旅するミュージアム。
先日、本屋さんで『スケッチトラベル』をゲットしてきました☆
世界中のクリエイターが1冊のスケッチブックの1ページにそれぞれ絵を描いて
回覧板のように世界中に回して創り上げたアート画集です。
「必ず手渡しする」というルールさえ守れば、絵は何を描いてもよし、工作を貼り付けてもよし。
そうしてこうして約4年半、スケッチブックが世界を回り、参加したアーティスト計71名!
よく回ったもんだなー。
世界を旅したスケブが、複製とはいえ手元にあると思うと感慨深いです。
ページをめくるたびに全然テイストの違う絵が出てきて楽しいわぁ。みんな違ってみんないい。
もともとは企画者のジェラルド・ゲルレ氏と堤大介氏が
「世界のアーティストと仲良くなろう」みたいな遊び感覚で始めたことなのだそうな。
自分たちが会いたいアーティストの家や仕事場まで会いに行って、
スケブを直接手渡して絵を描いてもらって
みんなで繋がろうというコンセプトになっていったようです。
実際、ゲルレ氏も堤氏もこのプロジェクトを通してアーティストの友達がたくさんできたとか。
二つ返事で引き受けてくれる人もいれば、なかなか描いてくれない人もいたり
(「もういいです他の人に頼みます」って言うとあっという間に描いてくれた人もいたそうな)
隣のページのアーティストとコラボしたいと言う人もいて、本当に色々なことがあったようですが
無事に目的は達成できたわけですなぁ。良かったなぁ☆
堤氏がインタビューで「予想以上にすごい本になった」とおっしゃっているけど
メンバーを見ても確かにすごいです。
マイク・リーとか、ジョン・ハウとか、カーター・グッドリッチとか、フレデリック・バックとか
わたしでも知ってるんですけど…(^ ^;)。
日本からは松本大洋氏や寺田克也氏、丹地陽子氏に福島敦子氏、宮崎駿氏などなどこちらも豪華メンバー。
もうこれだけでもわくわくしてきますねぇ。
本には、スケブがそれぞれのアーティストの手に渡される様子の写真も掲載されていて
これがまたすごく楽しい。
だいたいの人は笑顔で写っているのですが、たまにスケブの引っ張り合いっこをしたり
壁づたいに手渡ししたり、正座して渡したりしている人もいます(笑)。
やることがいちいちアーティスティック。
あと、スケブは最初、何にも入れられずに丸腰で旅をしていたらしいのですが
途中のアーティストが「それじゃ危ないから」と木製のキャリングケースを作って入れてくれて
いつの間にか箱ごと手渡しされるようになっていったという話がこちらに載っていました。
イイハナシダナー(*´∀`*)。
本の内容は、がっつり描き込んだものからあっさりしたスケッチまであって
どの作品もとても素敵なのですが
かわいいなぁと思ったのがアレクサンドラ・ボイガーの作品とエンリコ・カサローサの作品。
前者は天使たちのコンサートを、
後者はスケブに何を描くか考えながら無数のポーズをとる自分自身をコミカルに描いたものです。
特に後者の「トライアングルポーズ」と「ナマステ」に笑った(^ ^;)。
ジェローム・オペニャのスケッチは「このエヴァっぽい生き物は何ぞや」と思ったけど
次ページのピーター・グェンを見たらそれ以上にカオスなスケッチでやっぱり笑った。。
綺麗だなぁと思ったのがセバスチャン・ケラスコエット。少女と、魚と、水中と、本!
色遣いが柔らかくて見とれてしまいました(*´▽`*)。
宮崎駿氏はやはりというか何というか(笑)少年と飛行機と青空の絵でした。
いい具合に曲がった線に味があるんだよなーこのお方は。
ベン・ブッチャーの作品は、原本ではとび出す仕掛け絵本のようになっていたみたいですけど
さすがに印刷本だと仕掛けの写真が載っているだけでした。むうぅ残念。。
ちなみに原本は去年チャリティオークションにかけられ、
収益金は「Room To Read」(途上国に図書館を建てている団体)に寄付されたそうです。
(その時の落札者を、ゲルレ氏は「72番目の寄稿者」とおっしゃっている)
ところでこの本、「コンセプトとしては交換日記みたいなものなんだろうか」とか、
ページをめくりながら何となく考えていました。
わたしも小学生や中学生だった頃、友達3~4人くらいで自由帳に文を書いて絵を描いて
手渡しで次の子に回して楽しんでいましたが、やはりあの頃も何ともいえずわくわくしたものです。
そしてみんな何気にハイレベルな絵心を持っているわけで。どうしろとって感じだった。
スケッチトラベルの参加アーティストたちも、何人かが「場違いだったらどうしよう」とか
考えつつ描いていたみたいですが、何を言うのだみんな違うからいいんだよ…!
世の中はすごい人たちで溢れている。
※クリックで大きくなります
「貫之1111首」歌合編その10。9はこちら。
いよいよ女郎花歌合の開始です。2人の童女が朗々と口上を述べます。
「亭子の帝におかれましては下り位の又の年、世ますます豊かなること、祝着至極に存じまする。
このたびは花および歌を左右より合わせたてまつりまする。勝ち負けはございますまい。
左の頭、帝。右の頭、中宮。方の人、大納言、中納言。恐れながらおつとめいただきまする。
花を大切にいたしまする。歌を大切にいたしまする。争いはいたしますまい。
めでたく、めでたく、ここに、申し上げたてまつりまする」
緊張しつつも楽しみな4人。
自分たちの歌がいつ場に出るのかは、方人がきめるのでまだわかりません。
さて最初に詠みあげられるのは誰の歌でしょう…。
続きます。あ、歌合についてはこちらをどうぞ。
世界中のクリエイターが1冊のスケッチブックの1ページにそれぞれ絵を描いて
回覧板のように世界中に回して創り上げたアート画集です。
「必ず手渡しする」というルールさえ守れば、絵は何を描いてもよし、工作を貼り付けてもよし。
そうしてこうして約4年半、スケッチブックが世界を回り、参加したアーティスト計71名!
よく回ったもんだなー。
世界を旅したスケブが、複製とはいえ手元にあると思うと感慨深いです。
ページをめくるたびに全然テイストの違う絵が出てきて楽しいわぁ。みんな違ってみんないい。
もともとは企画者のジェラルド・ゲルレ氏と堤大介氏が
「世界のアーティストと仲良くなろう」みたいな遊び感覚で始めたことなのだそうな。
自分たちが会いたいアーティストの家や仕事場まで会いに行って、
スケブを直接手渡して絵を描いてもらって
みんなで繋がろうというコンセプトになっていったようです。
実際、ゲルレ氏も堤氏もこのプロジェクトを通してアーティストの友達がたくさんできたとか。
二つ返事で引き受けてくれる人もいれば、なかなか描いてくれない人もいたり
(「もういいです他の人に頼みます」って言うとあっという間に描いてくれた人もいたそうな)
隣のページのアーティストとコラボしたいと言う人もいて、本当に色々なことがあったようですが
無事に目的は達成できたわけですなぁ。良かったなぁ☆
堤氏がインタビューで「予想以上にすごい本になった」とおっしゃっているけど
メンバーを見ても確かにすごいです。
マイク・リーとか、ジョン・ハウとか、カーター・グッドリッチとか、フレデリック・バックとか
わたしでも知ってるんですけど…(^ ^;)。
日本からは松本大洋氏や寺田克也氏、丹地陽子氏に福島敦子氏、宮崎駿氏などなどこちらも豪華メンバー。
もうこれだけでもわくわくしてきますねぇ。
本には、スケブがそれぞれのアーティストの手に渡される様子の写真も掲載されていて
これがまたすごく楽しい。
だいたいの人は笑顔で写っているのですが、たまにスケブの引っ張り合いっこをしたり
壁づたいに手渡ししたり、正座して渡したりしている人もいます(笑)。
やることがいちいちアーティスティック。
あと、スケブは最初、何にも入れられずに丸腰で旅をしていたらしいのですが
途中のアーティストが「それじゃ危ないから」と木製のキャリングケースを作って入れてくれて
いつの間にか箱ごと手渡しされるようになっていったという話がこちらに載っていました。
イイハナシダナー(*´∀`*)。
本の内容は、がっつり描き込んだものからあっさりしたスケッチまであって
どの作品もとても素敵なのですが
かわいいなぁと思ったのがアレクサンドラ・ボイガーの作品とエンリコ・カサローサの作品。
前者は天使たちのコンサートを、
後者はスケブに何を描くか考えながら無数のポーズをとる自分自身をコミカルに描いたものです。
特に後者の「トライアングルポーズ」と「ナマステ」に笑った(^ ^;)。
ジェローム・オペニャのスケッチは「このエヴァっぽい生き物は何ぞや」と思ったけど
次ページのピーター・グェンを見たらそれ以上にカオスなスケッチでやっぱり笑った。。
綺麗だなぁと思ったのがセバスチャン・ケラスコエット。少女と、魚と、水中と、本!
色遣いが柔らかくて見とれてしまいました(*´▽`*)。
宮崎駿氏はやはりというか何というか(笑)少年と飛行機と青空の絵でした。
いい具合に曲がった線に味があるんだよなーこのお方は。
ベン・ブッチャーの作品は、原本ではとび出す仕掛け絵本のようになっていたみたいですけど
さすがに印刷本だと仕掛けの写真が載っているだけでした。むうぅ残念。。
ちなみに原本は去年チャリティオークションにかけられ、
収益金は「Room To Read」(途上国に図書館を建てている団体)に寄付されたそうです。
(その時の落札者を、ゲルレ氏は「72番目の寄稿者」とおっしゃっている)
ところでこの本、「コンセプトとしては交換日記みたいなものなんだろうか」とか、
ページをめくりながら何となく考えていました。
わたしも小学生や中学生だった頃、友達3~4人くらいで自由帳に文を書いて絵を描いて
手渡しで次の子に回して楽しんでいましたが、やはりあの頃も何ともいえずわくわくしたものです。
そしてみんな何気にハイレベルな絵心を持っているわけで。どうしろとって感じだった。
スケッチトラベルの参加アーティストたちも、何人かが「場違いだったらどうしよう」とか
考えつつ描いていたみたいですが、何を言うのだみんな違うからいいんだよ…!
