猫・本・歴史・アートなど、その日見たもの考えたことをそこはかとなく書きつくります。つれづれに絵や写真もあり。
いただきました!
2012年03月31日 (土) | 編集 |
前回記事でボストン美術館展のことを書きましたが、
この展覧会に一緒に行ってくださったブロとものkanayanoさんから
とんでもなくすばらしいイラストをいただきましたー!!
許可を得たので掲載しちゃいます。ぜひ大きくして見てください☆

ばーん!!
kanayano様より☆
※クリックで大きくなります

きゃあああああああああ(月に吠える)
うちの井真成です、まぁくんです、うおーまぁくん!(バンバンバン!!!←床叩)
目の前でこのナマ絵をいただいたのですがこのときのわたしの心情をどなたかお察しください感激で死ぬところでしたよ!!
まぁくんあなた睫毛の長い子だったのね、そんなに色っぽかったなんてちっとも知らなかったよ。
ものすごくいい表情してますよね~。やさしくて奥深くて。
この表情ひとつだけで本が1冊書けそうな勢いです。誰か書いてくだs(ry

真成は何となく花の似合う男の子だろうなぁというイメージが前からあったのですが
これマジで似合ってるじゃないか!すげぇ!!
ん?いや違う、わたしの妄想をあっさり見抜いてさらりと絵にしてしまったkanayanoさんが
すごいんだ。そうなんだ。
というかこういう、透けるような淡い色遣いって憧れです。すてき~やってみたい。

kanayanoさん本当に本当にありがとうございました☆
そのうちまた、どこかご一緒しましょうねぇ(*^∀^*)ノ♪

*遣唐使のイラスト記事一覧はこちらです*
スポンサーサイト
芸術家たちの祝祭。
2012年03月29日 (木) | 編集 |
東京国立博物館の「ボストン美術館 日本美術の至宝」展に行ってきました!
ボストン美術館所蔵の日本美術コレクションが約90点ほど見られる展覧会です。
いやー、もう、めっちゃくちゃ楽しかった!!これは会期中にまた行きたいレベル!!

午前中に行ったのですが、それでもわりと混雑ぎみでして
作品の正面に立って鑑賞するのがなかなか大変でしたけれども
タイミングを見て最前列に出たりしながら楽しんでまいりました。
(前回の北京展に比べればものすごくまともに鑑賞できたと思う)
まず始めに奈良時代や平安時代の仏画がいっぱいあったのですけど、
1000年以上前の絵となるとだいぶ色落ちしてしまっているのが
仕方ないこととはいえ切なかったです。おいたわしい。
「一字金輪像」とか、描かれたばかりの頃はものすごく美しかったんだろうと思う。
あ、でも「馬頭観音菩薩像」とかはわりとしっかり色が残ってる方かな…。
目をかっと見開いたかっこいい菩薩さんです。
しかしあの方はいつ見ても立派なアフロをしていなさるのう…ある意味見とれます(^ ^;)。
弁天様が龍に乗って波の上を行く「騎龍弁天」も良かったなぁ。
橋本雅邦がすごくいい仕事をしていると思う。
「地獄草紙」の断片とかよく残ってたなー。鬼さんたちの顔がユーモラスでした。

快慶の「弥勒菩薩立像」が!もうね!!いいのですよ!!(笑)
すらりとした立ち姿の仏像なのですが、ボディラインとか腰布とかのタッチが丸みを帯びていて
やさしい感じがするのです。弥勒菩薩だからかもしれないけれど。
快慶が若い頃の作品らしいですけれどももはやそれどころじゃないです。見とれた。
鎌倉時代の作品ですが体の金色がほぼ残っていました。とてもよい状態で保存されていたのだな。
快慶は運慶とセットで語られることが多い人ですが、
どちらかというと運慶よりもやさしく厳しく彫っているような気がします。
力強さを全面的に出すのではなくて、内に秘める感じ。
いいなぁ。
康俊の「僧形八幡神坐像」を見て、先日京都の平岡八幡宮に行った時に見た
空海像を一瞬だけ思い出した。あれも僧形八幡だった。
円慶の「地蔵菩薩坐像」はわりと力強いタイプの像で、どことなく運慶を連想したなぁ。
顔はとても穏やかだったのですけども。

「吉備大臣入唐絵巻」は久し振りに見ましたが、
今回は全4巻すべてがきっちり開かれて展示されていて
解説キャプションを追いながら絵巻が全部読めるようになっています。
うおーっ、楽しい!!
遣唐使として唐に渡った吉備真備が色々な試練を受けるというストーリーなのですが
時に漫画チックに、時に舞台チックに生き生きと描かれていて
見終えた後は「小説を1冊読んだな」という気がしました。
真備がとぼけているのか余裕なのか、よくわからない表情なのがかわいい。
真備が試練を乗り越えるたびに、被り物の纓がぴょん!と跳ねる唐の官吏たちかわいい。
皇帝が作戦会議をしている間、建物の外で昼寝してサボってる官吏たちもかわいい。
真備と鬼の仲麻呂が空を飛んでいるのがかわいい。
馬とか牛とか鬼とか、動物たちもかわいい。
とにかくみんなかわいい。これに尽きる。
作者はわからないのですがたぶん遊び心のある人だろうなぁ。鳥獣人物戯画の作者みたく…。

「平治物語絵巻」は初めて見たのですが、迫力がすごくてちょっと意外でした。
たぶんこれ「源氏物語絵巻」の車争図より緊迫感ある絵ですよ!!
三条殿に駆け込む公卿たちとか、武士たちでごった返した邸内とか、逃げまどう群衆とか
モブシーンが結構多いのですけれども
ぐちゃぐちゃにならずに誰が誰だかわかるようになっていてヒョエーと思った。
人や車の配置とかきちんと計算して描かないとこうはいかないんじゃないだろうか。
(あまりにも気に入ったのでミュージアムショップのカプセル玩具で
この絵のやつ買ってしまった)

狩野元信の「白衣観音図」が、顔を描く線は細かくて衣装の白衣は大胆タッチで描かれていて
どことなく雪舟の達磨図を連想させるものだったのですが、
白衣のタッチが迷いがなく、水が流れるみたいにするすると描いている感じがして
ものすごく模写してみたくなりました。絵魂がたぎる!!
久し振りに絵が描きたくなる絵に出会ったなあ。
狩野雅楽助の「松に麝香猫図屏風」のにゃんこがかわいかったので
ミュージアムショップでチャームを買ってしまったよ。

江戸時代の小袖もたくさんありました。能装束が多かったような。
どれも豪華で美しくて、羽織ってみたい衝動にかられました。
「白紅浅葱段燕花熨斗模様」の模様をかたどった風呂敷があったのでミュージアムショップで買(ry
「紅地流水芦菊槌車模様」とか、一見、刺繍のように見えましたが
これ織物なのですね。唐織。
信じられません。こんな模様の布、一体全体どうやって織るんだよ…。
あと刀剣コーナーに「太刀 銘安綱」があってほえ!!?!?ってなりました!
東博が所蔵する童子切を打った伯耆安綱の作品だよ~~~兄弟刀!見られてよかったです。
刀の知識はほとんどありませんが安綱だけは別です、名前を聞くと耳がダンボになります。
酒呑童子を斬ったという鬼切(北野天満宮蔵)などを打った刀匠ですから…鬼ファンは必見。

