「鈴成りだったな」「今もだよ」

菅野雪虫さんの『羽州ものがたり』を読みました。
何か、な~んか、文章は簡素なのに物語世界に奥行きがあって、すごいスケールだった!!
歴史小説ってこうでなくっちゃね…。(*´艸`*)ムフフ

舞台は平安時代前半の羽州です。秋田県とか山形県のあたりですね。
羽州に暮らす少女ムメは、ある日、国司小野春風の息子・春名丸が川に流されかけたのを
友人のカラスと協力して助けたのがきっかけで春風の家に招かれ、
小野一家とムメたちの交流が始まります。
ムメと春名丸とカラスは仲良しになるのですが、やがて小野一家が都へ戻っていき、
別の国司がおこなう圧政に耐えられなくなった羽州の人々は、
秋田城めがけて大きな反乱を起こす…という感じの、史実がベースになっているお話です。

あの事件が、ここまでライブ感たっぷりに書かれた小説ってなかなかないので
(著者が福島県生まれというのも、話に説得力を持たせるひとつの力になっていると思う)
それだけでもこの本の存在価値はすごく大きいと思うのですが、
児童書で(というかティーンズ向けで)えいやっと出版したカドカワ銀のさじさんすごいです。
反乱のさなかの人間模様にどきどきしてしまった。。。

たぶん10代の頃にこれを読んだら、ムメにシンクロして読んでいたのでしょうけど
今読むと、いや今読むからこそ、ムメにも大人たちにもシンクロできて
それぞれに理解できる部分やできない部分があったりして、読み応えがありました。
何より、登場する人々が等身大なのがすごく良かったです。
非の打ち所のない人が英雄的なことをやり遂げるのではなくて、
ムメも春名丸も村の人々も都の人々も、目の前の事態をどうしたらいいかわからないんだけど
それぞれの立場から懸命に解決に向けて奔走する姿が書かれているのが、
この本のいいところだなぁと思います。
みんな色んなことを考えて行動しているのに、
みんなどこか取りこぼしているから事態がなかなかうまく運ばなくて
でもだからこそ、補いあえた時が最強なのですな。
ムメと小野一家の結束力がパネェです。
あと、ジオの言葉が…何というか、非常時にはとてもかっこよく聞こえてしまう不思議。

この本が出版されたのは今年の1月なのですが、
今(3月11日以降という意味です…)読むとすごくグッときます。
東北の人たちは、昔も今も、すごくがんばっているのですよね…。
元気…というよりは、踏んばり抜く力をくれる本だなぁと思いました。オススメです☆


そしてこのカドカワ銀のさじシリーズというやつ、
いちいちわたしの趣味にどんぴしゃりな本が多すぎて、出るたびに読んじゃいます(^ ^;)。
廣嶋玲子さんの『送り人の娘』『火鍛冶の娘』とか荻原規子さんの『RDG』とか
村山早紀さんの『黄金旋律』とか角野栄子さんの『ラストラン』などなど。。。
最近は、みおちづるさんの『ドラゴニア王国物語』が気になっています。
少女がドラゴンの卵を運ぶお話なんて、なんつー私ホイホイな内容だろうか。
どうしよう買おうかな…みおさんだから絶対面白いと思うんだよね…。
でも今は、読みたい小説や学術書が部屋にもっさりスタンバイしているから
買っておいて後で読もうかな。

しかし、ちょっと前までは読むことをお休みしがちだったのに
今はどうしてこんなに読みたい本がいっぱいなんだろう…。
前々からそうなのですが、どうもわたしには、読書量に一定の周期があるらしくって
全然読みたい本がない時期はほとんど何も読まないのに、
ふと「あ、これ読も」と思う本が1冊出てくると、どういうわけか「これも」「あ、これも」と
矢継ぎ早に興味のある本がわーっと出てきてしまうのです。
で、その本が面白いと、どんなに夜遅くなっても読み切るまでノンストップでページを繰ってしまう。
うおぉ~いいぞ読書!震えるぞハート!燃え尽きるほどヒートおおおぉぉっ!!
(破算しないよう気をつけねば…汗)


本日のお絵かき↓
都育ちと羽州育ち。※クリックで大きくなります
『羽州ものがたり』より、藤原保則と小野春風。
切れ者の上司と仕事のできる部下。かっこよすぎて主人公そっちのけで惚れそうです(笑)。
というか、この2人がこんなに出番のある小説もあまりないと思う。
春風に至っては古今和歌集の「天彦のおとづれじとぞ~」の歌のエピソードも書かれてます☆
きゃ~~~っこれを小説で拝める日がくるとはvvv(≧▽≦)☆
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明日明後日と、京都・奈良へ旅行してきますので、ちょっこし留守にします~。
日曜日まではtwitter中心にうろうろしております。
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アクセサリー。

描き描き描き…。
↑ただ今遣唐使シリーズの後日談のストーリー構成とイメージスケッチをしているのですが、
江戸時代の人を描き慣れたあとに奈良時代の人を描くと
着物の形がだいぶ違うので、常に資料を見ながら描かないと間違えそうになります。

さらにうちの子はみんな、耳や腕にアクセサリーをジャラジャラつけているので余計混乱する。
描く時はしょっちゅう、前のシリーズで描きためた絵を手元に置いて描いてます(- -;;)。
彩色も、コピックの番号を記入した色指定表を見ながらやりますし。。。
我ながら何故みんなこんなデザインにしたんだったかなぁ…。

