fc2ブログ
2010_12
12
(Sun)23:11

飛行機雲と南天の実。

ヒコーキ雲~。
↑午後の空に飛行機雲が出ていたのでパチリ。

いっぱい。
我が家の生け垣に南天の実がたわわになっていますvvv

子どもの頃、雪が降った日に雪ウサギをつくって、南天の実を目につけたりしませんでしたか。わたしはやりました
「あるかなし 南天の紅 竹垣に」瀧井孝作

空をバックに。
南天は「鬼門(丑寅)」の方角に植えるとよいとされる植物ですね~。
(我が家では思いっきり南に生息していますが ^ ^;;)

陰陽道などで有名な鬼門は鬼が通る道のことですが、神様が通る方角でもあったりします。
なので鬼門は、綺麗にお掃除をして清潔にしておくとか
清浄とされるものを置いておく必要があるのだとか。
土地には鬼門が必ずありますので、鬼門そのものが縁起が悪い、ということではないです(・ω・)。
鬼門だからと忌み嫌うことを、昔の人たちはしませんでした。
桃の木や南天の木を植えたり、猿の置物を置いたりしてお祀りしていました。
(なぜ猿なのかというと、丑寅(北東)の反対方角が未申(南西)にあたるためです)

ちなみに未申は裏鬼門と呼ばれて、昔の人はこちらもお祀りしていました。
東京で例えると、江戸城の鬼門にあたる上野に寛永寺が、裏鬼門に増上寺が建っています。
京都は平安京の鬼門にあたる比叡山に延暦寺を、裏鬼門に石清水八幡宮を建てています。
奈良も平城京の鬼門には般若寺が、裏鬼門には植槻八幡宮がありますね~(´∀`)。


知らん顔。※クリックで大きくなります
鈴木春信の周辺事情その28。27はこちら
石燕先生と妖怪たち。
勝手に来ては勝手に帰っていく彼らなので、余程のいたずらをされない限りは放任している先生。
妖怪たちが寄ってくる理由は「わたしらを怖がらないから」だったらいいなぁ…。
ちなみに先生は、近所で怪談会や百物語が開催されても
「せんせー、せんせー」と寄ってこられるのがうっとうしいので絶対に行きません(笑)。

石燕はよく、妖怪変化に取り憑かれて一生を送ったように言われがちですが
猛然と書物を読みまくって妖怪を描いた人ですから
むしろクレバーで現実的だったんじゃないかなぁと勝手に思っています。
実際、彼の蔵書は仏典や漢籍、史書、古典、古辞書、本草学、百物語集など多岐に渡りますし。
(ちなみにお勉強用の本だけではなく、戯作や小説も結構読んでいた人でした。
『水滸伝』が好きだったらしく、後年、絵本を出版しています)
スポンサーサイト