等伯の「龍虎図」と永徳の「韃靼人朝貢図屏風」が並んでいるのを見て笑いそうになった。
当時のライバル同士を並べるって、なかなかニクい演出ですな。
等伯と永徳は、絵よりも本人たちを眺める方が楽しい種類の人たちだと勝手に思っています。
お互い少し離れてガン飛ばし合っている間柄というか。
等伯が永徳の背中を睨み付けていて、永徳は後ろを振り向きたいんだけど
そんなみっともないことはできんとか考えてぐぬぬぬしていたらいいよ。主にわたしが。

狩野山雪の「十雪図屏風」はすごく山雪らしい絵だったなぁ。
山雪というと、やはりメトロポリタン美術館の「老梅図」の印象が強いため、
木や岩がカクカクごつごつしているところに山雪らしさを感じました。
尾形光琳の「松島図屏風」もすごく光琳らしい絵です。
私淑した俵屋宗達の同図を模写したもののひとつ(光琳は松島図を何度も描いています)ですが
波とか島とか、相変わらずのデザインセンス。
たぶんこれ、このまま着物とかに仕立てても全然違和感のない柄になるんじゃなかろうか。
特に波が良かったです。轟々と、途切れることのない波音が聞こえてくるようでした。
あれだ。耳に渦巻き貝を当てると海の波の音がするような、あんな感覚。
若冲の「鸚鵡図」のかわいさにキュンときた~。
頭から尾まで真っ白なオウムちゃん、目がくりくりしていてとってもキュートです。
「十六羅漢図」の羅漢さんたちはどことなく若冲のニワトリを彷彿とさせる感じがしました。
(あ、群鶏図のリアルなニワトリではなく、晩年に水墨でよく描いていたニワトリの方です)

そして最後に蕭白がズラリ!!
「見立久米仙人」とか「朝比奈首曳図屏風」などが蕭白らしいユーモアに溢れていて良かったです。
久米仙人がもうキモい(笑)。
いや、「虎渓三笑図屏風」の3人のキモさにはかなわないかな…(^ ^;)。
「風仙図屏風」は前から見たかったので感激でした。画面全体に風が吹き荒れていた。
蛸足のような黒い風の渦がもう、ヒュゴーッとか轟音が聞こえてきそうな、そんな勢いがある絵でした。
そして「雲龍図」。
遠目から見ても近づいて見ても威圧感があって、でも龍の目はギョロ目で全然怖くなくて
でもじーっと見つめているとやっぱり迫力がある感じ。
龍をとりまく風や波が、ラピュタを守る龍の巣の雲みたいでした。風の壁みたいな。
あと画面全体に墨がとばしてあった。波しぶきでしょうか。黒い波って新鮮。
胴体部分の絵は失われてしまっているらしいけれどもどんな風に描いてあったんだろう。


ところでこの展覧会、ブロとものkanayanoさんと2人でキャッキャしながら行ってきまして
この後に常設展を見て、上野駅構内にあるスープ屋さんでお昼ご飯を食べながら
ひたすらおしゃべりしまくりました。
久し振りにガチ歴史トークができて楽しかったです。kanayanoさんありがとうございましたー☆


本日のお絵かき↓
碁に興じる。※クリックで大きくなります
何となく前回記事の続きっぽく。
宿直中の2人、歌詠みだけでは退屈なので碁盤を引っ張り出してきました。

躬恒「さぁて、いくつ置こうかな」
貫之「えっ、置くのか」
躬恒「だってあなた強いじゃん」
貫之「あんたこそ強ぇだろ」
躬恒「ひいふうみい…と。じゃ、お手柔らかに~」
貫之「ちぇ」
躬恒「(パチ)」

躬恒のペースで進む夜です(笑)。
*ブログ内のイラスト記事一覧はこちらです*
第1401回「あなたのよく訪れる場所は?」
2012年03月27日 (火) | 編集 |

こんにちは!FC2ブログトラックバックテーマ担当藤本です今日のテーマは「あなたのよく訪れる場所は?」です。まだ少し肌寒い日が続いてますね皆さん風邪はひいてないですか?お体に気を付けてください!はい。本日のテーマよく現れる場所なのですが・・・皆さんが「こういう場所によく(僕)行っちゃう」という場所ありますか?インドア派の方でも「公園にはよく散歩しに・・」などなど・・私はいつも用もないのに薬局屋に行っ...
FC2 トラックバックテーマ:「あなたのよく訪れる場所は?」


地元の新刊書店と図書館に、用もないのに行くことがあります。
新刊チェックとか読みたい本があるときとか、時間つぶしとか、気がついたら入ってたとか、
理由はいろいろです。
あそこは何時間でも、というかたぶん1日でもいられます。まったく飽きない。
毎日とはいかなくても週一は行くため、棚のレイアウトや本の配置をほとんど覚えてしまっているので
知らないうちに模様替えとかされていると迷子になります。。
お店の一番手前にあった児童書コーナーが、ある日突然一番奥に移動してしまったときは
児童書を求めて店内をぐるぐる回って探しまくって、
やっと辿り着いた頃にはすっかり歩き疲れてしまっていたっけなあ。
素直に店員さんに聞けという話。

ほかにも、ドライブや電車で出かけたときなどに本屋さんや図書館を見つけると
必ずチェックしてしまう癖があります。
どのお店も館もそれぞれカラーがあって、陳列や蔵書に違った面白さがあるので
それを見つけるのが楽しいです。違いを楽しむ人(笑)。。
古本屋さんも行くなー。ブックオフは出先や旅先で見かけたらだいたい入ってくる。
神保町や早稲田はもはや神の領域ですが、最近は日暮里や谷根千が古本屋さんの宝庫と知って
今すぐにでも飛んでいきたい気分になっています。
そのうち時間作ってのんびり古本屋さん巡りしたいー。

ショッピングに行くなら東松山か熊谷か川越。映画を観に行くなら若葉。
行くお店はだいたい決まっていて、かわいいニットのお店とか呉服屋さんとか小物屋さんとか。
たまに電気屋さんとかも用もないのに入ってみたりします。あれは楽しい。
お買い物が終わると近隣のミスドやドトールやスタバでブレイクしてから帰ります。
スタバのキッシュはものすごくおいしいのと微妙においしいのがあって、
毎回宝くじを買う気分で色々頼んでみたりします。
しかしドトールのイタリアンサンドは何故あんなにおいしいのだ…。
(そしてそういうときでも本屋さんや図書館に寄って帰ることだけは忘れないようにしてる)

あ、でも、川越まで来ると、もう面倒くさくなって池袋まで行くこともあるなー。
で、池袋のリブロと西武をうろうろしていると、さらに面倒くさくなって新宿か渋谷に行くかな。
新宿ルミネのモザイク通りはいつ行っても飽きません。雑貨売り場って好きだー。
そして新宿といえば紀伊國屋ですが、わたしがよく行くのは本店の方ですね。
イベントがあったら南店に行くんですけど…。
そういえば新宿のジュンク堂が今月末でさようならですな。
だめかもって噂が2年くらい前からあって、去年持ち直した感があったけどとうとう閉店ですな。
閉まる前にあと1回は行かねば。あの書庫のような美しい空間を思う存分堪能したいです。

渋谷でよく行くのはBunkamuraとパルコ劇場とまんだらけ。あと文教堂。
以前に駅前にあったブックファーストはかなりの大型だったのになくなってしまってさみしい~。
東京駅近くの八重洲ブックセンターと京都館もよく行きます。

そして上野。というか上野公園。
東博、科博、都美、西美、藝大、子ども図書館。何度行ったかわからない施設群です。
上野公園付近には小さなカフェとかギャラリーとか見かけて楽しいので
時間があると散歩したりします。
そしてなぜあの界隈には野良にゃんこが多いの…!かわいい…!!(悶)