奈良時代や江戸時代の、しかもわたしが好んで描いている階級の人たちが
あんなにアクセサリーをつけていたわけはないんだけど、
わたしの中で「アクセサリーをつけている人=おしゃれ」というイメージがあるのと(笑)、
『その昔、本来あまりおしゃれができなかった人たちがひとつかふたつ
何かちょっとしたものを身につけている=彼らはちょっとした才能を秘める人たちなのだ』
という要素を入れたかったような覚えがあります。
(まぁ遣唐使や売れっ子絵師ともなれば、アクセサリーのひとつやふたつ
オーダーメイドで作っててもおかしくないかなという気もしないでもないけど)


本日のお絵かき↓
※クリックで大きくなります
左から、杉田玄白・宋紫石・平賀源内です。仲良し3人組。
玄白と紫石は長屋のお隣さんで、紫石と源内は共著の本を作ってて、
源内と玄白は『解体新書』の出版時に協力してて、とか、そんな繋がり。
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奇想の画家。

昨日から『若冲ミラクルワールド』を観ています。(NHKのBSプレミアムで4夜連続)
とりあえず「第1回:色と光の魔術師」「第2回:命のクリエイター」を観たのですけど、
あの動植綵絵がふんだんに紹介されて、すでに満腹状態です。
うはぁ~眼福だぁ(≧▽≦)☆

高性能カメラで拡大された若冲の絵は、とにかく驚くことがいっぱい。
数ミリ単位で引かれたラインとか、裏彩色を使った遠近感とか、白と黄土だけで表現された金とか。
若冲の描く鶏のとさかには、赤い点が1500個も入れられているそうです。。。
もはや苦行。これを成し遂げてこその若冲芸術というわけですね。
(しかし描き入れた若冲もすごいけど、数えた人も充分すごいと思う)
一番詳細に紹介されていたのは、やっぱり「群鶏図」でした。
13羽の鶏が画面いっぱいにごちゃごちゃといる、カラフルなあの絵です。
あの絵が迫力あるのって遠近感がないからかなぁ~と漠然と思っていたのですけど、
番組でもそこが強調されていました。
写真のように遠近感がある絵ではなく、肉眼で見た…網膜に写った鶏をそのまま並べて描いたら
「群鶏図」になったんではないかな…。
(セザンヌがテーブルにリンゴ並べて描いた絵みたいな感じに)
あと、若冲の鶏はたまに、ありえないよって感じの体勢で描かれていることがありますが
専門家の先生によると「骨格としてはありえるポーズ」とのこと。
たぶん、若冲は自宅庭に放った十数羽の鶏を何年も観察し続けているうちに
わたしたちが見たことのないポーズをする鶏を見たんじゃないかと思う。

あと、三尊画像と動植綵絵が相国寺内に飾られた様子がCGで再現されていました!
うおぉ~~これめっちゃ贅沢な空間ですよ!!(*゚▽゚*)☆
30幅ぜんぶ並べられていたら1日中見ていられますvvvこれぞ極楽浄土と森羅万象…!!
(というか、この番組見ていたら動植綵絵をもう一度間近で見てみたくなってきました。
2年前の皇室の名宝展で見たときは、気付かなかったことばかり紹介されるので…。
うああぁなぜもっと勉強して見に行かなかったんだ自分(悶)orz)

若冲が植物や動物を、季節や生息地に関係なく1枚の絵の中に一緒くたに描いていることに関して
番組は「若冲にとっては何もかもが同じ物なのではないか」と定義していて
ああそうかもなって思いました。
植物も動物も生き物の命はすべて等しいものだと。
そして、とにかく描きたいと。この世のすべてを、見たままに細かいところまで描き尽くしたい。
とか、そんなことを考えていた人なんじゃないかな~と観ながら思っていました。
番組ナレーションで動植綵絵は「生き物の曼陀羅」という言い方がされていました。
ほほぅ言い得て妙な。。。

ところで、番組ナビゲーターの大野智くんが目をキラキラさせて若冲の絵を見ている姿が
とても楽しそうで微笑ましかったです(笑)。
ほんとに若冲が大好きなのだなぁ。
ハイビジョンカメラで動植綵絵を拡大して見ながら「やべぇおれ寝不足になる」と言っていたけど
あの気持ち、わかりすぎるくらいよくわかります~(*^ ^*)。
わたしも若冲の絵とあの機械を目の前に置かれたら数日徹夜できる自信がある。

さてあと2回。若冲の屏風絵と水墨画が登場するようです。明日と明後日が楽しみ☆


本日のお絵かき↓
鶏好き☆※クリックで大きくなります
伊藤若冲。生きている間中、絵を描くことにしか興味を示さなかった京都の人。
背景は群鶏図です。
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にゃんこつれづれ。

今日の彩の国北西部は朝から晴れたり曇ったり雨が降ったりと、落ち着かない天気でした。
しかし、にゃんこたちは何のその。いつも通り元気です。

何見てるのよ。
↑2階から降りてきた母にゃんこ。
フラッシュ焚いたのでオッドアイみたいになってます。妖しく光る緑の目~(笑)。

もっとやって~♪
↑妹のおなかの上で、喉(というかアゴ)をわしゃわしゃやってもらっている姉にゃんこ。
耳まで下げちゃって至福の顔ですな。これはあれだ、「チョー気持ちいい」。

う゛にゃ~。
↑勝手口の前で「ねえ、このドア開けてぇ」と主張する弟にゃんこ。
男の子で夜行性なので、夜になると外へ遊びに行きたくなるようです。
夜遊びはいかんのでおあずけ。。。


本日のお絵かき↓
貴族で盗賊。※クリックで大きくなります
藤原保輔。気になっている人シリーズでも描きましたが、平安時代の人です。
一応、公務員のお仕事をしていますが、ものすごい斬新な手法で盗賊やってたりもします。
そして、どうでもいいがこの人の一族には曲者が多い気がする。
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あおによし奈良の盛りは。

