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2012_06
29
(Fri)23:53

第1458回「好きな和菓子は何ですか?」

こんにちは!FC2ブログトラックバックテーマ担当加瀬です(^v^)/今日のテーマは「好きな和菓子は何ですか?」です。先日加瀬は、実家に帰る際に百貨店へ寄り、おいしいどら焼きを買って行きました。家族にも絶賛されて、良い買い物をしたなと自分で自分を褒めてあげたい気持ちになりました!加瀬が和菓子の中で一番すきなのは、やはりどら焼きです!前にトラックバックで書いたたいやきも好きなのですが、どこでも手軽に手...
トラックバックテーマ 第1458回「好きな和菓子は何ですか?」


・わらび餅
・信玄餅
・くずきり
・かき氷
・さつまいも巾着
・かりんとう
・いちご大福
・草餅
・うぐいす餅
・桜餅
・柏餅
・みたらし団子
・酒まんじゅう
・どら焼き
・柚餅子
・練りきり
・今川焼
・ひなあられ
・甘栗
・花袋せんべい
・大里屋の四里餅
・三全の萩の月
・蔵造りのべにあかくん
・満月の阿闍梨餅
・老松の夏柑糖
・とらやの季節の羊羹

餅系が多いな…。

和菓子に限らず、昔からしっとりもちもちした食べ物が好きです。
お餅とか、グミとか、お団子とか、クレープとか、トルコアイスとか、もちチーズとか、蒸しパンとか。
(ファミマで売っているもちもちたまご蒸しパンは絶品だと思う)
↑のトップに列挙しましたがわらび餅は大好きです。
出先で見つけるとだいたい食べます。試食もいただきます。食べずに帰れようか。いや帰れない。
以前に奈良旅行で黒糖わらび餅を見つけてお土産に買ったのですが
あれはほどよい甘さと柔らかさで水を飲むみたいにするする食べられて本当においしく、
家族にも好評でした。あのお店また行きたいな。

さつまいも巾着が好きになったのは昔読んでいた漫画『デリシャス!』の影響です。
主人公が作ったさつまいも巾着の中にチョコレートとかナッツとか干しアンズとかが入っていて
当たりくじみたいな気分でみんなでわいわい食べるというエピソードがあって
うわー楽しそう!と思ったのが最初。
実際の巾着の中味はあんこだったりカスタードクリームだったりしますけど、
いつか巾着作りにチャレンジしたらあの漫画のレシピで作ってみたいなぁと思っています。

それから、よく山種美術館が展覧会にちなんだ和菓子をカフェで販売しているので
展覧会に行くたびに買って帰るのですが、
見た目も味もこの上なくすばらしくていつも感動しています。
見て楽しめて食べておいしいお菓子っていいよねー。
(ちなみに山種の展覧会のお菓子を作っているのは表参道の菊家という和菓子屋さんです。
あそこの季節の生菓子おいしいんだ…!)

あ!もうひとつ。ぼたもち。もとい、おはぎ。
つぶあんでもこしあんでも食べます。大好きです。
会えないけど仲良し。
最近のシリーズで描いていたこの子たち↑は、もともと
「春はぼたもち(牡丹)、秋はおはぎ(萩)」という説を聞いてうわぁ何それステキって思って
その日のうちにだだっとキャラデザできたのでした。

そろそろお話の続きを描きたい。


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皆様いつもありがとうございます(^-^)/☆

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2012_06
27
(Wed)23:37

夏への扉。

元気に咲かっしゃれ。
我が家の庭のナツツバキ。
まだ満開ではないのですが、じきに7月だからそろそろかな。
結構な高木のため満開時には木全体が真っ白になります。夏の雪って感じ。
暑い季節に白を見ると気持ちが涼やかになりますね(*´∀`*)。

アップ。
ナツツバキは日本ではお寺などに沙羅双樹の代わりに植えられることが多いそうで、
沙羅の樹と呼ばれることもあるそうな。

「はるか遥かな道 心は旅を続ける 遠い無限の距離の 彼方へと枝を伸ばすよ
沙羅 虚空の中の輝く巨木のように」

(谷山浩子「沙羅双樹」)


もっさり。
ご近所の紫陽花。
水路の両脇にたくさん植えられた紫陽花が、毎年どっさり咲きます。
このお宅の前を通るたびに「いいなぁ~綺麗だなぁ~すごいなぁ~」って思ったりする。

こんもり。
ガードレールも何のその。
こうして見ると紫陽花ってわりとたくましい花だよね。

アップ。
一番大きな花をパチリ。
人の両手のひらに乗せてもはみだす大きさじゃないかなぁこれ。
水場に植わっていて日光をたっぷり浴びて、そりゃ大きくなりますよね。和む~(*´w`*)。

余談ですが、紫陽花を見るとレオ=レオニの『スイミー』を思い出すことがあります。
小さな花が集まって大きな花になっているというところが、
小さな魚が集まって大きな魚に化けるスイミーたちを連想させるのかなぁ。


装花。
先週の友達の結婚式でもらってきたお花。
当日はこの白と青の花がテーブルに生けてありました。見た目も涼やかで夏の結婚式って感じだった☆
そして例によって新郎はイケメンで新婦はキュート。大変かわいらしいカップルでございました。

学生時代の友達も何人か招待されていて、同じテーブルだったのですが
わたしを含めみんな見事に和服で、色もピンク・白・青と全然違う色でトリコロールみたいでした(笑)。
(式場が神社だったせいもあるかもしれない)
他にも新婦の仕事先の人たちとテーブルが近かったのですが(わたしは新婦の友人席)、
皆さん明るくて気さくに話しかけてくださって
式が終わる頃にはほとんどタメ口になって友達みたいなテンションでいっぱいおしゃべりしてきました。
式の最中にスピーチをする人が出番がくるまでずっと「料理の味わかんないわかんない」ってテンパってて
「大丈夫だよ!できるよ!」ってみんなでひたすら励ましまくったり
鳥居の前で新郎新婦と写真を撮るときに「入っちゃえ入っちゃえ」って手当たり次第に手招きして
結局集合写真みたいになったりしていました。
ああいう場で同年代女子が集まると楽しくていいですなァ!

梅雨の晴れ間で天気もよくて、全体通して賑やかな式でございました。楽しかったー(^▽^)☆
2012_06
25
(Mon)23:57

よみまつがい。

仕事中にエクセルで目録作ってたんですが、論文のヨミを入力するときに
マクロで自動的にヨミをふるように設定してあるのですけども、
ヨミの入力規則で「ハ」や「ヅ」などは「ワ」や「ズ」にして入力しなきゃいけない場合があって
(例えば「お菓子作り」のヨミは「オカシヅクリ」ではなく「オカシズクリ」になる)
その修正もしていたら、
とある論文の副題の「たくさんのに囲まれて幸せ」という文章のヨミが
「タクサン ノ ワナ ニ カコマレテ シアワセ」ってなってて戦慄した。。。

どんな罠だよ!!(爆)

もちろん「ハナ」に修正して登録しましたが、
なんかすごくツボに入っちゃって笑いを堪えるのが大変でした。。
こういうときに自動ヨミふり機能の限界を感じます…。頭いいのかアホなのか。うーむ。


片仮名を書いてて思い出したんですが、わたしは中学校のとき世界史の教科書に出てくる
「カエサル」をなぜか「カサエル」と読んで暗記してしまっていて、
定期試験前に友達が「カエサル」って口に出していたのを聞いて初めて間違いに気づいて
大慌てで教科書を確認して、無事に試験を乗り切った思い出があります。。
あーあれは本当に危なかった…おそろしや読み間違い。
「マニュファクチュア」を「マフニュクチュア」と覚えていた時期もあったし…なんでだ。

