怖いもの見たさ。
さっき2階に上がったら、うちの母にゃんこがベッド脇で何かごそごそやっているので
虫でもいるのかなって思って見てみたら
壁を這いつくばってたムカデ(!)にちょっかい出そうとしていまして。。。
こらこらこらこら何さらすんじゃマジやめろあんたの手、いや肉球に負える相手じゃない!!!とか
声にならない叫び声をあげてにゃんこをムカデから引き離して階段を駆け下りました。。
いやー無我夢中でもう何がなんだか。もはや悪夢でござった…。
(その後ムカデさんはうちの父親の手で丁重におかくれあそばされました)
にゃんこは一応、無傷でした。むー、それにしてもとうとう奴らの出る季節になってしまったのだなぁ。
うちのにゃん共はネズミに限らず鳥や虫も大好きなので
しょっちゅう雀とか鳩とか蝉とかカマキリとかバッタとかスイッチョンとか採ってくるのですが。
しかしムカデはそういう連中とは明らかに違う見た目のように個人的には思うのですが。
黒光りしてるし足多いし、見るからに危険だとは思わないのかな。
動いてカサカサいうものは虫でも何でも面白いのか。。
猫が怖がるのはだいたい自分と同じ大きさの生き物か、自分より大きい生き物ですな。
庭で遊んでいるときに野良猫が迷い込んできたり、近所の人が犬の散歩して通りすぎたりすると
一目散に逃げるか、威嚇するか、立ち向かうかのどれかだし。
たかが体格の差、されど体格の差。キャットファイトってわかりやすいなー。
そういえば鈴木春信のお話を描いていたときに、妖怪ちゃんたちを少し登場させましたが
「こいつらって例えば何かを怖がったり、何が何でもこれだけはダメ!みたいなものって
あったりするんだろうか」と、ふと考えたことがありました。
妖怪が妖怪を怖がるネタは怪談や漫画などでちょこちょこ聞きますけれども
それらは得てして自分より力の強いものに対して恐怖を感じるとか
自分よりさらに奇っ怪な容貌のものに対してビビる、という事例のような気がします。個人的に。
だから、たとえば四谷怪談や番町皿屋敷を妖怪たちが見たとして、
彼らはお岩さんやお菊さんを怖いと感じることがあるのかしら、とか思ったりするのですが。
子鬼くんたちは、閻魔様の側でお岩さん以上のものをい~~っぱい見ていると思うので
今更怯えたりしないんじゃないかとか、
天神さまや犬神やぬらりひょんみたいに長生きしている妖怪も
お岩さんみたいなのをお芝居じゃなくリアルでごろごろ見ているだろうから怖がらなさそうだな、とか。
あ、でもつくも神たちは物の世界に生きているから、見慣れてないかもしれない。どうかな。
やっぱり怪談を聴いて怖がれるのは人の専売特許なのでしょうね…。
春信や石燕の生きた時代に四谷怪談はなかったけど、
もし彼らがお岩さんを見たらどんな感想を持っただろう。
石燕はともかく、春信や源内はきっとその日は怖くて眠れなくて
お酒とおつまみ買って帰ってオールで宅呑みするんじゃないか。
たぶん源内あたりは「あ、あんたらがブルブル震えてるから付き合ってやってんだ」とか言うよね。
「ぜっっっったいに誰も帰るなよ、帰ったらエレキテルの静電気おみまいしてやる」とか。
で、全員つぶれるよね。
春信といえば最近読んだ研究書の中で(タイトルを忘れてしまったのですが)、
彼の略歴について書かれた箇所に
「当時春信の先輩だった鳥山石燕や石川豊信も研鑽の料とした」的な内容のことがさらりと書かれてて
本気で腰抜かしました。。。
え、ちょ、まさかまさか、いやそんなことがあっていいものだろうか!!
ぎやあああああ春信と石燕の名前が並んでいるとか…マジですか…!
