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ゆさな日々

猫・本・歴史・アートなど、好きなものやその日考えたことをそこはかとなく書きつくります。つれづれに絵や写真もあり。


アカネちゃんが泣くと僕は行かなくっちゃならない。

  1. 2011/10/20(木) 23:05:20_
  2. 絵本・児童書
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そういえば今月のMOEをまだ見てなかったと思って書店に行ったら、
『ちいさいモモちゃん』の特集号だったので速攻でレジに持っていきました☆
ひゃああぁ表紙の人形絵とか、菊池貞雄や伊勢英子の挿絵とか超懐かしいなあぁ。
直筆原稿の写真とか、赤ちゃんの絵本シリーズや民話集についても細かく載ってる…!
これらの本に出てくる人たちはみんなやさしくて、わがままで、はねっかえりで、残酷で、
愛くるしくて好きだー。

松谷さんの絵本や小説や民話集は、大好きでたくさん読んでいるのですけど
『ちいさいモモちゃん』は、物心ついて字が読めるようになってから
初めて自分ひとりで最初から最後まで読み通した本で、
そういう意味でもものすごく思い入れのある本だったりします。
何気ない日常風景が多くて、少々エブリデイ・マジックの要素も入っているのに
本から立ちのぼる匂いというか手触り感が、子ども心には結構強烈なインパクトでした。
『モモちゃん』の日常描写って、地に足がついている、というよりも
地べたを這いつくばっている、と表現する方がしっくりくるような気がする。
モモちゃんが「お医者さんごっこ」でキュウリを糊まみれにしたり、
プーがモモちゃんに会いに保育園に行く動きが鉄砲玉のようだったり、
マコトちゃんがアカネちゃんの家に泊まりに来て、お風呂でこっそりいい匂いのする石鹸使ってたり
死神と和解したママがビールで乾杯してたり、
狼になったパパとアカネちゃんの再会シーンでクリームパンが出てきたり、
そういうひとつひとつの描写からいちいち生活臭がするのです。
リアルさとか生々しさという点では松谷作品の中で随一なのではなかろうか。

そして、シリーズの前半はきょうだいの上の子が主人公で、明るくて活発な子として描かれて
シリーズ後半になって上の子がある程度大きくなってしまうと今度は下の子が主人公になり、
明るくはあるけど少々陰を持った子として描かれるのは
「直樹とゆう子の物語」にも通じると思う。
あのシリーズでも、最初の2冊は直樹が主人公で、残り3冊はゆう子が主人公だったよね。
しかし、松谷さんの描くお兄ちゃんお姉ちゃんキャラって
何故ああもかっこいいんだろう…。
屋根裏部屋から消えてしまったダンボール(正しくはその中味)を探し出してくる直樹と、
「なきむしアカネの涙をためて、クジラの赤ちゃんをかうわよ!」と言ったモモちゃんは
本当にかっこいい。

そういえば『ふたりのイーダ』を読んでいたとき、歩く椅子とイーダの関係って、
モモちゃんシリーズにおけるアカネちゃんとクジラの子の関係に近いような気がする…と思ったのを
今ふと思い出しました。
ただ、アカネちゃんにはクジラがいたけど、歩く椅子にはイーダがいないという点で
両者は決定的に異なるのだな…。
人間ではない何かが誰かを見守っている(または強く想っている)という部分も
松谷さんのお話によくある定番パターンだなあという気もしなくもない。
『龍の子太郎』における龍の子太郎とお母さんの関係もそのパターンのひとつかも。

モモちゃんの本は小学生の時以来、本棚に仕舞いっぱなしになってしまっていますが
読み返したい熱がふつふつと再燃してきています。
シリーズ1冊目の本はすっかりボロボロだけど、出してこようかなぁ。


↓本日のお絵かき
唐の空の下その2。※クリックで大きくなります
玄と阿倍仲麻呂。
本編でありそうでなかったツーショットかも。正反対な性格ですが仲良しさんな2人です。

玄ちゃんが持っているのは密教法具の諸尊仏龕。たぶん自分で作ったもの。
(この時代のお坊さんはみんな器用でした)
実物は指先でつまめるほど軽くはないと思いますが、うちの子なら持てるかなと(笑)。
*遣唐使のイラスト記事一覧はこちらです*
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テーマ : 児童書    ジャンル : 本・雑誌

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歴史やアートも溺愛中
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