたら後ろから母が「何見てるの?」って声かけてきて
いつの間にか一緒に見るようになりまして
わたしが録画をつけると「あ、諭吉だ~☆」って寄ってくるようになりました)(たぶんタイトルわかってない)

家事をこなす巨大な黒猫の諭吉と暮らす会社員の福澤幸来さんの非日常な日常が
甘やかしでSFでお腹がすく描写(ツッコミ処もいっぱい)で綴られて、何とも羨ましい物語です。
いや諭吉、巨大とかそんなレベルじゃなくて草。。身長2mくらいありません??(笑)
料理が上手で家事をそつなくこなす2m弱の黒いモフモフってそれただのリアル安元さんじゃん…。
諭吉は猫なので飼い主に対しては「ニャ~」とか「シャー!」とか単語のセリフしかなくて
モノローグでは結構しゃべってるのいいですね。
拾ってもらった恩を返そうという気持ちはあるけど基本的には猫缶のために飼い主をお世話して稼がせていて
でも炊事洗濯料理はきちんとするし飼い主の健康管理もするし
スーパーでポイントカードとかクレカとか見せるし子どものお世話もできるしご近所さんにちゃんとお辞儀する。
(スーパーの人たちに着ぐるみと思われてるのかわいい)(お陰でモメてない)(やさしい世界)
いいことがあるとビールと猫缶で乾杯するのいいですね。人間と猫って感じ。
ていうか石川さんと安元さんはこないだ2Bとポッド042でしたよね、雰囲気違いすぎて信じられない。。
石川さんもヴァイオレットやミカサの後にこういうキャラもやるとは。珍しいです。
生活力はないけど仕事力はある幸来さん、お仕事で胃痛の種が多くて
こりゃ帰宅したら晩酌したいし諭吉に抱き着いてモフモフしたいよな…。
癒し系作品と見せかけてお仕事パートが胸に刺さる。(猫がデカい以外は日常アニメです)
諭吉が見どころかと思ってたけど雪の日に諭吉を拾う幸来さんはやさしいし
男性にからまれている女の子を一本背負いで助けたりして諭吉以上に過去が気になります。何者なの。
原作まだ続いてるみたいなので2期やってほしい~~部長や優芽ちゃんともっとからむ諭吉が見たいです。
というか部長の一族めちゃめちゃマイペースな人多くないですか、
お姉様はかわいらしくお小さくていらっしゃるけど芯が強くて多少のことでは動じないし
姪の優芽ちゃんは3歳にして自分の好きなものを見つけて追いかけて誰かと共有したい子だし
お母様は目が見えなくていらっしゃるけどお話にとても深みがあって素敵な人ですね。
あんこ猫って黒猫のことですよね…幸来さんも諭吉もしあわせな日々が過ごせるといいね。


それと、非人哉吹き替え版も見てますが例の問題のため感想は述べません。
あとAYAKAも見てますが、こちらも特に感想は述べませんが
椎名へきる氏の声が久々に聞けて懐かしかったです。相変わらずかわいい声をしてらっしゃる。

追記にシンカリオンな日々です。↓

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2023_06
24
(Sat)23:56

本懐果たしたその先が見たい。

今期アニメ感想☆
ぼのぼの、水星とまほよめとヴィンサガ2期、鬼滅と金カム4期、
のりものまんとMX放送後に配信されるシンカリオンZの再放送ほか、新作を。

地獄楽。
タイトルに惹かれて録画予約した1話の完成度がすさまじくて制作会社見たらMAPPAじゃねえかああああ、
マジでなんの情報も得ずに勘だけで録ったわたしえらい。
ていうかまずOPからぶったまげましたね…毎回スキップせずに楽曲も映像も楽しんじゃってます。
入りのギターの質感というか重さからしてやべぇ雰囲気なの伝わってくるし
歌詞と編曲と映像がこんなにどんぴしゃりな90秒ある!??
MAPPAの作るOPとEDに外れはないんよ。

琉球近くの島に行って不老不死の仙薬を取って戻ってくれば無罪放免、という条件で島に上陸して
早い者勝ちで仙薬を探す人々の物語ですが
人間たちのドラマも作画班のアクションも極彩色の背景美術もたいへん素晴らしくて
1回見ただけじゃもったいなくて何度も再生しています。楽しい!
お江戸の空は晴れてても灰色で町もモノトーンなのにいざ島に着いたら
色んな地域の色んな季節の花が咲いて蝶が舞って常にいいお天気で…と書くと美しいですけど
植物の原料が人間てわかったとたんに陰の方が濃く見えてくるMAPPAマジック。
1話のバトルシーンは作画もカメラアングルも色彩も本当に素晴らしくて
2話以降もカメラアングルと動きはよくできてるから作画がんばってほしい、線にメリハリがほしい。
死罪人と監視役の奇妙な信頼関係がね、いいですね。
主人公の画眉丸と佐切、出会いからして奇跡のような巡り合わせというか
君らマジでペアになるべくして出会った者同士では…!
いや、あの2人だけじゃなくて今のところ生き残ってる5組みんなそんな感じですが。
もともと兄弟だった弔兵衛と桐馬はともかくとしても(もともと強い絆の兄弟ではありますが)
杠と仙汰、厳鉄斎と付知、ヌルガイと典坐(のち士遠)、みんな示し合わせたように相性がいいよね。
(だからこそ生き残ってるともいえる…最初にしんじゃった人たちはたぶん相性最悪だったんだろうな)
典坐くんさあ…ヌルガイちゃんに対してめっちゃやさしかったから
こういうサバイバルものだととっとと退場か最後の最後で退場っぽいポジションかなあと不安になってたら
予想よりあっという間に…なんということ…もうちょっと生きてると思ってたよめっちゃ泣いた…。
ヌルガイちゃん生き残ってほしいけどそれだと主人公が…うーん。
士遠さんが「わたしは君の先生じゃない」とか言いながらちゃんと戦い方を教えてて素敵な大人ですね。
弔兵衛くん植物に寄生されたっぽいけど変化が信条だから体を適応させちゃうのたくましい、
桐馬くんはどこまでついていけるだろう。ついていくつもりだろうけども。
仙汰そっかあ絵描きになりたかったのか…その思いを杠が解き放ってくれたんだ…。
陸郎太との戦闘で仙汰を抱えて逃げた杠とか牡丹との戦闘でとうとう刀を抜いた仙汰とか
色々思い出しちゃって…やはり過去語りはフラグ…!仙汰…!!
厳鉄斎さんがメイちゃんの身の上を聞いて反吐が出るって言ってくれたのすごいよかった、
剣に関しての考えはぶっとんでても倫理観はちゃんとしてますね。
付知も色々びっくりしつつも思慮深く状況を見てタオについてメイちゃんにさっさと手ほどき受けてて
お陰で画眉丸がとても戦いやすくなっていたと思います。
画眉丸も弔兵衛と同じように戦いながら慣れていく人ですけど
弔兵衛が適応の達人なら画眉丸は切り替えの達人というか、失敗を引きずらないですね。
失敗というか、成功するまでトライアンドエラーを繰り返して対応させていく感じ。職人っぽい。
佐切も御試御用という役目のために技術を磨いてきていて職人ぽさを感じるので画眉丸と相性がいいのかな。
強さも弱さもどちらも自分、と認めたときに渾身の強さが発揮できる2人はかっこいいです。
(どうでもいいけど山田浅ェ門さんたちのモデルって山田浅右衛門の家系ですよね…)
迷いながら考えながら進んでいく人々、誰を推しても心がしにそうですみんな生き残ってほし~!

各ペアが別行動なので島や天仙様たちに関する情報の入手方法もペアごとに異なってますけど
画眉丸たちが木人さんに教えてもらって今までの出来事の答え合わせをするのもわかりやすかったけど
(お風呂に入れた杠と佐切がめっちゃ気持ちよさそうでよかったね~ってなった)、
弔兵衛が戦いながらタオに目覚めていくのすごいワクワクしたな…ああいうの動物的勘で掴んじゃう人いるよね。
(そう考えると陸郎太の大きな体とパワーもタオだった可能性があると思う)
五月雨式に出された情報を統合すると島の中央(蓬莱)に棲んでいる天仙さまたちは
(声がみんな諏訪部氏と甲斐田氏なの何か理由があるのかな)最初から不老不死ってわけじゃなくて
人間を使って丹を作って飲んで変若を繰り返さないと結局老いてしまうってことでいいんですかね。
再生能力やおそらくタオと思われるパワーも丹を飲まないと使えないっぽいし丹田やられたら倒せるし。
あとタオって使った分だけ老化が進むイメージでいいんでしょうか、
画眉丸が半殺しにした天仙様は逃げ帰ったとき老体になっていたし
メイちゃんが子どもから大人になったのも画眉丸を助けるために力を使ったからとか…?
天仙様たちみんな菊とか桃とか名前に漢字があてられてますがメイちゃんの名前はどういう字を書くのかな。
舞台は仏教的世界かと思いきやちょいちょい出される用語が道教寄りな気がしていて
不死の薬とか蓬莱とか道士とかキョンシーとか練丹術てことは徐福案件では…?
意識的にネタバレ避けてるのですが好き勝手考えながらの視聴たーのしー!ので2期を作ってほしいですね。
原作は完結してるみたいですからラストまで作れるんじゃないでしょうか。待ってるよ~。


スキップとローファー。
友人がおすすめしてくれて録画したらなんて、なんっっって、やさしい世界なの…!
日常ってこんなにまぶしくてキラキラして瑞々しいんだなあって…素敵な作品ですね。
これもOPがかわいくてきゅ~んとするので毎回スキップせずに見ています。
主人公たちがOPでダンスしたりEDで猫が登場するアニメは名作。

将来の夢は官僚、と意気込んで能登から東京の高校へ入学した主人公の高校生活を描いていて
ほんとうに何気ない日常生活がゆったり進んでいくストーリーなのですが
高校生たちの心の動きが丁寧に表現されていて善きです。
美津未ちゃんほのぼのとしてやる気に満ちていて強くてかっこいい子だ…!
「主人公がかっこいいことを言って解決する」的なのが一切なくて
失敗もするし落ち込むこともあるけど誰に対しても真摯でちゃんと考えて
今の自分にできる精一杯の行動と言葉を届ける美津未ちゃん…!!
志摩くんが悩んでいるときオロオロするけどすっごくすっごく考えてから声をかけるし
ミカちゃんが話しかけてほしくないときあ、今話しかけちゃダメなやつだってちゃんと察するし
結月ちゃんのこと最初は見た目でわあキレイってなっても今はタメ語で話すし
まこっちゃんがどんどん話すようになっておやつ買ってきてくれるとありがとー!ってもらうし
打ち解けた後のコミュニケーションがとても自然なんですよね。
梨々華ちゃんの前に立ちはだかったときも梨々華ちゃんに何かしようとしたのではなく
志摩くんを守りたかったんだろうな…と思うと無言だったのもうなずける。
彼女がいつも真摯に生きているから周りの人々も自然にいい影響を受けていくのが良きだし
エピソードの数々がしつこくなくさらさらとした描写なのも見ていてすごく気持ちがいいです。
誰にでも事情があるというか、その子がなぜ「そう」なのかは必ず理由があって
その子なりに一生懸命考えた末に今のその子になったことが切ないし、
でも本当にそう振る舞いたいのかというとそういう子もそうでない子もいて
言いたいことがある子が言いたいことを言えないとき胸がぎゅ~~ってなるし
言いたいことを言おうとするときファイト!ってなるし言えたときよかった~ってホッとします。
少しずつ少しずつ変わっていけることがこんなに素敵なんだなって感じられる。2期作ってほしい~。

たぶん美津未ちゃんのあの性格はナオちゃんや能登の家族や友人たちから
めいっぱい愛されて育ってきたからなんだろうな…というのが感じられるのもいいですね。
ナオちゃん素敵な大人で美津未ちゃんのこといつも気にかけてくれて
女子会のときは家をあけてくれて(女子高校生と成人男性が一つ屋根の下にいたら気にする親御さんいるだろうし)
ミカちゃんと仲良くなれそう、というかミカちゃん折に触れてナオちゃんにLINEしてそう。
美津未ちゃんの家族も友達の文乃ちゃんも美津未ちゃんをおおらかに見守っていて
から元気も見え張ってるのも全部お見通しで…こりゃ美津未ちゃん安心して過ごせるねえ。
そういえば美津未ちゃんが1話で送り出された凧島と書いていかじま駅はのと鉄道能登線の蛸島駅かな、
「近所の駅は10年以上前に廃線でなくなりました」のナレーションの通り同線の廃止は2005年なので
えったぶん美津未ちゃんたちが生まれる前…!gkbr
あと東京に来てから快速急行がやたら強調されてもいて
1話はてっきり京葉線の通勤快速トラップみたいに乗る列車か降車駅を間違えたのかと思ったけど
新宿駅から京葉線みたいな色の快速急行に乗って人混みに酔っただけで間違えたわけじゃなかった。。
吉祥寺で途方に暮れていたときに志摩くんと出会って一緒に井の頭線の久我山へ無事に着きましたね。

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東京駅のホームドアに一時期設置されていた広告。
美津未ちゃんと志摩くんが動物園に行ったとき上野駅で待ち合わせしたコマも貼ってあった☆


Opus.COLORs。
主人公が内田さんと逢坂さんだ!名古屋支部だ!!と盛大に某新幹線変形ロボアニメの流れで録画しましたら
なんかおふたりの声がマジでシマカゼくんとリュウジさんで毎回頭が大混乱しながら視聴してました。
(でも関係性は名古屋支部の2人とは全然違いました)(当たり前だよ)
(というか逢坂さんは花江さん小西さんとは鬼滅だし名塚さん梅原さん岡本さんとは赤髪だよ頭が大混乱だよ)
響くん、顔が良すぎる…!!逢坂さんの内に熱を秘めたクール系低音ボイスでしか得られない栄養があります(∩>ω<∩)
絵に描いたようなツンキャラだったけど最終回までにデレるでしょと思ってたらそうなったし
2期があったら主人公と敵対するキャラに対してバチバチに敵意飛ばすようになるんでしょ、
スタミュもそういうアニメだったもんね。
(音楽とかキャラデザとかがスタミュっぽいなと思いながら見てたらスタミュのスタッフだった)
1~2話で主要キャラ14人も出てきて全然覚えられないまま話が進むんですけど
なんかキャストがとてつもなく強いというかイケボしかおらんアニメで
これはたぶんストーリーよりもキャラクターを売りたいアニメなんだろうなと…そこもスタミュっぽい。
(あ、スマホニュースにスタミュネタがあったのは爆笑した(笑)アニメ「華桜会VSアンシエント」見たい!)

サブタイに#FFD900(黄色)とか#D91E10(赤)とかカラーコードがついててアートアニメって感じ。
空間にデジタル絵を描くパーセプションアートという新しいアートが生まれて10年ほどの世界で
PAを生み出したアーティストを親にもつ主人公がアーティストを目指しつつ幼馴染との友情を取り戻そうとする話。
ていうかPAやばくない…?三次元に絵を描いて音や香りや触覚も再現できるとかVRの進化形のイメージ。
作品作りはアーティスト(制作者)とグレーダー(判定者)の2人1組で行うことになっていて
1組ずつメイン回をやるのですが基本毎回もめてグレーダーがデレる展開でしたね。
グレーダー全員もれなくアーティストに激重感情抱いてて一癖も二癖もあるアーティストを導こうとして
基本イニシアチブ取りつつも(一部例外あり)アーティストの才能に惚れ込んでるから最終的には抗えない…。
後半はスクリブルアート(違法アート)犯人探しと月見里夫妻の事故の真相も入ってきたけど
響くんの事情は最終回までわからなくてえっまだ引っ張る?まだ??ってなってましたよね。
ああ、今日も何もわからなかった…ああ、今日も…ってなりながら毎回視聴を終えてました。
いやだってどう考えてもスクリブル描いたの響くんだし
俺が死なせたっていうのも結果論を勝手に背負い込んで拗らせてるんだろうなって思ってたらやっぱりそうだった。
あいつのそばにいる資格がないって言ってる子にはいいからずっと一緒にいろっておばちゃん言っちゃうわよ。
話が進むにつれてこれ何言っても和哉くん全部受け止めるから大丈夫だよって思ったよね…もっと話し合え…
響くんの愛は重くて和哉くんの愛は深いと思う。
事故車に残された月見里夫妻とお母さんの絵を取りに行こうとした響くんはお母さんが生きた証をなくしたくなくて
ちっちゃい響くんの強い決意、グレーダー転向のきっかけも和哉くんと純くんを守るためで
でも事故のことがあるから和哉くんからは離れてひとりになろうと思ったけど
1話の入学式で再会したのもたまたまじゃなくて響くんも和哉くんと純くんを探していた…。
アーティストとしての和哉くんと彼の作る世界が好きな気持ちと
月見里夫妻の事故の再来を恐れてアーティストはグレーダーに守られていろっていう気持ちと
また一緒にPAを楽しみたいという気持ち、様々な感情が響くんの中にありましたね。
和哉くんと響くんそれぞれが持っていたUSBが揃うと狼も揃ってEDのタイトルもサブタイと合わせていて
すごい綺麗にまとめていたけど、和哉くんがUSBの世界に見とれたときパッと手をつかんで
おまえまで一緒に消えそうに見えたってセリフで爆笑してしまいました。何その桜に攫われそうみたいな!
とうとう色なき額縁に入れられた絵は和哉くん響くん・月見里夫妻の4人の名前が入っていて
絵の前で3人でおてて繋いだり腕組んだり、すっかりあの頃の幼馴染に戻れてよかったです。
響くんから返信が来なくてもLINEを送り続けてた純くん健気~ずっと連絡とってくれてたのね。
(というか響くん、連絡するなって返信する割にはブロックもミュートもしないの最高)
和哉くんがどんなにがんばってきたか知ってるし泣かせたら許さないって言うの最強にかっこよかったです。
(というか純くんと響くんが話してると炭治郎と妓夫太郎を思い出してしまう(中の人的な))
2人がモダモダしてるのをずっと見守ってきた彼が最後に流したひとすじの涙は美しかった。報われたね。
そんな純くんを見守るいとこの道臣くんのやさしさは最強…!励ましたり肩たたいたりナデナデしてくれたり。
テコンドーは不発に終わりましたが純くんの空手より強いって、本編で見てみたかったですね。
お歌アニメではないので毎週歌うノルマとかは特にないみたいでしたけど
事故の後遺症みたいな影響か、和哉くんは超感覚を持っていてPAから描いた人の感情が見えるから
スタミュのミュージカルパートみたいなアートパート(実質キャラソン)があって、
アートにすれば和哉くんと視聴者には筒抜けになる仕様なんですね。歌詞めっちゃデレてる。
だからペア解消を告げられたときパリャアン!てSEが入ったの笑ってしまった、
ガラスのハートだったのね和哉くん…かわいそうに。。
どんなに響くんにつれなくされても真っ直ぐぶつかっていく和哉くん、よく歪まず育ってくれたな…。
周りが支えた影響はもちろんあるけど和哉くんにとって日常というのは当たり前ではなくて
いつか唐突に失われることもあると知っているから今でなくちゃだめで
向き合える時に向き合いたいって気持ちで響くんにぶつかっていったのかもしれない。
あまりめそめそしないからもっと弱み見せてもいいのよって思うこともありました。
両親のお墓参りに仏花じゃない花束を持っていくのよかったです。親御さん、ひまわり好きだったのかな。
そんな和哉くんに息子の攻略の秘訣を教えてくれる統梧おじさん、
名前が出たばかりのときはてっきり怖い人かと思ってたけどめっちゃやさしかった…!
「アーティストへの敬意を失ったらグレーダーは終わり」は名言。

アーティスト専攻は太腿にグローブを入れたベルトをつけて、グレーダー専攻は指輪をつけてますね。
(グレーダーがどの指に指輪つけてるかとか気になっちゃう)
華桜会の会議室より広い会場でやってたキュレーション回大好きなんですけど、個々に言い分はありつつも
会議だからみんな私情に流されないで理性的な話し合いができてましたね。
パートナー選びがカップルシャッフル元サヤ大乱闘みたいな感じだったのに会議はめっちゃちゃんとしてた。
PAが好きな気持ちはみんな同じだけど伊織さんみたいな芸術として人々に親しんでほしい派と
響くんみたいな一定の制限のもとアーティストも参加者も安全に管理されたアートを目指す派がいるのかな。
ペア決まってから響くんが和哉くんに容赦なくイメージボードのやり直しをさせてたけどそれはグレーダーとしての役割で
和哉くんのアーティストとしての力を知っているからだろうし(実際レパートリー広かったし)
会議で自信持って発言してたしめっちゃ熱い心持ってるグレーダーだよね。あとPAが本当に好きなんだなって。
ていうかアーティストとグレーダーどっちかじゃないといけないのかな。二刀流はダメなのかしら。
響くん伊織さんが認めるくらいの才能あるみたいだし可能なんじゃないかと思うのですが。
(麻秀くんに言われて自分の気持ちを思い返した響くんが和哉くんのアートに描き入れた傘すごく上手かったよね)
というか響くんは学校で絵を描いてないはずですが伊織さんはどこで才能を見出したんだろ、
2人とも月見里夫妻に師事してたからそこで見たのかな。
(だからたぶん、伊織さんの認める3人目のアーティストは響くんではないかと)
伊織さん、てっきり傲慢で俺様最強な癖つよ引っ掻き回し系アーティストかと思いきや(ド偏見)
割とちゃんとしてたというか面倒見よくて世界をどこまでも愛して故人の想いを受け継ぎ世に伝えていくみたいな人だった。
彼の振る舞いは先生である月見里夫婦の言葉が芯にあったのですね。
(絶対に言ってないけど「有罪」って言ってそうなのなんなん、声もだけど北原廉と共通項が多すぎる)
(月見里ブランド目当てで悪い大人が和哉くんに寄ってきたとき助けてくれる響くん絶対いるって妄想してましたけど
伊織さんとのやり取り見てたら割となりふり構わず悪い大人蹴散らしそうな勢いだった)
響くんが伊織さんに当たりが強いのは月見里夫妻と同じ道を辿るようなことをしていてやめる気もないからっていうか
伊織さんも響くんのアーティストを守りたい気持ちは理解してるだろうけど自分のアーティストとしての矜持を曲げない、
アーティストとして自分が危険な目に遭うならそれは自分の責任とか思ってそう。
響くんの嫌悪が額面通りじゃないってわかってるし覚悟が足りないって言い分はあるんだろうな、
でも特大の地雷を踏んだ自覚はおありになる。
和哉くんに「灰島に関わるのはやめろ」とか言ってた響くんとの雪解けが進んだ伊織さんの結託がいつか見たいです。
そんな風にド地雷埋めまくってた響くんとほぼ常に一緒にいる榊くんが上手くやってこれてるのすごい、
いやだって響くんからあのトーンの「うるせー」を引き出せる榊くんなんなの…マジ何者なの。
どっちも群れるの好むタイプじゃないしお互い居たらスッとそこに収まってるみたいな、
深く踏み込まず付かず離れずの距離感で言いたくないことに触れてこない榊くんは響くんにとって楽だったのかな。
(ところでハンマー引きずってた榊くんの顔の影の付け方ひぐらしみあったよね)
楓くんと麻秀くんの言い争いのセリフすごくバランスよくて脚本は大変だったんじゃないかな…
互いの言い分が正にも誤にもならないような。罵り合いシーンを見るたび感心してました。
「おまえはひとりの人間に抱く感情が一種類だけなのか?」の麻秀くんのセリフ最強にイケメンでしたね。
忍者屋敷みたいなおうちに住んでる由羅兄弟、兄は弟の好きなものの嫌な面を知らずにまっすぐ走って欲しくて
弟は好きなものの嫌な面をちゃんと知った上でまっすぐ走りたいという気持ちがあるド直球足ドン男子。
ジェネラルズの中でしっかりしてるの八柳さんだけよね…由羅兄は絵ばっか描いてるし
中静くんはザ・アーティストって感じだし。

ただまあ…たぶん制作側がやりたかったのは人間関係なので突っ込んでも仕方ないのかもしれないけど
結局作品の肝であるパーセプションアートそのものがよくわからなかったのは惜しいポイントですね。
公式HPの用語集に作り方とか書いてありましたけど本編での具体的な描写が足りなかったと思うし
制作方法や展示方法もどういうものかはっきりしないしグレーダーの仕事ももっと見たかった。
ユーレイデコのときも思ったけど、あれだけの技術がある世界で
データをクラウドとかにバックアップとかできないんですかね。
互換性の問題で支持空間のアプデ後には展示できないって早々にわかりそうなものだし
デジタルアートの保存方法とか検討されてないんだろうか。
消えてしまう儚さもPAの魅力のひとつ、とか言われると困るんですが…後進が先達のアートを勉強できないよ。


おとなりに銀河と青のオーケストラも見てますが、こちらは特に感想は述べませんが
銀河は紅葉さん役の松井恵理子さんの冷静な低音イケボにメロメロになってますし
青オケは主人公の父親のバイオリン吹き替えがヒラリー・ハーンでひっくり返りそうになった。
例のめちゃくちゃに切り刻まれそうな鋭い音色でパガニーニ弾いててめちゃめちゃ怖かった…!
えっ彼女パガニーニとか録ってましたっけ??新録では???NHKグッジョブ。
作画もモーキャプじゃなくて作画の方が好みかな…2話の青野くんや4話の小桜さんの演奏すごいよかったので。
(原画に佐藤好春氏のお名前を見つけてファ~~~~ッってなってます、ファ~~~)
ポケモン新作もとりあえず見てみるか~とちょこちょこ見てますが
まずポケモンの種類が増えすぎてて半分以上わからない…!(金銀までしかやってないポケモン老人)
バトルを毎回やらないとか敵組織が毎回出てこないとか謎アイテム出しておくとか
子どもだけで冒険させずに見守る大人を複数つけているとかが、現代のポケモンて感じ。
子どもたちの持つアイテムの謎解きが少しずつ進んでいくのワクワクするし
最新話はモリーさんでしたが大人たちの深掘りも楽しみにしています。
エンディングで毎週クルー交代でラップやるのおもしろくて毎回聞いてますね。


あ、黒鉄の魚影も春に見に行きまして、おもしろかったんですけど
(博士の哀ちゃんへの愛に泣いたし蘭ねえちゃん強かったしラストの哀ちゃんかっこよかったし)
物語の構成は前作のハロ嫁に軍配があがると思う。
脚本がちょっと強引というか、やりたいこと全部やろうとして忙しくなってしまってる気がしたんですよね。
今回はどうせぶっ壊される巨大建物と派手なアクションと殺人事件と謎解きといういつものコナン映画のネタの他に
組織にコナンと哀ちゃんの正体がバレてそれが否定されなければならないのでやることが多い!
というかもう、組織の皆様が出てくるたびに笑いながら見てました。そういう内容じゃないのに。
ベルモット姐さんひたすらお色気担当だったし
キールさんがコナンくんの意図も哀ちゃんのことも全部わかってて行動してくれるの大感謝しかないし
バーボンとしての参加だったけど電話で情報提供しかしない安室さんちょっとそこ座れってなるし
ジンニキ相変わらずラストで盛大なミスを犯すし。。かわいそう。。。
そしてMVPはウォッカさんでしょ…!なんていい人なのあの人。。
哀ちゃん殺さないでいてくれてキールさんに魚雷のこと全部説明してくれて
挙句の果てに潜水艦の「海中に居れば居場所がわからない大型兵器」という強みを
「ジンの兄貴に魚雷発射管から乗艦させるなんて失礼なことさせられねえ」という忠義で全部捨てちゃった。
彼の兄貴への巨大忠誠ほんとおもしろくて永遠に笑ってしまう。
ピンガちゃんさ…ゲストキャラとしてアイリッシュやキュラソー並に活躍すると思ってたのに
終わってみればアイリッシュやキュラソーを見習えって言われてしまう気の毒さよ。。
せっかく村瀬氏を起用したのだからもうちょっといい感じに使ってあげられなかったのかな…どうしてああなった。
というかコナンアニメにおける「実力派声優で犯人がバレる」というネタを
種崎敦美・諏訪部順一・神谷浩史・村瀬歩・沢村一樹を起用することで克服したのめっちゃ笑う。

tabekoai.jpg
食べマス名探偵コナン、コナンと哀ちゃん。
映画公開後にイオンで販売されていたのでゲットしました。
食べマスいつも冷蔵でコンビニ販売のときは多くても10個くらいしか売り場にないんですが
今回は冷凍でイオンのアイスコーナーに100個くらい置いてあって選び放題でおもしろかったです。
結構かわいいお顔のを選べたと思う☆
2023_03
25
(Sat)23:54

生きているんだ生きてゆくんだ命がきらきら光ってる。

今期アニメ感想。
ぼのぼの、ツルネとヴィンサガ2期、文スト3期、まほよめとのりものまんの再放送ほか、新作を。

ノケモノたちの夜。
生まれつき悪魔が見えるウィステリアが悪魔のマルバスと出会って視力と引き換えに契約して旅に出て
行く先々で起こる出来事や出会いを描いています。
原作マンガは未読ですがサンデーで連載されていたのですね、
ストーリーは割と王道でわかりやすくて、物語の入門書のような感じがしました。
バディや兄妹愛、上下関係、貴族と国家、悪魔と契約、それに基づく戦闘と葛藤。
たぶんうまくいくんだろうな~そこまでどうやって辿り着くかな?と思いながら見ています。

原作者によると時代は19世紀後半のロンドンだそうで
世界観としてはコナン・ドイルの『緋色の研究』の後くらいらしい。
(マルバスもシェイクスピア劇を見たのが200~300年前と言ってるよね)
レスター広場やリージェントパークがアニメの背景に描かれていてリアリティがあります。
マルバスやナベリウス、アスタロト、ダンダリオン、シトリ、どれもグリモワールのゴエティアに出てくる悪魔で
姿形も獅子だったり猛犬だったり、ゴエティアの記述に合わせてデザインされていますね。
ひたすらにやさしいウィステリアとひたすらに誇り高いダイアナがいて
そんな2人の女の子についていくことになった悪魔2人は腐れ縁で
崩国の十三災とか御大層な名前がついている割にはやたら人間くさくケンカばかりしていたりして
ああ~サンデーの少年マンガだなあって^^
ウィステリアの兄のスノウが所属する悪魔祓いの剣十字騎士団と最初は敵対しているものの
ダンダリオンを相手に共闘することになるのもう~ん王道、って思いました。
シャーロック・ホームズとジョン・ワトソンもロンドンが舞台のファンタジーだったら出したくなるよね。
(古川さんは憂国に続いてホームズ役なんですね。キャラは真逆だけど)
マルバスはスノウを気に食わない小僧と思ってるみたいですが
彼のイメージ映像の中のスノウはいつもウィステリアと一緒にいてニコニコ笑っているので
何だかんだウィステリアとセットだと思ってるんだと思う。
というか逢坂さんと小西さんは鬼滅と忍びに続いてまた共演なんですね、
次回予告だけ見てると戦っちゃうのかな~~さて、さて。


NieR:Automata。
宇宙から飛来したエイリアンと地球を追い出されて月に逃れた人類が
機械生命体とアンドロイドを使って代理戦争をしている数千年先の未来世界で、
人型アンドロイドの2Bと9Sを中心に機械生命体との戦いを描いています。
原作は数年前に発売されたゲームでマルチエンディング方式(AからZまで26種類あるそうな)、
アニメはそのエンディングのどれかをやるのかと思いきや
リリィさんとかゲームに出てきていないキャラクターがいて過去回まであったので
(ゲームだとレジスタンスのリーダーはリリィさんじゃなくアネモネさんらしい)、
アニメはアニメのエンディングがご用意されているのではないかというご意見を見かけました。ほほう。
(そういえばVer. 1.1aってタイトルにもついてるしな…)
パスカル役の悠木さんが「誰を推しても心が死ぬ」とインタビューでおっしゃっていて
gkbrしていますが最後まで見届けたいと思います。
いやだ~~っパスカルおじちゃんしぬな~~~!!!(制作側の思うつぼにハマっている)
えだってパスカルおじちゃんいなくなっちゃだめでしょ…姉妹ちゃんとか村人の面倒誰が見るの…。
いや推したらしぬ時点でパスカルおじちゃんたちの運命推して知るべしですけど…。
ゲーム未プレイのため何も知らずに見ているのでいつ誰が木っ端微塵になるかもわかってませんgkbr。

そんなわけで事前の情報なんも知らずに見た初回のアクションシーンで心を持ってかれました。いやあ凄まじかった。
カメラが回りまくってアングルぐるぐる変わっても何が起こってるのかはっきりわかる戦闘作画とレイアウト良き。
アンドロイドは感情を持ってはいけない、与えられた命令を遂行する、余計なことは考えない…が
モットーの2Bが記憶をなくした9Sに思うところがあったりリリィさんの過去話を聞いたり
パスカルおじちゃんの村民のために動いてくれたりするやさしさを持っていて
本人は自分の行動に矛盾はないと考えているのかもしれないけどそこが好き。
パスカルおじちゃんとの会話で「何が残れば自分でいられるか」みたいな話をしていたときに
辛辣な9Sをたしなめたりしていて、基本的にはいい人なんだろうな。
ハイヒールの音が心地よくて、効果音のご担当さんがよい仕事をしていなさると思う。
9Sは普段は明るく振る舞っているけど機械生命体を警戒しているし
廃墟遊園地で命乞いをした母子の機械生命体を容赦なくぶっ壊したりしていて
かと思えば2Bと親しくできているのを喜んでいるし2Bが危険にさらされれば助けに行くし
人間ぽいのかそうでないのかちょっとわからなくておもしろい。
司令官やオペレーターも人間に見えますが全員アンドロイドなんですね。人類は出てくるのだろうか。
A2がもともと2Bみたいな容姿だったのはリリィさんの過去回でわかったけど(つらすぎて大泣きした)、
2Bの容姿で明るい声でしゃべられると脳がバグりますね。
機械生命体がザクザク移動してるところはロビタみたいでおもしろい、
地球で人間の残したものを使ったり作ったり、花を愛でたり、村や王国を作ったりしているうちに
だんだん感情が芽生えてきているということなのかな…なぜかな。地球パワーかな(適当)。
アダムとイヴは機械生命体でいいのかな…かなりインパクトのある登場をしたけど
その後テーブルでのんびり過ごしているだけなので彼らについてはいまいちキャラが掴めないです。
てゆかあのテーブルの長さなんなの、距離感バグりすぎでは。。

最新話で釣りをしていたジャッカスさんがアジを釣ってすすめてくるシーンがありますが
ゲームにも同じシーンがあるそうで、原作プレーヤーの人たちによると
あそこでアジ食べると本当にゲームオーバーになるらしい。。
アジに含まれる成分でアンドロイドの水分が固まってしまうのだそうで…こわ…。
エンディング後の人形劇で2Bがアジ食ってゲームオーバーになっててめっちゃ笑ってしまった。
そう!みんながこっちが本編って言ってる本編後の人形劇が毎回めっちゃおもしろくて繰り返し見てます。
白チョークで書いたみたいなキャスト・スタッフクレジットに紙でできたお人形がちょこちょこ動いて
世界観について説明したり視聴者からの質問に答えたりした後なんかロクな目に遭わずに終わって
2秒の超速エンディングに「つづく」の文字。なにあの完成された2分間は。
とか思ってたら人形劇の始まる前にいつも「マルチエンディングを実施」って書いてあったことに後から気づいて
ああこれゲームのエンディングみたいにひとつひとつ楽しんでねってことなのかしら…。
その割にはバッドエンドが多いけど。(ゲームは一応正規エンディングもあるらしい)