山之口洋さんの『天平冥所図会』を読みました。
先日、何となくネサフをしていたとき、たまたま書名を見つけて興味を持ったのですが
予想以上に面白くて、少しずつ読み進めるつもりが結局最後まで一気に読んでしまいました。
登場人物も、葛木連戸主&和気広虫夫婦を主人公に、広虫の弟の和気清麻呂、
吉備真備&由利親子、聖武天皇&光明皇后夫婦、孝謙天皇、藤原仲麻呂、道鏡と
奈良時代好きにはたまらんラインナップですvvvなんつー私得。。。

大仏造立、正倉院献物帳の作成、藤原仲麻呂の乱、宇佐八幡宮神託事件の4つの出来事を中心に
戸主&広虫夫婦とその周辺の人々の奮闘が、散文のようなサラリとした文章で語られます。
作中の出来事や事件そのものは史実がベースになっていますけど、
オリジナルで犯人が設定されていたりして、ちょっとミステリっぽい要素も。
あと、昔々の時代小説らしく、科学では説明できないようなこともちょこっと起こりますが
牧歌的な場面ありファンシーな場面ありで思わず笑ってしまった。
(一言主様や宇佐八幡様の言い分とか、道鏡が野心を持った理由とか、
なかなかアリなんじゃないかな…って、思ったり*^ ^*)
ひとつひとつのお話が、先がどうしても気になってノンストップで読んでしまいました。
なんか最初から最後まで文章に引っ張られていた感じ。久し振りだなァこういうの…(・v・)。

主人公の戸主さんも朴訥なまじめさがあって好きなのですが、
今回、一番素敵だなぁと思ったのは広虫&由利のコンビです☆
オンオフ関係なく行動力のある2人で、合間のガールズトークもとても楽しそうなのですけど
広虫がちょっと大変なときに、由利が「広虫がいい加減なこと言ったことなんてないわ」と
無条件で信頼していたりするところもかっこよくて好き~。
仕事が終わったあと、女官部屋で一緒に寝ながらおしゃべりしてはしゃぐのも微笑ましいです。
この2人、現代に生きていたら絶対枕投げやコイバナに興じる仲だなー(´∀`)。
仲麻呂さんは例のごとくワルなのですけども、
(この時代を書いた小説における彼はだいたいワルに描かれていることが多いですナ)
ドラマ『大仏開眼』で高橋克典氏が演じられた仲麻呂よりも業が深かったです。(^ ^;)
何というか、すごくがんばってきた人なんだろうなぁと思いました。。。
がんばって勤勉に生きて、結果ああなってしまうというところはレプカやムスカを連想しましたけど
そういえばこの仲麻呂もレプカたちも、1人の少女がキーになっているんだっけな…。
そして真備さんはデキるおじさんで嬉しいです(*^∀^*)☆


本日のお絵かき↓
バナナじゃありません…。※クリックで大きくなります
何となく茨木童子。
かわいい顔に描きたいなぁ~と思ってやってみたら
なんか、誰かに(たぶん酒呑童子から)怒られて拗ねてるみたいになってしまった(^ ^;)。
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此れ未だ人の知らぬ事也。

大君、余所見しないでください。※クリックで大きくなります
↑小野篁さんと閻魔大王様。
結構(というかかなり)好きなコンビだったりします。
絵的にも、若者と老人という、対比的な絵面になるのが何とも面白いなと。
(篁さんについては、過去にここでちょこっと書いております)

『今昔物語集』にみるこの2人は割と仲が良いというか、信頼関係が篤いというか、
自由な孫と好々爺という感じがして微笑ましいです(*^ ^*)。
『今昔~』第20巻に、冥府にやって来た藤原良相さんという人を
篁さんが生き返らせてあげるエピソードがあるのですけども、
そのとき篁さんが閻魔様に「この人いい人だから助けてくださいよ」とか何とか
およそ客観的さに欠けるお願いをしていて、
閻魔様も「んー、篁が言うならま、いっかvvv」とか言ってあっさり望みを叶えてしまうくだりが
孫に甘いおじいちゃんみたいな感じがして、つい笑ってしまいます。
いやこれ、かなりの信頼がないと難しいことだとは思うんですが。。。

あ、ちなみに閻魔様がおじいちゃんなのは、ゆさの勝手なイメージです。
閻魔大王は、表の顔はとても恐ろしいのですが
くるりと後ろを向くと地蔵菩薩になっていて、実はとても慈悲深いお人だったりします。
でも、罪を裁いて罰を与えるにはやさしい顔ではいかん、ということで
あのような恐ろしいお顔をしているのだ…というのを何かの本で読んだとき、
「あーそうだったんだ!」と、何の抵抗もなくストンと腑に落ちたのを覚えています。
(感情表現において、笑いが起こるときって特に理由はいらないように思えるんだけど
怒りは何か理由がないと発動しないんじゃないか…と漠然と思っていたからかもしれない)
それまでは、閻魔様って単にめちゃくちゃおっかないだけっていうイメージがあったので
まさにコペルニクス的転回というか、結構な衝撃だったのでした。
小人のアリエッティが人間の男の子に出会ったときの気持ちってこんなだろうかって思った。
で、それ以来わたしの中で「閻魔様=やさしいおじいちゃん」という式ができてしまったのでした。