世の中はすごい人たちで溢れている。

「貫之1111首」歌合編その10。9はこちら。
いよいよ女郎花歌合の開始です。2人の童女が朗々と口上を述べます。
「亭子の帝におかれましては下り位の又の年、世ますます豊かなること、祝着至極に存じまする。
このたびは花および歌を左右より合わせたてまつりまする。勝ち負けはございますまい。
左の頭、帝。右の頭、中宮。方の人、大納言、中納言。恐れながらおつとめいただきまする。
花を大切にいたしまする。歌を大切にいたしまする。争いはいたしますまい。
めでたく、めでたく、ここに、申し上げたてまつりまする」
緊張しつつも楽しみな4人。
自分たちの歌がいつ場に出るのかは、方人がきめるのでまだわかりません。
さて最初に詠みあげられるのは誰の歌でしょう…。
続きます。あ、歌合についてはこちらをどうぞ。
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叫ぶ歌人の会。
今日はいつもの連載をお休みして、
貫之たちが参加している「歌合(うたあわせ)」について少しお話ししてみようと思います。
まずはこちらの図をご覧ください↓
※クリックで大きくなります
「絶対にこういう形式というわけではないけど、大ざっぱに言うとこんなイベント」
みたいな感じで描きました。
次回記事から描く朱雀院女郎花の歌合は、この図のイメージで描いていこうと思っています。
歌合は、ものすごく簡単に言うと「左右のチームに分かれて歌の勝負けを判定するゲーム」です。
規模は、主催者や協力者の身分や参加人数、行事の目的などによって変わりますので
↑の図よりもたくさんの形式の歌合が、公私を問わず日常的に行われていたのが
平安初期の時代でした。
たとえばもっと簡単な形式(歌人が方人を兼ねるとか)や、
複雑な形式(念人や撰者がいたりとか、音楽や舞いがつくとか)などもあります。
「ちょっとお隣へ行って歌合をして仲良く遊ぶ」程度なら
最低3人(判者&左右の方人)がいればできちゃったりします。
今回の連載で、貫之たちが参加する朱雀院の歌合は
主催者:宇多上皇&中宮、プロデュース:藤原時平(中宮の兄)です。
この歌合に参加した記録が残っている人は、貫之たちのほかに藤原時平、藤原興風、藤原致行、伊勢局などです。
上皇が私的に開催するものとはいえ、方人の顔ぶれは参議以上や大臣クラスなので
ほとんど公的行事のようなものになっています。
とはいえ、記録によればこの歌合は勝ち負けを決めることはせず(優劣は決めるけど)、
女郎花の枝に歌の短冊をつけて提出する優雅なものでした。
詠進された歌も遊戯性の高いものが多く、
イベントの後の宴も堅苦しい雰囲気では全然ないので
別に「歌の道を極めてやるぜ!」みたいな求道的な歌合というよりは
「みんなでわいわい楽しくやりましょう♪」という遊び心のあふれたイベントで
全体を通じてゆったりとした雰囲気の歌合だったようです。
歌人たちが宴に参加しているという点を踏まえても
(本来、歌人は歌合に同席することはありません)、
かなりゆる~~いイベントだったのかなぁと。
もともと「宇多上皇の退位1周年記念パーティ」みたいなコンセプトだからかなぁ…。
上皇が主催者と判者を兼任している時点で
「俺の、俺による、俺のための、好きな歌を選ぶイベント☆」臭しかしないしなぁ。
あと、この歌合が行われた998年とその前後の時代は
まだまだ歌合の形式がはっきり決まっていたわけではないのです。
主催者が参加者たちと知恵を出し合って、
ああしよう、こうしよう、次は誰を呼ぼう、会場にどんな飾り付けをしよう、
参加者の衣装は、歌を詠む順序は、判定はその場で出すか後日お知らせするか…などなど
様々な形の歌合が行われていた時代でもありました。
思い切ったことをやれば喝采を浴び、次回から真似されたりして発展していく、
まさに途上の時代だったのかもしれません。
これから50~100年くらい後の、10世紀後半あたりになりますと
それまで様々だった形式がだんだん落ち着いてきて(行事として定着したと言うべきかな)、
歌合の内容にあまり差がみられなくなります。
もっと時代が下って、藤原定家の時代になってくると
完全に「現代人が歌合と聞いてパッと思い浮かべるゲーム」みたいな形式になる、
という感じかな。
そんなわけで、わたしも、あまり歌合の形式をかっちり決めてしまいたくはなかったのでした。
なんだかごちゃごちゃして何が言いたいのかわからなくなってしまいましたが(汗)、
あまり難しく考えずに
次回記事からまた「貫之1111首」を楽しんでいただければ幸いです。
クリックで拍手お返事。↓
皆様いつもありがとうございます(^-^)/☆
貫之たちが参加している「歌合(うたあわせ)」について少しお話ししてみようと思います。
まずはこちらの図をご覧ください↓

「絶対にこういう形式というわけではないけど、大ざっぱに言うとこんなイベント」
みたいな感じで描きました。
次回記事から描く朱雀院女郎花の歌合は、この図のイメージで描いていこうと思っています。
歌合は、ものすごく簡単に言うと「左右のチームに分かれて歌の勝負けを判定するゲーム」です。
規模は、主催者や協力者の身分や参加人数、行事の目的などによって変わりますので
↑の図よりもたくさんの形式の歌合が、公私を問わず日常的に行われていたのが
平安初期の時代でした。
たとえばもっと簡単な形式(歌人が方人を兼ねるとか)や、
複雑な形式(念人や撰者がいたりとか、音楽や舞いがつくとか)などもあります。
「ちょっとお隣へ行って歌合をして仲良く遊ぶ」程度なら
最低3人(判者&左右の方人)がいればできちゃったりします。
今回の連載で、貫之たちが参加する朱雀院の歌合は
主催者:宇多上皇&中宮、プロデュース:藤原時平(中宮の兄)です。
この歌合に参加した記録が残っている人は、貫之たちのほかに藤原時平、藤原興風、藤原致行、伊勢局などです。
上皇が私的に開催するものとはいえ、方人の顔ぶれは参議以上や大臣クラスなので
ほとんど公的行事のようなものになっています。
とはいえ、記録によればこの歌合は勝ち負けを決めることはせず(優劣は決めるけど)、
女郎花の枝に歌の短冊をつけて提出する優雅なものでした。
詠進された歌も遊戯性の高いものが多く、
イベントの後の宴も堅苦しい雰囲気では全然ないので
別に「歌の道を極めてやるぜ!」みたいな求道的な歌合というよりは
「みんなでわいわい楽しくやりましょう♪」という遊び心のあふれたイベントで
全体を通じてゆったりとした雰囲気の歌合だったようです。
歌人たちが宴に参加しているという点を踏まえても
(本来、歌人は歌合に同席することはありません)、
かなりゆる~~いイベントだったのかなぁと。
もともと「宇多上皇の退位1周年記念パーティ」みたいなコンセプトだからかなぁ…。
上皇が主催者と判者を兼任している時点で
「俺の、俺による、俺のための、好きな歌を選ぶイベント☆」臭しかしないしなぁ。
あと、この歌合が行われた998年とその前後の時代は
まだまだ歌合の形式がはっきり決まっていたわけではないのです。
主催者が参加者たちと知恵を出し合って、
ああしよう、こうしよう、次は誰を呼ぼう、会場にどんな飾り付けをしよう、
参加者の衣装は、歌を詠む順序は、判定はその場で出すか後日お知らせするか…などなど
様々な形の歌合が行われていた時代でもありました。
思い切ったことをやれば喝采を浴び、次回から真似されたりして発展していく、
まさに途上の時代だったのかもしれません。
これから50~100年くらい後の、10世紀後半あたりになりますと
それまで様々だった形式がだんだん落ち着いてきて(行事として定着したと言うべきかな)、
歌合の内容にあまり差がみられなくなります。
もっと時代が下って、藤原定家の時代になってくると
完全に「現代人が歌合と聞いてパッと思い浮かべるゲーム」みたいな形式になる、
という感じかな。
そんなわけで、わたしも、あまり歌合の形式をかっちり決めてしまいたくはなかったのでした。
なんだかごちゃごちゃして何が言いたいのかわからなくなってしまいましたが(汗)、
あまり難しく考えずに
次回記事からまた「貫之1111首」を楽しんでいただければ幸いです。
クリックで拍手お返事。↓
皆様いつもありがとうございます(^-^)/☆
テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など ジャンル : 学問・文化・芸術
イラストコンペ入賞しました!
※期間限定トップ記事。最新記事はこの下です↓

うっかりしていて、お知らせするのがすっかり遅くなってしまったのですけれども。。
以前に熊谷市のアルス画房さんで開催されていた「第22回コミックイラストコンペ」にて
イラストボードを展示させていただいたのですが、
恐れ多くもゆさは手描き部門で入賞してしまいました!!
わきゃーーーっ投票してくださった方々ありがとうございますありがとうございます
ありがとうございます以下無限大!!
入賞作品一覧ページ→こちら
ゆさはARS賞(アルスの店員さんが選ぶ賞)をいただきました。ありがとうございます♪
あと、わたしが投票させていただいたイラストさんも入賞していて、ちょっと嬉しかった(*^ ^*)☆
現在アルス画房さんでは、入賞イラストの展示が行われています。
期間は、2012/8/9(金)~9/1(土)です。
熊谷は毎日猛暑のニュースに出るレベルの、かなーり暑い街ですがヽ(^∀^;)ノ
お近くの方や興味のある方、お時間がございましたらぜひお越しくださいませ♪
【アルス画房】 HP→<http://www.arsgabou.com/>
埼玉県熊谷市鎌倉町152
10:00~19:00 毎週水曜日定休
お店へのアクセス:こちら
JR熊谷駅から徒歩7分
駅北口のロータリーを左方向へ、線路に平行して歩いてください。一方通行出口右角。

うっかりしていて、お知らせするのがすっかり遅くなってしまったのですけれども。。
以前に熊谷市のアルス画房さんで開催されていた「第22回コミックイラストコンペ」にて
イラストボードを展示させていただいたのですが、
恐れ多くもゆさは手描き部門で入賞してしまいました!!
わきゃーーーっ投票してくださった方々ありがとうございますありがとうございます
ありがとうございます以下無限大!!
入賞作品一覧ページ→こちら
ゆさはARS賞(アルスの店員さんが選ぶ賞)をいただきました。ありがとうございます♪
あと、わたしが投票させていただいたイラストさんも入賞していて、ちょっと嬉しかった(*^ ^*)☆
現在アルス画房さんでは、入賞イラストの展示が行われています。
期間は、2012/8/9(金)~9/1(土)です。
熊谷は毎日猛暑のニュースに出るレベルの、かなーり暑い街ですがヽ(^∀^;)ノ
お近くの方や興味のある方、お時間がございましたらぜひお越しくださいませ♪
【アルス画房】 HP→<http://www.arsgabou.com/>
埼玉県熊谷市鎌倉町152
10:00~19:00 毎週水曜日定休
お店へのアクセス:こちら
JR熊谷駅から徒歩7分
駅北口のロータリーを左方向へ、線路に平行して歩いてください。一方通行出口右角。
テーマ : 展示会、イベントの情報 ジャンル : 学問・文化・芸術
日本のこども世界のこども。
ブロとものkanayanoさんと一緒に上井草のちひろ美術館に行ってきました♪
ドキュメンタリー映画「いわさきちひろ~27歳の旅立ち~」公開記念展ということで
彼女の人生にスポットをあてた内容の展覧会が開催中なのです。
日記とか絵はがきとか写真とか年表とか、彼女が手にしていたものがたくさんあったのですが
年代ごとの作品展示もあって眼福でありました。すごく良かったー♪
いわさきちひろ氏の人生については、過去にこの美術館を訪れた際に多少知る機会があったものの、
やはり日記やメモなどを見ると彼女の思考過程にダイレクトに触れられるので
テンションがかなり上がります。
いつも思うんだけど、ちひろさんの筆跡って丸くてかわいいよね…(*´w`*)。
絵に入っている「ちひろ」のサインの丸っこさと柔らかさが好きです。たまらん。
アンデルセンの故郷オーデンセから出した絵はがきがテンション高くて笑ってしまった。。
絵本を寄贈したら大歓迎を受けたとか、やっぱり自分の絵本が一番いいわとか
素直な感想が綴られています。いいなぁ。
疎開先での風景画とか自画像とか、家族や自宅をさらさら描いたものなど
スケッチが多かったのも今回の展示の特徴でしょうか。
ちひろさんはほとんど線を重ねずに作品を仕上げることが多いですけど
スケッチもほぼそんな感じですねー。1本の線だけで描いていく。
色つき原画ももちろんありまして、年代に沿って展示されていました。
例によってほとんどが子どもの絵ですが、
「ひとりでできるよ」の男の子のえっへんという感じとか
「あかちゃんのくるひ」のお姉ちゃんがとる行動とか
そうそう、小さい頃はこういうことしたし、言ったよね…って思ってしまいます。
30代前半には、主線も色もきっちりくっきり描かれていたのが
だんだん水彩のにじみやぼかしで表現されていくようになって
しまいには主線が消えて水彩一発描き(だよね?きっと)になっていったようです。
おもちゃのピアノのカラフルなにじみや、シクラメンの中の女の子の鮮烈な赤のぼかしを見て
うおおぉや、やってみてぇ!って思って、でも一朝一夕にはとてもできないこともわかりました。
高度な技やー。
いつだったかユーリ・ノルシュテイン氏がいわさきちひろの絵を見て
「吐息が紙に溶け込んだよう」と表現されていましたけれども。
「秀逸だなぁ」と思って以来、ちひろさんの絵を見るときはいつもその言葉が浮かんできます。
一番好きな作品を挙げろと言われたら「鶴の恩返し」「マッチ売りの少女」かなぁ…。
あと、「緑の風のなかで」の女の子が、さわやかであたたかくて好き~。
それからもうひとつ、企画展「奇想の絵本-夢幻とナンセンス」が同時開催中。
ちひろ美術館は絵本作品の原画の収集にも力を入れており、
今回はその収蔵品の中から、奇想というかナンセンスというか
ちょっと荒唐無稽な印象のアートがずらりと展示されていました。
年代は主に18~19世紀前半。キャロルの『アリス』が出てきた頃ですなぁ。
(アリスの展示もちゃんとありました)
すごく気に入ったのがドゥシャン・カーライの絵。今日初めて知った画家なのですけれども
静かで淡々としたタッチと色調なのに、配色が独特で強烈な存在感を放っていました!
