2011-01-31 (Mon)
昨日また上野の国立博物館に行く機会がありまして、
(上京してきたブロとものびたみんさんと一緒にキャッキャしてきたのです*^ ^*)
常設展示の掛け軸とか屏風絵とか絵巻物とか絵本とか一枚絵とかを見ていると、
日本人が絵に使う色彩の美しさについて、改めてすばらしいなぁ~と思いました。

ふつうの顔料の他に、金とか銀とかを贅沢に使った絵巻物は
遠くから見ても「あっあれ金銀使ってるわ」と、すぐにわかるからすごいと思います。
しかしああいうものって、表向きは絢爛豪華には決して見せないのですよね…。
じーっと見ていると、「ここに金がある。…ん?ここにも。あ、ここにも」みたいに
だんだんわかってきて、実は豪華な絵だとわかる仕組みになっているような。
光悦が作ったとされる蒔絵の小物にも金が使われていましたけど、
やっぱりこちらもそんな感じな気がする。
(というか、光悦の作るものはしっとりとした黒の中にさりげなく金を入れていることが多いですね。
さすが千利休の孫弟子…決して派手には作らないのだなぁ)

浮世絵のコーナーで歌川広重の風景画がどっさりあって
それだけでもものすごくテンションアップアップだったのですけど、
彼の使う海や空の藍色の深さを見ていると、本当に吸い込まれそうになってきます~。
(ちなみに広重の浮世絵の藍は「ヒロシゲブルー」と呼ばれているそうだ)
当時は青い色の顔料を作り出すのにすごく手間暇をかけていたはずだから、
青系の色がふんだんに使われている絵はとても高貴な印象がありますネ。
そして、富士や海の色は水平線に沿って平行にグラデーションがつけられているけど
あれ一体全体どうやって塗る(摺る)のだ。

あと、雪舟の「秋冬山水図」や狩野山雪の屏風絵などを見て
水墨画の白黒もやっぱり面白いなぁ~と思いました。
墨というたった1種類の絵の具で、山とか川とか木とか人とか、質感の全然違うものを
まるごと表現する技法って東洋にしかないような気がします。
もちろん、西洋の、目の覚めるように色鮮やかな絵画も高度な技法で描かれていますが
水墨画は白と黒だけで無数の色彩を表現できているってことなわけで…。
ってか、水墨画ってパッと見たとき、画面のどこか(川とか海とか木とか空の部分)に
まるで鮮やかな色がついているみたいに見えたりすることってありませんか。
いや、わたしだけかもしれないのですけど…。
(たとえば雪舟の天橋立図とか達磨図は基本的に白黒しか使われていないけど、
しばらくじーっと見つめているとだんだんフルカラーで想像できてくるから不思議)

黒はその色彩から、現代では不吉だとか悪だとかネガティヴな印象を持たれがちですが
東洋(特に中国)では万物を支配する色として高級感や聖職の象徴とされていたのだ、というのが
わたしの持っている本に載っていました。
(そういえば平安時代の男性の束帯は黒だし、頭につける冠や烏帽子も黒だし、
昔は女性を美しいとほめるときはまず「何て綺麗な黒髪!」という風に髪をほめるし、
古代中国がモデルの『十二国記』でも泰麒が儀式の折に黒い衣装を身につける描写が出てくるし、
「黒は女を美しく見せる」って『魔女の宅急便』のオソノさんもおっしゃっていますな)
あと、江戸時代の薄墨や墨色には100以上もの色の名前があったとされる、とも書いてあった。
ギョエー。


つか、売りますけど。※クリックで大きくなります
鈴木春信の周辺事情その44。43はこちら
絵暦交換会が無事に終了し、いつもの日常に戻った春さんのもとへ
今度は版元さんがやって来ました。
版元「実はですね、このたび、両番の大久保様から『夕立』の版木を譲っていただきまして、当方で出版することに相成りましたので、ごあいさつに伺いました」
春信「ふえ?」
版元「風来先生から、あの錦絵を描いたのはあなただと伺ったものですから…」
うわ~、何だかすごいことになってきちゃったな…の春さんです。
("風来先生"は源さんのペンネーム)
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2011-01-29 (Sat)
yuyake1.jpg
↑数日前に撮影した地元の夕焼け。
山と、分厚い雲の間から、空が少しだけ見えています。

yuyake2.jpg
↑ほんのちょっとだけズームアップ。明るさが増したような感じがしました。

この夕焼け、実は帰宅途中の車の中から見たものでして
あんまり赤い色が強烈だったので、一瞬、山火事かと思いました。。。(^ ^;)
山と雲の色が暗めだったのも影響していたかもしれません。ドッキリ空目。

あれだ。初めてアルムの山の牧場に行って、夕暮れ時に山々が真っ赤に染まるのを見て
「ペーター!山が燃えてるわ!」と叫んだ、アルプスの少女ハイジのような。
(そこでペーターが「いつもこうだよ。ひとりでにああなるのさ」って言うのも素敵だし、
山を下りてきたハイジから夕焼けのすばらしさを説明されたおじいさんが
「それはお日様が、山にお休みをいいながら、一番きれいな光を投げるんだよ」と
おっしゃるのもすごくかっこいい。おじいさん、ポエマーですな)



わいわいがやがや。※クリックで大きくなります
鈴木春信の周辺事情その43。42はこちら
1765年・新春。春さんと源さんの主催で、年始の絵暦交換会(兼・品評会)が催されました。
江漢「あっ、鳥山先生!どうです、すごいでしょ」
石燕「へえ。大盛況だなァ、こりゃ」
江漢「えへへ、朝から人が途切れなくって。師匠に会って行かれますか?」
石燕「いや、後で神田の家に行く。おまえも忙しいだろ」
江漢「お陰様で」
師匠の活躍が嬉しい江ちゃんでした。

ちなみにスポンサーは依頼主の大久保巨川さん(春さんとお話中の男性)です。
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2011-01-26 (Wed)
友達が貸してくれた、坂本真綾さんのアルバム『You can't catch me』を聴いています~♪

真綾さんの歌は昔から大好きなので、うきうきしながら聴きました☆
最初の「eternal return」はアップテンポでいい感じです~vvv
真綾さんが元気な曲を歌うと、とても明るい気持ちになれますね。あぁ、いいなぁ~これ。
(このCD、今はもっぱら車の中で聴いているので、運転がノリノリになってしまう)
「DOWN TOWN」を聴いていたとき、何となく聞き覚えのある曲だなぁと思っていたのですが
宣伝サイトに「アニメ『それでも町は廻っている』OPT」と書かれていたのを見て
あぁアニメのCMで聴いたんだな、ということに思い至りました。。。
「stand up, girls!」も結構ノリノリで聴いちゃうなぁ~。女の子への応援歌ですね(^ ^)。
あと「ムーンライト」は子守歌のような曲調なので、眠くなってきます(笑)。