いえ別に、春信と石燕に交流があったという記録ではないので著者の想像だと思うのですけども
こういうことが出版物に書かれているとどうにもテンションがあがってしまって
脳みそがあさっての方向にすっ飛んでいきそうになる。
学者や研究者の先生が論文の中でふいにつぶやく想像って小説っぽくていいよね。
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歌人シリーズ27。26はこちら。
夕暮れ時。
貫之が壺庭に行くと、牡丹の花は閉じていました。
一子「冷えるわよ」
貫之「……おう」
来年の春まで、しばしのお別れです。
ちょこちょこ描いてきた貫之のお話ですが、ここでいったん区切りとします。
続きはぼんやりと頭の中にありますので、気が向いたら描き始めるかもです。
読んでくださった皆様、拍手やコメントくださった皆様、ありがとうございました☆
虫でもいるのかなって思って見てみたら
壁を這いつくばってたムカデ(!)にちょっかい出そうとしていまして。。。
こらこらこらこら何さらすんじゃマジやめろあんたの手、いや肉球に負える相手じゃない!!!とか
声にならない叫び声をあげてにゃんこをムカデから引き離して階段を駆け下りました。。
いやー無我夢中でもう何がなんだか。もはや悪夢でござった…。
(その後ムカデさんはうちの父親の手で丁重におかくれあそばされました)
にゃんこは一応、無傷でした。むー、それにしてもとうとう奴らの出る季節になってしまったのだなぁ。
うちのにゃん共はネズミに限らず鳥や虫も大好きなので
しょっちゅう雀とか鳩とか蝉とかカマキリとかバッタとかスイッチョンとか採ってくるのですが。
しかしムカデはそういう連中とは明らかに違う見た目のように個人的には思うのですが。
黒光りしてるし足多いし、見るからに危険だとは思わないのかな。
動いてカサカサいうものは虫でも何でも面白いのか。。
猫が怖がるのはだいたい自分と同じ大きさの生き物か、自分より大きい生き物ですな。
庭で遊んでいるときに野良猫が迷い込んできたり、近所の人が犬の散歩して通りすぎたりすると
一目散に逃げるか、威嚇するか、立ち向かうかのどれかだし。
たかが体格の差、されど体格の差。キャットファイトってわかりやすいなー。
そういえば鈴木春信のお話を描いていたときに、妖怪ちゃんたちを少し登場させましたが
「こいつらって例えば何かを怖がったり、何が何でもこれだけはダメ!みたいなものって
あったりするんだろうか」と、ふと考えたことがありました。
妖怪が妖怪を怖がるネタは怪談や漫画などでちょこちょこ聞きますけれども
それらは得てして自分より力の強いものに対して恐怖を感じるとか
自分よりさらに奇っ怪な容貌のものに対してビビる、という事例のような気がします。個人的に。
だから、たとえば四谷怪談や番町皿屋敷を妖怪たちが見たとして、
彼らはお岩さんやお菊さんを怖いと感じることがあるのかしら、とか思ったりするのですが。
子鬼くんたちは、閻魔様の側でお岩さん以上のものをい~~っぱい見ていると思うので
今更怯えたりしないんじゃないかとか、
天神さまや犬神やぬらりひょんみたいに長生きしている妖怪も
お岩さんみたいなのをお芝居じゃなくリアルでごろごろ見ているだろうから怖がらなさそうだな、とか。
あ、でもつくも神たちは物の世界に生きているから、見慣れてないかもしれない。どうかな。
やっぱり怪談を聴いて怖がれるのは人の専売特許なのでしょうね…。
春信や石燕の生きた時代に四谷怪談はなかったけど、
もし彼らがお岩さんを見たらどんな感想を持っただろう。
石燕はともかく、春信や源内はきっとその日は怖くて眠れなくて
お酒とおつまみ買って帰ってオールで宅呑みするんじゃないか。
たぶん源内あたりは「あ、あんたらがブルブル震えてるから付き合ってやってんだ」とか言うよね。
「ぜっっっったいに誰も帰るなよ、帰ったらエレキテルの静電気おみまいしてやる」とか。
で、全員つぶれるよね。
春信といえば最近読んだ研究書の中で(タイトルを忘れてしまったのですが)、
彼の略歴について書かれた箇所に
「当時春信の先輩だった鳥山石燕や石川豊信も研鑽の料とした」的な内容のことがさらりと書かれてて
本気で腰抜かしました。。。
え、ちょ、まさかまさか、いやそんなことがあっていいものだろうか!!
ぎやあああああ春信と石燕の名前が並んでいるとか…マジですか…!
いえ別に、春信と石燕に交流があったという記録ではないので著者の想像だと思うのですけども
こういうことが出版物に書かれているとどうにもテンションがあがってしまって
脳みそがあさっての方向にすっ飛んでいきそうになる。
学者や研究者の先生が論文の中でふいにつぶやく想像って小説っぽくていいよね。

歌人シリーズ27。26はこちら。
夕暮れ時。
貫之が壺庭に行くと、牡丹の花は閉じていました。
一子「冷えるわよ」
貫之「……おう」
来年の春まで、しばしのお別れです。
ちょこちょこ描いてきた貫之のお話ですが、ここでいったん区切りとします。
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