一目で惹きつけられちゃった。。
展示されていたのは『魔法のなべと魔法のたま』の原画の一部だったのですが、
その中に出てくる猫がものすごーーーくかわいかった!
平べったい顔にくりくりした瞳で、体もコロコロしてるの!なんじゃあの無敵のかわいさ!!
カーライ、素敵だわ…猫を描く人に悪い人はいないと思うんだ…(=▽=)。←言うの何度目だこれ
鑑賞しながら、この人、アリスの挿絵とか描けそうだなぁとぼんやり考えていたのですが
帰宅してぐぐったら、すでに出版されていたみたいでした。
他にもイジィ・トルンカとかスタシス・エイドゥリゲヴィチウスとか、
初めて聞く画家の名前が多くて楽しかったです。
クヴィエタ・パツォウスカーの赤い猫とか、もう何なのっていうかわいさだった。
猫はナンセンスのモデルになりやすいのかもしれない。
そして、日本からは初山滋氏や長新太氏の絵本原画が。
長さんの展示原画は『ちへいせんのみえるところ』でした!ぎゃー好きすぎるこれ。
kanayanoさんが「頭の体操になりそうな絵本」とおっしゃって全力で首肯。
男の子とか飛行船とか太陽とか、ページをめくるまで、何が出てくるかわからない!
長さんのナンセンスの良さは身近なものが身近な場所から出てくるところにあると思う。
(そしてわたしの長さんバイブルは永遠に『ゴムあたまぽんたろう』です。キャーチョウサーン)
一通り見終わったあとは、緑豊かな庭が見える美術館のカフェで
バラのジャム入りロシアンティーと具だくさんのおかずタルトをいただきまして
(kanayanoさん、おやき御馳走さまでした!)、
もうマジでのどかすぎてリラックスしすぎてやばかった。周りに人がいなかったら確実に寝てた。
この美術館はもともと岩崎家があった住宅街に建てられているから
のどかで閑静な雰囲気全開なのですよねぇ。
窓の外に緑が見えるとホッとします。田舎っ子だもの。
※クリックで大きくなります
「貫之1111首」歌合編その9。8はこちら。
998年、秋。待ちに待った朱雀院の女郎花歌合の日がやって来ました。
参加者が続々とやって来る中、プログラムを見ながら一喜一憂の4人の図です。
忠岑「おっふぇ~~怖ぇ~~お偉いさんめっちゃ来てる~~(汗)」
友則「なんかいつもより人数多いなぁ」
躬恒「そうなんですか?」
友則「3割増しって感じ。歌人が来てるからかな」
躬恒「へぇ。わたし歌合初めてだから、よくわかんないや」
貫之「世尊言ふ所の諸の菩薩とは何の法の埒語を爲れ菩薩なりと謂ひたまふや我法の菩薩摩訶薩と名付く可き有るを見ず亦法の般若波羅蜜多と名付く可き有るを見ず」
忠岑「げっ、夜、宴会じゃん!頭真っ白になって何も出てこなかったらどうしよ」
躬恒「大丈夫だよ、岑ちゃんの御主人だってみえてるんでしょ」
忠岑「だから怖いんだよ、恥かかせらんねぇし!」
貫之「我菩薩及び菩薩の法に於て見ず得ず亦復た般若波羅蜜多を見ず得ざるなり云何が我をして諸の菩薩摩訶薩衆の爲に般若波羅蜜多を宣示せしめたふや」
貫之が呪文のように唱えているのは大般若経の一部です。
緊張をほぐしているつもりで全然ほぐれてない(^ ^;)。
ドキュメンタリー映画「いわさきちひろ~27歳の旅立ち~」公開記念展ということで
彼女の人生にスポットをあてた内容の展覧会が開催中なのです。
日記とか絵はがきとか写真とか年表とか、彼女が手にしていたものがたくさんあったのですが
年代ごとの作品展示もあって眼福でありました。すごく良かったー♪
いわさきちひろ氏の人生については、過去にこの美術館を訪れた際に多少知る機会があったものの、
やはり日記やメモなどを見ると彼女の思考過程にダイレクトに触れられるので
テンションがかなり上がります。
いつも思うんだけど、ちひろさんの筆跡って丸くてかわいいよね…(*´w`*)。
絵に入っている「ちひろ」のサインの丸っこさと柔らかさが好きです。たまらん。
アンデルセンの故郷オーデンセから出した絵はがきがテンション高くて笑ってしまった。。
絵本を寄贈したら大歓迎を受けたとか、やっぱり自分の絵本が一番いいわとか
素直な感想が綴られています。いいなぁ。
疎開先での風景画とか自画像とか、家族や自宅をさらさら描いたものなど
スケッチが多かったのも今回の展示の特徴でしょうか。
ちひろさんはほとんど線を重ねずに作品を仕上げることが多いですけど
スケッチもほぼそんな感じですねー。1本の線だけで描いていく。
色つき原画ももちろんありまして、年代に沿って展示されていました。
例によってほとんどが子どもの絵ですが、
「ひとりでできるよ」の男の子のえっへんという感じとか
「あかちゃんのくるひ」のお姉ちゃんがとる行動とか
そうそう、小さい頃はこういうことしたし、言ったよね…って思ってしまいます。
30代前半には、主線も色もきっちりくっきり描かれていたのが
だんだん水彩のにじみやぼかしで表現されていくようになって
しまいには主線が消えて水彩一発描き(だよね?きっと)になっていったようです。
おもちゃのピアノのカラフルなにじみや、シクラメンの中の女の子の鮮烈な赤のぼかしを見て
うおおぉや、やってみてぇ!って思って、でも一朝一夕にはとてもできないこともわかりました。
高度な技やー。
いつだったかユーリ・ノルシュテイン氏がいわさきちひろの絵を見て
「吐息が紙に溶け込んだよう」と表現されていましたけれども。
「秀逸だなぁ」と思って以来、ちひろさんの絵を見るときはいつもその言葉が浮かんできます。
一番好きな作品を挙げろと言われたら「鶴の恩返し」「マッチ売りの少女」かなぁ…。
あと、「緑の風のなかで」の女の子が、さわやかであたたかくて好き~。
それからもうひとつ、企画展「奇想の絵本-夢幻とナンセンス」が同時開催中。
ちひろ美術館は絵本作品の原画の収集にも力を入れており、
今回はその収蔵品の中から、奇想というかナンセンスというか
ちょっと荒唐無稽な印象のアートがずらりと展示されていました。
年代は主に18~19世紀前半。キャロルの『アリス』が出てきた頃ですなぁ。
(アリスの展示もちゃんとありました)
すごく気に入ったのがドゥシャン・カーライの絵。今日初めて知った画家なのですけれども
静かで淡々としたタッチと色調なのに、配色が独特で強烈な存在感を放っていました!
一目で惹きつけられちゃった。。
展示されていたのは『魔法のなべと魔法のたま』の原画の一部だったのですが、
その中に出てくる猫がものすごーーーくかわいかった!
平べったい顔にくりくりした瞳で、体もコロコロしてるの!なんじゃあの無敵のかわいさ!!
カーライ、素敵だわ…猫を描く人に悪い人はいないと思うんだ…(=▽=)。←言うの何度目だこれ
鑑賞しながら、この人、アリスの挿絵とか描けそうだなぁとぼんやり考えていたのですが
帰宅してぐぐったら、すでに出版されていたみたいでした。
他にもイジィ・トルンカとかスタシス・エイドゥリゲヴィチウスとか、
初めて聞く画家の名前が多くて楽しかったです。
クヴィエタ・パツォウスカーの赤い猫とか、もう何なのっていうかわいさだった。
猫はナンセンスのモデルになりやすいのかもしれない。
そして、日本からは初山滋氏や長新太氏の絵本原画が。
長さんの展示原画は『ちへいせんのみえるところ』でした!ぎゃー好きすぎるこれ。
kanayanoさんが「頭の体操になりそうな絵本」とおっしゃって全力で首肯。
男の子とか飛行船とか太陽とか、ページをめくるまで、何が出てくるかわからない!
