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2011-12-30(Fri)

ごきげんよう旧年、初めまして新年。

昨日から我が家は家族総出で大掃除です~。
家中にワックスかけてモップで磨いて、窓や棚を拭いてカーテン丸洗いして
肩と腰がばりばりいってます。うおぉ疲れたよー。
年賀状も何とか描き終わってホッとしています。良かったぁもう本当に間に合わないかと思った…!
明日の大晦日は朝からがっぽりお正月用品のお買い物をして、午後はお節作ります。
新しい年が近づいてきますね。

今年も色んなことがありました。
リアルでは友達の結婚式でフィーバーしたり、イラストコンペに出品してみたり
リストと日本画と浮世絵とオペラと能とフェルメールとピーターラビットで大騒ぎしたり、
京都&奈良と伊香保と花巻&遠野と大阪でやっぱり大騒ぎしたり、
『コクリコ坂から』と『蛍火の杜へ』を観に行ってキュンキュンしたり、
アナログ放送終了とサッカー日本女子代表と小笠原&平泉世界遺産登録と皆既月蝕に興奮したり、
3月のあの日と計画停電とガソリンスタンドの車の大行列にあたふたしたりと
色んな意味でバタバタしつつも充実した1年でした。

ブログ上では、有難いことにカムバックコールをいただいた奴らの連載をしてみたり、
敏腕絵師様たちに超美麗イラストを描いていただいたり、僭越ながら描かせていただいたり
ブロともさんとお会いしてお出かけしたりご飯食べたりおしゃべりしたり、
素敵バトンに回答したりと、昨年同様とても充実していました☆
拍手やコメントもたくさんいただき大感謝ですー皆様いつも本当にありがとうございます!
twitterもやり方がわかってきて、中継とかリアルタイムのやりとりができて
どんどん面白くなってきています。

あと、いつものことですが読書やお絵かきもたくさんやりました。
色々と調べながら、歴史上の人たちのあれこれを追想するのはとても楽しかったです。
ちょっとそろそろ何か連載を始めたいなーと思っていますが予定は未定です。
たぶんまた誰かを追想する話を描くかなぁ…。
来年も昔の人々に思う存分いれあげる年になると思います。

本年の更新は本日でおしまいにします~。皆様どうぞよいお年をお迎えください。
来年もよろしくお願いいたします☆

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theme : ひとりごと
genre : 日記

2011-12-28(Wed)

アートコミュニケーション。

ちょっと機会がありまして、職場で行われたアートコミュニケーションに参加してきました☆
参加メンバーは学芸員さん1人+4人の鑑賞者で、
一枚の絵を何の知識もないまま(作者、タイトル、描かれた時代も一切!)見て、
これはああ見える、いやこういう場面ではないか、あそこに描かれてるあれは何だろう、
この絵の作者はこういう目で作品世界を見ているのでは…?などなど
思い思いに語り合うというものです。
今回、学芸員さんが選んだ絵は全部で3点あり、どれも最近発表された現代アートです。
なまじ昔の絵を出してくると予備知識が出てきてしまう可能性があるとのことで、
知る人ぞ知るという絵を選んでみたとのこと。

で、スクリーンに大きく投影された絵について全然わからないまま、順番に鑑賞スタート。
(わたしがわかったのは3枚目の奈良美智さんだけだった)
しかしいざ始まってみると、わからないことなどちっとも気にならずに
みんなでわいわい色んな事を話せてすごく面白いです。
おかあさんと子どもたちを描いた絵では「家族写真かなぁ」「そっぽ向いた男の子が気になる」
「服装が一昔前だよね」「オーダーメイド?おかあさんの手作り?」「お揃いで作った感がある」
ちょっと童話的な要素のある絵では「夕焼けかな」「いや朝焼けじゃない、だって月が白いし」
「背景の山がイギリスっぽい」「後ろの女の人誰だろう」「これさ、映画のポスターっぽくない?」
おまるに座った子がこちらを振り向いている絵では「かわいい」「いや生意気そう」
「この子マイペースそう」「でもやっぱりかわいいよ」「こういうTシャツ欲しいよね」
などなど、感想や意見がとめどなく出てきて、ほとんどノンストップで進行していきまして。。

誰かが何かを言うと、それを受けて次の人が「じゃあ、こうかな」と話し出して
また他の人が別の見方を示したり、その話を聞いてみんなで笑ったり考え込んだりして
(中にはストーリーまで作ってしまう人もいた)
それらを学芸員さんにまとめていただきながら、テンポ良く鑑賞が続いていくのが
とても気持ち良かったです。
「わたしね、こう思うの」「あ、わたしも!」と意見が合うのも楽しいですけど
「こうかな」「いやこうかもよ」と違う意見が出てくるのも、
色んな絵の見方ができて興味深いですね。
今思えば休憩やコーヒーブレイクも全くとらなかったのですが、
わたしも他の人も、あの時間が本当に楽しくて、それどころではなかったように思います。
(むしろ休憩したら雰囲気が壊れてしまうんじゃないかという気がするくらいだった)
で、時計を見るといつの間にか2時間以上経っていて、「えー!」とみんなで叫んだわけで。

結局最後まで3点の絵のタイトルも作者も聞かなかったのですが、
(現代アートなのでたぶん今もご活躍中の作家さんの作品だと思う)
もうそれどうでもいいやっていうくらいお腹いっぱいになる、幸せな時間でした。
あー時間があればもうちょっとやっていたかった…。
と思っていたらそれはメンバー全員もそうだったみたいで、
「またやろう!」「絶対やろう!!」と盛り上がって終わった。

年の暮れに、本当に面白くて貴重な体験をさせていただいたなぁと思っています。
絵を見て感じたことを言うだけで充実した時間が過ごせるっていいなぁ…。
いやでも、本当に楽しかった!マジでまたやりたい!アート鑑賞って大好きっ☆

theme : art・芸術・美術
genre : 学問・文化・芸術

2011-12-26(Mon)

毛布ぬくぬく。

生きてます。
連休前から何となく不調っぽい気はしていたのですが、土曜日に喉がヒリヒリし出して
昨日の夜に38度の熱が出て「え゙ぇ!?」ってなって、熱さまし飲んで寝てたら
今夜にはどうにか下がりました。ホッ(*´▽`*)
病院に行ったら、インフルでも肺炎でもなく「ただの風邪」と先生に笑顔で言われました。はー。

いえその、言い訳するわけでもないのですけど、
最近まで忘年会が3つもあってですね…どうしろと(^ ^;)。
お酒は飲めないゆさですが、忘年会でのおしゃべりは好きなので宴席は嫌いではないです。
むしろ他の部署の人たちとおしゃべりできたり、情報交換できたりするので
いい時間だなぁとも思っています。
普段きちんと仕事している人が、堰を切ったように熱く語り出すのが面白いです。
熱すぎて近づけそうもないくらいです。
そして次の日には何事もなかったかのようにきりっと仕事していて、一瞬面食らったりします。