一番いいと思ったのは「美しい人」(上海万博「遣唐使船再現プロジェクト」テーマソング)です(´∀`)。
(この曲が聴きたくて友達からCD借りてきたと言っても過言ではない)
ずいぶん前からようつべとかで時々聴いていたのですが
今回やっとCDに収録されたので、ようやく綺麗な音源で聴くことができました。
改めて聴いても、もう、もう、すごすぎて感動としか言えません!
こんなに艶のある曲を聴いたのは本当に久し振りです。初めて聴いたときは鳥肌たったし!
真綾さんの声が!菅野さんのメロディとアレンジが!!うっはぁぁ~~(≧▽≦)☆
何というか、わたしの遣唐使への思い入れが強すぎるのかもしれませんけど、
遣唐使たちのあんなイメージやこんなイメージが次々に湧いてくる曲なのですよvvv
現代とは比べものにならないほど危険で先の見えない航海のさなか、
唐へと向かう船上に、目も開けていられなくなるほどごうごうと吹き付ける風の中でも
すっくと屹立している真備や仲麻呂の姿が真っ先に思い浮かんでしまう。

そして歌詞がさらにグッときます…。
「渡り鳥よ導いて 命が覚えている遥かなるあの場所へ」の部分とか
「まだ見ぬかの地の花は まるで鈴の音の響き 西へと向かう風に 憧れよ」の部分とか
聴くだけで当時の人たちの思いとか当時の風のにおいとかがものすごく感じられて
うああぁあぁぁぁ~~~!!!と叫んで夕陽に向かって走り出したくなるわけです。
どうしようこの曲マジで癖になる。。。
とうぶん車の中でも脳内でもヘビーローテーションさせようと思います♪

中国の人が歌っていらっしゃる「美麗的人」(「美しい人」中国語Ver.)もそのうち聴きたいな…。


使用前。※クリックで大きくなります
鈴木春信の周辺事情その42。41はこちら
なぜか石燕先生の家にて(^ ^;)寝る間も惜しんで摺りに熱中する春さんたち。
これまで、紙や見当や摺り技法などなど、あれこれ研究して失敗して試行錯誤して、
どうにかこうにか形にしてきました。あとは幸さんの腕ひとつです。
そして、ついに…。

使用後。※クリックで大きくなります
全員「「「やったーーーーー!!」」」
一ミリのズレもない、十色以上もの顔料をふんだんに使った多色摺版画が、ようやくできあがりました。
蜀江錦のように美しいと謳われた、吾妻錦絵の誕生です。


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2011-01-24 (Mon)
皆様皆様!!
先日、めでたく10000hitを迎えることができた当ブログのために
ブロとものkiyonさんがお祝い絵を描いてくださいましたよ~~~しかも、3種類も!!
:*.;".*・;・^;・:ヽ(≧▽≦)ノ:・;^・;・*.";.*: ♪

1枚目!   2枚目!!   3枚目!!!
↑ぜひぜひ、全種類クリックして大きくしてご覧ください☆
縮小して掲載するなんて恐れ多いことできなかった!

かわいいっかっこいい!やばいほんとかわいい!!
わたしの大好きな『夏目友人帳』の夏目貴志くんとニャンコ先生と斑様を描いてくださいました~!
やばいやばいどれもセンス抜群の色合いです~~~vvv
kiyonさんのブログでこの素敵絵を初めて拝見したときに、
真っ先に目がいったのは下のニャンコ先生でした。。。
不敵で得意げなお目々が!まんまるなお顔が!!ああぁぁ何てかわいいんだ~~♪
作中で多軌ちゃんがするみたいに先生をぎゅ~って抱きしめたい☆
夏目くんのやさしい表情と、斑様のかっこいいお姿にも激しくときめきっぱなしです。
こんな斑様のお背中に乗って飛べたらどんなに幸せだろう~~!

kiyonさん本当に本当にありがとうございました☆☆
そして今更ですが30000hitおめでとうございます!
これからも、どうぞよろしくお願いいたします(*^▽^*)ノ

『夏目友人帳』は、高校生の夏目貴志くんと招き猫妖怪のニャンコ先生と
彼らの周囲に自由に生きている妖怪たちとのふれあいを描いた
ちょっと怖くて、やさしくて、切ない漫画です(*^∀^*)。
現在も月刊LaLaで連載中です。おすすめですよvvv
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2011-01-22 (Sat)
中学時代の同級生のご両親が経営しているお着物&和の小物屋さんが、
近所の集落センターでお着物展示会をされていたので行ってきましたvvv
デパートとか工芸品屋さんでたまにディスプレイされていたりする着物や帯を見るのは
昔から大好きなので、こういう展示会は燃えて萌えてたまりません☆
会場にあった京都六角堂の鳩みくじも引かせていただきました。なんだこれかわええ。

さすがに着物屋さんの催しなので、紬、付け下げ、訪問着、色留袖まで豊富にあって
(洋服に例えるとGパンとノーネクタイスーツとパーティ衣装と最高級礼服かな)、
端から順番に眺めていくのがとても楽しかったです(^ ^)。
訪問着は花車の型染めが施されたものとか、鞠や笹や菊が刺繍されたものとか、
裾いっぱいに三保の松原が染め上げられたものとか
わりと格調高い色彩やデザインのものが多かったのですが
お店の御主人にお聞きしたら、ほとんどが京都の職人さんがしつらえたものとのことで
ああ、どうりで…と納得。京都の人が作る模様ってたおやかで品があってよいですな~(´∀`)。
あと、鹿子井山田の帯のデザインが、和のパッチワークみたいでとてもオシャレでした。
(あの会社の創業者山田九蔵氏はフランスまで行ってお勉強してきた方だそうだ)
それから、ものすごく深い藍色の紬があってあやうく吸い込まれそうになりました。。。
あんなん、どうやって染めるのだ。