あとは清澄白河の現美とか、千代田の近美とか、恵比寿の山種とか、原宿の太田記念とか、
六本木のサン美とか、府中の市美とか、三鷹のジブ美がお気に入り。
そしてだいたいどの美術館や博物館にも図書室がついているのが嬉しい~。
美術図書室は図録の天国。
ミュージアムショップでオリジナルグッズとか見るのも好きですね。
美術館じゃないけど東京国際フォーラムのショップは色んな国の雑貨があるのでつい行ってしまう。

なんだかんだ言ってわたしは本や小物やアートのある風景を訪ねるのが好きなようです。


本日のお絵かき↓
あひ見ずて。※クリックで大きくなります
月が明るい夜に、宮中にて宿直中の、紀貫之(左)と凡河内躬恒(右)の図。
空を見上げては一首ひねります。
静かな夜です。

最近はこの2人を描くのが楽しくてたまらん~。
*ブログ内のイラスト記事一覧はこちらです*


クリックで拍手お返事。↓
皆様いつもありがとうございます(^-^)/☆
[READ MORE...]
地下室の女王陛下。
2012年03月25日 (日) | 編集 |
菅野雪虫さんの『女王さまがおまちかね』を読みました。

この作家さんの前作『羽州ものがたり』がとても好きなので
今度はどんな話かしらと思って読んでみたのですが、
ストーリーやキャラクターは違えど、子どもたちが大人の事情に巻き込まれ奮闘するという点では
2冊とも同じかなぁと思いました。
(巻き込まれると言っても、前作同様、主人公たちは別だん魔法使いでも何でもなくて
夏休みの宿題に四苦八苦するただの小学生なのですけれども)
前作は実際の事件をもとにした歴史小説でしたが
今回は「本」をテーマにしたリアル・ファンタジーでした。
読書感想文とか、図書館とか、本とか、お話を書くこととかがテーマになっていて
本好きの人は色々楽しめたり、ズキッときたり、えーこれないよって思ったり
うんうんこれわかるって頷けるような部分がたくさんあるのではないかと思います。
わたしはそんなんばっかりでした。

主人公3人の遠慮のない会話に気の置けなさが表れていて楽しいです。
特に荒太と現の男子コンビ。ちょっととっつきにくかった相手に憎まれ口を叩いているうちに
いつの間にか仲良くなっているのがいいなあー。
しかも感覚派と頭脳派だから、しっかり補い合えているし。
女王の世界へゆいを探しに行く男子2人の道中が、
小学校の先生と生徒みたいで笑ってしまった。
しかも揃って味オンチであることにますます笑った。

作中でゆいが「本を読み終えるとしばらくボーっとしてしまう癖がある」と言っていますが
この気持ち本当にわかるなぁ…。
あの、頭の中で色んな思いが交錯して言葉にならない感覚って
全然説明できないのですけど、妙に心地よい瞬間でもあるのですよね。
あれかな…。まず、読み終えたという達成感があるわけだ。
あと、読書という集中する行動から解放された爽快感もあるわけだ。
さらには世界をひとつ知ったなという満足感があるのかもしれないって思うわけだ。
ついでにこの硬派口調は、いい気になって乱用していると癖になって直らなくなるので
(女王の缶詰部屋みたいだ)そろそろ大概にしとこうってわけだ。

そして以前にここで書いた「日本のお話は下に降りると異界に通じている」シリーズに
新しい事例が加わりましたね~。
西洋料理店の地下室への階段を下りると女王のお城に通じている。※ただし梟の案内が必要

女王は主人公たちにとっては感じの悪い人のような描写になっていますが
わたしは(人格者と思っているわけではないですけども)彼女は嫌いではないです。
単に欲望のままに生きているだけかと思いきや、その後のキリヤさんをめぐる問答で
「わたしは望む者しか呼び寄せることはできない」とおっしゃっていて
ちょっと驚きました。
女王が呼び寄せる力よりも、現実の人の、城に来たいという思いの方が強いがゆえに
あの世界への扉が開いてしまうというのは女王ひとりのせいではないような気もするし。

女王のいる世界やお城については、ゆいたちの見た部分しか語られていなくて
詳細については大まかにしかわからないままですが、
でもそれがかえってあの世界の神秘性を際だたせているような気もします。
あの世界がいつできたのか、今後も存在し続けるのかどうか想像するのを
読み手に任せているところに好感が持てました。
壁が本棚だらけで本がぎっしり詰まっていて、城のふもとが崩れて本が溢れ出していて
紙が発明される前の本から現代のベストセラーまで所蔵しているとか、
本好きにはたまらない空間であることは間違いないのだけれども。

あと、冒頭とラストにちょっとだけ出てくる図書館司書さんの「できる司書オーラ」はすごい。
こういうところも手を抜かないのが菅野さんの真骨頂だと思います。


本日のお絵かき↓
君に逢はで。※クリックで大きくなります
紀貫之(奥)と凡河内躬恒(手前)。
古今和歌集をともに編纂した者同士で、大親友でもあります。

この2人の仲の良さったら親密すぎるくらい親密でもだもだする~。
自分たちを織姫と彦星にたとえて歌交わしてたりするし。
君たち何故そんなに仲が良いのかと。ロミオとアルフレドかと。
*ブログ内のイラスト記事一覧はこちらです*
梅とあかりと百人一首旅行記その2。
2012年03月23日 (金) | 編集 |
前回記事の続き。京都旅行2日目(20日)をお届けします☆

わたの原。
↑嵯峨野の時雨殿にいた参議篁のお人形~♪
物憂げなおじちゃん仕様でした。
ケンカするとカッと燃え上がる篁さんも、たまにはこんな風に悩むこともあったろう。

以下、長いので収納してあります↓クリックで開閉しますのでよろしかったらどうぞ~☆
[READ MORE...]
梅とあかりと百人一首旅行記その1。
2012年03月21日 (水) | 編集 |
お彼岸に京都へ行ってきました~。
春先にしては風が冷たかったのですが、天候にも恵まれて、いい2日間が過ごせました。
今回次回とレポートしていきたいと思います。

まずは1日目(19日)の様子をお届けします。

あかりの道。
↑今回の旅行の一番の目当てだった東山花灯路。
写真は東山駅から青蓮院に向かって歩いていたときの様子です。
点々と続くあかりって本当にきれい。

以下、長いので収納してあります↓クリックで開閉しますのでよろしかったらどうぞ~☆
[READ MORE...]
身の回りの猫たち。
2012年03月18日 (日) | 編集 |
職場で斜め向かいの席のいつもニコニコしている先輩が先日、いつものようにニコニコしながら
いきなり「わたし妖怪絵好きなんだよね。鳥山石燕とかね」って言い出したので
マジびびったゆさです。こんばんわ。
いえその激しく同意しますが、今度は仕事中じゃなく休憩時間に腰を据えてお話聞きたいです先輩。
そして今度のボス美展に石燕の百鬼夜行絵巻は来るのかなあ。展示作品リスト待機中。

ここのところ出先や職場で物をもらう機会が多いのですが、
それらがことごとく猫グッズであることに最近気づきました。
新潟に出張に行ってきた先輩からは、三毛猫リトグラフの絵はがきをもらいました。
きゃあああああーとテンション上がりつつ職場のデスクのいちばん目立つところに貼付。
毎日眺めて癒されています。
あと、別の先輩が「これさっき送られてきたチラシに混ざってたからあげるよ」ってくれたのが
のびゃーーっと縦に伸びているトラ猫の写真絵はがきでした!
うぎゃああああーと再びテンション上がりつつやっぱりデスクに貼付。
毎日眺めて癒されています。
猫って背伸びすると意外と長いよね…!!

