先日ゲットしてようやく見ることができました~。
上映中に行こうかどうしようか迷って結局行かなかったのですが、
映画館に観に行った妹が「いいよおぉ!」と猛烈プッシュしていたのでワクワクして観ましたらば
予想以上のハートフルストーリーでいちいち涙腺決壊しっぱなしでした。。。
展開はわりと王道を行っていてあらかた読めるのですけど、
「どうせこうなるんでしょ」と諦めるのではなく「あっやっぱりこうなった!(笑)」みたいに
読みが当たるのが肯定的にとらえられるというか、気持ち良かったです。
人はこういうときに笑う、こういうときに泣く、のツボが見事に押さえられている感じの作風でした。
最初はケンに一目惚れしてウッディたちとお別れしたのに、
バズたちを捕まえて檻に押し込んだケンたちの真の目的を知るや、
「わたしたち終わりね!」って自分も檻に入っちゃうバービーがすげぇかっこいい。
仲間たちと協力して脱獄した後はケンを誘惑して捕まえて縛り上げて拷問にかけて
(拷問といっても火や水や針が出てくるわけではなく、
ケンがものすごく大事にしている何十着ものオシャレ着を
本人の目の前でビリビリ破いていくという、ある意味とても壮絶なものなのですけれども)
回路をいじられて敵の仲間になってしまったバズ(何故かスペイン語をしゃべる)を
元に戻すための方法を聞き出したりと、主人公も真っ青な大活躍っぷり。
極めつけは敵に言い放った「権力は脅しではなく統治される者の同意から生まれるべきよ!」の一言。
何だこのおっとこまえなバービーはあぁぁ!とめちゃくちゃ悶えてしまいました。
おもちゃたちの動きも、おもちゃならではのパターンがあって、それも面白かったです。
電話のおもちゃは受話器をとらないと会話できなかったり、
スリンキードッグはバネを使って高いところから低いところへ移動できたり
ミスター&ミセスポテトヘッドは目をとってドアや窓の隙間から向こう側へ出して
廊下の様子や部屋の外の様子を見ることができたりします。
ピクサーのスタッフ、どんだけおもちゃの研究したんだって感じ。
あと、忘れちゃいけない。トトロ!トトロがいたんです!!(≧▽≦)ノ☆
ウッディが連れて行かれた女の子の家にいたぬいぐるみで、しゃべりはしなかったものの
ひょこひょこジャンプして動く様が、とってもかわいかったvvv
(これきっとラセターさんから宮崎さんへのオマージュなのだと思う)
DVD同時収録の短編映画『デイ&ナイト』は真逆で、笑えて笑えて仕方なかった。。
タイトル通り、昼と夜がケンカして張り合って、やがて…というお話(^ ^)。こちらもハートフル。

鈴木春信の周辺事情その35。34はこちら。
大久保さんから借りてきた清国の色摺版画を実際に目にして、すっかり考え込んでしまった2人。
この頃、日本の版画の色は2~3色でしたが、中国ではすでに色鮮やかな版画が作られていました。
春信「…すごいね」
江漢「これ、ほんとに版画なんすか…?」
春信「肉筆だったら、こんなの、いくつか見たことあるんだけど…」
江漢「でも、注文は200枚っすよ?同じ絵をそんなに描けますか、師匠…」
春信「無理無理。途中で頭おかしくなりそう」
江漢「版下は心配ねぇけど、問題はその後っすね。版木、いくつ要るんだろ。それに、最低十回は重ね摺ることになるでしょ。そんじょそこらの紙じゃ破けちまいますよ」
春信「だよね。まずは紙か。両番さんに心当たりを聞いてくる。江ちゃん、悪いけど緑さんと幸さんのとこ行って、近々まとまった仕事頼みますってだけ伝えてきてくれる?」
江漢「はい!」
やることが一気に増えました。今日から、東奔西走です。
幸さんは摺師の湯本幸枝さん、緑さんは彫師の遠藤五緑さんのこと。
2人とも春さんの仕事仲間です。
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