長さんのナンセンスの良さは身近なものが身近な場所から出てくるところにあると思う。
(そしてわたしの長さんバイブルは永遠に『ゴムあたまぽんたろう』です。キャーチョウサーン)
一通り見終わったあとは、緑豊かな庭が見える美術館のカフェで
バラのジャム入りロシアンティーと具だくさんのおかずタルトをいただきまして
(kanayanoさん、おやき御馳走さまでした!)、
もうマジでのどかすぎてリラックスしすぎてやばかった。周りに人がいなかったら確実に寝てた。
この美術館はもともと岩崎家があった住宅街に建てられているから
のどかで閑静な雰囲気全開なのですよねぇ。
窓の外に緑が見えるとホッとします。田舎っ子だもの。

「貫之1111首」歌合編その9。8はこちら。
998年、秋。待ちに待った朱雀院の女郎花歌合の日がやって来ました。
参加者が続々とやって来る中、プログラムを見ながら一喜一憂の4人の図です。
忠岑「おっふぇ~~怖ぇ~~お偉いさんめっちゃ来てる~~(汗)」
友則「なんかいつもより人数多いなぁ」
躬恒「そうなんですか?」
友則「3割増しって感じ。歌人が来てるからかな」
躬恒「へぇ。わたし歌合初めてだから、よくわかんないや」
貫之「世尊言ふ所の諸の菩薩とは何の法の埒語を爲れ菩薩なりと謂ひたまふや我法の菩薩摩訶薩と名付く可き有るを見ず亦法の般若波羅蜜多と名付く可き有るを見ず」
忠岑「げっ、夜、宴会じゃん!頭真っ白になって何も出てこなかったらどうしよ」
躬恒「大丈夫だよ、岑ちゃんの御主人だってみえてるんでしょ」
忠岑「だから怖いんだよ、恥かかせらんねぇし!」
貫之「我菩薩及び菩薩の法に於て見ず得ず亦復た般若波羅蜜多を見ず得ざるなり云何が我をして諸の菩薩摩訶薩衆の爲に般若波羅蜜多を宣示せしめたふや」
貫之が呪文のように唱えているのは大般若経の一部です。
緊張をほぐしているつもりで全然ほぐれてない(^ ^;)。
テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。 ジャンル : 学問・文化・芸術
心のすみか。
「scribo ergo sum」の八少女夕様と相互リンクさせていただくことになりました。
紹介記事はこちらです。どうぞどうぞ、よろしくお願いいたします☆
妹が帰省してきたので、恒例になっている「今日までに買った新刊を見せ合う会(主に漫画)」を
昨日から開催してがっぽり漫画漬けな休日だったのですけども、
わたしが買った群青さんの『まつるかみ』を妹がかなり気に入ったっぽくて
自分も買いたいと言いだしました。
トバ様がサンタクロースをする話と、指と引きかえに願いを叶える黒鬼の話がツボだったらしい。
異形の者が人を喰らう目的で近づいたのにいつしかそれができなくなる、というモチーフは
日本昔話や漫画にも割とみられるし、よくわかる気がするな…。
(そしてこの作品に限らずITANコミックスはハイレベルな作品が多いと思う)
日本の文化史の中の鬼ってあまり人を警戒しないというか、
むしろ警戒しているのは人の方じゃないかなという印象が個人的にはあります。
今昔物語集でも御伽草子集でも、雅な鬼や風流を愛する鬼はいるけど
(たまに、人に危害を加えたりぺろりと食べてしまう鬼もいるけど)
時々、人に対して余りにも無防備ではないかと思える描写がある。
羅城門の鬼は内裏に忍び込んで玄象を持ち出しちゃうし、
葉二つの鬼は自分から源博雅に声かけちゃうし、
瘤取りじいさんの鬼たちは、おじいさんの身元なんか全然気にしないでお祭に誘ってるし
桃太郎の鬼たちも、なんかあっさり島に攻め込まれたりしてるし。
酒呑童子を怖がったのは人で、一寸法師の鬼を怖がったのも一寸法師たちだし…。
大工と鬼六とかソメコと鬼などを見ると、「なんだぁこいつら超かわいいなぁ!」みたいな
いとおしくてたまらない存在になってる。
西洋だとこんな鬼いたかな…とふと考えたのですが、
そもそも西洋には鬼の話ってあったっけ、とか、根本的なところから考えなきゃなわけで。
思いつくのはグリム童話の人食い鬼とか、金の髪の毛が三本ある鬼か…。
(あれ挿絵つきの単行本で読んだ記憶があるのですが、鬼の絵がめちゃくちゃリアルで怖くて
そのページだけとばして読んでいた覚えがある)
ただ、邦訳で鬼と訳されたものを読んだだけで原文にあたったわけではないので、
本来は、鬼というよりはデビルやサタン(ドイツ語だとトイフェルかな)に
あたるのかもしれないですけれども。
他にも、ゴブリンやトロルを鬼とみなしたり
「ジャックと豆の木」に出てくる大男は鬼ではないかという考え方もあるようですが
彼らも別だん、人を怖がったりしていないように見えます。
『指輪物語』に出てくるオーク(『ホビットの冒険』ではオーク鬼)も怖いものなしって感じだし。
あと、『ムーミン』のお話に飛行おにというのがいますけれども
彼はもともと"魔物"という解説がくっついているから
鬼というより悪魔にカテゴライズされるのかもしれない。
余談ですが、小さい頃のわたしは飛行おにの魔法のシルクハットが欲しくてたまらず
自分の帽子をハットに見立てて遊んでいたことがあります。
家が植物でいっぱいになったら面白いだろうなぁとか、ずーっと妄想していたんです(笑)。
いつものことですが、鬼について考え出すと止まらなくなります。マーイプレシャース。
あ。今思い出したんだけど、だから何ってわけじゃないけど
『天空の城ラピュタ』で、ラピュタの庭にいた園丁のロボットやヒタキに
パズーが「人を怖がらないね」って言うシーンがあるけど、
あそこでも先に警戒していたのはパズーの方なんだよね。
シータを守りたかったから、ね。
※クリックで大きくなります
「貫之1111首」歌合編その8。7はこちら。
気難しい話は終わりにして、のんびり過ごす休日の午後。
貫之「歌合まであとひと月か…。早ぇーなぁ」
躬恒「ゆっきー、作ってる?」
貫之「ああ」
躬恒「北の方の評価は?」
貫之「毎日、けんか。でもおれ、あいつの勘は誰より頼りにしてるんだ」
躬恒「わたしも毎日妻が見てくれてる。最近は娘が言葉を覚えて、一緒になって叱咤激励がとんでくるの」
貫之「いいじゃないか」
躬恒「いやー、時々ついていけなくなるよ」
ハイレベルな配偶者を持ったがゆえの悩み。
ちなみに貫之が持っているのは琴(きん)で、躬恒が持っているのは楽琵琶です。
どちらも小型でお手軽楽器。
紹介記事はこちらです。どうぞどうぞ、よろしくお願いいたします☆
妹が帰省してきたので、恒例になっている「今日までに買った新刊を見せ合う会(主に漫画)」を
昨日から開催してがっぽり漫画漬けな休日だったのですけども、
わたしが買った群青さんの『まつるかみ』を妹がかなり気に入ったっぽくて
自分も買いたいと言いだしました。
トバ様がサンタクロースをする話と、指と引きかえに願いを叶える黒鬼の話がツボだったらしい。
異形の者が人を喰らう目的で近づいたのにいつしかそれができなくなる、というモチーフは
日本昔話や漫画にも割とみられるし、よくわかる気がするな…。
(そしてこの作品に限らずITANコミックスはハイレベルな作品が多いと思う)
日本の文化史の中の鬼ってあまり人を警戒しないというか、
むしろ警戒しているのは人の方じゃないかなという印象が個人的にはあります。
今昔物語集でも御伽草子集でも、雅な鬼や風流を愛する鬼はいるけど
(たまに、人に危害を加えたりぺろりと食べてしまう鬼もいるけど)
時々、人に対して余りにも無防備ではないかと思える描写がある。
羅城門の鬼は内裏に忍び込んで玄象を持ち出しちゃうし、
葉二つの鬼は自分から源博雅に声かけちゃうし、
瘤取りじいさんの鬼たちは、おじいさんの身元なんか全然気にしないでお祭に誘ってるし
桃太郎の鬼たちも、なんかあっさり島に攻め込まれたりしてるし。
酒呑童子を怖がったのは人で、一寸法師の鬼を怖がったのも一寸法師たちだし…。
大工と鬼六とかソメコと鬼などを見ると、「なんだぁこいつら超かわいいなぁ!」みたいな
いとおしくてたまらない存在になってる。
西洋だとこんな鬼いたかな…とふと考えたのですが、
そもそも西洋には鬼の話ってあったっけ、とか、根本的なところから考えなきゃなわけで。
思いつくのはグリム童話の人食い鬼とか、金の髪の毛が三本ある鬼か…。
(あれ挿絵つきの単行本で読んだ記憶があるのですが、鬼の絵がめちゃくちゃリアルで怖くて
そのページだけとばして読んでいた覚えがある)
ただ、邦訳で鬼と訳されたものを読んだだけで原文にあたったわけではないので、
本来は、鬼というよりはデビルやサタン(ドイツ語だとトイフェルかな)に
あたるのかもしれないですけれども。
他にも、ゴブリンやトロルを鬼とみなしたり
「ジャックと豆の木」に出てくる大男は鬼ではないかという考え方もあるようですが
彼らも別だん、人を怖がったりしていないように見えます。
『指輪物語』に出てくるオーク(『ホビットの冒険』ではオーク鬼)も怖いものなしって感じだし。
あと、『ムーミン』のお話に飛行おにというのがいますけれども
彼はもともと"魔物"という解説がくっついているから
鬼というより悪魔にカテゴライズされるのかもしれない。
余談ですが、小さい頃のわたしは飛行おにの魔法のシルクハットが欲しくてたまらず
自分の帽子をハットに見立てて遊んでいたことがあります。
家が植物でいっぱいになったら面白いだろうなぁとか、ずーっと妄想していたんです(笑)。
いつものことですが、鬼について考え出すと止まらなくなります。マーイプレシャース。
あ。今思い出したんだけど、だから何ってわけじゃないけど
『天空の城ラピュタ』で、ラピュタの庭にいた園丁のロボットやヒタキに
パズーが「人を怖がらないね」って言うシーンがあるけど、
あそこでも先に警戒していたのはパズーの方なんだよね。
シータを守りたかったから、ね。

「貫之1111首」歌合編その8。7はこちら。
気難しい話は終わりにして、のんびり過ごす休日の午後。
貫之「歌合まであとひと月か…。早ぇーなぁ」
躬恒「ゆっきー、作ってる?」
貫之「ああ」
躬恒「北の方の評価は?」
貫之「毎日、けんか。でもおれ、あいつの勘は誰より頼りにしてるんだ」
躬恒「わたしも毎日妻が見てくれてる。最近は娘が言葉を覚えて、一緒になって叱咤激励がとんでくるの」
貫之「いいじゃないか」
躬恒「いやー、時々ついていけなくなるよ」
ハイレベルな配偶者を持ったがゆえの悩み。
ちなみに貫之が持っているのは琴(きん)で、躬恒が持っているのは楽琵琶です。
どちらも小型でお手軽楽器。
ご先祖様なう。
お盆も折り返し点を過ぎましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
我が家の周囲はぐるりと山に囲まれた盆地なので、暑さがちょっとハンパじゃありません。
立秋を過ぎて朝晩は気温が下がるようになりましたが、日中の暑さがこたえます…。
そろそろ夏の疲れが出る頃だーー体調、気をつけなきゃ(>_<)。
親戚という名の嵐はあらかた通り過ぎて、今日はそれなりに静かでしたけど
昨日はマジで暴風域でした…なんだったんだあれは。
ひとり来ると次々に来るのに、閑古鳥が鳴く状態だと誰も来ないっていう現象に名前をつけたいです。
父のいとことお相手さんたちは毎年お揃いでみえるのですが、
さすがにいとこだけあってしゃべり始めると止まりません。
祖父母のきょうだいやいとこたちは、年齢や体調の都合もあるので
以前よりは訪ねてくる回数も減りましたけど(隔年にしますとか、ごめんねやめますとか)
去年から来なくなった人の代わりに息子さんが来るようになったり
会社を継いだ二代目が来るようになったりしています。
お孫さんたちも小さい頃は来ていたけど、もう来ないですね。仕事始めた子もいるしねー。
そんな中、父の姉の子(つまりゆさの従妹)が連れてきたお相手が
なんと大の猫好きであることが判明!!(≧▽≦)☆
うちのにゃんこたちに会わせてあげたら、すっっっごくいい笑顔で肉球ぷにぷにして
「超かわいいーーー欲しいーーー!!」とか言い出した。
きゃーーそんなに猫が好きなのかっすばらしいじゃないか!君たち早く猫飼うべき!