火狩りの王。
WOWOWだから見てる人少ないかもしれませんが(早くBSか地上波に降ろしてほしい)、
オンデマンドが無料トライアル中だったので契約して視聴。
日向理恵子氏の本は何冊か読んでいて、このシリーズも既読でしたが
アニメ化すると聞いてたぶんエピソードが大幅に削られたり入れ替えられたりするんだろうな…と
予想はしていましたがやっぱりそうなりましたね。仕方ないね。
(肝心な部分は拾われているけど、煌四が明楽や炉六に会うのが原作より遅くなっていたし
綺羅が火華に反発するシーンもちょっと唐突に見えてしまった)
原作が4冊あるので全編アニメ化するとなるとたぶん1年くらいかけて放送することになってしまうしな。
1クール目は2巻の終わりまでだったので、2クールで3・4巻をやるのかな。
あの難解な結末をどう描くのかとても楽しみです。
脚本が押井守氏なので下手すると原作以上に難解になるんじゃなかろうか。
(あと押井氏なのでセリフは物語のキーになりそうな部分をきちんと拾いつつ
回収車のギミックや首都の街並みや生き木などのクリーチャーにめちゃめちゃ尺を割いていたの良かったです。
ああいうとこ妥協せずに作っておくとエピソードへの説得力がぐっとあがるよね。
ファンタジーだから世界をしっかり見せておきたいってことかもしれないけど)
(あとナレーションが榊原さんなのすごく重厚感があって素敵です。押井氏のミューズですね)

さっきも言ったけど灯子の住む村から煌四の住む首都、燠火家、森、回収車、神族たちの神殿、
首都で灯子たちがお世話になる照三さんの家など美術設定が細かいなと思う。
アニメモノノ怪みたいな、一見するとのっぺりとして二次元的なんだけど
和紙みたいな効果がつけられているので不思議に立体感や奥行きが感じられます。
キャラクターもあまり影をつけずに描かれているので
うまいこと背景と溶け込んでいて違和感はないですね。
明楽をはじめとする火狩りが使う武器や斬られた炎魔から飛ぶ火、回収車の動く仕組みや働く職員の様子、
煌四が使う雷瓶と雷火の表現などを映像で見せてもらえて、ああこういう形や色だったんだなと。
クンが虫を飛ばすシーンもこんな虫たちをこんな風に飛ばすんだって思いました。すげぇかっこよかった。
ひばりが式神を飛ばすのは割と想像通りでしたけど声が石田彰だと思わなかったのでやられました、
ぴったりだよ!!
灯子の久野さんも坂本さんの明楽も細谷さんの炉六もぴったりで
特に灯子は、最初あれっと思ったけどどんどん馴染んできてもう久野さん以外の声は考えられなくなってます。
引っ込み思案で物事をよく見て考えているような、細くゆらゆらと震える声がとても良き。
あれっと思ったのは灯子が初めて炎魔を狩るシーンの作画がやけにあっさりしていたことかな…。
明楽や炉六みたいなプロではないからかもしれませんが、結構、カットをつかって大胆に描くのかと思いきや
1カットでズバーッてやって終わりでしたね。
物語におけるターニングポイントになるエピソードだと思っていたけどちょっと想像と違ってました。そういうこともある。
犬たちの動きがダイナミックで、かなたもてまりもみぞれも元気に動いてますね!
犬はこの物語の重要なキーキャラクターだし、特にかなたが大活躍しててうれしいです。
ダイナミックといえば緋名子ちゃんもでしたね…想像以上に飛び跳ねててびっくりしました。
あの子ほんと救われてほしいけど、原作では、ねぇ…その部分までアニメでやるのかな。


あと水星の魔女をアンコール放送で一気見したんですが何あの地獄絵図…って言ってたら
弟くんが「地獄じゃないガンダムなんてあるの」って通りすがっていきました。真理だ。
ダブスタクソ親父の真相とお母さんの正体はわかったけどスレッタちゃんは…年齢いくつですか…。
後半でエアリアルと明確に会話してることが判明してるし
エアリアルの中にいるのが4歳のエリクトでスレッタはその後の人格なんじゃないかとか
色々考察されてますがどう考えてもえげつない真実しか想像できない。
てゆかなんで子どもだけで会社やってんすか!いや筆頭株主はダブスタパッパだけども。
シンカリオンを見てから子どもが巨大ロボに乗るとか子どもだけで大人の仕事する的な描写が
今までより気になるようになってしまってな…大人たちしっかりしてほしい…。
鉄オルやヴヴヴみたいな結末にならないことを祈りつつ。
(いやサンライズと大河内一楼がタッグ組んでる時点で無理かもしれないけど)


そういえばアニポケのサトシとピカチュウの旅が終わってしまった!
過去絵のオープニング映像や初期のエンディングをこれでもかと使ってくれて
カスミとタケシが一緒に旅をして、過去シリーズの仲間たちともぽつぽつ再会して
最終回でマサラタウンに戻ってくるとかなんのサービスですか!
マサラはまっしろ、はじまりのいろ。ポケモン赤やってたときのこの説明文が大好きでした。
「君はどこまでポケモンマスターに近づけたのかな」シゲルの言葉で考えてまた旅に出るサトシさんですよ、
いつだってサトシを旅に導くのはシゲルなんだ。エモい。好き。
最高のボロボロ靴を置いて新しい靴に履き替えて旅立つサトシ!からの!タイプ:ワイルド!!
締めとして最高でした…ありがとうございました。松本さんお疲れさまでした。
ロケット団の3人もお疲れ様~~~君たちの決めゼリフも人生も大好きでしたよ。
きっとまたサトシとピカチュウを追いかけて行く先々でバイトするんでしょ、知ってるんだから。
来週は歴代主題歌番組だそうなので号泣する準備をしておかねば。
来月から始まる新しいアニメの主人公たちの行きつけのカフェとかで
サトシさんそっくりのマスターがお店経営してたりしませんか。名前もサトシで、声は松本さんで。
大谷さんのピカチュウはキャプテンになって続投っぽいですがたぶんサトシのピカチュウとは別固体かな、
いやでもフリードさんがある日突然「こいつ俺の知り合いの相棒だったんだ」とか言い出したらどうしよう。


あとシンカリオンファンの皆様!シンカリオンZが4月からまたMXで再放送されますぞ~!!
てなわけで、追記にシンカリオンな日々です。↓

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2023_01
14
(Sat)23:59

志雲より高く。

mejughibli_1.jpg
松屋銀座のアニメージュとジブリ展に行ってきました。
ジブリを中心にアニメージュと日本のアニメの歴史をたどる展覧会です。
地下鉄の通路にポスターがいっぱい貼ってありました。
松屋は地下鉄から直結しているので行きやすい。

mejughibli_2.jpg
入口。
チケットは日時指定の予約制です。

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こちらのマークがある場所のみ撮影が可能です。フラッシュ撮影と動画撮影は×。

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壁一面にアニメージュの表紙がありました。
こちらは創刊号(1978年5月刊行)の表紙。宇宙戦艦ヤマトですね。
画は田中愛望氏、雑誌としては前代未聞の11色ものインキを使って印刷されたそうです。

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アニメージュの表紙の壁を突き破ってネコバスが顔を出している!
紙が破れてる表現も大胆で、どーん!て音が聞こえてくるような迫力でした。
額の行き先表示には「銀座」と書かれていましたね。
この展覧会が全国各地を巡回しているときはご当地の行き先表示になるそうで
次の名古屋と熊本でもご当地表示になるんでしょうね。

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登ったりはできないけどお触りはOKだそうです☆
肉球かわいい~~~指3本なんですね。

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ネコバスの後ろ側はこうなっています。
窓から顔をだして記念撮影ができます☆

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撮影待機列はソーシャルディスタンスでこんな足元マークが^^

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ネコバスの裏側の壁にもアニメージュの表紙があります。ナウシカが映画化した頃のかな。
同時期に表紙になっていたのはマクロス、うる星やつら、クリィミーマミ、Zガンダム、ダーティペアなど。

mejughibli_10.jpg
こちらはラピュタとトトロ・火垂るの公開時。
同時期に表紙になっていたのは天使のたまご、Zガンダム、アリオン、エースをねらえ、ポリアンナなど。

mejughibli_11.jpg
魔女の宅急便の公開時。
同時期に表紙になっていたのはパトレイバー、ボーグマン、シュラト、銀英伝など。

以下、写真が多いのでたたんであります↓クリックで開きますのでどうぞ☆

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2022_12
24
(Sat)23:59

ありふれた毎日にアイディア。

今期アニメ感想。
ぼのぼの、SPY×FAMILY2クール目、MX放送後に配信されるシンカリオンZの再放送ほか、新作を。

うちの師匠はしっぽがない。
文明開化後の大阪にやってきた狸のまめだちゃんが上方落語家の大黒亭文狐に弟子入りして
化け学ではなく芸で人間を化かすために修行に励むストーリー。
原作は何年か前にチラっと読んだだけなのでほとんど初見に近い形で視聴しています。
落語監修に笑福亭生喬・林家染雀・露の紫と上方落語の人々がついているし
まめだちゃんが初心者で落語の寄席や三味線や劇場について少しずつ覚えながらお話が進むので
落語についての知識も知ることができて勉強になる。
上方落語はナマで見たことがないのですが見台や膝隠しがあったり拍子木を打ち付けたりと
江戸の落語と異なる部分があるのですね。
主人公の名前の「まめだ」も上方落語の演目のひとつですね。

MAOさんがんばっている…すごい…がんばれ…!
何しろまめだちゃんがめっちゃ早口で、落語がテーマですから基本的に会話作品でセリフも膨大で
特にエンディング後のしっぽなのしっぽコーナーはあんな短時間で劇中落語のストーリーを全部説明してて
これ、ほんと、まじでよく口がまわるな…なんでだ…って毎回呆然と見ています。(プロだからだよ)
初心者だったまめだちゃんが経験を積んで少しずつ話せるようになっていくのを微妙な表現で出してらして
まめだちゃんがんばれ…!ってドキドキしながら見ています。
山村響さん…すげぇ…!
わたし上方落語はわかりませんが山村さんがすごいっていうのはわかった、
明らかに江戸落語とイントネーションが違うっていうのが初心者のわたしにも伝わってきたもん。すごい。
もともとお稲荷様?だった文狐師匠が落語を始めたのは文鳥師匠に助けられたっていうのもあるけど
大きな理由は落語の中にいる昔なつかしい人たちに会いたいからで
そういう意味では結構危うい精神でいらっしゃるな…という気持ちもあります。
まめだちゃんが来てからはなし崩し的に色んな人と付き合うようになってますけど、はてさて。
椿白団治師匠はたぶん初代桂春団治がモデルでしょうけど
(借金まみれだったり出囃子が野崎だったり十八番が祝いのしだったりするところ)、
声が最初江口さんてわからなくて(シビスやドーマスやロイドさんと全然違ったので)
エンディング見てびっくりしました。普段と噺のときのギャップがかわいいよ~。
霧の圓紫師匠はこのアニメの落語監修のおひとりでもある露の紫さんがモデルかな?
わたしあまり竹達さんが出演されてるアニメ拝見してないのでうまく比較できないんですが
アズサちゃんと全然違う底冷えする声とお芝居でええぇかっけえぇ!ってなってるところです。
メトロノーム使うと話す速さが変わるのおもしろすぎる、そして噺の間とテンポが良すぎる。
あと恵比寿屋歌緑師匠が石田彰氏でえええこれはラスボスでは…!?って戦慄した。。
落語心中で八雲師匠を演じた石田氏がまた落語家やってくれてる!
ヘビースモーカーで最初は咳しかしてなかったけどまめだちゃんの試験が始まってからは
ニヤリ笑いしてたりめんどくさがったりニコニコしてるかと思えば急に背筋がヒヤッとすること言ったり
どんどんキャラが出てきてドキドキしちゃうし石田氏やっべぇ…てなってる。
遊郭でまめだちゃんに「代われ」って言ったときの声色がぞわっとするやつで鳥肌立ってしまった、
あんな「代われ」ある!?石田彰にしか言えないですよ、あんな、代われ。
最高にいい三枚起請でしたがあれ無理に作画で美人さんを出す必要なかったよね、
石田氏の演技で充分伝わったと思いますよ。(まああれはまめだちゃんビジョンなので別にいいけど)
最終回近くにえらいべっぴんが出てきたってやっぱりひっくり返りそうになりました。
原作者のTNSKさんが言ってらしたんですがアフレコでの石田さんのイントネーションは完璧で
一度録り終えた後「今からキャラの感情を入れて演ります」とおっしゃってまたお演りになったそうで
監修の染雀師匠が驚かれていたらしいです。
江戸落語だけでなく上方落語まで演じきる石田彰の落語力どうなってんの。まじで一席見てみたい。
そして終わるとぶっ倒れちゃう歌緑師匠はどこかで八雲師匠と血とか繋がってませんか、共通点が多すぎる。
(お名前とか人情噺とか遊郭で過ごしているところを見ると歌丸師匠がモデルなのかな)


後宮の烏。
中国風の架空の国を舞台に、後宮の奥に住んでいる烏妃と呼ばれる特別な妃のもとを
皇帝の高峻が訪ねるところから物語が始まり、
その後も宮廷で起こる様々な事件を烏妃が解決していくというストーリー。
オープニングが何とも言えない色気と奥行きのある歌で飛ばさずに毎回見ています。
女王蜂のアヴちゃんさんの声を聞くのは初めてですが(犬王まだ見てませんすみません)、
ちょっと耳に残る癖になりそうな声だなあと。一度聴いたら忘れられそうにない。

烏妃は何度か代替わりをしていて、当代の烏妃である寿雪は16歳の少女で
「呪殺ならば命を、祈祷ならば財産を、失せ物探しは応相談」ということで
花を用いた不思議な術を使いながら物事を解決していきます。
幼い頃に烏漣娘娘に選ばれて後宮に来て成長した寿雪が
高峻に対してまったく物怖じせずしゃべっているのは世間知らずというのもあるかもだけど
自分はそういう立場だと教えられて育ったからだろうな…。
高峻が誠実な人でよかったし、皇帝という権力を持つ意味をしっかりわきまえているので
あまりこじれることなくストーリーが進んでいくのもストレスがなくていいなと思う。
あとこのての作品て主人公が陽の当たる場所に出てきて権力者と結ばれてめでたしめでたしになったりしますが
高峻が「友になりたい」って言いだしたときはおおっ!て声が出ました。友情ものだったのか。
歴史書がふたつあったことが判明して読後なのでそうするのが一番いいと思ったのかもですが
烏妃という存在も寿雪の意志も尊重している接し方ですごくいいなと思いました。
寿雪の周囲にいる人たちもいい人ばかりで、九九や温螢はすごくやさしいし
淡海のオンオフのスイッチのギャップすごいし衣斯哈はあのまま健やかに育ってほしい。
花娘がすっかり寿雪のおねえさまでありお友達になって…よかったね寿雪…
お茶の席でお饅頭をほおばる寿雪のしあわせそうなこと。甘党なんですね^^
星星は烏漣娘娘の何なのかわかりませんがかわいいのであのまま夜明宮のマスコットでいてほしい。
寿雪の世界がだんだん賑やかになっていくの善き善き。麗娘も安心できているんじゃないかな…。

寿雪は銀髪なのでおそらく欒夕の子孫なんだろうけど
そのことがわかっても高峻は寿雪は寿雪として接してくれるだろうし
でも何らかの対策は取ろうと奔走するだろうなと思います。友達なので。
あとこのアニメの何がすごいって杉田智和氏と釘宮理恵氏に老人の役を振ったところですよ…!
最初聞いたとき誰この声ってわからなくてエンディング見てびっくりました。で、最初からまた見た。
漁泳さんは麗娘さんをひとりにしてしまったことをずっと後悔していたんだなあ…
蕙蘭さんが自分の現状に気づいたときのくぎゅうの声がすごい、というか一人三役がすごい。
声優さんてすごいなあ…!


DIY-どぅー・いっと・ゆあせるふ。
新潟県三条市を舞台に、6人の女子高校生がDIYで小物づくりや秘密基地づくりをするオリジナル作品。
DIYか~おもしろそう、と軽い気持ちで1話を録画したら
なんかほのぼのかわいいアニメが始まった…(*´Д`)みたいな気持ちで見終えて
続く2話も3話も4話も…えっかわいい…ほのぼの…しかしDIY描写がガチすぎる…しかしほのぼのかわいい…
みたいな、なんか不思議にふわふわするけど芯がどっしりしている作品だなあと思いながら
最終話まであたたかい気持ちで視聴しました。
キャラデザがふわふわ柔らかくて影つけなくても手触り感があってすごいと思うし
髪の影の色指定がオレンジに緑とか金髪にピンクとかつけちゃう大胆さがあったし(でも違和感は皆無)、
せるふだけ口の中が真っ白なのとかもキャラ立ってておもしろかったです。
細いタッチで動かす作画もですが何よりレイアウトがすばらしくてな…
目元の静止アップとかで口の作画を省略とかしなくてキャラの引きのカットが多くて
常に画面のどこかが動いていてしっかり手間暇かけてると思いました。
背景美術もイラスト風のやさしいタッチで作風にぴったりで、
なんかもうすべてが計算されつくされた画面づくりで感心してしまって
こういうアニメを作るぞ!っていう制作側の意志をハチャメチャに感じましたね…。
オープニングが6人で歌うDIYソングでめちゃくちゃ楽しそうで素敵だなって思ったし
エンディングがあたたかい気持ちになれる歌で、ギターをDIYする結愛家の3匹もかわいくて
両方ともスキップせずに見ていました。
オープニング→本編→エンディングまでしっかり見ていたアニメはシンカリオン以来かも。

のんびり屋でお母さんと犬・猫・豚と一緒に暮らしているせるふちゃん、
しょっちゅう何かにぶつかって怪我が多くて、幼なじみでお隣に住むみくちゃんにお世話されてるけど
実はみくちゃんの方がせるふちゃんから自立できてなかったっていうのが後半に明かされて
なにそのふくやまけいこ作品みたいな関係…大好き(爆)ってなって陥落。。
冒頭でみくちゃんがツンツンしてたのは、今までずっと「せるふには自分がついてなきゃ」って思ってきたのに
中学にあがったせるふちゃんからいきなり自立しますみたいなこと言われて宙ぶらりんになってしまって
どう接したらよいかわからなくなってただけなんだな…。
何だかんだでDIY部に引っ張り込まれたみくちゃんがだんだん部員の子たちとも仲良くなって
せるふちゃんとも前みたいに自然に話せるようになって
最終話で2人一緒にブランコ作れてよかったなあ…ほのぼの…(*´ `*)。
(その代わり材料に使われた部室はだいぶボロみが増したと思われる)
せるふちゃんの方もみくちゃんと一緒にいることと何か作ることが大好きなので
たぶん大丈夫でしょうね、今後もつかず離れずやっていけそうだなと思いました。

部員がじわじわ増えていくところがザ・部活動ものって感じでわくわく。
部長さんを一目見たとたんあ、この人絶対かっこいい…ってなった…かっこいい…。
口数少ないけどDIYの腕は確かで工具愛とかを誰かに押し付けるわけでもなく
材料を適切に選んで工具を巧みに使いこなして淡々と作業する姿がかっこいいです。
背中に工具背負って自動歩行器に乗って登校する高校生はいいぞ。
あと声がね!佐倉さんのイケボを久々に聴いたぞ!!彼女の低音はいいぞ…!
ハヤトくんとはまた違った落ち着きとしなやかさがあってもっとしゃべって!ってなってます。
ご両親がホームセンターの社長と専務で、娘の部活の秘密基地づくりのために
一番基礎的で一番危ない作業を買って出てくれるのいいですね。大人がしっかりしているアニメは名作。
せるふちゃんのクラスメイトの匠ちゃん、一点集中型で繊細な作業が得意で
手のひらサイズのきらめきを作れるのが彼女の強みですね。かっこいい。
部長さんとひま少の話で盛り上がってたの楽しそうでよかったです。
軽業とセキュリティシステムの切断が得意で怪盗とかやれそうなしーちゃん、
語尾に「ニャ~」がつくのめちゃめちゃかわいいです。
誰とでも仲良くなれるタイプでぐいぐい迫ってきても嫌みがないのいいですね。
大きな動きができるから骨組みバンバン作っちゃうの頼もしさしかない。かっこいい。
ジョブ子ことジュリエット・クイーン・エリザベス8世ちゃん、
しゃべり方が上から目線で素直じゃないところに部長がイラっとしてるときもあって
最初は対立しちゃうのかな…って思いましたけど
高校生に囲まれて12歳の子が対等にやっていくには強がるしかなかったのかもなあ…と。
能力が高いゆえに飛び級で高校生をやってるわけですが
人生経験はせるふちゃんたちの方が数年重ねているのでどうしても違いは見えてしまうよね。
ちょっと揉めたのは最初だけであとはみんな彼女のことを頼りにしていて
彼女がみくちゃんの家に居候することになってみくちゃんもDIY部と付き合うようになったので
みんなをつないでくれた子だと思います。
最終回ですっくと立って飛行機に乗る姿がかっこよかった。きっとすぐに遊びに来るね。


万聖街。
羅小黒戦記のスタッフが制作していると聞いて視聴を決めましたが
たぶんそうと知らなくても見てたと思う、とにかくエピソードもキャラも全部かわいくておもしろい!
テンポのよい5分くらいのアニメが30分にぎゅっと詰まっていて次々に色んなことが起こるので
やば、待って、素敵、やばい、おもしろい!ってなって最後まで見てから
「もう1回最初から見よう」ってなって再生を始めてエンドレス。
「引き続き万聖街をお楽しみください」って毎回テロップが出るの笑ってしまうし
「ハイ!」って返事しそうになるくらい楽しい。

悪魔と吸血鬼と天使と狼男とミイラとゾンビと化け狐と猫又が北京で生活している、と書くと
なんだか妖怪ものみたいですが
1031号室という場所とタイトルの万聖(All saints)を見ればあらゆるHallowsのことなんだな、とわかる。
人間の世界で勉強をするために北京にやってきた悪魔のニーニ、
1031号室の住人たちに最初は戸惑いながらも持ち前のやさしい性格であっという間に打ち解けて
ペットショップでバイトできるようになってたりして強い。
林先生の輪や羽に触れたりするとヤギに戻っちゃうのもかわいい。
吸血鬼のアイラが血液を買って飲んでたり生活が夜型でゲーム実況ばっかりしてるのも
吸血鬼の生態を踏襲しているし
狼男のダーマオが夜空の月だけではなく絵に描かれた月とか丸いボールとか見ても狼になっちゃうのとか
(あごを撫でられたりボール取ってこいって投げられると取りに行ったりするのワンコっぽくてかわいい)
林先生の生活力と天使の浄化パワーには誰もかなわないとか
リリィは生き物としてだけじゃなく性格も天使そのものだったりとか
シャオルーはゾンビだからバラバラになっても動けるとか手だけで俳優やれるとか
アブーが全然しゃべらないのとか、ちゃんと正体の元ネタをしっかり組み込んでいておもしろいです。
5話でアブーがいっぱいしゃべったりダーマオがウォッカ持ってたりするのちょっと意外で楽しかったな…。
後半で新キャラが一気に出てきてキャラを立てていった勢いがすごかった、アイキャッチも一新!
キャスト見てクラクラしました…なんだこの布陣…!
キュウゲツさんのCVは実況ツイ見て「あ、そう言えばそうだ」と思ったけど、ももさんの声気にしてなk
×気にしてなかった
〇おもしろくてそれどころじゃなかった
ももさんは再び飲み始めちゃったときのために医療とも繋がっていて欲しいなぁ(アルコール依存症だよね)
1031の住人たちが1年もかけてケアしてあげてすごい…見捨てない街万聖街。
沢城みゆきさんのギャグ声や酒乱演技からしか得られない栄養素は存在します。
あとわたしは兄キャラに弱いので林先生とニックのエピソードで泣きそうになってしまった、
なんて面倒見のいい2人なの…!
先生は妹が大好きだしニックも弟が大好きじゃん、そしてリリィも兄が好きだしニーニも兄が好きじゃん!
きょうだいずっとしあわせでいてほしい。

ニーニの中にいる魔王も本当は静かに過ごしていたいし何もしてないのに脅威と思われてしまって
排除されそうになったときはニーニの体を使って反撃したけど
ニーニと話してからは同じ場所でともに生きてくれるようになって
天使の大学の学祭でも協力してくれたりしてよかったなあ…。
(ただ魔王が本来の姿ではなくニーニの肩に隠れて生きなければならないのは何とかしてあげてほしい)
あと「製作費はすべて前回と今回につぎ込みました」ってサブタイでバラしてるのめっちゃ笑いました、
おもしろくするためなら制作事情も明かす制作側のつよつよメンタル嫌いじゃないです。
続編の制作も決定したそうでめでたい!放送を待っています。


あと逢坂さんが主演されていた忍の一時をなんとなく見まして
とても普通の忍者アニメだったので特に感想は書きませんが
(逢坂さんが時縞ハルトくん声からだんだんリュウジさん声になっていく流れにドキドキしてしまったよ、
成長しましたねえ一時くん…!)、
旧博物館動物園駅から電車に乗って忍術学園に行くシーンで笑ってしまった^^
あの駅がアニメに出てくるのシンカリオンZ以来ではないですかね。ありがとうございました。

というわけで、追記にシンカリオンな日々です。↓

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2022_06
04
(Sat)23:59

ゆっくり歩いていきましょう。

今期アニメ感想。
ぼのぼの、ダイ大7クール目、舞妓さんち3クール目、薔薇王2クール目、本好きとキングダム3期、
幽白とMX放送後に配信されるシンカリオンZの再放送ほか、新作を。

であいもん。
原作の連載が始まってからずっと読んでますが、アニメに向いてるなあと思っていたら
ようやくアニメ化してくれてよっしゃーー!ってなって見ています。
京都の和菓子屋さんを舞台に織りなす人間模様というかホームドラマというか
ゆっくり丁寧に、時に波乱が描かれる人々の日々を追いかけるのが楽しい作品です。
坂本真綾さんのオープニングがゆったりあたたかい曲で毎回スキップしないで聴いてるし
タイトルバックが春は緑→夏は青→秋は赤→冬は白になっていて
本編の季節ごとに変わっていってるの細かくて好き☆
和菓子で季節を感じることがテーマになってる作品だしなあ。良き。
あとCパートに持ってくるオチ(原作の各話の最後のページのコマ)の切り方のタイミングが絶妙。

お菓子作りの工房の様子やお菓子そのものの描写がきれいだし
お店や工房のシーンにはあまりBGMが入らなくて
職人の動きとか道具の音とか、しっとりした環境音を堪能できるのいいですね。
ていうか1話アバンの京都駅の音が最高すぎて何度も聞いてしまいました、京都に行きたいよ~~!
出町柳駅前、鴨川デルタ、今出川駅、御所、行ったことある場所ばっかりだ…。
京都の行事や季節の移り変わりの中でお菓子の存在や謂れがいい効果になっていて
本当に素敵な和菓子漫画だと思うしそれがアニメ化されて本当にうれしい。
ポリフェノ~~ル!主人公がバンドマンなのでアニメになると歌もメロディがついて聴けるしね!
島崎さんはこういう青年をやると本当にうまくてハマりますね。
やるときはやるけど少しおっちょこちょいな主人公の実家が太い、のはよくあるパターンですが
(ていうか「司」とついてる時点ですごい実家だよな…)、
お父さんとお母さんも割とパターン化された両親だし
職人さんたちも割とわかりやすいキャラの人が多い気がします。少年誌の連載だしなあ。
2話で美弦ちゃんの動画に緑松のストラップが映って電話かかってくる騒動があったときに
富紀さんが「餡子とか食べはる?若い子にもっと和菓子食べてもらいたいねんおばちゃんは」って
電話相手にマーケティングしてるのをアニメで見られてよかった☆
電話した人たちにも「緑松のおばちゃんおもしろい」とか「お菓子買いに行こう」とか
プラスの影響があってよかったです、美弦ちゃんのファンは話せばわかる人たち。
ちなみに美弦ちゃんの弾き語り『八重に咲く』はつじあやの氏が作詞・作曲してるらしくて
こういうところで京都の人が協力するの素敵ですね。
小山さんやゆきのさん、上田さん、吉田さんなど京都にゆかりのあるキャストさんの声が聴けるのもいい。
最新話で和さんが歌っていた「オーランドー」は音楽担当の高田漣氏によるもので
氏は弦楽器専門の演奏者さんなんだそうです。
和さんがギターを弾く人ということからのオファーかな。島崎さん今回は歌唱シーンが多いですね。

一果ちゃん、真理さんとは少しずつ歩み寄れているけど
巴さんとの誤解が解けるところまでは1クールでは描ききれないかもな…2期お願いします。

deaiyomogi1.jpg
であいもんがアニメ化するにあたり様々なコラボが実施されていて、こちらもそのひとつ。
山科鳴海餅さんのヨモギ饅頭(であいもん掛け紙つき)です。
緑松では1個360円ですが山科さんは2個560円(+送料)で買えます☆

deaiyomogi2.jpg
1話を見ながらいただきました。アニメに出ているお菓子を実際にいただける喜び。
和さんの言う通りこしあんで甘さ控えめ、再現度に感動しました。

あと鳴海餅本店さんも原作に出てくる「下萌」を再現しておられるのですが
こちらお通販されてないんですよね…してほしいな…。
最新話に登場する柚子羊羹も商品化されているので販売期間の冬に買いに行けたらいいな…京都…。


SPY×FAMILY。
友人が激推ししていてほ~、どんなのだろうと原作も何もチェックしないまま1話を録画したら
おもしろすぎて秒で終わったが!?ってなりました。
西国のスパイの黄昏(本名不明)が任務遂行のために東国の政治家と接触する必要があって疑似家族を作り、
政治家の息子が通う学校に養子の女の子を入学させて接触を図ろうとする…のですが
こう書くととてつもなく重たい物語のようですが本編は真逆でホームコメディ要素が強くて
見終えて全然暗い気持ちにならないのがすごいと思いました。
「どうしてそうなる!?」的な展開が毎回起こるけどすごいワクワクしながら次週を待てる、そんな感じ。

制作がWITとCloverで古橋氏のシリーズ構成!演出にかなり緩急があって良きです。
スパイとか殺し屋とか秘密警察とか冷戦状態の東西とか題材がめちゃくちゃ重いはずなのに
それらはさら~っと流されてキャラクターの行動に重点が置かれているので
視聴者の気持ちが暗くならず且つ飽きない作りになっているのがとても上手い、原作もこうなのかな。
黄昏、もといロイドさん切れ者ですが部分的にかなりかわいいし誰に対してもツッコミが鋭くて
そこはスパイとして培ってきた技術と本人のドライな性格によるのでしょうか。
これはヨルさんもかわいいパターンでは?と思っていたらマジでかわいい且つ物理的に強くて最高だったし
ヨルさんもちょうど配偶者役を探していてお互いに利害が一致したのすごいタイミングだなあと。
フランキーさんの飄々とした生き方と、ロイドさんに振り回されながらも楽しそうなのもいいなあ。
ヨルさんの弟のユーリくんも秘密警察だったら戦っても強そうですよね、
今のところお姉さんが大好きすぎる面しか見せてくれてませんが、ユーリくんもうちょっと詳しく知りたい。
そして誰よりも最高すぎるのがアーニャですよ…強かな子だ…!
エスパーなのでアーニャの能力を通して父と母の本心が視聴者にモロバレなのが
この物語が暗くならない要素のひとつになってますね。
父と母はお互いの本業を知らなくて子だけが知っているという構図がすごくよくて
でも子は子でやっと孤児院から出られたし何より父と母を好きになってるので色々考えて気を遣ってるし
子に気を遣われて話がトントン進む父と母の関係おもしろすぎるし
そしてそれは子の「ワクワク」という娯楽になるので利害も一致していて
えっめちゃくちゃ相性いいじゃんこの3人…!てなりました。
入学試験の面接でブチ切れてテーブル割ったロイドさんもハラスメントされて怒ったヨルさんもほんと慕わしいし
合格祝いでDランドみたいな場所貸し切ってアーニャの遊びに付き合うロイドさんもヨルさんも良い保護者。
もうマジでアーニャ幸せになってほしいしこれからずっと楽しく暮らせてピーナッツいっぱい食べられますように。
(アーニャが食べてるお菓子の袋にSUPER OISHII PEANUTSって書いてあって笑った)
アーニャのモノローグがいつも最高すぎてずっと笑ってるのでどんどんやってほしいですね。

イーデン校編もおもしろくて、担任のヘンダーソン先生のエレガントの基準はちょっとわかりにくいし
校則厳守っぽいところもあるけど指摘されておかしいと思ったことは直してくれるので
アーニャにとって付き合いにくい先生ではなさそうですね。
ロイドさんがターゲットにしてる政治家の息子のダミアンくん、すがすがしいまでに典型的なお金持ちの家の子ですが
アーニャと交流するうちに彼の中に化学変化が起きそうで楽しみにしているし
ベッキーもアーニャのいい友達になりそうで楽しみです。

エンディングでアーニャが座っている椅子が埼玉県立近代美術館所蔵の
アーヴィング・ハーパー&ジョージ・ネルソンのマシュマロ・ソファ(色違い)でびっくりしたんですけど
(過去に美術館に行ったときに見ました→こちら
原作コミックス2巻の表紙で座ってるみたいですね。
表紙をざっと見たらどれもクラシックなデザイナーズチェアが描かれてますけど原作者が好きなのかな。

spyfamiliy.jpeg
放送が始まった頃に新宿駅改札内で撮った広告。
ホームから階段を下りてきたらフォージャーファミリーがでかでかと見えたので思わずパチリしました。
…犬がいますけどそのうち出てくるんですかね?気になりますイッヌ…。


あと先日、コナンの映画「ハロウィンの花嫁」も見たのですが、色んな人が言ってるけどものすごくよくできたパズルでした。
本編全体に散りばめられたエピソードで無駄なものがいっこもなくて
すべてがクライマックスに向かって繋がっていって最後の最後に大風呂敷をバサー!とおっ広げて
ぜ~~んぶ包み込んで綺麗に終わっててお見事でした。
コナンでこんなにがっつりミステリやったのいつ振りですか!?めっちゃ味わいましたよ。
哀ちゃんも安室さんもコナンくんもロシア語できるのすごすぎませんか、
まあそれがコナンという作品だからいいのか(暴言)。
(確か世紀末の魔術師でロシア語できなかったと思うので勉強したんですねコナンくん…)
液体火薬が混ざって爆発する爆弾て確かダイハードでやってましたけどあれがヒントになってるのかな。
登場キャラクター全員に見せ場があってよかったけどおっちゃんと蘭ねえちゃんが後半空気だったので
そろそろ大画面で戦いませんか蘭ねえちゃん。
みんなを守ってど派手に戦うランネー・チャンが見たいです。
(あとおっちゃんは本当に…マジでちゃんとした大人になったよな…!)