平仮名や片仮名で答案用紙に解答するときって妙な緊張感があります。
これきちんと正しく覚えて書いてるかなぁ自分、みたいな。
漢字の言葉だったら、解答時に漢字が思い出せなくても平仮名で書けば○くれる先生もいたので
そんなに緊張もしなかったのですが。
そういえば古典の授業の音読で「額田王」を「がくでんおう」と読んだツワモノもいたな…。
あれ何でだっけ…教科書にルビふってなかったんだっけ…記憶があやふやです。
あのときはクラス中が、ブレーカーがばたっと落ちたときみたいにシーンとなったのを
今でも鮮明に覚えています。。

たかがヨミ。されどヨミ。ヨミにまつわる悲喜交々は数え切れないほどありますけれど
それでも、読めなかった言葉が読めたときの爽快感は計り知れないですね。
新聞や雑誌、お店の看板などで読めない字を見つけると「なんじゃこりゃ」って思って
いろいろ手を尽くして解読してみる癖が昔から抜けません。
しかもそうして調べている時間そのものがものすごく楽しかったりする(笑)。



本日のお絵かき↓
寛濶。※クリックで大きくなります
近松門左衛門信盛と初代坂田藤十郎。江戸時代初期の上方歌舞伎界ゴールデンコンビ。
お互いの立場を尊重しながら一緒にホン作ったりしていたそうな。
(ちなみに近松の方が6歳年下です。もえ)

藤十郎の格好ができかけなのは単純にゆさの趣味です。。
役者さんが衣装をつけたりメイクしたり髪結ったりしてだんだん歌舞伎の顔になっていくのって
なんだかドキドキしてしまう。

*ブログ内のイラスト記事一覧はこちらです*
2012_06
23
(Sat)23:39

小さな世界。

すごく美しい装丁。
藤子不二雄ミュージアムで買った暗記パンラスクの箱が気に入ったので小物入れにしています。
ほとんど藤子グッズで埋まっているけど(^ ^;)。

本は気がつくと増えていますが、小物も気がつくと増えています。
予算の都合もあるので基本的に気に入ったものだけ買うようにはしているのですが。ううむ。
で、それらはだいたい机の引き出しか箪笥の中にカテゴリ別にしまっておいて、
(フィギュアとかだったら机の上に飾るけど)
小物入れなどで整理しておくことはあまりないです。
小物入れで整理できたら便利ですがかさばってしまうし、うまく整理できないし…(←ほぼこの理由による)
でもたまにビジュアルや機能が気に入ったり、
部屋のインテリアに合うかなと思ったら買って使うこともあります。
↑の写真みたいに素敵な箱なら喜んでとっておきます。関連グッズをしまうこともできるので。

小物入れもそうですが、アクセサリーケースとか花籠とか、箱形オルゴールとかの
「小さなものを入れておくハコモノのロマン」って計り知れないように思う。
わたしがもともと小物好きということもあるのですけど、
あの、蓋を開けると、小さくてキラキラしたものがいっぱい入っている様子には
何ともいえない幸福感が満ちている気がする。
その中に世界がひとつ形成されているような。
子どもの頃は河原や海辺で、丸くてきれいな石や角がけずれたガラスとかを
拾って持ち帰ったものですが、
あれらを机の中にジャラジャラ入れておくと、引き出しを開けるたびに
理由はわからないけどわくわくしたものでした。
あのときの気持ちにどういう名前をつけたものか未だにわからないでいる。

アニメ『おじゃる丸』で電ボがちっちゃいものクラブを提案したときは
なんて素敵な思いつきなの!と思ったものでした。
おじゃる丸より小さくないと参加できないという基準が微笑ましいです。本人たちは大まじめなんだけど(笑)。


先日、密林から届いた『コクリコ坂から』のDVDをほぼ毎日見ています。おかしいなあ。
届くまでものすご~~く楽しみにしていて、ゆっくり見ようと思っていたはずなんだけどなあ。
横浜特別版を買ったのですが特典DVDに映像がわんさかついていて、
少しずつ見ていくのが楽しみです。

そういえばDVDの棚も買ったものを適当に積むだけで全然整理できていないんだった…。
本棚よりも小物よりもこっちの整理整頓しなきゃだよ自分。
2012_06
21
(Thu)23:52

太陽のいちばん長い日。


ハウル(映画版)を落書き。毎年、夏至が来ると彼のことを思い出します。

「一万日」とつぶやくのが、聞こえました。「ちょうど夏至になる」
「夏至がなんですって?」ソフィーは聞いてみました。
「その日は僕が生まれてから一万日目なんだよ、お節介さん」

(ダイアナ・ウィン・ジョーンズ『魔法使いハウルと火の悪魔』 p.158)

原作では最終決戦が夏至祭の日(ハウルの誕生日)なのですが、
映画だと特にあの戦争がいつのことなのか明確にされていなかったように思います。
秘密の庭にたくさん花が咲いていたから、暖かい季節だとは思うのですけども。
ハウルがちょっぴり魔法で助けているって言ってたから、そうとも限らないのかもしれないけど。
それにしても映画の空中散歩のシーンは問答無用でドキドキしてしまいます☆
青い空と風と浮遊感がたまらない。
ハウルが鳥になったり魔法を使ったりするときにただならぬ気配のある顔になるのも好きです。

あと、夏至と聞いて思い出すのはシェークスピアの『真夏の夜の夢』ですな。
(ワルプルギスの夜は夏至祭の日なのだそうな)
トーベ・ヤンソンの『ムーミン谷の夏まつり』も夏至祭がテーマですね。

あとは『精霊の守り人』かな。
ニュンガロイムの卵が孵るのがちょうど夏至だと、本編に書いてありますね。
卵が孵ることによって世界に及ぼされる影響のことを考えれば、
確かに春よりも盛夏よりも夏至が妥当な時期なんだろう。
(雷が大地に落ちる=大地と結婚すると稲穂が実るという言い伝えにも通じるものがあるような。
昔々は、稲穂が実るということは何か人知を越えた力がはたらいていると思われていたのかもな…)
作中でタンダが歌う、ナージ飛べ飛べ海まで飛べば、の、わらべ歌のような響きの歌が好きです。
アニメで再現されたときは、いかにも長く長く歌い継がれてきたような、深みのある歌になっていて
とても感動しました。
歌いやすいメロディでもあったし。

ナージの歌って最初からああいう歌だったんだろうか…。
歌詞の内容から考えても、ヤクーの誰かが作詞作曲したというよりは
いつの間にか歌われるようになってだんだんああいう歌詞とメロディになっていったんじゃないか。
歌詞も、やはり歌という形にする以上は
あらゆる言葉や要素を削ぎ落として口になじみやすい詞にしていく必要があったんじゃないか。
何にしても、基本的にどんな物事も口伝えで伝えていくヤクーにとっては
ああいう歌にするのが最良の方法だったのでしょう。
長い祝詞や文句も、暗記するだけじゃなくて謡や歌にするとスルリと覚えられたりするしなー。
CLAMPの『CLOVER』でもスウが(正確にはウィザードのおばあちゃんが)
「人は死んだら忘れられていくけど歌はずっと覚えて歌ってもらえる」と言っていましたっけ。

そして、あの歌は夏至祭に起こることのヒントを雄弁に語っているわけだけど、
お祭りが行われるのが100年に1度であるためか
歌の意味をリアルに理解して歌う人が100年の間に少しずついなくなっていくわけで。
それを考えると、伝えるって本当に難しいことだなと思います。
たつみや章さんの『裔を継ぐ者』でも、サザレヒコがあらわれるまでは
ポイシュマやワカヒコたちのことを語れる人が絶滅寸前だったしねぇ。
(そして何かを語るためには語る対象に対しての深い理解が必要だ)