というか、篁さんって説話だけ見てると、割と好き勝手に人を助けたりしてるんですが
史実の篁さんが閻魔様のとなりにいたらどうだろうか…と思うこともあるわけで。
小野家の人々の例に漏れず、彼も時代の主流にいるというよりは
影ながら偉い人を支える事務官か秘書というポジションにいることが多いので
閻魔様に意見を求められたときにしか口を開かない…みたいな感じになるのかなぁ。
しかし心には熱い火を秘めている人だから、たまに罪人が閻魔様に礼を欠くことがあると
「無礼者!」と一喝することだってあるかもしれないですね。
しかし秘書…ロマンのある響きだ…。(←爆)

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桜の足跡。

頭にぽちっと。
↑桜があっという間に散ってしまいました。
自宅前のコンクリートが桜の道になっています。にゃんこの頭にもおみやげがひらり。

もう散っちゃったの?
貯水槽の上で「せっかく綺麗だったのに…」と尻尾を振るにゃんこの図(笑)。
これから君の好きなポカポカ季節がやってくるんだよ~。

太陽がいっぱい。
近くの溜め池にも桜の花びらがたまっていました。
桜は枯れる前に散るので、雪が積もったみたいになっています。

水と桜。
川沿いの桜もすっかり葉桜になっていました。
まだかすかに残る花が、時折はらはらと散るのが何だか切ないなぁ~。

桜が散ってしまうと、あぁ春たけなわだなって気がしますね。
そして、もうすぐ新緑の季節がやってきますよvvv(*^▽^*)

「桜花散りぬる風のなごりには 水なき空に波ぞ立ちける」紀貫之
(古今和歌集巻二・春歌下八九番)


追記に、お花見の季節ということで「日本の鬼さんって風流ですヨ」的な漫画を載せてみました。
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時は今春になりぬと。

今日もいい天気でしたね~。(*´∀`*)ホンワ
桜のほかにも、元気に咲く春の花と動き回る虫がいたのでパチパチ撮ってみました。

星空☆
↑オオイヌノフグリと姫踊り子草。
フグリが群生するのを見るたびに、青い星が道端に散らばっているみたいだなァと思います。
すごく強い青色なのですよね、この花…。

青い星。
↑アップ。ますます色を強烈に感じます。
あれだ。藍染めの手ぬぐいの青とか、朝顔や露草が刺繍された浴衣の青とか、そんな色。

花の滝。
↑近くの国道沿いに咲いている桜草。
よく植物園や公園に、こういう段々になっている噴水がありますけど、あれみたいで好きですね~。
町内会の人々が、日々お手入れしている花壇です。

絨毯。
↑アップで見ると花の絨毯のようですナvvv

一足早い燕の飛来。
↑桜草の茎にいたツバメシジミ。
この子は花の上ではなく、葉や茎の間を飛び回って蜜をすっていました。
蜜って茎からも出ているんだろうか…??(^ ^;)

「石走る垂水の上のさわらびの 萌え出づる春になりにけるかも」志貴皇子
(万葉集巻八・春の雑歌一四一八番)


のんびりその4。※クリックで大きくなります
↑扉絵にならなかったけどせっかくだからサイン会してみたシリーズその4。その3はこちら
五緑と幸枝。浮世絵版画の彫師&摺師コンビです。
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テーマ : 四季 -春-
ジャンル : 写真

ビバ本棚。

Dedicated to You」の綾瀬一美様と相互リンクさせていただきましたvvv
紹介ページはこちらです。どうぞどうぞ、よろしくお願いいたします(^ ^)☆

ちょっとここのところ本棚の整理が全然できていなくて
色んな本が床に積まれた状態で待機中だったりするのですけど、
いかんせん棚がいっぱいで、なかなか手をつける決心がつかないです…。
うぅむどうしたものか。ヘ(-ω-;ヘ)

本はなるべくジャンルごとに配架したいと思っている身としては
棚の本の配置にはわりと気を遣っていたりします。
小説とマンガは手に取りやすい場所に置きたいなぁとか
画集やイラスト集は重たいから一番下の段がいいなぁとか、
エッセイや自伝はアイウエオ順またはアルファベット順に、歴史の本は時代順に並べたいとか。
なので、朝から「よしやるぞ!」と気合いを入れて整理を始めても
本が満足のいくように収まるのは夜半過ぎとかだったりする。
同じ棚に3冊入れたい本があるんだけど2冊しか入らないってことになると
とたんに手が止まってしまったり…。ああ、もう。

何より、本のジャンルを調べるつもりでパラリとページをめくってしまって
興味のあることや初読のとき気付かなかったことが書いてあったりとか、
すごく思い入れのある文章が書かれている書名を忘れてしまって
今までわからなくなっていたけどたまたま見つけることができたとか、
そういうパターンに陥ると中味を読み始めてしまって、作業が全然進まないです(^ ^;)。
年末の大掃除中に懐かしいものを発見して、
うっかり眺めていたら夕方になっちゃうパターンと似ていますね。

しかし今回ばかりは部屋が冗談抜きでヤバくなってきたので、土日で何とかできたらいいと思う。

本棚の間を歩くという行動が昔から好きです。
子どもの頃はインターネットや在庫検索機とかがなかったから、
本屋さんや図書室にどんな本があるのかは、店員さんや司書さんや自分のアンテナが頼りでした。
「なんか面白い本ないかな~」と思いながら、あちこち歩き回るのが好きでした。
(思えばあの頃から本棚が好きだったのだな…)
で、ずっとそんなことをしてきたせいか、あるテーマを何となく頭に思い浮かべて本棚を眺めて
ピンとくる背表紙を見つけてめくってみると、わりと探し求めている事柄が書いてあることが多いです。
で、その本の隣や近辺に並ぶ本を見ると、ちょっと違う視点で書かれた内容だったりして
また世界が広がる。この繰り返しが何ともたまらんです~(*´∀`*)。
新しい本が書棚に入ることで知識が更新されていくっていうのも、たまらんですな。
あぁよいなぁ本棚vvv


