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昨日から『若冲ミラクルワールド』を観ています。(NHKのBSプレミアムで4夜連続)
とりあえず「第1回:色と光の魔術師」「第2回:命のクリエイター」を観たのですけど、
あの動植綵絵がふんだんに紹介されて、すでに満腹状態です。
うはぁ~眼福だぁ(≧▽≦)☆

高性能カメラで拡大された若冲の絵は、とにかく驚くことがいっぱい。
数ミリ単位で引かれたラインとか、裏彩色を使った遠近感とか、白と黄土だけで表現された金とか。
若冲の描く鶏のとさかには、赤い点が1500個も入れられているそうです。。。
もはや苦行。これを成し遂げてこその若冲芸術というわけですね。
(しかし描き入れた若冲もすごいけど、数えた人も充分すごいと思う)
一番詳細に紹介されていたのは、やっぱり「群鶏図」でした。
13羽の鶏が画面いっぱいにごちゃごちゃといる、カラフルなあの絵です。
あの絵が迫力あるのって遠近感がないからかなぁ~と漠然と思っていたのですけど、
番組でもそこが強調されていました。
写真のように遠近感がある絵ではなく、肉眼で見た…網膜に写った鶏をそのまま並べて描いたら
「群鶏図」になったんではないかな…。
(セザンヌがテーブルにリンゴ並べて描いた絵みたいな感じに)
あと、若冲の鶏はたまに、ありえないよって感じの体勢で描かれていることがありますが
専門家の先生によると「骨格としてはありえるポーズ」とのこと。
たぶん、若冲は自宅庭に放った十数羽の鶏を何年も観察し続けているうちに
わたしたちが見たことのないポーズをする鶏を見たんじゃないかと思う。

あと、三尊画像と動植綵絵が相国寺内に飾られた様子がCGで再現されていました!
うおぉ~~これめっちゃ贅沢な空間ですよ!!(*゚▽゚*)☆
30幅ぜんぶ並べられていたら1日中見ていられますvvvこれぞ極楽浄土と森羅万象…!!
(というか、この番組見ていたら動植綵絵をもう一度間近で見てみたくなってきました。
2年前の皇室の名宝展で見たときは、気付かなかったことばかり紹介されるので…。
うああぁなぜもっと勉強して見に行かなかったんだ自分(悶)orz)

若冲が植物や動物を、季節や生息地に関係なく1枚の絵の中に一緒くたに描いていることに関して
番組は「若冲にとっては何もかもが同じ物なのではないか」と定義していて
ああそうかもなって思いました。
植物も動物も生き物の命はすべて等しいものだと。
そして、とにかく描きたいと。この世のすべてを、見たままに細かいところまで描き尽くしたい。
とか、そんなことを考えていた人なんじゃないかな~と観ながら思っていました。
番組ナレーションで動植綵絵は「生き物の曼陀羅」という言い方がされていました。
ほほぅ言い得て妙な。。。

ところで、番組ナビゲーターの大野智くんが目をキラキラさせて若冲の絵を見ている姿が
とても楽しそうで微笑ましかったです(笑)。
ほんとに若冲が大好きなのだなぁ。
ハイビジョンカメラで動植綵絵を拡大して見ながら「やべぇおれ寝不足になる」と言っていたけど
あの気持ち、わかりすぎるくらいよくわかります~(*^ ^*)。
わたしも若冲の絵とあの機械を目の前に置かれたら数日徹夜できる自信がある。

さてあと2回。若冲の屏風絵と水墨画が登場するようです。明日と明後日が楽しみ☆


本日のお絵かき↓
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伊藤若冲。生きている間中、絵を描くことにしか興味を示さなかった京都の人。
背景は群鶏図です。
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