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ああ文化その7。

2011.04.03 23:54|文化・美術
山種美術館の「ボストン美術館浮世絵名品展 錦絵の黄金時代-清長・歌麿・写楽」と
府中市美術館の「江戸の人物画 姿の美、力、奇」展をはしごしてきました~(^▽^)☆

浮世絵名品展は、ボストン美術館の錦絵・肉筆画コレクションをまとめて見られる展覧会で、
清長と歌麿と写楽を中心に錦絵がどっさり紹介されていました!うお~大感動(≧▽≦)vvv
展示室に入ると、清長の浮世絵がどどっと出迎えてくれたのですが
わたしはまず「女三宮」に心を持っていかれました…!
たおやかで、気品にあふれた三宮でした。光源氏がくらりとくるのもわかる気がします。
歌麿の「鷺娘」が華やかでした~。踊り子の舞う表現がとても美しいです。
澄んだ空気の中、花飾りがシャンと鳴り、舞が展開されていくような…。
「難波屋おきた」の図で、おきたの名前が絵解きで表現されいるのも面白かった。
五節の行事を楽しむ子どもたちを描いた「五節句」も良かった。
歌麿は何というかあれですね…子どもを描いてもむちむちぽんぽんなのですね(笑)←何
「山姥と金太郎」の図も、コロコロとした金太郎がとてもかわいかったです(*^ ^*)。
「唐美人図」は、歌麿が中国の女性を描いているというのも意外だったのですけど
面白いと思ったのは署名(落款)です。
歌麿の絵には、画面のどこかに“歌麿筆”と筆字で署名が入っているのですが
この絵はめずらしく篆書で入れられていました。
デザインしたの誰だろう…歌麿か彫師かわかりませんが、絵心と学識の高さが伺えます。
写楽はすべて役者絵で、大首絵が多かったですね~。
「市川男女蔵の奴一平」の雲母摺が本当に美しかった!
しかし…清長や歌麿を見慣れた後で写楽を見ると、確かに奇抜に見えます(^ ^;)。
「瀬川菊之丞の傾城かつらぎ」は、写楽が描くと菊之丞もこうなる。そんな感じです(笑)。
でも「中村富三郎の宮城野」とか見ると、ああそうか、描かれている役は女性だけど
演者は男性なのだ…という、しごく当たり前のことに気付かされてハッとしたりします。
写楽と蔦重の狙いってこれなのかもしれない…。

他にも数人の絵師の錦絵がありました~。
勝川春章の「三代目菊之丞の羽子板」があまりに美しかったので
ミュージアムショップでポストカード買ってしまったvvv
鳥文斎栄之の「隅田川の船遊び」と「女三宮・衣通姫・小野小町」の三美人図も良かったです。
衣通姫とクモが綺麗☆
歌川豊国の「調布の玉川」の女性たちの色っぽいこと(*^ ^*)。
版画だけでなく、肉筆画もいくつかあって、春章の「見立琴棋書画図」が一番気に入りました~。
歌川豊春の「遊女と禿図」の遊女がかわいらしかったvvv師匠の石燕とも描き方が似ているなと。


続いて行った江戸の人物画展は、タイトルの通り
江戸時代の画家たちが描いた人物画を集めた展覧会です。
応挙、若冲、蕭白、蘆雪、大雅、祐信、華山、江漢、直武、雪信、広重、義梵…などなど
ラインナップだけでも豪華なのですが
作品内容の多彩さとレベルの高さにもびっくりしてきました。。。
とりあえず蕭白の美人図があったことに大喜びでした(人≧w≦)もう~大迫力です!!
画集とかでしか見たことないのですけど、思ったより大きくて感動しました…。
あとこれ、女性が着ている青い着物の模様が、なんか好きなのです。
山水図のような模様なのですが、着物のシワに沿って描かれてはいなくて平面的なので
着物の向こう側にもうひとつの世界があるような…うーん、うまく言えない。。。
「東王朔・西王母図」は、見れば見るほど「群仙図」の仙人たちに見えてくる…(^ ^;)。
「太公望・登竜門図」の龍が、波が、ユーモラス!まさに蕭白の龍と波だ!!(喜)

蘆雪の「唐子睡眠図」…寝る子かわゆす~vvv
「月見布袋図」の布袋様は、まるで子どもみたいなキラキラした目をしていて、素敵です。
これ前にBSの蘆雪はみだ師とびだ師で見た希ガス。凛とした静けさと滑稽さのギャップ…。
江漢の「夏月・冬月図」は…こんなこと言うと江ちゃん怒るだろうけど(^ ^;)、
まだ春信の影響がある頃の絵かもしれないなぁ~。建物も雪もふわっとして、すごく綺麗。
「王昭君図」の頃になると、だいぶ自分の絵になってきている気がします。
そして、きました、油絵の具で描いた「学術論争図屏風」。学者たちが生き生きしてます!!
(源内先生、江ちゃんと油絵を引き寄せてくれてありがとう~vvv)
直武の「西洋人物図」はめっちゃリアルで、一瞬、西洋人が描いたのかと思いました!
雪信の「西王母図」、王母様の着物に純白のラインが入ってて美しかった~☆
祐信の「高士と美人図」は、ふくよか美人に見入ってしまいます~vvv
こんな綺麗な人がいたら仙人じゃなくても振り返るよ…。
祐信のほかにも、この展覧会には色々な姿の仙人図が展示されています。
当時は仙人の絵が大流行したのだそうです。

で、最後に応挙ですが(応挙の絵が一番多かったかも…)、
恰幅の良い布袋様の巨大な像が、愛嬌があって素敵vvvメリハリのある絵で見やすかったです。
どきっとしたのは「元旦図」。初日の出に向かうひとりの武士が描かれているのですが
お日様も武士も、どちらも小さくぽつんとした姿で、
かえって惹きつけられてしまいました。。。こういう空間美、好きだなぁ…。
そして順路の最後にあった「波上白骨座禅図」これもでっかいです!!
ってか応挙、この白骨はやっぱり見て描いたんだろうか…応挙のことだから見たかもな…すご。

19日から始まる後期展示で、春信や若冲や探幽や応為の肉筆画が登場するそうなので
後期も見に行きたいと思っていますvvv
そしてそして、早く見たいよぉ蕭白の寒山拾得図~~!!!ヽ(>w<)ノ


奇想の画家たち。※クリックで大きくなります
蕭白(左)と蘆雪(右)。最近この2人が気になっています。
背景の虎図は蘆雪のですがまるで猫みたいですよね。画面に散らばっているのは2人の号です。
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テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル:学問・文化・芸術

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Author:ゆさ
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