雪輪文と花籠がデザインされたアイボリーの付け下げに見とれていたら
お店の人が「当ててみます?」と言ってくださって、試着体験もできました~vvv
お着物の試着ってある意味、洋服の試着よりも緊張するので
最初は「こんなん、似合うのか自分」とあまり自信がなかったのですけど
実際にやってみたら、帯の柄はこんなのがいいかも、道行きはあの色がいいかも、などなど
すっかり面白くなってお店の人と一緒にあれこれ遊んでしまいました(^ ^;)。
あと、今日はわたしがたまたま足袋ソックスを履いていたので
その柄に合わせて帯揚げの色とかをアドバイスしてくださったりして、それも嬉しかったです。

和の小物展示もいっぱいありました~。
バッグとか帯締めとか足袋ソックスとか、格式高そうなものからカジュアルなデザインまで
ずらりとあって「なんて粋な計らい!」と思いつつあれこれ眺めては癒されてまいりました☆
草履のコーナーで、一瞬、ビーチサンダルみたいなものを見た気がしてギョッとしたら
わりとポップなデザイン柄の草履に、大きな造花がデコレートされていたのでした…。
おお、こういうのもあるんだなぁ。。。

などなど、楽しいこと&目の保養がいっぱいあった展示会でした。
ああ、和物ってよいなぁ…と完全になごみモードでお店を出たときに、
そういえば「なごむ」という字は「和む」と書くのだった、と思い出したりして
やっぱり和物はよいなぁと再認識した次第です。。。


教えて教えて!※クリックで大きくなります
鈴木春信の周辺事情その41。40はこちら
石燕先生のところに駆け込んできた春さん。急ぎで知りたいことがあるようです。
春信「い~しちゃ~~ん、あの摺り教えて!何だっけあの~…石ちゃんが枕返しの絵に使ったやつ!」
石燕「拭きぼかしのことか?」
春信「それそれそれそれ、摺りの参考にしたいから絵を見せて欲しいんだ!」
石燕「ここにゃねェよ。版元がそのうち冊子にまとめたいからって、全部持ってった」
春信「じゃすぐそこ行こ!ねぇ早く!!」
石燕「わぁったよ、忙しねェな」

拭きぼかしは浮世絵技法のひとつで、薄墨でグラデーションを表現するものです。
ぼかしたい部分の版木を濡れ雑巾で拭いて水分を含ませ、
その表面に絵の具を刷いて、にじんだところで力を入れずに摺ります。
鳥山石燕が初めて使用した方法といわれています。
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2011-01-20 (Thu)
大寒ですね~(´д`)。北風がほんとに強くて冷たい…。
しかし夜空の満月はとても綺麗でした。何だろうあの大きさ。

時間がうまく作れなくてなかなか見られていない『風林火山』のDVDを
もうかれこれ1年くらいかけて少しずつ少しずつ見ているわけですが。。。orz
(いい加減に見終えたい)
先日やっと「真田の本懐」の回までやってきました。長かった砥石攻略のラストです。
放送をご覧になった方は内容を覚えていらっしゃるかもしれませんが、
このときの真田幸隆様(演:佐々木内蔵介氏)はめっちゃくちゃかっこいいんですよっ!!
思わず身もだえして部屋中を駆け回りました!わたし、爆発しろ…!!
奥様の忍芽様もすごくかっこいいし。(というかこのドラマは女性がかっこよくて且つおっかない)
敵方についている常田さん(幸隆さんの弟)のところに、自分の命と引き替えに
真田家を助けて欲しいと短刀を片手に懇願しに行く場面の熱血さはハンパないです。

その後、すわ一大事と駆けつけてきた幸隆さんの説得で
どうにか事なきを得て兄弟も晴れて和解できたわけですが、
「責めはわたし一人が負います」と謝る忍芽さんに
幸隆さんが「おまえの顔を見るまで生きた心地がせんかった。
おまえにそこまで心配をかけてすまなんだ。なれど、二度といたすな」って
マジ顔でおっしゃるお姿がほんとにいとしい~~☆
(そんな夫婦を見た相木さんが「わしは妻にあんなことは言えぬ」とおっしゃるのも笑える)
素直に言いたいことをぶつけあうストレートな真田夫婦、とってもキュートです(*^ ^*)vvv


摺り摺り。※クリックで大きくなります
鈴木春信の周辺事情その40。39はこちら
摺師の幸さんと打ち合わせ。
今回は色版の枚数が多いので、作業の進み具合が心配になったらしい春さんです。
春信「どう、うまくいった?」
幸枝「紙は問題なしです。摺りも順調ですよ。1回もズレてない」
春信「良かった~!これからは必ず見当入れるようにするね。…ごめん、帯の色だけど」
幸枝「はい?」
春信「先方がね、できるだけ艶っぽくって言ったんだ。おれもそうしたい。少し紅入れて濃くできないかな?」
幸枝「あー、あいにくほとんど使っちまって」
春信「一番使う色だもんねぇ。今から発注して、間に合いそう?」
幸枝「大至急取り寄せますよ。待ってておくんなせぇ」
春信「わかりました。おれも先方に聞いてみるね。これで大丈夫かもしれないし、濃くしてって言われたらお金出してもらえないか相談するから」
ひとつひとつのやりとりにそれぞれの重さが。

ピース。※クリックで大きくなります
彫師の遠藤五緑(えんどう ごろく)さんと摺師の湯本幸枝(ゆもと こうし)さん。
鈴木春信の絵暦「夕立」を彫り上げて摺り上げた黄金コンビです。
シカゴ美術研究所に現存する「夕立」には、注文主・絵師・彫師・摺師の4人の名が刻まれています。
大久保さん、春さん、緑さん、幸さん。みんなで作った絵暦ですvvv(^ ^)
| 歴史 | COM(6) | TB(0) |
2011-01-18 (Tue)
内澤旬子さんの『センセイの書斎』を読みました。
著者の内澤さんが、作家や研究者や建築家やイラストライターや古書店や小規模文庫など、
合計31人の本棚や書斎を、イラストつきで紹介していらっしゃる本です。
林望さんとか養老孟司さんとか佐高信さんとか上野千鶴子さんとか現役バリバリの方々の他に
数年前に鬼籍に入られた米原万里さんとか石井桃子さんとか金田一春彦さんのレポもあって
あれ何でかなと思っていたら、単行本として出版されたものが今回、文庫になったとのこと。
お陰で彼らのことばで彼らの本棚が語られるのを聞くことができて、とても嬉しかったです。
こういう本はアーカイブにまわした方がいいと思う。

