祈れば帰れる単純なもの。
柏葉幸子さんの『帰命寺横丁の夏』を読みました。小学五年生のカズが、夏休み前のある夜、自宅の縁側からふらりと現れた着物姿の女の子を目撃するところからお話が始まります。彼女は信夫あかりという名で、カズの学校のクラスにもするりと溶け込んでいて、クラスメイトたちも前から彼女を知っているようで、カズだけが彼女を知らないのでした。たてわり学級での昔の町名調べがきっかけで、自分の家のあたりが「帰命寺横丁」と呼ば...
猫・本・歴史・アートなど、好きなものやその日考えたことをそこはかとなく書きつくります。つれづれに絵や写真もあり。
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