今日も柚子茶にはちみつ入れて飲んで、あったかくして寝ます~。
(しかしこの季節になると風邪ひいてなくてもオフトンから出られなくなるよなぁ…)


もっふり。
母にゃんこが妹のベッドで熟睡していたところをパチリ。毛布に埋もれています。

ぬくぬく。
正面から見るとこんな感じです。ほんとに埋もれてる。

ふにゃ~。
上から。ぺったんこ。

そして、この毛布の隣には羽毛布団が2つにたたんで置いてあるのですが、
その中には↓
寒いから開けないでよ。
姉にゃんこが入り込んでいました。
この子は冬になるとよくここにいます。羽毛布団の間ってあったかくて気持ちいいもんね。

theme : 猫写真
genre : ペット

2011-12-23(Fri)

Holy and Lively Night。

ちょっと早いですが、今年も家族でクリスマスパーティやりました☆
(みんなの予定が合う日が今日しかなかったので)
ケーキと、オードブルと、フライドチキンをもりもり食べてすげぇお腹いっぱいです。
あと母親がクランベリー炭酸水を買ってきたので、開けたらポン!といい音がした。

ちなみにケーキは、毎年スポンジだけ買ってきて作っています。
生クリームをホイップして、フルーツを乗っけて、好き勝手にデコレーションします。
クリームは、いつもは祖母の家から電動泡立て器を借りてきてホイップするのですが
今年はすっかり忘れてしまっていて、ふつうの泡立て器で手動で行うことに。。。
クリスマスソングのBGMでテンション上げて、姉弟3人で交代しながらシャカシャカかき回して
1時間後にどうにかこうにかホイップ完了…。
電動は偉大ですねミスター・エジソン。

手作り感もりもり。
今年の習作☆
お皿は、毎年クリスマスの時期にだけ出すものを使っています。

いちご!!
フルーツとクリームだらけでもう何が何だか。
粉砂糖がなくて、代わりにグラニュー糖をふりかけたら雪っぽくなりました。ホッ。

そういえば去年、妹が大阪のクリスマスマーケットで
シュトーレンを買ってきてくれたので食べましたが、あれ粉砂糖がかかってて綺麗だったなぁ。
ドライフルーツとバターとお酒がいっぱい入っていて、ものすごく甘いケーキなのですが
長期間の保存がきくため、焼いてから1ヶ月以上はもつのだとか。
で、食べ終わる頃にはどうなるかというと、「春がくる」のだそうです☆
いいなー。


本日のお絵かき↓
仲良し☆※クリックで大きくなります
サンタクロースと冬将軍。
仕事の時期が重なっている彼らがもしも友達だったら…と思って描いたもの。
服の色は、クリスマスなので赤と緑にしてみました。
左は少し前に描いたミュラのニコラウスです。この時期だけ髪を束ねてサンタコス仕様。

しかしあれだな、クリスマスの時期に街角でサンタやトナカイの格好をして
働いている兄ちゃんたちというか、そんなノリの絵になったな…。
そしてどう見ても、将軍の方がサンタの仕事に付き合わされているような気がする。
*ブログ内のイラスト記事一覧はこちらです*

theme : 日記
genre : 日記

2011-12-21(Wed)

イエローイエローハッピー。

瓶詰め。
わが家では今年も柚子はちみつ作ってますよー☆

ぎっしり。
庭の柚の木から柚子をどっさり取って、薄くスライスしてはちみつの瓶に詰めて
冷蔵庫に入れて数日経つと、
たっぷりのはちみつが柚子にしみこんだ、甘酸っぱい柚子はちみつのできあがりです。
母が毎年作ってくれるのですが、ほんとにおいしくて飽きが来ません。
母や妹はヨーグルトに入れたりパンに塗ったりして食べていて、
わたしは紅茶やほうじ茶に入れていただいています。
紅茶に砂糖を入れるのは苦手ですけど、はちみつの甘さは好きー☆
(風邪をひいたときも、薬じゃなくはちみつを食べて喉の痛みをやわらげたりすることが多いです)

いい香り。
しかし一体いくつ作る気なのですか母上…(^ ^;)。
クマのプーさんがうちに来てこの瓶詰めを見たら、1日で全部すっからかんにしそう。

柚子の香りにつつまれていると気分が落ち着きます~。
もともと柑橘系の香りが好きなので、柚子や蜜柑がおいしいこの季節は幸せいっぱいです。
こたつにほうじ茶とみかんを置いてテレビ見たり作業したりしているときが至福タイム。

あっそうだ、今日、日本橋高島屋で吉岡幸雄さんの「王朝のかさね色」展を見てきたのですが
(目当ての蘇芳かさねが見られて超感激だった…!思っていたより小さな着物だったけども ^ ^;)
四季折々、色とりどりのかさねの和紙が貼られた屏風のなかに
黄色や山吹のかさねもいくつかありました。
黄色って、太陽や日光を連想させるせいか、何となく春から夏にかけての色のような気もしますが
よく考えれば寒い季節にはススキや黄葉や柚子があるわけだから
秋や冬に黄色のかさねがあっても別に違和感ないよなぁ…とか、展示を見ていて思いました。
あと、吉岡さんの染色ってわりと原色に近いような気もしますけど
全然しつこくなくて、日本画に使われる絵の具のようなやさしい色をしていてステキです。
(そういえば『源氏物語』で玉鬘が着ている着物が確か山吹のかさねだったような。
彼女には山吹色がよく似合うと思う)

明日は冬至だからお風呂に柚子入れたいなぁ~。
柚子湯に入った後はお風呂から出てもしばらく体がポカポカしているし、
おハダもしっとりするので幸せになれます(*´∀`*)。君よ知るや柚子のお風呂。
(そして明日はあの人の命日でもあるから思いを馳せようと思う)

「今日はしも柚湯なりける旅の宿」高浜虚子


あともう少し…。
描き描き描き描き。
何とか25日までには出したいです。がんばります。

theme : 写真日記
genre : 写真

2011-12-19(Mon)

蔵が深い。

戦利品。
山種美術館の「ザ・ベスト・オブ・山種コレクション展」に行ってきましたー。
美術館が所蔵する作品群から選りすぐった作品を一挙に展示する企画です。
イメージ的には選抜展という感じかな。
内容があまりにステキすぎて図録買う予定なかったのに買ってしまったよね…ああもう…!