のんびりその3。※クリックで大きくなります
↑扉絵にならなかったけどせっかくだからサイン会してみたシリーズその3。その2はこちら
祐信と春信です。仲良し師弟。
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テーマ : 本とつれづれ
ジャンル : 本・雑誌

さくらさくら霞か雲か。

桜咲く♪
↑自宅庭の桜が満開なうです~♪
去年より少し遅めですが、待ち遠しかったので嬉しいなぁ~vvv(*^ ^*)

満開vvv
下から見上げてみました。やっぱり青空と桜は似合いますな。

さわさわ。
アップ。

そういえば先日、桜の名前の意味ってどんなのかなぁと思って調べてみました↓
桜の「さ」は「稲(さ)」で、稲の神様、ここでは春の神様のこと。
(早苗とか早乙女とか五月雨もすべて「さ」がつきますよね。あれも「稲(さ)」らしいですヨ)
「くら」は「坐(くら)」もしくは「倉(くら)」で、神様が降りてくる場所のこと。
それが「さくら」となることで、「稲の神様が降りてくる場所」という意味なのだそうです。
桜の花が咲くのは、稲の神様が「田植えの時期になりましたよ~♪」と伝えに来る現象だと
考えられていたのだとか。へえぇ~(・o・)。

真っ暗闇。
↑夜桜も撮ってみました。わかりにくいですが、月も写っています。

月と桜。白と白。
月と桜のアップ。

「あたら桜の蔭暮れて。月になる夜の木の本に。家路忘れて諸共に。今宵は花の下臥して夜と共にながめ明かさん」
(謡曲「西行桜」より)


南無鹿島大明神。※クリックで大きくなります
鯰くんを見張っている最中にお酒を飲んで泥酔してしまった玄ちゃんと、
そんな玄ちゃんを起こしたいけど寝ている鯰くんも起きそうなのでうかつに起こせないマッキー。
真備「(こらえろ…鯰を寝かしつけてはいるんだ。こらえろ、わたし)」
…という感じの絵にしたかったのですが
描き上がったら何だか、マッキーのお酒を玄ちゃんが盗み飲んだみたいに見えなくもない…。

真備「(別に酒を飲むなとは言わない…おまえの気性上、それは無理な話だし、飲むのはいい。
だが…しかし…しかし……それはわたしが唐で買ってきた酒なんだあぁぁ!!!)」
玄「Zzz………」
とか何とか。。。
すみませんアホな子たちですみません。f(^_^;)
ええとその、鯰絵を描くはずだったのですが、途中から何故かこんな絵に…あれえぇ??
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これを懐中する者は地震の難を免。


↑twitterでまわってきたドビュッシーの「夢」(by 富田勲氏)。
これ落ち着きます…♪

あの瞬間から1ヶ月ですね。(個人的感覚では1年近く経った希ガス…)
当時は風邪ひいて家で寝ていましたけど、揺れが大きくて長かったのでベッドから飛び起きて
テレビつけたら騒然となっていたのだよな…(・_・)。
今日の夕方の揺れも、あの日ほどじゃなかったけど、長くて大きくて連続していたので酔いました。
揺れが来るたびに考えることはいつも同じですが、あらためて。
余震も、津波も、もう来ませんように。特に東北と北関東、揺れないで。頼む。

あ、そうそう、帰りにスーパーに寄ったら
1ヶ月ぶりに納豆が復活していたので大喜びで買ってきましたvvv(≧▽≦)☆
わーっ、1家族1つの制限つきでも嬉しい!
(うちの家族は全員納豆が大好きでして、あの日までは冷蔵庫に必ず常備していました。
我が家から納豆が消えたのは、某テレビ番組の件でスーパーで完売になっていた時くらいです)
メーカーの皆様ありがとうございます!感動…!!
そして一緒に買ってきた茨城県産のレタスは、大きくてシャキシャキしていて美味しかった☆
(*^ ^*)


南無鹿島大明神。※クリックで大きくなります
↑鯰絵描いてみました。。。
石燕先生と子鬼くんたち、鯰さんが起きないように見張っています~。
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テーマ : 日々のつれづれ
ジャンル : 日記

いとし面影の沈丁花。

自宅の庭がだいぶ賑やかになってきたので、カメラでパチパチ撮ってみました。

白~い白。
↑玄関前にある沈丁花。満開ですvvv
沈丁花の花びらには赤紫が混じることが多いですが、うちのは白花ですね。

いっぱいの花。
↑アップ。近づくと、香木のようなつんとした香りがします。
でも、すごくリラックスできる香りなのですよね~(*´∀`*)。
アロマとかであったら欲しいvvv

集団。
↑群れて咲く水仙たち。こちらもいい香り~☆
背をしゃんと伸ばして凛と立つ姿はいつ見ても綺麗ですな。
(略して「群仙」と書いてみると曾我蕭白の群仙図のような気がする。←違)

集団…?
↑水仙の後ろになぜか姉にゃんこ(^ ^;)。
お腹をぺたんと地面にくっつけています…あなたそのお腹、誰がタオルで拭くと思ってるの。

ひょっこり。
↑コンクリートの間から顔を出していた姫踊り子草。
可憐でたくましい。

ごろにゃん。
↑…で、その頃の母にゃんこ(笑)。ベッドの上で熟睡なう。
外にいるよりここでのんびりする方が好きみたいです。安心のお家だもんねぇ。


のんびりその2。※クリックで大きくなります
↑扉絵にならなかったけどせっかくだからサイン会してみたシリーズ(笑)その2。その1はこちら
源内と江漢です。未来の師弟(笑)。
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テーマ : 花の写真
ジャンル : 写真

相当の数寄者。

アニメ『へうげもの』1話見ました~vvv
原作を読んでいないのでこの先の展開がまったくわからないのですが、
次回が今から楽しみで仕方なくなるような内容でありました。早く見たいよ~!!

