光のとおり道。
近所の川に蛍狩りに行っています。
今年の6月は雨が多くて涼しい日が続いているので、去年よりちょっと少ないのですけど
それでも20匹くらい飛んでいてホッとしました。
手を伸ばしたら指先にとまってくれてかわいかった☆
発光部分が触れるとほんのり温かいです。「蛍火」とはよく言ったものだなーと思う。
英語だとFireflyといいますが、こちらも火の連想なのですねぇ。面白いです。

天気のいい日に撮ったものですが、今になってみるとものすごく
「夏は夜。月のころはさらなり。闇もなを、ほたるの多くとびちがひたる。又、ただ一二などほのかにうちひかりて行くもをかし」(『枕草子』一段)
みたいな世界だったなという気がする。

2日前。この日は風もないのに高く飛んでいました。数も多くて明るかった。

今日。なんかミカヅキモみたいな航跡が撮れました。
運がいいときは日本列島みたいなのが撮れたりするんだけど。
もっと気温が上がるとたくさん飛ぶようになるのですが、今年はこんなもんかなぁ。
来年も楽しみです。
杉本苑子さんの『散華』で、紫式部こと小市と姉の大市が暗闇の部屋に蛍をパッと放って
乱れ髪の幽霊のふりをした大市の姿を浮かび上がらせて
夜な夜な忍んできた藤原宣孝をからかう場面がありますけど、
あれは源氏物語を読んだ人ならニヤリとするんじゃないかと(笑)。
源氏が蛍を使って玉鬘の姿を照らし出す場面のパロディですね。
本編の印象的なシーンをあえて姉妹の遊びのシーンに持ってくるあたりは
杉本さんのユーモアセンスが光っているなぁと思う。
(実際に物語を書き始めた式部が「あっあのエピ使えるんじゃね」って思い出したりもしてるし)
昔の人の、あかりに対する思いのハンパなさが好きです。
太陽が沈んだあとの闇夜をどう楽しむか。
月に星に蝋燭に蛍。とにかく何かを見つけて楽しんで、天気が悪くて楽しめないなら寝ちゃう、
そんな潔さが好きです。
「蛍この星を舞い上がれ 遠く近く照らして踊れ その一瞬が永遠だと 貴方は教えてくれたひと」
(鬼束ちひろ『蛍』)
今年の6月は雨が多くて涼しい日が続いているので、去年よりちょっと少ないのですけど
それでも20匹くらい飛んでいてホッとしました。
手を伸ばしたら指先にとまってくれてかわいかった☆
発光部分が触れるとほんのり温かいです。「蛍火」とはよく言ったものだなーと思う。
英語だとFireflyといいますが、こちらも火の連想なのですねぇ。面白いです。

天気のいい日に撮ったものですが、今になってみるとものすごく
「夏は夜。月のころはさらなり。闇もなを、ほたるの多くとびちがひたる。又、ただ一二などほのかにうちひかりて行くもをかし」(『枕草子』一段)
みたいな世界だったなという気がする。

2日前。この日は風もないのに高く飛んでいました。数も多くて明るかった。

今日。なんかミカヅキモみたいな航跡が撮れました。
運がいいときは日本列島みたいなのが撮れたりするんだけど。
もっと気温が上がるとたくさん飛ぶようになるのですが、今年はこんなもんかなぁ。
来年も楽しみです。
杉本苑子さんの『散華』で、紫式部こと小市と姉の大市が暗闇の部屋に蛍をパッと放って
乱れ髪の幽霊のふりをした大市の姿を浮かび上がらせて
夜な夜な忍んできた藤原宣孝をからかう場面がありますけど、
あれは源氏物語を読んだ人ならニヤリとするんじゃないかと(笑)。
源氏が蛍を使って玉鬘の姿を照らし出す場面のパロディですね。
本編の印象的なシーンをあえて姉妹の遊びのシーンに持ってくるあたりは
杉本さんのユーモアセンスが光っているなぁと思う。
(実際に物語を書き始めた式部が「あっあのエピ使えるんじゃね」って思い出したりもしてるし)
昔の人の、あかりに対する思いのハンパなさが好きです。
太陽が沈んだあとの闇夜をどう楽しむか。
月に星に蝋燭に蛍。とにかく何かを見つけて楽しんで、天気が悪くて楽しめないなら寝ちゃう、
そんな潔さが好きです。
「蛍この星を舞い上がれ 遠く近く照らして踊れ その一瞬が永遠だと 貴方は教えてくれたひと」
(鬼束ちひろ『蛍』)
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