大ざっぱな感想から言えば、皆さん、本棚との付き合い方は多種多様。
開架式の本棚を見ると並べ替えをしたくなるから扉をつけちゃったとか(南伸坊さん)、
よく旅をするので必要な分だけ旅先にダンボールで送ってもらうとか(小嵐九八郎さん)、
棚に本を二重に置くのが嫌で、さっき本棚を注文してきちゃったところとか(逢坂剛さん)、
棚がいっぱいなので、新しい本がくると納めるまでに3時間かかるとか(深町眞理子さん)、
「なんだそりゃ」と思うものから「それすごくわかる!」と思うものまであって
改めて本とつきあう面白さを教えていただいたような気がしています。
あと、合間合間に必ず挿入される内澤さんのイラストの緻密さときたら!!
本棚の間取りや先生方の似顔絵や、本のタイトルの他に
先生のお仕事道具とか、お部屋に置かれている小物や楽器などもちょこちょこ描かれていて
それぞれのお人柄が想像しやすくなっているので、すごく楽しんで読める。
先生方も、本棚を紹介されるとき、自慢げだったり生き生きしていたり
照れくさそうになさったりしているのも、微笑ましくていいなと思います。

個人的に、ああ、こういう付き合い方いいなぁ~と思ったのが
小沢信男さんが本棚の一番上の棚を「神棚みたいなもの」と呼んでいること。
小沢さんが文章を書き出すきっかけになった先人たちの著書をずらっと並べているそうで、
「上から見守ってもらっている感じだね」っておっしゃるのがすてき。
本や人を深く尊敬していらっしゃるから、こんな言葉がするりと出るのだな…と思いました(*^ ^*)。

内澤さんは足かけ7年かけてこの本の原稿を完成されたそうですが、
これだけのそうそうたるメンバーの本棚をこんな風に紹介されてしまうと
「あの人の本棚もこの人の書斎も、内澤さんのレポで見てみたい!」と
思ってしまうのが本の蟲の性なわけですが。
(今回の本についても、おそらくはこの内容の倍以上の取材をなさったはずだし
原稿にまとめるにあたって泣く泣く削られたであろう部分も見てみたいんだけどな…とも)
たぶん「ごめんなさい」とお断りされた方もいらした中で、
(本棚ってすごく個人的な部分が出るので、仕事場の本棚は見せてもいいけど
自宅のはダメっていう人もいたみたいだし)
こんなにたくさんの人たちの本棚を紹介してくださったのはやっぱり有難いと思うわけでして。
あとがきに「(先生方にお話を伺った時間は)至福にして珠玉の体験だった」と
書かれているところを見ても、すごくそのお気持ちがわかる気がします。
わたしも大学時代、大学図書館やゼミの先生の書棚を拝見するのがとても楽しかったので…。
人様の知的人生に触れるのって、わくわくしてしまうのですよね。
本棚にはそれがあると思います。だから、やっぱり本と付き合うのってやめられないのですね。


彫り彫り。※クリックで大きくなります
鈴木春信の周辺事情その39。38はこちら
彫師の緑さんと打ち合わせ。
源さんからもらったアドバイス通りに、春さんが下絵に見当を入れてみたら、
彫り作業がスムーズに進んだようです。
五緑「下絵のこれ、便利っすねェ。何で今まで気がつかなかったんでしょ」
春信「おれもだよ。源ちゃんに感謝しなきゃね~。…右上、あと一彫り」
五緑「下絵より細くなりやすよ。いいんすか」
春信「うん。模様は細ければ細いほどいいんだ。糸みたく見えたら、しめたものだよ」
五緑「承知しやした。直したら、また連絡しやす」
春信「わかりました。楽しみだなぁ」
五緑「何せ、こんな何枚も彫るのは初めてっすからねェ。うまくいくといいっすね」
春信「大丈夫、うまくいくよ。あ、でも、摺ってみて具合が悪かったら、ちょっと手ェ加えるかも」
五緑「構いませんよ。後で連絡くださると、こっちも今後の参考になりやす」
春信「うん!」
ものづくりでわくわくする職人たちです。


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| 一般書 | COM(2) | TB(0) |
2011-01-16 (Sun)
すやすや。
↑こたつ布団の上で、すやすやとお休み中の母にゃんこをパチリ。

スイッチオフ。
↑表はふわふわ、裏はぷにぷにのお手々。
普段は触ると怒るのですが、寝ているときは意外と大丈夫だったりします。

ちょこんと。
↑肉球ってジャスティスだなぁ~(´∀`)。画面右に、にょきっと出ているのは鼻です。

もうすぐ大寒ですね。
連日の寒さでにゃんこたちはおこたの周りを離れません。。。
時には、こたつの中でノビャーっとお腹出して仰向けになって寝ていたりします。
しあわせいっぱい。


見当どうしよう。※クリックで大きくなります
鈴木春信の周辺事情その38。37はこちら
お隣の源さんの長屋を訪ねる春さんの図。
下絵ができて版木を彫る作業には回したものの、見当づけの段階でつまずいてしまったので
何かいいアイディアはないかと相談にきています。
春信「絶対に綺麗に摺れなくちゃダメなんだ……。源ちゃん、何か思いつかない?」
源内「うぃーー??」
春信「今回は版木の数が多いでしょ。見当がパッと合わなくってさぁ。緑さんたちと色々試したんだけど、どんなにぴったり合わせたつもりでも、必ず何枚目かの版木でズレが出ちゃうの」
源内「見当なんて、摺りの段階で直しゃいいじゃんか」
春信「うん、ズレてたら直すけど、それじゃ幸さんたちに負荷がかかっちゃうし。だから、どの色版を彫るときも、板に一枚一枚下絵を当てて見当づけるんじゃなくて、どれも一発で『ここに見当つけて』ってのがわかるようにしたいの」
源内「んじゃ、最初っから下絵に見当入れとくしかなくね?春ちゃんが良けりゃ、だけど」
春信「!!…ありがと、それ、いただき」
春さん、懸命に試行錯誤を重ねています。

見当とは色版に入れる目印のことです。
これがうまく合わないと、版画がズレずに摺れないことから
推測や判断を誤ることを「見当違い」というようになったという説があります。
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2011-01-15 (Sat)
先月、大阪のクリスマス市に行った妹が買ってきてくれたシュトーレンが
本日ようやく食べ終わりました(^ ^;)。
(結構甘くてドライフルーツやお酒も入っててボリュームのあるお菓子なので、
数日ごとに少しずつ切って家族で食べていたのですが、まさかこんなにかかるとは思わなかった)
買ってきた頃に比べるとだいぶ風味が落ちてしまってパサパサしていたのですけど、
そんなになってもシナモンの香りだけは強烈でした。おそるべしドイツのクリスマス菓子。
ちょっと水をふりかけて電子レンジであっためてみたら、おいしくなったので良かった~。