そういえば前の職場を退職するときにも同僚が
スージー・ベッカーの『大事なことはみーんな猫に教わった』をくれて狂喜乱舞したっけ…。
キュートでシュールなイラストで猫の生態が綴られている素敵な本です。
翻訳の谷川俊太郎氏がすごく楽しそうに仕事してるんだよなー。
(実は色々あってその職場に来月から戻ることになっているのですが、
戻ったらその同僚に「まだ持ってるよー♪」って報告しなきゃいけないということに
書きながら気づきました…。←いや別にいけなくはないけど)
他にもブロともさんがくださった誕プレが猫の占い本だったり
かかりつけの鍼灸師の先生がくれたバリ島のお土産が猫のマスコットだったり
同じくその先生にもらった絵はがきはディエゴ・ジャコメッティの猫の給仕頭だったり
友達が猫柄のマスキングテープくれたり
妹が「見たとたんにお姉ちゃんの顔が浮かんだから」って猫柄の付箋買ってきてくれたり、
気がつくと身の回りの猫グッズ率が何気に高い件…どういうことなの、どういうことなの。

猫オタは猫オタであることを最大限主張しておくべきだと思いました。
(そうでなくても猫グッズは普段からホイホイされてうっかり買ってしまいがちです…
そこに猫がいるから)

猫といえばアニメ夏目友人帳の4期が放送中ですが
ニャンコ先生の相変わらずのかわいさとオヤジっぽさとイケメンぶりはけしからんですね!
毛玉妖怪と一緒に変顔してるのとか、月分祭で名取さんと凸凹コンビみたいになってるのとか
夏目が瓶に閉じ込められる事件で夏目に化けて学校行って田沼に見抜かれるのとかが大好き。
(あれ、結構お間抜けなシーンばっかりだな・笑)
いろんなところで言ってますけどマジでうちに来て欲しい。一家に一匹ニャンコ先生さま。
そういえば男子高校生の日常に出てくるりんごちゃんも猫が好きなんだよね、
北高に行ったとき猫の声聞いて「ニャ~ン」て探してるもんね(唐沢くんのモノマネだったけども)。
先日一気に見始めましたが高校生たちのあまりのバカさ加減が逆にいとしいアニメです(笑)。
あと、ついでに語ってしまいますが妖狐×僕SSも何となく見てるんですが
化け猫の先祖返りは出てこないのかな、などと勝手な期待を寄せています。
いや、化け猫がいなくても十分かわいい作品なんですけど。
でもって狸はいるけど。渡狸かわいい。男子だから野ばらさんのメニアック対象ではなくてもかわいい。
御狐神くんの九尾の狐姿とか、野ばらさんの雪女姿とか、ウサ耳の似合う残夏さんも素敵ですけど
やはり連勝さんの一反木綿(イケモメンと呼ばれてるらしい)姿に心を奪われています。
子どもの頃に鬼太郎の一反木綿に一目惚れして以来、布の妖怪はわたしのツボなんです…
あのひらひらしたお背中に乗せてほしい。
最新話に住人みんなで「箱の中味は何でしょう」のゲームをやっていたり
蜻蛉さんの貼り紙で連勝さんと残夏さんが無言会話してるの(しかも通じてない)和むし
東京都の形を描こうっていうお題なのにカルタちゃんや反ノ塚さんが王蟲描いたり
りりちよ様の背景がナウシカOPになったりしてるの笑った。あれ大丈夫なのかな放送して(^ ^;)。
あと連勝さんの「ちょっとー、誰か紙ちょうだい」にもすげえ笑った。


明日から京都に行って来ますので、少しだけ留守にします。
帰ってきたらレポしたいと思います~。


本日のお絵かき↓
季節の和菓子。※クリックで大きくなります
おはぎさん(左)とぼた餅さん(右)。お彼岸記念に。

「春がぼた餅なのは『牡丹』から、秋がおはぎなのは『萩』から」という説を聞いて
えっ何それ何それ超素敵いぃぃ!!という突発的衝動のままに描いた…つもりだったものの、
調子に乗って擬人化してみたらあんまりお菓子っぽくなくなってしまったという。
何だかお菓子売り場のおねえさんみたいな感じですが、まあいいや。擬人化だし。
というわけで2人の耳飾りや髪飾りはそれぞれのお花仕様にしてみました。
女の子を描くとつい花を身につけさせたくなります。
(アルフレドの「君が髪に花を飾ったら~」シリーズではないですけども ^ ^;)
*ブログ内のイラスト記事一覧はこちらです*
ほんの少し前の人たち。
2012年03月16日 (金) | 編集 |
本日のお絵かき↓
近代女子。※クリックで大きくなります
確か半年くらい前に描いたもの。
原稿は友人にあげてしまったのですが、PC内のデータを整理していたら出てきたので
せっかくなので掲載。
100年くらい前に実際に生きていた女の人たちの中から個人的に気になっている人を
筆の向くまま描いたんだったかな…。

この時代の女の人たちの服装って文字通り和洋折衷というか、
その前の時代にも現代にもない独特のオシャレさがあるなぁと思います。
江戸時代の粋と当時のモダンをフュージョンさせたような、
きっちり和服を着こなしているんだけど西洋のしっとり感があるというか、
洋服を着ていたとしてもかもし出す雰囲気は和っぽいというか、
いい具合に混ぜ混ぜな感じ(^ ^)。
和すぎることも洋すぎることもなく、ちょうどバランス良く見えるファッションなのかなぁ。
少し前に荻野吟子記念館で、歴史の教科書などにも載っている荻野吟子の写真を見たのですが
彼女が写真の中で着ている青いドレスとかすごく好きだ。

彼女たちの書くものを読んでいるともう目から鱗というか、秀逸な表現がたくさんあって
「いいなーこんな格調高い文章とか書いてみたいよ」って無謀にも思ったりします。
(いや、思うだけですけれども ^ ^;)
樋口一葉は言葉をとても大切にしているし、石井筆子や上村松園の書くものは上品でわかりやすいし。
何というか、きちんと経験を積んで、言葉をよく知っている人が書いたということが
文章のあっちこっちからビシバシに伝わってくるのですな。
若松賤子がLittle Lord Fauntleroyを「小公子」と翻訳したのは
見事すぎるくらい見事と言わざるを得ないと思うわけだ。

あと何気に行動力もあったと思う…。
松島彜が「おうま」の歌をああいう曲調にしたのは
当時の教育のために歌を使いたくなかったという気持ちもあるのだろうけど、
彼女はもともと子どもたちやおかあさんたちのために作曲する人だったから
いつものように自分の仕事をしたら、結果的には当時の教育への協力をつっぱねた形に
なったのではないかなぁとも思ったりします。
文部省側から見れば決していい対応ではなかったかもしれませんが
彼女の立場を考えても、そんなにおとがめが来るような立場でもなかったろうし
「子どもたちにリズム感を教える教材としてこの歌を作った」っていう教育目的もあるわけだから
別に非難されることでもないしなぁ。

そういう「遠回しにお断りした」人がいる一方、
「目標を遂げるためなら何でもした」人もいるわけでして。
津田梅子が学校を開くために資金集めに走り回ったのはよく知られていることですけども。
アメリカの人たちの理解を得るために
聞いて聞いて日本の女性たちはこんなにかわいそうなのよっていうスピーチをしたとか
日本の人たちの理解を得るために逆のことをしたとか、確かそんなような話がありますが
逆にそうすることによってお金が集まったのも事実で、
もしその事実を当時の人たちが知ったらどんな感想を持ったのだろうか。
(あ、でも彼女の周囲にいた人たちは知っていただろうけど)
同時に、資金集めってやっぱり本当に大変なことだ…とひしひしと思い知らされたりします。
それに、当時の女性たちの未来を見据えなければならない彼女の立場としては
そういう手段を取らざるを得ないことをわかっていてやっていたのかもしれなくて、
しかも今となっては賢明な判断となっているのも事実なわけで、何ともかんとも。