宗達&光悦ゴールデンコンビの和歌短冊帖の、デザインセンスと書の美しさがたまらんです。
宗達は、どちらかというと「絵」よりも「デザイン」を重視するところがあるせいか、
この短冊に描かれた植物も絵というよりは着物の柄のように見えました。
画面からはみ出さんばかりな構図は風神雷神図みたいで面白いなぁと思う。
絵の具で書の文字が隠れている部分が少しあるのですが、
きっと見る人が見れば何の苦もなく読めるだろうから、たぶん問題ないんだろうな…。
逆に岩佐又兵衛の「官女観菊図」の花たちはすごく細かくてきれいです。
大きな菊も、女性たちの着物の模様も、思い切り顔を近づけて見入ってしまいました。
作品にここまで近づいて見られる環境を整えてくれるのはこの美術館のいいところだと思う。

そして!一番、いちばん見たかった春信の「梅の枝折り」、ぎゃーっマジかわいいぃぃ!!!
女の子と従者の線はめっちゃくちゃ細いくせに梅の枝はきちんと描いてあるとか、
女の子の着物の柄が竹に雪だったりとか、裾からちらりと足首が覗いていたりとか
地面の草履がひっくりかえっているとか、いちいち芸が細かいです。
いやそんなことよりも(!)、こういう何気ない日常風景を
動きや息づかいまで感じさせるように描く春信はやっぱりステキだなぁ~と思った。
すごく危なっかしい光景の絵なんだけど、危機感ではなく微笑ましさが出せる人なのだなと。
…ええとダメだ春信を前にすると頭の中がシンプルになって、何を言えばいいかわからなくなります。
わたしほんとに春信が好きなんだなーと改めて実感することになったというか。

また、隣に並んでいた歌麿や広重や写楽の絵も楽しんできました。
中間色で塗られた歌麿の美人や写楽の役者絵も良かったけど、
広重の青のところで目が覚める思いがした。
そして北斎の富士は、どの富士を見ても彼自身を描いているような気がします。
酒井抱一が植物を描くと、絵筆のあとが全然見えないからか
絵ではなく切り絵のような印象を受けます。ものすごく細い切り絵。
今回の「秋草鶉図」も、華奢なススキがきれいでした。そして相変わらず空間の使い方が絶妙。

大観の燕山図をじーっと見ていると、山が緑に建物が赤に見えてくるから不思議。
「心神」の富士もそうですな。凝視していると青い山に見えてきます。
前から何となく思っていたのですが、水墨画を見るのと能を見るのって似ていると思う。
自分の知識やイメージや記憶からあらゆるものを引っ張り出して脳内で補完をするから
白黒がカラーで見えたり、舞台にない山々や桜や星空やススキ野原が
見えたりしてくるんじゃないかな…。
大観の水墨画には大胆でダイナミックな部分とリアルで緻密な部分がありますから、
余計に色彩をイメージしやすいような気がします。

竹内栖鳳の「班猫」、かーわーいーいー!!
キャラクター化されたかわいさではなく、あくまで「猫好きな人が描いた猫」みたいな
作風がまたいいなぁと思います。
「栖鳳は沼津の八百屋さんでこの猫を見かけて、絵心をかきたてられたので譲ってもらって
京都の家でひたすら観察しまくってこの絵を描いた」というようなエピソードが
キャプションに書いてありました。
なにその、ニワトリを庭に放って観察しまくって描いていた伊藤若冲みたいなエピ(笑)。

松岡映丘の「春光春衣」、すごく、すごーく、明るい絵です☆
薄暗い館内の、そこだけ、光が燦々と溢れているような気がした。
春の日差しとあたたかな日和を題材にしているだけで、十分明るい絵になっているのですが
女性たちの着物のかさねと、画面にたくさん描かれた桜がより一層明るさを演出していました。
王朝がテーマになっている絵は華やかでよいですな~。

上村松園「牡丹雪」の雪が○ではなく大きな雪の結晶の形で描かれていて、
いかにも牡丹雪という感じがして面白かったです。
絵のテーマは冬ですが、女性の着物の赤と口紅だけがすごく鮮やかで目を引きます。
速水御舟の「名樹散椿」が思っていたより大きくてびっくりしました。
京都のお寺にあった大きな椿の木がモデルになっているそうです。
(現在はすでに枯れて2代目の木が生えているとか)
うねうねっとした幹が弾力を連想させるせいか、咲き誇る椿がかなり重たげに見えました。

小堀鞆音の那須宗隆(与一)もかっこ良かった!!
中学の古典の教科書で読んだ「扇の的」のイメージが脳内にぶわっと湧いてきました。
源平両軍が対峙する屋島の海で、緋扇を射落とすことになった与一が故郷の神仏に祈る文句。
「これを射損ずるものならば弓切り折り自害して、人にニ度面を向かふべからず。
今一度本国へ戻さんと思し召さば、此の矢はづさせ給ふな」
烏帽子にぎゅっと締めた白はちまき姿が凛々しいです。うおお与一~~~!!
(ちょっとこの絵の与一の後ろ姿はかなりの坂東武者っぷり(当社比)でしたので、
今後何か白いものを身につけた絵をわたしが描いていたら
こいつまだ白はちまき萌えしてやがるよとか生暖かい目でスルーしてやってください)

古径の「清姫」シリーズからは「寝所」と「日高川」と「入相桜」がありました。
どの絵もぼかしの効果のせいか夢か幻でも見ているような気分になってきます。
彼の描く清姫ってまるっこいかわいさがあるなぁと思います。平安の絵巻物みたいに。
本人は「脳内イメージだけで描いた」という言葉を残しているそうですが、
無意識にその手の絵巻物のイメージが出てしまったのかな…。
そして来月から始まる後期展示にはこの清姫シリーズの別の絵が出品されるそうな。
どうしようかなぁ行こうかなぁ。
後期は春信の「柿の実とり」や御舟の「炎舞」や龍子の「鳴門」や松篁の「白孔雀」があるので
かなり気になっています…。むむ。


かわいいかわいいっ☆
美術館のカフェで和菓子も買ってきました☆今回の展覧会のオリジナルだそうです。
右は宗達と光悦の短冊帖をイメージした「秋のおとづれ」で、
左は古径の清姫がモデルの「きよひめ」です。
菊家さんのお菓子はやわらかな色合いとみずみずしさがいっぱいで、見ているだけで癒される…。
食べるのがもったいないです。食べましたけど。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2011-12-17(Sat)

マグレガー農場の木戸を抜けて。

西武ギャラリーのピーターラビット展に行ってきました~☆
福音館書店版『ピーターラビットのおはなし』出版から40周年記念の展覧会です。
会場そのものはそんなに広くはないのですが、
展示品が色々とツボで時間が経つのも忘れて、気がついたら1時間以上うろついていました。。
もう~ポターの動物たちってばみんな本当にかわいいよ…!!(//w//)