「ドイツの人々はクリスマスにシュトーレンを作って、毎日少しずつ食べるのが楽しみ。
なぜなら食べ終わる頃には春がくるからだ」というような内容の話を
何かの本で読んだことがあります。何だっけな…。
そんな春の待ち方もあるんだなぁと思って、ほっこりしたような覚えがあります~。


お相撲、始まってますね。ちょこちょこ見ています。行司さんたちが素敵なので(笑)。
わたしは力士さんではなく、行司さんをつい見てしまうのです。。。
彼らが毎回、どんな色の装束を着ていらっしゃるのか楽しみで、たまにテレビつけたりします。
勝手な想像ですけど、審判がこんなに雅な衣装を着ているスポーツって
世界中を探してもそんなにないんじゃなかろうかと思う。
(お相撲は、昔々は神様にささげる行事だったので
行司さんたちがああいう衣装を着ているのもその頃の名残なのかもしれないですね)
今日の木村庄之助さんは緑地に金の刺繍入り装束、
式守伊之助さんは明るめの紫地に金の刺繍入り装束でした。
はわ~綺麗だなぁ。(*´∀`*)
もっか応援中の力士は(というかファンなのは)琴欧洲関です。明日もがんばってください~。


あと、今日『デカワンコ』を見終わったら『ちーすい丸』が始まって超嬉しかったです!
うわーい復活したんだ!!
相変わらずブラックな展開で、ちーすい丸もノブオさんも元気だ~良かったvvv
日テレさんありがとう☆信じて待っていて良かったです(≧▽≦)ノ



あなたに色を。※クリックで大きくなります
鈴木春信の周辺事情その37。36はこちら
絵暦のための下絵を描きまくる春さん。
何枚も何枚も描いて、ようやく、納得のいく人が紙の上にあらわれてきたようです。
「せっかく、幸さんたちに綺麗な色に塗っていただくんだもの、一番綺麗なあなたを見てもらわなきゃね」

このとき春信が描いた絵は、「夕立」と名付けられました。
俄雨が降り出したため、洗濯物を取り込もうと外へ走り出た女性が
余程慌てていたのか下駄を外してしまうという、とても愛嬌あふれる図です。


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| 日記 | COM(6) | TB(0) |
2011-01-13 (Thu)
昨日カウンターが10000を超えましたー!!(大歓喜)
(先日のカウンター障害の後、頼りないゆさの記憶と頼りあるアクセス解析からカウントして
だいたいこんなもん、というあたりまで数値を戻してから迎えた10000ヒットです。もう二度と数えたくない)
来てくださる皆様、拍手やコメントくださる皆様、いつもいつも本当にありがとうございます!
どうぞこれからもよろしくお願いいたします(≧▽≦)☆


そんなわけでお礼絵ですvvv↓
スーツ遣唐使。※クリックで大きくなります
数人からスーツの子を描いて欲しいと言っていただいたので、描いてみました(笑)。
うちの学職系男子(左)と僧職系男子(右)。マッキーは幞頭とったら誰だかわからなくなりました…orz
この絵はしばらくお持ち帰り可です(*^ ^*)。「もらうよ~」というやさしい方いらっしゃいましたら
どうぞ持って帰ってやってください。
※イラストの配付期間は終了しています。
*遣唐使のイラスト記事一覧はこちらです*


試し摺り中。※クリックで大きくなります
鈴木春信の周辺事情その36。35はこちら
まずは、十数回の摺りに耐えられる紙さがし。
大久保さんに適当な紙を何種類か用意してもらい、摺師の幸さんの工房を借りて、片っ端から摺ってみました。
幸枝「鈴木さん、これまだいけそうっすよ」
春信「ほんと!?何回目、それ」
江漢「13回やりましたが、発色も悪くないです。何より、顔料がすぐつく」
春信「決めた!それでいこう。両番さんに発注するね。おれもすぐ下絵描いて緑さんとこ回すから、幸さんも日にち空けて待ってて!」
幸枝「承知っす。いつでも来てくださいね」
ひとまず、紙が決まりました。越前産の奉書紙です。厚くやわらかく、表面が滑らかな紙でした。
| キリ番イラスト | COM(20) | TB(0) |
2011-01-11 (Tue)
買おう買おうと思っていてすっかり忘れていた『トイ・ストーリー3』のDVDを
先日ゲットしてようやく見ることができました~。
上映中に行こうかどうしようか迷って結局行かなかったのですが、
映画館に観に行った妹が「いいよおぉ!」と猛烈プッシュしていたのでワクワクして観ましたらば
予想以上のハートフルストーリーでいちいち涙腺決壊しっぱなしでした。。。
展開はわりと王道を行っていてあらかた読めるのですけど、
「どうせこうなるんでしょ」と諦めるのではなく「あっやっぱりこうなった!(笑)」みたいに
読みが当たるのが肯定的にとらえられるというか、気持ち良かったです。
人はこういうときに笑う、こういうときに泣く、のツボが見事に押さえられている感じの作風でした。

最初はケンに一目惚れしてウッディたちとお別れしたのに、
バズたちを捕まえて檻に押し込んだケンたちの真の目的を知るや、
「わたしたち終わりね!」って自分も檻に入っちゃうバービーがすげぇかっこいい。
仲間たちと協力して脱獄した後はケンを誘惑して捕まえて縛り上げて拷問にかけて
(拷問といっても火や水や針が出てくるわけではなく、
ケンがものすごく大事にしている何十着ものオシャレ着を
本人の目の前でビリビリ破いていくという、ある意味とても壮絶なものなのですけれども)
回路をいじられて敵の仲間になってしまったバズ(何故かスペイン語をしゃべる)を
元に戻すための方法を聞き出したりと、主人公も真っ青な大活躍っぷり。
極めつけは敵に言い放った「権力は脅しではなく統治される者の同意から生まれるべきよ!」の一言。
何だこのおっとこまえなバービーはあぁぁ!とめちゃくちゃ悶えてしまいました。

おもちゃたちの動きも、おもちゃならではのパターンがあって、それも面白かったです。
電話のおもちゃは受話器をとらないと会話できなかったり、
スリンキードッグはバネを使って高いところから低いところへ移動できたり
ミスター&ミセスポテトヘッドは目をとってドアや窓の隙間から向こう側へ出して
廊下の様子や部屋の外の様子を見ることができたりします。
ピクサーのスタッフ、どんだけおもちゃの研究したんだって感じ。