昔語りや古典や資料を読むときに、
書いた人や語った人の心理や思いを汲み取ることの何と難解なことかといつも思います。
曲には作曲家の思いが込もっているんだよとオクレール先生に諭されるのだめのような気分になる。
いや、だからこそ惹かれてやまないのだけれど。
2012_06
19
(Tue)23:53

おまえは今まで買った本の数を覚えているのか。

別に大掃除の季節でもないのですが、大雨の中帰宅したら
部屋の床に積み上げられた小説とか資料とか漫画とかの山が目に入りまして
(昨日までは意図的に見ないふりをしていたにも関わらず)ついカッとなって手を出して
もはや何度目かもわからない本棚の整理しました。
いやー一度掃除魂に火がつくと噴き上がりますね。ほぼノンストップで作業しちゃった。
本棚に新しい本をつめるときは毎回ジグソーパズルをしている気分になります。
いかにうまく、背表紙を見せた状態ではめこむか。ない知恵フル活動して考えます。
そしてわたしが本棚の整理をしているときは本が棚と床をすごい勢いで行ったり来たりしている。

興味のあることがあったり絵を描いたりしていると、部屋に紙とか資料とかが増殖しますね。
たぶんわたしの場合はそのせいだけじゃないと思いますけど。

で、作業中のわたしの周りをにゃんこたちが追いかけっこしながらグルグル回っていたのですが
(今日は台風のため1日中家の中にいたので、体がなまっていたんだと思う)
わたしが適当にちょっかい出すと「邪魔しないでよ」って言わんばかりにプイッってして
「わかったよ好きに遊びな」って作業に戻ると
急に「ねぇ何でこっち見ないの」って言わんばかりにつぶらな瞳で見つめてきたりします。
ツンデレって猫のためにある言葉だと思うの…。

猫といえばドラマの『三毛猫ホームズの推理』に出てくるホームズが好きです。
目と口の位置が近くてかわいさ炸裂です。たまらん。
あのドラマはホームズとマツコさん目当てで見ていると言っても過言ではない。
というか、今期は個人的にドラマ大当たりシーズンなのですが。
ホームズの他に『平清盛』と『ATARU』『ハンチョウ』『鍵のかかった部屋』『リーガル・ハイ』
『Wの悲劇』『陽だまりの樹』を毎週欠かさず見ています。
『鍵のかかった部屋』の、大野くんが作る精巧な密室模型が楽しみです。
あれ使って展覧会やればいいのにと思う。
佐藤浩市さんの、ヘタレなのか凛々しいのかよくわからない演技がドツボすぎて面白くてたまらん。
『リーガル・ハイ』は随所に舞台劇っぽい演出が光っているなぁと思いながら見ているのですが
よく考えたら堺雅人さんも生瀬勝久さんも舞台役者だった。
オープニング映像の古美門さんvs黛さんが毎週少しずつ進行していくのも面白いです。
画面右下にひょこっと出て「第○回」って表示を出す黄門様(違)もかわいい。

そろそろお出かけがしたいなと思っているところへ気になる展覧会情報がじわじわ入ってきてます。
来月に浜松町で日本ドールハウス協会がやるミニチュア展示会は
ミニチュアお宅として猛烈に気になります、なりますぞ。
現美でやる「館長:庵野秀明」展は前売り券ゲット済みなので元気に行ってきます。
奈良博の古事記展は本当に行きたいのですが、こればっかりは時期が合わないので仕方ないから
京博の大出雲展に行こうかどうしようか計画中。
(出雲展は東博にも巡回あるっぽいんですが京博より規模が小さいので、見るなら京博かなって思ってます)
太田記念美の猫百景展に行った人の感想を聞くと、なぜだかみんな口をそろえて
「春信の猫かわいい」って言うんですが。
なぜ!なぜみんな急に春信をプッシュし始めているの!ってかあれ国芳一門の展示会じゃないの!?
あうぅ予定が合うなら行きたかったのに。たぶん無理だ。あとで図録ゲットしよう。
都美のマウリッツ展は這ってでも観に行きますよ…。
あ、今月の月刊MOEはダヤンとマウリッツ展特集なのだが買うべきかな。
来月はジブリとグスコーブドリの伝記の特集だから買わなければならない。
それと、展覧会じゃないけど、鉄道博物館の中に来月図書館ができるらしくって
これを機会にてっぱくデビューするのもありじゃないかなって思ってる。
(鉄道は特に好きでも嫌いでもないですが、新幹線が見られるなら行ってもいいかな…。鉄分補給)

そういえば先日、『天地明察』のコミック版を漫画家さんの絵に一目惚れして衝動買いして
ちょっとずつ読んでいるのですが、はっきり言ってかなり面白いです。
春海の驚異的なかわいさにときめきが収まりません。それ以上に村瀬さんにときめきが収まりm(ry
(2巻おまけページの村瀬さんのキャラデザ部分に「乙女をつかもうぜキャラ」と書いてあって
はい見事につかまれましたと脱帽した。後悔はしてない…)
これは原作本と映画も観るべきじゃないかという気がしてきたよ。
特に映画は、主役が岡田准一くん&宮崎あおいちゃんという時点ですでにツボなのですけど
それに加えて関孝和が市川亀ちゃん改め猿ちゃんなのだよ…!
どうしようわたしにとって最高にツボな関がスクリーンに降臨するんじゃなかろうか。でゅふふ。
2012_06
17
(Sun)23:47

きんぽうげきんぽうげ。

富安陽子さんの『かなと花ちゃん』を読みました。
加奈という女の子と、加奈が原っぱで拾った日本人形が2人だけの会話をしながら
縁日に行ったり、謎の仏師の家を訪ねたり、お菓子の家に遊びに行ったりするお話です。
少々ファンタジックな部分もあるのですが、読み進めていくと
「ああ、そうだったんだ」ってストンと腑に落ちるカタルシスがあってステキです。
個人的に、こういう構成の物語を書くのが非常にうまい作家さんは
この方と高楼方子さんと茂市久美子さんだと思ってる。

加奈と花ちゃんが行く原っぱとか縁日とか、生け垣に囲まれた街路とかは
うちの身近な光景なので目に浮かぶようでした。
夜のお寺の、背の高い杉木立に挟まれた階段を昇るときの空気の冷ややかさとか
濃い影とか、階段の上の灯籠のあかりだけがすごく鮮明に見えるとか。
(縁日のお店のおじさんがアセチレンランプを灯している描写を見て、
思わず手塚治虫の漫画に出てくるランプ氏を思い出して吹き出してしまった)
当たりくじを引き当てた加奈と花ちゃんが、お寺の本堂の中で体験したことは
おそらく人が立ち会ってはいけないことだったかもしれなくて、それはとても
(となりのトトロで草壁のお父さんが言うみたいに)「運がいいこと」だったんだなぁ。
くじで当たりを引くとは、本来はこういうことなのかもしれない…。
そして、鬼たちがお寺を出て遊び回っても余裕綽々な四天王のみなさま、さすがです。

よく仏師の人が、木の中には仏がいて自分は彫り出すだけと言いますが
今回のお話に出てきたおじいさんも同じことを仰っていて職人魂を感じました。
童子の人形の正体については読んでいる途中でわかりましたけど、
(というかきっと、わかるように演出されているんだろう)
加奈が童子に呼び掛けたときのくだりが、何だか夏目友人帳の露神様のエピソードとだぶって
ぶわーっと色んなものがこみ上げてきてしまった。
富安さんは民話や言い伝えや俗説や古典からの引用のタイミングと、
ストーリーへのからませ方が絶妙ですごいです。