ピーター。 チュウチュウおくさん。 ナトキン。 ベンジャミン。 ジマイマ。 ピーターの家族。
フォトコーナーに並んでいた子たち。
左上からピーター、チュウチュウおくさん、リスのナトキン、
ベンジャミン・バニー、アヒルのジマイマ、お母さんとフロプシー・モプシー・カトンテールです。
ぎゃー!むちゃくちゃかわいい!!
特にベンジャミンのぬいぐるみがドツボでした。 も ふ も ふ ☆(←ベンジャミン大好き

入り口付近には、作者ビアトリクス・ポターの生涯やナショナル・トラストへの功績、
ピーターラビットのシリーズ本などが、壁いっぱいのブック型パネルで展示されています。
ページはめくれないとはいえ、こういう展示はテンションがだだ上がりですね。
だってどう見ても巨大な本が目の前にあるのですよ…!本じゃないけど。

もちろんシリーズ本の展示もありますー☆
1902年にフレデリック・ウォーン社から出版された『A Tale of Peter Rabbit』の初版本とか、
1906年に初めて日本語訳された『ピーターうさぎ』(なぜか農業雑誌に掲載されてた)とか、
福音館書店の初版とか、幼児向けの紙芝居とか、ムックとか、絵本とか
(「ひかりのくに」なんて見たの何年ぶり…!!)
色んなピーターラビット本がたくさん紹介されていました。
アニメキャラっぽい挿絵の絵本は、以前にビアトリクス・ポター資料館でも見ましたが
あらためて見ると何とも新鮮です(^ ^;)。
昔懐かしのヒーロー・ヒロインアニメのようなデザインのピーターって。あわあわ。

あと、ぬいぐるみや食器、時計、コイン、アクセサリー、イヤープレートなどの
様々なピーターラビットグッズの展示もあります。
実際に所有していたわけではないのに、見ていると懐かしい気持ちになるのが不思議だな~。
(子どもの頃にピーターのマグカップを使っていた経験があるせいかもしれない)
出版100周年記念の金貨がキラキラしていて綺麗でした☆

映像資料としては、かなり昔に日本で作られたピーターの人形アニメが上映されていて
絵コンテやセル画などもありました。
NHK人形劇のようなぬいぐるみがよちよち動き回る、なかなかキュートな内容です。
黒柳徹子さんが朗読した『ピーターうさぎ』が録音されたレコードも再生されていて、
会場には黒柳さんの元気な声が響き渡っていました。

あと、クリエイターさんたちが思い思いに装丁したピーターラビットの本が
ずらりと並んでいたコーナーがドツボでした☆
うわあああぁぁおもちゃみたいなデザインとかモミの木仕様とか、
ピーターの上着がくっついた表紙のとかいっぱいあるー!
こういう企画は遊び心も夢もいっぱいでわくわくします。
できることならどれかお持ち帰りして部屋に飾りたいとか思ってしまった。
(しかしブックデザインってすでにアートだな…毎年ブックデザイン展が開催される時代だしな…)

翻訳者石井桃子さんのお仕事を紹介するコーナーでは、
フレデリック・ウォーン社の人が石井さんに宛てた手紙や
(石井さんは『ピーターラビット』を翻訳するにあたり、イギリス湖水地方のニア・ソーリー村に行って
ヒルトップ農場の風景やポターの生涯について取材しているのですが、
その時に現地を案内したのがウォーン社の人たちだったそうです)、
石井さんがイギリスで買ってきた原書や、
たくさんあるシリーズ本をどういう順序で翻訳していくか書いたメモなどがありました。
石井さんが1972年6月8日付けでニア・ソーリー村から日本のかつら文庫に出した絵はがきには
「かつら文庫の小さいみなさんへ」と書いてあってほっこり(*^ ^*)。
6月だけど寒くてふるえる、月が出ると外へ散歩に出る、女王を近くで見た、などの出来事を
ひらがなを多く散文的に、しっかりした筆跡で書いていらっしゃったのが印象的でした。
「みんな元気で本を読んでいてください」と締めくくられているところでジーンときた。


Anniversary☆
戦利品。
ハンドタオルと、メモブックと、メッセージカードと、マグカップです。
マグカップの裏には名前と今日の日付をいれていただきました。ステキ記念品☆

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2011-12-13(Tue)

夜明けの夢に現れる羊。

竹下文子さんの『青い羊の丘』を読みました。

個人的に竹下さんの本は「ちょっとひねくれた爽やかさがあるけどそこが魅力」
みたいな面白さがあると思っているのですが、
今回は、これまで彼女の本を読んでいた身としてはちょっと連想しにくい文体と絵だったので
結構びっくりしました。。。文章のフォントも青くてコミック調だし…。
(と思っていたら竹下さんご本人がブログで「わたしが一番驚いた」とおっしゃっていて
つい笑ってしまった)
でもいざ読んでみると随所に、いつもの竹下文法がちりばめられているので
そこは安心して読めたのですけれども。

内容は、続いているようで続いていないように見えるけど、
時々、同じ人が出てきたり舞台がリンクしたりする、微妙に地続きのある短編集です。
主人公の「僕」が最初と最後と、あと中盤にたまに出てきます。
ん?でも、明確に同一人物として描かれているのは最初と最後だけっぽいから
わたしの思い違いなのかな…。むぅ、わからん。
そんな風に、ちょっと「くらり」とするところのある本です。癖になるかも。

「旅からの手紙」…この世界で手紙を届ける方法はステキすぎて泣けます。
ラストで出てきたパン屋さんのことは次編の「幸せのパン」で、
旅人が行った季節外れの風工場については「風工場」でわかるようになっています。
あの風工場の葡萄ジュースは飲んでみたいな~。おいしそう☆
「天使のひとやすみ」「白い羽」の天使ちゃんの、あまりの自覚のなさにはキュンときますが
それだけで終わらずに胸を締め付けるラストでまとめているのは
やっぱり竹下さんだなと思う。

「眠り野」の草原のささやきが、宮沢賢治の『やまなし』で蟹の子たちが言う
「クラムボンはかぷかぷ笑ったよ」みたいな響きに聴こえる気がしました。
(『月夜にいらっしゃい』や『黒猫サンゴロウ』を読んでいたときも勝手に思っていたのですけど
竹下さんの文章は賢治を思い出させる効果がある気がする…)
「カレイドスコープ」の、季節の時計という表現に戦慄を覚えた。
素敵なものは無限大なんだからって言ったのは『ARIA』のアリシアさんですが、
この小品に書かれていることもそういうことじゃないかと思う。
「木の葉の凧」の空のヨットを漕ぐ少年と、「冬の手品師」でブランコから消えた少女は
手に届かないものの象徴のような気がします。前者はいい意味で、後者は悲しい意味で。
「笛を吹く少年」の後半が、笛を買いに来た男の子のその後のようでもあり、
笛吹き自身の少年時代でもある風に読めるようになっていることにものすごいセンスを感じた。
竹下さんが書く過去は幻燈のようで、でも目に見えるようで、本当にぐらぐらします。
三半規管をフル活動させて読まないとのみこまれそう。