なんかすごく初期のコナンを思い出すような、
こだま兼嗣って言ってる人がいて「それ!!」ってめちゃくちゃ頷いたのでした。
こだま時代のコナンみたいな組み立て方だったんですよストーリーが…。
あの頃の劇場版はミステリが細部まで組み立てられておって推理ものとして大変よくできていますが、
(特に時計じかけと世紀末の魔術師とベイカー街はよくできていると思う)
(魔術師のラストで鳩いっぱい出して消え去るキッドまじでスーパー最高ハッピー儚すぎてご褒美)
(最近の被害総額多めの劇場版がおもしろくないということではないです)
あの頃に安室さんが登場してたらこうなってたのかな~って思いましたね。
監督の満仲氏は今回初めてコナンに関わっておられるし
脚本の大倉氏は京極さん映画以来の参加で、音楽の菅野氏も初めてなので基本(?)に戻ってみたのかな。
菅野氏はサイコパスしか知らないけど今回の劇伴はどのシーンでも邪魔しなくてよかったです。
でも3年前の事件のシーンはいいところでいい音が鳴ってて非常に気持ちよかったなあ。
…なんかこだま時代のアニメ見たくなってきたわ…。
あの頃はコナンくんが新一くんに戻ること(あるいは戻れないこと)を結構な頻度で気にしておったね。
(というかあの頃は何だかんだちょこちょこ新一くんに一瞬だけ戻るみたいなことが頻発してて
あんなんしてたら寿命何百年あっても足りなさそう…代謝ぐちゃぐちゃになって体の組織によくない…)
こだま時代、というか初期コナンは絶対青野厚司作監で呻き出すので
見たくない気持ちと見たい気持ちが交錯してめんどくさい生き物になるんですよわたしは。
昔のコナン見てるといい布陣に育てられたなあと感謝でいっぱいです…お陰で耳も目も肥えたわけですが。

コナンがエレニカをハグする前に言った言葉にはいや家族の話出すのは卑怯だろとかそれとこれとは両立するだろとか
気持ちはふたつ持っちゃいけないことはないだろとか、色々言いたいことはあるんですけど
たぶん制作側がやりたいことはクライマックスにおける協力だったんだろうな…と思います。
世界中からひとつの目的のために集まった人々が自分たちのような被害者をこれ以上出さないために
渋谷の底で子どもたちと協力する姿を描きたかったというか。
現実世界の情勢が大変なことになっている時期にゲストキャラのグループのリーダーがロシア人に設定されたのも
こういう結末の映画を公開することになったのもたまたまでしょうけど、
こんな風に誰かと手をつないで協力できたらいいねっていうのがテーマなんだろうと思います。
3年前の警察学校組のエピソードも互いの信頼と自然に協力する姿がとても良きだったし、
というか警察学校組は原作でも爆エモエピソードがありますが
今作でさらにエモエモのエモなエピソードが追加されてファンは大ハッスルですよ!
今回の安室さんは情があったよね…部下への情のせいで首に爆弾つけられて同期への情のせいで身元を割られた。
お墓参りを毎年同じ日同じ時間に行くって彼みたいな職業の人には致命的な習慣ですけど
それでもやってたんならそれは情だし愛だと思うんですよね。人間ぽかった。
恨みを買いやすい立場としてはその日その場所で襲撃してくださいと言ってるようなものでは…
定期的に同じ場所に行く習慣を作らない、作ったとしても信用できる人以外に知られてはいけない、
マフィア映画とかで幾度となく描かれてきたことですが??
コナンを呼んでガラスの中から黒電話ドンした後存外シュンとしてる安室さんは
自信過剰な人が殊勝になる瞬間が好きな人(わたしだ)には刺さると思いますがいかがですか。(聞かれても)
というかさあ、たとえめっちゃ信頼して能力を買っているからといって
あんなちっちゃい子どもを拉致して公安の地下室に連れてくる成人男性たちという図、
正気ですかあなたたち!?ってなるよね。
えだって安室さんコナンくんをただの子どもとは思ってないけど新一くんってはっきり知らないよね?
(…と、ここまで考えて新一くんも未成年だと気づいてしまったのであった…難しいな少年漫画…!)
小学生に首に爆弾つけた姿見せた時点でかなり、重い…感情が…。
犯人を追ってヘリに飛び移った時も何か作戦があるのかと思いきや無策だったし
墜落を阻止するとか身柄確保とかそもそも生きて地上に降りられるかとかの目的も後先も全然なくて
ステゴロしててちょっと、いやだいぶおもしろかったですね。
そんな安室さんとか犯人の犯行スタイルやインターナショナルなグループの動機が深刻だったりとか
警察の人たちもぴりぴりしたりとかで、じっくり描くとめっちゃ重い話になるからさっさと進めていくのは
(さっき描いたSPY×FAMILYもだけど)巧いなと思ったのでした。
劇場版なので中の人たちのハンパない演技力に作画力が追いついてるのも味わい深くてよかったし
クライマックスで「君がいれば」を流すのはずるいよ~~!久しぶりに聴いて涙ぐんでしまった。。
アニメって総合芸術だなあと改めてしみじみしましたね。

次作でジンニキ出てきそうですが
またあのおっかない顔が劇場の画面いっぱいにバーン!て出てくるといいなと思ってます。
劇場映えするジンニキおもしろくて好き。


zbluray8.jpg
前回記事にちらっと書きましたけどシンカリオンZのBlu-ray3巻が届きました☆
はぁ~~届いちゃった…これで終わりなんて信じられない。続いてほしい。
さらっと本編確認しましたら津軽海峡冬景色もゴダイゴの999もきちんと収録されてましたよ。
右の緑色のやつは全巻購入特典のペットボトルケースで
ボディの灰色部分は新幹線のシート素材、上と底の緑色の部分は山手線のシート素材が使われてるんですよ!
保存用ビニールから出したらかすかに新車の香りがしました…ほんとにシートなんだなああああ☆

ブックレットは池添さんと脚本家の皆さんとあおのさんと鈴木さんのインタビューが載っていて
シリーズ構成とキャラクター、コラボ、今後のシンカリオンについてのお話がありました。
キャラクター設定画は横川メンバーとテオティ幹部の人たちが少し載っていて
シンくんと吾孫子さんはほとんど変わってないけどアブトくんや島さんが決定稿とは違うデザインで
特に島さんはほぼ別人…!初期デザインのおじさんだったらアニメの雰囲気がまた違っていたと思います。
ワダツミさんは土星、ヴァルトムさんは火星、カンナギさんは冥王星、アストレアさんは金星と
惑星のイメージをヒントに作られたというのがおもしろかったし
アケノさんの瞳も最初から意図的にデザインされたということで
Zの放送が始まる前にファンの人たちが「このお姉さんは敵に違いない」とか予想しまくってたこととか思い出して
制作側もそういうの見越して作ってたのかなあ…。
前作キャラについても、ソウギョクさんが敵側にいたのはキーマンとして絡ませやすかったとか
セイリュウくんもゲンブさんもあまり戦いに参加させないみたいな感じにしたとか
Zの放送中に視聴者側も感じていただろうことを言語化していただいて有難かったですね。
というか「当初はこんなに前作メンバーを出す予定ではなかった」の発言が一番びっくりしたししっくりきた…。
池添さんが折に触れておっしゃっている「野暮」になってしまうからだろうし
主人公を変えたならやっぱり新しい主人公とその仲間たちの物語であるべきだし
そうするつもりで作ってくれた池添さんにもスタッフさんたちにも感謝と敬意を。
…でもやっぱり前作キャラのその後が知りたいと思っていたファンのひとりとしては
前作メンバーこんなに出してくださってありがとうございました!という気持ちです。ありがとう。

シンくんとアブトくんの物語を中心に据えて仲間たちはサポートする展開にしたのは
意図があってのことだったとか、
テオティの人たちとの共存までは描かずに想像してもらって終わりにする、という発言については
わたしの中で落としどころが見つかるまでもうちょっと嚙み砕いてみたいと思ってます。
鈴木さんが「シンカリオンはいつまでも続くというスタンスに変わりはない」
「我々が次のシンカリオンについて考える時間も欲しいです」とおっしゃっていることが
ものすごい希望になっているので続報を待ちます。
いやもう、ほんと続いてほしいですアニメシンカリオン…!

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予約時には購買部のサイトに載ってませんでしたが
購入特典としてハナビくん・タイジュくんのプロフィールカードと購買部オリジナルのアクリルカードスタンドがついてきました。
円盤だけなら小さい箱で届くはずなのにかなり大きな段ボールで届いたので注文間違えた?って思ったら
円盤とペットボトルケースとアクリルスタンドが横並びで入っていてああ、なるほど…ってなりました。
重ねて梱包すると傷ついちゃう場合もありますしね。
というわけでカードスタンドに4枚並べてみました☆素敵だ~~!(*'▽'*)

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プルバックもシマカゼくんが加わってかなり賑やかになりました☆
…しかし改めて考えてもすごいよな、ハナビくんでもタイジュくんでもなくシマカゼくんがおもちゃになるって…。
全3巻ということでW主人公をプルバックで1巻2巻につけた場合、どうしてもあと1巻余るので
誰をつけるかって制作側も色々考えたと思うんですけど、
そこでシマカゼくんとドクターイエローを持ってきてくれたところに猛烈な感謝しかない!
ありがとうございました!!!(深々)

zbluray7.jpg
先輩後輩でパチリ。
はぁ~~名古屋に連れて行ってあげたいな…リ鉄のベンチに2人で座ってもらってZ27話を再現したいよ…!
みんなの役に立たなきゃって思いつめてしまった後輩の気持ちを全部受け止めて
適合率と好きな気持ちについて語るリュウジさんの表情がやさしさであふれていて
運転士の先輩としても指導者としてもどんどん成長していっててものすごく感動しました。
「僕に鉄道が好きという気持ちが足りないということでしょうか」への返事が「少し違うな」なの本当にやさしくて
自分も適合率や鉄分と向き合ってきたからこその言葉だと思うし
シマカゼくんにそう言えるようになったのはリュウジさんも過去にずっとがんばってきたからで
それが滲み出てるのがたまらないです。

Z27話はシンくんがセイリュウくんに、シマカゼくんがリュウジさんにと
後輩が先輩に導かれているのがわかって心がポカポカします。
あーーー先輩後輩の話もっと見たかったな~~~だってスイーツに目がないセイリュウくんとか
焼肉奉行して「肉食べる前にシメ頼むな!」って叫ぶリュウジさんとか知らないでしょZの子たち。
後輩たちを焼肉に連れていったら普段は厳しくもやさしいリュウジさんが「肉は1枚ずつ焼け!」って仕切り出したり
肉食べる前にシメのスイーツ注文しまくるセイリュウくんにみんなが困惑する回ください。
日常パートもっとほしかったよー!対話も大事ですが交流もいいぞ。


クリックで5月にいただいた拍手お返事。本当にお待たせしてすみません。↓

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2022_03
19
(Sat)23:53

新幹線は止まらないその2。

shinkaliz2.jpg※クリックで大きくなります
ニューチャレンジャーたちのゼーット。(Z8話の感想記事の絵から増えました)
みんな1年間お疲れさまでした。

shinkali143.jpg※クリックで大きくなります
Zに登場した先輩たちのゼーット。
大きくなったねー!また会えてうれしかったです。

shinkali144.jpg※クリックで大きくなります
肩を組んで。
これはレイくんが登場したときに描き始めた絵ですが
他にも前作運転士が登場したら足そうと思って待っていたら遅くなってしまいました。
最初はレイくんだけが笑顔の予定だったのですが気づいたら全員笑っててすごい、
彼がいるとみんな笑顔になりますね。

shinkansha19.jpg
2月のZ感謝祭でファンクラブ会員のチケットについてくる予定だった白Tシャツが
ファンクラブ会員限定で販売されたのでゲット。
感謝祭については本当に本当に公式のお心遣いに感謝したので惜しみなくお金を落とすのだ。


…というわけで。追記にシンカリオンZの41話の感想です。↓

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2022_03
12
(Sat)23:54

最終回のストーリーは初めから決まっていたとしても。

今期アニメ感想。
ぼのぼの、ダイ大6クール目、王様と舞妓さんち2クール目、ヴァニタスと夜叉姫2期、
幽白とユーフォニアム再放送ほか、新作を。

平家物語。
アニメで平家物語をやるって聞いたときはどの部分をやるのかなと思ったのですが
池澤夏樹個人編集の日本文学全集の平家物語(古川日出男訳)が原案と知って
あっガチでそのままやるんだ、ってちょっとびっくりしました。
しかもTVシリーズということで、ああ、だったら主だったシーンはやれるんじゃないかなと。
(2時間映画とかじゃちょっと語り切れない長さですからね)
映像研のサイエンスSARUが作ってるからぬるぬる動くし監督が山田さんだからぬるぬる動くし
キャラデザの高野さんの絵がぬるぬるした動きにぴったりでとても良いです。好き。

今回のアニメではびわ、というオリジナルの女の子を登場させて
彼女の目から見た平清盛一族が描かれる形式になっています。
たぶん彼女は大河ドラマ義経にいた白石加代子さんみたいな、
平家のすべてを見届ける役目(そしてやがて琵琶法師になっていく)なんだろうなと思う。
悠木碧さんやっぱりめっちゃうまいですね…悠木さんの低い声すごく好きです。
あとTVシリーズとはいえやっぱりダイジェスト気味になってしまうのはもうどうしようもないな…。
すべて(たとえば延慶本)をアニメ化するとなるとやっぱり大河ドラマみたいな尺がほしいですね。
(ぶっちゃけると大河ドラマの尺でも描き切れるかわからんけどね)
シリアス一辺倒にならずにちょこちょこ笑えるシーンもあってシリアスな展開をぐっと引き立てているし
複雑な家系図をセリフだけで説明するの難しいだろうなって思うし
(たとえば天皇や法皇を後白河法皇とか高倉天皇とか安徳天皇とか後鳥羽天皇とか
諡つけちゃってるのは本当は間違いなんだけどそうしないと知らない人には伝わらないしな…とか)、
やっぱり古典の映像作品を「見ただけで物語やキャラクターをわかってもらう」のは
ほんと難しいなー!という気持ちで見ています。
あと女房を女御って言っちゃっててアレっと思ったな…。
キャストクレジットにも「女御1」「女御2」ってあったけど「女房1」「女房2」の間違いですよね。
あの部分のアフレコ録り直しとかは…されないんですかね…。

最初は早く続きが見たい気持ちがすごくあったけど、物語が進むにつれて
平家の先行きには修羅場しかなくなっていくので背筋がひんやりするようになってます。
原典でもそうですが重盛がいなくなってからの、平家唯一の良心みたいな軸を失って
坂を転がり落ちるようにぐちゃぐちゃになっていく様が…実に鮮やかですね…。
なんというかこう、手に入れた権力を当然のものとしておもしろく歌ったり踊ったりしてるときに
その権力にともなう責任というか自分たちの幸せと引き換えに何を奪っているかを一切考えなくて
今が永遠に続くと信じていて、信じられる環境にいることに無自覚でまさに"奢る平家は久しからず"で
新しく出現した別の力(源氏)に追い落とされていく盛者必衰がものすごい。
権力を持ったら責任に向き合わないといつか滅びるというのが意図的に描かれているし
"あっち死に"する清盛への因果応報とか祇王たちの出家とか維盛の熊野詣と入水とか、
最終回あたりで映像化されるかわからないけど灌頂巻の建礼門院の往生とか
改めて末法というか中世の仏教思想が根底にものすごくある物語だなと思いました。諸行無常。
びわ以外のキャラクターが割と「原典のままの人物像」なのもよくて
物語に描かれているキャラクターがそのままアニメになっているような印象です。
キャストさんのお芝居も現代劇的なとこが多くて(現代人がやってるんだから無理もないですが)
そんな中でやっぱり清盛と後白河のお芝居がダントツに上手い。
玄田さんの「おもしろかろう?」でぜんぶ相殺しちゃう清盛の愛嬌と残酷さとか
千葉さんの後白河の何とも言えない味わい深さみたいな雅さとか、
どこで平安時代っぽさを担保するのかみたいなバランスの取り方が果てしなく上手い…。
子どもたちも孫たちも原典から出てきたようなキャラクターで
「あっ重盛」「これは徳子」「まんま維盛」って感じなのがすごいですね。
重盛の子どもたちの中で一番大人に見えた維盛が実は全然成長できてなくて
一番精神的に幼かったはずの資盛がいつの間にかものすごい現実主義者になっててびっくりした、
えっ古典でこういうキャラだったっけ?もう1回読み返さなきゃな…。
資盛がびわに「出ていけ、おまえのこともおまえの琵琶の音も嫌いだった」って言ったのは
たぶん六波羅にいても危険だからと思ったからだろうし
びわもその気持ちをちゃんとわかっているの、ここまで来た感がありますね。
初回で父親を禿たちに殺されて平家を恨んでいたはずのびわが
自分と同じような目を持つ重盛と出会って過ごすことでチャラになってあまり引きずらないで
導入部分と今の感情ラインがいまいち繋がらないような印象があるけど
静たちに連れられて越後で母親と再会して見える者としての役割を見つけたみたいになって
これで最後まで果たしてどう繋がるかな~と思う。
そもそも平家物語なのでびわだけの物語にはできないし
でもびわの物語を語らないと彼女を物語に登場させた意味がなくなってしまうので
ストーリーラインの葛藤が難しいですよね。中盤以降は特に。
重盛と清盛とごっしーのドッタンバッタンキャラのうち2人が前半で退場してしまうので
その後がこう、どうしてもダイナミックさに欠けるというか…致し方ないのだけど。

あとこれネトフリ先行配信によると全11話だそうなので、今の放送ペースでいくと3/24に最終回なので
つまり壇ノ浦の日(1185/3/25)の近くに最終回をぶつけてるのだいぶ意図的だなと思います。
大河ドラマ鎌倉殿の13人と並列で進んでいくのも意図的。どうやってプロデュースしたんでしょうね。
先にアニメで平家側のあれこれに心をざっくりやられてから見る大河ドラマ(源氏側)は
一体どんな気持ちで見ていくことになるのかな。


薔薇王の葬列。
中世イギリスの薔薇戦争を舞台にしたシェークスピアの『ヘンリー6世』『リチャード3世』が原案。
原作マンガは読んでいませんが、薔薇戦争については多少知っているのと
シェークスピアの戯曲はリチャード3世を見たことがあって、その知識があれば何とかなりそうかなと。
王冠がランカスター(赤薔薇)とヨーク(白薔薇)の間をせわしなく行き来する中での
様々な人々の策謀や葛藤がどんな風に描かれるのかなあと見ています。
欧州の人々の習慣で親子で同じ名前の人とかいて気を付けてないと結構混乱するよね、
1話の時点で既にリチャードとエドワードが2人ずついますが
最終的にはリチャードは3人だしエドワードも5人、ヘンリーも3~4人とかに増えますよね。
中世って洋の東西を問わず戦争や小競り合いが多くて人の入れ替わりが激しいので
あれっリチャード〇世もういないの?ってなったりしますので…。
そういえば原作マンガの菅野氏が「マフィアの抗争だと思ってください」っておっしゃってたけど
日本の中世の内ゲバも一族郎党総ヤンキーみたいに言われたりするので
イギリスも似たようなものだったんですかね。

2クールっぽいですがシリーズ構成がかなり飛ばしてるのは
15巻以上あるっぽい原作マンガを全部アニメ化するつもりなのでしょうか?
制作陣はこの作品の何に注視して、どこにポイントを置いて物語を進めていくのか不安になるような。
原作マンガは無料公開されていたところは読みまして、人物描写には魅力がありましたが
アニメは色々すっ飛ばしているのでそれらがほとんど消えているような。
奥行きを感じず紙芝居のような作画にも何か演出意図があってそうしてるのか…。
そういうところも綿密に描写されるのか否か。それは制作側の見せたいところになるのか。
などとごちゃごちゃ考えておりますがしばらくは見続けていこうと思っています。
ようやっとキャラクターがエピソードを重ねて少しずつ深みが出てきた気もしますので。
戯曲でめちゃくちゃなピカレスクに描かれているリチャード(のちの3世)くん、
この作品では父親のリチャード2世(ヨーク公)を敬愛していますが
両性具有の体を持っているためか母親のセシリーさんからは悪魔の子と忌み嫌われていて
でも戦うと強いから兄たちからはあんまり見捨てられたりしないし
なぜか彼の周りに現れるジャンヌ・ダルクの亡霊(?)とも会話ができたりする。
なぜか羊飼いを名乗ってるヘンリー6世とは森で出会って(シェークスピアの作品て森のシーン多いよね)
戦うどころかラブラブになってしまったりしますので、そのへんもどう見せていくのかな~という感じですね。
後半はたぶん、バッキンガムとお友達になってあれやこれやがどう描かれるかだと思いますが
リチャードくんもですがキャラクターがみんな好戦的で誰もが何か企んでるしすぐ裏切るし
中世の歴史劇だし戯曲だな~って思います。
観客が飽きないようにひたすらハラハラさせて続きを見たいと思わせる。上手いです。
あとちょこちょこ出てくる白い猪は何なの。かわいい。


時光代理人。
写真を媒介に過去の世界にタイムスリップできる能力を持った主人公と
写真を使って過去の世界にタイムスリップさせる能力を持ったもうひとりの主人公と
クライアントから依頼を受ける時光写真館の大家さんの3人が織りなすタイムトラベルものです。
羅小黒戦記の上陸以来中国アニメも吹き替え放送が増えてきましたね~。
画面も作画も音楽もきれいなのでもっと色々な作品を見てみたいです。

何らかの理由で過去にやり残したことがある依頼人のために
光が小時を写真にダイブさせて依頼をこなしていくのですが、
小時が割と正義感のあるタイプでその場の感情に任せて動いてしまって
光に「過去に干渉するな」「過去を問うな」「未来を聞くな」ってお小言をもらうのがだいたいのテンプレ。
パラレルワールドや祖父のパラドックスはなくてドラえもん形式ですね、
過去から未来はひとつの線で繋がっているという設定のやつ。
小時も別に愚かではなくて、任務は任務としてきちんとこなすんだけど
どうしても目の前の出来事に心を寄せたり怒りを覚えたりして行動してしまうことがしばしばあって
過去を変えてしまわないかと光はハラハラしていたりもする。
でもその行動が結果的に依頼人のためになったりすることがあるのも、タイムスリップもののお約束。
あ、いっときだけ、明らかに過去を変えるレベルで干渉してしまってさすがに小時もドキっとしたときに
光には未来が変わった様子が見えなくて、
その後もどんどん道筋は変わっていくのにやっぱり変わらないらしいことがわかって何でだろうってなってたら
まさかその写真の中の時間が2008年5月だとは思わなかった。
四川大地震という絶対的なゴールがあって、その写真の中の人たちは全員亡くなると決まっているから
どんなに干渉しても未来に影響はないということなんですね…。
このエピソードは本国の放送だと、ゲストキャラクターが四川方言でしゃべっていたらしくて
ああ、それは気づけないなと思いました…吹き替えだと方言の表現ではなかったから。
小時が今は何年何月だってカレンダーを見たのも終盤だったので…そりゃ助けたくなりますね。

いやしかしお約束の活かし方がうまいなあと思います。
ゲストキャラがこの人救われないんだろうな…とか、この人たちズッ友なんだろうな…とか
この人たちきっと再会できるんだろうな…とか、この人たちきっと結婚しないだろうな…とか
視聴者が想像してるとだいたい当たるようなストーリー作りがされていて、
途中すごくドキドキする盛り上げ方になるんだけど(それも上手い)
着地点がいつもいい意味でやっぱりそうなったかーってホッとなります。
あと最初は依頼を受けてくるだけだった苓が最近は2人の仕事にからみ始めてきて
最終的に3人で手分けするようになったりするのかな…色々楽しみにしています。
(2期もあるらしくて、ぜひとも気兼ねなく楽しみたいので
アニプレックスはさっさと現地スタッフのクレジットをOPかEDに載せてください。よろしく)


リーマンズクラブ。
学生時代からバドミントンをやっていた主人公が、就職した先でも実業団バドミントンを続けていて
平日はサラリーマンをやりながら退勤後や休日は会社のチームでバドミントンをやるという、
"バドリーマン"を描くアニメです。
てっきりがっつりとバドをやるのかと思ってたら営業のお仕事がメインの回もあったりして
本当にタイトルのとおりサラリーマン×バドミントンなんだなと。
舞台が埼玉で、主人公が勤務している会社の最寄り駅が浦和駅で館林に工場があって
バドミントンの大会は深谷ビッグタートルで開催されていて親近感がわきます☆
わたしがテレビで見ていたときに後ろから覗きこんできた弟くんが
「ビッグタートルじゃん」て一発で言い当てたの、美術さんの仕事がちゃんとしてるからだなと思いました。
(弟くんが学生だったとき部活の県大会がここで開催されたことがあるのです)

主人公くんがすっごい典型的な不器用くんで
そんな不器用くんにものすごい陽キャの先輩がついてぐいぐい引っ張ってくれるっていう、
まあわかりやすいっちゃわかりやすいですけども安心して見ていられます。
学生時代のトラウマで立花くんに引け目を感じて試合でうまく能力が発揮できない白鳥くんを
宮澄さんが手と言葉で鼓舞するのめちゃくちゃ良かったですね。
同僚キャラクターも基本的に善人しかいなくて、企画書がうまく作れない白鳥くんのために
みんなで集まってわちゃわちゃしながらアイディア出して整理して組み立ててくれて、
あ~こんな人たちと仕事したいなって思います。
佐伯兄弟の兄は物静かで弟はめちゃくちゃ生活力あって(名前がそれぞれ髪の色なんですよね)
エンディングの止め絵で2人で並んで家庭用ゲームしてるときに
2人とも体ごとコントローラーを動かしていて何この兄弟超かわいいじゃんってなりました。
あまり会話はなさそうですがお互いの性格を理解してるっぽくて
兄はシングルスで弟は別の人とダブルス組んでるの、とても良好な関係性を感じる。
そんな弟くんがペアを組んでるあがり症の竹田さん、えっすごい良いにいちゃんですな…。
自分があがり症だって自覚ある人、これから伸びる予感しかしないじゃん。克服方法もわかったしね。
最新話で碓山さんのアツいハートを見せつけられて、碓山さん~~あなたそういう人だって思ってたよ!ってなったし
トマリ運輸の人たちが手伝ってくれたのもめっちゃアツくなりました。
バドミントンの大会ではバチバチ戦っていても、仕事の上では協力関係にあるの良き。
ユニシックスとミツボシ銀行にも色んな意味で拗らせた兄弟がいそうで、そっちも楽しみです。
内田さんと古川さんが同じチームなんだよなー!(BANANAFISH脳)

白鳥くんと宮澄さんはかなり前に一度会ったことがあるみたいですけど
あのエピソードが今後のキーになっていくのかな。
宮澄さんがバド辞めてしまうのかもしれないのはちょっと切ないエピソードになりそうですな…。
ネギジンジャーうまくいくといいね。
(そういえば先月の鬼滅でとてつもない声を聞かせてくれた逢坂さんが
このアニメでは全然違うタイプのかわいい声を出していらっしゃってひっくり返りそうになりました。
逢坂さん今放送されてるアニメで全部違う声でしゃべってるけど喉どうなってるの??
声優という人たちマジでとんでもねえです。
あと逢坂さんと杉田さんのキャラがバドのコート越しに会話しててフフってなってしまった、
一緒に収録とかできてるのだろうか。
あと村瀬さんと石川さんがシングルスで試合しててめっちゃ笑いました。
あなたたち先月のヴァニタスでも戦ってなかったっけ?ご縁のあるお2人おもしろい)


追記にシンカリオンZの39話・40話感想です。↓

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2022_02
21
(Mon)22:48

進化する感謝祭その3。

「超進化研究所がおくる!シンカリオンZ感謝祭」をオンライン配信で観ました。

元々は渋谷ヒカリエで開催される予定だったのですが、現状が現状のためオンラインになったのでした。
「皆様の健康と安全を守ることを最優先としました」と今月上旬に公式から発表がありまして、
チケットは事前申込制で12月に抽選があって、わたしも当選しておりましたが払い戻しになりました。
この状況ではとても渋谷まで行くのは無理だし参加できない、お席に穴あけちゃう…と思っていたし
池添さんを始めスタッフの皆さんキャストの皆さん、当日会場で働く皆さんのこととか考えると
今の状況で渋谷の、しかも屋内に何百人も集めちゃうのは絶対にだめだと思っていたので
配信にしてくださって本当に本当に有難かったです。
きちんと考えて対応してくださる公式さんでよかった…信じていてよかったです。

shinkansha16.jpg
当日に会場で販売される予定だったグッズは通販で買えることになりました!
イベントの配信直前に届きましたよ~有難や有難や。
シンくんとアブトくんが表紙のイベントリーフレットはなんとB4サイズ!
注文間違えたかと思いましたよ…うっかりポスターとか買っちゃったのかなって。
キャストさんのインタビューが載っていて、イベント前に楽しく読ませてもらってテンションあがりました☆

shinkansha17.jpg
Tシャツの背中部分にはキャストさんたちの複製サイン☆
あとファンクラブ会員だけが買える色違いTシャツがあるのですが
(もともとはFC会員が今回のイベントチケットに当選したら送ってもらえるものだったはず)
そちらも販売が決まっているので申し込みました。届くの楽しみ☆

shinkansha18.jpg
こちらは東京駅のキャラクターストリートで先日までやっていたPOP UP SHOPで
販売されていたドクターイエローパスケース。
イエローのパスケースが!ついに!出ましたよ!!
Zのデザインなので前作のShincaではないけどもうそんなん概念でいいんスよ、
うおお~~~~~っイエローのパスケースがついに出たぞおおぉおぉぉぉぉおおおおおお( ゚Д゚)☆
今はとても東京に行ける状況ではないので買いに行けない…と思ってたら
東京CSさんがオンラインショップに出してくださったので無事ゲットできました。
本当にありがとうございました。


というわけで追記にシンカリオンZ感謝祭のレポです。
メモ取れるだけ取って書きなぐりまして、異様に長いのでお時間のあるときにどうぞ。

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2021_12
11
(Sat)23:52

楽しく冷静に情熱的にかましていこう。

今期アニメ感想!
ぼのぼの、ダイ大5クール目、やくもと夜叉姫2期、ワートリと鬼滅3期、幽白と映像研の再放送ほか、新作を。

ブルーピリオド。
バトルアニメでもないのにメンタルがギッタギタになるアートアニメ。何もかもがグサグサくる。
部活が舞台になっている美術部アニメはこれまでもありましたけど
美術とは何か?というテーマを真っ向から問うた作品はあまり見たことないですね。
音楽や芸能など感性をテーマにした作品を描くのは非常に難易度が高いですが
美術という概念とか線や色だけに限らないアートの世界が描かれていておもしろいです。
エンディングのイラストを原作者が描いていると聞いて映像研みたいだな!ってなった、
あれのエンディングも原作者が原画描いてますね。

1話の森先輩の「あなたにそれが青く見えるなら、りんごもうさぎの体も青くていいんだよ」に
すこーーーーーーーーーーーーーんとやられました…ほんとそれな…。
森先輩すごく好きです、矢口くんが美術部で先輩の絵を初めて見るシーンは魔女宅を思い出しました。
武蔵美に受かって「ああ、これでずっと絵のことだけ考えていられる」って素直に喜ぶのとか
「好きなことをやるって、いつでも楽しいって意味じゃないよ」ってしれっと言うとことか、好きですね。
矢口くんは先輩はずっとブレてないと思ってるみたいだけど、
彼女自身もきっとブレないために相当な努力をしていると思う。
矢口くんが先輩の絵を見て美術の授業で提出した早朝の渋谷の青い絵…
渋谷の朝がどうかは知りませんが朝焼けが青く見えるっていうのは何となくわかります。特に都会の朝は。
朝日に照らされた高層ビルやマンションなんかがそう見せるんですかね…。
矢口くんの美術始めは青なんですね。
(ブルーピリオド=青の時代ですが矢口くんはピカソに比べてだいぶポジティブに世界が見えていると思う)
もともと絵画に何が引っかかるものがありつつも目を背けていた矢口くんがとうとう美術に向き合って
先生や先輩も矢口くんの描くものに感じるものがあって、彼の「好き」がだんだん引き出されて。
高2でいきなり藝大を目指すとかチャレンジャーやな…!
橋田くん世田介くんと一緒に行った展覧会で(会場が都美でしたね!)、
ピカソやフェルメールの前は素通りしてたけどドガのエトワールに惹かれてましたね。
展覧会の感想が凡庸なものになってしまうのはわたしも同じなのでとてもわかりますが
「美術は理解できなくて当たり前。高尚で敷居の高い場所。じゃなくていいのかも」というとこに
彼が辿り着いたのは思わず拍手を送りたくなりました。
主観がキャプションと違っちゃうって悩んでたけど違っていいのだよ。否定されるものではないよ。
(でも「ちゃんとわかりたい」という姿勢もとてもすばらしいよね)
「楽しんでつくったものを否定されたら立てなくなりそうでこわい」からの
死ぬほど悩んで悩んで「本音を技術で武装する」「俺の絵で全員殺す」
「俺が描く絵は俺の好きな絵にしよう」って境地にやっと至ったのに
なかなかすぐに切りかわれないのもわかる~~。でも道がみえるとちょっとわくわくしますね。
試験やコンクールはこわいよね。合格=肯定とか不合格=否定じゃないのに、落ちたら否定と感じてしまう。
一次試験での鏡割れのアクシデントを作品に転用できる大胆さがあるかと思えば
すぐに気落ちしちゃう不器用さもあって、二律背反な悩ましさが矢口くんの魅力だと思います。

美術部の顧問がCV平野文で「解釈一致!」と感激。飄々とした教師は好きです。
「好きなことをする努力家はね、最強なんですよ」「失敗という概念は一度捨ててみて」「美術に失敗はない」
「世間的な価値じゃなくて、君にとって価値のあるものが知りたいんです」
「矢口さんは表現したかったことが明確にあったから(色を)感覚的に選ぶことができた」
矢口くんがそのとき欲しい言葉を的確に言ってくれる佐伯先生ほんと好きです。
…そんな感じで美術部では好きに描いていいけど予備校に戻ると評価の世界になるからしんどい。
でも予備校でも大葉先生がこれまた毎回名言を連発してくれます。
「絵画は二次元じゃない、三次元なの」「良い絵は構図が良いのよ」「作品は諦めたらそこで完成よ」
「いい絵ってさ、カラーでも白黒に変換しても綺麗なのよ」「縁は糸の形をしてた?」
「自分らしくないものに触れてみないと、自分の世界が広がらない」
「結果がすべてじゃないなんて言うつもりはないわ。でもこの数ヶ月、君たちは自分の弱さと強さに向かい合った。
そして描き続けた。それは必ず君たちの財産になるわ」
特に「トライ&エラー!トライ&エラー!トライ&エラーよ!」の威力がすごくて
絵を描くときずっと脳内で響いてますよ。
ダメなところはド直球に指摘しつつ、ちゃんとアドバイスくれて褒める時はめっちゃ褒めてくれる人。
佐伯先生は欲しい言葉をくれる人だけど、大葉先生は必要な言葉をくれる人なんだな~。
声がデカくて、自宅に生徒のプロファイルを持ち帰り研究して、学校ではありとあらゆる課題を出して
生徒たちの最高の絵を引き出そうとする大葉先生はかっこいいです。
一次試験の後に気持ちが切り替わらない生徒たちを東京駅のインターメディアテクに連れ出して
息抜きさせて新しい視点をもたらしてくれるのも素敵でした。
佐伯先生もですけど、師に恵まれていることは矢口くんの数多あるラッキーの中でもとびきり大きなものだと思う。
…そういえば大葉先生自身はどんな絵を描くんでしょう。B6クロッキー帖持ってるので、描く人だとは思うんだけど。
世田介くんどんどん好きになります!\(^o^)/
本当にこの子には美術しかないんだなって、アーティストの話を聞いてるような気持ちになります。
そんな子だから矢口くんはいつも世田介くんに話しかけるときは緊張していて
でも美術部でも予備校でも話せないことを世田介くんとは話していて、
彼が容赦ない子だからっていうのもあるけど、ゆかさんとは別の意味で丸裸でしゃべれる相手なんだな。
二次試験が始まる前に矢口くんに言った「終わったら俺は家でポケモンやる。
だから今日だけは無理した方がいいよ」うわーかっけえなあ…あとまつげ長げーなオイ…。
要所要所で関わってくる橋田くんも良いキャラ、河西さんが関西弁しゃべると故郷感があっていいよね。
藝大卒の姉のプレッシャーを感じまくって色々葛藤しつつもカロリーメイト食って明るく振る舞ったり
試験のお昼休みに巨大弁当箱にがっつく桑名さんをぎゅってしたい、みんながんばってて好きです。

音楽漫画のアニメ化は音色が聴ける良さがあるしアート漫画のアニメ化は作品に色がつくのがいいと思うので
(イメージが定着しかねない諸刃の剣でもあるのでギリギリに落とし込む難しさもあるけど)、
作画は正直、もうちょっと枚数何とかなりませんかねって思うけど劇中の作品の再現度は高くてよきです。
美術がテーマであるならばなおさら神作画で観たいよね。
ゆかさんの絵があまり劇中に出てこなかったのなぜだろうと思ってたんですけど
それはゆかさんがやりたいことではなかったからなのですね…。
デザインや服飾に興味があるのに言い出せないのは、
アイデンティティを否定したうえに手まで上げる両親がいる家で
唯一「ゆかちゃん」と呼び味方でいてくれるおばあちゃんを喜ばせたかったからで、
日本画経験者でかつて筆をくれたおばあちゃんのために日本画をやってたのね…それはつらい…。
「俺の好きだけが自分を守ってくれる」の言葉にお守りのようにすがっていて
痛々しい心の震えが伝わってくる花守さんの演技が圧巻でした。
ゆかさんはSOSを出していて、助けると言った矢口くんの言葉はうわべだけだと見抜いていて
安全な陸からでなく水の中へ来い、溺れた人の気持ちは溺れないとわからない…
でも矢口くんはゆかさんと一緒に溺れないことを選んだ、なぜなら受験があるから(笑)。
小田原の海の民宿でお互いに鏡を見つめながらセルフヌードの自画像を描くシーン、
矢口くんは「思ったより細くて情けない体」を、ゆかさんは「あたし」ではなく男性の身体を見つめて
服を着ることの自由さと裸になることの難しさを突き付けられる。
"救命道具を持って海に飛び込んだ"矢口くんと溺れていたゆかさんが文字通り赤裸々に語らうことで
優等生も何もなくなって同じ海の青に染まっている描写がすさまじかったです。
答えは何も出ないけど「裸も、裸を飾る自由さも醜さも愛おしい」と言うゆかさんは本当に美しかった。
矢口くんはゆかさんと共に泳ぐことで自分の世界が広がったし
ゆかさんはファッションの世界に方向性を変える勇気を矢口くんからもらったのかな。
「自分の裸を見つめ、自分の裸を見せるのはありのままを認めること」
「自分のいいところは案外他人が見つけてくれる」と大葉先生も言ってましたが
人生経験のすべてが絵に直結していくこの作品、おもしろくて怖いです。
つくづく彼女は”恩師”というものの概念だと思います…あなたもまつげ長げーな…。
次は二次試験!「楽しく冷静に情熱的にかましていきましょう」それができりゃ苦労ねーのよ先生…。
そんな試験当日にそれまで酷使した体がとうとう悲鳴をあげた矢口くん、すわ棄権??てなったけど
1日目は何とか耐えて2日目は大葉先生のアドバイスでどうにか出席。
試験はひたすら観察と技法と時間配分のモノローグで、描きながらテーマを模索していくんだな…。
ヌードモデルを相手にどうする矢口くん。原作読みたい。


でーじミーツガール。
1分半でストーリーは伝えられるか?という実験的なアニメでもあるそうですが
わたしは違和感なく見れています。成功してると思う。
沖縄の海辺にある実家のホテルで働く主人公の舞星のところに
東京から「すずきいちろう」という男性がやってくるところから始まって、
ホテルの中を魚が泳ぎまわったりガジュマルの樹が突如巨大化したり夕陽がいつまでも沈まなかったり
人ではないものたち(たぶんキジムナー)が宴会をしにやってきたりと不思議な出来事がたくさん起こります。

「でーじ」はウチナーグチでとても、とか大変な、という意味だそうで
確かにこんな毎日は「でーじ」ですな…。
舞星のおばあ(職業はユタかな?手首や首に数珠のようなものをつけて手の甲に模様を描いてた)が
「あの子はちょっと難儀だね。ピカピカ光とうてどんな遠くからもゆうわかるさ。あのウカミは手強いさね」と。
しかしおばあの方言ほとんどわからなかった…字幕ください…。
舞星もおばぁみたいに何でもわかるようになりたいのね。
すずきは何か良ろしくない神が憑いてるのかと思ってたら宴会のお客さんに不思議空間に放り込まれてしまって
クライマックスが近いなと思いました。
最新話ですずきは夢を持って東京に行ったけど現代の感染症でその夢をなくしたことがわかって
急に話が繋がってびっくりしました、これ現代の物語だったのね!
すずきの人生を見つめてすずきを見つけた舞星、ここから彼を助け出して沖縄に戻れるのか気になります。
ちばりょーー首里城!!