戦国時代を描いたドラマやアニメはたくさんありますけれども、
今回は古田織部(劇中では古田左介)が主人公というあたり、
だいぶ渋い内容になるんじゃないかなぁという印象が放映前から漠然とあったのですけど
実際見てみたら、渋さの中にユーモアありぶっとんだ描写ありで
「おおぉ面白~い!!」と見事にハマりましたvvv織部サイコウ!
敵の当主と交渉するために陣中に入ったのに、当主の背後に置かれている茶釜が気になって気になって
相手の話を全然聞いてない織部がおかしくてたまらん。
その後色々あって、お城から吹っ飛ばされてしまった茶釜を
鎧つけたまま全速力で追いかける織部も、申し訳ないけど笑える。
あぁ~美術品を愛でるのに命かけちゃった人なんだなぁ…というのが一目でわかりますvvv
織部だけでなく、ほかの登場人物(信長とか秀吉とか)も「相当の数寄者」という感じ。
(秀吉の中の人がめっちゃ男前なお声を出してた…当社比…)
それぞれに味と愛嬌があって、何だか落語を見ているような気分でした。
ただし全体的には、戦国時代らしくピリッとした緊張感が漂っていたように思う。

ラストには利休と思われるお人も出てきたので、
これからは織部が利休の弟子として交流するお話になっていくのかな…。
古今東西の名品がたくさん出てきそうで楽しみです。
そしてそして…早く出てきてくれ光悦~~~~~!!!(爆)

EDの後には、作中に出てきた美術品を中島誠之助氏が解説するコーナーもあって
至れり尽くせりですな。(「いい仕事してますね~」のセリフ、久々に聞いた気がする)
あっという間で、濃密で、贅沢な30分でしたvvv
やばいなぁこれハマるなぁ…。全39回ですって。長期戦だけど見るっ(´∀`)☆


のんびりその1。※クリックで大きくなります
春さんと石燕先生。屋外でサイン会(笑)。
…実はこれ、一気読みページの扉絵に使うつもりで描いていたのですが
直前に気が変わってミニキャラ扉絵にしたため、下書き状態で机に埋もれていたものです(^ ^;)。
先日、片づけをしていたときに発掘して、大慌てで色をつけました。。。
このシリーズしばらく続きます~。
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テーマ : 見たアニメの感想
ジャンル : アニメ・コミック

Two woman riders。

角野栄子さんの『ラストラン』を読みました。
自由に生きてきた74歳のイコさん。このままちんまり生きるなんていや!と発奮して
真っ赤なオートバイと真っ赤なヘルメットを買い込んで、
東京から岡山まで約600キロの距離をぶっとばしてツーリングに出かけます。
目的地は、イコさんが小さい頃に死別したお母さんの生家です。
やがて辿り着いたその家で、イコさんはひとりの女の子と出会います。
「ふみ子っていうの。ふーちゃんって呼ばれてる」と言うその子は
イコさんが持っている“12歳のお母さんが写る写真”とそっくりの姿をしていました…。

「うわー角野さんこれ書いてる間めっちゃ楽しかったろうなぁ!」というのが
読了後の最初の感想でした。。。
ちょっとドキッとしたり、胸がきゅっとする場面もあるのですけれど
全編を通して伝わってくるのは楽しさと愛おしさと爽快感だった。
イコさんとふーちゃんがツーリングでばんばんスピード出しまくるところでは
筆がノリにノッている感じがして、こちら(読み手)も楽しくなってきますvvv

角野さんの文章って『魔女の宅急便』とか『とかいじゅうシーシー』みたいに
簡潔でやわらかくて、でも時に手厳しかったりする、という印象があるのですが
この本は全体を通してとても歯切れがよく、リズム感のある文章でした。
主人公のイコさんが行動的なせいか、話がどんどん先に進んでいくのです。
イコさんがオートバイ買ってから岡山に着くまで、ほんとあっという間だし…。
(店員さんに「孫へのプレゼントよ」と言いつつ実は自分の、というのが何とも笑える)
あと、ふーちゃんが結構おしゃべりな子で2人の会話がポンポン進んでいくので
それもわりと話のテンポを軽快にしているかもしれない。

イコさんがオートバイを「オオタくん」って呼ぶのが
旅の相棒として頼りにしている感じがして素敵です。
そんなオオタくんに乗って、イコさんとふーちゃんが旅の先々で出会う人々が
癖のある感じなんだけど根はいい人たちだったりするのが、またいいなぁと思います。
子どもに会いたいお父さんのエピソード…イコさんとふーちゃんがやいのやいの言ったお陰(笑)で
お父さんと子どもさんの間に思い出ができる場面が、
あったかくて切なくてホロリときました(゚ーÅ)。
他にも、恋人に振られた男性とか、約束を守り続ける女性とか、
ちょっとしたハプニングで立ち往生したイコさんを助けてくれた手先の器用な男の子とか…。
みんなそれぞれ事情があって、交流する中で切なくなったり和んだり
「あーあ!」と呆れ笑いしたり色々あるのですが、最終的にはホロリときます。
(いや、一番切ない存在なのはふーちゃんなんだけど)