青い目の人形については史実を知っているだけに泣けました。
富安さんが戦争について書くと、爆弾とか兵隊さんがどうとかいうよりも
そのとき町で生きていた人たちにスポットがあたっていることが多くて、
今とほぼ変わらない生活への思いが地続きで伝わってくるので頭の芯がじんじんします。
『盆まねき』を読んだときも、おじさんのこととか、話を聞いたなっちゃんのこととか考えてたら
脳みそのスペックが枯渇してウボアーってなっちゃったし。
あと、これは読んだわたしの想像ですけれども
たぶん『盆まねき』は富安さんのご実家の人々がモデルになっているような感じがする。
や、単に、以前に富安さんのトークセッションに参加したときに聞いたお話からの連想ですが…。
『盆まねき』は表紙イラストも素敵だなと思った本です。月がこんな風に見えるときってあるなと。

人形と女の子が会話しながら仲良くなる話で、わたしが今でも傑作と思っているのは
梨木香歩さんの『りかさん』ですけれども、
これにも青い目の人形アビゲイルのお話が載っていますね。
そしてもう、あれはアビィの傷と真っ直ぐさが直列回路に流れる電流みたいにビリビリ伝わってくるので
読み返すにはかなり体力が要ると思う。
本そのものはとてもいい本なのでおすすめしたい1冊です。
あ。『りかさん』で思い出しましたが
この本の続編というか、りかさんで主人公だった「ようこちゃん」が
大人になって「容子」として出てくる『からくりからくさ』という本もありまして
これはりかさんを読んだ後に読むのをおすすめしたいです。
とんとんからり、とんからりと、機織りの音が聴こえる本ですよ。


本日のお絵かき↓
左府様。※クリックで大きくなります
藤原時平。
描き始めるまではビジュアルがまったく思い浮かばなかったのですが、
いざ描き始めたら3分くらいでキャラデザできました。ふむ。
古今和歌集を語るうえで避けて通れない人です。

ご祝儀袋の水引みたいな、雅で繊細なイメージがある人なんだよなーとか考えつつ描いていたら
胸元の飾りがなんかそれっぽくなってしまった。。

*ブログ内のイラスト記事一覧はこちらです*
2012_06
15
(Fri)23:51

第1446回「飼っているペットに一言伝えられるならなんて言う?」

こんにちは。 トラックバックテーマ担当の加瀬です(^v^)/今日のテーマは「飼っているペットに一言伝えられるならなんて言う?」です。過去にトラックバックに書いた事があるのですが、加瀬はネコを飼っています!3匹いるのですが、みんなとてもかわいくてかわいくて仕方ないです><その中でも、末っ子のネコがやんちゃで甘えん坊で、手がかかるのですが、癒しの存在として崇められています(私にw)。そんなかわいい3匹...
FC2 トラックバックテーマ:「飼っているペットに一言伝えられるならなんて言う?」


言いたいことは山ほどあります…さて何から言うべきかのぅ。

むう。
我が家のアイドル…もとい愛しき姉にゃんこ。
絵を描いているわたしの側でずーっとこんな格好で座り込んでたのでパチリ。
我が家ではこのポーズをスフィンクススタイルと呼んでいます。
(エジプトのスフィンクスが半分ネコ科であることからの連想です)

しかし、朝の5時に「起きろ、朝餉の時間だ」と言わんばかりに
猛烈モーニングコールするのやめてください…。おいらは低血圧なのよさ。。
別に朝じゃなくても、お腹がすくとご飯をあげるまで鳴き続けるのですが、それはいいんですが
わたしが起きる時間より早い時間に鳴かれると、なんかもう、良心との葛藤というか
お腹すいてるのはわかってるんだよ~でもお願いだから寝かせてよ~とか
ごにょごにょと考えて結局起きてご飯あげるわけです。
毎日ではないのがせめてもの救い。
もりもりとご飯を食べる姿はとってもめんこいのですけども。

わたしがPC見てたり絵を描いていると、膝にぴょこっと乗ってきて
そのまま丸くなって寝てしまうこともあるのですが
狩人スイッチがオンになっているときはマウスやペンに肉球パンチをくらわせてくることがあります。
で、シャーペンはともかくペンはやめてくれないかなと言いたい。
紙の上で動いてカサカサ音がするから面白いのはわかるんだけどね。

あと、うちの猫たちは外が好きなので家の庭で遊んでいることがあるのですが
わたしやうちの家族の誰かが車を運転して帰宅して、車庫に入れようとバックするときに
車の周囲をグルグル回るのマジやめてください。。危ないよー!!
せめて視認できる位置にいてくれれば避けようもあるのですけど、
たまにバックミラーに映らない位置に入りこんでしまうこともあって
そういうときは車から一旦降りて猫を家に入れてから車庫入れします。
で、玄関を開けるとすぐに「ご飯ご飯」ってじゃれついてきます。遊んだあとは腹ごしらえ。
そしてもりもりとご飯を食べる姿はとってもめ(ry

それから、これは冬場や涼しい日に限ってですが、ドアを開けたら閉めてください。寒いです。(切実)

他にもいっぱいあって挙げきれませんけど、きりがないのでここらへんでやめておきます。

ミャウリンガルとか翻訳コンニャクとかあったら猫と会話ができて
楽しいかもしれないなーなんて思うこともある一方で、
もし実際に猫たちが人間の言葉をしゃべり始めたら
あの「にゃーん」という声がすべて人語になるということに最近気づいて
それはそれで切ないものがあるから別にこのままでもいいよねとか思ったり思わなかったり。
鳴き声はにゃんこの魅力のひとつなのよさ。
2012_06
13
(Wed)23:54

錦の鎧。

白髪の武将。※クリックで大きくなります
斎藤実盛。かっこいいじじいが描けないので青年仕様。
篠原の合戦前に髪を染めたときの様子だと思って生暖かい目で見てやってください。

実盛は、普段の生活でも戦においても特に目立つ行動はしてないけど
なんというか「今ここにあの人がいて欲しい」と思うときに必ずいてくれる人のような気がします。
や、単に実盛と義仲の物語を読んだときの、わたしの第一印象ですが。

『平家物語』の篠原の合戦場面を見ると、あのときの実盛って
大蔵の乱で義仲を木曾へ逃がした頃とは別人のように
義仲に甘い顔を見せていない…というか平氏の武将として戦おうとするあまり、
他のことが目に入っていないように見える。
たぶん戦闘中はクールすぎるくらい職務に忠実で、相手に対して手加減はしないし
あくまでも敵は敵味方は味方として考えているんだろう。
でも休息中とか、戦闘モードをオフにしているときは結構冗談を言うことも多いみたいだし、
いつもニコニコしている好々爺で若武者たちに好かれるタイプだったんじゃないかなぁとか
想像してしまいます。

義仲のことは、一度は引き取って育てることも考えたくらいだから
常に頭のどこかに引っかかっていたと思う。
特に篠原合戦時は、かつて自分が助けた少年が軍隊の大将にまで成長して攻めてきたわけだし
もうほとんどパパみたいな気持ちになっちゃって
一目だけでも顔を見られたら…くらいは思ってたんじゃないか。
で、そういう実盛の心理は、平家物語の
「平家はこのところ負け戦ばかりだし、どうだいみんな、そろそろ木曾殿に組するかい」
っていう、平氏の若武者たちの心を試すセリフにも表れている気がする。
あと、実盛のストーリーは世阿弥が謡曲にもしていますけれども、
その中に「義仲と戦いたかったのに、手塚光盛に負けた」みたいなセリフもあって
これにも実盛の義仲らぶーな気持ちが表れているなと。
(ちなみに実盛を負かした手塚光盛という武将は手塚治虫氏のご先祖なのだそうだ。
『火の鳥』乱世編で義仲と巴が帰国の相談をする場面に手塚氏そっくりの光盛が登場していますね)