実は結婚のお祝いをどうするかまだ決めていないのですけど、
これは猫がいいんじゃないかという気がしましたよ。
猫を愛する人に悪い人はいないと思うんだ…。(=▽=)
(しかしすでにお家には文鳥が何羽もいるとのことで泣く泣く断念…。何羽も?えっなんだそれ)
はっきりしない天気続きですが、明日の送り盆は晴れだといいなぁ。
彼岸の向こうの皆様、また来年まで、うちの先祖をどうぞよろしくお願いいたします。
あと、べつだん、これはこの時期に限らず思うことなのですけれども。。
昼間に何気なくつけていたテレビ番組に浅草寺が映っていたのを見て、ふと
そういえば鳥山石燕が関東各地のお寺に絵馬を奉納していたけど
その奉納先の一つが浅草寺じゃなかったっけ…とか、何度目かわかりませんがぼんやり思いました。
石燕は妖怪絵で有名ですが、お寺に奉納する絵馬には武将絵を描く人だったから
たぶん浅草寺にも歴史上の武人か誰かを描いて奉納したんでないかしら。
でも浅草寺の今の本堂は戦後に再建された建物ですから、たぶんもうその絵馬ないよなぁ。
戦争なんてするもんじゃないなぁ。
※クリックで大きくなります
「貫之1111首」歌合編その7。6はこちら。
朱雀院の歌合まであと1ヶ月となったある日、躬恒が貫之のもとを訪ねてきました。
歌合に出席する歌人たちの情報を持ってきたようです。
貫之「式部権大、中納言、右兵衛督、蔵人頭、近衛少将…。菅原の権大納言は来ないのか」
躬恒「権大納言は歌人じゃないから、遠慮ってことかもね。下位の帝が呼ばないはずないし」
貫之「仲良いもんな」
躬恒「あとは、今回のお膳立てが藤原の大納言だから、じゃないかなぁ」
貫之「あー、そりゃ、来ないわけだ」
躬恒「最近微妙なんでしょ、あの双璧」
貫之「みたいだな」
躬恒「大納言は、妹君が下位の帝の中宮だからね。会場の準備から花の手配まで全部仕切ってるらしいよ」
貫之「へえ。…え、中宮も来んの?」
躬恒「帝と揃って頭(かみ)をなさるんだって」
貫之「ひゃー」
菅原の権大納言とは菅原道真のことです。
宇多天皇は歌合をたくさん催しましたが、同じくらい詩合も行いました。
道真は、そちらにはよく顔を出していたそうです。
我が家の周囲はぐるりと山に囲まれた盆地なので、暑さがちょっとハンパじゃありません。
立秋を過ぎて朝晩は気温が下がるようになりましたが、日中の暑さがこたえます…。
そろそろ夏の疲れが出る頃だーー体調、気をつけなきゃ(>_<)。
親戚という名の嵐はあらかた通り過ぎて、今日はそれなりに静かでしたけど
昨日はマジで暴風域でした…なんだったんだあれは。
ひとり来ると次々に来るのに、閑古鳥が鳴く状態だと誰も来ないっていう現象に名前をつけたいです。
父のいとことお相手さんたちは毎年お揃いでみえるのですが、
さすがにいとこだけあってしゃべり始めると止まりません。
祖父母のきょうだいやいとこたちは、年齢や体調の都合もあるので
以前よりは訪ねてくる回数も減りましたけど(隔年にしますとか、ごめんねやめますとか)
去年から来なくなった人の代わりに息子さんが来るようになったり
会社を継いだ二代目が来るようになったりしています。
お孫さんたちも小さい頃は来ていたけど、もう来ないですね。仕事始めた子もいるしねー。
そんな中、父の姉の子(つまりゆさの従妹)が連れてきたお相手が
なんと大の猫好きであることが判明!!(≧▽≦)☆
うちのにゃんこたちに会わせてあげたら、すっっっごくいい笑顔で肉球ぷにぷにして
「超かわいいーーー欲しいーーー!!」とか言い出した。
きゃーーそんなに猫が好きなのかっすばらしいじゃないか!君たち早く猫飼うべき!
実は結婚のお祝いをどうするかまだ決めていないのですけど、
これは猫がいいんじゃないかという気がしましたよ。
猫を愛する人に悪い人はいないと思うんだ…。(=▽=)
(しかしすでにお家には文鳥が何羽もいるとのことで泣く泣く断念…。何羽も?えっなんだそれ)
はっきりしない天気続きですが、明日の送り盆は晴れだといいなぁ。
彼岸の向こうの皆様、また来年まで、うちの先祖をどうぞよろしくお願いいたします。
あと、べつだん、これはこの時期に限らず思うことなのですけれども。。
昼間に何気なくつけていたテレビ番組に浅草寺が映っていたのを見て、ふと
そういえば鳥山石燕が関東各地のお寺に絵馬を奉納していたけど
その奉納先の一つが浅草寺じゃなかったっけ…とか、何度目かわかりませんがぼんやり思いました。
石燕は妖怪絵で有名ですが、お寺に奉納する絵馬には武将絵を描く人だったから
たぶん浅草寺にも歴史上の武人か誰かを描いて奉納したんでないかしら。
でも浅草寺の今の本堂は戦後に再建された建物ですから、たぶんもうその絵馬ないよなぁ。
戦争なんてするもんじゃないなぁ。

「貫之1111首」歌合編その7。6はこちら。
朱雀院の歌合まであと1ヶ月となったある日、躬恒が貫之のもとを訪ねてきました。
歌合に出席する歌人たちの情報を持ってきたようです。
貫之「式部権大、中納言、右兵衛督、蔵人頭、近衛少将…。菅原の権大納言は来ないのか」
躬恒「権大納言は歌人じゃないから、遠慮ってことかもね。下位の帝が呼ばないはずないし」
貫之「仲良いもんな」
躬恒「あとは、今回のお膳立てが藤原の大納言だから、じゃないかなぁ」
貫之「あー、そりゃ、来ないわけだ」
躬恒「最近微妙なんでしょ、あの双璧」
貫之「みたいだな」
躬恒「大納言は、妹君が下位の帝の中宮だからね。会場の準備から花の手配まで全部仕切ってるらしいよ」
貫之「へえ。…え、中宮も来んの?」
躬恒「帝と揃って頭(かみ)をなさるんだって」
貫之「ひゃー」
菅原の権大納言とは菅原道真のことです。
宇多天皇は歌合をたくさん催しましたが、同じくらい詩合も行いました。
道真は、そちらにはよく顔を出していたそうです。
テーマ : とりあえず書いとこ ~ф(゜゜) ジャンル : 日記
どんな時代に生まれるかは決められぬ。与えられた時代にどう対処するかじゃ。
昨日はブロともの春さんと、春さんのお友達のシャチさんと川越でおしゃべり会してきました☆
ごはん食べたり、31に行ったり、お茶したりしてすごく楽しい時間でした。
春さんもシャチさんも綺麗でお話がうまくて、とってもオシャレな方々でしたっ><
3人とも上橋菜穂子さんのファンで、
『獣の奏者』文庫3・4巻発売記念に集まって語り尽くそう!となったのですが
他の本のこととか学生時代のこととか、話がどんどん膨らんで
気がつくと時間が過ぎていてえっもうこんな夜遅いのって感じだった。
何かわたし色々ボケててポカって、ほとんどあけすけなことばっかしゃべった気もするけど(^ ^;)
もっともっとしゃべっていたかったです。
春さんシャチさん、楽しくて濃密で幸せな時間を、本当にありがとうございました!!
で、今日は先日買った『獣の奏者』文庫を読んでおりました。
3・4巻を一気読みして、1・2巻をパラ読みするつもりでめくったら結局全部読んでしまった。
休日オワター。
世界を構築する力に長けている作家さんはたくさんいらっしゃいますけども
上橋さんの物語世界のつくり方は独特で隙がなく、知識と経験と愛に満ちていて素敵です。
決して生きやすい世界とは言えないし、厳しい部分もあるんだけど
読み出すとストンと入り込めてしまう。
たとえば「闘蛇編」のジョウンの生活は牧歌的で憧憬がありますが、
ジョウンは夏の嵐も冬の寒さも蜂の生態も知ったうえであの山に棲んでいるわけで、
上橋さんがそういう部分を隠さずさらけ出して書いているから、
読み手は上橋さんの世界の優しさと厳しさを同時に感じ取ることができる…みたいな。
それにしても久し振りに読むと、覚えている部分と忘れている部分があって
懐かしさ半分、新鮮さ半分みたいな気持ちで読んでいました。
王獣のたくましい描写に鳥肌が立ったり、イアルのかっこよさに戦慄したり
真摯に国のことを考えるセィミヤに、作品は違えどチャグムを重ねたり
常にエリンを心にかけるエサル師に上橋さんを見たり。
「いやね、口がまわらなかっただけよ」のセリフが好きです。ニヤリとしてしまう。
ジェシがものすごいおしゃべりであることも久々に読んで思い出して笑いました。
ってか、入舎ノ試しが(笑)すごすぎる(笑)両親はあんなに寡黙なのにね。
そしてユーヤン~。もうだめだ彼女が好きすぎてたまらんです。カザルムの癒し系。
4冊全部を読み終えて一番印象に残っているのが
『王獣編』でやむを得ずリランに向けて音無し笛を吹いたエリンが
翌日に檻の中で唸るリランに向けて「唸るのをやめなければ、吹くわよ」と言うところだな…。
それまで一度も笛を吹かず、他人にも吹かせなかったエリンが
「吹く」と言い切ったことにものすごく驚いたのと、
同時に、昨日までのエリンとリランには決して戻れないことも
エリンがその言葉をどんな思いで口にしたのかも
そうすると決めたとしてもエリンはリランの側を絶対に離れないであろうことも伝わってきて
安心もしたし不安にもなったし、
なんか本当に溜息しかつけないです。すごい一言。
『獣の奏者』には素敵な人たちがたくさん出てきますし、
印象深いシーンもセリフもたくさんあるのですが
あのときのエリンの一言の重さと切なさがわたしの中ではダントツです。
『風の谷のナウシカ』原作本の「燕が鷹とならなければ生きることがかなわない世の中」
ではないですが、
あのときのエリンも一連の出来事がなければ、まだまだ学びたい盛りの燕だったんだろうなと。
エリンがリランのために大けがをして涙を見せるシーンでは
(すでに教師として学童たちに教える年齢になっているにも関わらず)
あのときの彼女は年齢よりもかなり幼く見えましたし、
「そうだエリンは燕だったんだ」というのを感じてものすごく切なくなる。
その後のストーリーは何度も読んでいるし、物語のラストも知っているのに
あのシーンを読むたびにエリンには本当に幸せになって欲しいと思ってしまいます。
あと、上橋さんの作品によく見られるテーマとして
「物事をいかに伝えていくか」「伝えられなかった場合どうするか」が挙げられますけれども。
『精霊の守り人』は100年前の夏至祭を、『獣の奏者』は王獣規範誕生のきっかけを
探って探って何とか形にして再現していく人々の様子が綴られますが
『獣の奏者』はそこから一歩進んで、ラーザで起きたことが次世代に向けて語られていくのが
何だかリョザの未来が垣間見えてくるようで拡がりを感じます。
たぶん当事者たちは生きている限り伝えようとしていくだろうけど
2代先3代先、さらにずっと先の未来に、当事者たちが伝えたかった風に伝わっていくかどうかは
また別問題なんだろうな…。
遠い未来にどんな人たちがいるかにもよるでしょうしね。
獣の奏者外伝『刹那』の感想は以前にこちらに書いたので今回は割愛。
あちらも早く文庫にならないかなぁ。
※クリックで大きくなります
「貫之1111首」歌合編その6。5はこちら。
朱雀院の歌合に向けて、特訓中の貫之と一子です。
一子「ほらっ、まだ3日目でしょ。しっかりしてよ。♪おみなえし~」
貫之「うー」
一子「ほらぁ!ひねってでも出さなきゃ出てこないわよ」
貫之「うえー」
アイディアを出力しすぎて、もはや逆さまに振っても何も出てこない貫之。
インプットが必要です(^ ^;)。
ごはん食べたり、31に行ったり、お茶したりしてすごく楽しい時間でした。
春さんもシャチさんも綺麗でお話がうまくて、とってもオシャレな方々でしたっ><
3人とも上橋菜穂子さんのファンで、
『獣の奏者』文庫3・4巻発売記念に集まって語り尽くそう!となったのですが
他の本のこととか学生時代のこととか、話がどんどん膨らんで
気がつくと時間が過ぎていてえっもうこんな夜遅いのって感じだった。
何かわたし色々ボケててポカって、ほとんどあけすけなことばっかしゃべった気もするけど(^ ^;)
もっともっとしゃべっていたかったです。
春さんシャチさん、楽しくて濃密で幸せな時間を、本当にありがとうございました!!