角野さんはエッセイ『ファンタジーが生まれるとき』の中で
「もういないのか。いや、いるのだ、何か。そう思わせてくれる存在に魅力を感じます」と
おっしゃっていますが(この気持ち本当わかるなぁ…)、
この本ではそういう「何か」の存在が、自分の思い残したことを何とか昇華したくて
ジタバタしたり諦めたり、結果に喜んだり悲しんだりしていて、すごくいとおしく感じられます。
あと、そういう人たちが出会い頭に必ず「あ、どうも。わたし○○です」って
自己紹介をしてくれるのもむちゃくちゃ微笑ましかったです。
みんな素敵な「みえない人」だったな…。

それにしてもこの本の表紙イラスト素敵だな、でもどこかで見たようなタッチだなぁと思ったら
『サマーウォーズ』のコミカライズをされた絵師様だと、角川書店のサイトで知りました。
確かにイコさんは栄おばあちゃんを連想させるし、ふーちゃんは夏希先輩のような顔だちだ。
赤いスカートの裾をちょこんとつまんだふーちゃんが最高にかわいいですvvv

そして、そして…ケケとライちゃんのお話はまだですか角野先生~~!!
(去年のこの辺りからず~~~っと待ち続けてます…)

テーマ : 児童書
ジャンル : 本・雑誌

ああ文化その7。

山種美術館の「ボストン美術館浮世絵名品展 錦絵の黄金時代-清長・歌麿・写楽」と
府中市美術館の「江戸の人物画 姿の美、力、奇」展をはしごしてきました~(^▽^)☆

浮世絵名品展は、ボストン美術館の錦絵・肉筆画コレクションをまとめて見られる展覧会で、
清長と歌麿と写楽を中心に錦絵がどっさり紹介されていました!うお~大感動(≧▽≦)vvv
展示室に入ると、清長の浮世絵がどどっと出迎えてくれたのですが
わたしはまず「女三宮」に心を持っていかれました…!
たおやかで、気品にあふれた三宮でした。光源氏がくらりとくるのもわかる気がします。
歌麿の「鷺娘」が華やかでした~。踊り子の舞う表現がとても美しいです。
澄んだ空気の中、花飾りがシャンと鳴り、舞が展開されていくような…。
「難波屋おきた」の図で、おきたの名前が絵解きで表現されいるのも面白かった。
五節の行事を楽しむ子どもたちを描いた「五節句」も良かった。
歌麿は何というかあれですね…子どもを描いてもむちむちぽんぽんなのですね(笑)←何
「山姥と金太郎」の図も、コロコロとした金太郎がとてもかわいかったです(*^ ^*)。
「唐美人図」は、歌麿が中国の女性を描いているというのも意外だったのですけど
面白いと思ったのは署名(落款)です。
歌麿の絵には、画面のどこかに“歌麿筆”と筆字で署名が入っているのですが
この絵はめずらしく篆書で入れられていました。
デザインしたの誰だろう…歌麿か彫師かわかりませんが、絵心と学識の高さが伺えます。
写楽はすべて役者絵で、大首絵が多かったですね~。
「市川男女蔵の奴一平」の雲母摺が本当に美しかった!
しかし…清長や歌麿を見慣れた後で写楽を見ると、確かに奇抜に見えます(^ ^;)。
「瀬川菊之丞の傾城かつらぎ」は、写楽が描くと菊之丞もこうなる。そんな感じです(笑)。
でも「中村富三郎の宮城野」とか見ると、ああそうか、描かれている役は女性だけど
演者は男性なのだ…という、しごく当たり前のことに気付かされてハッとしたりします。
写楽と蔦重の狙いってこれなのかもしれない…。

他にも数人の絵師の錦絵がありました~。
勝川春章の「三代目菊之丞の羽子板」があまりに美しかったので
ミュージアムショップでポストカード買ってしまったvvv
鳥文斎栄之の「隅田川の船遊び」と「女三宮・衣通姫・小野小町」の三美人図も良かったです。
衣通姫とクモが綺麗☆
歌川豊国の「調布の玉川」の女性たちの色っぽいこと(*^ ^*)。
版画だけでなく、肉筆画もいくつかあって、春章の「見立琴棋書画図」が一番気に入りました~。
歌川豊春の「遊女と禿図」の遊女がかわいらしかったvvv師匠の石燕とも描き方が似ているなと。


続いて行った江戸の人物画展は、タイトルの通り
江戸時代の画家たちが描いた人物画を集めた展覧会です。
応挙、若冲、蕭白、蘆雪、大雅、祐信、華山、江漢、直武、雪信、広重、義梵…などなど
ラインナップだけでも豪華なのですが
作品内容の多彩さとレベルの高さにもびっくりしてきました。。。
とりあえず蕭白の美人図があったことに大喜びでした(人≧w≦)もう~大迫力です!!
画集とかでしか見たことないのですけど、思ったより大きくて感動しました…。
あとこれ、女性が着ている青い着物の模様が、なんか好きなのです。
山水図のような模様なのですが、着物のシワに沿って描かれてはいなくて平面的なので
着物の向こう側にもうひとつの世界があるような…うーん、うまく言えない。。。
「東王朔・西王母図」は、見れば見るほど「群仙図」の仙人たちに見えてくる…(^ ^;)。
「太公望・登竜門図」の龍が、波が、ユーモラス!まさに蕭白の龍と波だ!!(喜)