そんなこんなで気持ちの上では親子みたい(とわたしが勝手に思ってる)な
実盛と義仲でありますが、一方が源氏で一方が平氏に味方しているとなると
2人とも生きているうちは表だってそういう関係ではいられなかったわけで。
平家物語でも、手塚が持ってきた首が実盛とわかって義仲が涙するシーンがありますが
あえて戦闘開始時に名乗りを上げず敵方に自分がいるのを義仲に知らせないことを実盛は選んだ、
それは「知らない方が義仲が悲しまずにすむし、もし知られても義仲ならわかってくれる」的なことを
考えていたのかもしれなくて。
本当は義仲をとても大切に思っていたけど、実盛は「今の自分は平氏の武将だから」という
思いが強くてああいう行動を取ったのかな…と考えると
(そしてそれは物語がそうしているように武将としては賞賛されることなのかもしれないけど)、
哀しい人でもあるな…とも思います。

篠原合戦のあった石川県加賀市には、義仲と樋口兼光と手塚光盛の3人の銅像があるそうです。
ぐぐって写真を見てみたのですが、義仲が実盛の首をかかえ、樋口と手塚がうなだれるという
まるで平家物語のワンシーンのようなシチュエーションになっていて仰天しました。。
銅像というと、その人物が胸を張っていたり海を見つめてみたり
故郷の方角を見つめたりしているものが多い気がするのですが、
あの3人のモニュメントはかなりドラマチックだなと思う。
実盛が開祖の、妻沼の聖天様にある実盛像は結構どっしりしてるのになぁ。
(そういえばあそこの本殿が、先日、国宝に指定されることが決まりましたね。めでたいっ☆)

あ、そうだ忘れるところだった。実盛の萌え(?)ポイントまだあった。
実盛がいなくなった後、彼の息子である五郎と六郎が
平六代(清盛の曾孫)に生涯付き添ったりしていましてですね、
そこがまた妙にキュンとくるというか、実盛が気になっている一要因だったりします。
好きな歴史上の人物の側にいる人物は実在でも非実在でもだいたい好きになる傾向が強いです。
だって家族や仲間がいるとそれだけで色々想像できて楽しいじゃない!(そこか)

「むざんやな冑の下のきりぎりす」松尾芭蕉(『奥の細道』)

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2012_06
11
(Mon)23:35

光のとおり道。

近所の川に蛍狩りに行っています。
今年の6月は雨が多くて涼しい日が続いているので、去年よりちょっと少ないのですけど
それでも20匹くらい飛んでいてホッとしました。
手を伸ばしたら指先にとまってくれてかわいかった☆
発光部分が触れるとほんのり温かいです。「蛍火」とはよく言ったものだなーと思う。
英語だとFireflyといいますが、こちらも火の連想なのですねぇ。面白いです。

月と蛍。
天気のいい日に撮ったものですが、今になってみるとものすごく
「夏は夜。月のころはさらなり。闇もなを、ほたるの多くとびちがひたる。又、ただ一二などほのかにうちひかりて行くもをかし」(『枕草子』一段)
みたいな世界だったなという気がする。

ふよふよ。
2日前。この日は風もないのに高く飛んでいました。数も多くて明るかった。


今日。なんかミカヅキモみたいな航跡が撮れました。
運がいいときは日本列島みたいなのが撮れたりするんだけど。

もっと気温が上がるとたくさん飛ぶようになるのですが、今年はこんなもんかなぁ。
来年も楽しみです。


杉本苑子さんの『散華』で、紫式部こと小市と姉の大市が暗闇の部屋に蛍をパッと放って
乱れ髪の幽霊のふりをした大市の姿を浮かび上がらせて
夜な夜な忍んできた藤原宣孝をからかう場面がありますけど、
あれは源氏物語を読んだ人ならニヤリとするんじゃないかと(笑)。
源氏が蛍を使って玉鬘の姿を照らし出す場面のパロディですね。
本編の印象的なシーンをあえて姉妹の遊びのシーンに持ってくるあたりは
杉本さんのユーモアセンスが光っているなぁと思う。
(実際に物語を書き始めた式部が「あっあのエピ使えるんじゃね」って思い出したりもしてるし)

昔の人の、あかりに対する思いのハンパなさが好きです。
太陽が沈んだあとの闇夜をどう楽しむか。
月に星に蝋燭に蛍。とにかく何かを見つけて楽しんで、天気が悪くて楽しめないなら寝ちゃう、
そんな潔さが好きです。


「蛍この星を舞い上がれ 遠く近く照らして踊れ その一瞬が永遠だと 貴方は教えてくれたひと」
(鬼束ちひろ『蛍』)
2012_06
09
(Sat)23:49

トラックバックテーマ 第1443回「お店のサービスで嬉しかった事や物は?」

こんにちは。 トラックバックテーマ担当の加瀬です(^v^)/今日のテーマは「お店のサービスで嬉しかった事や物は?」です。加瀬の家の近所にたいやき屋さんがありまして、甘い物が食べたい!という気分になると、よくそのお店に行きます。そこの店主がすごく面白い人で、たいやきが焼きあがるのを待ってる時間も楽...
トラックバックテーマ 第1443回「お店のサービスで嬉しかった事や物は?」


ちょっと所用で川越に行ってきたのですが
前から気になっていたリサイクル着物の古着屋さんにふらりと立ち寄ったところ、
いい感じの絽が売られていたので買いました☆
きゃーっ入って良かった(人*^∀^*)♪

お店に入ったのは初めてでしたが、
木の香り漂うナチュラルモダンな店内にやっぱりナチュラルファッションなおねえさんが2人いらして
小物からバッグ、浴衣から本格訪問着までひと揃い並んでいて
店先にはお手軽価格の着物がたくさん吊り下げられていて素敵で卒倒しそうでした。。
見るだけでも充分楽しいお店です。

絽と帯。
戦利品。
ちょっと写真だとわかりづらいかもですが
着物は薄青の地で水色のラインが引いてあって、紫陽花や撫子の花が染めてあります。
裄が少し短かいのですけど夏用だし、丈がぴったりだったし気にしない!

で、応対してくれた店員のおねえさんは見た目に違わずナチュラルで
わたしが着物に合う帯をどうするか考えていたら一緒に探してくださいました♪
「これだとかわいく見えて、これだと引き締まって見えて、これだと優し気に見えますかね」とか
的確な選択肢を出していただき、
ほとんどオノマトペで構成されているわたしの説明もニコニコ聞きながら汲んでくださって
押し売りみたいなこともなくてすごく気持ちよく買い物できました。
用事とかなくてもまた行きたいなぁ。
好みのお店で、さらに店員さんが素敵な人だとリピートしたくなりますね。

(そして時の鐘近くで素敵なベーグル屋さんを発見。→こちら
ライ麦ベーグルのプレートをランチにいただいたのですがもっちもちしてて美味しかった☆
他にもチェーン店あるみたいだしまた行きたいです)

ポイントカードとか割引とかワンドリンクサービスとかも嬉しいので
そういうサービスがあるお店には結構リピートすることが多いです。
バーゲンとかあるとなお良し( ̄▽ ̄)。
あ、でも個人的にストライクな服とか、1日限定○個とかのメニューを見つけたときに
バーゲンまで待って買おうとか、○日までだからあとで行こうとか考えていると
手を出す前に売り切れてしまうこともあってヽ(;´Д`)ノ こればかりは縁ですね。
それに、好みの服を見つけたお店にはだいたい好みの服が入荷してくるので
結局リピートするしなー。

出先の本屋さんで探している本がないときに、
レジの店員さんに声をかけたらネットの在庫検索で探してくれて
「このお店にありますが取り寄せますか、それとも直接行かれますか」と聞かれたので
お店の住所を聞いたら帰りに寄れそうだったのでそう言ったら
「じゃあ取置きしておくように伝えますね」って先方に電話してくださって
無事に買えたこともあります。書店ネットワークを甘く見てはいけない。
しかしあそこの本屋さんは在庫全部シュリンクされているうえに必ず見本が1冊置いてあって
そういう意味でもしっかりしているなぁと思った。