で、今日は先日買った『獣の奏者』文庫を読んでおりました。
3・4巻を一気読みして、1・2巻をパラ読みするつもりでめくったら結局全部読んでしまった。
休日オワター。
世界を構築する力に長けている作家さんはたくさんいらっしゃいますけども
上橋さんの物語世界のつくり方は独特で隙がなく、知識と経験と愛に満ちていて素敵です。
決して生きやすい世界とは言えないし、厳しい部分もあるんだけど
読み出すとストンと入り込めてしまう。
たとえば「闘蛇編」のジョウンの生活は牧歌的で憧憬がありますが、
ジョウンは夏の嵐も冬の寒さも蜂の生態も知ったうえであの山に棲んでいるわけで、
上橋さんがそういう部分を隠さずさらけ出して書いているから、
読み手は上橋さんの世界の優しさと厳しさを同時に感じ取ることができる…みたいな。
それにしても久し振りに読むと、覚えている部分と忘れている部分があって
懐かしさ半分、新鮮さ半分みたいな気持ちで読んでいました。
王獣のたくましい描写に鳥肌が立ったり、イアルのかっこよさに戦慄したり
真摯に国のことを考えるセィミヤに、作品は違えどチャグムを重ねたり
常にエリンを心にかけるエサル師に上橋さんを見たり。
「いやね、口がまわらなかっただけよ」のセリフが好きです。ニヤリとしてしまう。
ジェシがものすごいおしゃべりであることも久々に読んで思い出して笑いました。
ってか、入舎ノ試しが(笑)すごすぎる(笑)両親はあんなに寡黙なのにね。
そしてユーヤン~。もうだめだ彼女が好きすぎてたまらんです。カザルムの癒し系。
4冊全部を読み終えて一番印象に残っているのが
『王獣編』でやむを得ずリランに向けて音無し笛を吹いたエリンが
翌日に檻の中で唸るリランに向けて「唸るのをやめなければ、吹くわよ」と言うところだな…。
それまで一度も笛を吹かず、他人にも吹かせなかったエリンが
「吹く」と言い切ったことにものすごく驚いたのと、
同時に、昨日までのエリンとリランには決して戻れないことも
エリンがその言葉をどんな思いで口にしたのかも
そうすると決めたとしてもエリンはリランの側を絶対に離れないであろうことも伝わってきて
安心もしたし不安にもなったし、
なんか本当に溜息しかつけないです。すごい一言。
『獣の奏者』には素敵な人たちがたくさん出てきますし、
印象深いシーンもセリフもたくさんあるのですが
あのときのエリンの一言の重さと切なさがわたしの中ではダントツです。
『風の谷のナウシカ』原作本の「燕が鷹とならなければ生きることがかなわない世の中」
ではないですが、
あのときのエリンも一連の出来事がなければ、まだまだ学びたい盛りの燕だったんだろうなと。
エリンがリランのために大けがをして涙を見せるシーンでは
(すでに教師として学童たちに教える年齢になっているにも関わらず)
あのときの彼女は年齢よりもかなり幼く見えましたし、
「そうだエリンは燕だったんだ」というのを感じてものすごく切なくなる。
その後のストーリーは何度も読んでいるし、物語のラストも知っているのに
あのシーンを読むたびにエリンには本当に幸せになって欲しいと思ってしまいます。
あと、上橋さんの作品によく見られるテーマとして
「物事をいかに伝えていくか」「伝えられなかった場合どうするか」が挙げられますけれども。
『精霊の守り人』は100年前の夏至祭を、『獣の奏者』は王獣規範誕生のきっかけを
探って探って何とか形にして再現していく人々の様子が綴られますが
『獣の奏者』はそこから一歩進んで、ラーザで起きたことが次世代に向けて語られていくのが
何だかリョザの未来が垣間見えてくるようで拡がりを感じます。
たぶん当事者たちは生きている限り伝えようとしていくだろうけど
2代先3代先、さらにずっと先の未来に、当事者たちが伝えたかった風に伝わっていくかどうかは
また別問題なんだろうな…。
遠い未来にどんな人たちがいるかにもよるでしょうしね。
獣の奏者外伝『刹那』の感想は以前にこちらに書いたので今回は割愛。
あちらも早く文庫にならないかなぁ。

「貫之1111首」歌合編その6。5はこちら。
朱雀院の歌合に向けて、特訓中の貫之と一子です。
一子「ほらっ、まだ3日目でしょ。しっかりしてよ。♪おみなえし~」
貫之「うー」
一子「ほらぁ!ひねってでも出さなきゃ出てこないわよ」
貫之「うえー」
アイディアを出力しすぎて、もはや逆さまに振っても何も出てこない貫之。
インプットが必要です(^ ^;)。
猫を追いかけて。
残暑お見舞い申し上げます。皆様いかがお過ごしでしょうか。
立秋が過ぎて、日中はともかく朝晩は涼しいので快適に過ごせているゆさです。
このまま秋になってくれないかな…。秋が長いのは大歓迎です。秋大好き。
昨日まで3夜連続で放送されていた「岩合光昭の世界ネコ歩き」を見ました♪
動物写真家の岩合氏が、イスタンブール・エーゲ海(ギリシャ)・
ソレントとカプリ島(イタリア)の街や路地に住む猫たちを撮影して回る番組です。
カメラの位置が地面すれすれ、あるいは屋根の上など、猫の目線で撮影されているので
人の顔はほとんど映りません。足下とか頭上だけ。
猫になったような感覚で世界の街を見ることができて楽しかったです。
イスタンブールは香辛料の街でもありますが、その香辛料を売るお店の看板猫サフランが
大きくてふわふわでモコモコでかわいくて抱きしめたくなりました!
あの子は…あの子はきっと、とてつもなく柔らかいに違いない!!
お客さんに声をかけられたり、お店の御主人の会計事務を見守ったりして
すっかり店番のつもりのようでした。かわいい。
サフランはお店の飼い猫ではないそうです。
お昼ご飯を食べて昼寝して、夜はどこかへ出かけていくとか。なにそれうちの猫みたい。
トルコでは猫は神聖な生き物だそうで、街全体で猫を大切にしているところもあります。
とある路地裏には30匹以上の猫が暮らしていました。
レストランから食べ物をもらって、路地裏中の人たちで世話をしているとか。
パンダと呼ばれる猫(パンダっぽい模様なのです)がかわいい~。
グランドバザールの中で暮らしているオルジャン、目が小さくて毛が長くて
ちょっと引き締まった顔をしています。
バザールの人にオリーブの実をもらって、お腹がいっぱいになったら
食堂の椅子の下でコテンと横になってお昼寝。
や~~んかわいい~~~*・゜゚・*:.。..。.:*・'(人*´∀`*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
アヤソフィア(世界遺産)の中でヌシとして君臨している猫もいます。
人様の都合などどこ吹く風、やりたいことをやっている感じ。いいなぁ。
エーゲ海に面したイドラ島は港町で、車の乗り入れが禁止されているので
猫たちは自由気ままに道路を闊歩しているそうです。
道端につながれた荷物運びのロバの影を追って、日陰にして涼しく過ごす猫たちがかわいい。
(余談ですが影追いというとサン・マルコ広場のカフェフロリアンを思い出してしまう。
幸せの達人さん * ̄w ̄*)
早朝の港には、漁から戻ってくる漁師さんの船を待ちわびる猫たちで賑わいます。
運がいいと売れ残りの魚介類がもらえるので、それが目当てだそうな。
朝日を浴びて海辺にすっくと座り込む猫たち、かわいいです☆
カプリ島のオシャレ君、普段から毛繕いを欠かさないようで毛ツヤがとてもよい猫ちゃんです。
綺麗にしておかないと女の子に振り向いてもらえませんからね。毎日が全力投球。
レモン農場で飼われている猫は農場が遊び場。
さんざん木に登って降りて、農場を駆け回って遊んでいました。
暴れ回るのが好きな子はここにいると楽しいだろうなぁ。
そして、かれこれ20年近く路地裏の猫たちに食事を運んでいるおじさんと
猫たちとのつかず離れず的な距離感がとても良かったです。
岩合さんは撮影を終えると、猫に「お陰でかわいい写真が撮れました」とお礼を言っておられました。
こういう人には猫は警戒しないよなぁ。
撮影するときに静かに声をかけて、決して猫の間合いを犯さない。距離の取り方がうまいです。
そういえばこの方が猫を撮影していると周りが猫だらけになる、という話を
どこかで聞いた気がするんですがどこだったっけ。
今回の番組でもそんな感じで、ご本人も猫たちに囲まれて楽しそうでした。
中には岩合さんになついて膝に乗る猫もいました。すごくリラックスしててかわいかった☆
どこの国の猫にも共通しているのが、寝顔がとても幸せそうだということ。
猫が幸せに寝られる国はいい国だと思う。

番組に夢中の姉にゃんこ。
時々テレビに向かって「にゃおん」とか「みゃー」とか鳴いてみたり、
テレビの中の猫が道を駆け抜けて画面から消えると、テレビの後ろに行って探したりしていました。
そうだよね、よくわからない箱の中に知らない猫がいるんだもんねぇ。
怖いけど気になるんだよね。
※クリックで大きくなります
「貫之1111首」歌合編その5。4はこちら。
友則邸から帰宅した貫之、足を洗うのもそこそこに一子を呼びます。
貫之「一子!一子!」
一子「おかえりなさい。今日、凡河内の北の方に聞いたわ。躬恒さん戻ったんですって?」
貫之「友則ん家で会った。元気だった。土産ももらった」
一子「あらまあ。後でお礼しなくちゃね」
貫之「ああ。あとな、友則から歌合に誘われた」
一子「ほんと?いつ」
貫之「2ヶ月後だ。場所は朱雀院。まだ言っちゃいけないみたいだけどな」
一子「御所じゃないの!」
貫之「久々の御前だ。明日から特訓する。付き合ってくれるか」
一子「いいわよ。言っとくけど、わたしの評は厳しいわよ」
貫之「望むところだ」
立秋が過ぎて、日中はともかく朝晩は涼しいので快適に過ごせているゆさです。
このまま秋になってくれないかな…。秋が長いのは大歓迎です。秋大好き。
昨日まで3夜連続で放送されていた「岩合光昭の世界ネコ歩き」を見ました♪
動物写真家の岩合氏が、イスタンブール・エーゲ海(ギリシャ)・
ソレントとカプリ島(イタリア)の街や路地に住む猫たちを撮影して回る番組です。
カメラの位置が地面すれすれ、あるいは屋根の上など、猫の目線で撮影されているので
人の顔はほとんど映りません。足下とか頭上だけ。
猫になったような感覚で世界の街を見ることができて楽しかったです。
イスタンブールは香辛料の街でもありますが、その香辛料を売るお店の看板猫サフランが
大きくてふわふわでモコモコでかわいくて抱きしめたくなりました!