100年前は女性史の中でも特に暗黒面が強調されやすい時代ですけど、
そして実際にそういう面もたくさんあったりするからそれは決して忘れてはならないのだけれど、
そこばかりを見てあの時代の人たちをかわいそうな人たちだとカテゴライズするのも
何だかなぁ…という思いもあったりします。
それは現代からの視点でしかないわけで。
「こういう時代があり、こういう人たちが、こういう考えを持って、こういう風に行動したのだ」というのを
歴史の中から見つけていく方が、わたしにとってはリアリティがありますね。

それは別に、100年前の時代に限って言えることでもないのですけども。

*ブログ内のイラスト記事一覧はこちらです*
それは幼ごころの君。
2012年03月14日 (水) | 編集 |
twitterで「#児童書おすすめ1つずつあげよ」というハッシュタグに遊びに行ったら、
懐かしいタイトルいっぱい聞きすぎてうっかり涙出てきたゆさです、こんばんわ。
やべぇ今すぐ児童書コーナーに飛んで行きたい。
(社会人になっても本屋さんや図書館の絵本・児童書コーナーは何の抵抗もなく行きます。
あそこは夢とあたたかさと少しの怖さと厳しさと懐かしさの宝庫だと思う)

ハッシュタグまとめはこちら↓
「#児童書おすすめ1つずつあげよ」まとめ
ものすごい数…!!主催者様お疲れさまでした。

一番ツイートが多いのはやっぱり『ぐりとぐら』ですね!
スクロールすると必ず画面のどこかにこのタイトルを見つけます。もはや定番を通り越して不動。
子どもの頃のわたしは、ぐりとぐらが作るカステラが食べたくて
気が狂いそうな思いをしていたことがあります。
山脇百合子さんの挿絵がやさしくて、カステラが本当においしそうで、
挿絵を見ているだけでお腹がすきます。うおぉ食べたい。。。
せなけいこさんの『ねないこだれだ』ってかなり癖のある絵本だと思うのですけど、
(トラウマって言ってる人がいて全力で首肯しちゃった)あのヒュードロドロ的な雰囲気はすごく好きだ。
『かぎばあさん』シリーズとか懐かしい!
わたしは小学生の頃かぎっ子だったので、学校の図書館でこの本借りて家で読みながら
「きっと来てくれる」って信じてたことがあったな…。
あと『モモ』『はてしない物語』の出現率の高さにエンデのすごさを思いました。鉄壁。


…ちょっとスイッチ入っちゃったので、思いつくままに好きな児童書タイトル挙げてみます。

『からすのパンやさん』『わたしのママは魔女』『わかったさん』『星新一ショートショート』
『ちいさいモモちゃん』『月神シリーズ』『勾玉三部作』『守り人シリーズ』『十一月の扉』
『十二国記』『ふーことユーレイ』『白狐魔記』『ルドルフとイッパイアッテナ』
『11ぴきのねこ』『はじめてのおつかい』『チョコレート戦争』『車のいろは空のいろ』
『童話物語』『ぼくは王さま』『魔女の宅急便』『霧のむこうのふしぎな町』
『ちいさなちいさな駅長さんの話』『合言葉は手ぶくろの片っぽ』『すみ鬼にげた』
『ノンタン』『かばくん』『鬼の橋』『えんの松原』『ふるさとは、夏』『サラシナ』
『花さき山』『シノダ!』『シェーラひめのぼうけん』『コンビニたそがれ堂』
『少女海賊ユーリ』『クレヨン王国月のたまご』『コロポックル物語』
『ねずみくんのチョッキ』『こぐまちゃんとしろくまちゃん』『ぞくぞく村』『水のしろたえ』
『ペチカはぼうぼう、猫はまんまる』『はれときどきぶた』
『旅の絵本』『ダヤン、わちふぃーるどへ』『あやかしの鏡』『とうすけさん、笛をふいて』
『羽州ものがたり』『送り人の娘』『ドラゴニア王国物語』『白い月の丘で』
『きんぎょがにげた』『ガンバの冒険』『100万回生きたねこ』『りかさん』
『つるばら村のくるみさん』『黒猫サンゴロウ』『えんぴつびな』『銀のくじゃく』

『エーミールと探偵たち』『ふたりのロッテ』『はてしない物語』『指輪物語』『ナルニア国物語』
『ハウルの動く城』『クレストマンシー』『大草原の小さな家』『秘密の花園』
『赤毛のアン』『あしながおじさん』『ハイジ』『子どもだけの町』
『マトリョーシカちゃん』『マフィンおばさんのパンや』『フランバーズ屋敷の人々』
『かしこいポリーとまぬけなおおかみ』『グリーン・ノウの子どもたち』
『どろぼうの神様』『ゲド戦記』『時の旅人』『アナトールこうばへいく』
『すてきな3にんぐみ』『かいじゅうたちのいるところ』『くまのパディントン』
『オリビア』『としょかんライオン』『スイミー』『ふたりはともだち』『どろんこハリー』
『もぐらとずぼん』『りんごの木』『ロージーのおさんぽ』『おおきな木』
『しろいうさぎとくろいうさぎ』『はらぺこあおむし』『ピーターラビット』
『太陽へ飛ぶ矢』『あるきだした小さな木』『ロッタちゃんの引っ越し』
『おそうじをおぼえたがらないリスのゲルランゲ』『ちびくろサンボ』
『小石通りのいとこたち』『忘れ川を越えた子どもたち』『第八森の子どもたち』
『ブラッカムの爆撃機』『やかまし村の子どもたち』『ニルスのふしぎな旅』『てぶくろ』
『クラバート』『床下の小人たち』『スーホの白い馬』『タンタンの冒険』

うおぉ疲れたーすっきりした!すーはー。
今思いつくのはこんなもんです。たぶんたくさん書き忘れているので思い出したら足すかも。

大好きだったレーベルは、こどものとも、かがくのとも、岩波少年文庫、フォア文庫、
講談社青い鳥文庫かな。今も好きだけど。

好きな児童書挿絵画家は…
安野光雅さん、東逸子さん、伊勢英子さん、いとうひろしさん、小松良佳さん、酒井駒子さん、佐竹美保さん、
中村悦子さん、西巻茅子さん、林明子さん、二木真希子さん、藤城清治さん、葉祥明さん、とか。
アーサー・ラッカム、エドワード・アーディゾーニ、ランドルフ・コールデコット、
アーネスト・シェパード、ダイアナ・スタンレー、ターシャ・テューダー、バーバラ・クーニー、とか…。

うあぁぁあぁ書ききれない!!
行く河の流れは。
2012年03月12日 (月) | 編集 |
ちょっと前にやった「ゆさが普段リスペクトしている人物を時代順に下ってみる」の続きを
気が向いたのでしてみんとてするなり。(その1はこちら