舞妓さんちのまかないさん。
小腹のおやつからがっつりご飯まで、祇園で舞妓さんたちの毎日の食事を作る女の子と
一人前の舞妓になるため日々きばっていく女の子の物語です。
つじあやののOPよき~~~京都の人だもんね、ぴったりですね。
祇園が舞台だから四条通やその周辺がたくさん映るのいいですね、
辰巳神社、八坂神社、八坂の塔、南座、四条大橋、四条烏丸交差点のビル群、
わたし京都行くといつもあの場所通るし買い物したりするなあ…。
祇園のお店の看板が外に出てないのとか細かくてちゃんと取材されて描かれてるなあと思う。
インストゥルメンタルのEDで映る夕暮れの鴨川飛び石を歩く2人がキラキラしてて素敵☆

お支度した舞妓さんたちが首にナプキンつけてスプーンでオムライス食べてるの愛しい。
おにぎりとか一口で食べられるように小さく切ったカツサンドとかフォークで切れるホットケーキとか
味はもちろん、舞妓さんたちがお仕事に出かける前や合間に食事しやすいように気を配るキヨちゃんすごい。
舞妓になりたくてスーちゃんと一緒に京都に来たけど舞妓にはなれなくて
青森の実家で培った料理の腕を活かして働いてるのたくましすぎる…!
(故郷のおともだちでバーローの声帯を持つ健太くん気になります健太くん)
スーちゃんがお稽古して初めて髪を結ってお化粧をして見習いになって店出しになって…って
だんだん舞妓さんになってゆくのすごいと思うし応援したくなりますね。
髪型や着物や帯の形で文化やしきたりがわかるのわくわくします。
着物のままコンビニ入れないとかスマホ持ってないとか、21世紀なのに??っていう突っ込みもしつつ
舞妓さんたちの生き方を少しずつ見させてもらってます。きばっていこうスーちゃん。
スーちゃんが下駄履くとキヨちゃんとものすごい身長差がうまれるのドキドキする…。
エピソードの終わりに毎回「すみれとキヨの今日のまかない」というコーナーがあって
劇中に出てきたお料理やお菓子の作り方やレシピが紹介されるの楽しい~!
2人の好きなものトークとかつる駒おねえさんの暴走ぶりも楽しいし
3人がパジャマ姿にマグカップ持ってるので寝る前のホッとおしゃべりのひととき感があってよきです。
唐揚げの話ばっかしてた回があって唐揚げ食べたくなりました。ごはんアニメはお腹がすく!


あと最近になって王様ランキングを見始めたんですが作画というか絵がめっちゃうまいですね…!
ダイダくんとデスパーさんが好きかもしれないです。あとミツクビさんの声。声がね。うん。


追記にシンカリオンZの29・30話感想です。↓

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2021_08
28
(Sat)23:56

私たちは歩き始めた。

アルス画房の展示が終了しました~応援してくださった方々ありがとうございました☆


今期アニメ感想です☆
ぼのぼの、デジアド6クール目、ダイ大4クール目、キングダム2期、幽白再放送ほか、新作を。

ヴァニタスの手記。
19世紀のフランスを舞台に人間と吸血鬼(ヴァンピール)が織りなすスチームパンクなファンタジーです。
原作マンガは妹から借りて読んでいて、アニメ化もうれしかったのですが
原作者望月淳氏のマンガで過去にアニメ化されたPandoraHeartsという作品のアニメが
個人的にちょっと…これは…ううむ…という出来だったので
ヴァニタスもどうなるかわからなくて情報解禁当時はうれしさと不安がすごくあったのですけど
ヴァニタスは1話を観て「うおお…これは…ボンズと赤尾でこすげえ…!!」ってなりました☆
いや、これはすごいがんばってますよね!
望月氏のマンガは彼女の線の細さと作画の緻密さが、繊細なストーリーによくマッチしていて
それを果たしてアニメーションでどこまで再現できるかで成功か否かが決まると思っているのですが
ボンズの作画班はそれを…やってくれましたね…!ありがとうございました。

(いやPandoraも梶浦さんの音楽と背景などの世界観はとてもよかった…んですけど
作画がやっぱりこう、動かしやすいキャラデザになっていたのがね…望月氏の繊細な良さがこう、ね…。
あと、あのマンガがアニメ化された当時は、
未完結の原作ものをアニメ化する際にラストはアニメオリジナルで何とか終わらせるみたいな風潮があって
Pandoraもエリオット君とリーオ君の登場回の後にオリジナル展開を作って急に締めたので
原作ファンはもちろんアニメだけ見てた人もポカーンとなってしまったという出来事があってね…。
今は未完結の原作でも「原作のここからここまでをアニメ化」という風になってきたので
あまりそういうことは起こらなくなってきてると思うけど)

OPでパリの風景をバックにクルクル踊り回るノエとヴァニタスかわいいなー!
このアニメはとにかく背景がエグいです。美しいです。
ルーヴル美術館も凱旋門もムーランルージュもカタコンブ・ド・パリも一目でわかるもんね。
ヴァニタスのキャラ造形は黒髪の動きとマントのひるがえりと瞳および耳飾りの青の美しさが
本当に本当にすばらしくて「ありがとう…!」ってなりました。
伊藤嘉之さんありがとうございますありがとうございます☆
ハガレン初期アニメやキャロチューに関わってらっしゃった方だから安心と信頼しかない。
特に印象的なヴァニタスの目が、あんな深みのある青で表現されてても~~~お腹いっぱい!!
「ノン!」の後ろ姿もとってもよかったし声の凛々しさときたら、花江さんが声を張るとかっこいいんですよね。
ヴァニタスの書の発動カットはおそらくバンクなのでめちゃくちゃ丁寧に作ってあって
これグッズにしたらいいのにー!ブルーライトで光る本のライトとかさあ。
ノエたち吸血鬼の目の表現、ヴァンピールの能力を発揮する際に紅になったり
元の色に戻ったりするときの表現が自然で滑らかで見事すぎました。
石川さんは振り回されるお役が上手いよね。
ギャグシーンの作画とテンションが原作マンガそのまんまですね!
目が点になるキャラ、口を四角く開けるキャラ、白目になるキャラの再現度よ。
花江さんおすすめのアクションシーンのカメラのカット割りとかも原作に近くて
原作マンガをそのまま動かしてるような風に見えました。作画がんばってるー!
ドニミクとジャンヌの声が想像以上に低音だったのと
ルスヴンおじさんの声が森川智之で先生の声が石田彰だったことに一番ときめいてしまった、
キャスティングした方はよくわかってらっしゃる!
森川智之と石田彰ってだけで信用できなくていつか裏切りそうって想像ついてしまうではないか。。
あとも~~~~~ムルちゃん!ムルちゃんが動くと何してもかわいいね!!
オッドアイのおめめ綺麗だし真っ白い尻尾ふさふさしてるね触りたいね( ̄ω ̄)ニャーン

最新話でローランさん出てきましたね!ローランさん!!好きっ☆
望月氏の描かれる金髪碧眼はだいたいぶっ飛んだキャラ設定の子が多くて
そしてその相棒はだいたい三白眼の苦労人なんですよね。
今回もそのパターンが踏襲されていて楽しいです。お好きなんだろうなあそういうコンビが。
分割2クールということなので原作のどこまでをアニメ化するのかな、
1クール目は序章で2クール目にまるっとジェヴォーダン編でもいいな。


かげきしょうじょ!!
宝塚音楽学校がモデルの紅華音楽学校を舞台に
学生たちが切磋琢磨しながら舞台に立つ日を目指してレッスンに挑むマンガです。
原作は1巻が発売されたときにたまたま買って、それからずっと読んでいて
アニメ化しそうだな~いつするかなあ、と思っていたのでうれしいです。
キャラデザも多少動かしやすくなってる感じは否めませんが
さらさちゃんのふわふわ髪もバラ色の頬もキラキラした瞳も(瞳に☆が輝いてるのいいですね!)、
愛ちゃんのサラサラ髪も杉本さん星野さんの凛々しさも山田さんのふんわり感も
ファントムのアクの強さも奈良田先生のやさしそうな表情も
暁也くんの素直そうな雰囲気も煌三郎おにいさんの胡散臭さもめちゃくちゃ表現されてて
ありがとうございました…!ってなった。
背景も神戸の街並みや浅草の下町や歌舞伎座まで丁寧に描かれていて良きです。

アニメ1話を観て何に一番びっくりしたかって穴井一尉ですよね。
えっあれ原作読者なら満場一致でびっくりですよね。
マンガに小さく、本当に小さく「アナゴヴォイス」って書き文字があったのが実現するとか…
まさか本当に若本規夫氏が演じてくれるとか意味わからんーーー!!
何から何まですっっっっっごいイメージ通りで
(あの書き文字のせいでマンガ読みながらずーっと若本氏の声で脳内再生してたのでそりゃそうだって感じですが)、
「なーんか違うんだよね」のところが「ぬわ~んか違うんだよねえ」ってなったときは
もう心臓が飛びあがって冷静じゃいられなくなりました。
アナゴヴォイスがここにある!!
(あとね、さらさちゃんが「ひどいセクハラですね」って言い返したとき
原作のセリフじゃなくて「これは失礼した」ってセリフになってて、あれはいい改変だと思いました)
あとあそこでファントムがさらさちゃんに大声で言葉をかけたのもびっくりしてしまって
ファントムってああいうキャラだったっけ?と思って原作を読み返したら
確かにそのシーンがあったのでわたしが忘れていただけでした。。
原作では最近のファントムはどんどん凄みが出てきて、人前であんな大声出す感じではなくなっているので…
キャラクターは成長するし変化もする。

さらさちゃんが画面の中をくるくる動き回る作画が素敵で
でも身長が高いので決して素早いわけではなく重心を感じさせる動きになってるのすばらしいです。
手足も長いから動きが大きくて作画コストかかりそうだけど、しっかり描いてくれててうれしい。
入学したての頃の愛ちゃんの緊張が解けてだんだんしなやかさが出てくるのとか
杉本さんの紅華オタクぶりや星野さんの葛藤と決意の表情の差とか
山田さんが歌声を取り戻すときの伸びやかな作画とかさあ…良きです。
山田さんは小野寺先生が「歴代屈指のエトワールになる」と太鼓判を押した子なので
キャスティングも大変だったのではないかと思いますし
佐々木さんの歌声もとてもすばらしかった。
中山先輩と野島先輩が最っっ高ですね、いやほんと原作から出てきたかのような。
あれは最高の小松未可子と最高の花澤香菜だぞ…!
あと里美さんを七海さんが演じると聞いて「エーーーッ絶対かっこいいじゃん…!」と心が震えました。
実際めちゃくちゃかっこよかった。ありがとうございました。
他のトップ様役の人も元宝塚男役とか娘役の方ばかりで…そんな中にしれっと混じる斎賀みつき氏…。
一条さん役の森さんの経歴見たら中卒で宝塚入団されててびっくりしました。
中卒で入っちゃう人たちの世界なんだなあ…すごい…。

エンディングがメロディが同じで歌詞が異なる、キャストさんによるデュエットだったりソロだったりするパターンで
メロディも歌詞もすごくキャラクターに合ってて大人っぽい、というか宝塚の香りがする…と思ったら
このアニメの音楽担当の斉藤恒芳さんは舞台音楽の経験が豊富で
宝塚歌劇団の公演で音楽も担当され文化庁芸術祭優秀賞まで受賞されているという
とんでもないキャリアをお持ちの方なんだそうで!
えーーーっ宝塚がモデルのアニメで宝塚経験のある作曲家が音楽担当…!
どこまで本気なのかこのアニメ。。
現時点で1クールなのかどうかは未発表ですが(円盤発売予定を見ると全13話っぽい)、
せっかくだから予科生が終わるまではやってくれないかな…。
本科生編はまだ原作も途中でストックがたまってないので、難しいかもしれないけど…。
あと、おそらく生徒たちの物語のためにカットされたと思われる国広おじいちゃんのエピソードとか
たぶんアニメ化はしないであろうスピンオフシリーズなどはドラマCDとかになりませんかね。
里美さんとか野島さんとか、特に志織さんのドラマが聞きたい!
たぶん中村小山三さんがモデルと思われる福二郎さんとのやりとりがとてもいいのだ。


追記にシンカリオンZの17・18話感想です。↓

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2021_06
12
(Sat)23:50

陽炎を追ひまどわして潮垂るる汝が衣手に雪は降りつつ。

今期アニメ感想~。
ぼのぼの、デジアド5クール目、ダイ大3クール目、憂国のモリアーティ2クール目、
フルバFinal、キングダム2期、幽白再放送ほか、新作を。

やくならマグカップも。
陶芸部活アニメと聞いて録画しまして、テンポ早いと思ったら15分なのですね。
美濃焼が題材ならじっくり描写する類の作品かな?と思いましたけど
ものづくり作品としても部活ものとしても、王道的な話にはならずに手堅いバランスでやれている感じ。
日常系ですが芸術とストーリーの重さを感じる脚本もよくてキャラクターも素敵で
15分じゃもったいない気がします。専門知識だけを並べたガチ陶芸30分アニメが見たいぞ!
陶器の光とキャラクターの眼の色がきれいで色彩設計さんがいい仕事してるなと思うし
ろくろ回してるときの手の作画とかも丁寧でぬるぬる動いてるので作画さん相当がんばってると思いました。
猫やサンタのマグカップとか、陶器のデザインもかわいいです。筋肉湯呑みがユニーク。
三華ちゃんが作ったらしい部室の入口のカッパの像かわいい、長良川のカッパ伝説からかな。
多治見の街並みを描いた背景美術もすばらしいです。

お父さんと一緒に埼玉から岐阜の多治見に引っ越した高校生が
学校の陶芸部で自分の母親の作品を見つけるところから物語が始まりますが
お母さんの作品はすべて三日月のモチーフが入ってて神秘的な美しさがあっていいな…。
石川界人氏がお父さん役をやるようになったんですね~娘の好きを応援するお父さんは素敵です。
(シンカリオンでも杉田さんが父親役やるようになったのか~としみじみしたよね…)
おばあちゃん役の真山亜子さんはちびまる子ちゃんの杉山くんで知りましたが岐阜の人なんですね、
流暢な岐阜弁すごく聴きやすい。
姫乃ちゃんが部室で試行錯誤したり図書館に通って勉強したり
お父さんにプレゼントする茶碗を作ったりコンクールに出すための作品作りで煮詰まったり
学校の裏にお母さんの作品を見つけたりしているうちに陶芸にハマっていくのが楽しくて。
誰に向けて、何の目的で、どんなものを作るか。普段どんな器を使っているか。それはなぜか。
自分の作った茶碗より十子先輩の作った茶碗の方がお父さんの箸が進んでいた…というの、
確かに悔しいよね。
お茶碗は食事のためのものなので、デザインも大切ですがご飯がおいしく食べられないとね。
デザインも使い勝手もプレゼントの気持ちもぜんぶ詰まってて
「もっとうまくなりたい」という上達への欲求とか、良きものづくりアニメだなと思いました。

Bパートがいつも、主演声優さん4人によるまるっと旅番組なのも楽しいです。
多治見の色んな場所をめぐって、アニメに登場する景色や多治見の文化を紹介してくれています。
工業高校の陶芸部と美濃焼ミュージアムめちゃくちゃ刺激と勉強になったし
モザイクタイルミュージアムいつか行きたいなあ~!
陶勝軒さんの「たべられるモザイクタイルシリーズ」かわいかった!食べたい。


ましろのおと。
津軽三味線アニメさいこーー!!音楽アニメさいこーー!!!
毎回毎回、キャラクターの誰かが弾く三味線をがっつり聴けるのが本当に楽しいです。
音楽が主役の映像作品はその"音"が実際に聞けるのがいいですね~~(*´︶`*)。
吉田兄弟が監修してたり柴田兄弟が三味線の吹き替え担当してたりと
関係者による全面協力がクレジットで見られてワクワクします。
主人公が高校生だったり若い人たちが多いので、若手の弾き手さんたちが弾いてくれるのいいですね。
6年前の青森旅行で津軽三味線発祥の地碑を訪れたのを思い出したり(仁太坊の名前もアニメに出たね)、
三味線は楽譜がなくてある程度の決まり以外は奏者の自由で弾くって
吉田さんたちが何かの番組で言ってたのを思い出したりしました。
原作漫画は未読ですが作者が青森の人なのですね。
エンディングの山は岩木山かな、青森旅行で見たんだよな~5月下旬でとても綺麗に見えるいい季節だったのです。
またリンゴの花が咲く頃に行けたらいいな…青森のリンゴの花に会いたい。
主人公たちの津軽合宿で津軽海峡や龍飛崎が出てきたり
差別されていた奏者たちの歴史を聞くと松吾郎さんと前田さんのおばあさんのエピソードに対する視線が変わるし
松吾郎さんの「冬から春で音が変わる」って、弾く人にしかわからない感慨だなあと思いました。
ねぶたいつか本物見たい!

何のために弾くか自分で納得できないと弾けない雪くん、主人公ですね(笑)。
幼い頃に松吾郎さんの曲を聴いたという前田さんのおばあさんに
聴かせてほしいって頼んできた前田さんが真剣だからなお、
彼女のおばあさんの前で松吾郎さんの曲を何となく弾くことはできなかったんですね。
神木さんの演奏を聴いた後に自分のじょんがらがわからなくなっちゃったやつ、
圧倒的なものを見聞きした後にあれ、自分て何ができるんだっけってぐらつくことあるよね…
プロでもぐらつくことありますし、若いなら余計にそうなってしまうと思う。
仲間たちと松吾郎杯をめざす中で、松吾郎さんの真似ではなく自分の音を探し始めていて
「みったくねぇ音」にならないためにもがく姿に着実な成長を感じるし
愛好会メンバーとも影響しあっていて、青春だな~と思います。
細谷氏の完成度が高くて致命傷を負いました。。
雪くんと電話してるときのじょんがらの口遊みが凄まじくて巻き戻して5回聴いてしまった、
本当に渾身で創り上げてくる方だな…余韻の持たせ方がほぼ三味線の再現でお見事でした。
三味線って音が残るときああいう弦の響きするよな…みたいな。
若菜さんすごくいいお兄ちゃんだな~~東京に出た雪くんが心配で、がんばってたら安心して
松吾郎杯で伴奏に徹してるのをもったいながって弟のすごさをみんなに見せたくなってしまう(笑)。
(団体戦の講評とてもわかりやすかったですありがとう)
血が繋がっていなくてもすごく弟を大事にしてるお兄ちゃんは素敵です。
兄弟でやってた三味線セッション、どこの神社かわかりませんが
(夕焼けだんだんが存在する世界線なので台東区のどこかだとは思う)、
神様は鳴り物が好きといわれる存在だからいい音を聴かせてあげるとよろこびますよね。
そして2人の母がすごい。。パワフルで自らCMにも出て三味線大会も企画する社長。
主催者本人が誰よりも目立つパフォーマンスをする松吾郎杯の開会式すごかりし。
あとものすごい唄を聴かせてもらったーー!!!
小原節の吹き替えは吉田昌紀子さん(吉田良一郎さんの妻)だそうですね…かっこよかった…!
最後まで歌いきれないともやもやするのわかります。雪くんの叩きもすばらしかったです。

高校の三味線愛好会のメンバー、みんなよいキャラ^^
前田さんは素直で明るくてみんなのことが大好きな頑張り屋さんな子、
団体戦でいつも通りしっかり弾けてよかったですね。
山里さんは何でもそつなくこなす子ですがコンプレックスが重かったみたいで
団体戦前に吐きだして前田さんとの関係もぐっとレベルアップできたみたいでよかったー。
褒められ慣れてない彼女を見ると藍華ちゃんの「恥ずかしいセリフ禁止!」を思い出します。
矢口くんのスニーカーが黄色に青ラインで戦慄してます。どこかの新幹線みたいで。
神木さんの太棹を団体戦直前で雷先輩と交換して弾くことになったけど
スポーツをやっていたので難なく鳴らせてしまったのすごかった。
雷先輩、噺家の息子なら三味線もなじみありますね。
やってたのは細棹だったみたいですが
団体戦で聴かせてくれた大薩摩さいっこーにかっこよかったですよ!!ありがとうございました!!!
「アタシ楽しいことが好きなの」がもうダメでした鳥肌立ちました…歌舞伎見に行きたいよ~~。
(ていうか中の人ネタですが、雪くんと雷先輩が話してるとFreeのはるまこ見てるような気持ちになります。
キャラは全然違いますけど、名前も雷雪でセットなのでね)
愛好会OBで既にプロとして活躍中の神木さん、雪くんの三味線を聴いてからちょくちょく会いに来ますね。
雪くんと神木さんのセッションすばらしくてずーーーーーーーっと聴いてしまうな…
好きにさせない神木さん…弾かされる雪くん…合奏とは何か…飽きない…。
ユナさんもう出ないのかな~~タケトさんもまた出てほしいな。

松吾郎杯の会場が浅草公会堂でめちゃめちゃテンションあがりました☆
いいとこでやるんだな~~出してくれてありがとうスタッフ…お芝居見に行きたいよ~。
(雪くんが弾いてるのに音が聴こえないっていう描写で思い出したんですけど
のめりこむと役者のセリフや劇伴が聴こえなくなるあの感じ、久しく劇場で浴びてないな)
全国の高校生が集まるだけあって色んな出会いがあって演奏も様々、
弾いてるうちに糸が緩んで調弦が微妙にずれていくとか、適度な解説もあって
理解深まるわ演奏楽しめるわで本当に楽しいです。
簡単には優勝させてくれないライバルたちの描き方も部活の王道を外さなくて手堅いですね。
福岡の荒川くんのトゥインがおもしろすぎてずっと笑ってるんですが
大阪の梶くんをまさかの梶さんが声あててるのもおもしろくて笑ってしまった、
これ絶対狙ってキャスティングされてるでしょ^^
舞ちゃんの演奏、三弦の共鳴が鼓膜にビシバシきて終わっても耳の中でわんわん鳴ってるやつですね~。
すさまじく響きわたる音色で会場をわし掴みにするししばらく忘れられないけど、長く聴いてはいられない音。
実際、兄の総一くんは耳が痛いって言ってたしね…耳がいいんだろうね彼は。
わたパチって言われちゃった舞ちゃんが考える「勝つ」とは何か。難しい命題ですが考えていこうね。
審査はしんどいものだし点差を廊下に貼り出されるのシビアですな…。
あと今更ですが作画に影がないことに気づいて戦慄しています。


シャドーハウス。
原作未読で、ビジュアルが気になって録画してみたんですが
1話の主要登場人物がケイトとエミリコのみで舞台になっているのはケイトの部屋だけで
エミリコがかわいくて健気でケイトは淑女で、他愛のない会話をしているだけで脚本が終わっていて
劇場でお芝居を1本見たな…くらいの感想でしたが絶対に明るい話じゃないとわかったし、
世界観やシステムや生活について何の説明もなかったけどまったく気にならなくて
2人の会話に引き込まれてしまいました。
滲み出る不穏な空気と怖さがかえって疑問を生んで先が気になって仕方なかった。
何なのここ?なんでこの2人ここにいるの?他には誰もいないの?みたいな。

オープニングがコーラスのみだ~ゴシックで好みなやつです。
影の人たちがどっから声出してるのかとかあんま考えない方がいいのかな…。
ケイト様のすすがどっと落ちるとことか不気味でおっかないな…。
生き人形は人間なのかそれとも本当に人形なのかな…エミリコはどこからきたのかな…。
とか、とか色々考えてしまうのはそこかしこに仕掛けられた演出のせいかもしれない。
太陽の下にいるのにふと闇を感じるような、
光と影の強烈なコントラストとかちょっと懐かしいレトロな雰囲気とか長調のBGMに混ざる不協和音とか
あらゆる要素で視聴者を攻略しにきてる気がします。
バイオリン、チェンバロ、コーラスのBGM、アカペラの労働歌、ガラスが割れる音、不穏が音色でひしひしと。
いかに視聴者の中にある類似した記憶を呼び起こして補完してもらえるか、
そういうフックになる演出がされてておそらく制作側は自覚的にやってるし強くて冷徹だと思った。

エミリコの世界がケイトの部屋から屋敷全体に広がった2話から少しずつおもしろくなって
お披露目が始まった辺りから急にジャンプ漫画みたいになったなと。(原作はヤンジャン連載)
生き人形は人形同士や、シャドーと2人きりのときはともかく
社交場ではシャドーがどんな表情をしているかを表現する役割があるのですね。
シャドーたちはそうしてコミュニケーションをとるのね。
サラ・ミアのぴたりと一致した動きとケイト・エミリコの対比が生き人形の個を否定するかのようで…。
「生き人形はシャドーハウスに仕えることが幸せ」と笑い余計なことを考えるなという
明らかに狂気をはらんでいる世界観と、
シャドーハウスって何?などと余計なことを考えた先に何があるのかわからなくて怖い。(でもそういうの好き)
お屋敷は煌びやかだけど他のお影様と生き人形の関係から垣間見える闇や
「偉大なるおじいさま」という呼び方から感じられる保守的な響きにドキドキします。
お披露目は部屋から出られるけど3階の人たちに監視されることでもあるのかな…。
ジョン様とショーンも、ルイーズ様とルゥも、パトリック様とリッキーもそれぞれ個性的なペアで
ケイト様とエミリコに仲間が増えた感があるし、
それぞれのペアの関係や生き人形同士の関係、シャドーハウスのシステムも少しずつ明らかになって
おもしろくなってきたなー!という感じ。
エミリコがああいう子だからケイト様も影響されて色々考えるようになったのかな。
「ケイトとは違う個であってほしいからエミリコと名付けた」ケイト様の慧眼すごいし
(前から思ってたけど鬼頭さんて演技派ですな)、
「お披露目が終わったらわたしの秘密も全部話すわ」とかモノローグあってそれフラグー!!ってなってたら
…え…シャーリー様、なんで…せっかくラムとしゃべれた…のに…!(衝撃)
お祝いの席の後のエミリコたちの目が怖いよー!また一気に不穏な雰囲気に。。


あと先月末のアニポケのシゲル再登場回見ました!シゲルーーーー!!!(≧▽≦)ノ
「サァ↑トシくん」の第一声でホワ~~~~ってなってしまった、小林さん声が全然変わってねえ!
12年ぶりの登場おめでとうおめでとう、ポケモンの研究続けてるんだね。がんばってるんだね~☆
いやしかしさすが初代ライバル様…圧力とマウントが…格が違うなっ…!
「僕が認めるサトシのバディには僕と同等か、それ以上のトレーナーであってほしいからね」とか
相変わらずサァトシくんのこと大好きじゃんシゲル…(笑)。
ぐぬぬってなるゴウくんが握手したまま離さなくて「長い長い長い」って突っ込んでしまった。
サトシくんだけじゃなくシゲルもマサラ人だからね…ついていけるだけですごいよゴウくん。
サトシくんのバディになるにはいろいろな試練があるなぁ…。
カメックスもエレキブルも元気そうでよかったし
ピカチュウとのタッグかみなりと力強いガシィッ!をありがとうございました。
えっ何この、夢見てる僕たち最高さみたいな雰囲気…(それ違うアニメのOP)。
ファイヤー、最高潮に美しかったなあ…やっぱり初代伝説ポケモンの美しさは破格。
あとサトシくんに駆け寄るフシギダネがめちゃめちゃかわいかったし
リザちゃんもベトちゃんもケンタロスたちも懐かしくて(^◇^)楽しかったです☆


追記にシンカリオンZ9・10話感想と、N700S運転士たちについて叫んでます。↓

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2021_03
13
(Sat)23:55

Good design, Good reason.

今期アニメ感想☆
ぼのぼの、ねこねこ日本史、デジアド4クール目、呪術廻戦と犬猫とダイ大と夜叉姫2クール目、
ワートリとBEASTARSと約ネバ2期、のんのんびより3期、SHIROBAKOと幽白の再放送ほか、新作を。

モルカーは放送始まった当初は知らなかったんですけど、
1月の3連休あたりに突如TLに画像がどっさり流れてきて
なんかモフモフしてかわいいなあと思ってたら初回がたまたま1週間の無料配信をやっていて
再生したらものすごくよくできたストップモーションアニメが2分半も!
ばなにゃといい猫のニャッホといい、きんだーてれびは時々ものすごいアニメをやりますね。
毎週録画してしまったよ。ついでにわたしの後ろで見ていた母もハマりましたよ。
わたしが帰宅すると「きんだーてれび見よう」って誘われるようになりましたよ…!
(なぜか一緒に見るまで待っててくれる)

「モルモットが車になった世界」で渋滞や駐車場、洗車、雪道スリップ、カーレースなど車にまつわるエピソードから
ゾンビ映画やスパイもの、ミュージカルなどがテーマだったり
ゴミのポイ捨てや車内熱中症などの社会問題まで幅広く取り上げる隙のないアニメ。
音楽を大音量でかけていて青信号に気がつかないドライバーとかヒエ~~ってなりました。いるいる。
パトカーや救急車もいますけど、道路にニンジンやキャベツが落ちていたらそっちへ行ってしまったりして
うおぉい仕事…と思うけどまあモルモットじゃ仕方ないな…などとも思ってしまう^^
モルカーの動きがとにかくかわいくて見とれます。抱きつきたい☆
(監督の見里さんはモルモットと暮らしているそうな)
うまくいけば1日4~5秒、難しいカットは1秒作れるか否かという凄まじい制作環境や
声優は本物のモルモットのプイプイ声を使っているなどを見里さんのインタビューで知って
アニメーションの制作現場は壮絶だなと改めて思いました。
あとこのアニメがきっかけで色んな動物園やあちこちの飼い主さんたちが
SNSでモルモットの動画をあげてくださったので初めて知りましたけど
モルモットって本当にプイプイ鳴くんですね…!集合知。

基本的にセリフがないサイレントですけど、モルカーちゃんたちの感情表現が豊かなので
全世界の人が見られると思う。
6話でゾンビに追いかけられるのも、7話で冒険から洗車の流れになるのも
8話でミッションインポッシブルやってるのも(AKIRAとジョーズパロ笑った)、
一切何の説明もないけどお話がさっさと進むのでそれを考えるどころではなくて
ちゃんとストーリーがまとまっているの見事だと思います。
ポテトちゃん、渋滞で救急車が通れないときにえーい!って乗っけてあげるとこ大好きですが
その後自分もパニックになって飛び出していっちゃうのかわいい。
運転手を無視して救急車の患者さんを助けるために動くんですよね。尊い。
5話のカーレースで優勝したアビーちゃんがみんなに賞品わけてあげるのもやさしい。
(ブーストにんじんおもしろいアイテムだったのでまた出てきたりしないかな)
10話で初心者マークが取れたアビーちゃんが持ち主に痛車のペインティングをされて
コレジャナイって泣いてたら車体のキャラクターの魔法で翼が生えて
樹から下りられなくなっていた猫を助けて喝采を浴びるのも素敵。
(痛車がマイナスイメージで終わらないのもよかった)
あの持ち主さんはアビーちゃんがカーレースで勝ちたいからターボエンジンつけて改造したりもしてるので
アビーちゃんの意志を尊重する気持ちがあるはずなので痛車ペインティングは相談してはどうかな。
あと6話でゾンビになっちゃったシロモちゃんが元に戻っててよかった~!
シロモちゃん、強盗に乗っ取られたりゾンビに噛みつかれたりさんざんな目に遭っているので
あの子が幸せになる回をどうか、どうか。
あと9話で恋人にプロポーズした男性がお相手に結婚指輪をくぐらせたら
一瞬でウェディングドレス姿になったの綺麗な演出だった…お見事!
途中で挟まれているダンスはラ・ラ・ランドのパロだそうです。(母談)
ウエディングモルカーちゃんすでに1話から登場してたとは…みんなのつるつるフラッシュモブ楽しかったです。
もうすぐ終わっちゃうのさみしいですが制作方法を考えるととても無理は言えないので
(1クールに2年かかったらしい)2~3年後くらいに続編をぜひ…!