個人的に気に入ったのは「サンクチュアリ」。
桜の林の丘にある、石造りの塔のような図書館が舞台のおはなしです。
ぱたぱたと音がして振り返ったときには、本たちは棚に戻ってしまっているに違いない、という
イメージが湧いてくるような、何とも言えない心地よさを感じさせる小品でした。
あれだ。『トイ・ストーリー』のおもちゃたちが動くときの空気とか、
セーラがよく想像していた、人形のエミリーが誰もいない部屋で本を読んだり
お茶を飲んだりしているときの空気とか、そういう感じ。
ずいぶん長いこと、本と付き合ってきた人だからこそ書けるおはなしだなぁと思いました。
すべての鳥は帰る枝を知っている、というのは帰巣本能なのかもしれないけど、
あるいは自分がいるべき場所をそこと決めているということなのかもしれない。

あづみ冬留さんのイラストもとても綺麗です。
青い羊さんがふわふわのモコモコでかわいくて抱きしめたくなる(*´∀`*)。
(ところでこの羊、案内人のような存在かと思ったら、別だん、そうでもないようです)

本日のお絵かき↓
本も空を飛ぶ。※クリックで大きくなります
「サンクチュアリ」の「僕」。
ソファで寝ている人の本に葉の栞をはさんで閉じて、そっと横に置いてあげることができる子です。
いいなあ。
図書館の女の人は、描いてしまうとロマンがないのでスカートだけ。
*ブログ内のイラスト記事一覧はこちらです*

theme : 読書感想
genre : 本・雑誌

2011-12-11(Sun)

白いうさぎと赤いうさぎ。

昨夜は皆既月蝕でしたね☆
寒かったのでコートの上にねんねこ半纏を着てフード被って、ブーツを履いて
それでも寒かったので、庭と家の中を往復しつつも、欠けてまた戻るまで見ました。
月がほぼ天頂だったせいもあって、見上げ続けていると首もいたくなりますし(^ ^;)。


白いうさぎ。
欠け始めの頃。まだうさぎは白いです。

半分くらいまで欠けたあたりで、周囲の星が見え始めていることに気づきました。
実はこの1時間くらい前まで友達と外食していて
家に帰ってくるまでは「満月って明るいわー」とか思っていたのですけど、
蝕が始まったら夜が濃くなって星がくっきり見えてきて、何だかドキドキした。
ことに冬の夜空は冬のダイヤモンドがあるからすごく賑やかです。
ダイヤモンドの中の月…何て豪華な響きなんだ。

赤いうさぎ。
皆既状態です~。星も一緒に映ってくれました☆
アップの月と星を一緒に撮れるってそうそうない機会だと思う。

普段は白いうさぎが赤くなっている、って考えると何とも神秘的な気持ちになりますね。

ふたたび白いうさぎ。
戻り始めて半月になったくらいのときに撮ったもの。
オートフォーカスが仕事しなくて手動に切り替えたのですが、
それでも月の光の方が強すぎてピントがうまく合いませんでしたヽ(;▽;)ノ
虹が出てる…!
(そういえばターシャ・テューダーさんが「月の虹を見たことがある。青白くて幻のようだった」と
どこかに書いていたけれど、あれってこれのことなんだろうか…)

皆既のときはとても明るく輝いていたオリオン座やシリウスや昴が
月の光が戻るにつれてだんだんかすんでいくのが、とても幻想的でした。
どの天体よりも地球に近いということもあるのでしょうけど、改めて月の光の明るさを思いました。
-12等級だもんね…。

「戻ってきた!アー黄泉の国から月の光が帰ってきた!」(CVおっことぬしさま)

そんなこんなで大いに楽しんで見終えた後、三脚を片づけようとしたら
シャッターを切るために右手の手袋を外していたせいで手がかじかんで動かなくて(^ ^;)、
デジカメと三脚の台を固定していたネジがなかなか回らなかった。。
次回はホッカイロも常備しとこう。

TLにも月蝕ツイートがたくさん流れていて
みんな思い思いの方法で月を見たり写真をアップしたりしていて、
色んな人たちが色んな場所から同じ月を見ているというのが、とにかくものすごくwktkでした。
あー天体イベントっていいなぁ!!
来年夏の月蝕も楽しみです。

「月月に月見る月は多けれど 月見る月はこの月の月」(詠人不知)
そして今日はあの日から9ヶ月目なわけだけど、
わたしはあの日に関しては完全に時間の感覚がおかしくなっていて
もう3年近く経ってる気がしているので何だか信じられないです…まだ9ヶ月ですか…。

theme : 月の写真
genre : 写真

2011-12-09(Fri)

ただいま通信準備中。

描いてます。
年賀状なう!
小学生の頃から手描きで描き始めてずいぶん経ちますが、
年を経るごとに〆切ギリギリ&青息吐息になっていくのはやはり体力的な問題かなぁf(^_^;)。

干支にまったく関係ない絵ばかり描いているのもデフォルトです。
人物とか和物とかの趣味絵に偏りがちかも。
別に干支が苦手なわけでも、描きたくないわけでもなくて、
基本的に手の動くままに描いていると、だいたい直近の絵が影響することが多いので
自然に干支の出現率が低くなっているのかもしれないな…。
たぶん秋くらいに干支に関する動物を描いていると干支が描きたくなるんだと思う。

今のところは聖人と謡曲率が高いかな。
聖人に和服を着せるのが楽しくてたまらないです~うは~☆
何というかこう、洋装の人が、唐衣とか小袿を無造作に2~3枚重ね着している姿って
和洋が融合した色気があるような気がして、描いていてwktkしてしまいます。
(緑川ゆきさんが『夏目友人帳』のカラーなどで時々そういうイラストを描きなさるんだけど
それがとても清楚なのに何とも色っぽくて憧れてしまう)

逆に純和服の人にはルビーとかサファイヤとかトパーズとかのアクセサリーをつけるのが好き。
描いたキャラの雰囲気にもよりますが、指輪かピアスを好んでつけさせる傾向があります。
理由は↑と似たようなもので、和装の人が洋風のものを身につけているという、
やっぱり和と洋が混ざったようなのを描きたいという衝動があるせいかもしれません。
むう、こうして見るとわたしはつくづく和洋折衷が好きなのだな…。

でもいざ自分で描いてみるとどうもいい感じにならなかったりして、もっとこう
「これが『洋装に唐衣』『和装にアクセサリー』のロマンだ!」みたいな
雰囲気の絵を描くスキルを会得できるようになりたいです。