前回が飛鳥から鎌倉までだったので、今回は鎌倉から江戸までをやってみようと思います。

仙覚律師が大人だったとき、京極為兼は子ども
京極為兼が大人だったとき、卜部兼好は子ども
卜部兼好が大人だったとき、観阿弥は子ども
観阿弥が大人だったとき、世阿弥は子ども
世阿弥が大人だったとき、一条兼良は子ども
一条兼良が大人だったとき、雪舟は子ども
雪舟が大人だったとき、三条西実隆は子ども
三条西実隆が大人だったとき、真田幸隆は子ども
真田幸隆が大人だったとき、狩野永徳は子ども
狩野永徳が大人だったとき、出雲阿国は子ども
出雲阿国が大人だったとき、狩野探幽は子ども
狩野探幽が大人だったとき、近松門左衛門は子ども
近松門左衛門が大人だったとき、鳥山石燕は子ども
鳥山石燕が大人だったとき、杉田玄白は子ども
杉田玄白が大人だったとき、塙保己一は子ども
塙保己一が大人だったとき、千葉周作は子ども
千葉周作が大人だったとき、土方歳三は子ども
土方歳三が大人だったとき、荻野吟子は子ども
荻野吟子が大人だったとき、樋口一葉は子ども

とりあえずこんなもんかな…。

人をたどりながら年表を下っていると、「この人この頃生きてたんだ」とか
「あれっこの人とこの人親子くらい年違うじゃん」とか
「えーっこいつら同い年なの」とか、そんな驚きがいっぱいあって本当に楽しいです。
安倍清明よりも源博雅の方が年上だったりとか、
上東門院彰子がものすごい長生きしてたりとか(白河天皇が即位する頃まで生きてる!)、
親鸞が彼女の享年を易々と超えて長生きしてたりとか、
後醍醐天皇がやんちゃしてたのってわりと若い頃だったんだなーとか
山本常朝と大石内蔵助が同い年だったりとか、
鈴木春信と二代目瀬川菊之丞の年の差がそれこそ親子だったりとか、
北原白秋と柳原白蓮と中勘助と川端龍子と若山牧水が同い年だったりするのを見ていると
「そうだったのか、日本の歴史!」みたいな感じがしてきます。
あと、国定忠治と鼠小僧が具体的にいつ頃の人なのか初めて知りました…ほぼ幕末なんだ…。

歴史上の人たちを縦のラインで見るのもいいですが、たまには横のラインで揃えてみると
いくらでも別の面が出てきて楽しいです。
あー歴史って面白い!!
年表は辞書と同じで飽きずに読める本ですな~。
無人島に1冊本を持っていけるなら岩波の広辞苑か日本史年表がいいですね。


本日のお絵かき↓
みかの原。※クリックで大きくなります
藤原兼輔。
古今和歌集の撰者たちと縁が深い人なので、描きたくなって描いてみました。
百人一首の歌だけ見てると、わりと夢見がちな人なのかなーという印象があります。

ちなみにこの人の子どもに雅正という人がいて、彼も貫之と仲が良かったみたいです。
その雅正の次男は為時といい、漢詩文にすぐれた文官でした。
そして、そんな為時の次女が、紫式部ですね☆
*ブログ内のイラスト記事一覧はこちらです*
買い物に行くとありがちなこと。
2012年03月10日 (土) | 編集 |
寒かったり暖かかったりはっきりしない天気続きですが、
啓蟄も過ぎたし、春一番も吹いたし、風や雨があまり冷たく感じられなくなってきてもいて
確実に春が近づいてきているなぁと思う今日この頃です。
あちこちで梅も咲き始めましたね♪
梅の実を出荷しているご近所さんの農園がちょうど見頃で、
お宅の前を通ると無数の梅の木からフワーッっとよい香りがしてきます。
は~しあわせすぎる(*´▽`*)
早くうぐいす来ないかな。うぐいすが梅の木に来ると絵になる気がします。花札みたいに。

図書館に行って銀行に行ってミスドに行って和小物屋さんに行って靴屋さんに行って
洋服屋さんに行って本屋さんに行って、とか、何だか忙しい1日でありました。。
あー疲れた楽しかった!!
ミスドで桜フレンチ(いちごクリームが入ってるやつ)を食べたら甘酸っぱくておいしかったです。
フレンチ最高。
和の小物屋さんで見つけた黒蝶の簪に一目惚れして買うか否かものすごく悩んでいったん諦めて
本屋さんに駆け込んで着物髪型コーディネートの雑誌を読んで
やっぱり買おうかなぁと思ってもう一度お店に行ったのですが、
今の自分の髪の長さじゃたぶんこれをうまくつけるのは難しいぞ、ということに気づいてまた諦めて
あっでもこの簪をつけられるくらいまで髪伸ばすのを目標にしたらいいんじゃない?と思って
また買おうかどうしようか悩んで、
でもお財布の予算と相談して結局諦めて春物ニットとブラウスと靴買ってしまいました…。
(いや、もともと洋服買う目的でのお出かけだったからいいんだけど)
というか小物屋さんに何度も出入りしては同じ棚の前でうろうろしていて不審者炸裂でした。
うおお簪…!

その後また本屋さんに行って新刊チェックとかしてたら、いつの間にか日が傾いていて
夕ごはん作らなきゃいけないことを思い出して大慌てで帰りました。
本屋さんや図書館にいると時間が経つのを忘れてテンションアップアップしてしまいます。
気になる本はひととおりチェックしないと帰る気にならない( ̄▽ ̄)。

帰りの車の中でラジオをつけたらしょこたんと山田五郎さんがいつものカオスな番組をやってて
相変わらず雑多なネタ話が豊富で笑いまくりでした。
この人たちほんと面白いなぁ!
「今週の極み」がいつ聴いても感動します。


本日のお絵かき↓
ひさかたの。※クリックで大きくなります
紀友則。
貫之、躬恒、忠岑と同じく、古今和歌集編纂者のひとりです。
ようやく4人揃いました☆

百人一首収録の歌の素直さと、4人の中で一番年上であるという史実からか、
穏やかで落ち着いたお兄さんというイメージがあります。
他の3人がケンカしている時でも「仲良きことは美しきかな」ってニコニコ笑いながら
遠くから眺めていそう。
*ブログ内のイラスト記事一覧はこちらです*
[READ MORE...]
花も風も街もみんなおなじ。
2012年03月08日 (木) | 編集 |
湯婆婆か銭婆か。
き、来ちゃった…………!!!!!

ずらっと。
トランプみたいな並べ方してみた。
札ものを見るとこうして横にずらりと並べたくなる衝動にかられます。なぜだ。

生あります。
赤タン。
奪われた名前と、お店の札に書かれた文字と、川の神様の名前と。
ちなみにこの「生あります」の札がかかるお店のモデルになったお店は台湾に本当にあるそうだ。

千尋が湯婆婆に名前をとられるシーンは、初見のときは結構ドキドキしながら見た覚えがあります。
『ゲド戦記』1巻でゲドが影から名前を呼ばれて硬直してしまうシーンと
同じくらいの迫力があると思う。

あなたの本当の名は。
ハクと千尋セット。
宮崎アニメに時々ある「かつて2人は出会っていた」な子たち。
でもやっぱり、千尋がハクの名前を思い出すあのへんの演出が好き~。

右上にハクのおにぎりが写ってます。
猪鹿蝶。
坊やとハエドリかわいい。映画の後半でひとりで歩くようになるところが好きです。
そしてこれ見て、釜爺と鹿って結構絵になる組み合わせだなぁと思った。
お父さん豚がハマリすぎていて泣ける。

カエルといえば。
道風が!道風が!カオナシのアレだ!!

