ともだちは植物のにおい。
梨木香歩さんの新刊『f植物園の巣穴』を読みました。植物園の園丁さんが椋の木のうろに落ちて、不思議な経験をするお話です。舞台は日本で、時間軸は『家守綺譚』『村田エフェンディ滞土録』と同じ感じ。前作『沼地のある森を抜けて』みたいにじめっとした変な世界観でした。でもすごく居心地がよかった。。。行間から植物の香りがすると思うくらい、緑の描写が美しいです。カエルの男の子の正体と、最後の数ページにじーんときま...
猫・本・歴史・アートなど、好きなものやその日考えたことをそこはかとなく書きつくります。つれづれに絵や写真もあり。
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