しかし毎年の例に漏れず今回も順調に遅れているので、急がないと本当に間に合わないぞこれ。。。
今日はラピュタ観てたから全然作業が進んでないや…そして明日の夜は月蝕だ…。
世の中には魅力がいっぱいですが、がんばります。

theme : イラスト
genre : 学問・文化・芸術

2011-12-07(Wed)

第1332回「好きな音はなんの音?」

こんにちは!FC2ブログトラックバックテーマ担当の藤本です。今日のテーマは「好きな音はなんの音?」です。楽器の種類は様々で歌声も音の一つだと思います皆さんは音楽を聴いていて、「この音をよく聴いてしまう。」「この楽器がない音楽はあまり好きじゃないな」という好きな音はありますか?私はピアノの音が世の中に溢れる音の中で一番好きだと最近気づきましたw自分がいい!って思った曲には必ずピアノ音が入っていたりピ...
FC2 トラックバックテーマ:「好きな音はなんの音?」


にゃんこが喉を鳴らす音が好きです。
なでなでしたり、喉をさすったりするとゴロゴロいうのがめんこくてたまりません。
彼らが幸せそうにしているのを見るとこちらも癒されますです。
にゃんこのかわいさプライスレス。

ポットからカップに紅茶を注ぐ「とくとくとく」っていう音もよいですな。
大げさですが何かすごく生きてるって感じがする。
淹れたてのあったか紅茶や緑茶を飲むときはマジ至福タイムです( ̄▽ ̄)。
はぁ~お茶飲みたくなってきた。

子どもの頃は、大きさの違うガラスのコップを並べて、水を少しずつ量を変えて入れて
親に隠れてこっそりスプーンで鳴らすのが好きでした。
キラキラ星を何とか再現しようと必死だったなぁ。
だいたいバレて怒られるのであまりやりませんでしたが、たまにやるのが楽しかったです。

洋楽器で好きなのはピアノの音ですね~♪
習っていたせいもあるかもですが、聴いていて一番落ち着く音楽はピアノ曲だったりします。
あとバイオリンとか、フルートとか、クラリネットとか、木琴とか、ハーモニカの音が好き。
和楽器なら断然、笙です。龍笛も好きですが、笙のあの、フアァーン…という音は
この世界のどの楽器を使っても表現できない気がする。
あと、シンセサイザー。センスのある音を出す人がたまにいますよねぇ。

ゲームだと、DQのレベルアップ音が好き~。
マリオがクリボー踏んづけたり、スターを手に入れて無敵になるときの変身音も楽しいです。
ポケモンの赤をやっていたときはラプラスとフリーザーの声が好きでした。
そしてルージュラの声がめちゃくちゃ笑えた。

時代劇でサムライ同士が刀を交える、あの甲高い音も好きです。ビビッときます。
手裏剣やクナイが風を切り裂いて飛んでいく音もかっこいいですね☆
女性の髪に揺れるかんざしがチリチリ言うのとか、縁側で風にそよぐ風鈴もいいなぁ~。
あ、忘れちゃいけない、ししおどし。かぽ~ん…( ̄ω ̄)♪
あと、下駄の音。子どものぽっくり下駄がぽくぽくいうのを聞くと楽しくなります。
お祭や縁日で聞こえる太鼓や銅鑼の音とか、花火がドーン!と打ち上がるのも好きだ。

音じゃないけど、鳥の鳴き声も好きです。ヒバリやセキレイはいい声してるなぁと思ってる。
疾走する馬の足音とか、クジラが海の中でコミュニケーションとるために出す声とか、
木々が風にざわめく音とか、川や海や滝の音とか、そういう自然の音は好き。
先日田んぼの近くを散歩していたら、チャプンチャプンと水の音がしたので
何だろうと思って見たら、田んぼの脇にくっついている水路の中でとんぼが産卵してた。


本日のお絵かき↓
意外といっぱいいます。※クリックで大きくなります
石燕先生と、彩の国の妖怪さんたちをまとめ描きしてみました。
右から小川町の夜道さん、所沢のカッパ、川越のヤナ、岩槻の天狗、嵐山町の鬼、
新座の野寺坊、越谷の白蛇、横瀬町の山女です。
先生がなんだかすっかり小さくなってしまった。。。

野寺坊は『画図百鬼夜行』にも描かれています。乙女チックなポージングが超めんこい(´ω`)。
*浮世絵師のイラスト記事一覧はこちらです*

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genre : ブログ

2011-12-05(Mon)

さては筆者の誤りか。

今回のパートナーたち。
突然ですが昨日、渋谷の観世能楽堂で行われた観世流定期能に行ってきました☆

ちょっと前の読売新聞で観世清和さんが能の「俊寛」についてコラムを書いていたのですが、
その中の↓の言葉が何というかもう、ものすごくツボにハマりまして。

「終盤、赦免の船が来て、共に流された2人は許されますが、俊寛だけ赦免状に名前がない。
(中略)最終盤、泣く型をする役者もいますが、私は舞台でたたずむ型で演じます。
彼は平家打倒を目指した気骨の人。きっと泣かないと思うからです」


で、「たたずむ俊寛!見たいじゃないか!!」と、突発的にチケット買いに行ったわけです。
人生ってどこでどうなるかわからないな…。

観能は初めてでしたけれども、俊寛のストーリーは『平家物語』の中でもかなり長めで
登場人物の行動や感情もしっかり描かれていてインパクトのある話なので、
ちんぷんかんぷんということもなく、するりと能の世界に入り込めた気がします。
筋もわかりやすく、初心者が見るのにちょうどよい演目だと思う。
ただ、小道具や背景をふんだんに使う歌舞伎とは違って
能は舞台上に役者と囃の人たちしかいないので、
「ああ、ここは今浜辺なのだな」とか「屋敷の中なのだな」などなど
自分で色々想像しつつ見る部分もあるので、ストーリーを知らないよりは知って見た方が
よりわかりやすくていいかもしれません。

シテ(俊寛)の観世さんが演じる際にかける俊寛の面は、重要文化財でもあるそうです。
見どころはやっぱり赦免状が読まれるシーンと、船を見送るラストシーンかな…。
赦免状に自分の名前が載っていないのを知った俊寛はさすがに泣いていましたが、
船が去るときは泣かずにたたずんでいたのが印象的でした。
うおおぉ、俊寛…!!(悶)
余談ですが「俊寛」の大鼓方は静かで重厚な謡をなさる方でした。会場にとても響いてた。
現代よりも島と都の距離が遠く感じられた時代に、身ひとつで島の浜辺に立って
遠ざかっていく船影が水平線に消えるまで見つめる、そんな俊寛の姿を彷彿とさせるような。