この花札、ひとつひとつ全部手作りなんですって。なるほど手触りがいいわけだ。

これで、我が家にある花札は
昔から家にあるノーマル花札と、『夏目友人帳』のDVDについてきた妖花札と
この千と千尋花札で3つになってしまったことになります。Oh...
ノーマル花札は小さい頃からいっぱい遊んでいるのでだいぶ年季が入っていますが
『夏目』の花札はもったいなくて未だに遊べずにいます~。
たぶん千尋花札でもとうぶん遊ばないと思う。

そういえばじきに『コクリコ坂から』がフランスで、
『借りぐらしのアリエッティ』がアメリカで公開されますね☆
あちらの国の人たちにとっても、両者が楽しい映画でありますように。
ゴーイングマイウェイ。
2012年03月06日 (火) | 編集 |
大河『平清盛』の雅仁たん(のちの後白河天皇)がものすごい曲者すぎてどうしよう…!
部屋中をぐるぐる転げ回りましたよ。。
後白河天皇は小説やドラマではわりとトリッキーな描き方をされやすい人ではありますけど、
ここまで屈折したキャラで描かれたドラマは
少なくともわたしが見てきた限りでは例がなかったような気がします。
で、そうなっちゃった理由は、自分に刀を突きつけて息子を守ろうとする清盛に対して
ものすごくイラついていたあの表情にしっかり表れていたような。…ウラヤマシイヨウ、みたいな。
今年の大河は色々と冒険していて楽しいです。
みんな思惑があって、それぞれの理想や欲のために忠実に生きているところに
めちゃめちゃ人間くささを感じる。

わたしはテレビや映画や小説に出てくる「敵だけどいい人」みたいなキャラクターが好きなのですけども、
いかにも悪役らしい悪役というのもわりと好きだったりします。
何というか、「そちもワルよのう」「お代官様ほどでは」みたいな人たちとか
「うわはははは!わしが悪役だ文句あるか!」みたいな開き直った潔さがあるような人は
理想のためとかでなく、権力や世界征服などの私利私欲に基づいて行動していたりしていて
かえって人間らしいような気がする。
日本の時代劇における悪代官&悪徳商人の「頭はいいけどツメが甘い悪役」コンビは最強ですが、
モリアーティ教授やフック船長みたいな、いわゆる「知的で紳士な悪役」というのも
何だかんだで好きです。
長年生きてきた男の貫禄に加えて、一筋縄ではいかない雰囲気も感じさせてかっこいい。
(わたしはおじさまキャラとかオヤジキャラと呼ばれる人たちが結構好きなので
ふと気がつくとそういう人たちにばっかり目がいっていることがあります…)

子どもの頃に見ていた番組で「あっこいつヤなやつ」と思ったのは
機関車トーマスのディーゼルだったかも…。
反対にエドワードのかっこよさにときめいていた覚えがあります。トーマスは…ふつう←
あと、バットマンのジョーカーとか、SWのダースベイダー&パルパティーンも好きです。
とにかく圧倒的で、主人公に対して容赦ないところがもうすごい。
あそこまで絵に描いたようにくっきりはっきりした悪役は
「いいぞもっと出番増えろ」という気持ちにさせられてしまいます。おもろい。
(どうでもいいけどパルパティーンと聞くと
いつも「ドラえもんがポケットから道具を出すときの音みたいな名前…」と思ってしまう自分がいる)

バルタン星人は子どもの頃は全然悪役っぽい感じはしなかったのですけども
(むしろかわいささえ感じていた)、
今になってみるとものすごい野望を持っていた人だったんだなーと思います。
あとよく笑う人だなと…別に悪役じゃなくても、あれくらいいつも笑っていると、人生楽しいんじゃなかろうか。
そしてジブリお宅としてはムスカ大佐を忘れるわけにはいかないね!
彼は服装から何から本当にきちんとしていて清潔感のある人で、
年を重ねてちょっと味が出てきた感があるんだけどやっぱりまだ青いところも残っていて
そういう部分が映画の中で巧みに表現されているのがすばらしい。
というかムスカはさー彼にもショタ…少年時代があったはずで
黄色サングラスじゃなくランドセルとか短パンがめっちゃ似合ってたかもとか考えると泣けてくるな。
(二度と取り戻せない年月だからこその良さってだけですが)

他にもばいきんまんとかノロイとかフリーザ様(無意味に「様」付けで呼びたくなる)とか
ロケット団とか志々雄真実とか、世の中には魅力的な悪役がいっぱいいますね。
あー面白い!!
要するに「『敵ながら天晴れな人格者』『どこまでも悪役』どっちもオッケーさぁどんと来い☆」
とか、そんなことを思う日々なわけであります。


本日のお絵かき↓
有明の。※クリックで大きくなります
壬生忠岑。
紀貫之、凡河内躬恒と同じく古今和歌集の編纂者のひとりです。

『大和物語』とか『忠岑集』を読んでいる限りだと
「ものすごくヤンキーっぽいおしゃれさん」な印象が強い人だったりする。個人的に。
*ブログ内のイラスト記事一覧はこちらです*
和風BGM。
2012年03月04日 (日) | 編集 |
作業の合間にニコ動を適当に検索していて「ニコニコ伝統芸能シリーズ」というタグを見つけて
何だこれって思ってポチッとしてみたらわたし的にツボな動画がいっぱい出てきまして、
喜んで再生しまくっていたらいつの間にか夜になっていたとか
そんな休日の午後です、こんばんは☆

三味線や尺八や琴などの和楽器でJ-POPやクラシックを演奏する動画が
ニコ動には結構アップロードされていて、
内容はライブステージとか檜のお舞台とかの生演奏動画から、PVっぽい本格動画まで様々です。
他にも三味線とか伝統芸能とか和ロックとか和風BGMなどのタグで検索してみたら
着物でロック!みたいなのがどっさり出てきました。
うおおおすごいなぁかっこいいなぁ面白いなぁステキだなぁ(*^∀^*)♪

個人的にかっこいいと思ったのがこれ↓

師範とか人間国宝が和風ロックテイストで演奏してくれるとかステキすぎる~vvv
別名が「先生何やってるんですかシリーズ」というのもうなずけます。
あとコメントに国宝の無駄づかいってあって紅茶吹きそうになりました。わかるよ。うん。
ギターが渡辺香津美氏とか…うそでしょうわたしでも名前知ってる。
機会があったら生で聴きたい1曲ですが、もし聴けたら放心してしばらく硬直してそうだ。

演奏もだけど映像演出もすごいと思ったのがこれ↓

冒頭で書と三味線と和太鼓が代わりばんこに出てくるところにものすごいセンスを感じた。
東方Projectのオリジナルも聴いてみたのですが、
三味線や尺八の音がちゃんとオリジナルの音で聴こえてくるということは
それだけ再現率の高いアレンジがされているのだろうな。
和太鼓担当のお坊さんがつけているヘッドホンがハンパなく似合いすぎている件。

クラシック動画も「くるみ割り人形」とか「ボレロ」とか色々あるんですが
「剣の舞」がすげぇ高クオリティでかっこいいかなぁ。
三味線でこの手の曲をやると三味線の真骨頂が見える気がする。



本日のお絵かき↓
心あてに。※クリックで大きくなります
凡河内躬恒。
百人一首収録の歌が印象的すぎて白のイメージがあります…白い霜のイメージ。

紀貫之とともに古今和歌集を編纂した人です。
同時代の歌人としては貫之とほぼ同等の作歌能力を持っていたらしい。
*ブログ内のイラスト記事一覧はこちらです*
ともだちは幻のにおい。
2012年03月02日 (金) | 編集 |
昨日、Team申 in 渋谷パルコ劇場初日公演に行ってきました(^▽^)ノ
宮部みゆきさん作『幻色江戸ごよみ』の朗読劇です~♪
去年の大阪公演で共演した佐々木蔵之介さん・市川亀治郎さん・佐藤隆太さんのお三方と
演出の長部聡介さんが再びタッグを組んで公演すると聞いたらそりゃ行くしかないでしょ…!
蔵オタの性ですなこれは。
というわけで、大急ぎで仕事かたづけて銀座線に飛び乗って開始ぎりぎりに劇場に駆け込んだら
なんか背中に汗かいてて軽くびっくりした。。
かなり夢中で走っていたのだな…昨晩はまだ雪が残っていて寒い日だったはずなのだけど。