怪物事変、最初「かいぶつ」と読んでしまいましたが「けもの」なんですね。物の怪かな?
アニメ放送開始時に原作が3巻まで無料配信されていたので読みましたが、
人に紛れて生きている怪物、あるいは怪物と人の間に生まれた子どもたちのお話で
タヌキのひとが営む探偵事務所に依頼される事件を解決しながら登場人物の背景を探っていくという
ジャンプらしいストーリー。
タヌキのひとが隠神(イヌガミ)と名乗っているのは隠神刑部だと思うし
キツネのひとが飯生(イナリ)なのは、ちょっとあからさまですが稲荷神だと思う。
雪男の子が岩木山の生まれなのは…岩木山には雪男の伝説とかあるんだろうか(よく知らない)。
あと日本だけでなく世界の生き物もいて、
ミハイ(ルーマニアの男性名)という吸血鬼のひとが太陽の下に出ない生活をしていたり
織くんと綾ちゃんのお母さんがアラクネ(ギリシャ神話に出てくるタペストリーの織り手)だったり
神話や民話をかじっている人間にはニヤリとする設定が出てきたりする。
主人公くんは隠神さんに見つけられるまで泥田坊って呼ばれてたよね…鳥山石燕の創作妖怪じゃん…!
屍鬼の子みたいですが、屍鬼って日本でもアジアでも事例がいくつかあって
(死体を食べる鬼とか死体を動かす鬼神とか)これという定義はなかったような。
この作品ではクーラーと呼ばれて血のない怪物っぽいですけども。

夏羽くん、あまり人と関わらずに生きてるし本人もあまり表情変えないので天然かと思いきや
「死ぬ以外は何でもやります」とも言う子なので物の道理はちゃんとわかってますよね。
自分の正体と能力を知ってからは自分がどういう場面で必要か考えて行動するし、
何事も生き残る前提で考える癖がついてると思う。
公園の木に住みついた紺ちゃんに話しかけるときも、暴走しかけた晶くんをなだめたときも
常に寄り添って自分の考えたことを伝える、素直でよい子。
織くんが大変なことになったときも織くんのところに駆けつけたけど、彼がしたのはあくまで協力で
織くんが本当にやりたいことを常に問いかけていたのが印象的でした。
あとピザをものすごくおいしそうに食べるのでこのマンガ読んでるとピザ食べたくなる…チーズが伸びるやつ…!
そんな夏羽くんと織くん晶くん、みんな性格全然違いますがいい感じの距離感で付き合ってますね。
織くんは紆余曲折あって妹もいたことがわかって落ち着いた感じですが
これから晶くんのお話になるのかな。
双子のお兄さんの名前が結くんというそうですが、2人の名前を並べると「結晶」になるんだね。
(しかも声が村瀬歩氏と石川界人氏だよ!アニキュー民としては感謝しかない)
そして隠神さんは役に立つのか立たないのかいまいちわかりませんが、彼らの良い保護者だと思う。

怪物の描写は三尸蟲がざわざわしたり巨大カエルやネズミの死体も出てくるし、
人間大の蚊が血を吸うしでちょっとお食事中とかに見るのは難しそう。
(あ、猫又さんのお話はよかったです)
BGMが蟲師とか夏目友人帳みたいな、静かに流れるタイプの音楽だったり
SEの音量もちょうどよかったりするので耳障りのない音響に仕上げられているからリアリティがあって
こういう、忍び寄る系の音響はゾクゾクして好きですが見る時間を選びますよね。
あと怪物だけでなく人間もおっかない、織くんの叔父さんめちゃくちゃやばい人だった…。
というか声が石田彰な時点でただの善人で終わるわけがないよね。
しかしあの回CMとばしても40分くらいありませんでした?っていうくらい体感時間が長かった…密度の濃い回。
話の展開は最悪でしたがBパート後半の石田氏の独演がすさまじくて2回聞いてしまって脳みそ狂いそうになった、
さすが魔性の声です。気を付けよう。


天地創造デザイン部は過去に原作を少しだけ読んだことがあって、
天地を創造した神様が動物を作ろうと思ったけどめんどくさかったので下請けに出した、という
なんとも大雑把な設定で始まることだけ覚えてましたが
内容はほとんど忘れていたのでアニメ化で再確認。おもしろいです!
会話が中心でともすると視聴者を置いてきぼりにするこの作風、既視感があると思ったら
シリーズ構成は横手美智子氏だった…こういう作品は彼女の真骨頂ですね。
デザイナーさんたちのお名前が太陽系の惑星(水金地火木土天海冥)になってるのかわいい、
冥戸ちゃんがいつも抱っこしてるアノマロカリスはぬいぐるみなのかな。
皆さん好きな動物や得意分野がそれぞれあって、たまに暴走したりドン引きしたりしつつも
才能を活かしたり空回りしたりしながらお仕事がんばっていていいですね。
(あと温泉回で金森さんがしれっと女湯に入ってて、GIが尊重されてるなと思った)
下田くんと火口さんは一緒にお仕事したいタイプだな~。上田さんは上司にほしいタイプ。
海原さんはランチしながらおしゃべりしたら楽しそう。金森さんとは仕事帰りに愚痴会したい。
土屋さんや水島さん、木村さんのデザイン論やトークをずーっと聞いていたい。
横田さんはクライアントして非常に優秀だと思う。

神様の下請けの天地創造社にいるデザイナーさんたちが生き物をデザインして
エンジニアが試作品を作って、神様が採用すれば地上に生き物として存在できる…と書くと
なんだか新種の生き物を作っているみたいですが、
できあがるのは馬や蛇や鳥やクラゲなど地上にいる生き物ばかりで
それらをどう作ったかをデザイナーさんたちの会話や試行錯誤のドタバタを通して見ることができて、
これひとことで言うと「地球上の生き物はなぜこんな姿や生き方をしているのか」を説明するアニメだな…。
何より目的論をがっつり投入して進化論を潰しに来てるのがすごいというか、
生物学の知識が投入されているぶんかえって際どい作品だと思います。派手ではないけど手堅くて優秀。
毎回、神様から「完璧な生き物」「若返る動物」とかざっくりしたオーダーがきて
デザイナーさんたちが苦心しながら考えて採用されたり不採用になったり悲喜交々。
金森さんが「クライアントのお任せがお任せであったことはなーーーい!!!」と金言を叫びますが
デザイナーさんたちもそれぞれ得意な動物があったりそれがもとで切磋琢磨してて職人だなって思うし
不採用時に現実的な理由がちゃんとあるのもなるほどなあ、と感心するし
さらに採用された生き物が実在するとわかった瞬間がたまりません。
いや、ゾウができたときのお話はびっくりしましたけどね…まさかの世紀末ゴリラからのゾウ…。
体を単に大きくするだけだとエネルギー不足になったり熱中症になったりするんですね。
大きいとそれを維持するための何らかの機能が体のどこかに必要になってくるわけで
それをトンデモ発想で追加していってゾウになる流れがおもしろかった。
あと存在する生き物だけではなく想像上の動物が存在しない理由もちゃんと説明してくれて勉強になります。
たとえばユニコーンは生物として存在できるかを考える話で
馬の体に角を生やすとカルシウム不足になってしまうというやつ、
馬に角一本生やすだけでも大変なんですね。。
ただ、できない理由は山ほどあるけどじゃあどうやったらユニコーンができるか考える企業風土は好き~。
龍を実現しようとしてぶち当たった失敗を逆に利用して新種の蛇が生まれたり、
子どもの落書きから生まれた生き物を何とか地上に存在させるために試行錯誤したり
(ハルキゲニアのモデルチェンジネタが登場していてよく調べてるなと思った)、
あくまでもストーリーの流れの中で付随的に生物の共通構造や生態をテンポ良く教えてくれるのがいいなあ。
生き物に必要なのは見た目ではなく部位。だからこそ完成した姿は無駄がない=美しいとされるのかな。
はあ…動物園に行きたい。

最新話で老化のシステムについて比較実験から語られていて、
「次世代が捕食されないために弱い若い個体より弱い老いた個体が狙われるようにする」
「老化で生き物が世代交代しないと多様性がうまれない」などを聞いてそりゃそうだなって思ったし
それに逆らってすべての世代を救い上げようとするのが人類のしていることかな、とも。
始皇帝からの人類の夢を真っ向からぶん殴りにいく姿勢が強いなあ。
あと案件9のエンディングがいつもの日本語から英訳した歌詞になっていて
クレジットも全部英語になっていて笑った。
主題歌CDにも収録されているみたいだから1度流そうってなったのかな。楽しかったです。


そういえばSHOW BY ROCK!! STARS!! の初回の話をこの前もチラッとしましたが
メイプル社長が運転中に頭文字D風になったり、カリオストロみたいなカーチェイスがあったり
モアちゃんが「時間と言ったことは守らないと!ぴゅる!」ってどこかで聞いたことあるセリフを言って
背後をハローキティ新幹線が通過したり、裁判で「異議あり」って逆転裁判風に言ったりして
ああいうパロディ描写を見ると1・2期の雰囲気が帰ってきた感がありますね。
特に新幹線のくだりはまさかのシンカリオン難民を救済せんとばかりのサービスシーン、
というかそこ新大阪~博多区間だったの!!!!????(笑)
CV佐倉さんのモアちゃんがCV佐倉さんのハヤトくんの決めゼリフをキメて自然な流れで新幹線、だったので
SB69新作は実質シンカリオン新作といっても過言ではないのでは←
だって中の人ネタにしてもシンカリオン選ぶとは思わないじゃん!
制作がサンリオなのでキティ新幹線を出しやすかったというのもありそうですが、
これはもしやSB69にシンカリオンコラボ回くる?(1クール作品でやるもんじゃないです)
そうでなくてもSB69はシンカリオンにも出演している声優さんが多いので
(佐倉さん沼倉さん村川さん逢坂さん細谷さん松井さん市来さん清水さんうえださん)期待してしまう。
モアちゃんがシンカリオン・ハローキティに乗ったりしませんか池添さん!(しつこい)

というわけで、追記にシンカリオンな日々です。↓

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2020_12
19
(Sat)23:56

Lost in paradise, night and day are fading out.

※しばらくブログの更新をゆっくりにします。次回は26日に更新予定です。


今期アニメ感想まだでした!書きます。
ぼのぼの、ねこねこ日本史、デジアド、ハイキュー4期、GREAT PRETENDER2クール目、SHIROBAKO再放送、
MXでの再放送後にタカトミさんがUPしてくれるシンカリオンの配信ほか、新作を。


犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしいを録画したはずなんだけど呪術廻戦のCパート扱いだったのが…
いやこれ2個の別のアニメだ、スーパーアニメイズムという30分枠で
呪術廻戦(20分)と犬と猫~(3分)をやるんだと気づいたのは録画を見てからでしたね。
毎週予約したときに犬と猫~が副題位置についてたのでおかしいなって思ったんだ、
うっかり呪術1話のタイトルが犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい、なのかと。

そんな風に特に目的でもなく同じ枠だからと録画した呪術廻戦ですが
見始めたらこれがおもしろくてですね、
おじいちゃんに「人を助けなさい」と遺言された主人公くんが
(彼がそのうち「じいちゃん俺これでいいんだよな」とか言い出さないかとハラハラしてます)、
学校に出現した呪霊と対峙した際に両面宿儺の指を体内に取り込んだことで呪術にめざめて
呪術を学ぶための学校に通いながら街で起こる呪いに関する事件に対応していくんですが
(両面宿儺は確か学生時代にとった古事記の授業で聞いたな…)(ご本尊とかいそうな舞台造りの学校いいな)、
キャラデザや日常パートのテンションが何となくNARUTOやBLEACHっぽいなと思ってたら
作者さんが言及されているそうで…。
原作マンガは未読ですが試し読み見たら線のザクサク感とかベタの塗りとか確かにBLEACHっぽいし
五条先生はカカシ先生っぽい。

エンディングが!!すばらしいですね!!!(唐突)
オープニングも疾走感あって素敵ですが(お花見カットに人が増えていくの素敵)とにかくエンディングですよ、
エンディングで踊るアニメは名作!!
アニメーター五十嵐祐貴氏(映像研の作監さん)による一人作画という贅沢もさることながら
虎杖くんたちが踊るアニメーションと音楽が、テンポも雰囲気もものすごくピッタリ合っていておしゃれで
毎回スキップせずに全部見ます。何なら3回見ます。すごく気持ちいい!
気持ちいいといえば次回予告もすごく気持ちよくてですね、
あれもBGMとカット割りのタイミングがぴったり合ってて、内容は決して明るくないのに気持ちいい。
リズムに合わせた編集ってやっぱり好きだなあ。

虎杖くんいい子だなあ…おじいちゃんのお葬式きっちりやって、遺言を「呪い」だと自覚しながらも
目の前で困っている人がいれば放っておけないし、そのために呪霊は祓うし
臨死体験や五条先生のアドバイス、気を抜くとぬいぐるみに殴られる映画観賞(痛い)を経て強くなったけど
宿儺は相変わらず宿儺だし大変だなあ…。(というか敵が強すぎる)
まつげの長い伏黒くん、犬とか鵺とか蝦蟇とかの式神使いなんですね。
虎杖くんが呪術にめざめた際に居合わせて、くされ縁のような付き合いになってますが
少年院で虎杖くんを残して逃げてしまったことをずっと悔やんでいるいい子なので早く救われてくれ…。
あと式神のワンちゃんどうなったんですか…無事ですか…とってもおりこうさんそうだったのに…!
お寿司ネイルアートしてる釘崎さん、五寸釘の使い方がロックで感動してしまいました。
藁人形も呪いの基本ですよね。
というか!彼女上京する際に新幹線乗ってきたね!!E6タイフォンからのE5連結カットびびりました!!!
他にも原宿とか代々木とか駅の外観のカットで警笛のSEが入るのとか
虎杖くんが言った「新幹線で運ばれてくる東京のお寿司屋さん」の0系新幹線イメージカットとか
コテコテのコテという感じで旅情あふれるシーンでシンカリオンが見たくなりました。
アニメシンカリオンの日常パートのあの曲脳内に流れましたからね一瞬で!
じゅじゅさんぽで五条先生は信頼できるけど尊敬できないってのがよくわかった(笑)。
目隠し取ったときの顔が良すぎる、というか瞳が良すぎて変な声出ました。まつげも銀色なんですね。
ついでに髪も下ろしたので別人感がアップしたね…あれは発明みがある。
領域展開のときの作画と画面づくりがハンパなくて、まったくの無の闇に絵の具のように散らばる色彩が美しかった。
呪具をたくさん持ち歩いている禪院先輩が歩くとガチャガチャ音がしてるのすごい強そう、
劇場版999のキャプテンハーロックみたいな、近づいたら絶対にやばい雰囲気ビンビンで大好き。
関智さんの声でしゃべるパンダ先輩めっちゃかわいい、おひさまのにおい!抱きつきたい。
狗巻先輩が「動くな」って言ったときの演出すごかった…言葉の呪いというか言霊系の術式なのかな?
言葉に力があるっていう設定は大好物なので、命令すると本当にそうなっちゃうから
普段はおにぎりの具しか言わないの激やばくて大好きです。しゃけ!
あと最近出てきたななみんこと七海さんがすっげぇツボ。
表情変えずに現状報告したりツッコんだり、しゃべり終わると「私からは以上です」とか、脱サラ…!
呪術師はクソ。労働はクソ。表情いっさい変えずにおもしろいことや大事なことを言うのでキャラ立ってるし
そこそこやってみて無理とわかったら「きばっていきましょう」と学生の提案にも乗る。
学生を子どもだと言って、でも子どもの意見を聞く良い大人です。
この世界の年上たちは年下たちが自分より未熟だとわかっていて庇護するしケアを怠らなくて好き。

最新話で虎杖くんのもとにななみんが来てくれてよかったけど
最近、主人公側がどうにも報われないので見るのがしんどくなってます…。
というか1年生たち早く再会してほしい…彼らの関係が何というかとても「同級生」だったの微笑ましくて。
伏黒くんも釘崎さんも虎杖くんが生きてること知らないままなの気の毒すぎる。
少なからず責任を感じている2人なので早く救われるといいな…。
大人たちの仕組んだことなので彼らが感じる必要はないんだけど。
(しかし敵さん側がやること全部最低なのにキャラクターがお茶目なの反則すぎます、
じゅじゅさんぽのキャプ翼パロは千葉繁氏のアドリブ祭だった…千葉さんの「キャイーン」久々に聞いた)


犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい、は原作マンガが好きで読んでまして
原作者のTwitterも楽しく拝見しておりますが、アニメになったらテンション高っかくてですね…!
ちょっと想像と違いました。。(もう少しほのぼの系かと思ってた)
犬の声が花澤さんで猫の声が杉田さんなのはめちゃくちゃハマっているので大好きです☆
飼い主(原作者)の行動に対して犬のリアクションはこう、猫のリアクションはこう、という
対比を楽しむ作品なんですが
犬は飼ったことないのでわからないけど猫の行動が、ががが、とても、わかりみ…!
動きがのっそりとしていて時々猛烈に素早いとか、うっかり尻尾踏むと許してくれないとか
人がトイレにいるとドア開けて入って来るとか、肉球にご飯粒まぎれこんでるとか
そう!猫ってそう…!と指さして頷いてしまうエピソードがしばしば。
あと原作者のお宅のワンちゃんはいつもテンション高めだけど疲れちゃったりしないのかな…。


憂国のモリアーティ。
コナン・ドイルのシャーロック・ホームズシリーズを原案に
ホームズの宿敵モリアティ教授を主人公にして彼から見たイギリス社会を描いています。
原作マンガは未読ですが読者である弟くんによるとそろそろクライマックスらしくてですね、
えっつまりライヘンバッハを描いてくれるってことなの…と震えています。
エンディングでカラフルな絵の具まみれになってお絵かきを楽しむモリアーティ兄弟がとても微笑ましいけど
描いた絵のうち1枚に滝の絵があって震えたばかりなのに。

「作品中に配慮すべき表現が含まれていますが、
原作の意図や時代背景を尊重しそのまま使用しております」というテロップが
毎回冒頭にきちんと出る信用のおけるアニメ。
19世紀のイギリス、貴族と労働者の階級差が激しく差別に満ちた社会は間違っていると考えた
孤児のウィリアムと弟ルイス、そして兄弟を引き取ったアルバート・モリアーティの3人が
ウィリアムの圧倒的な頭脳によって完全犯罪を成し遂げ、それを通して社会を変えていこうとする物語です。
ウィリアムの才能とルイスの思想、そしてアルバートの財が出会ってしまったのがすべての始まりだな…。
アルバートくんは実の家族とウィリアムたち、どっちを選んでもきつかったと思うけど
最終的にはウィリアムたちを選ぶほど彼も追い詰められていたわけで、
今の彼の生き方が幸せかどうかはわからないけど、ウィリアムたちに出会うまでの彼の人生を思うと
兄弟を選んだ理由もうなずいてしまうんだよな…。
家族を選んでも、ウィリアムたちを選んでも地獄。今のアルバートは少しでも救われているのかな…。
(あと、2話でウィリアムがトンネルの掘り方を教えていた人たちの中に赤髪の人はいなかったけど
あれ赤毛連盟のやり方ですね。
あの事件は黒幕をモリアティ教授だとする説を唱える人が後世にいて、そういう使い方も上手いと思う)

そして!モリアティが主人公なので出てきます!シャーロック・ホームズとジョン・H・ワトソン(^◇^)☆
グロリア・スコット号ではなくノアティック号でウィリアムと遭遇したホームズは
ちょっと、いやだいぶ構ってちゃんで強引な兄ちゃんキャラで、
労働階級の言葉を話し、自称コンサルティング探偵で実験魔で体術に優れてコカイン中毒、
バイオリンも弾いてくれて銃の名手でもある!原作そのまんまで最高ですね。
ワトソンくんも杖ついてご登場してくれたりホームズの行動にいちいち驚いていて初々しくてかわいい。
あと「ワトソン君」「ホームズ君」じゃなくて「ジョン」「シャーロック」って呼び合ってるのが
BBCシャーロックみたいで最っっっっっ高ですね…!!
スタンフォードくんもハドソンさんもグレグスンさんもレストレードさんもイレギュラーズの子どもたちも出てきて
わたしのシャーロキアンテンションが上がりっぱなし、
特にレストレードさんがいいですね!わたし好みのいぶし銀レストレード警部で
ホームズの力を認めながらも付き合ってあげるムッツリ顔が容易に想像つきます!(小松さん声かっこいいよ)
緋色の研究がモリアティ目線でアレンジ加わるとこうなるんだなって思えて楽しかったです。
ダイイングメッセージの改変とかあったけど馬車、轍、指輪、体術、ワトソン君が事件記録を書き始める、
ホームズが「諸君!」とホープ君を紹介するシーンもちゃんとあってバランスが絶妙でした。
制作側がきちんと原案も読みこんで作ってる感が伝わってきます。
事件の裏に黒幕がいるとホームズが見抜いたシーンは、原案ホームズによる
「僕はモリアティのやったことはすぐにわかるのです」のセリフに通じる気がして、そこもおもしろい。
(ワトソン君がホープ君を診察するシーンがカットされてたのは残念だけど仕方ないね…
それどころじゃないシーンに仕上がってたしね)

最新話で汽車内でウィリアムと再会してからの、3R fight!的な展開がおもしろい。
かまをかけたホームズへのウィリアムの返しと挑発が見事でした!
何か勘付いてそうだけどまだ言語化できてなさそうなホームズと捕まえてごらんなウィリアム…
あかん遊び相手を見つけてしまった。ウィルじゃなくてリアムって呼ぶのもツボでした。
というかホームズ役が古川さんなのが回を追うごとに有難みが増していってですね、
ガラ悪いしすぐ挑発するし、売られたケンカ買っちゃうしも~~ピッタリで泣きそうになる。
もしホープを殺していたらと考えちゃう怖さと、ウィリアムと再会して急に元気になる微笑ましさの対比!
そして案の定事件が起きましたがあれもウィリアムが仕組んだのかどうか。
分割2クールらしいので今後どんな事件をやってくれるのか、原作読まずにワクワク楽しもうと思います。
踊る人形とかボヘミアの醜聞とか四つの署名とかバスカヴィル家のわんわんとか、この面子で観たい!


半妖の夜叉姫。
読売・日テレ系で約16年ぶりに犬夜叉(続編だけど)の後に名探偵コナンが放送される流れって…。
わたしたちは16年経っても諏訪っちPの呪縛から逃れられないのか…。

初回が最終回から半年後の「あれからの犬夜叉」たちの話で懐かしすぎて暴れるかと思った。
初期の犬夜叉のあの、綺麗に終わっていた頃の1話完結妖怪退治の後日談って感じで
BGMも和田さんが担当してくれてて本当にいろいろエモくて毎週大切に見りゅ……ってなりました。
今後込み入った話になると思うので最初にボーナス用意してくれたのかな?
まだ桔梗のことでギクシャクしてる犬夜叉とかごめが微笑ましくて2828しちゃう、
風の傷と爆砕牙とおすわりありがとうございました。
「わたしはかごめよ!」のセリフすごく好きなのでゆきのさんの声でまた聴けてうれしいです。
弥勒さまと珊瑚ちゃんがもうすっかり人の親になってますね…。
(弥勒さまの後任の保村さんは音響監督の鶴岡さんが選んだそうな)
風穴のない弥勒さま、そうかぁそうだね。なくなったのはよかったけど、武器だったもんね。
雲母に乗って飛来骨を投げる珊瑚ちゃん、相変わらず強くて最高です。
退治屋のお頭まで出世した琥珀くんが弥勒さまを「兄上」って呼んだのエモすぎて泣いた。
楓おばあちゃんお元気で何より、おねえさまの矢を射るシーンかっこよかったです。
かごめに化ける七宝ちゃんはデフォルトだし、邪見さまも相変わらず殺生丸様のモフモフにつかまってるし
りんちゃんは最初から犬夜叉パーティにいてひっそりその家の屋根の上に立ってる殺生丸様に
え、仲良いね??ってなり申して。。
やっぱりあのお方は立ってるだけで結界ですよね。
りんちゃんを守ると言葉にはしないけど、しっかり守っている。そういうところが相変わらず良き。

とまあ、そんな具合に初回は異様にテンションが高かったわけですが。
2話で急に10年くらい時代が飛んで次世代の話になって
草太くんはじめ大人キャラクターが誰も親世代の話をしないからどうなったんすか?過ぎるけど
追々わかるのでしょうか、どうなったんだ。
何度考えてもかごめたちがまだ大人になってない自分の子どもを(たとえ何らかの事故があったとしても)
そのまま放っとくわけがないのであの十数年の間に親たちにも何かあったとしか思えなくて感情がしにそう。
しかし草太くん…いいパパになって…数年前まで守られていた子がしっかりした大人になってるのいいよね。
(親戚のおばちゃん目線)(あと萌さんの声レイくんの人ですね!)
そしてCV木村さんの琥珀くんぜったいやばいでしょと身構えていたんだけど
構えてないタイミングでトンチキ担任CV細谷氏を浴びてしまい致命傷を負ったのであった。。
なんで、氏、そこ…て思ってたらどうも本役はラスボスの声らしいので、そういうことかと腑に落ちました。

桔梗さまが時代樹の概念に。。
桔梗さまは安らかに眠っていてほしいけど活躍もしてほしい!というファンの願いを叶える制作が好きです。
そして相変わらずるーみっくワールドの妖怪はキモくてよき…。
四魂の玉がロストしたことが全然広まってなくて、古い情報だけで大暴れする妖怪ちゃんたちかわいい。
対してとわちゃんを捕まえた殿様たちは結構な情報通ですな…さすが関東管領扇谷上杉氏。
とわちゃんとせつなちゃん、名前が永遠と刹那で対になってるんですね。
戦国時代から現代に流れ着いたとわちゃんが自分なりの生き方を選択したら
現代のジェンダーに縛られることなく、半妖なので人間でも妖怪でもなく現代人でも戦国時代人というわけでもない、
結果的に様々なルーツを持つことになっていくのものすごく「現代アニメの主人公」だなと思います。
草太の家族と一緒に成長してそうなったんだな…。
犬の大将の孫3人の中で唯一銀髪で外見がおじいちゃんや父親に似ているとわちゃんが
もろはとせつなに常に現代的な視点から発言するの、要素が混ざりすぎててくらくらします。
せつなちゃんが琥珀くんの部隊にいて妖怪退治屋をやっていて
琥珀くんも翡翠くんも仲間として頼りにしていてせつなちゃんも言うこと聞いて信頼してるの、
とわちゃんと同じで人間以外のルーツを持った子が人間と共に生活して仕事もするのいいよね。
妖怪退治のための薬を小手に仕込んでいるけどあれ本人には影響ないのかな。
しかし初っ端から記憶喪失で眠りを奪われているとかアイデンティティクライシスすぎる、
お姉ちゃんの記憶ないのにとわちゃんが危険な目に遭うと問答無用で助けようとするのもエモいです。
制作がきちんと設定作ってやってるなあというところも含めてエグい。
会ったこともない父親の尻拭いなんかできるか!って断るせつなちゃんの意見はもっともだし
一方で完全に実利優先で請けようとするもろはちゃんもいいなあ。
もろはちゃん銀髪じゃなくて黒髪なんだなって思ったし剣と弓を使うところも2828しちゃう、
一見、何も考えていないように見えるけどそうではなく元の時代に戻るために根の首を尋問したり
現代の使えるものをお母さんのリュックにつめたり、両親のいいところを受け継いでいるなと思います。
叔父さんのカード使い込んじゃうのかわいい(笑)。
半妖の夜叉姫というからには妖怪化した姿も拝めるのかなと思ってたら
目じりに紅をさすと妖力が増すのすごく犬夜叉っぽかったね。(覚醒後は1日寝ちゃうけど)
河童の手をもらった後の反応がお母さんと真逆で笑ってしまった。
誰が見ても犬夜叉とかごめなもろはではなくキーマンはとわちゃんなの、バランスとしておもしろいです。
従姉妹だから付き合ってやってるみたいな雰囲気だった3人の距離感が
近づきそうで遠くてやっぱり近くなってるみたいな感じが好き。
最新話で朔の日やりましたけど半妖と四半妖で違うとかそんなんあり!?(笑)
そしてこの日ももろはちゃん有能…霊力があると妖怪に対処できて便利ですなあ。
胡蝶に夢をとられているせつなちゃんは眠りを取り戻したらとわちゃんと同じ日に朔になるのでしょうか。
あとやっぱり、朔が明ける演出がゾクゾクした~とわちゃんすっかり犬夜叉ですな。

とまあ、なんで子どもだけで育ってるんだよ!親世代どうなってんの!!って毎週思ってます。なんでだ。
琥珀くん話してあげてないみたいだし、りんちゃんは時代樹で眠ってるし、虹色真珠の謎とかも
少しずつ明らかになっていくのかと思ってたらそうでもなくて妖怪退治してるし…。
(もろはちゃんなかなか妖怪の骸ゲットできないのかわいそう)
半年か1年やるのかわかりませんが、ポケスペイエロー編のレッドみたいな出し惜しみしないで
こう…もうちょっと情報をだな…!(モチベーションに直結するので)


あとダイの大冒険がまさかの新作アニメになるとは。。
思い出したときに飛び飛びで見てるので感想は詳しくは書きませんが
リアタイでほとんど見てなかったアニメの(ヒュンケルとワニ様が出てきたあたりまでしか記憶にない)、
鳥山デザインや魔法の呪文を見てるとあぁ~~そうだこんな雰囲気だったっけと、色々懐かしく。
いったん退場したのに毎回次回予告に出てきてくれるアバン先生が好きです。
「ひとかけらの勇気」でダイがポップの投げた剣をノールックで受け取ってからの
アバンストラッシュの構えがかっこよすぎて喉から変な音が出ました。。
あの回はワニ様も動きがキレッキレでとても力が入っていてよかった。
いま世間では全集中とか何らかの呼吸が流行ってるけど、アバンストラッシュは流行るかな。

ダイ大とフルバとデジアドが新作アニメとして放送されて
セーラームーンが新作映画化、犬夜叉は次世代が主役の続編…そして来年はシャーマンキング…!
ということはもしかして今日は夏休みで朝6時に起きてラジオ体操に行ったあと学校のプールで泳いで
終わったらゆりちゃん家に集合してみんなでドンキーコングやるんじゃなかった?
あれ、なんでわたしこんなに背が伸びてるの…。(混乱中)


追記にシンカリオンな日々です。↓

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2020_09
05
(Sat)23:59

芝居をせずにはいられないから。

※しばらくブログの更新をゆっくりにします。次回は12日に更新予定です。


今期アニメ感想☆
ぼのぼの、ねこねこ日本史、フルバ2期、銀英伝と未来少年コナン再放送、
MXでの再放送後にタカトミさんがUPしてくれるシンカリオンの配信ほか、新作を。

天晴爛漫。
色々あってロサンゼルスに漂着した2人の日本の若者が
日本へ帰る資金を調達するためにアメリカ大陸横断レースに出場するオリジナル作品です。
なんちゃって19世紀スチパンアニメというか、時代考証は割と自由にやってる感じですけど
自動車産業の夜明け前というか始まりってこんな感じだったのかなーという夢に満ちた物語ですね。
提供のときの小雨さんのぼやきが毎回すごくおもしろいけどDVDに収録されたりしないのかな。

キャラデザが気になったのと19世紀のアメリカが見られるのかな~という理由だけで観始めたのですが
思ったより考証とキャラクター描写がライトだけど視聴者をイライラさせすぎないラインというか、
あまりしつこくなくて気楽に見ていられる感じで良きです。
からくりオタクでしょっちゅう頭の中で計算式を組み立てていて愛読書が月世界旅行で
寝てるとき以外は車のエンジンのことで頭がいっぱいな天晴くん、
興味のあることは熱心に聞くし考えるけど興味のないことはとことん興味がなくて
相手がどんな立場の人でも自分のままで相対する徹底した俺様主義者なところが
日本ではうとまれたけどアメリカでは自然に受け入れられていてよかったなあ。
(勝手にエジソンの家にあがりこんで例の名言を言うのがおもしろかった)
小雨さんもただ小言ばかり言ってる人じゃなくて、投げやりにならずに生きているバランスがとてもよくて
目の前のことをしっかりやりながら目的を忘れない人という感じがします。
ホトトが土地勘を活かして天晴たちを導いたり食料を狩ってくる生活力が本当にたくましくて
強い子だなあと思いますが、小雨さんが子どもとして守るべき対象と見ているので安心しています。
一緒に生きていきつつ、ちゃんと守られてほしい。
シャーレンの実力を見たスタッフたちが一転して協力的になるの、マッチョな社会だなあと思うし
女性でアジア系という二重差別に負けたくないとがんばってきた彼女はとてもかっこいいですが
彼女が彼女であるだけでレースに出られる時代が早くきてほしいと思う…。
アルくんとソフィアさんは乳きょうだいなんだなあ、
アルくんはお金持ちの子によくいるタイプだけどレースの内容も天晴の実力を認める目も持っていて
全然嫌味がなくて素敵です。将来はいい社長になりそう。
ソフィアさんがアルくんに遠慮せずものを言えるの良きだし、アルくんもちゃんと聞くから気持ちのいい関係だな…。
お酒強そうだなあと思ってたら案の定、おそろしい酒豪でTJをテキーラ勝負であっさり負かしたのは笑ってしまった。
ディランは見た目尖ってて女性と子どもにはぶっきらぼうにやさしい典型的なアウトローですけど
みんなとのレースを通して心の奥底の熱さが出てきている感じがするし、
TJは典型的な変な奴ですけど実際は常識を知ってる人だし(だからあんなに外れられる)
割とパターンのようなキャラクター造形が多いかな…。
(温泉回での「髪切った?」「切ってない」のやりとりめっちゃ笑いました)
バッド兄弟めっちゃ好き、愛すべきアウトローたち!好き☆
温泉回でディランとあっちむいてホイやるチェイスさんめっちゃ推せるし
高い高い~!ってホトトとTJを温泉に放り投げる力持ちトリスタンくん☆
ホトトにひとつだけ教えておいてやると言いながら「守るべきものと守りたいものが同じかどうかはわからない」
「自分を守れない奴は誰も守れない。強くなれ」「甘いものを食ったら歯を磨け」の3連発アドバイスが最高でした、
やさしいアウトロー…!
(歯磨きってこの頃のアメリカではどうやってたのかな?)