逆に次の「葛城」の大鼓方は高く張りのある声でしたね~。
なので、クライマックスで葛城の神様(シテ)が現れて舞うシーンはかなり盛り上がっていました。
神様が着ていた能装束とか髪飾りも綺麗だったー☆
そういえば、舞台上の白い幕に覆われた中でシテが衣装替えをしたとき、
後見の人たちが顔も隠さず堂々とシテの周囲で着替えを手伝っているのを見て
最初はギョッとしたのですが、
着替えが終わると何事もなかったかのように舞台の後ろにしずしずと正座されたので
あれはたぶん文楽で言うところの黒子みたいに
「ないものとして見てね☆」的なものなんだろうなぁとぼんやり思いました。
そういえばこの「葛城」のワキ、自分は出羽の羽黒山から来た山伏ですとか自己紹介していたけど
だから女性の神様と出会うことになったのかな…。
出羽もそうですが、戸隠や熊野などの修験道で山伏が祀っている神様ってだいたい姫神だしなぁ。

「熊坂」…。えーと、これあれかな、アニメのサブタイトルっぽく表現すると
「盗賊熊坂、牛若丸にガンつけられてフルボッコに遭う」とか、そんな感じかしら(^_^;)。
旅の僧侶(ワキ)が旅の途中で出会った男からある人の回向を頼まれるのですが、
実は弔って欲しいのはその男自身で、しかも彼はもう死んでいて、
なぜそうなったかというと金売り吉次に強盗を働こうとして牛若丸に返り討ちにされたから、
とか、そういう話なわけですが。。。
そんなだったから、シテが一度揚幕の奥へ引っ込んで、衣替えて帰ってきて演舞する場面で
申し訳ないけどちょっと笑ってしまった。あーこの人がんばったんだなぁ…って思えて。
あと、この能を見ていて初めて、笛方が笛を吹くと誰かが立ち上がったり舞い始めたりして
何らかの行動を起こすのだということに気づきました。おそ!
なので、笛が鳴ると舞台に風が吹くような気がしましたね。
(ジブリ作品でもキャラクターたちの心が動くと映画に風が吹きますが、あんな感じがした)

それから、狂言「文山賊」。会場が最初から最後まで笑いに包まれっぱなしでした(笑)。
出だしからいきなり「やるまいぞ、やるまいぞ!」という大声とともに
役者が2人、さーーっと舞台へ出てきたのにはびっくりした。
しかし勇ましかったのは最初だけで、あとはひたすら笑える場面ばかりです。
たとえば、2人がケンカしつつ舞台の端から端へ行ったり来たりするときのセリフ↓
「まず待て、まず待て」「おくれたか」「おくれはせぬが…後ろが茨じゃ」「いかんここへ」
「まず待て、まず待て」「おくれたか」「後ろが崖じゃ」「そはいかん、ここへ」
あんたたちトウィードルダム&トウィードルディーですか!(笑)
なんて微笑ましい人たちなの~(*´ω`*)。
色々あって肩組んで仲良く帰るところがまた微笑ましいです。とっぴんぱらりのぷうって感じ。
ところでこの時代で字が書ける山賊って。実は結構学識のある人たちなんじゃないの、彼ら。

あ、それと、演目終了後の拍手をどうすればいいかわからなかったので
会場の雰囲気に任せようと思っていたのですけど、
みんな結構拍手してたのでわたしも遠慮なくパチパチしてきました。
毎回、余韻をたっぷり味わってから拍手が起こるのが、とても心地よかったです。
きっと見慣れているお客さんたちばかりだったんだろうな。

帰る道々、今回見た能のことをつらつらと考えていたのですが
「葛城」と「熊坂」が、シテがしゃべりまくって劇中で着替えて舞を舞って
ワキは舞台の脇で座っているというタイプの、いかにも能らしい能だったのに比べて
「俊寛」は登場人物もセリフも多くて舞がそんなになくてストーリー性も強くて
能としては結構特殊な形なんじゃないかと思った。


見えないけどピースしてる。
↑当日のいでたち。こちらで紹介した着物たちです。
羽織着れば寒さなんてへっちゃらさーと思って出かけたら外はむちゃくちゃ寒かった…。
師走、おそろしい子…!

theme : 能楽
genre : 学問・文化・芸術

2011-12-03(Sat)

乗り物たちの饗宴。

密林で注文していた『カーズ2』のブルーレイDVDが本日届いたので観ました~♪
大好きなピクサーの作品で、しかも『トイ・ストーリー』のジョン・ラセター氏が監督なので
観る前からwktkしていたのですけれども、
観始めたらやっぱり期待を裏切らない内容で、これ以上はないというくらい面白かったです!
今回も最初から最後まで「細かいネタ連発」「悪役の重い事情」「とにかくアメリカン」などの
いつものラセター文法だらけで構成されていながら、
それらが2時間に、うまーく、ぎゅっと凝縮されていて、まとまってる感があった。
全体的に言うと「ダイアナ・ウィン・ジョーンズの小説をもっとはっちゃけた話にしたらこうなる」
みたいな印象でした。
いやもう~、すかっとするくらいいい映画です☆

前作の無印同様、カーレースが話のメインになっているので
文字通り風を切り裂きながらコースを走り抜けるスピード感が、とにかくものすごい快感でした。
話の途中でちょこちょこ出てくる飛行機や小型航空機が空を飛びまわるのも、
何というかこう「生き物が全身で風を受ける」感があって、すごく気持ちよかったです。
画面がめまぐるしく動き回る部分もあって、時々目を瞑らないとぐらっときます。
これ映画館で観たら絶対目まわってたな…(^_^;)。

あと、前作は主にマックイーンが中心の話だったと思うのですが、
今回はメーターにスポットを当てた話になっているなぁとも思いました。
冒頭はいつものようにドジっ子でしたが(笑)、車の部品や業界についての知識も垣間見せたり
危機的状況の中で見せる臨機応変な行動力がなかなかかっこよかったりして、
すごく魅力的なキャラクターになっていたと思います。かっこかわいいよメーター!
(でもワサビを大量に食べて大騒ぎしているのは、申し訳ないけどかわいく見えてしまった笑)
他のキャラクターたちも前作と全然変わっていなくて良かったです(*´▽`*)。
ホッとしたー。
ルイージとグイドの妙なイタリア語もすっかり安心クオリティになっているという罠。
彼らのおしゃべりは聞いていて和みます。中味はめっちゃくちゃなんだけど(^ ^;)。
あと、ドックがいなくなってしまっていたのはびっくりだったな…。
イタリアにいるルイージのおじさんも好きです。やさしくていい人(車?)だー。

「歴代のピクサー作品を彷彿とさせるね」という話を、一緒に見ていた弟としていました。
ザ☆すれ違いな会話しか交わされていなかったはずなのに
どういうわけかトントン拍子にうまく事が運んでいくというのは
ピクサー映画によく見られるギミックでもあったりするので懐かしいです。
そういえば『ニモ』や『トイ・ストーリー』も、一キャラが勘違いしたまま話が進んでいくという
パターンではなかったっけ。