あと、忘れちゃいけない。トトロ!トトロがいたんです!!(≧▽≦)ノ☆
ウッディが連れて行かれた女の子の家にいたぬいぐるみで、しゃべりはしなかったものの
ひょこひょこジャンプして動く様が、とってもかわいかったvvv
(これきっとラセターさんから宮崎さんへのオマージュなのだと思う)

DVD同時収録の短編映画『デイ&ナイト』は真逆で、笑えて笑えて仕方なかった。。
タイトル通り、昼と夜がケンカして張り合って、やがて…というお話(^ ^)。こちらもハートフル。


なんだこりゃ。※クリックで大きくなります
鈴木春信の周辺事情その35。34はこちら
大久保さんから借りてきた清国の色摺版画を実際に目にして、すっかり考え込んでしまった2人。
この頃、日本の版画の色は2~3色でしたが、中国ではすでに色鮮やかな版画が作られていました。
春信「…すごいね」
江漢「これ、ほんとに版画なんすか…?」
春信「肉筆だったら、こんなの、いくつか見たことあるんだけど…」
江漢「でも、注文は200枚っすよ?同じ絵をそんなに描けますか、師匠…」
春信「無理無理。途中で頭おかしくなりそう」
江漢「版下は心配ねぇけど、問題はその後っすね。版木、いくつ要るんだろ。それに、最低十回は重ね摺ることになるでしょ。そんじょそこらの紙じゃ破けちまいますよ」
春信「だよね。まずは紙か。両番さんに心当たりを聞いてくる。江ちゃん、悪いけど緑さんと幸さんのとこ行って、近々まとまった仕事頼みますってだけ伝えてきてくれる?」
江漢「はい!」
やることが一気に増えました。今日から、東奔西走です。

幸さんは摺師の湯本幸枝さん、緑さんは彫師の遠藤五緑さんのこと。
2人とも春さんの仕事仲間です。
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2011-01-09 (Sun)
てかーっ。
というわけで行ってきました~vvv東京国立博物館の「博物館に初もうで」。
本館リニューアル記念特別公開も同時開催されています。

今年の干支がウサギということで、ウサギが描かれた美術品がもっさりありました(^ ^)。
真っ先に目がいったのはウサギが彫られた印籠です(笑)。
金の蒔絵に、空を見上げるウサちゃんがたたずんでいるのですよ~オシャレ☆
(つい、これを水戸の黄門様が懐から出して悪人に見せて
「あっ間違えた」って言ったら面白いのにって余計なことまでうっかり考えた)
他にも、ウサギと唐草模様が描かれた着物とか、
ウサギの蒔絵がほどこされた硯箱とか、かわいいウサちゃんがいっぱいおりましたよ♪
歌川広重の「月下木賊に兎」図(重要文化財)の、白くてふわふわしたウサちゃん2匹が
月の光の中にちょこんと立っているお姿がめんこいvvv
伊万里焼の大皿に描かれたウサちゃんは、何となく頬を染めて見えます。うぼぁ~かわええ。

本館リニューアル記念展示の方は、国宝や重文がいくつか展示されていまして
雪舟の「秋冬山水図」とか後鳥羽上皇の熊野懐紙とか、
綺麗なタッチの絵や書が見られて幸せでしたよぅ(^▽^)☆
吉備由利さん奉納の願経は一瞬、本気でお持ち帰りしたくなりました!
本人の手書きですよ手書き!!うわあぁぁゆりちゃ~~んvvv
現存最古の『古今和歌集』全20巻(フルコンプってものすごく珍しいことだ)の一部を見たら
キラキラした唐紙が使われている冊子で、すっごく綺麗だった!
字もたおやかでした。平安時代の人の書く字ってほんとに細いよなぁ~。
写したのは藤原行成の曾孫と言われているそうで、そりゃうまいはずだよ!と思いました。
おじいちゃんのプレッシャーとかあって大変だったろうに、よく作ってくれました。
お陰で1000年後のわたしが存分に堪能できましたよ!

あと狩野永徳の「檜図屏風」と尾形光琳の「風神雷神図屏風」もありまして。。
永徳の絵は以前に唐獅子図屏風を見たのですけど、
この檜図も負けずに大きかったです(^ ^;)。ずーっと後ろに下がらないと全体が見られなかった。
「線太っ!」「色濃すぎっ!」「ハックリョク!」とか無駄につぶやいてた。。。
永徳って、被写体をどかーーーんと大きく描くのうまいよな…依頼人の趣味かなぁ…。
光琳の屏風は俵屋宗達の風神雷神を模写したもので、
宗達のオリジナルよりも線が太かったり、色鮮やかな感じがしましたね~。
光琳の描く屏風絵って、とてもきっちりかっちりしているイメージが勝手にあるのですが
これもひょっとすると、彼としてはしごくまじめに写したのではないかな…。
宗達のオリジナルとはまた違った良さがありました~(^ ^)。
(宗達の風神雷神は何というか…光琳の風神雷神とはもちろん全然違うのですけど、
繊細で柔らかなラインを引くために、ものすごいエネルギーを注ぎ込んでいる感じがする)

そして葛飾北斎の「富岳三十六景」がズラーっとありました!
もう、もう、何なのこれ!!壮観!!(≧▽≦)ノ
作品1枚1枚に近づいてじーっと見つめて行列止めまくってごめんなさい。。。orz
やばいです、絵もぱねぇですが版画技術もぱねぇです…。
何でこんなにいっぱい重ね摺りしてるのに色が1ミリもズレてないんだ…(←プロだから)。
絵師と職人のタッグのすごさを思い知りました。やっぱり本物見るっていいこと。


華やか☆
東博入り口にあった門松。おっきいです!松に竹に南天に椿に、おめでたい物がいっぱい。

あと、せっかく上野に行きましたから、寛永寺で初詣してきました!おそ!
人はほとんどいなかったので、ゆっくり参拝できて良かった~。

午後は池袋で友達と合流して、ルミネをぐるぐる回ってウィンドウショッピングしました。
服とか小物とかアクセサリーとか、素敵なものいっぱい見て眼福です。。。
ふわふわ布の上着とレースのついたインナーのセットが気に入ったので買ってしまった(^ ^)。
お昼ごはんに野菜のタルトを食べたんですが、ボリュームがすごくて胃にもたれました。うぉう。

あと今日は弟の成人式でした!そんな日に不在にしてごめんよ!!