レースの描写もしっかりして熱くて、助け合いの精神とレースに勝つ精神がうまく尊重されていて
脚本がしっかりしているのだなあと思って楽観的に見ていたんですが
最新話でなんか違うアニメになってしまって驚きました…。
まさかここまで振り切った展開になるとは。つだけんさん無双しすぎですよ。
糸目キャラで顔に傷があって声がつだけんだったらワルにならないわけないだろ!!( ゚Д゚)ノ
最近つだけんさんが演じた悪くならなかったキャラっていうとニーノとレロ・ローさんとアシベの父ちゃんと
ヴァイオレット・エヴァーガーデン5話のダミアン王子くらいじゃない…?
ギルとしての「初めまして~」がもう、超むかつく…すごい上手い…むかつく…上手い…複雑…!
天晴の浮世離れした部分が今回は悪い方向に出てしまったというか、
天晴ってこんなキャラだっけ?っていうくらい人が変わっててびっくりでした。
EDの次回予告がエグすぎる…なんなの天晴爛漫といい富豪刑事といいがんばってる人が血を流すなんて…。
レースどころではなくなってきたけどここからどう話をまとめるのかな。
バッド兄弟の車は撃たれてないから無事なのでは…?などと、希望的観測で考えてしまっている。


富豪刑事。
筒井康隆氏の小説は未読ですが友人がアニメを推していたので見てみることに。
(4月に1・2話だけ放送された後は7月に延期になりました)
確かかなり昔に深キョン主演でテレビドラマになってて主人公が桁違いの金持ち、程度の知識はあったので
神戸さんが車やビルや土地ごとお買い上げして解決する展開はそりゃそうだなって思いましたが
毎回ラストに出るお買い物リストにはびっくりした。。金額の桁がやばい^^;
ただ買ってるだけだとそんなに気にならないけど数字を見せられるとおおってなりますね…文字化の力。
ヘリやリムジン、VRやシステムの修繕費などが高額になるのは想像がつきますが
夕食のワインが120万とかちょっと。。もう。。。お金持ちってすごい。
お金を計上する際にお仕事しているガジェットのヒュスクさんが気になります、姿なき存在感。
てっきり神戸さんだけが使えるのかと思っていたら鈴江さんも使っているので
許可されれば誰でも大丈夫なのかな。

1話の通行人役で原作者が(笑)ひとことだけの出演お疲れさまでした。
というかキャストすごくないですか???レギュラーもですが特にゲストキャラの声優さんがすごくて
金に糸目をつけないというか札束の風圧を感じるというか…富豪が出てくるアニメだけに…!
放送再開のイベントで宮野さんが逢坂さんと島崎さんと松岡さんの名前をあげて
「1回限りのキャラクターに声優がすごい豪華」っておっしゃっててびっくりしました、1回きりかー!
3月の特番アーカイブでも大貫さんが「あの現場はいい声酔いする」みたいなことおっしゃってたし。
(特に神谷明氏に酔うとおっしゃってた。声の力が強いのだそう)
他アニメで主人公やレギュラー級の声優さんたちがモブをやるアニメ…逢坂さん名前のない役久し振りでは…?
あと2話に島崎さんがいたの最初わからなくてエンディング見てびっくりしてしまった。
というか!なんで新旧毛利小五郎が共演してるんすか!!(ダァン!!!←机叩)
毛利小五郎(神谷明さん)が毛利小五郎(小山力也さん)を取り調べるのすごいよ、このキャスト組んだの誰…。
2人とも刑事で元上司と元部下とかさあ…お酒酌み交わしちゃって…一緒に殉職しちゃって…!
(あと小山茉美の声であの方とか言わせないでくださいコナンにしか見えない)
いやでもサイコロが一つ足りなかったの気になる、長さんと武井さん生きてるフラグなのかなあ。
神戸家の技術力でダミー作ったとかないですか…自分の死因も偽装できるのだからお手の物では…?
神戸さんの寝室(ベッドでかっ!)で密談した割にこの結末っていうのはちょっと…。
岸本氏の脚本は視点の切替えを活かして個人の視点で見えていない部分を匂わせる手法をよく使うので
まだどんでん返しがあるような気がしています。大事な部分は思考・感情を付随させてゆっくり描くのも。
神戸さんの目的と長さんの目的は同じだったんだから一緒に最後までお母さんの事件の真相探そうぜ…。
わたしは振り回される加藤さん目線でついていきますよ。
茂丸さんは、神戸さんにまだ権限が与えられてない部分があったので生きてるだろうとは思ってましたが
本当にあんな、直接人を手にかける人物だったとは。
wikiみたいなページに書かれていたアドリウムと関係しているであろう彼の研究テーマ、
虚数エネルギーだけじゃなく高次存在まで…そこらへんもどう描かれるんですかね。

あ。新幹線ジャックのお話ありましたよね!
加藤くん名古屋出張お疲れさまでした…熱田神宮のお守り買って来たのね…。
東海道新幹線ちゃん、神戸さんたちが内部に侵入するためとはいえ窓に穴開けられちゃって(´Д`)。
400万で直ったらしいですけども。
車体横のカットが映ったときに一時停止したけどロゴが描かれていなかったので
XちゃんなのかAちゃんなのかSちゃんなのか、好きに想像して楽しんでいます。
制作時期を考えるとたぶんAちゃんだと思いますが、今後はSちゃんがアニメに登場するようになってもおかしくはない。


GREAT PRETENDER。
コンフィデンスマンJPの古沢さんが脚本を担当される詐欺師アニメと聞いて録画してみたら
ドラマとは違うテンポの良さでおもしろいです。
7月に2回だけやった副音声によるとドラマよりアニメの方が先に企画が始まったと古沢さんが語ってらして
色々と時間がかかったんだな…満を持しての制作だったんですね。
副音声では他にも、アフレコは1年前に終わっていて
えだまめくん役の小林さんは裏表なく演じるように心掛けたとか
ローラン役の諏訪部さんはどこまで素を出すか難しかったと語っていらっしゃって
英語の部分はネイティブの人が担当されたので「僕は全然しゃべってません(笑)」とのこと。
1~5話の舞台になっているロサンゼルスで先行上映会をやったら
ロスの背景が映るたびに現地の人に受けて楽しんでもらえたこととか聞けておもしろかったです。
そう!この作品の背景すごくて、あんなにデフォルメされてるのに場所がちゃんとわかるのすごい!
ロスはハリウッドくらいしか知りませんが、浅草とかシンガポールの港とかわかったもん。
(シンガポールの例の建物はコナンの映画でぶっ壊された場所という知識しかないけど(笑))
ベタ塗りでセル画じみた着色ですが、キャラクターのデザインより細かく設計されているから
人物が背景に埋もれずにちゃんと立ってるのすごいなと思いました。
配色も原色が多めで派手でちょっとぎょっとするというか、木や葉っぱにその色使う?みたいな感じで
何となくチャンネルを回していたら思わず止めて「なんだこりゃ?」って見てしまいそう。モノノ怪みたいに。

キャラデザが貞本氏なので主人公のえだまめくんにどことなくシンジくんみを感じるし、
お母さんを亡くしていることとかお父さんコンプレックスがあるとことか、ちょこちょこ共通点が。
相変わらず氏の線画は細っそいですな…あの微妙な癖が絶妙なんだよな。
ローランとアビィは古沢脚本によくいるタイプなのであんまりびっくりはしなかったけど、
シンシアさんはコンフィデンスマンJPでいうところのスターさんみたいな存在というか
実は視聴者もだまされてるっていうパターンは古沢さんがよくつかう手なので
キタキタキタァ!ってなって楽しかったです。
主人公が巻き込まれ型で、ものすごくやばい状況に追い込まれてさあどうするどうするって追い詰めて
最後にオセロみたいに全部ワーーーっとひっくり返して主人公側の勝利に終わるのもいつもの古沢文法ですが
ロス編がちょっと無理矢理感のある終わらせ方だったのでシンガポール編はどうなりますかね。
サラザールさん生きててよかったです…トムが泣くことにならなくてよかった。
トムがお父さんのしていたことに気づいていたのかいないのか、言及はされませんが
いつかお父さんと話す機会がくると思うのであまり彼が悩まないといいな。
古沢さんの脚本て、相棒で書いてたときもそうだったけど、子どもが大変な目に遭うこともあるけど
基本的には子どもは「守られるべき存在である」という視点が徹底してるなと思います。
しかしあんな小さい子の口から「ミフネ」の名前が出るとは思わなかった。。

ロス編でえだまめくん、シンガポール編でアビィの物語をやってるので
次のロンドン編ではローランかシンシアの話をやるのかな…彼らは謎のままでもいいような気がするけれど。
エンディングのフレディ・マーキュリーの歌はオリジナルを知らなくて初めて聴く歌ですが
歌よりも映像の猫たちの方に目がいってしまう(笑)。
当時のMVを猫に置き換えているらしいですが、コンセプト担当に丹地陽子氏がいらっしゃるので
丹地氏デザインの猫たちではないかなと思う。


デジモンアドベンチャー。
1999年版のリブートですが、キャラクターが同じなだけで物語は新しくなっていて
brave heartもbutter-flyもありませんがネットワークやパソコンやデヴァイスが現代的で
最新のデジアドって感じがします。
(OPは太一、EDはヤマトオンステージになっててかっこいい)
サブタイにウォーゲームってあったり早々にオメガモンが出てくるのは往年のファンに向けてるんだろうし
子どもたちはキャスト一新ですがデジモン先輩は相変わらず初期の人たちが担当されていてうれしくなってしまう。
大ベテランさんたちなので無印時代を踏襲しつつ新しい部分も見せてくれていて
成熟期になるとよく雄叫びを上げるし、カブテリモンは太一のことを「たいちゃん」て呼んでてかわいい。
あとかつての子どもたちの声優さんがゲストで出てくることがあって!
風間さんと前田さんがヴァロドゥルモンの声、菊池さんがネーモンの声で出演されててうれしかった☆
ナレーションは野沢雅子さんですが、平田さんはレオモンやゲンナイさんとかで出てきたりしないのかな。

まさかキャンプ前に太一と光子郎だけでデジタルワールドに行くとは…!
いっぺんに全員が飛ばされた無印と違って、徐々に仲間が集まってくる展開にワクワクします。
(あと現実世界の方が時間が早く進んでいるんですね。無印とは逆ですね)
キャラクターも、太一はただの無鉄砲ではなく最初から冷静さも持ち合わせていたり
アグモンもただの大食漢ではなく熱いパッションの持ち主だったり、ガブモンの余裕に拍車がかかっていたり
ちょっとずつ新しい要素が加わっていてよき。
ヤマトが太一を八神って呼ぶの新鮮…いつか下の名前で呼んでくれるのかな。
今回のヤマトは太一たちより先にデジタルワールドにいるので闘い方が玄人めいているというか、
攻撃をくらってもあまり慌てずに一貫して冷静なのが強いなあと。かっこよさのカンスト。
空と光子郎はあまり変わってない感じかな、ミミちゃんも。
丈も全然変わってなくて「あ、無印の丈先輩だ」って思った(笑)。

最初は現実世界とデジタルワールドの関係や、現在のデジタルワールドの状況についての説明が多くて
最近やっとバトルがメインになってきた感じかな。
完全体への進化も増えてきて、徐々にみんながパワーアップしていくのがまさにデジアド。
メタルグレイモンかっこよかった~!オーガモンとのガチバトルのド迫力。
オーガモンといえばミミちゃんでは…という思い込みをいい意味で吹き飛ばしてくれました。
というかオーガモン…オーガモンおまえ…どうしたのそんなストイックなキャラになっちゃって…!?
全然しゃべんないけど最後まで誇りを失わなくて、肝心なところでかっこいいとか、なんだあのイケモン。
バトル後に太一が大声で叫んだりするかと思いきや、涙をぬぐって立ち上がって
オーガモンのしてくれたことを無駄にしないみたいな表情を見せたのすごいびっくりしました。
本当に重く受け止めているんだね…。
アンドロモン戦の後のミミちゃんもめちゃくちゃタフになった感じがするし、
事が事なので誰も無理に励まそうとしなかったり茶化さないのがすごくいいなと思いました。
(というかあの回はガードロモンの立ち位置といいラストといい完全にラピュタで大丈夫かってなった)
何というか、今作の子たちは競争心から相手より先に目立ってやるみたいないきりがなくて
状況をよく見てそれぞれが最善を尽くすから見ていて気持ちがいいんですよね。
攻城戦はそれが顕著に出たと思っていて、ガルルモンに乗って高く飛んだ上空からヤマトが見たものが
さっきまでおびえた表情をしていた子たちが自分を行かせるための行動をとる姿で
自分が巻き込むまいとした子たちに自分が助けられたことがわかって、
ならば彼らの行動を無駄にしないために自分も力を尽くす…王道だ~~~っ好き(*´︶`*)☆
それをガブモンがちゃんとわかってるのいいよね。ガルルモンの遠吠えつき勝利最高かよ。
ワーガルルモン、無印よりマッチョなデザインになってて余裕も垣間見えてかっこよかったです。

最新話でガルダモンめっちゃ強えぇかっけえぇって感動したんですが
脚本がシンカリオンのレイくん回などを書かれた山下憲一さんでした!
道理で空もガルダモンもかっこよかったわけです☆
次は丈先輩かな。光子郎くんかな。そしてタケルくんとヒカリちゃんはいつ合流するんだろう。
あと一瞬だけどデビモンが出てきたので、やっぱり最初のボスは彼なんだろうか。
レオモンの名前も出ましたね。抵抗軍のリーダーらしいけどこの世界線では死なないで…お願いです…。
(tri.の扱いがひどくてトラウマになってる)

そういえばtri.を一応最終章まで見たんですが総括するって言っといてまだしてないな…。
ラスエボ絆を見たらやります。


追記にシンカリオンな日々です。↓

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2020_06
06
(Sat)23:57

天高く遥か彼方へそびえたつ階段。

※しばらくブログの更新をゆっくりにします。次回は13日に更新予定です。


今期アニメ感想☆
ぼのぼの、ねこねこ日本史、本好き2期、フルバ2期、つり球と銀英伝と未来少年コナン再放送、
MXでの再放送後にタカトミさんがUPしてくれるシンカリオンの配信ほか、新作を。
(デジモンとキングダム3期も見てたけど放送が休止中なので感想はまたの機会に)

アルテ。
原作を読んでいてコミックスも持ってますが、アニメ化は難しいんじゃないかと思っていたので
発表されたときはとてもうれしかった☆
16世紀のフィレンツェを舞台に画家を目指す女性の物語です。
たぶんモデルはアルテミジア・ジェンティレスキではないかと思いますが
原作でアロルド親方がラファエロやダ・ヴィンチが最近亡くなったような話をしているので
ジェンティレスキの時代よりちょっと早めなのかもしれない。
もしかしたらミケランジェロは生きてるのかも…原作はまだ続いているので出てきたりするのだろうか。

坂本真綾さんのオープニング、溌剌として爽快で好き~~毎回スキップせずに聴いています^^
元気いっぱいのアルテ、画面の中でよく動くし二言目には「がんばるぞ~!」って自分を奮い立たせていて
原作からそのまま飛び出してきたようなキャラクターでとても素敵です☆
小松未可子さんの声が明るくて溌剌としてすごくいい。
歩く作画がいいですね。ドレスをひるがえして歩く姿も、裾をたくしあげて走り回る姿も。
アルテは腕を振って姿勢よく歩く人なのでそれがアニメでも再現されていてうれしいです。
レオさんの厳しくもあたたかく朴訥とした雰囲気も
登場のたびに地雷を踏み墓穴を掘っていくアンジェロも原作そのまんまで楽しい。
ヴェロニカさんの…美しさよ…!
アニメ化で大丈夫かと心配していた彼女の魅力が作画と大原さやかさんの声で完璧に再現されてて感動、
アルテに交渉術を伝授するシーンが大好きなんですがきっちりやってくれてうれしかったー!
ヴェネツィア編始まってますが、こっからアルテの世界がぐんぐん広がっていくんだよな…。
カタリーナとの出会いで自分の生き方と画力について考えるアルテは奥深い人間になってくと思うし
そんな2人をクールに見守っているダフネさんが好きなんですがアニメは掘り下げてくれるかなあ。
ユーリさんの胡散臭さ度が原作の8倍くらい増してた…鳥海さんは胡散臭い男をやらせたら天下一だ。

あ。
アルテは深夜アニメなので録画で見てるんですが、原作のダーチャのエピソードがまるごとカットされてて
途中でいきなりアニメに登場してきたのでえっ、間違えて録画消しちゃったかなって確認してしまった…。
ダーチャはアルテのよき理解者だしダーチャといるアルテは人間性が色濃く出ることがあったから
出逢いの部分は欲しかったところ。
そうでなくてもお針子の女性たちのエピソードは勢いがあって好きなお話だったので…。
アニメはたぶんカタリーナのお話で終わりだろうからダーチャの次の出番は最終回ではなかろうか、
それでもいいから出てきてほしいです。
(お針子さんたちのエピ、OVAとかで円盤につく予定とかないのかなあ)


啄木鳥探偵處。
原作があると知らずに何となく録画したら色んな意味でおもしろくて視聴決定。
探偵の仕事を始めた石川啄木と、それに巻き込まれる金田一京助を中心に
彼らの周囲にいた文豪たち(主に詩人・歌人・推理小説家)の若かりし頃を描いています。
文豪の探偵社ってどこかで聞いたような(笑)メンバーは全然違うし人数も少ないけど。
石川啄木と金田一京助は史実でも友人だったので、その友情関係を中心に描いていく感じですかね。
1話が早世した啄木を偲ぶようなアバンで始まる演出でしたから最終話がどうなるか気になるところ。

脚本にジョカゲの香りを感じ取ったのですが岸本氏なんですね。
キャラクター作画の主線が青なので画面が明るく見えるから
あまり暗い話をやっても暗くなりすぎない仕掛けになっているなあと思います。
蓋平館に住み歌を口ずさむ石川啄木、飄々として京助さんを翻弄する厭世青年ですね。
文明開化から40年とか言ってましたがつまりほとんど晩年ではないですか、
最新話でとうとう血を吐いたので病気が進行してますね…結末を知っていてもドキドキする展開だ。
お人好しな金田一京助氏はアイヌについての文学を書き始めていましたが
手元の原稿がアップになったとき本当に文字が書いてあったからびっくりしてしまった、
アニメによくある××とか潰れ文字じゃなくちゃんと本人の文章が原稿用紙のマスに作画されている!
京助さんの本棚にある本の背表紙も日本語とか外国語とかってわかるもんね…制作の本気を感じます。
エンディングになっているゴンドラの唄を作詞した吉井勇も江戸弁でしゃべる野村胡堂も
気弱でやさしい萩原朔太郎もお酒入ると歌が振り切れる若山牧水も
まだ高校生な芥川龍之介もみんないい。
牛乳屋さんで読書してた森鷗外先生、この世界の先生は牛乳飲めるのかな…?(出番はあれだけらしい)
京助さんが岩井三郎のことを話題に出したとき江戸川乱歩を感じて公式サイトを見たら平井太郎くんがいて
登場したとたんにいっぱいしゃべって、大人顔負けの推理ができる少年で最高だった~!
7話が完全に二銭銅貨をベースにした話になっていて(五万円も煙草屋も紳士盗賊も全部そうだよね)
あんな感じで二銭銅貨ができていたら素敵だなあ…「あの品を私に呉れたある人」は啄木かあ…( ˘ω˘ )。
6話で人でなしの恋を書き始めていたけど
午前3時に大人たちのすったもんだに聞き耳たてて物語の着想を得ていて、末恐ろしい子ですね。
というか6話の人形館に安本亀八の野見宿禰と当麻蹶速を意識したとしか思えない生き人形が
さりげなく置かれていてびっくりした…斜め上から引用してくるアニメ…!
6話は朔太郎の孫である萩原朔美氏がゲスト声優として登場されている回でもあって、
朔美氏すごく朗々とした声でむちゃくちゃ上手くてどういう方なの!?ってぐぐったら
寺山修司と劇団を旗揚げした経験をお持ちなのね…かっこいいな…。
というかエンディングにテロップされている個人と施設の協力一覧が豪華すぎるし
ゴンドラの唄と次回予告のユーモレスクが視聴後にしばらく脳内を回るし
色んな意味で突っ込みが切れない作品だと思う。
個人的な衝撃は2話と3話の絵コンテが板井寛樹氏だったことですよ…。
最初見間違いかと思って2回くらい戻して見直したらマジで板井さんでした。
シンカリオンの次はうちタマに参加されてたけど啄木鳥にもいらっしゃってる…ご活躍されてる…応援しています。

文豪たち本人の歌や詩、エピソードはもちろん
北原白秋の邪宗門や長唄の紺屋のおろくなど当時の文化からの引用もあるし
背景も十二階とか蓋平館とか当時の御茶ノ水駅とか再現されててレトロ好きとしてはかなり萌える。
月に吠えるの「おわあこんばんは~」で始まる黒猫のくだりが影絵っぽく表現されていたのよかったな…
梅原さんの朗読とともにあんなに長々と見られるとは。
(でも胡堂が言ってた「大事なものを盗んでいっちまった、俺の心さ」の元ネタはまあ、戦後ですよね)
事件がひとつずつ起きて解決されていく中、1話の事件の関係者の名前が事あるごとに繰り返されていて
あの事件まだ終わってないのかな、最終話にぐわーっと集約されていくのかな…とか想像しています。
話が進むにつれ岸本節が炸裂しまくっているし、氏はそういうのお好きだしなあ。


BNA。
動物が二本足で立って暮らす都市にタヌキの女の子がやって来る…的なあらすじを見て録画したら
内容はもうちょっと深くて複雑でした。さすがTRIGGER&中島かずき。
人間の遺伝子がDNAなら獣人の遺伝子はBNAということなのかな…。

クロかわいい。(落ち着け)
誰かの肩に乗ってる小型生物に弱いんですよ!しかもしゃべらない!!(ここテストに出ます)
ああいう何も言わない存在が近くにいるってすごく好きなんですよね…わたしが猫と暮らしてるからかもしれないけど。
ロゼさんと一緒に収容所から逃げてきたっぽいですが今は士郎さんになついてるのね。
士郎さんやみちるの肩に止まったりソファでちょこんと寝てる姿がとってもキュート☆
クロのグッズ出てないんですか、ぬいぐるみとか。ぬいぐるみとか。欲しいです買います。
士郎さんの正義は暴走するタイプですな…人生がハードモードなので無理もないけど。
過去に自分が受け取っている仲間たちの魂の分まで、という信念があるのだなあ。
細谷氏による普段のぼそぼそ声と戦闘時の激情にかられた声のギャップ好きですわ~。
ロゼさんは専門家が政治家になったときの理想形のような気がしますが
複雑な立ち位置にいて動けなくなることもあるので士郎さんがカバーしてる感がある。
収容所で士郎さんと出会って以来全幅の信頼を置いて一緒に活動してきたのかもなあ…。
創設されたばかりの都市の代表が女性である、というのはアニマシティのエポックメイキングになりそう。
神出鬼没のミンクのマリーさんも好きです。生きるために何でもすることがどういうことかわかっている人。
彼女が出てくると不安しかないけど、そこが好き。
ピンガさんの「空に国境はない」感すごくいいな…ああいう風に空を飛んでみたい…。
自由を制限されることがどういうことかわかっているから、自由を大切にする人。そのために行動する人。
アランのキャラデザにすごく既視感があって誰だっけ…と思ってたんですが
あれだ、LWAのアンドリューに似てるんだ。
プロメアのクレイとかもそうだけどTRIGGERがスーツ姿の男性キャラを作るとだいたいああいうデザインになるのよな、
逆三角形の体格で前髪分け。

獣人は基本的にはひとつの姿を持っているだけだけど(たぶん士郎さんも)
みちるとなずなの変身能力がタヌキとキツネだけではなくイメージできたものになれるのは
彼女たちがタヌキとキツネだからなのかなあ、と。昔話的な考え方かもしれないけど。
どんどん能力の精度が上がっているのは中島氏のことだから何か仕込んでいそうですな…。
理想郷だと思って辿り着いた場所が実はそうでもない(どころか更にヘビー)というのは
TRIGGER原作アニメによくあるパターンですし、このアニメもそうだけど
いつもは社会構造や偏見や差別について割と視聴者に投げっぱなしな中島氏が
今回はどんな風に着地させていくのかを見守ろうと思います。
あと他の話と何か雰囲気違うぞ、と思った回の脚本がうえのきみこさんだった~!
ようやくわたしもうえのレーダー(何それ)が働くようになってきたぞ…( ˘∀˘ )。
ベアーズ回はみちるのド正論がいつになくキレッキレでマスコットキャラみたいなベアーズががんばってる中に
八百長を放っておくとスポーツにも社会にも悪い影響しかないことが20分で描かれている良回でした。
ドードーの絶滅とかさらっと入ってるし…ただの事実としてぶっこんでくるので余計に考えさせられます。
小ネタもすごくてサウスポーの歌詞とかドカベン顔のシロクマとかあしたのジョーみたいな監督まで…いやはや。。
(作画もすしおさんで丸っこくてかわいかったです。すしおさんの作画久々に見た気がする)
歯が見えたりして始祖鳥っぽいフラミンゴちゃんたちすげぇ口が悪くてこわっ…てなった、
ああいう闇をうえのさんはごまかさずに書くんですよね。
悪口もだけど、うえのさんは女子同士の濃い関係を描くのがうまいんですよ…。
思いっきりケンカした後に仲良しだった頃のこと思い出しちゃうとかね…切ないのよね。
シルヴァスタ製薬回はみちるとなずなが本心を思いっきりぶつけ合うことができてよかったし
みちるの言葉がなずなに届いているのよかったです。
ボリスをキモいって言われてその場では反論しなかったけど、実はなずなもキモいって思ってたのが後でわかって
部屋への立入りを禁止にされるボリス氏よ。
士郎さんのみちるへの態度がどんどんバディ味を増していってるのもよき…
うえのさんが脚本を書くと士郎さんがやさしくなる気がします。


新サクラ大戦。
過去のゲームも新作ゲームも未プレイですが、過去のアニメや映画は見ていまして
あとドラマCDがおもしろくて結構聴いてたんでした。サクラ大戦も息の長いコンテンツになりましたね。
OPTのゲキテイのAメロが新しい歌詞とメロディになっていて最初びっくりしましたが
サビやイントロはそのまんまでああ、ゲキテイだって思いましたし
懐かしくてスキップせずに聴いてしまう♪
昼間は劇場の舞台に立って、夜は霊式甲冑に乗って出撃するパターンは変わってないし
舞台となる帝都のどことない懐かしさとスチームパンクな雰囲気も変わってないような。
すみれさんが成長して劇場の支配人と帝撃総司令を兼ねていて泣きそうになりました、
すみれさんが今のトップなんだー!
すごい、さくらさんに負けたくないってがんばってたり、カンナさんとケンカばっかしてたり
神崎重工を継ぐか迷っていた彼女が…そうかああああ。゚(゚´ω`゚)゚。
(他の人たちも出てくるのかなって新作ゲームのネタバレをぐぐったら別の意味で泣きそうになったのでそっ閉じした)
最新話で「わたしは絶対に諦めない」って宣言する天宮さんの姿に
真宮寺さんを重ねるすみれさんに泣いた…すみれさんっ…!!(ノД`)・゜・。
天宮さんが光武に乗ったのも最高でしたよ。真宮寺さん機のデザインだったね。受け継がれていたんだな。

現花組メンバーの中で個人的に好きなのはアナスタシアさんですね~。
銃使いで背が高くて歌がうまくて色っぽくてイケメン。
(たぶんマリアさんのポジションだと思うのだけど、過去作品でもわたしはマリアさん推しでしたから
やっぱり人間の好みってそんなに変わらなくて直感で似たような人を好きになるのだなあと思った)
さくらも初穂もクラリスもあざみも、過去作品のこのキャラクターのポジションかな?って思う部分と
ちゃんと彼女たちの個性もあって、往年のファンにも現在のファンにもやさしい作りだなと。
クラーラはアイリスのポジションかと思ったらあやめさんみたいになってしまって
花組はつくづくこういう人と縁がある気がしますが今度は何とかなってほしいな…。
ストーリーは王道なのであまり心配してませんが大丈夫でありますように、あやめさんの二の舞はつらいよ。
サクラ大戦は過去アニメだと割と仲間割れがひどくてだんだん仲良くなっていくみたいな流れでしたけど
今回のアニメは仲間としての結束ではなく「花組のみんなは家族」という考え方になっていて
そこは新しいなと思いました。
足の引っ張り合いとかしないし、何か失敗したり疑惑が生じたりしても
基本的には自分の問題と考える子が多くて、決して相手を責めたりしないから
陰湿な雰囲気がまったくない。
初穂もあざみも、そうして手探りしながらクラーラとの関係を作っていったように思います。
クラーラが自分の正体を知ってどうしたいか考え始めたのも前の家族と今の家族の影響があってのことだし。
レイラはカミンスキーの真意に気づいたときものすごいショックを受けそう…あるいは薄々気づいてそう…
彼女が少しでも救われますように。
カミンスキーおまえこのやろう、まあ典型的な悪役でだいぶ狂気がありますが
浅草でさくらたちを尾行してたときレイラと一緒にバレバレの変装してたの笑ってしまった。

あとこれ、書いていいかわからないんですが
主人公さくら役の佐倉さんと倫敦華撃団・ランスロット役の沼倉さんと
花組の技師長・司馬さん役の杉田さんはシンカリオンにも出演されているので
ちょっとどぎまぎしながら見ていたりします。。
沼倉さんは女の子の声で演技されてるのでアキタくんがだぶることはないんですけど
佐倉さんはたまに叫んだときとかの声にハヤトくんのかっこよさがにじみ出ていたりするし
杉田氏は完全にホクトさん声でしゃべってますから(*´Д`)。
つか杉田氏が整備したメカに佐倉さんが乗るんですよ…やばいよ…!
さくらが司馬さんに「わたしの機体は」って聞くのドキドキしちゃうし
さくらの操縦中に司馬さんがアドバイス出すのもドキドキしちゃうんですよ、
ホクトさんとハヤトくんかよ!!!(落ち着け)
ってか司馬さん、さくらのことを「さくらちゃん」て呼ぶんですよあの声で!反則だろおおおお(ノ ゚Д゚)ノ
キャラクターがキャラクターを呼んでるシーンなのにさくらを呼んでるのか、佐倉さんを呼んでるのか、
速杉サクラさんを呼んでるのかわからなくなって脳が大混乱。
佐倉さん杉田さん本当にごめんなさいごめんなさい。。
なんだろうこの、CCさくらで丹下桜さんがさくらちゃん役やったみたいな感じ…。
あとアニメには出てないけどゲームには釘宮さんもいるらしくてですね…まってメンタルがもたないよ。。


神之塔。
Twitterのフォロワーさんが前からめちゃくちゃプッシュしていたので気になって原作を読み始めたら
王道展開なのに先が読めなくてじわじわハマリつつあります。
いや先は何となく読めるしキャラクターのバックボーンもだいたい予想通りだったけど(特に主人公)、
どういう結末に辿り着くのかが気になるから読んでる、のが正直なところかも。
星を見たいと言った女の子を追いかけて塔に入った男の子が試験を受けながら頂上を目指すお話ですが
どことなくハンター試験とか天空闘技場あたりの香りがいたすので
色々な既視感にどうオリジナルを見せてくれるのかが楽しみでもあります。

OPTかっこいいし、「神之塔」の文字が現れるときの筆文字のような表現が美しくて何度も見てしまうなあ。
10年以上続いている大長編をどこまでアニメ化するんだろうと思っていたけど
初回で2階へ行ってしまったり各試験が1話程度で終わったりしていておお、なるほど…と思いました。
ときどき唐突だったり説明不足感はあるけど、原作のキーポイントになるシーンやセリフはちゃんと拾ってるし
(お前だけ落ちますはなかったけど)うまくまとめているなと。
ヘドンが芳忠さんだとは思いませんでした。ウサ耳キャラから芳忠さんの声がする奇跡。素敵(U╹ x ╹U)
黒の三月さんがすげぇ色っぽかったね…かつてない色気のある武器ですね彼女は…。
谷野さんのキャラデザがよいのだな。
作画、基本的に崩れませんが総作監を谷野さんが務めている回は文句なしに美しいし
何よりキャラクターに陰影が入ってないのびっくりするよね…線だけであの立体感を出してるのすごいです。
(影が入るのはキャラの瞳がアップになったときとか、キャラが物陰に隠れたときくらいだよね)

抽象的な表現だった1話からキャラクターがわっと増える2話は急にテンションが変わって
衝突を繰り返しながらだんだん仲間意識が芽生えていくのがいいなあ。
好きなのはラークたんです。なんだあの癒しワニくん。ぬいぐるみ化してほしい。
しょっちゅう怒ったり怒鳴ったりしてるので演者の三宅さんは大変だと思いますが
三宅さんにも「時々かわいい担当」と言われるくらいだから現場でも話題になってるんだろうな。
チョコバー大好きでしょっちゅう食べてて自作の歌まで歌ってるのかわいすぎでしょ、
ぬいぐるみ化してほしい。(2回目)
あの歌アドリブだと思うんだけどどうかな…めちゃくちゃかわいかったなあ…(*´︶`*)。
三宅さんが現場でアドリブ入れまくってるって岡本さんが言ってらしたから。→こちら
最初は獲物として見ていた夜とクンのことを今ではすっかり仲間として見ていて
夜が塔を登らないかもってなったときも信じなかったり
クンが大根芝居をしたときも何の打合せもないのにピタリと付き合ったあげく「功を奏したな」って言ってくれて
なんていい奴なんだ…2人とずっと一緒にいるつもりなラークが大好き。
夜くんがラヘルを追いかけるのは雛鳥が親鳥を追いかける感じかなと思ってるんだけど、
仲間が増えて試験の経験も積んでこれからどんどん成長していくので
アニメの夜を見ているとそうかまだこんな風だったな…ってちょっと懐かしくなります。
2階で急に草食べたり、クラウンゲームの覚醒シーンがド派手だったり
基本的には原作準拠ですがちょこちょこ挿入される演出やアニオリエピで説得力が出てるというか
ただ者ではない感が漂っていると思う。
市川さんの素直で透き通るような声が底知れなさを感じさせて、ちょっと不安になることがあります。
ただラウレさんに小豆まくら作ってあげたときの速さと手慣れてる感は別の意味でびっくりした、
なんだあの無人島でも生きていけそうなライフハック…そらラウレさんも神之水のコツ教えるわ…。
前いた洞窟に小豆があったとは思えないけど何故あんな手際がいいのか、シェフの多眼族に聞いたのかな。
夜「すみませーん!枕代わりになるようなものってありますか?」
シェフ「スッ…(無言で小豆と麻袋を手渡す)」
夜「これどうやって使うんですか?」
シェフ「ざらざらざらざら…(無言で小豆を袋に入れてくれる)」
みたいな。。
夜くんて初対面の人でも物怖じせずに話しかけてコミュニケーション取れるとこあるよな…すごい。
そんな夜くんより原作から盛られまくってるのがクン・アゲロ・アグネス氏ですね…。
頭が良くてクールで何事もスパッと割り切れてカラーリングからも冷たい人っぽいイメージですが
興味を持った相手にはとことん心の距離を詰めていくんだね。
「クンさんてこんな人だったっけ?」By アニメ4話の夜
夜に黒の三月について聞くときの距離が近いし、その瞳を守りたいとか思っちゃうし
彼の貴重なバトルシーンであるクラウンゲームではまさかの膝枕、一体何をしているんだ…???
(夜はクンに膝枕されても「たくさん戦ってたし疲れてるのかな」ぐらいしか思わなそうだけど)
原作で詐欺師と言われるほど嘘八丁が得意なクンが夜にラヘルのこと聞かれて誤魔化すシーンは
原作では嘘が下手すぎて色んな意味で笑えるんですが、
アニメのクンは有無を言わせない凄みがあって畳み掛けるし声のトーンがちょっと高くて
視聴者に「あっ嘘ついてる」ってちゃんと伝わるようになってるのすごいと思った。岡本さんの技術だね…。
ラヘルに対して声が1トーンくらい低いクンがその後ラークに話しかける声は明るかったのでニコニコしました、
身内認定した相手には限りなくやさしいな…。
(どうでもいいけどラヘルとクンて中の人で考えると白雪とオビなのよね、キャラだいぶ違うけどね)
台本書いてあげたらしいクン様劇場は夜くんのかわいさが光る内容になっててすげえ笑いました、
どんな才能なんだあれは。(困惑)(夜は演じていたというより本心でセリフ言ってた感がある)
鬼ごっこ試験でも己への好感度を上げつつAチームの空気も壊さず、
Bチーム(というか夜)のためにヒントを残しまくってわざとAチームを負けさせる頭脳と技量がもうほんと…!
たぶんハツとシビスの友達作りの課題のときに「友達がいなくなってしまうのは寂しい」と言った夜の気持ちを
最優先した結果だと思うけど。