そういえば宝塚市の図書館が先日から、育児や介護で家を空けられない人向けに
本を郵送で貸出するサービスを始めていて(しかも送料無料!)、あれもいいなと思っています。
宝塚はああいうことをどんどんやっていてすごい。
2012_06
07
(Thu)23:47

敵は池田屋にあり。

6月5日夜の「twitter新撰組『池田屋事変2012・纏』」をリアルタイムで追いかけながら大爆笑して
次の日寝不足になったゆさです。こんばんわ。
とにかく臨場感たっぷりでめちゃくちゃクオリティ高かったよ!!
深夜のハイテンションもあって本当に楽しめました。

メンバーはチラ見しただけでも新選組の他にイバハチとか釜次郎とかおっきーの黒猫もいて
だいぶカオスな模様。
ってか、池田屋事件のときにはすでに新選組からさよならしているはずの芹沢さんが
「お手並み拝見、無様ァ晒すんじゃねェぞ、あァ?」とか乱入してきたり
まだ新選組に入隊していないはずの伊東甲子太郎ことカッシーが「ゲスト枠の伊東です」って居たり
色々と何でもありっぽくて爆笑です。
芹沢さんと同時期にさよならしたはずの新見もいるし。
ってか、新見さん「芹沢さんに酒置いてきますんで暴れたら適当に頼みます」ってお酒置いてった(笑)。
で、カッシーがそれダメです甘酒にしなさいって言ったら
「@i_kassy1835 事件を屯所に持ち込まないでください・・・事件はあくまで現場でおこっています!!! RT @serizawa_k1827: 飲んだ気しねェだろ!っておい新見おまそれもそうですねみてェな顔してんじゃねェよコラ」ってなって大爆笑。
で、芹沢さん結局甘酒呑んでるし。かわいい。
そしてカッシーは「皆さんの無事と、土方君がこけることを願っております」とか言っちゃいます。
なんというリアルさ。なんという通常運転。歳さんとのフラグはここから立っていたのかー(笑)。

四国屋に辿り着いた土方隊が、この店は囮だと気づいたときに
野村くんが言ったセリフ「返事がない。誰もいないようだ」。わーDQよりリアルだヽ( ̄▽ ̄)ノ☆
一方、池田屋に着々と進行中の近ちゃんの生真面目で引き締まったツイと
おっきー&カッシーの適度にゆるくてアホなツイのバランスが絶妙です。おもろい。
ってかどうしたんだ近ちゃん。セリフがいちいち雄々しくて沈着冷静で、いつにも増してイケメンだな!
池田屋だと確信したときの「御用改めである!」のセリフも
緊張感たっぷりでめちゃくちゃかっこよかったのですが、
逃げた長州藩士を追って2階に斬り込むときのセリフが
「逃がさん!総司、遅れず付いて来いよ!」くっは~!!(バンバンバン!!←床叩)

ここからはもう、屯所でお留守番役の山南さんの実況が「戦闘開始!凄まじい状況です!」とか
盛り上げてくれてテンション最高潮。(「敵は池田屋にあり」とか言っちゃうし)
しかしただ熱いわけじゃなくて、ちゃんと冷静なんだな…。
「…はい、といった状況ですが」ってパッと切り替えて進行してくれましたよ。
このあたりマジで山南さんって感じ。中の人うまいなー。
あと、鉄っちゃんがたびたび山南さんにお茶を淹れるスピードが光の速さすぎて感動した。

そして、おっきー、トマトジュース飲むな!タンブラー言うな!!(笑)
平助も頭からケチャップかぶってるし!!(笑)
よりによって2人ともトマトネタとか(^ ^;)。
もうほんとこの前後のタイムラインは笑いすぎて腹筋が大崩壊でした(笑)。そうかーこうくるかー。
しかし近ちゃんはそんな平助を見ても「なんというケチャップの量」とか意外に冷静だった。。
あ、でも総司がジュースまみれと知ったときにはさすがに無言でした(笑)。
真夜中だから血かトマトかパッと見じゃ見分けつかなそうだし、一瞬ビックリしたろうな。
そんなところへ駆けつけてくる土方隊。「待たせたなドヤァ」って!キターー☆
ケチャップまみれの2人に驚いた野村くんが救護班に応援を頼んだら、
余所見しながら全力疾走して来た山崎に後ろからタックルくらってた(笑)。。ふんだりけったり。

その後は長州藩士をひととおり捕まえたり、会津藩に左之がぷっつんするハプニングもありましたが
ラストは山南さんの「この番組は、カメラマン:鈴木三木三郎、音声:平山五郎
提供:会津藩 でお送りしました」で綺麗に終了しました。
いやー真夜中にひたすら笑わせてもらいました。ものすごく楽しかった☆
メンバーのなりきり度も高かったし、随所に遊びがあるし、それでいてけじめはつけているし
何より主催者も参加者も新選組が大好きであることが伝わってくる、素敵なイベントだったと思います。
あ~なんか楽しそうだな池田屋( ̄▽ ̄)。
もともとこのお祭り、去年の「ドキュメント本能寺の変」に触発されて去年初めて開催されて
今年で2回目になるのだそうですが、twitterが続く限り続けてくれないだろうか。
来年もあったらリアルタイムで追いかけるよ。


…ところで。
もしあの時代にtwitterがあったら、
新選組の「今池田屋に向かってるなう」的なツイを見た桂小五郎が
池田屋の宮部鼎蔵に「すぐ藩邸にもどれ。探されてるぞ」的なリプとばして
近藤たちが池田屋に到着したときには「返事がない、誰もいないようだ」な状況に
なってたかもしれない。
で、そこからまた新選組が京都中を探し回って長州勢との追いつ追われつが繰り広げられるわけだ。
なんて。
2012_06
05
(Tue)23:45

平安史最前線。

今年の大河が面白すぎて色んな方面ですっかり荒ぶりまくっているのですが、
ことに先週からの盛り上がり度がぐんぐん上がってます。
脚本も演出も舞台美術も役者さんも気合いがすごくて、ビシバシに緊張感あふれる中でもみんな楽しそうでした。
大変だ、日曜8時に大河ドラマが放送されている。しかもたくましすぎる平安ドラマだ。
こんな保元の乱が見たかったんだ…!!

開始直後は弓戦で、矢が尽きてから刀を抜いているのがあの時代の戦い方らしくて良かったです。
馬上で戦う人がいないのも良かった。馬はあくまで移動手段なわけだし。
…で、笑っちゃったのは為朝なのですけれども。(^ ^;)
ちょっとあれは強すぎる。どうやったらあの為義からこの為朝が生まれてくるの。。
鎌田通清が「まさに獅子奮迅のお働き」って絶賛していたけど、まったくだ。無双ぶりパネェ。
そして通清さんには泣かされっぱなしでした。彼の死は特にこたえました。
とにかく為義がつらい思いをしないように、息子の正清が怪我をしないように
西に東に走り回る姿が切なくてたまらなかったです。
為義も、由良が探し出して京都に連れてきて義朝が昇進したことを聞いたときに
すごくいい顔で微笑んでいて泣けた。
由良も「遠流になればそう簡単には会えなくなるから探しました」みたいなこと言ってて
まさか極刑になるとか一ミリグラムも思ってなくて、あああわわわわあぁもう。

清盛と忠正の関係がもう正に愛憎というか、近くにいたからこそこうならざるを得なかったというか
運が悪かったというか、なんかそんなイメージです。
たぶん忠正は兄貴(忠盛)が好きだったんだなぁ。
好きだったからこそ、清盛のことは極力見ないようにして徹底的に嫌っているんだろうなぁ。
少しでも清盛のいいところを見たら許してしまいそうだから。
清盛は清盛で、叔父さんを助けたい一心なんだけど
叔父さんの気持ちもわかるから「あなたは平氏に必要です」って素直な言葉しか言えないわけで。
普段は色んなことがみがみ言われて付き合いづらくても、
海賊船に捕まったときに助けに来てくれたことは忘れられないはずだしなぁ。
まだ人を説得できる言葉を清盛は持っていないのですね…。なんだかムズムズしました。