何を描くの。※クリックで大きくなります
鈴木春信の周辺事情その34。33はこちら
旗本の大久保巨川(おおくぼ きょせん)さんのお宅に呼ばれて打ち合わせ。
どのような絵を描けばよいのかを、側用人さんに説明してもらいます。
用人「あまり時間がなくてね、年始の交換会までに200枚を摺りあげて、配付する予定だ。そなたの得意な美人画で頼むよ。雰囲気は、なるべく明るくして欲しいんだが」
春信「さわやかにですか、肉感的にですか」
用人「艶が欲しいね」
春信「わかりました。下絵などありましたら…」
用人「主人が描いたものを後で渡すから、参考にしてくれ。あと色だがね、清国の色摺版画のようにしたいのだ」
春信「へえ、色摺版画……(って、何だろ?)」

見たことも聞いたこともない物の名を聞いても、うきうきしている春さん(笑)。
新しいことを始めるのは大好きです。

大久保さんは、本名を大久保忠舒といい、幕府の書院番を務めていた人です。
書院番は将軍の身辺警護をおこなう役職で、小姓組番と合わせて「両番」と呼ばれ、
代々、その番に配属される家は「両番家筋」と称されました。
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2011-01-07 (Fri)
金曜ロードショーで『千と千尋の神隠し』を観ました~(^-^)。
この映画は、映画館で初回を観たとき、受けた衝撃があまりに大きくて
ボーっとした頭で家まで帰ったのを覚えてます…。
(あの頃のわたしは、脳内でハクと千尋を再会させようと必死でした!)
わたしはこの『千と千尋』と『紅の豚』が、宮崎さんの映画では一番好きですね。
もう言うことなしに面白くてたまりません(*^ ^*)。

ハクの初登場シーンでいつもビクッとします(笑)。「出た!」って身構えてしまう。
(あそこは久石さんの音楽が最初の盛り上がりをみせる場面ですな。。。)
全編通して千尋のことをずっと気にかけている姿が、じーんときてしまいますね。

ハクはそんなに登場シーンが多いキャラクターではないので
どういう人なのかを一概に言い表すのは難しいのですけど、
わたしの中では、腐海の植物の部屋を閉じる覚悟を決めたときのナウシカとか
ムスカにゴンドアの歌について語るシータに似ているな…という気がしていますが
どうなんだろう。
宮崎さんがよく言う「透明感のある人」という感じかもしれない。
アシタカも透明感のある人ですが、彼とはまたちょっと違った透明感かなと思っています。

リンさんも、姉御肌なところがかっこよくて好き。
「わからないことはオレに聞け」って千尋に言うときの顔が、個人的に一番かっこよいと思う。
釜爺が複雑な腕を複雑に駆使して作業する姿も、職人おやじ的な感じがしていいです。
湯婆婆はデキ女なのに、坊やに対してデレデレしているところが本当にほのぼの。
坊は神木くんなのですよね(^ ^)今は大っきくなって翔君だなんて、時の流れは早いなぁ。
そういえば神木くんは『ハウル』でもマルクルを演じていたのでしたっけ。
(他にも、青蛙役の我修院さんはカルシファーだし、番台蛙役の大泉さんはカブだった)

そして後半に描かれる海のシーンが、いつ観てもものすごく綺麗…!
リンさんの漕ぐたらい舟から降りた千尋が後ろに向かって手を振るカットが、
まるで水の上を歩いているみたいで、見とれます。
沼の底で迎えてくれる銭婆のおばあちゃんが、やさしくてあたたかくて好き~。
カオナシ、良かったね…。

ラストにみんなが集まって、一緒にやんや~~ってやるのも好きだ~。
(久石さんの音楽が最高に盛り上がる場面だと思う)
最後の最後でハクと千尋の手が離れるカットも、切ない!
そして木村弓さんのエンディングテーマでとてもしっとりした気持ちになります…。
うお~やっぱりいいなぁ~大好きだなぁ~『千と千尋』!!

あと、今日観ていて初めて気付いたんですが
おにぎり号泣シーンの前に、千尋が「わたし千になりかけてたもん」って言ったら
ハクが一瞬ニコッと笑ったのって見間違い!?じゃ、ない、です、よね…!?
宮崎さんの男の子キャラクターは時々、ふいに思いも寄らぬことをやってくれるので
どきどきしてしまいます。
(『耳をすませば』で、雫が聖司くんのバイオリンに合わせて歌っている最中に
聖司くんがパチッとウインクしていたことに気付いたときはどうしたらいいかわからなかった)


ハイタッチ。※クリックで大きくなります
鈴木春信の周辺事情その33。32はこちら
1764年も暮れにさしかかった頃、源さんが飄々とやって来ました。
源内「春ちゃん春ちゃん、おれの趣味仲間の旗本さんが暦の絵を描く絵師を探してるんだけど、やらない?」
春信「何それ楽しそう、やるやる!」
即答です(笑)。。。

この頃の江戸では趣味人たちの間で、大小暦に絵をつけた「絵暦」が流行していました。
趣味人たちは絵師や彫師・摺師を使い、より美しい絵暦制作に熱中していたのです。
結果、絵師や彫師の腕が磨かれ、摺師が版画に使う色もじわじわ増えてきました。
カンブリア大爆発や産業革命の前触れのような時期だったのかもしれません。
| ジブリ | COM(2) | TB(0) |
2011-01-06 (Thu)
昨日は小寒でしたね~。今日も風がすごく冷たかった。。。

現在4つ目。
↑毎年お正月のお年始に、伯母が持ってきてくれる干支土鈴。
いつも行く初詣先の神社に売っているらしいです。
子、丑、寅ときて今年は卯。ドレミファと並んでこちらを見ています。
撫でるとすべすべして手触りがとってもよくて、ハマっております。
かわいい~~(* ̄∇ ̄)ノ( ・ェ・ )
伯母はすっかり面白くなったらしく、「ひと回りするまで持ってくるから!」とこの前言われました。
待ってるよ~vvv

年賀状の寝心地は如何。
↑妹が大学院の先輩からもらってきた地デジカ。
うちに未だに地デジ電波が届いていないことを、妹が学校でぼやいていたところ
ポスドクの先輩がある日「そうか。じゃ、地デジカ、置きなよ」とおっしゃって、
UFOキャッチャーでわざわざ取ってくれたらしいです!
うおあぁありがとうございます~☆(≧▽≦)お気持ち、とっても嬉しいです!!