仲間が増えた後の夜はラヘルがいなくても楽しそうに過ごしてるけど
ラヘルは暗い部屋でひとりでチョコバーとりんごしか食べてない対比がすごい…。
彼女が描いた☆が六芒星だったの地味にびっくりしました、
あの世界では星を表現するとき六芒星で描くのが標準なのかな。
ザバードの姫たちみんな生き生きしてる、アナクと四月さんのアクションかっこよかったし
エンドロシのかかと落とし何度でも見たいし、早くユリさんのアクションも見たいな~。
強くて真面目なハツくんがクン様劇場では全力でお礼を言わされるのかわいいし
最初はケンカばっかしてたシビスとセレナがものすごく努力の人たちなのかっこいいし
ライナスの毛布みたいな布団被ってるラウレ(原作者のお姉さまがモデルだそう)は
アニメーションになるとどうやって布団ごと動いてるの…!?感が増しますね。
ホーさんは初登場時に顔見ただけで泣きそうになるくらいしんどかった…ホーさん…!
汐谷さんの声がやさしいから舌打ちとかするとゾクゾクしちゃうね。新しい扉を開いた人もいらっしゃるのでは←
最新話のホーさんのお葬式も供養のための宴会も原作にないシーンですがとても素敵で
ああこのアニメでは塔を登る者たちの仲間意識を大切にすることにしたのだな、って思いました。
クンの大根芝居がみんなにバレていることになったのも制作側のそういう意図ではないかと。
試験官もローがつだけんさんだしユハンが岸尾さんでクォントが吉野さんだもんなあ、
塔の人たちいい声ばっかりだわ。

しかしほんと展開早いからこれは終盤でビオレのチラ見せとかあるんじゃなかろうか…。
ラヘルのエピソードで終わりにしそうですがそれだとあまりにも…なのでぜひ2期をやってほしいですね。
2020_03
07
(Sat)23:59

どうせやるならめんどくさくなろうぜ。

今期アニメ感想!!
ぼのぼの、ねこねこ日本史、鬼太郎6期、ちはや3期、ハイキュー4期、ヴヴヴ再放送、
MXでの再放送後にタカトミさんがUPしてくれるシンカリオンの配信ほか、新作を。

うちタマ。
2年前に擬人化を知って展示も見に行ったけど、2年越しにアニメになるとは。。
いや楽しみでしたけどね!
わたしにとっては94年以来のアニメうちタマ、興奮しないわけがあろうか。します。
シリーズ構成うえのきみこさんだし制作はMAPPAだし、期待しかないです。

見てみたら犬猫パートと擬人化パートがあって、
犬猫パートはワンワンニャーニャーキャンキャンゴロンゴロンでかわいいし
擬人化パートはひたすらまったりした時間が流れていってて
往年のファンにも擬人化ファンにもやさしい作りになっているなあと思います。
初回からタマが迷子になって、たけしくんがうちタマポスター貼ってくれたのでホギャーーッって声出ました、
文面変わってないんだなあ、ありがとうございます。ありがとうございます。
かと思えばモモちゃんのおうちが花屋からカフェになってたり、アイボと人間の関係を描いていたり
フミフミとかお風呂が苦手な猫とか色んな要素を盛り込んでますね。
みんなの居場所が西日暮里公園や根津神社や夕焼けだんだんだったり
(ノラがかき氷のことで通りかかったのは根津の芋甚さんですよね)、
わたしも歩いたことのある道をタマたちが歩いているのが楽しいです☆
トラの初恋が子豚ちゃんだったお話が本当に微笑ましくてよかった…。
猫の相手が豚でもみんな一切否定しないのよき、
「一番大切なのは好きって気持ちなのに」ってあのムーミンママも言ってるじゃない…!
おれたちのワイハー探して車のボンネットに潜り込んで眠っちゃったベーを
ノラたちが猫バンバンして助ける話とか、ちゃんと現代の動物問題についても描かれていて隙がない。
(車の持ち主の893さんがとっても猫好きだったのお約束ですね)
かと思えば急に仁義なき戦いみたいに城郭バトル始まったり
最強最弱を相撲で決めたり、クロが犬のおまわりさんやる回もあるしさあ…もう何なの…!(笑)
秀逸だったのがうえのきみこさんの脚本回ですね…1話もすごいけど特に2話後半…。
クロとゴンが犬猫のおっぱい談義をしている後ろでベーが大変なことになっているあれ。
LWAのスーシィ回とか至高ですけどうえのさんて何故ああも見事にまとめてしまえるんだろうな…すごい。
今後も楽しみ。

ノラがイケメンすぎてどうしよう!!もう部屋中を転げ回ってますよ。
うちタマを知って以来ずーーーーーっとノラ推しなんですがアウトローっぷりに拍車がかかってませんか、
わたしは一匹狼キャラに弱いんですよ!?(大声)
先週今週とノラがこんなにクローズアップされててノラ推しのわたしはどうしたらいいの。。
夏の間だけ一緒にいた人を決して忘れないノラ、ご飯をもらいに行く先々で名前がついてるノラ、
たまたま助けた子猫を尻尾で器用に面倒みるノラ。
子猫を飼ってくれるお家にはもうご飯もらいにいけないとかさ…行こうよ子猫ちゃん喜ぶよ…。
でもって最後はクロが全部もってったーーーークローーーーーッおまえーーーーーッ!!!
ノラがお腹すいてるかもってチキン持って来てくれてさ…一緒に食べたいってさ…。
なんだ君たちやさしい世界。゚(゚´ω`゚)゚。
そうですよカイくんのダンスの振り付け一瞬で完コピするノラは何なんすか、反則だろ!!(急に)
カイくんかっこよかった…ぴかぴかスーツで階段降り…宝塚のひとみたい…トップスターだ…☆
保護猫カフェもショービジネスだから宝塚っぽいのはそりゃそうだなって思いますし
カフェの猫たちに性別がないのはたぶん去勢手術されてるからで、
やっぱりこのアニメは現実に起きていることをヒヤリと見せつけてくる…みんなのやさしさが切ない…。
ってかカイくんの中の人の愛称がカイだったってことはあの話完全に当て書きってことじゃん、
どこまで狙って作ってるんだこのアニメ。いいぞもっとやれ☆


宝石商リチャード氏の謎鑑定。
宝石だけではなく宝石鑑定がテーマと聞いて1話を視聴したら
主人公2人がいきなり東海道新幹線で神戸におでかけしたので「ホギャー」って鳴いて視聴決定(なぜだ)。
(彼らがいたの東京駅19番線の日本橋口ですよね…乗ってたのはN700Aのグリーン車ですよね…!)
パパラチアとかアレキサンドライトとか仏手柑とか、宝石の国を知っているとときめくワードがたくさん。
朱夏の映像はしっとりして美しいですね。夏目友人帳の頃から好きな制作会社です☆
キャラクターの作画もですが背景がすばらしくて、宝石店がある銀座の背景めっちゃ見覚えあるもんな…!
(資生堂パーラーのお菓子とか食べてるしとらやの羊羹も出てくるし)
上野の科博もしっかり出てきて楽しくなりました。あそこ鉱物標本がたくさんありますよね。
あとOPTのピアノイントロのフレーズ、特に入りの2音がすばらしい。

宝石鑑定がテーマですが別にキラキラした物語ではないというか、派手ではなくミステリ要素も薄くて
でもエピソードが発信するメッセージがとてもやさしい…というと、キャラクター小説の域を出ていない気もするけど
宝石の魅力を通して依頼人の生き方を肯定していく構成になっていて、そこが素敵だなと思います。
謎解きはあくまできっかけにすぎずその人の抱える事情もひっくるめて肯定していく姿勢が好ましい。
リチャード氏本人の美しさもテーマになってくるしね。
リチャード氏、宝石に詳しくて数ヶ国語を操るマルチリンガルで(2話のアバンは櫻井氏めっちゃ大変だったと思う)
甘いもの(特にプリン)に目がなくて詐欺の現場に乗り込んでグラサンオールバックで演技もできる。
なんていいキャラなんだろう!
そんなプリンを始め数々のスイーツをチョイスしてパパッと作っちゃうアルバイトの正義くんの言動に
毎回ヒヤヒヤさせられます。
Holicの四月一日くんやfateの士郎くんとはまた異なる正義感ゆえの危うさ。若さと言ってしまえばそれまでかもだけど。
依頼人の相談に乗ろうとして空回りしたり、再会した先輩の変化にショックを受けたり
毎回彼が傷つきはしないかとハラハラしてしまう。
あと彼は、誰かを気にするあまり自分の気持ちに無関心な部分があるような…
谷本さんがお見合いするって聞いてもはっきり自分の気持ちを言えなかったとことか。
(余談ですが谷本さんのお相手の声にどうも聞き覚えがあるなと思ったら星野氏だった…羽島指令長…!)
そんな正義くんが、リチャード氏の事情に触れてだんだん自分の気持ちを自覚して
言いたいこともわかってきて行動力もぐんと増してきたの、すごいなあと思います。
お話が進むにつれ2人の関係もだんだん変わってきて、より深まってきた感があるね。
また一緒に日本に帰ってエトランジェを再開できますように。

最新話でなんかすっごいイケメンが出てきたー!いとこだー!!ってなったんですが
イギリスのお貴族様すごいね…あれが華麗なる一族か…。
(松風氏はああいうキャラをやると本当にうまい)
リチャード氏のお家事情が一気に明かされて、なるほど複雑って感じですが
正義くんが黙って引き下がらないのは読めていたはずなのになあ…。
道しるべに銀座の店のレシート使うの良かった。ああいう、お互いにしかわからない暗号は大好物です(笑)。
にしてもめっちゃ情報量の多い最新話でしたな…原作小説は未読ですが読んだらわかるのかな…。
イギリスの背景すごくきれいですね。大英博物館行ってみたいです。


ランウェイで笑って。
原作マンガは未読ですがアニメ1話を観たら構成もエネルギーもものすごくて視聴決定。
身長が低くてもトップモデルをめざしパリコレのランウェイを歩きたい女の子と
パタンナーの才能がめちゃくちゃ優れていてファッションデザイナーをめざす男の子の物語ですが
1話がまるまる女の子のお話で、その子の夢と持っていないものと環境がバーンと描かれて
でもどうやって諦めずに克服していくか、精神論だけではなく彼女がふとしたときに見せる才能が
とても説得力をもって伝わってくる内容だったし、
導入→問題→突破に至る過程のテンポも構成もバランスがとてもよくて
もうストーリーの初回としてもアニメ1話としてもすばらしい作り方で引き込まれてしまった。
あとで原作をWebで見たらそのままの構成だったので原作がすばらしいんですな…。続き読むか。

育人くんが気の毒すぎて。。
お父さんがいなくて、お母さんは入院してて、妹が3人いる高校3年生のヤングケアラーで
自分が就職すれば妹たちの進学や習い事で好きなことさせてあげられるって考えてる長男ー!
なんてこった…無条件で応援したくなるやつ…幸せになってほしいやつ…!!
家事や妹たちの世話に追われながら柳田さんや綾野さんのとこでバイトして芸華大のコンペ参加して
何とかなるかもって思った矢先にしばしば金銭面でそれらが叶わなくなったりするのつらくて見てられないし
大人たちの心ない言葉や事情に振り回されたりして…ほんと…大人たちおまえらあああ!ってなる。
持っている人の言葉ってそれだけで強いから、持ってない人は浴びせられた時ものすごくしんどいんだよ。
お母さんの手術代が払えなくて何もかもやめなきゃならないかもって危機感が怖すぎて
いやいやマガジンだから必ず救われるはずって心を強く持って見ていたら
千雪さんが研二パパに連絡してくれてパパが力になってくれて本当によかった…。
やっと、やっと、1話で雑誌に書かれちゃった千雪さんの出まかせが真実になるときがきた☆
ていうか研二パパ育人くんのデザイン買ってあげてなかったんかーい!
育人くんが高校生だから雇うのも買うのも諦められてしまってたのか…。
でも柳田さんのところに紹介してくれたのもパパだし、才能は評価してくれているよね。
柳田さんのショーで大失敗してもあっという間に取り返す技術とメンタルを持っているので
彼はきっと大丈夫だ。
千雪さんが身長158cmしかなくて、本気でモデルになりたくても
お父さんをはじめ業界の人からまったく相手にされないのつらくて見てられない(2回目)。
成岡さんが応援してくれているのが唯一の救いですが、彼女を納得させるのも大変だったしな…。
彼女も無条件で応援しています。夢を叶えてほしいよ。
彼女に向いているモデルの仕事ほんとうにないのかい…どこかにあるんじゃないのかい…??
(身長で苦労しているキャラクターというとハイキューの日向くんやかげきしょうじょの里美さんが浮かびますな…。
前者は身長が低いからスパイク撃つために誰よりも高く飛ばなくてはならなくて、
後者は娘役になりたかったのに身長が伸びすぎて男役にしかなれないっていう。
自分がどんなにその夢を目指したくても最初からハシゴが外されているって本当につらいよ)
育人くんも千雪さんも、お互いにとても影響しあって原動力になっていて
彼が、彼女がこんなにがんばってるんだから自分もがんばる!ってなってるの、いい関係だなあと思います。
いつか育人くんのファッションショーで千雪さんがランウェイを歩く日が来ますように。


映像研には手を出すな。
SHIROBAKOが会社のアニメ制作を描くアニメなら映像研はSHIROBAKOの5人の青春時代だ、
高校生だった彼女たちがどんな風に七福陣を作ってたかってやつですよ。
ちょっと違うのは映像研の時代が2050年で舞台が武蔵野ではなく芝浜で
メンバーは5人ではなく3人で、しかもうち1人は絵を描かないので実質戦力は2人だけってところ。
イメージボードと設定厨の子、キャラを動かしたい子、マネジメントの子とバランスがよすぎる人選だし
話が通じる者同士が出会ってるからテンポがよくて、アニメ制作の専門用語が基礎教養レベルで連発される。
SHIROBAKOみたいにじゃんじゃん視聴者を置いてきぼりにしてくれ~。
1話の宮崎駿リスペクトはアニメオリジナルらしいですが
未来少年コナンで制作にめざめて(ラオ博士もギガントも出てきたから浅草氏は全26話を見たんだろか)、
おもしろさを演出目線で全力解説する姿とか
芝浜高校のイメージや飛行パッドカイリー号の設定画とか見てると雑想ノートみたいですごい。
役割だけ見てると高畑宮崎鈴木が未来に生まれ変わって思う存分遊んでるみたい。やばい。
「ぽんぽこぽんぽこ」「宴だ宴だ!」ジブリだ。
浅草氏水崎氏の「妄想」「アイディア」や、「これから見せたいもの」「どう実現しようか考えてること」を
水彩アニメーションとして3人が想像の中で体験したり、
「できあがったアニメーション」を映像で実際に見せてくれる手法がすばらしいし
SEを彼女たちの声で表現しているのがまたいい。宮崎さんがやどさがしや風立ちぬでやってますよね。
確かに妄想するときって自分の声で「ゴー」とか「ガガガガ」とか「ピューン」とか「ニャー」とか、
自分で声に出して妄想するもんね。(わたしだけ?)
妄想するのはだいたい浅草氏と水崎氏なので、最初はずっと2人がやってましたけど
最新話でとうとう金森氏がSEをやったね!がたんごとんがたんごとーん!!おめでとう。

部活を立ち上げるところから始まって、色んなことをやってるうちに
だんだんスタジオっぽくなってきてますね。
3人の軋轢と親交のバランスがとてもよくて、譲れない部分もありつつ(それらをお互いに理解し認めつつ)
じゃあどうしたらいいだろうって全員で知恵を出して考えていく姿が好きです。
時間のない状況で折衷案を出しながらコンセプトを崩さない姿勢はもはやプロの仕事。
浅草氏と水崎氏が暴走して金森氏が軸に引きずり戻すのがパターン化しつつあって楽しい、
やりたいことがありすぎて湯水のごとくどんどんアイディア溢れ出す両氏だからなあ。
予算審議会で発表したアニメ、やっつけ仕事でしたが
工夫次第で世界を組み立ててリアリティも追求して見た目も派手な3分動画をここまで作れるんだなあ、
先人の知恵はすごいし実現してみせた3人もすごい。
(金森氏とソワンデ氏のやりとり好きです。2人とも治安が悪そうなのがおもしろい(笑))
BGMや効果音、動画ソフトなど様々な技術を駆使して限られた枚数秒数で仕上げていく2人と
日程調整に辣腕をふるう金森氏のやりとりは
過去に創作物の〆切を体験しまくった身には覚えがありすぎて心がブルブル震えます。
ペース配分てほんとに大きな課題なんですよね…。
(朝4時って朝って感じするよね)(業界人は机の下で寝るよね)(勝手なイメージ)
品質にコスト、納期と問題は山積みで、でも情熱は燃え続けていてギリギリまで諦めないけど
〆切までに完成させるためには切り捨てなければならないものが多かった浅草氏…。
「終わるとか完成するとかではなく、魂をこめた妥協とあきらめの結石が出る」のセリフは
クリエイターの叫びに聞こえました。
そんな彼女たちの制作物の熱量を体験する審議会客席の描写が、まさに体験。
溢れそうな涙を堪えながら浅草氏が切った啖呵は落語の大工調べが下敷きになっていると思いますが
自分の言葉ではうまく言えなくても落語でなら言える、というところに芸能の力を感じました。
この世に落語があってよかった…ひとりの女の子が救われていますよ。
(そして浅草氏がそういう人だとわかっている金森氏は最高です)
あとこの高校のある街が「芝浜」である謎が解けたというか、
「芝浜」は夢が現実になる噺なのでアニメーション制作にも通じる雰囲気があると思う。
生徒会も「こいつら予算なくてもやるタイプじゃん」と言いながら
「ちゃんと出したらどんなの作るんだ?」ってなってるから有能だとわかります。
じゃあ予算出さなくていいってならない人たちは好き。

文化祭のロボ研アニメで「ロボアニメとはなんぞや」のループにハマってしまった
浅草氏の気持ちすっごいわかる。。
世界を構築していると必ずぶち当たる問題ですよね…。
パイロットの安全は守られるか、パイロットは後ろが見えない、エンジンスペースもない、緊急時どうやって脱出する?
巨大ロボは嘘の塊ですが、視聴者の目は厳しいし手間を惜しめばロボ警察にすぐバレるとドツボにハマって
金森氏の言葉にぶん殴られるまで戻ってこられなくなっちゃうの他人事じゃないです。
「あんたがダメだと思うからこの作品はダメなんすよ。他人なんて関係ない。
あんたはあんたが満足できるロボットを好き勝手描く以外に選択肢はないんすよ。
みんなあんたが指示したものに近づけるため最善をつくしてる。
それはあんたがいいものを創造すると期待しているからです。
だができあがったものがクソおもしろくなかったら責任は全部おまえにあるからな。なぜならあんたは監督なんだ」
この言葉はお守りになりますわ…!
水崎氏の「巨大ロボは責任だから」「どちらに転んでも死ぬさだめ」と明朗快活に言いながら
「結局ロボアニメを作る人が一番信頼してるのは人間でしょ」と言うのも、とってもあたたかい。
描くときは一気に描くけど描かない時間が長すぎる浅草氏に描いてもらうには放牧するしかないんですね。
お蔭で内部に説得力を持たせるデザインを描き上げて、本人も満足したし
金森氏はホッとしたんじゃなかろうか。
浅草氏は自分の作るものに説得力がないと動けなくなっちゃいますからねえ。

映像研が制作したロボアニメ、うちの弟くんにも見てもらったんですが
「水から出てきて目が光るのはマジンガー、カタパルト射出はガンダム、「発進」の文字はエヴァ、
チェーンソーで敵を倒すとどめのシーンはスパロボのオマージュ」と次々に解説してくれました。
カニの動きとか怪獣映画の影響がもろにあるっぽい。
何でも分析して再現する子で、自分で演技するより絵で再現する方が楽しそうだった水崎氏の観察眼は
自分の演技に満足したことはない表現者の親に「もう表現者だ」「いい演技だった」と
言わしめる才能を持っているけど、本人はまだ満足してないっぽいからこれからまだまだ伸びるね。
SEをつけたら作画の補完になるって言われて悔しがるのすごくよくわかるし
箸の持ち方を教わらなかったから独特の持ち方で育って作画もそういう風に描いてて
金森氏と浅草氏の箸を見てあれ、自分と違うって気づくのも、細かいけれどよくある話。
育った環境と文化を信じて表現するとき、周囲と異なるやり方だったという相違はしばしば起こりますな。
走り方、箸の持ち方、茶碗の出がらしの捨て方、色んな意味で経験が出るよなあ表現というものは…。
(でもそれで両親に水崎氏の作画であると伝わるシーンはよかった)
「なぜ手描きにこだわるのか。撮影や色はデジタルなのに」「アナログかデジタルか見る側はこだわらない」と
金森氏に言われて、動画ソフトの有能性は認めつつも
自分が本当にやりたい部分だけは譲らない強さとかっこよさ。
「わたしはわたしを救わなきゃいけない」「わたしはここにいるって言わなくちゃ」
「よくわかったよ。わたしが生きるってことはこういうものをひたすら作ることなんだって。
これはもう、どうしようもない」のセリフで泣きそうになったよ、なんて力強くやさしい言葉なんだろう…!
この作品は名言のオンパレードで、その多くが発言者の実体験に基づいているから
魂の叫びに聞こえるんですよね。
凄まじいのが金森氏で、「進捗はいかがですか」「こいつは高く売れる」「仕事しろ貴様ら」
「大丈夫ですよ裏があるだけです」「ホワイトではなく当たり前のことです。いずれ適切な対価を払います」
「そこにあっちゃいけねぇんだよ」「いい店なら自然に客が来るなどという考えは甘い」
「金をもらって責任を持つのと金をもらわず責任も取らないのと、どっちが健全か言ってみろ」
「宣伝なくして商売は成りたたない。同時に作品がなければ何も始まらない。
こだわりだけじゃなく客の購買意欲を掻き立てる内容を考えろ。わたしが宣伝します」
金言は「SNSは遊びじゃねえんだ」だと思う。
小さかったちび森氏は親戚のお店でお金がないと何もできない現実を目の当たりにしていたわけで
今の彼女の考えの源は実体験にあったんですね。
水崎氏母に「お友達?」って聞かれた浅草氏が「仲間です」ってきっぱり答えるのもかっこよくて好き、
あんなにシンプルでかっこいいセリフ!
最新話で、これまで無意識にやっていた「演出」に気づいた浅草氏の目がシンプルに美しくて
ああ、気づくことができたんだ…ってものすごい幸福感に包まれました。
彼女の妄想と世界構築は生命活動と同義だもんね。
「ワシの世界は演出によって最強化する!」もうテレビの前で拍手するほかありませんなあ。

というか。
この前やっと気づいたんですけど百目鬼氏と千雪さんの声って同じ人がやってるんすか…!?
声優さんは本当にすごいなあ…。
というか音響部が壮大なアーカイブですごい…!
音だけでなく場所・時間・録音者まで記録されているならちゃんと整理されてるってことじゃないの、
まさに博物的資料、「音の標本」でございますぞ~~!
(華厳の滝七十二候はやばい…そんな記録マジでどこにもないと思うよ貴重な資料だよ…)
百目鬼氏はあれをひとりで管理しておったのか。学校は何をしているんだ。早急に保存のための予算を出したまえ。
浅草氏の中の人も、伊藤さん声のお仕事初挑戦て本当かよって思うくらいハマってるし
水崎氏の人はアニメ初出演&レギュラー初って本当かよ…!?
田村さんはできる女に憧れていたそうで、金森氏をやるのはとても楽しいそうです。よかったですね^^


そういえば劇場版シンカリオンが!やっと!!今月末から函館で上映されるらしいです!
めでたい☆おめでとうございます\\\٩( 'ω' )و ///
せっかく函館が舞台になっているのに北海道での上映は札幌や旭川などだったので
ようやく聖地で映画が始まることにうれし涙を禁じ得ない。
粘り強くリクエストなさった関係者のみなさんとファンのみなさんのお力らしいので
函館でもたくさんの人に見てもらえますように。
せっかく摩周丸もお掃除されてピカピカになって戻ってきましたからね!
函館に行きたい。

キティさんシンカリオンのオリジナルPVが…すごい…!→こちら
シンカリオンモードはかっこよくてハローキティモードはかわいい!!
SEがキラキラしてるし画面もキラキラだし、ハヤトくんの決めゼリフも言ってくれて
これソウギョクさんもファンもみんな幸せになっちゃうやつだーーーーっキティさーーーーーん!!!+゚+。:.゚(*゚Д゚*).:。+゚ +゚
変形BGMが500こだまやtypeEVAと同じ500のやつだったのでぜひホクトさんやシンジさんと共演してくだしあ、
イエローの音楽もちょこっと使われてるから倍で幸せになっちゃいますね。
りんごミサイルのなかに1個だけハートが混じってるの細かいし
リボンスティックを構えるお姿がもはや魔法少女のようだし
リボンの上にちょこんて立つお姿がかわいすぎて!どこまでいくんだキティさんは…!
(そういえばハローキティモードは身長はリンゴ積載トラック5台分、重さはリンゴ積載トラック3台分だそうで
本家のプロフィールもちゃんと使ってるのすごいなと思いました)

MkⅡと紅が出てくれたのも本当に本当にうれしかったです。ありがとうございます…!
セリフはなくてもあの2人が乗ってる感があって涙出ました…2人が乗ってるよおぉ。゚(゚´ω`゚)゚。
(そういえばキティシンカリオンの声がめぐ姉だったから運転士はご本人なんでしょうね)
「シンカリオンのかっこいい姿を見たかっただけ」というキティさんの言葉にうなずくソウギョクさんめっちゃかわいい、
シンカリオンのバトルが見たくてMkⅡと紅に幻覚見せて戦わせちゃうメンタルはだいぶやばいですが
ブラックが欲しいって言ってたもんね…かっこいいシンカリオンを見たいよねええぇわかるよわたしも見たい←
シンカリオンが今後も戦ってくれるためにもソウギョクさんはせっせと宇宙に営業かけて
他の星にいるキトラルザスさんたちを地球に呼び戻してください!!(考え方が物騒)


追記にシンカリオンな日々です。↓

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2020_01
30
(Thu)23:57

僕らの旅路は続く。

劇場版シンカリオンの感想を…そろそろ載せます…。
公開初日から映画館に駆け込み、試写会・初日舞台挨拶・応援上映会もあわせると計7回観に行ってますが
まだまだまだまだ足りない気がするし、
3回目以降はさすがに余裕が出てきて前回まで気づかなかったとこに気づいたりできてるけど
まだまだ色々見落としてる気もして「もうちょっと見てからUPしよう」とか思っていたのですが、
そうこうしてたらいつの間にか公開から1ヶ月経っていて上映終了する劇場も出てきて
(うちの地元も気づけば1日1回)「あかんこれじゃいつまで経っても書けない」と危機感を覚えて
とりあえず書いた分だけでも載せよう、と思いまして。
そんなわけでUPしますが気持ち的には未完成なので、
思い出したことや気づいたことなどあったら書き足していきます。

その前に。
shonichibu1.jpg
12/27(金)に行ってきた初日舞台挨拶つき上映の報告をば。
シアタス調布は夏の感謝祭でも訪れたので2回目です☆
(半年前ですから何となく電車の乗り換えを覚えていて、スムーズに行けましたけど
夏はホームで「あちぃ…」って待ってたけどこの日は「さみぃ…」って待つことになったので
半年という時間の経過を思いました)

shonichibu2.jpg
舞台挨拶は2回あって、わたしは夜の部でした。
夜だから大人ばかりかなと思ったけど、ご家族連れも結構いらっしゃいました。

shonichibu3.jpg
映画館にみんなで来たよ!

上映前に池添隆博監督とハヤトくん役の佐倉綾音さんが挨拶に出てきてくれまして、
佐倉さんはいつものようにE5カラーのファッションでした!本当にキャラクターを大事にされる方だ。
登壇して客席に背を向けて「俺は時間と言ったことは守る男だからね!」とハヤトくんの声でおっしゃって
(たぶん客席にいらっしゃるお子さんたちに配慮されたんだろうな)、
「はやぶさお姉さんです~~本日はよろしくお願いします☆」と軽やかに挨拶されました。
「はやぶさ乗ったことある人いますか?」との問いかけにパラパラ手が挙がると(わたしも挙げた)、
「わたしは、ないんです。シンカリオンには乗り続けているのに(笑)。
その代わりというか、衣装で盛り上げていきます。2020年は乗りたいです」とのこと。
確かに予定がないと乗らないよね…佐倉さん今年は乗れますように(^人^)。
池添さんは佐倉さんに倣って「たかひろおじさんです」と挨拶されて、
「楽屋でも素敵な評判を聞きました。片時も目を離さずにご覧ください…ああ、早く見せろやという空気が」と
早めに切り上げてくれました。
佐倉さんが「2回目以降の人~?」と客席に質問すると、半分くらいの手があがって
おふたりとも喜んでいらっしゃった。よかった☆

早速、映画の裏話など始めてくださるのかと思いきや、
「はやぶさお姉さんとたかひろおじさんによるシンカリオンクイズ~☆」が始まりました(笑)。
佐倉さんにクイズを書いたカードがわたされ、彼女がクイズを出して
会場に来ている人に手を挙げてもらって池添さんが指名して回答してもらって
正解者にはプラレールのシンカリオンN700A・H5・800・ブラック・イエローのどれかが
ランダムでプレゼントされるという企画です。
「元子どもの大人の皆様、空気読んで、小さなお友達がわからなかったら協力してくださいね(笑)」という
佐倉さんの言葉で、周りの大人たちが無言のうちに協力して
あれこれヒントを口にして子どもさんに答えてもらう流れになって、
子どもさんたちも元気いっぱいに「ハイ!」「ハイ!」って手を挙げて
惜しくも間違えてしまった子もいましたが、誤答を恐れずにクイズに挑む姿はみんなかっこよかったよ。
最終的にはお子さんたちが無事にシンカリオンをもらえて心がポカポカ(*´︶`*)。
N700Aをもらったお子さんが「かっこいー!」って、会場に響き渡る声で叫んだり
H5をもらったお子さんが「かっこいい」って言ってたりするのを
佐倉さんが「はやぶさかっこいいよね!」「渾身のかっこいい、いただきました~」って盛り上げてくださった^^
ちなみにクイズですが、
Q1.ハヤトのお父さんの名前は? A.ホクト
Q2.アキタとセイリュウの好きなものは、土木・空手・スイーツのどれ? A.スイーツ
Q3.タカトラくんのお父さんの名前は? A.ニチリン
Q4.ハヤトの運転するシンカリオンの名前は? A.E5MkⅡ
でした。

クイズの後に佐倉さんは「本日はお集まりいただきありがとうございます。
やっと映画が完成してみなさんに見てもらえて、気持ちがいっぱいです。
少しでも楽しんでもらえればうれしいです。これからもシンカリオンをよろしくお願いします」と挨拶。
池添さんも「今日はありがとうございます。
TVシリーズ1年半を見届けてくれたみなさんにまた会えて、初日を迎えられて、うれしさもひとしお。
ずっと音が鳴り続けているお祭りのような作品なので、お見逃しのないよう、目をかっぴらいて(笑)。
これからもシンカリオンの応援よろしくお願いします」と挨拶されました。
最後に佐倉さんによる先導で「ではみなさん、今日一番のおっきい声で!」
「「「チェンジ!シンカリオーン!!」」」と客席も一緒に叫んで幕切れでした。
BGMでガッタンゴットンGOが流れる中、
退場していく佐倉さんが電車の振り付けしながら客席に手を振ってくれて素敵でした。

正直拍子抜けしましたけど、映画の上映前だったし、初めて見る人もいたと思うから
特にネタバレも裏話もしなくて正解だったかもしれないな、と、後になって思いました。
お子様たちも大喜びしていたし、素敵な時間だった^^

映画ですが試写会で一度見てはいるものの、気持ちが高ぶりすぎて結局ほとんど泣きながら見てしまった。
試写会と違っていたのはコラボ映像が流れたことですね。
いや、「シンカリオンとエヴァのコラボ映像」というよりは「シンカリオンがシンエヴァを紹介する」映像だった。。
画面にL字型のテロップ欄があってハヤトくんとシャショットとシンジくんのセリフが字幕で表示されて
「逃げちゃダメだ」「知らない天井…じゃなくて!」「久し振りだね、ハヤトくん」「シンジ!」
などなど声が飛び交う中、エヴァのTVシリーズや劇場版のカットがパパパッと映って
締めは「チェンジ!シン・エヴァンゲリオン劇場版!」というハヤトくんのかっこいいセリフでした。
31話や今回の映画のコラボに協力してくれたエヴァへの感謝が詰まったCMでしたね^^

shonichibu4.jpg
サイン入りポスターも展示してありました。
佐倉さん沼倉さん村川さん真堂さんパワーズさん池添さん板井さん(夏の感謝祭の日付だった)と、
12/27付けの佐倉さん&池添さんと、日付不明の伊藤さん&吉田さんのサイン。
みなさんここにいらしたんだなあと。

あと、1/10(金)には。
shinkaoen7.jpg
TOHOシネマズ日比谷で開催された応援上映会に行きました!
TVシリーズ75・76話応援上映会で流れたアズサちゃんとセイリュウくんのマナーCMも
また見ることができてうれしかった☆

shinkaoen8.jpg
会場入口では入場者向けにサイリウムを2本、ランダムでプレゼントしてくれました。公式ガチャだ!
折ってみたら黄色と赤だったのでリュウジさんとセイリュウくん・アキタくんの応援で大活躍でした☆
(真ん中のやつは私物でレインボーに光ります)
合体シーンとかで複数持ちしてると映えますよね~。
あと、ALFA-Xが出てくると2本をクロスにしてる方がいらしてなるほど!と思ってわたしもやってみたら
クライマックスに向けて次第にクロスする人が増えていってました。いいねいいね!