蘆雪の「唐子睡眠図」…寝る子かわゆす~vvv
「月見布袋図」の布袋様は、まるで子どもみたいなキラキラした目をしていて、素敵です。
これ前にBSの蘆雪はみだ師とびだ師で見た希ガス。凛とした静けさと滑稽さのギャップ…。
江漢の「夏月・冬月図」は…こんなこと言うと江ちゃん怒るだろうけど(^ ^;)、
まだ春信の影響がある頃の絵かもしれないなぁ~。建物も雪もふわっとして、すごく綺麗。
「王昭君図」の頃になると、だいぶ自分の絵になってきている気がします。
そして、きました、油絵の具で描いた「学術論争図屏風」。学者たちが生き生きしてます!!
(源内先生、江ちゃんと油絵を引き寄せてくれてありがとう~vvv)
直武の「西洋人物図」はめっちゃリアルで、一瞬、西洋人が描いたのかと思いました!
雪信の「西王母図」、王母様の着物に純白のラインが入ってて美しかった~☆
祐信の「高士と美人図」は、ふくよか美人に見入ってしまいます~vvv
こんな綺麗な人がいたら仙人じゃなくても振り返るよ…。
祐信のほかにも、この展覧会には色々な姿の仙人図が展示されています。
当時は仙人の絵が大流行したのだそうです。

で、最後に応挙ですが(応挙の絵が一番多かったかも…)、
恰幅の良い布袋様の巨大な像が、愛嬌があって素敵vvvメリハリのある絵で見やすかったです。
どきっとしたのは「元旦図」。初日の出に向かうひとりの武士が描かれているのですが
お日様も武士も、どちらも小さくぽつんとした姿で、
かえって惹きつけられてしまいました。。。こういう空間美、好きだなぁ…。
そして順路の最後にあった「波上白骨座禅図」これもでっかいです!!
ってか応挙、この白骨はやっぱり見て描いたんだろうか…応挙のことだから見たかもな…すご。

19日から始まる後期展示で、春信や若冲や探幽や応為の肉筆画が登場するそうなので
後期も見に行きたいと思っていますvvv
そしてそして、早く見たいよぉ蕭白の寒山拾得図~~!!!ヽ(>w<)ノ


奇想の画家たち。※クリックで大きくなります
蕭白(左)と蘆雪(右)。最近この2人が気になっています。
背景の虎図は蘆雪のですがまるで猫みたいですよね。画面に散らばっているのは2人の号です。
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トラックバックテーマ 第1167回「好きなおとぎ話は?」

こんにちは!FC2ブログトラックバックテーマ担当藤本です。今日のテーマは「好きなおとぎ話は?」です。好きなおとぎ話、私は「鶴の恩返し」ですあの切ない思いやりに小さい頃、胸を鷲づかみされたことを覚えております。地味におとぎ話ってせつなーい話が多いですよね。明るいお話もありますが、私はなんだか切ない...
トラックバックテーマ 第1167回「好きなおとぎ話は?」


すみません、いっぱいありすぎてひとつに絞れないので(^ ^;)、
子どもの頃から大好きで何度も読んでいるお話を、思いつくままに列挙してみます↓
はい一気にいきますよ~(・▽・)ノ☆

・「一寸法師」…お椀の船・箸の櫂・針の刀の三種の神器が好き。
・「浦島太郎」…竜宮城に行きたい。
・「瓜子姫」…ぞくっとするけど、たまに読みたくなる。
・「笠地蔵」…この夫婦のようでありたい。
・「かちかち山」…エグいけど好き。
・「瘤取り爺」…鬼たちが愉快。
・「さざれ石」…浄土は、お月様、あなた様です。
・「さるかに合戦」…連携作戦のすばらしさに拍手。
・「舌切り雀」…雀のお宿に行きたい。
・「酒呑童子」…切ない話。
・「力太郎」…主人公3人の奇抜さが好き。
・「鉢かづき」…和風シンデレラ。
・「花咲爺」…ここ掘れワンワン。
・「ぶんぶく茶釜」…狸の恩返し。
・「わらしべ長者」…次から次へと等価交換していく様が、軽快なリズム感があって楽しい。

・「赤ずきん」…道草しないようにしましょう。
・「狼と7匹の子ヤギ」…狼のお腹からみんなが出た後、縫うという発想がシュールで好き。
・「3びきの熊」…食べ物がおいしそう。
・「3びきの子豚」…れんがの家いいなぁ~。
・「ジャックと豆の木」…巨人vs小人。
・「白雪姫」…姫を森で見逃してくれた家来の人がすっごく好き。
・「シンデレラ」…ガラスの靴を履く場面でいつもドキドキ。
・「長靴をはいた猫」…できる猫の話。
・「眠り姫」…お城を茨が守るというのが好き。
・「ハーメルンの笛吹き男」…笛吹き男をなめるなっていう話。
・「ブレーメンの音楽隊」…実はブレーメンまで行ってない(^ ^;)。
・「ヘンゼルとグレーテル」…女の子をなめるなっていう話(笑)。

他にもイソップ寓話とか、千夜一夜物語とか、中国の故事とか、
メルヘンとか、フェアリーテールとか、大好きなお話はいっぱいあります(*^-^*)。
どれも、何かの拍子にふと読み返したくなるのが不思議。

そういえば、アニメ「まんが日本昔ばなし」が1日だけ復活するらしいですね。→こちら
4月10日の夕方が楽しみだ~vvv


※クリックで大きくなります
↑机を片づけていたら出土した、ずいぶん前に描いた茨木童子。
賊の副首領で、酒呑童子の養い子で、女房役で、相棒。この鬼と酒呑の微妙な間柄がなんか好き。
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ゆさ

Author:ゆさ
飼い猫に熱烈な愛をそそぐ本の蟲
歴史やアートも溺愛中
*twitterにも出没なう。→こちら

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