地元は東京スカイツリーが完成しても地デジ電波が届かないと言われている地域でして、
結局、自治体の援助金と周囲の家々で出し合ったお金で近所にアンテナ建てることになりましたorz
町中に出れば普通に電波が来ているらしいのですけど、
我が家は山に囲まれているので、やっぱりさえぎられちゃうのだな…。
とりあえず7月までには間に合いそうとのこと。やれやれ、良かったです。(; ̄ー ̄A)ホッ


再びぽつぽつ描いていた絵をアップ。↓クリックで大きくなります
平家の裔。    高山寺の開祖。
平六代と明恵上人。2人とも同じ平氏で、鎌倉時代初期の人です。
*ブログ内のイラスト記事一覧はこちらです*

うおぉぅぅいい加減に春さんシリーズ再開しないと…!!(焦)
| 徒然写真 | COM(2) | TB(0) |
2011-01-04 (Tue)
三が日が終わってしまいましたが、まだお正月気分を引きずってます…(^ ^;)。
これはいかん。

元日は母方の祖父母のところにお年始に行って、
祖母が作ってくれたお節を食べて、おしるこ食べて、もなかアイス食べて、イチゴ食べました。
2日はいとこたちがどどっとお年始に訪れたので、やっぱりお節とお菓子を食べて、
あと帰省している友達とファミレスに行ってうっかり巨大なシフォンケーキを注文して、
口の中が甘甘でどうしようもなくなって結局フライドポテトも注文してしまいました…orz
3日はおこたで1日中寝正月を決め込んでおりました。
年が明けてからまだ1度も体重計に乗っていないのですが、
乗るのがおそろしいです。毎年思うことなのに学習できないのはなんで。

2~3日の箱根駅伝ですが、今回は母校が予選落ちしてしまったので
例年よりちょっとテンションが下がりぎみだったのですけど、
見始めたらいつものようにすっかりハマって結局最後まで見てしまいました(笑)。
予想よりデッドヒートが多くて、すぐ順位が変わってしまうこともあったので
CMになるたび「早く終われ終われ!」と弟と一緒に叫びました。(弟の学校は無事シード権を獲得)
猪俣くんと柏原くんと早川くんの追いかけっこも良かったのですけど、
彩の国民としては武蔵越生と埼玉栄出身の男の子が往路で走っていたのが嬉しかった☆

帰省している友達とも会っていっぱいおしゃべりしました!!
近況とかお仕事とかこれからとか、ぶっちゃけガールズトークをがんがん飛ばしていたら
時間が過ぎるのが本当に早かったvvv
いつもいつも付き合ってくれてありがとう心の友よ~☆

ゲーム『二ノ国』は本編をようやくクリアして、
エンディングで感極まってうっかり泣きそうになりました!音楽が切なすぎる~~♪
うまい表現が見つからないのですが、すごいです、本当にいいゲームですよ『二ノ国』!!
今はクリア後に新しく発生したイベントを消化中です。
それを全部クリアするともうひとつのエンディングがあるらしくって、今から楽しみだvvv

で、そんな中でぽつぽつ描いていた絵。クリックで大きくなります↓
正中の変の準責任者。日野資朝。南北朝時代の人  盗人。藤原保輔。平安時代の人


クリックで拍手お返事。↓
皆様いつもありがとうございます☆(^-^)/ >> ReadMore
| 日記 | COM(6) | TB(0) |
2011-01-01 (Sat)
゚・:*:・。♪☆彡★A Happy New Year★ミ☆♪。・:*:・゚
皆様あけましておめでとうございま~~すvvv
21世紀も11年目です。わあぁ早いなぁ。

ところでゆさ的2011年はこんな年です↓
坂上田村麻呂没後1200年。
菅原道真が太宰府に移ってから1110年。
清少納言の『枕草子』完成と、紫式部の『源氏物語』初稿から1000年。
『義経記』完成から600年。
酒井抱一生誕250年。
フランツ・リスト生誕200年。
ベルト・モリゾ生誕170年。
荻野吟子生誕160年。
石井筆子生誕と、歌川国芳没後150年。
ルイス・キャロル『鏡の国のアリス』初版から140年。
岡本太郎の生誕と、「青鞜」創刊と、『ピーター・パンとウエンディ』完成と、
マリー・キュリーのノーベル化学賞受賞と、
モーリス・メーテルリンクのノーベル文学賞受賞から100年。
星新一生誕85年。
宮崎駿氏の誕生と、モーリス・ルブラン没後と、太平洋戦争開戦から70年。
ゲーム『スーパーマリオブラザーズ』と『ドンキーコング』発売から30年。
ゲーム『ドラゴンクエスト』発売から25年。
映画『千と千尋の神隠し』公開から10年。
(もういいよ)
今年も盛りだくさんですよっわぁ~い♪

そして、早くも待ちきれないので言っちゃいますけど
来年2012年は鳥山石燕の生誕300年なのですよ~~!!
:*.;".*・;・^;・:\(*^▽^*)/:・;^・;・*.";.*:どんどんぱふぱふ☆
(いかん、子鬼たちに大爆笑されそうだ)


午前中はテレビで駅伝を観ながら、父親が炭火でやいたお餅でお雑煮を作って食べました。
年賀状も結構届きましたね~。みんな、まじめだわ(笑)。。。
午後は母方の祖母の家に行ってお年始の挨拶をしてきます。

で、どうでもいいことなのですが、我が家では先ほど初笑いがありました。
母親が家中のカレンダーを取り替えていたのですけど、
リビングにつけたものを見た父親が一言「これ2008年のだよ」
Σ(゚▽゚;) !!!
新年早々何やってるのって、家中で大爆笑になりました。我が家は今年も平和です。たぶん。

明日からは親戚がお年始でわんさとやって来ますよ!季節外れの台風だわ!!
あと、帰省してきている友達とも会ってお話したいなぁ~(=´▽`=)。

あけましておめでとうございます。※クリックで大きくなります
お年賀イラストの遣唐使たちです。
松の内中はフリー配付したいと思います。※イラストの配付期間は終了しています。
*遣唐使のイラスト記事一覧はこちらです*

今年もやりたいことがいっぱいありますよ~!
ジブリ美術館の企画展示が変わるから見に行って、『コクリコ坂から』を観て、
あと諸々ピックアップ中の美術館とかコンサートも行って、絵をいっぱい描いて本もいっぱい読む!
そして今年こそは北海道の函館へ~!!(願)
| 日記 | COM(18) | TB(0) |