あと、ラセター氏が親日家というのはわりと有名ですけれども
今回も作中で描かれていた日本が、完全に「ラセター氏が大好きな日本のあれやこれや」が
詰め込まれた世界観になっていて、そこも無条件で面白かったです。
個人的には秋葉原と渋谷と静岡と京都と大阪を足して5で割ったような日本だな…と思ったのですが
どの車も丸くてかわいらしいデザインになっているところに日本への愛を感じました☆
(これは勝手な想像ですが、ラセター氏はアキバと東京タワーと富士山と五重塔と舞妓さんと
道頓堀とパヒュームがお好きなんじゃなかろうか)
そして、そういうところは宮崎駿さんとそっくりだなぁと思う…。
何というか彼らは、親友ということもあるのでしょうけど
性格も作風も似通った部分があるなぁと個人的に思っていたりします。
車が好きだったり、軍オタだったり、好きな場所をごちゃまぜにして作品世界を作ったり
他作品へのオマージュをよくやったりすることが、お2人とも妙に多いような…。
しかしどの部分にどう力を入れていくかとか、そのために用いる表現方法は
びっくりするくらい全然違うので、そこも見ていて楽しいですね。

一回観ただけだと色々見過ごしていそうなので、時間を作ってあと2回は観ようと思います。

あ、あと特典映像に『トイ・ストーリー3』の続編が、短編ですがあったので嬉しかったです!
ますますヘタレていくケンに対してみんな本当にやさしいね、という話でした(笑)。

ピクサーの次回作のタイトルは『メリダとおそろしの森』というそうです。
まだ詳細情報にはタッチしていないのですが、
どうもグリム童話かフェアリーテールっぽくなるとのことで、
また新しいジャンルの作品になるんじゃないかなーと勝手に思っています。続報wktk。

theme : DVD・Blu-rayで観た映画
genre : 映画

2011-12-01(Thu)

第1329回「好きなアニメソングを教えてください!」

こんにちは。 トラックバックテーマ担当の水谷です。今日のテーマは「好きなアニメソングを教えてください!」です。水谷はアニメもゲームも好きなオタク系の人間なので、たくさん好きなアニメソングがあります。水谷は、どちらかというと、ちょっとレトロなアニメソングが好きだったりします。最近のアニメソングも好きなのですがちょっとアツくて「これぞ熱血!!」という感じの歌が大好きだったりします!みなさんの好きなアニ...
FC2 トラックバックテーマ:「好きなアニメソングを教えてください!」


いろいろありますが、菅野よう子「Tank!」が一番好きかもです。
『カウボーイビバップ』は本編もキャラクターも世界観もすごく好きなのですが、
(廃墟のような舞台とか、それに不釣り合いなくらいに真っ青な空とか
セリフのいらない演出とか、スパイクの拳銃の構え方とか、ジェットが料理してる姿とか)
鋭くてスタイリッシュなOPTももちろん大好き。
WOWOW無料放送で全話見られたときはうれしかったなあ。

笠原弘子「空へ…」も好き。
『ロミ空』をリアルタイムで観ていたときも大好きで、
今でも友達とカラオケに行くとたまに歌いますね。エンディングも好きだー。
梁邦彦「十二幻夢曲」の、太古の世界を思わせる曲調もいいなぁ。
「楽光」「風駿」も好きですのう。
祥瓊の歌う「偲芳歌」も良かったなーアニメではあまり歌われてなくてちょっと残念。

懐かしいのだと、ダ・カーポ「空からこぼれたStory」が好きです。
以前に『名探偵ホームズ』のDVDを買って観て、初めて知った歌ですけども
すごく素敵な歌で超ハマって、思わずダ・カーポのベストアルバムまで買ってしまったよね…!
(余談ですがダ・カーポは「鳩の歌」がものすごくいいと思う)
あとは「摩訶不思議アドベンチャー!」とか「夢冒険」とか「わぴこ元気予報!」とか
「ムーンライト伝説」とか「笑顔のゲンキ」とか「君色思い」とか「勇気100%」とか
「時の旅人」「天までとどけ」「お願いチンプイ」「シンデレラなんかになりたくない」
「微笑みの爆弾」「アンバランスなkissをして」「デイドリームジェネレーション」
「ゆずれない願い」「光と影を抱きしめたまま」「世界が終わるまでは」「ミエナイチカラ」
「明日もお天気」「Sea loves you」「そばかす」「1/2」「1/3の純情な感情」
「勉強の歌」「Blue Water」「いとおしい人のために」「ときめきの導火線」「時を越えて」
「奇跡の海」「残酷な天使のテーゼ」「輪舞-revolution」「バーチャルスター発生学」
「タイプ・ワイルド」「Forフルーツバスケット」「WILL」「FRIENDS」
「遠いこの街で」「夢見ていよう」「メリッサ」「休憩時間10分」「雫」「日和姫」
とか、とか。。。

ジブリの主題歌は言わずもがな。「ナウシカOP」「さんぽ」「時には昔の話を」
「いつも何度でも」「テルーの唄」「Arietty's Song」が、何度聴いても飽きません。
一番は「君をのせて」かな~。
ジブリ映画でエンタテイメントとしてものすごく良くできているのはラピュタかトトロだと思う。
トトロとサツキたちのほどよい距離感、パズーとシータの50:50の関係性がよい。

あと、電気グルーヴ「モノノケダンス」にはちょっと衝撃を受けました。
曲調や歌詞だけじゃなくて、『墓場の鬼太郎』アニメ本編のOP映像にぞわわわってなった。
画面がキラピカなわけでも、キャラクターが決めポーズをするわけでもないのですけど
目が離せないというか、前衛的なのに懐かしさを感じるというか、そんな映像でした。
後になって、あの映像を手がけたのは『モノノ怪』の中村健治氏なのだと知って
「ああ、なるほど」と妙に腑に落ちた。


本日のお絵かき↓
あの男のために、誰も気落ちしてはいけません。※クリックで大きくなります
ダヴィデ。聖人シリーズのおまけです。聖人じゃないけど聖書つながりということで。
左にいるのはゴリアテ。首がないのはお察しください。
ダヴィデが持っているのはゴリアテの髪と投げつけた小石のつもり。

この2人のバトルのこと考えてると全身がむずむずしてきます。
カラヴァッジョの絶筆のせいだ。
*ブログ内のイラスト記事一覧はこちらです*

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ゆさ

Author:ゆさ
飼い猫に熱烈な愛をそそぐ本の蟲
歴史やアートも溺愛中
*twitterにも出没なう。→こちら

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