舞台には座布団が3つ並んだ高座があり、向かって左端にも座布団つき高座がひとつありまして
後ろに骨組みだけの障子が2張、床から上半分だけにゅっと出ていて
背景には薄く透ける雲と、大きな満月が投影されていました。
お江戸の長屋の夜のような雰囲気が出ていてドキドキした。
向かって右から亀ちゃん、蔵さん、隆太くんの順で並んで座って朗読するのは
去年の公演と同じでしたね~。
そして、1週間ほどある今回の公演には日替わりでゲストが参加するそうです。
わたしの行った初日のゲストは大杉漣さんでした☆
お茶目な役からダンディなおじさままでこなすベテラン役者さんですね。好きだー。
舞台のセットから連想するに皆様和服で朗読かなぁと勝手に思っていたら、
皆さんお揃いで白シャツに黒パンツに黒革靴でした。
亀ちゃんの洋装は、彼のお仕事柄なかなか拝めないのでわりと貴重な経験だったかもしれない。
そして蔵さんは相変わらずすげぇ足の細い人でした。
漣さんの座り方が優雅で見とれた。

ところで、公演の始まったときにちょっとしたハプニングがありまして。
暗くなって役者さんたちが舞台に出てきて席に着いたとき、
左端の高座から「がちゃん、ころころころ…」という景気のいい音がしました。
暗くてよくわからなかったのですが、どうも、漣さんが高座に腰掛けようとして
座布団の横に置いてあった湯飲みにぶつかって落としてしまわれたようでした。。
まさかのドジッ子漣さんのお陰で、会場には穏やかな笑いが起きました。
うん、あれで一気に雰囲気が和んだわ…(*´ー`*)。


原作は全部で12編からなる短編集なのですが、今回朗読されたのは3話でした。
・首吊り御本尊
・神無月
・紙吹雪

どれも手堅く内容の深い中編です。

蔵さん演じる御本尊がめっちゃかわいかったです~。
背景の満月の中に、笑顔の首吊り御本尊がゆらりゆらりと投影されて
そんなシュールな図の前で蔵さんがエコーがかった高い声で
「こんばんは!ここはいっぱいだよ!」とか言うから、会場に何度も笑いが起きていました(笑)。
いやーかわいかった。毒気を抜かれるってこのことかな(´w`)。
でも「おみちに頼んでみな」というお声や、人買い舟は沖を漕ぐ~♪の歌声は
ものすごくやさしかったです。
こういうギャップのある演技は燃えて萌えてたまらんです。蔵さんってサービス精神あるなぁ…。
「首吊り御本尊」はお話の背景はともかく、中身はわりと滑稽なので
どことなく落語っぽい雰囲気でもあったように思います。
そして「神無月」「紙吹雪」では一転、笑顔を浮かべて穏やかな声で朗読されていました。
蔵さんがああいう一途な男やナレーションをやると
ものすごく心地よい声になるのでうっとりしてしまいます。

亀ちゃんはさすがというか、ナレーションから女性から老人までそつなくこなしていて
やっぱりすごいなー声だけで充分時代性やノスタルジーが出せる人なのだなぁと改めて感動しました。
去年の家守綺譚のときも思ったのですが、亀ちゃんの引力ときたら
本当に何故にあんなに強烈なのかまったくわからないです。
磁石に吸い寄せられる釘か砂鉄の気分にさせられるよね…。
「神無月」の、ナレから老人へ、老人からナレへ瞬時に変わる演技に文字通り釘付けでした。
ナレのときは背筋をぴっと伸ばして、老人のときは背をかがめてた!
芸が細かいです。
というか、実はこの公演の演目が何なのかは当日パンフレットを見るまで全然知らなかったので、
チケットを買ってわくわくしながら待っていた間中ずっと
「紙吹雪」は読んでくれたらいいなぁそしてぎんを亀ちゃんがやればいいのになぁとか思っていて
当日観に行ったらばっちり演目にあって、しかも朗読が始まったらぎん役は亀ちゃんで
もう感激のあまりテンション上がりすぎて何が何だかわかりませんでした。。
きゃー亀ちゃーん猿之助襲名おめでとおおお!!(話変わってる

隆太くんの丁稚少年や若手岡っ引きにはホロリときます。
もともと張りのあるお声ですけど、ぱりっとした気持ちよさが感じられて
少年や若者向きの声をされているなぁと改めて思いました。
(家守綺譚のときも蔵さん演じる綿貫の後輩役だったよね)
というか今回の演目を見ると逆に、今回隆太くんが演じた人物ってみんな
いかにも最初から彼が演じるのを想定して作ったかのように見えるくらいにハマっていたと思います。
特に「神無月」の岡っ引き。彼は良かった。うむ。
ところどころ噛んでいた気がしますがそれは初日のご愛嬌ですね(*´艸`)。

ゲストの漣さんには最初ニヤリとさせられましたけれども(笑)、
本番が始まると、あのゆったりとした、静かで落ち着いた声で
大旦那様やぎんの伯母さんを演じていらっしゃいました。
漣さんの声ってすごく安定していて、長い樹齢を経た木のような気配があるなぁと思います。
思慮深さが感じられるというか…。
それだけにお年寄りなど人生の先輩を演じると最強なのですな。
「首吊り御本尊」で首くくりの神様について語る大旦那様とか、
「紙吹雪」で少女のぎんに「あの夕焼けのなかにあるんだよ」って語りかける伯母さんは
やさしさが全面的に出ていていいなぁ~と思いました。
そして漣さんも冒頭の動揺が尾を引いていたのかたまに噛んでた(*´艸`)これもご愛嬌…。

アンコールの挨拶でまずお3方が舞台に出てきて、蔵さんがひととおり初日の挨拶をされて
後から漣さんが蔵さんの紹介で出ていらしたのですが
蔵さんに「何かありますか?」って聞かれた漣さんが「出てきて、すぐに、お茶こぼして…!」って
素直に白状なさっていて萌えた。
その後「でもお陰でやりやすくなったよね!」ってごまかしててやっぱり萌えた。
なにこのチャーミングな人(笑)。

朗読中に背景の月が大きくなったり小さくなったりしていて、
雲に隠れて霞んだかと思えば、宝石のようにはっきり出てくることもあって
それがものすごく印象的でした。
月は色々な効果が出せて面白いですな~。
「紙吹雪」で、目的を遂げたぎんが屋根の上から雪を降らせるシーンで
背景に銀に輝く紙吹雪がひらひら舞っているのも美しかったです。


今回の公演はしばらく続きますが、日替わりゲストのラインナップを見るとかなり豪華です。
特に2日目の仲村トオル…はあぁぁ生でトオルちゃん見たかったな…orz
浅野和之さんもステキだけど(演目から見た想像だときっとだるま猫の角蔵をやるに違いないっていうかやればいいと思うよ浅野さんの角蔵ぜひ聴きたいやってくれそしてDVDにしてくれ)、
千秋楽ゲストの中尾明慶くんがどういう朗読をするのかも興味あります。
あっきー見たいよあっきー。
(どうでもいいけどわたしの中であっきーは爽やか青年とかやりそうなイメージ)