史実だと、もともと忠正は崇徳上皇の御所を守る仕事をしていたから
なりゆきで崇徳上皇側の味方をすることになったということなんですけど、
今回だと1話から積み上げてきた伏線がここでばっちり効いていて
あードラマだなって思いました。
ってか、忠正役の豊原さんすごい。口元だけで演技できるの。役者ってすごい。
この人と為義の戦後処理が次回に持ち越しだなんてマジキチ。
そして崇徳たん&教長さん主従はどうなっちゃうんだあ。

頼長の敗走はほぼ史実をなぞっていましたねぇ。
律儀にオウムちゃんの籠を抱えて逃げる姿がステキでした。やさしい。
そして担ぎ手が射られて落下した輿の中から、こぼれ落ちた本を拾おうとする姿があわれでした。
そんな場合じゃないよ左府様。拾いたい気持ちはわかるけど。
山本耕史さん本当におつかれ様でした。かっこよくてクールな悪役をありがとうございました。
お父さんの忠実が、頼長の最後の言葉を運んできたオウムちゃんを抱えて号泣する場面で
わたしの涙腺も決壊。バスタオル用意しとけば良かったなぁ。。

あと、頼長さんが子どもたちに教訓を読み聞かせる場面で師長と兼長がいてキュンときました。
そうだったそうだった師長は頼長の子どもだった。すっかり忘れていたよ。
彼はこの頃はまだちっちゃいけど(いやお父さんのお陰で官位はしっかりもらってるけど)、
もっと大きくなったら芸能で名を馳せる人になるわけでして。
一番うまかったのは琵琶で、彼の家は琵琶を習いに来る人たちで毎日賑わっていたそうです。
で、ついた号が妙音院。「妙なる音の人」とかもう、どんだけ。

師長は平氏が壇ノ浦で負けてからもしばらく生きているので、
今後も何らかの形で大河に出てきてくれたら嬉しいなーできれば琵琶持参で…。
(学生時代に雅楽の先生が「日本の音楽史を語るうえで源博雅と藤原師長は避けて通れません」的な
ことを講義で言っていたんだけど、ぜひその腕前を大河で見たいものだ)

kiyoraku13.jpg※クリックで大きくなります
突発らくがき。
このセリフを山本さんの声で聴けるとは思わなかったので。
2012_06
03
(Sun)23:27

お江戸と東京のランドマーク。

江戸東京博物館の「日本橋-描かれたランドマークの400年」展に行ってきました。
徳川家康さんが架けた江戸初期から、戦後に首都高がかかる頃までの日本橋の歴史を
浮世絵、絵本、スケッチ、写真、絵はがき、版画などの資料で辿るという、
江戸博開館20周年記念の気合いの入った展覧会ですよ~超面白かった☆

展示品は、一部前後しているものもありますがだいたい年代順に並んでいて、
日本橋が時代ごとにどんな様子だったのかがわかるようになっていました。
菱川師宣が描いた日本橋の風景が賑やかでした~。
現代も平日休日問わず活気のある日本橋ですが、この頃からこんなに人がいたのだなぁ。
キャプションに1677年とありましたから、振袖火事から20年くらい経っているのですな。
人々の生活が軌道に乗り始めた頃の様子ではないかと思います。
鈴木春信の『絵本続江戸土産』には日本橋北側を描いた絵があって
先出の師宣と構図が似ていましたが、
展示を見ていたら他にも似たような感じで描いている絵師が何人かいたので
たぶんオーソドックスで描きやすい構図なんだろうと思う。
しかし春信は他の絵師と見比べてみるとものすごく真面目に線を引く絵師だな…。
人物も背景も、メリハリがないぶん彼の仕事の丁寧さが際立っていました。
絵の中の人物たちがみんな春信美人顔で微笑ましいです。かわいかった☆

錦絵は広重と北斎と英泉が多かったですね~。
ことに広重の名所江戸百景シリーズは美しかったです(*´∀`*)。
「日本橋雪晴」とか「日本橋江戸ばし」とか、構図の切り取り方がかなり大胆ですが
色遣いが本当にやさしくて癒されます…広重のあたたかな人柄が伝わってくるような。
あと、日本橋が紹介されるときに必ずと言っていいほど出てくる
五十三次の「日本橋朝の景」もありましたね。
絵の中の人数すくないし紙も赤みを帯びていたから、わりと後摺の絵かもですが
夕暮れみたいな雰囲気があって良かったです。
そして、北斎の描く日本橋の風景は橋よりも大川と太陽がメインになっていて笑った。。
描かれている人たちがみんな楽しそうです。

筆者不詳の「隅田川風物図巻」はからくり絵になっていて、
絵の裏側から光を当てると、建物の窓や提灯や屋形船の灯火などが光る仕掛けになっていました。
あれは綺麗だった☆
提灯にひとつひとつ文字や模様まで描いてあって感動した。しかもその文字が読めてさらに感動した。
細かい部分まで一切手を抜かないのがこの国の職人のいいところですよね~( ̄▽ ̄)。
小林清親の「日本橋夜」は、先日の『極上美の饗宴』で見たばかりだったので
実物が見られて嬉しかったです。
ガス灯のあかりでは人の姿形が照らし出されることはないよ、という絵。神秘的でした☆
川瀬巴水の「日本橋(夜明け)」が美しくて見とれてしまいました。
空の夜明けの色遣いもさることながら、水面に映ってゆらゆら揺れる橋の様子が
細かく描き込まれていて、まるで印象派みたいだなぁと思いました。
この頃になると、確か美術雑誌で海外美術のこととか紹介されるようになってきているから
その影響もあるかもしれない。

また、日本橋に関連した展示物もありました。
越後屋(現在の三井)の看板とか、高札(切支丹を取り締まるおふれ書き)とか
ガイドブック、旅行用地図、すごろく、人力車、銀座煉瓦街のレンガ、
開化皿(イヤープレートみたいなもの)などなど。
解体新書があったのは版元が日本橋の須原屋だったこともあるのだろうけれど、
玄白が日本橋に住んでいたことも関係しているんだろうな。
お江戸に入ってきていたらしいヨンストンの動物図譜とかドドネウスの本草書とか初めて見ましたが
当時の人は喜んで見たんだろうなー。
(そういえばヨンストンの図鑑って宋紫石が面白がって模写してなかったっけ)

現在の石造の日本橋が架けられた1911年4月の写真展示もありました。
開通式は雨が降っていたようで、写真の中の人々がみんな傘をさしていたのが印象的でした。
渡り初めの人の写真とか、開通式記念絵はがきとか、日本橋の歴史をまとめた本とか
当時の熱狂ぶりがわかる資料の展示もあって面白かったです。
今で言う東京スカイツリーのお祭状態な状況にも通じるものがあるような。
(そういえば先日のスカイツリーの開業日も確か雨が降っていましたね。
そして東京タワーの開業日も雨だったとスカイツリーオープン時のニュースで聞きましたけど
何かの縁だろうか)

常設展示にも行きましたが、ものすごく久し振りだったのと展示が変わっていた部分もあったので
ほとんど一見さん状態で楽しんできました♪
実物大の日本橋とか中村座とか長屋とか絵草紙屋などの建物が再現されていたり、
輿に乗れたり纏をぶん回せたり棒かつぎができたりと、見ることも体験することもできるのが
この博物館の魅力ではないかと。
お江戸の町を再現したミニ立体展示は、ミニチュアお宅としては萌えざるを得ません(笑)。
建物から長屋の洗濯物に至るまで、クオリティめっちゃ高いし!
もしドラえもんのスモールライトがあったら、小型化してあの中に入って遊びまくりたいです。

