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七リーグ靴の歩き方。

お盆がつつがなく終わりましたー。ご先祖様たちも無事にお送りできました。
忙しかったけど、毎年この行事を終えるたびに何だかしんみりします。
夏もあと半分だなぁという感じがしてくる。


ところで話は変わりますが、本日はダイアナ・ウィン・ジョーンズ氏の誕生日だったというのを
twitterでRTが流れてきたのを見て思い出しました。
ので、さっきまで『魔法使いハウルと火の悪魔』をパラパラと読み返していました。
過去にさんざん読んでいる本ですが、今でもすごく面白いと思えます。
七リーグ靴でソフィーとマイケルが行ったり来たりする描写と、
ペンステモン先生がソフィーの力を指摘するシーンと、
酔っぱらって帰ってきたハウルがベッドで寝ようとしてベッドに逃げられるシーンが
何度読んでも好きだ。

ジョーンズ氏の書くキャラクターは一見、頭のネジが外れている人たちだらけのような感じですが
その中にきちんと筋道立った考えがあって、みんなそれに従って動くから
ストーリーが全然脇道にそれないのかなぁと思います。
まるで、七リーグ靴であっちこっちに場面が飛ぶみたいな感じにぐちゃぐちゃだったストーリーが
ラストになると一気に(しかも手際よく)まとまって
1000ピース近いパズルを完成させたときのような、大きな爽快感が読後にあるのです。
『ハウル』を初読したときに、読後のあの独特の気持ちよさが癖になって
彼女の本にめちゃくちゃハマったんだよなぁ…。
ほかに好きなのは『呪われた首輪の物語』『七人の魔法使い』『魔法の館にやとわれて』
『魔法!魔法!魔法!』です。どれもすごくオススメ☆

あと、彼女の絶筆が来年徳間書店から刊行されるそうなので、そちらも楽しみにしています。


誕生日といえば、先日『ぐりとぐら』に関する本をパラパラとめくっていたときに
挿絵担当の山脇百合子氏の誕生日はわたしの誕生日の次の日だ、というのを発見して
とてもハッピーな気分になりました☆

今まで自分の誕生日を紹介するときは「わたしの誕生日はドラミちゃんと同じ」という風に
言っていたのですけれども、
これからは「さらに山脇百合子氏の誕生日の前日です」というのを
付け足してみたら面白そう、とか思ってみたりした。
(ついでに言うとうちの母の誕生日は森茉莉氏&白洲正子氏と同じ日だったりする)


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鳥山石燕と子鬼マンガその5。4はこちら
先生と子鬼くん、外出してみました。場所は隅田川沿いのどこかです☆
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テーマ: 児童書 | ジャンル: 本・雑誌