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「陛下、陛下。何をお読みですか?」「言葉、言葉、言葉」

2010.12.02 23:17|その他本のこと
ちょっと昔の時代の絵を描く場合、色んな資料を探して参考にするのですが
思いがけず役に立つのが、中学校や高校で使っていた日本史や古典の資料集だったりします。
こういう本は、教科書や研究書だけでは説明しきれていない歴史の動きや文化の中味が、
詳細な地図や写真や図版とともにコンパクトにまとめられているので
何かちょっとしたことを知りたいときにすぐ取り出せて、とても便利です。
卒業後に廃品回収とか出さずにとっといて、本当に良かった…。(-_-;A)

学生だった当時は覚えることがいっぱいありすぎてアップアップしていたので
資料集はとても難しく感じていたのですが、
今になると卒業後や社会人になってからの知識や経験が多少なりともあるため、
内容を理解するのにそんなに四苦八苦しないのが何だか嬉しかったりします。
知らなかったことがわかってくると、当時の人の目線にすんなり降りて行けるので
住んでいた場所とか持っていた物とか立場とかで考え方はこう変わるんじゃないかしら…と
色々妄想するのが楽しいですね。

しかし「あーこのときのこの人の決断が後々にこう響いていくんだなー」とか
「そっかーこれとこれがないとあれは完成しなかったんだなー」とか
ぶつぶつ呟きながら読んでいる自分に気付くと、
学生時代に焦ってできなかった分の復習をしているかのような気分になってくる。


なんか来た。※クリックで大きくなります
鈴木春信の周辺事情その24。23はこちら
神田白壁町に引っ越して戸主になった春さん、絵がそこそこ売れて、生活も落ち着いてきました。
そんな1760年の夏のこと。
朝起きて、顔を洗いに行こうとした春さんのもとへ、ひとりの男の子がやって来ました。
江漢「こんちゃっ!あなたが鈴木春信さん?弟子にして欲しいんスけど」
春信「ほへ?」
江漢「あ、おれのことは、司馬江漢って呼んでくださいね。あなたの絵に惚れたんです」
えっと、どっかで見た光景だなぁ…と思った春さんでした(笑)。ちなみにここですね。

桃色の人。※クリックで大きくなります
銅板画の創始者、司馬江漢(しば こうかん)。10代の頃、鈴木春信に弟子入りしました。
その後平賀源内、杉田玄白、小田野直武らと交流する中で徐々に西洋画を志し、
遠近法を学んで浮世絵に取り入れたり、油絵の具を手に入れて油絵も描きました。
1783年には、大槻玄澤と協力して日本初の腐蝕銅版画(エッチング)を作成しています。

少年時代は、結構やんちゃだったらしいのでそれっぽい男の子に。
元気でにこにこしている子は描くのが楽しいです。
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テーマ:本に関すること
ジャンル:本・雑誌

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Author:ゆさ
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歴史やアートも溺愛中
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