東京時代の展示もミニチュアがいっぱいあって楽しいです。
銀座の街並みを再現した展示で、表通りはモダンな雰囲気なのに
一歩住宅街へ入るとまだまだ江戸時代の建物が残っているのが
ローマは一日にしてならずって感じで目から鱗でした。。
一方で都電と人力車の客の奪い合いとか、時計屋の座売りとか、そういうところは
あの時代ならではだなって思った。
鹿鳴館にはダンスホールや食堂の他に図書室があったとスタッフの方の解説で聞いて
テンションが跳ね上がりました。。
うおお知らなかった…!!あそこの蔵書マジ気になる。目録残ってないのかな。

そして今回、鑑賞におつき合いいただいたブロとものkanayanoさんが東京の歴史に詳しい方で、
文明開化の東京の展示についてあれこれ説明してくださって、とても勉強になりました☆
わたしが疑問を口にする前に「これあれだ、あれはそれだ」と的確に指摘なさるので
ついていきますおねえさま状態でした。
凌雲閣が関東大震災で倒壊したっておいら知らなかったんだ…orz
わたしの着物の着崩れまでこまめに気づいて直してくださってマジ感謝でした。。。
もっときちんと着れば良かったんだよ!


江戸博でお昼ご飯を食べたあとは、電車で押上駅に移動しまして
東京スカイツリータウン、通称「ソラマチ」へ行ってきました☆
開業日から間もないのと、土曜日という相乗効果でめっちゃ混んでた(苦笑)。
ナチュラルな雑貨屋さんとご当地グッズのお店で盛り上がりました。オタ魂がたぎる!

ひととおりお店をひやかした後で、スカイツリーを真下から見上げてきました。でかかったー!!
あまりに実物が巨大すぎるせいか頭がぐらぐらして、休み休み見上げてきたのですが
それでもちょっと無理しすぎたみたいで帰りの電車で眩暈がしてた。。
よく考えたら東京タワーの約2倍の大きさなわけで、そりゃ大きいよなぁと思います。
天気がよくない日は展望台から雲が見下ろせるらしいと聞いて訳がわからなくなりました。
聖書の時代の人たちもこんな気分でバベルの塔を見上げていたのだろうか。
昔も今も大工さんってすげぇな…何であんな上空で作業とかできるの、気が狂ってるとしか思えない。。

そしてここでもkanayanoさんとお茶しながら、仕事のこととか歴史とか漫画とか
今年の大河ドラマのこととかノンストップでしゃべりまくりました。
ディープで気の置けないおしゃべりっていいよね。いやー楽しいね、楽しいね!

スカイブルー。
そんな感じではしゃいでいたらいつの間にか夜になっていまして、
ツリーのライトアップも見ることができました。青ライトだから「粋」の方かな。
展望エレベーターがチカチカ光りながら上昇していくのも、とても綺麗でした☆
次回はプラネタリウム「天空」に行きたいです。
2012_06
01
(Fri)23:34

怖いもの見たさ。

さっき2階に上がったら、うちの母にゃんこがベッド脇で何かごそごそやっているので
虫でもいるのかなって思って見てみたら
壁を這いつくばってたムカデ(!)にちょっかい出そうとしていまして。。。
こらこらこらこら何さらすんじゃマジやめろあんたの手、いや肉球に負える相手じゃない!!!とか
声にならない叫び声をあげてにゃんこをムカデから引き離して階段を駆け下りました。。
いやー無我夢中でもう何がなんだか。もはや悪夢でござった…。
(その後ムカデさんはうちの父親の手で丁重におかくれあそばされました)

にゃんこは一応、無傷でした。むー、それにしてもとうとう奴らの出る季節になってしまったのだなぁ。

うちのにゃん共はネズミに限らず鳥や虫も大好きなので
しょっちゅう雀とか鳩とか蝉とかカマキリとかバッタとかスイッチョンとか採ってくるのですが。
しかしムカデはそういう連中とは明らかに違う見た目のように個人的には思うのですが。
黒光りしてるし足多いし、見るからに危険だとは思わないのかな。
動いてカサカサいうものは虫でも何でも面白いのか。。
猫が怖がるのはだいたい自分と同じ大きさの生き物か、自分より大きい生き物ですな。
庭で遊んでいるときに野良猫が迷い込んできたり、近所の人が犬の散歩して通りすぎたりすると
一目散に逃げるか、威嚇するか、立ち向かうかのどれかだし。
たかが体格の差、されど体格の差。キャットファイトってわかりやすいなー。


そういえば鈴木春信のお話を描いていたときに、妖怪ちゃんたちを少し登場させましたが
「こいつらって例えば何かを怖がったり、何が何でもこれだけはダメ!みたいなものって
あったりするんだろうか」と、ふと考えたことがありました。
妖怪が妖怪を怖がるネタは怪談や漫画などでちょこちょこ聞きますけれども
それらは得てして自分より力の強いものに対して恐怖を感じるとか
自分よりさらに奇っ怪な容貌のものに対してビビる、という事例のような気がします。個人的に。
だから、たとえば四谷怪談や番町皿屋敷を妖怪たちが見たとして、
彼らはお岩さんやお菊さんを怖いと感じることがあるのかしら、とか思ったりするのですが。
子鬼くんたちは、閻魔様の側でお岩さん以上のものをい~~っぱい見ていると思うので
今更怯えたりしないんじゃないかとか、
天神さまや犬神やぬらりひょんみたいに長生きしている妖怪も
お岩さんみたいなのをお芝居じゃなくリアルでごろごろ見ているだろうから怖がらなさそうだな、とか。
あ、でもつくも神たちは物の世界に生きているから、見慣れてないかもしれない。どうかな。

やっぱり怪談を聴いて怖がれるのは人の専売特許なのでしょうね…。
春信や石燕の生きた時代に四谷怪談はなかったけど、
もし彼らがお岩さんを見たらどんな感想を持っただろう。
石燕はともかく、春信や源内はきっとその日は怖くて眠れなくて
お酒とおつまみ買って帰ってオールで宅呑みするんじゃないか。
たぶん源内あたりは「あ、あんたらがブルブル震えてるから付き合ってやってんだ」とか言うよね。
「ぜっっっったいに誰も帰るなよ、帰ったらエレキテルの静電気おみまいしてやる」とか。
で、全員つぶれるよね。

春信といえば最近読んだ研究書の中で(タイトルを忘れてしまったのですが)、
彼の略歴について書かれた箇所に
「当時春信の先輩だった鳥山石燕や石川豊信も研鑽の料とした」的な内容のことがさらりと書かれてて
本気で腰抜かしました。。。
え、ちょ、まさかまさか、いやそんなことがあっていいものだろうか!!
ぎやあああああ春信と石燕の名前が並んでいるとか…マジですか…!
いえ別に、春信と石燕に交流があったという記録ではないので著者の想像だと思うのですけども
こういうことが出版物に書かれているとどうにもテンションがあがってしまって
脳みそがあさっての方向にすっ飛んでいきそうになる。
学者や研究者の先生が論文の中でふいにつぶやく想像って小説っぽくていいよね。



また来年。※クリックで大きくなります
歌人シリーズ27。26はこちら
夕暮れ時。
貫之が壺庭に行くと、牡丹の花は閉じていました。

一子「冷えるわよ」
貫之「……おう」

来年の春まで、しばしのお別れです。

ちょこちょこ描いてきた貫之のお話ですが、ここでいったん区切りとします。
続きはぼんやりと頭の中にありますので、気が向いたら描き始めるかもです。
読んでくださった皆様、拍手やコメントくださった皆様、ありがとうございました☆