上映前に司会のTBSアナウンサー古谷有美さんがルールなどの説明をしてくれまして
(古谷さんは北海道のご出身ということで映画の舞台が函館でとてもうれしいらしい)、
「早速ですがみなさん、何回ご覧になりましたか?」「初めての人~?」と
突然の挙手アンケート開始(笑)。
初めての人は少なくて、3~5回の人が多くて、10回以上という人もいらっしゃいました。
話は読めた、ガチなファンが多く集まっていたということだな!
みなさん、わざわざ普段より高額なチケット買って応援上映に駆けつけたんだもんね^^

続いて池添さん・佐倉さん・プロデューサーの山野井創さんが登壇。
池添さんはいつものように「よろしくお願いします」と短く挨拶されて
「ほんとありがとうございます。仕事したくないですよね(笑)年明けに発散して帰っていただければ」と
苦笑しながらおっしゃいました。(この日は金曜日だった)
「会社からそのまま来てるんで」と、社員証をぶら下げたまま直行で会場入りした山野井さんに
会場からさっそく応援の声があがってました。お疲れさまです!
「プロデューサーです。映像の制作管理をする人です。体制をつくる人」と自己紹介なさると
池添さんが「両腕です」とおっしゃったのに対して「両足も」と付け加えられて、客席には笑いが。
「イベントで音出しから何から、なぜかプロデューサーがやるんですよね…」などとぼやかれると
佐倉さんが「音出し?ついには声優の域に?」とおっしゃって
「山野井さんを応援しよう!」ということになり、客席も一緒にわ~い!って盛り上がりました^^

佐倉さんもいつものように「俺は時間と言ったことは守る男だからね!」というハヤトくんの声で挨拶してくれて
客席がワー!ってなると、「すごーいもう応援始まってる、うれしい」と楽しそうでした。
「素敵な評判が届いてきてうれしいんですけど、応援上映がどんな雰囲気になるかまだ想像つかなくて
だいぶ有美お姉さんにしつけをされていたような(笑)煽っていただいてた」とニコニコおっしゃって、
古谷さんの「初めて見るお客様の方が少ないんです」に「え!?」っとびっくりされて
ここで再び「映画何回見ましたか?」の挙手によるアンケートが。
初めての人には「ようこそ」、2回目の人には「久し振り」、3回目の人には「よく見る顔だね」、
5回以上の人には「マブダチ」(わたしは5回目だったので佐倉さんにマブダチ認定されました)、
10回以上の人には「どこどこ、いた!すごい!恥ずかしそう。なんで?胸をはりなよ。
好きなものは好きなままでいいんだよ」と唐突におっしゃるので客席から拍手☆
うわ~~~~~っナマで聴かせていただいた!耳がしあわせ+゚+。:.゚(*゚Д゚*).:。+゚ +゚
次に、池添さんたちに聞いてみたいことは?と聞かれて
「劇場に来た人へのプレゼントだから黙っててと言われていたゴジラの情報が最近、解禁になったので聞きますが
コラボのことが気になってて、コラボ先からの依頼なのか、こっちからしたいよ!なのか?」ということで
山野井さんが「たいていこっちからですよね。こう…筆がすべる人がいっぱいいるので」
佐倉さん「下なんとか山さん?」に山野井さんが「だけじゃなくて、この人も」と、池添さんを指さしたので
池添さんが「そうですね…ミクのライブに関しては」に、会場から「ありがとう!」の声が。
山野井さんの「現場の、特別好きなものがある人が『やりたい』と言い始め、さてどうしようという話になるけど
この作品で非常に有難いのは偉い人たちが権利処理してくれるんですよね。すぐ動いてくれる」に
佐倉さんの「コラボ先の人たちも「子どものためだったら」っていうのが結構大きい気がする。
子どもたちが楽しんでくれるんだったらって」に客席もうんうんって頷きました。
池添さんは「ゴジラに関しては僕らが楽しんでいる感が否めない」とおっしゃってたけどね。
(会場にはゴジラを知っている若い人もちらほらいらっしゃってたみたい)
あと、客席に赤ちゃんを抱いた人がいらっしゃったのですが、赤ちゃんがワ~ッと泣きだしたときに
佐倉さんが慌てず騒がず「わ~~ごめんねぇ、ゴジラだよう」と呼びかけると、
赤ちゃんさんは泣き止んでしまわれました。すごい。
古谷さんの「たぶんこの会場で最年少でいらっしゃるでしょうね」との言葉に
まじまじとお子さんをご覧になった佐倉さん「ほぼ…乳飲み子…!」とびっくりされて
「ああ、サイリウムを大きな口で…サイリウムが捕食されてる」などと実況してくださったのもおもしろかった。
さらに「わたしたちもこれから80分そこで一緒に応援します!」と言ってくださって大きな拍手!
そんな客席を見てぽつりと「長い夜になりそうだぜ…」と呟いた佐倉さんがかっこよかった。

応援上映会ですが、まとめると、
・映画泥棒から応援
・スポンサーとTBSとスタッフさん全員にありがとうの声
・全員が推しですべてが尊い
・ただひたすら叫ぶのみ
・「シンカリオン…まこと、良いものだ」
いやほんと盛り上がりましたよ!
白い粒子の亀裂に「さわるなよ!」って言ってる人がいて絶対押すなよみたいなノリでおもしろくて笑ったり
名古屋からすっ飛んできた先輩に「フゥ~!」とか、見知らぬ天井に「あれ」「あれー?」って言う人がいたり
出水さんやオハネフさん、総指令長などのメンツに「顔がいい!」「声がいい!」って声がかかったり
CMパロやミクさんと総指令長の歌や主題歌が流れるシーンはサイリウムの振り方が完全にライブだったり
(特にミクさんライブでは劇中の人たちもサイリウム振ってるから一体感がやばかった)
「「「アルティメットグランクロス!!」」」って全員で叫んだりと、
最初から最後まで声が途切れることがありませんでした。
満員御礼の会場で「俺の好きな四字熟語は満員御礼だーーー!」って劇中キャラクターが叫んで
それを全員で応援できる上映会なんて他にあります???すごいよ。
最初は大きいお友達の声援が多かったけど、だんだん小さい人たちの高い声援も聞こえるようになって
クライマックスの戦闘シーンは叫び声だらけですごかった。
運転士が技を繰り出すたびにその子の名前が叫ばれて、本当に彼らの力になっているみたいに感じたし
エンディングまでしっかり応援、ゴジラやエヴァのテロップで「ありがとう~」と声がかかるし
最後に池添さんの名前が出ると「監督ありがとう!」という声があちこちからあがりました。

上映後、客席で一緒に応援していた佐倉さんたちが再登壇してくれたのですが、
池添さんの「…しゃべれないね…ほんとにありがとね」の一言に万感の思いがこもっていた気がしました。
山野井さんの「ちゃんとしなきゃダメですね」に池添さんが
「まだまだ止まってはいけないんじゃない?」「やるしかないんじゃない?」とおっしゃって
大きな拍手が起きました。
山野井さんも「裏方としてやらせてもらって、もう30回くらい見てますけど
今までで一番気持ちよく、一番幸せに見られました」とおっしゃってました。
スタッフさんたちも一緒になって鑑賞する応援上映は
ファンの気持ちをそのままダイレクトに伝えられるいい機会ですね。
佐倉さんは感極まってしまったらしく、泣いちゃっててしばらく話し出せなかったんですけど
(池添さんがさりげなくハンカチを渡していてかっこよかった)、
「…なんだろう…ありがとう。10年くらいお仕事してて、あまりステージ上で泣くことないんですけど…。
みなさんの声が届いて、作品とキャラクターとコミュニケーションを取っていて、
二次元と三次元の垣根をぶち壊して入ってくれていてすごいことだと思いました」と
しっかりコメントされて、やっぱりプロだなと。
でも「予定されているシンカリオンのイベントはこれが最後だし…」とおっしゃって
「ええ~」「いやだ~!」って声があがったのもすごくよくわかった。
「またみなさんにお会いしたい。シンカリオンはまだまだ止まらないって言葉を信じるなら
これからもどんどん走り続けていってくれたら…応援これからもよろしくお願いします」とも言ってくれて
最後は佐倉さん先導による総勢500人での「チェンジ!シンカリオーン!!」で幕切れでした。

帰り道は応援の興奮と映画観て頭パンパンなのとイベント最後って言われたのと
何かうれしい発表があったらいいなって勝手に期待してたから、でも何もなかったから胸が苦しくて
電車の中で何度も涙ぐんで化粧が落ちそうで大変でした。
とにかく佐倉さんの「好きなものは好きなままでいいんだよ」がナマで聴けて耳と心が幸せいっぱいだった。
あの日の興奮を思い出すとまだドキドキします。

あと会場が日比谷だったのでゴジラさんの写真撮ってきました。
shinkaoen10.jpg
代表して劇中で最初に遭遇したミクさんとツーショット。

shinkaoen9.jpg
「あれは…まさか…」「なんてエネルギーなの」
ゴジラさん本当にありがとうございました。久し振りに会えてうれしかったです。

余談ですが、初日舞台挨拶から帰宅したら弟がゴジラKOMの円盤を見ていて
どういう顔をしたらいいかわからなくなりました。
シンカリオンにゴジラ出てくるよって言ったら「なんで???」ってマジ顔で聞き返されましたよね、
そりゃそうだわたしにもわからなかった。
冒頭3分半見せたら一発で「VSゴジラ+KOMゴジラ+伊福部BGMなのね」って当てましたけどね!
ほんと頼もしいですうちの弟。
というかゴジラKOMおもしろいですねあれ!
推し(ラドン)に食われるという、オタクの本望を発揮したドハティ監督のお蔭で
わたしにとってアメリカ版ゴジラはKOMになりました。ジラは消えた。
(マグロばっかり食ってるあれはゴジラじゃなくてジラだよ…GODジラじゃないよ…)
東宝ゴジラのオマージュが多いし聞いたことある単語や見たことある怪獣が飛び出すたびにニヤッとするし
圧倒的すぎるギドラ様の演出と、それをねじ伏せるゴジラとゴマすりクソバードことラドンが見ものだし
最高に興奮するのでファンはぜひ見てください!モスラ様が美しいぞおおおおおεiз
(さらに余談ですが東宝ゴジラだったらストーリーは54年が好きだし
ゴジラの造形はデストロイアのバーニングゴジラが好きです。ゴジラジュニアもかわいいし。
愛してやまないのはモスラ様で、敵怪獣ではビオランテの造形が圧倒的に好きですね…
ビオランテちゃんほんとかっこよくて美しい)


…というわけで。
追記に『劇場版新幹線変形ロボシンカリオン 未来から来た神速のALFA-X』感想です。
遠慮なくネタバレしながら語っていますので未見の方はご注意ください。
あとおそろしく長いです…お時間のない方もご注意ください。クリックで開きますのでどうぞ↓

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2019_12
16
(Mon)23:53

栞を開けば真っ白なページ。

今期アニメ感想☆
妖怪ウォッチ、ぼのぼの、ねこねこ日本史、鬼太郎6期、コパスとちはや3期、この音2クール目、
サガ、ばなにゃ、ヴヴヴ再放送、MXでの再放送後にタカトミさんがUPしてくれるシンカリオンの配信ほか、新作を。

BEASTARSは原作のネット配信を何回か読んだことがあって、
世界観やキャラクターは知っていて気になっていた作品なので
今回、アニメ化すると聞いて視聴決定。
擬人化された肉食と草食の動物たちの学園生活を通して人間模様(動物模様?)を描いていて
オオカミの主人公くんとウサギのヒロインの関係を中心に物語が展開します。
制作がオレンジさんと聞いて、ほほうそれなら表面上はさらりとしていても
奥深い部分で濃密な世界が描かれるだろうなあと期待。
オレンジさんはそういうのうまいからなあ…タイバニとかブラブレとか宝石の国とか。
そんなことを考えていたらしょっぱなのオープニングのクレイアニメに度肝を抜かれました…。
これどんだけ手間暇かかってるんですか…レゴシくんとハルちゃんのダンスかわいい。

BEASTARSがアンパンマンとかしまじろうみたいな子ども向けアニメだったら
たぶん、肉食も草食もほのぼのと生きてると思うんですが
この作品は動物の「食」に真っ向から向き合っていて、それがとてもドキドキします。
(肉食と草食の共存というと「あらしのよるに」とかもそうですが
あの絵本よりもさらに突っ込んだ描き方をしていると思う。青年マンガだからかもしれないけど)
食肉が禁止された世界で、表面的には問題を起こさず仲良く生きていこうとする社会的な部分と
肉食の子が草食の子に向ける本能的なまなざし、
どうにもならなくてもがいている様子が常に綱渡り状態で保たれていてヒリヒリする。
(街やその裏市では大人の肉食たちが草食の肉を非合法に手に入れて食べてるしな)
主人公のレゴシくんも例外ではなく、どうかするとハルちゃんを食べたくなる本能と常に戦っていて
ハルちゃんを好きなのは恋なのか本能なのかと悩んでいるし、
ハルちゃんが肉食獣に対して抱いている気持ちはおそらくレゴシくんは理解できないだろうし
そういう、どうにもならない中で何とかして一緒にいられないかともがく姿を見ていると
マジで何とかしてやってくれよ…と思ってしまうし、
でもこの作品のテーマや雰囲気を考えるとうまくいくのも相当な段階を経ないと読者は納得しないだろうし
そこを作者がどう描いていくかがこの先とても気になる。
あと最近知ったんですけど作者さんは親御さんも漫画家さんなんですね~。
親子二代で漫画家。すごい時代になったものだ。

演劇部のメンツも個性的で、まずルイ先輩がなあ…かっこいいんだよなあ…陰のある男は好きです←
シーナ先輩のダンスずっと見ていたいし、カイはよしよしってしたくなるし、
ビルとかジュノちゃんはもうずっとあのまま本能に素直に生きていってほしいです。
あと裏市から戻ってきたレゴシくんが思わず泣いてしまったときに
「ごめん俺ハンカチ持ってない」とか慌てふためくアオバくんはやさしいなと。
あと好きなのはジャックくん。犬だからってわけでもないだろうけどレゴシくんにいつもくっついてる姿がかわいい。
とにかくかっこいいのがパンダのゴウヒンですよ…!
原作で読んだときから好きでしたけど、声が大塚明夫さんとは思わなかった。
医者でパンダ(白黒)で大塚明夫。どこかのモグリ医者ではないですか!(笑)
明夫さんが医者役をやると似合いすぎていけない。
パンダが強いの反則でしょう…と思ったこともありますけど、
実際のパンダが本気を出したら人間なんてとてもかなわないというのを思い出すと
あの描き方はある意味正しいんだなと。
ていうか、人間だけの世界で暮らしているとつい忘れがちですけど動物は強いんですよね…。
別にカバやゾウみたいな巨大な獣ではなくても、ペンギンに叩かれると頬骨砕けるっていうし、
鳥につつかれたら大怪我どころじゃないし、ヘビに締められたら死ぬことだってある。
キリンが首を振れば人間なんて軽く吹っ飛ばされるっていうしな…。
うちの猫さまたちも、驚いたり不愉快なことがあるとシャーッて威嚇するし
ひっかいたり噛みついたりしますし、そうなるとこちら(人間)だって怪我をする。
動物の能力についてもちゃんと思いを馳せて知っていきたいですな。


本好きの下克上もタイトルだけは知っていて、書店員さんや司書さんたちに評判がよいと聞いていたので
視聴してみたのですが、
一部に魔法が生きているけど人々の手仕事によって支えられている世界に転生した主人公が
その世界では高価な品物である「本」を作るために東奔西走する物語なんですね。
本が高価だったり識字率が低かったり、領主とかギルドとかの用語が出てくるので
舞台は中世の西洋あたりかなと思いますが、
人々の日々の生活が細かく描かれているのは世界名作劇場っぽくて好き。
弟くんによると「なろう系のアニメ化は当たり外れが多くて、丁寧に作られるものもあれば
ニコ動の配信でコメント見ながら視聴した方がわかりやすいものもある」とのことでしたが
本好き~は彼の目からみても「かなりわかりやすく作ってある」とのこと。
監督はどなただろうと思ったら本郷みつるさんなんですね!道理で丁寧なわけですわ。
チンプイやキョロちゃん、ワートリのファンです☆
そして制作スタジオは亜細亜堂じゃないすか!忍たまやシンカリオンの制作会社じゃないすか!!好きぃ。

本に埋もれて亡くなるという、世の中の本好きさんたちがよく冗談めかして言うあれで
主人公がエーレンフェストの下町に転生するところからの幕開けで
なぜ彼女がマインになったのかは謎のままですが、
現代から中世にタイムスリップしたかのような感覚で彼女の下町での生活が始まるんですね。
転生前から本が好きで、司書になることが決まっていた彼女の何よりのフラストレーションは
「家に本がない」「街に本屋さんがない」「そもそも本は高くて買えない」などなど。
しかし諦めることなく「本がないなら作ればいい~~!」と、前世での記憶と知識を頼りに
あれこれと挑戦していく姿がたくましくて好きです。
マインが元気を奮い立たせたり「これからやること」を説明するときにかわいいデフォルメ姿で表現されるのが好き☆
石に文字を彫ってみたり、木簡や粘土板を作ってみたり、植物を煮炊きして紙をすいたり(和紙の製法だ)と
家族や友人たちを巻き込んでチャレンジしていくのはものづくりの原点のようでワクワクする。
マインが色々試している方法は紙と人類の歴史の結果でもありますよね。
試行錯誤の末に作りだした紙でもっとも文字を書きやすい紙の原料がトロンベという、
森ひとつ軽々と浸食してしまう植物なのもすごいなと。
それだけ強い植物なら細胞のレベルが高そうだし繊維もバカにならないくらいありそうだ…。
最終的には商人と契約して紙の販売を手掛けるところまでいきますから
何かを好きな気持ちと環境に恵まれている人間が突き進むとすごいところまで行けるんだなあ。
しかしこの先も、紙を流通させて大量生産できて本がもう少し低価格で作れるようにならないと
印刷技術まではとても辿り着けんぞ…。
時代背景をみる限り、グーテンベルクが登場するまであと100年近くかかりそうなイメージ…がんばれマイン。

とはいっても、マインはまだ洗礼前の子どもなんだよな…。
子どもが働く、ということを考える場合、児童労働の問題がありますが
あの世界は子どもを労働力とみなしていて、マインの両親だけでなくお姉ちゃんも働いているし
友人たちも日常的に労働をしていて、まあそれの是非はありますけれども
マインはやりたいことをやっていたらたまたまオットーさんからベンノさんに繋がった形になって
働いてお金を稼ぐようになったわけで、お蔭で彼女の世界がぐんと広がってもいるんですよね。
子どもが働きたいと言ったときにどうサポートするかが大人の役割だと思いますが、
オットーさんもベンノさんも彼女の社会的身分は子ども扱いしながらも
能力はとても公平に評価してくれていて、ちゃんと責任もとってくれて
マインはいい大人たちに恵まれたなと思います。
(ベンノさんはたまに大人の事情をうっかりバラしすぎな時もありますけども^^;)
あとベンノさんの家で執事をしているマルクさんが超有能。
マインはたいていのことは笑顔で押しきっちゃうタイプですが
そんな彼女が無理をしそうになると「ダメなものはダメです」と笑顔で押し返してしまう。最強。
あとフリーダさんが素敵!
おじいちゃんの仕事を見て、おじいちゃんの言動を聞いているうちにああいう考え方になったと思われますが
彼女は将来、仕事のできる商人になって強く生きていきそうな気がします。
かわいくてちょっと気の強い声に何となく聞き覚えがあるなと思ったらかばんちゃんの人だった。わあ。

これからまた何か起きそうな雰囲気ですけど、最終話までに本は作れるんですかね。
今のところアバンと予告にしか出て来ないショウハヤミ声の男性(未来のお師匠っぽい?)も気になる。
2クール目の放送が来年春に決定しているらしいので、そちらを待つことにしますが
マインが時々発熱する身食いの病気がキーになっているような気もするな…。
あと今のマインが前のマインじゃないって気づいたルッツがすごかった…。
家族以外では一番近くで見ていた子だから、そりゃ気付きますよね。
親しかった人がいなくなってしまって、それは今目の前にいる人のせいかもしれなくて
でもその人も苦しんでいることを理解して、完全には納得することはできなくても
今その人がそこに生きていることを否定しないというのは並大抵の精神ではできない気がするので
ルッツはしっかりした子だなあと思います。
不穏なシーンの数々からの、一転して「おれのマインはおまえでいいよ」に泣きそうになりました。。
それにしても、前のマインはもう熱に食べられてしまって今のマインがいないとマインの体は生きられないって
マイン自身が知ったのはいつ頃だったんだろうか…。
マインは本須麗乃ではないんじゃないかな。記憶があるから本須麗乃だと思い込んでいるだけとか?
とにもかくにも2クール目も楽しみです。


…ん??
結構、本数を見ている割には新作は2作だけですか…続き物が多いからかもしれないな。
(続き物は基本的に1期以降の感想は書きません)


で。
アニメカテゴリの記事にはシンカリオンのこともオープンに書いていますが
今回はちょっと色々あったので仕舞っています↓クリックでどうぞ。

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2019_09
23
(Mon)23:54

きみの手をにぎろう。

今期アニメ感想書いてなかった!
妖怪ウォッチ、ぼのぼの、ねこねこ日本史、鬼太郎6期、フルバ、鬼滅、キャロチュ、
MXでの再放送後にタカトミさんがUPしてくれるシンカリオンの配信(映画化のテロップ外せないのかな…)ほか、
新作を見ております。

前回の感想記事に書き忘れてしまいましたが、猫のニャッホも4月から見てます☆
フィンセント・ファン・ゴッホほか画家たちが猫化した世界で(弟のテオだけネズミ)、
彼らの日常のドタバタを描くほのぼのショートアニメです。
わずか2分のアニメながら毎回ちゃんと起承転結があってすごい!
何かと言うと描けない描けないって弱気になるニャッホさんを
しっかり者のテオがきちんと励ましているの素敵だし
テオが混乱して元気なかったりするとニャッホさんが天然の励ましをするのもっと素敵。

ゴッホが活躍している時代なのにフジタとかピカソとかダリとかいるのおもしろすぎるし
最近はホームズにワトソンにルパンまで出てきてクロスオーバー極まれりという感じでやばい。
最高におもしろかったのはニャッホとホームズがモネの妄想マンガの中でイチャイチャしてた回です。
中の人同士の普段の仲の良さを知っているので爆笑してしまった。あれはご本人たちも楽しかったのではないかなあ。


ヴィンランド・サガは連載当初からタイトルは知っていたものの、
硬派っぽいイメージが何となくあったので手を出せずにいたのですが
アニメ化と聞いて録画して見ていたら弟くんが原作読者だと判明したので解説してもらいながら見ています。
父親を殺された少年が旅に出て強さを身につけていくという王道ストーリーですが、
父親を殺した相手につきまとって復讐の機会を狙うのはよくあるパターンだと思いますが
その相手から遠まわしに教育的指導を受けながら強くなっていくというのが変化球すぎますね。
(もしかしたら見てない歴史マンガやアニメではそういうパターンがあったのかもしれないけど
わたしの見てきた範囲では知らない)
ヴァイキングの時代に関する知識もほぼないし実在の人物とかもよく知らないので
そのへんも弟くんにご鞭撻いただきながら見ております。
王族やヴァイキングたちはともかくトルフィンも実在の人物がモデルだったとは、
赤毛のエリックと近い時代の人らしいですね。グリーンランド植民時代だ!
(そういえばエリックの物語は古典のヴィンランド・サガのうちのひとつですな)

トルフィンが強くなっていくのはいいことなのかもしれないけど、
教育方法がアレなのでどんどんすさんでいってるの見てられない…。
弟くんからは「彼はまだ主人公じゃなくて、
落ちるところまで落ちていって這いあがってきてから主人公として登場します」という
おっそろしいネタバレをくらっているのでああ、いずれはちゃんと主人公するのねって安心はしていますが
お話の進み方がゆっくりなのでいつまでどんだけの地獄を見るのかとハラハラしてます。
2クールと聞いていますが果たしてどこまで放送されるのか、
弟くんでさえ「落ちて終わりかもしれない」と震えておりますよ。シリーズ構成さんそこんとこどうなんですか…。
アシェラッドさんに利用されているのも気づかずに斥候をやって人を殺して、
どん底でやっと気づくということはアシェラッドさんの教育は全然実になってないってことだもんね。
そんな地獄ありかー!(gkbr
アシェラッドさんは生い立ちもさりながら、トールズさんと出会ってしまったので
たぶんトルフィンが何をやってても過去の自分と重なるしトールズさんのことも思い出しちゃうしで
こんなんじゃ目が離せないですね。。
ていうかアシェラッドさんしにそうですけど大丈夫ですか…。
トールズさんのときも「えっこのオヤジしにそうですけど大丈夫ですか」って思ってたら案の定だったので…。
普段は寡黙でやさしい人が実は誰もかなわない実力者っていう設定は大好物ですが、
一緒に夢を見られると思っていたのにその相手はもういなくてその忘れ形見が自分の周りをうろちょろしていて
生きている限りその幻影がチラついてしまうっていう設定も性癖のど真ん中なので
何とか生き残っていてほしいけどどうなんだろう。
まだお話の半分も見てないけど展開の雰囲気から、誰かの退場に関しては(たとえ主要キャラでさえも)
おそらくドラマチックではなく容赦のない結末が用意されていそうな予感がします。
あとトルケルおじさんが最近ほんとに楽しそう…。
弟くんによると「しばらくはトルケルおじさんが楽しそうだなあ~!という展開が続きます」とのことでした。
お、おう…覚悟します。
大塚明夫さんのはっちゃけヴォイスが聞けるのはたいへん楽しみではあるのですけども。


彼方のアストラ。
のび太の宇宙漂流記とか無人惑星サヴァイヴとかYAT安心宇宙旅行みたいな系譜に連なる宇宙漂流ものというか、
冒険SFジュブナイルという感じがしました。
自分たちの持てる資材と能力をフルに駆使して故郷の星を目指すというシンプルな設定で
1話の冒頭で出会うまでほとんど面識のなかったメンツが宇宙空間に放り出されて
ぶつかったり励まし合ったりしながら知恵を出して協力していくのが青春だなあ!と思う。
というか1話と最終話が1時間スペシャルってなんなの…Fateかよ…。
実質14話分てことですよね。すごいね。
原作は5巻で完結しているようで、ぎゅぎゅっと尺に収めたってことだと思いますが
OPとEDが何度も削られていたのが制作側の苦心を物語るようでほんと胸にくる。。
最終回はちゃんと復活しててよかったです。

全編通して作画が崩れなかったことにまずは拍手を。お疲れさまでした。
さすがはラルケさんのクオリティ…キノやハクミコを作った会社さんですよね。
内容も、無重力状態にいるアリエスが流した涙から始まる1話は
逃れられない恐怖や危機感が伝わってきてむちゃくちゃ引き込まれました。
わたしは無重力空間に行ったことはないけれど、たったひとりで彷徨うことになるかもしれなかったと思うと
言い知れぬ背筋のぞわぞわ感を覚えました。リアリティがすごい。
あっという間に1時間過ぎてしまったくらいに集中して見てしまってこっからおもしろくなりそうって思えたし
実際、最後まで謎が残っていたり無事に帰りつけるのかどうかもハラハラしながら毎週見守りました。
遭難の原因である球体の謎の解明と、送り込まれた刺客の正体と
メンバーの個性で危機を補完し合いながら故郷の星まで惑星を繋いで帰るという流れの中に
シリアスはシリアスできっちり締めて学生らしく等身大なコメディもギャグもあって
非常にバランスの良いストーリーでしたね。
見切り発車ではなく周到に伏線を用意して構築されているなと思いました。原作者の力を感じる。

主人公は遭難メンバー全員だと思っていますが、キーになっているのはキャプテンを引き受けたカナタくんですね。
絵に描いたような(描かれてるけど)根っからのネアカ男子くんですけども、
ただのポジティブではなく十種競技の選手であることと過去のサバイバル経験を基に行動しているのが
説得力があっていいなと。
帰れるかどうかわからないときは誰でも「帰れる」って言ってほしいけどカナタは「五分五分だな」と言いますよね。
変な希望は持たせない、ちゃんと現実が見えてるキャプテン。
なので確実に見えている道へはためらわずに進んでいくところもありましたね。
ザックはそんな彼のよき相棒で、通信機の故障や刺客の存在を真っ先に報告したのも彼だし
宇宙船を操縦できるスペックを持っている頼もしすぎる人材。
カナタの義手を作ったときに耳かき機能入れてて爆笑しました。(ミサイルは出ないらしいね)
でもキトリーちゃんにガチ無表情で当然とばかりに過去の約束をぶつけるのは突っ込みが止まらなかった(笑)。
後半はほとんど突っ込み役と化していたキトリーちゃんですが、みんなのお医者さんでかっこよかったし
あんなひどい状態だったカナタの腕を、いくら知識と経験があるとはいえ
高校生の彼女が涙ひとつ流さずに処置してみせたのはむちゃくちゃかっこよすぎました。
キトリーちゃんきっとすごく怖かったよね。でも成し遂げたんだよね…強い。強い子です。
フニシアちゃんとの関係もすごくよくなって…よかったねえ。もう大丈夫ですね。
成長したフニシアちゃんはものっそいお姉ちゃん似になっててびっくりでしたけど、
そんなフニシアちゃんのそばにいるのがウルガーくんというのがたまりません。
お兄さんのことで色々あって一番みんなとうまくいってなかった彼が
決別しようとしたシャルスに一番に「一緒に帰ろう」って声をかけるのが好き~!
お兄さんの夢を追って自分もジャーナリストになりたいってがんばっている彼を応援します。
はやく一人前になってカナタをインタビューしてくれ!
そんなウルガーくんにマウンティングされたルカがみんなの前で服を脱いだのもう、ほんと…。
どれだけ勇気が要ったろう。どれだけの想いを抱えてきたんだろう。
料理に工作に修理に散髪、なんでもこなすルカの将来の夢はなんなのかな。
ルカに髪を切ってもらったユンファちゃんがとてもいい顔になったから、美容師とかはどうなのかな。
ユンファちゃんはそのうちどこかの回のエンディングを歌うのかなと思っていたら
最終回にすばらしい歌を披露してくれて泣きました。最高でしたよー!
仲間たちへの讃歌であり、青春への郷愁であり、旅に出るカナタとザックへの応援歌ですね。
シャルスが一緒なのかは知らないかもしれないな…後から聞かされて笑っちゃうかもしれないけど…。
シャルス。つらかったねシャルス。
ヴィクシアにいた頃はきっと、自分がつらいということもわかっていなくて
でもみんなと一緒にアストラを目指して旅をするうちに自分の好きなこともやりたいこともわかって
ワームホールから自分を守ってくれたカナタの右腕になるために王様稼業を放り出してくる。
彼がこれから自分のための人生を送れるよう祈るばかりです。
あ。最終回まで全部見終えてから原作コミックス5冊の表紙を見たんですが
これみんながシャルスに手を伸ばしているんですね!
1話でみんなで手を繋いでアリエスを助けたみたいに。
アリエスはセイラさんとエマさんに助けられて、エマさんに愛されてまっすぐ育ってきていて
メンバーの中で唯一、頼れる保護者を持っている子なわけですが
そのことが最終回でものすごく活きてくるの素敵だなと思いました。
(他の子の保護者はこう、なんというか、ただの犯罪者だったよね)
ヘテロクロミアで名前がセイラのアナグラムで、シャルスは気づいたときびっくりしたろうな…。
そんなみんなの姉御、ポリーナさん。
惑星探査の専門家であり、100年前を知る人でもあるので
たぶん帰星後はカナタたちより忙しいんじゃないかなと思います。
自分の生きていた時代とのすり合わせとか大変そうですけど、少しずつ進んでいってほしい。

そんな都合よく人材って集まるの?という部分が真相に繋がっている物語は昔から大好きだし、
アストラはそこが緻密に設定されていて違和感ないのが上手いなあと思います。
真相が明らかになる前は、選ばれたメンバーだから何らかの特技があってもやっぱりおかしくないし。
あー!可能なら全部忘れてもう1回見返したいです。


シンカリオンな日々も続いています。タツミくん中心の清洲家PV
公式ツイートのアオリからタツミくんがメインだろうと思ってサムネイルのURLクリックしたら
冒頭がリュウジさんの背中3連発だったので頭が沸騰しました。ウッ…!(TmT)
ただあれはタツミくんじゃなくハヤトくんたちがみた背中ですけどね…白くて懐かしい背中でしたね…。
タツミくんほんとかわいくて、いっぱい食べて笑顔がすてきな良い子だなと思います。
N700Aの動きが!兄貴と違ってむちゃくちゃかわいいのいつ見ても最高すぎる。
イエローと並んで勝利ポーズ取るシーン大好きです。兄弟運転士うおおお!!
テンポに合わせてカットが動くので気持ちよく綺麗にまとまったPVでしたが
願わくばミユちゃんをもっと見たかったですね。ミユちゃん好きなので。少ない出番ながらすばらしい存在感。

タツミくんとハヤトくんはリュウジさんを追いかけていて、
でもリュウジさんはハヤトくんを追いかけてるから先頭にいるのはハヤトくんで、
でもハヤトくんはそれ知らないからタツミくんと並んでるつもりで、
タツミくんは実質2人を追いかけてるのかな…って考えていたら脳がキャパオーバー起こしたことがありました。
3人とも自分の追いかけている相手のことばかりで…なんてまっすぐすぎる子たちなんだろう。
追いかけていると思ったらいつの間にか並んでるとか、実は追いかけていた先にもうひとりいたとか
彼らはもうちょっと周りを見た方がいいと思いますよ。
…って先日の真夜中に泣きそうになってたらフォロワーさんがアドバイスくれたのでお出かけしたわけなのでした。
猛暑の夏が終わって朝晩が涼しくなり、夏の疲れもあって少しセンチメンタルになっていたのかもしれません。

shinkali82.png※クリックで大きくなります
先輩の教えが活きてて好きなセリフ。
リュウジさんの「手足の長さの差」も、タツミくんの「間合いがわかれば勝てる」も
ハヤトくん覚えてるんだなって思いました。好き。

ミクさんPVもきましたね♪
雪が静かに降り積もるようなゆったりしたBGMにミクさんのセリフも入って、なんだかノスタルジックな雰囲気。
リスのシーンと卵酒のシーンがとても好きです。
あのリスを買ったかどうかは本編で描写がありませんが、お迎えしておうちに置いてたりするんだろうか。
(…先輩に竹刀を振るシーンは…入りませんでしたか…尺が足りなかったかな…
前回の日々に書いたみたいな、突然のリュウジさんの登場に備えて心づもりしながら見たけど出なかったですね…
あのシーン好きなんです…容赦なく斬りかかるミクさんとパシッと受け流すリュウジさん…
強い人同士のぶつかりあい…2人ともかっこよすぎる…18話を観なきゃ…)
ミクさんについて考えてるといつも、シンカリオン唯一の女の子の運転士がミクさんってすごいよなあ、
よく実現したコラボだなと思います。
初音ミクが"発音ミク"という11歳の女の子になることによって
初音ミクはコラボ先の世界観によっては踊らなくても歌を歌わなくてもいいし、名前が違ってもいいし
ロボットに乗って戦ってもいいというのを公式が打ち出したのは本当にすごい…。
…とか思っていたら、あおのさんと山下さんがPV公開に際して裏話をしていらっしゃった。→こちら

トリニティもタツミくんもミクさんも来たんだから来週は確定みたいなもんですよね、大空のターンですよね…。
待ってますよレイくん!!!
あとは、運転士ならホクトさんとセイリュウくんですかね。
その後はフタバさんとか本庄さんとか出水さんとかキトラルザスとかのPVも作ってほしいですなぁ!



今週は遅い夏休みをいただいて西へ旅に出ます。
帰ってきたらレポ記事書きま~す☆