あの子は…あの子はきっと、とてつもなく柔らかいに違いない!!
お客さんに声をかけられたり、お店の御主人の会計事務を見守ったりして
すっかり店番のつもりのようでした。かわいい。
サフランはお店の飼い猫ではないそうです。
お昼ご飯を食べて昼寝して、夜はどこかへ出かけていくとか。なにそれうちの猫みたい。
トルコでは猫は神聖な生き物だそうで、街全体で猫を大切にしているところもあります。
とある路地裏には30匹以上の猫が暮らしていました。
レストランから食べ物をもらって、路地裏中の人たちで世話をしているとか。
パンダと呼ばれる猫(パンダっぽい模様なのです)がかわいい~。
グランドバザールの中で暮らしているオルジャン、目が小さくて毛が長くて
ちょっと引き締まった顔をしています。
バザールの人にオリーブの実をもらって、お腹がいっぱいになったら
食堂の椅子の下でコテンと横になってお昼寝。
や~~んかわいい~~~*・゜゚・*:.。..。.:*・'(人*´∀`*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
アヤソフィア(世界遺産)の中でヌシとして君臨している猫もいます。
人様の都合などどこ吹く風、やりたいことをやっている感じ。いいなぁ。
エーゲ海に面したイドラ島は港町で、車の乗り入れが禁止されているので
猫たちは自由気ままに道路を闊歩しているそうです。
道端につながれた荷物運びのロバの影を追って、日陰にして涼しく過ごす猫たちがかわいい。
(余談ですが影追いというとサン・マルコ広場のカフェフロリアンを思い出してしまう。
幸せの達人さん * ̄w ̄*)
早朝の港には、漁から戻ってくる漁師さんの船を待ちわびる猫たちで賑わいます。
運がいいと売れ残りの魚介類がもらえるので、それが目当てだそうな。
朝日を浴びて海辺にすっくと座り込む猫たち、かわいいです☆
カプリ島のオシャレ君、普段から毛繕いを欠かさないようで毛ツヤがとてもよい猫ちゃんです。
綺麗にしておかないと女の子に振り向いてもらえませんからね。毎日が全力投球。
レモン農場で飼われている猫は農場が遊び場。
さんざん木に登って降りて、農場を駆け回って遊んでいました。
暴れ回るのが好きな子はここにいると楽しいだろうなぁ。
そして、かれこれ20年近く路地裏の猫たちに食事を運んでいるおじさんと
猫たちとのつかず離れず的な距離感がとても良かったです。
岩合さんは撮影を終えると、猫に「お陰でかわいい写真が撮れました」とお礼を言っておられました。
こういう人には猫は警戒しないよなぁ。
撮影するときに静かに声をかけて、決して猫の間合いを犯さない。距離の取り方がうまいです。
そういえばこの方が猫を撮影していると周りが猫だらけになる、という話を
どこかで聞いた気がするんですがどこだったっけ。
今回の番組でもそんな感じで、ご本人も猫たちに囲まれて楽しそうでした。
中には岩合さんになついて膝に乗る猫もいました。すごくリラックスしててかわいかった☆
どこの国の猫にも共通しているのが、寝顔がとても幸せそうだということ。
猫が幸せに寝られる国はいい国だと思う。

番組に夢中の姉にゃんこ。
時々テレビに向かって「にゃおん」とか「みゃー」とか鳴いてみたり、
テレビの中の猫が道を駆け抜けて画面から消えると、テレビの後ろに行って探したりしていました。
そうだよね、よくわからない箱の中に知らない猫がいるんだもんねぇ。
怖いけど気になるんだよね。

「貫之1111首」歌合編その5。4はこちら。
友則邸から帰宅した貫之、足を洗うのもそこそこに一子を呼びます。
貫之「一子!一子!」
一子「おかえりなさい。今日、凡河内の北の方に聞いたわ。躬恒さん戻ったんですって?」
貫之「友則ん家で会った。元気だった。土産ももらった」
一子「あらまあ。後でお礼しなくちゃね」
貫之「ああ。あとな、友則から歌合に誘われた」
一子「ほんと?いつ」
貫之「2ヶ月後だ。場所は朱雀院。まだ言っちゃいけないみたいだけどな」
一子「御所じゃないの!」
貫之「久々の御前だ。明日から特訓する。付き合ってくれるか」
一子「いいわよ。言っとくけど、わたしの評は厳しいわよ」
貫之「望むところだ」
霧の街の祭典。
熊谷アルス画房でのイラストコンペが終了いたしました☆
お越しいただいた皆様、投票してくださった皆様、応援してくださった皆様、
本当にありがとうございます!!
企画&主催のアルス画房さんもありがとうございました!本当にお世話になりました。
そんな中で、ロンドンオリンピックを連日楽しませてもらっています。
開会式もダイジェストでしか見ていませんけど、素 敵 で し た … !!
うっわ~めっちゃ楽しそうだなーダニー・ボイル!って思った☆
(わたし『ザ・ビーチ』しか見てないかも…)
とにかく「おれたちのイギリスマンセー!」な開会式でたいへん見ごたえがありました♪
アリスやピーター・パンやシェイクスピアは予想していましたが、
あの田園風景ってアーサー王だったのですね、後で知りました。
緑がなくなって機械がぶわっと出現してガションガション動く産業革命になるくだりが
なかなかブラックでおおっと思いました。演出がボイルだからですか。
ダイビングした007とエリザベス女王にひたすら感動しました。大英帝国王はパワフルやな…!
メアリー・ポピンズが出てくるのは事前情報で知っていたのですが
まさか空からあんないっぱい降ってくるとは思わなかったよ!(爆笑)
きゃあああ~~~誰かひとりでいいからうちに来てーーーーっって超ときめいてた☆
ジュリー・アンドリュース主演の映画は大好きでさんざん見たくちです。
ポピンズの雨傘と、何でも入ってる鞄に憧れていましたなぁ。
ヴォルデモートがいくら巨大化してもポピンズには勝てないと思う。最強ベビーシッター。
あ、あとミスター・ビーン!まさか出てきてくれるとは思わなかったー嬉しかった。
聖火の点灯、ひとつひとつ小さな炎が集まって大きな炎になったときの輝きが
花というか、ダイヤモンドみたいで美しかったです。炎が宝石に見える日が来るとは。。
ラストにポールが「ヘイ・ジュード」を歌っていたけど
ビートルズの衣装を着ていた人たちがチラッと映って、あれも様になってて良かったです。
あと、各国の民族衣装の数々!
オリンピック開会式は民族衣装を見られる機会でもあるので毎回楽しみにしていたりします。
そして日本人選手の皆様には、次回の開会式にぜひ振袖&紋付袴で入場してもらいたいものだ。
さすがにリアルタイムで観ている競技は少ないですが、
ハイライトとかダイジェスト番組などで楽しんでいます。選手の人たちがみんなかっこいい。
なんかこう、オリンピックに出てくる選手ってすらりとして背筋がぴっと伸びて胸張ってて
あと笑顔がすてき!
日本勢は大会序盤からメダルラッシュでかなり驚いてもいます。すごい数になっていますね。
体操の内村選手の個人演技をノーカット録画で見たら
とても綺麗で危なげもなくて溜息が出てきました。
人間ってこんな動きできるんだ、と何度目かわかりませんが再認識した気分です。
金メダルおめでとう。
サッカーは男女とも、勝っても負けてもあと2試合なのですね。
男子のスペイン戦やエジプト戦を見ていたら清武選手に惚れそうです。
これまでの得点、ほぼ清武選手がからんでるよーナイスアシスト。素敵だった。
卓球団体女子も、バドミントン女子も、快挙続きでめでたい。
卓球女子、ハイライトで見ただけですが予想以上にハラハラしました。
福原選手がしっかりラリーを制してましたね。あれで粘れるのが彼女のいいところだと思う。
競泳の北島こーちゃんも個人4位で、団体で銀メダルも取れて良かったなぁ!
あと、表彰式が終わってテレビ番組のコメントか何かに団体4人が出てきて
アンカーを務めた藤井選手が「楽しかったです」って言ったときに
何というか…とてもホッとした気持ちになりました。。
たまたまかもしれないのですが、アテネや北京の時と比べて
今回の五輪ではそういうことを言っている選手をあまり見ていない気がしてまして。
メダルを目指すもよし、楽しく戦うもよし。何事もなく終わりますよう。
そしてフェルプス選手の安定の速さ。かっこいい!金メダルおめでとうございます。
泳ぎ切った後の笑顔がたいへんイケメンでした☆
フランクリン選手はその力強い泳ぎから「ミサイル」の異名があるそうですが
確かにすごい泳ぎだった…!寺川選手もがんばったよね。
ボルト選手も速かったけど、フレーザープレイス選手何あれ、超速かった!!
あと、イシンバエワ選手の棒高跳びは相変わらずセクスィ。。
閉会式までしっかり楽しませてもらおうと思っています☆
選手の皆様、けがのないように、悔いのないように、精一杯力を尽くして楽しんできてください。
※クリックで大きくなります
「貫之1111首」歌合編その4。3はこちら。
躬恒が帰ってきたお祝いの宴で、友則が何やら話し始めました。
友則「今度、朱雀院で歌合やるって、みんな知ってた?」
忠岑「知ってる」
貫之「えっ」
躬恒「知らない」
忠岑「下位の帝が主催するやつでしょ。退位1周年記念の催しらしいってうちの主人が言ってた」
貫之「出所はどこだ」
友則「藤原の大納言。私的な会だから、頭は帝と中宮、方人も数人で、歌詠みも見に来ていいってさ」
躬恒「うっそ、御前?行く行く、行きたい!」
友則「わかった。伝えとく」
貫之「いつだ?」
友則「7月。もう準備は始めてるんだって」
貫之「あと2ヶ月か…。兼題なのか」
友則「おみなえし」
躬恒「秋だもんねぇ」
この時代は、詩人たちが詩を持ち寄って詠じる詩合や
歌人たちが歌の優劣を競う歌合などがしばしば行われていました。
主催者は主に皇族や大臣、公卿など。公的なものから個人的なものまで幅広く催されました。
ちなみに、下位の帝とは宇多天皇です。退位した天皇は上皇あるいは下位の帝と呼ばれます。
また、藤原の大納言は藤原時平のことです。
お越しいただいた皆様、投票してくださった皆様、応援してくださった皆様、
本当にありがとうございます!!
企画&主催のアルス画房さんもありがとうございました!本当にお世話になりました。
そんな中で、ロンドンオリンピックを連日楽しませてもらっています。
開会式もダイジェストでしか見ていませんけど、素 敵 で し た … !!
