個人的に楽しみにしていたのが、「初恋の頃」~☆
手嶌葵ちゃんの『コクリコ坂から歌集』に浩子さんが提供した曲です(^ ^)。
(浩子さんはその歌集の作曲に全面的に参加しています)
編曲がフォークソングっぽくて、映画の雰囲気が出ていて良かったです。
これ、映画の背景である60年代に流れていたとしても、あんまり違和感ないんじゃないかな…。
フォークといえば、1曲目に収録されている「さよならDINO」も何となくフォークっぽい雰囲気。
ちょっと懐かしい失恋ソングみたいな感じの曲です。
歌詞にはジュラ紀とか白亜紀とか出てきて、そこは「何せ谷山浩子だから」っていうか、
まぁその、相変わらずのスケール感なんだけど。
「何かが空を飛んでくる」。冒頭だけ聴くと、いつものカオスっぽい曲かなと思ったのですが
最後まで聴いたら思っていたほど破綻していなくて、綺麗にまとまっていて意外でした。
(なんかこう書くとダイアナ・ウィン・ジョーンズの小説みたいだ)
銀河の青いサバ、わたしのところにも飛んできて欲しい。
あと、「のらねこ」「おうちでかくれんぼ」が楽しい歌です~♪
どちらも、絵本かミニドラマを1本見たな、という感じがしました。
浩子さんは絵本みたいな歌を作るのが本当にうまいなー。歌で物語をひとつ作っちゃうんですよね。
「KARA-KURI-DOLL」と「SHADOWLESS」。くろ!この2曲、くっろー!!
特に「SHADOWLESS」、ここまで純黒な歌って「きれいな石の恋人」以来じゃなかろうか…。
こういう歌がするっと出てくるから浩子さんって侮れない人だわ。
彼女が作る黒い歌の黒さって、いわゆるグロさとか気持ち悪さとかじゃなくて、
ガラスや水晶が音もたてずに静かに壊れていくような、そういう黒さだと思う。
少年や少女のマイナスのパワーで世界が滅亡するというのは、
かの地球滅亡三部作をはじめ、浩子さんの作品の中でわりと多く見られるモチーフでもありますね。
澁澤龍彦のドラゴニア・ワールドの世界観と似ている気がする。なんとなく。
「わたし帽子」、切ない曲。。。
涙が出るとかじゃなくて、ただただ切ないです。目を閉じて聴いてしまう。
『翼』収録の「星より遠い」に、どこか通じる雰囲気があるような気がします。
お別れしちゃってもう会えないっていう歌なんだけど、歌の世界に漂う空気はぽかぽかしている感じ。
「きみのともだち」も切ないです。『トイ・ストーリー』が好きな人は好きになれる歌かも。
アルバムタイトルにもなっている「夢みる力」と「NANUK」は純白な歌だ…♪
「NANUK」の良さは、感情やメッセージがあからさまに歌われていないがゆえの良さというか、
テレビや写真でよく見るホッキョクグマの姿をそのまま歌っただけ、というところが
やっぱりすごく心に響くんじゃないかな…。
平易な言葉って綺麗ですよね。
今年の「猫森集会」、結局行かなかったなぁ。来年は行こうかな。
というか、芸術の秋ですし、どこかへ音楽聴きに行きたいです。
とりあえず来月上野でやるオペラ『古事記』はチケット買ったんだけど
よく考えたら着ていく服がなかったあぁ買いに行かねば!
あと庭園美術館がリニューアルクローズ前に夜間開館やるらしくて、職場の人に招待券もらったから
こっちも行くの忘れないようにしよう~。
東洋文庫ミュージアムも明後日からリニューアルオープンだから行きたい。
それから、読書週間にあわせて始まる神保町ブックフェスティバルも行かねば!
あのお祭いつも人がいっぱいで道とか超歩きづらいけど、もー楽しくてたまらない!!
↓本日のお絵かき

吉備真備と井真成。唐の国にてお勉強しながら散策中の図。
シリーズ本編が色々と忙しくて、
せっかく唐にいたのに観光で町中巡りとか全然やってなかったなぁと思って描いてみました。
何を話しているのかな…。
そういえば、西北大学が「西安で井真成墓誌を発見した」と世間に公表した日から
先週の10月12日で丸7年目ですね。
*遣唐使のイラスト記事一覧はこちらです*
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皆様いつもありがとうございます(^-^)/☆
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