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おじさん史観にツッコミをその2。

2010.12.03 23:40|古典・歴史
乙女の日本史 文学編』を読みました。
以前に紹介した『乙女の日本史』と同じように、カオス的散文と睫毛バッサバサのオトメ漫画で
今度は日本文学にスポットを当てて書かれています。
前作に引き続き面白い~vvv
菅原孝標の女がオタク女子と言われるのは仕方ないとしても(これ母校の教授も言ってた)、
兼好の『徒然草』が「引きこもり系オレ様ブログ」と表現されていたのは正直爆笑でした。
それ言っちゃうんだー!?みたいな。。。(いや、当たらずとも遠からずだと思うけど)
『とりかえばや物語』で著者の堀江さんは、主人公たちが異性装で生きている理由が
天狗の呪いだって知ったときに何故かガッカリしたらしいですが(^ ^;)、
あれ、その設定ってひょっとして有名ってわけじゃないのですか…??
『虫愛づる姫君』も取り上げられていて、
(ジェンダー文学の話題ではだいたい『とりかえばや』と『虫愛づる』が出てくることが多い)
虫に「超イケてる」とつぶやくのは「理系女子の走りでしょうか」と書かれていたのには
新しい見方を提示された気がしてなるほど~と思いました。
ちなみにこの虫を愛でるお姫様は、宮崎駿さんの『ナウシカ』のモデルになった少女ですな。
上杉謙信や石田三成が『源氏物語』を本気で読み込んでいたのは有名な話ですが、
松平定信が人生の中で7回も『源氏』54巻全てを写していたとは知りませんでした…。
どんだけ源氏好きなの松平さんー!(爆)
突っ込まれそうだなぁと思っていたのは『八犬伝』ですけど、
やっぱり突っ込まれていましたね…信乃と毛野が男の娘な件。
彼らの女装は確か、文殊菩薩の八大童子に倣っていたからだったと思うのですが
たぶん当時の人々も特に難しいことは考えずに「おいおい」なんて突っ込みながら
楽しんで読んでいたのかもしれないなぁとも思いました。
だってそれだけ面白いから、現代まで続くベストセラーになったのだもの。

あと『遣唐使船の時代 時空を駆けた超人たち』も読みました。
今年の4月、奈良の春日大社で行われたシンポジウムの内容をまとめたものです。
当時のアジア情勢とか、遣唐使たちのこととか、留学した僧侶たちとか、
日本にやってきた唐の人とか、朝廷に将来された唐物のことなどなど、
話題が多岐に渡っていてとても勉強になりました。
上野誠氏が平群広成と阿倍仲麻呂について述べた文章の中に
「遣唐使は出発時に三笠山で安全祈願をしたけれど、その日は新月で月は見えなかった。
しかし唐で、『三笠の山にいでし月かも』と詠じた仲麻呂の心の中には
月が見えていたかもしれない」という内容の記述があって
うわぁわたし何でこのシンポに行かなかったんだと思ってしまいました。
会場で先生の口から直接お聞きしたかったです…たぶん感動が今の比じゃない。
だってそのときの仲麻呂を思うとあんまり切ないんだもの!!

それから、今週の『新週刊マンガ日本史』が坂上田村麻呂だったのですが、
中盤で田村麻呂とアテルイがお互いの主張をぶつけあう場面で
2人ともかっこよすぎて部屋中を転げ回りました。。。
だめだぁ~こういう、お互いがお互いのすごさを全面的に認めているんだけど
自分の信念を曲げたくないから戦う、みたいな関係はむずむずしてたまらんです。
(アンとギルバートとか、マヤと亜弓さんとか、ヒカルとアキラとか)
マンガ日本史のツイッターで先日「古代好き女子の嬌声が聞こえてきそう」とありましたけど
まさに叫ぶところでした…最高ですよ…かっこいいですよ2人ともっ…!!
あと、今回描いている細雪さんはコピックを使ってマンガの色を塗っていらっしゃったので
同じコピックユーザーとしてはとても親近感が湧きました(*^ ^*)。
コピックを美しく使いこなしている方は尊敬してしまいますvvv


さて、腕前は。※クリックで大きくなります
鈴木春信の周辺事情その25。24はこちら
春信「ふ~ん、いいの描くね」
江漢「本当ですか!」
春信「うん。おれが教えることなんて何もないよ」
江漢「師匠が描くところを見たいんです。おれ、もっともっと細くて、綺麗な線が引けるようになりたくて」
春信「そうか~…。住まいはどこ?」
江漢「芝です」
春信「近いね。…ようし、わかりました!好きなときに通っておいで、江ちゃん」
江漢「ありがとうございます!よろしくお願いします」
春信「はい、よろしくお願いします」
春さんに弟子ができました。この家も賑やかになりそうです(^ ^)。

そして、相変わらずの覗き魔なのは、「何やらちっこいのが増えたぞい」と
興味津々の源さん。爪楊枝で歯磨き中です。
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ジャンル:本・雑誌

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ゆさ

Author:ゆさ
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歴史やアートも溺愛中
最近は新幹線とシンカリオンも熱い
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