うっわ~めっちゃ楽しそうだなーダニー・ボイル!って思った☆
(わたし『ザ・ビーチ』しか見てないかも…)
とにかく「おれたちのイギリスマンセー!」な開会式でたいへん見ごたえがありました♪
アリスやピーター・パンやシェイクスピアは予想していましたが、
あの田園風景ってアーサー王だったのですね、後で知りました。
緑がなくなって機械がぶわっと出現してガションガション動く産業革命になるくだりが
なかなかブラックでおおっと思いました。演出がボイルだからですか。
ダイビングした007とエリザベス女王にひたすら感動しました。大英帝国王はパワフルやな…!
メアリー・ポピンズが出てくるのは事前情報で知っていたのですが
まさか空からあんないっぱい降ってくるとは思わなかったよ!(爆笑)
きゃあああ~~~誰かひとりでいいからうちに来てーーーーっって超ときめいてた☆
ジュリー・アンドリュース主演の映画は大好きでさんざん見たくちです。
ポピンズの雨傘と、何でも入ってる鞄に憧れていましたなぁ。
ヴォルデモートがいくら巨大化してもポピンズには勝てないと思う。最強ベビーシッター。
あ、あとミスター・ビーン!まさか出てきてくれるとは思わなかったー嬉しかった。
聖火の点灯、ひとつひとつ小さな炎が集まって大きな炎になったときの輝きが
花というか、ダイヤモンドみたいで美しかったです。炎が宝石に見える日が来るとは。。
ラストにポールが「ヘイ・ジュード」を歌っていたけど
ビートルズの衣装を着ていた人たちがチラッと映って、あれも様になってて良かったです。
あと、各国の民族衣装の数々!
オリンピック開会式は民族衣装を見られる機会でもあるので毎回楽しみにしていたりします。
そして日本人選手の皆様には、次回の開会式にぜひ振袖&紋付袴で入場してもらいたいものだ。
さすがにリアルタイムで観ている競技は少ないですが、
ハイライトとかダイジェスト番組などで楽しんでいます。選手の人たちがみんなかっこいい。
なんかこう、オリンピックに出てくる選手ってすらりとして背筋がぴっと伸びて胸張ってて
あと笑顔がすてき!
日本勢は大会序盤からメダルラッシュでかなり驚いてもいます。すごい数になっていますね。
体操の内村選手の個人演技をノーカット録画で見たら
とても綺麗で危なげもなくて溜息が出てきました。
人間ってこんな動きできるんだ、と何度目かわかりませんが再認識した気分です。
金メダルおめでとう。
サッカーは男女とも、勝っても負けてもあと2試合なのですね。
男子のスペイン戦やエジプト戦を見ていたら清武選手に惚れそうです。
これまでの得点、ほぼ清武選手がからんでるよーナイスアシスト。素敵だった。
卓球団体女子も、バドミントン女子も、快挙続きでめでたい。
卓球女子、ハイライトで見ただけですが予想以上にハラハラしました。
福原選手がしっかりラリーを制してましたね。あれで粘れるのが彼女のいいところだと思う。
競泳の北島こーちゃんも個人4位で、団体で銀メダルも取れて良かったなぁ!
あと、表彰式が終わってテレビ番組のコメントか何かに団体4人が出てきて
アンカーを務めた藤井選手が「楽しかったです」って言ったときに
何というか…とてもホッとした気持ちになりました。。
たまたまかもしれないのですが、アテネや北京の時と比べて
今回の五輪ではそういうことを言っている選手をあまり見ていない気がしてまして。
メダルを目指すもよし、楽しく戦うもよし。何事もなく終わりますよう。
そしてフェルプス選手の安定の速さ。かっこいい!金メダルおめでとうございます。
泳ぎ切った後の笑顔がたいへんイケメンでした☆
フランクリン選手はその力強い泳ぎから「ミサイル」の異名があるそうですが
確かにすごい泳ぎだった…!寺川選手もがんばったよね。
ボルト選手も速かったけど、フレーザープレイス選手何あれ、超速かった!!
あと、イシンバエワ選手の棒高跳びは相変わらずセクスィ。。
閉会式までしっかり楽しませてもらおうと思っています☆
選手の皆様、けがのないように、悔いのないように、精一杯力を尽くして楽しんできてください。

「貫之1111首」歌合編その4。3はこちら。
躬恒が帰ってきたお祝いの宴で、友則が何やら話し始めました。
友則「今度、朱雀院で歌合やるって、みんな知ってた?」
忠岑「知ってる」
貫之「えっ」
躬恒「知らない」
忠岑「下位の帝が主催するやつでしょ。退位1周年記念の催しらしいってうちの主人が言ってた」
貫之「出所はどこだ」
友則「藤原の大納言。私的な会だから、頭は帝と中宮、方人も数人で、歌詠みも見に来ていいってさ」
躬恒「うっそ、御前?行く行く、行きたい!」
友則「わかった。伝えとく」
貫之「いつだ?」
友則「7月。もう準備は始めてるんだって」
貫之「あと2ヶ月か…。兼題なのか」
友則「おみなえし」
躬恒「秋だもんねぇ」
この時代は、詩人たちが詩を持ち寄って詠じる詩合や
歌人たちが歌の優劣を競う歌合などがしばしば行われていました。
主催者は主に皇族や大臣、公卿など。公的なものから個人的なものまで幅広く催されました。
ちなみに、下位の帝とは宇多天皇です。退位した天皇は上皇あるいは下位の帝と呼ばれます。
また、藤原の大納言は藤原時平のことです。
テーマ : ロンドンオリンピック ジャンル : スポーツ
真珠の耳飾り。

東京都美術館の「マウリッツハイス美術館展」プレミアム鑑賞会に行って来ましたー!
日中は平日でも大盛況の展覧会で、真珠の耳飾りの少女とゆっくり会えないと聞いたので
どうせ彼女に会いに行くなら正面から正々堂々と会いに行こう!と思って
プレミアムチケット買って行ってまいりました。
(結構ぎりぎりの時期だったのだけど買えて良かったお)
夜の7時半から開場だったのですが、時間ぴったりに行ったら全然人がいなくて
会場の中や作品の前を行ったり来たりしながら自由に鑑賞できて大満足。
「真珠の耳飾りの少女」は完全にVIP扱いで、ひと部屋をあてがわれていて
西洋のお屋敷の客間に招かれたみたいだった。
絵のサイズは以前にBunkamuraに来ていた「地理学者」とそんなに変わらないですねー。
いつだったか谷川俊太郎氏がこの絵を見て「美しい」としか表現できなかったと聞いて
確かにそうかもなーとか思ったのですが、
実際に彼女を間近で見たらその推量はあっけなく確信に変わったよ!
だって正面から見る彼女はものすごーーく綺麗なんだもの!!
絵の前を歩くと視線がずっとついてきます。八方睨み龍みたいに。
中学生の頃に美術の授業で、女の人の爪先がついてくる絵を先生が見せてくれましたが
視線とか指先とかについてこられるとドキドキしちゃうよね。
たぶんフェルメールはこういう目で見られたことがあるんじゃないかな…誰かに。
さすがにこの絵の周囲は人だかりができていました。
でも10分近く見つめてきてしまった☆幸せな時間でありました。
モデルが誰かというのは諸説あるようですが、どれも推測の域を出ないとか。
スカーレット・ヨハンソン主演の映画は見ていないのですけども
原作本は何年か前に読みまして、
その中ではフェルメール家のお手伝いさんがモデルになって描かれた絵という
コンセプトだったような。
少女が耳飾りをつけるためピアスの穴を開ける描写にぞくぞくっとした覚えがあります。
フェルメールの筆タッチって石膏にしっくいを塗りたくったような感じがします。個人的に。
画集などで見るたびにそんな気がしていて、今回間近で見たらやっぱりそんな感じ。
筆先にたっぷり贅沢に絵の具をつけていそうな。
そうしてリアルに描かないぶん、鑑賞者が脳内補完できる、自由度の高い絵になっているのかな。
(しかし真珠にターバンの照り返しをつけなかったりして、嘘もほどほどにつくあたり
やっぱり画家だなと思わざるを得ない)
今回の展示でも、この少女の他に「ディアナとニンフたち」がきていて
この絵もやや輪郭がぼかしがかって見える絵なのだけど、
光の当て方で物の質感が感じ取れるようになっていて見事だなと思いました。
レンブラントは6点きていて、いかにも「レンブラント!」な絵ばかりで良かったです。
モネと同じで、遠くから見てもすぐレンブラントとわかるよー。
「羽根飾りの帽子を被る男」が何というかもう、彼らしい絵で笑ってしまった。。
大きな帽子がよく目立って(ダチョウの羽らしい)、帽子も心持ち偉そうです。
レンブラントはこう、偉そうにすました人を描くのがうまいですよね。
トローニーだけど画家の顔がモデルという説もあるらしい。
「笑う男」を見てラ・マンチャの男を連想したのは
たぶん絵の男性が甲冑用の首あてをつけていたせいだと思う。
「自画像」が、帽子を被ったバッハにしか見えなくて困ったf(^ ^;)。
「シメオンの讃歌」はイエスの誕生に駆けつけたシメオンが讃歌を歌う場面で、
この手の絵にしてはめずらしくマリア以外の人(シメオン)がイエスを抱いていました。
今回出品のレンブラント作品で最も美しいなと思ったのはこの絵ですが
図録の解説に「当時の流行にしっくり馴染むディテールを大切にした描き方が好まれ、
作品は当然ながら称賛された」とあって、当時のオランダの人たちに親近感を感じた。
ルーベンスの「聖母被昇天」の下絵はだまし絵のような立体感があって
奥行きよりも手前に飛び出している感がありました。
アントワープ大聖堂にある本物の立体感はこれの比ではなさそうです。
一方、ブリューゲル父のケレスと花輪の絵は奥行き感の方があるように思います。
ライスダールの「ベントハイム城」の構図が、
『天空の城ラピュタ』でパズーのお父さんが撮影したラピュタの写真の構図に
少しだけ似てる気がしました。ほんとに少しだけね。。
似ているといえばテル・ボルフの「手紙を書く女」が
フェルメールのそれと構図も女性のファッションも似ていると思ったんだけど、
図録を見たらこの絵の方が先で、真似をしたのがフェルメールらしいです。
"そうだ、手紙、書こう。"とか、そんなキャッチコピーをつけたら
ポスターとかになりそうな絵だと思った。
クラースゾーンは博物図鑑並にリアルな静物を描いていて気になった画家です。
「蝋燭のある静物」の、グラスへの蝋燭の火の写り込みとか
「ヴァニタスの静物」の髑髏と本と羽ペンの質感が手に取るように伝わってきました。
どちらの絵にも本が置かれて知恵を象徴していますが、
髑髏や蝋燭の火はやがて消えゆくものの象徴なのでまるきり肯定的な絵でもないようです。
(そして髑髏・本・羽ペンの組み合わせは聖ヒエロニムスのモチーフでもある)
オランダ絵画の肖像画はその完成度が高いことで有名ですけれども、
今回きていたいくつかの肖像画も質の高いものばかりです。
ヴァン・ダイクの「アンナ・ウェイク」とか、ハルスの「ヤーコブ・オリーカン」とか。
特にハルスの「アレッタ・ハーマネンス」のドレスを見て、これを描いたのかと思うと
頭がくらくらしてきました。
あんな金属の胸当てと、飾りの鎖と、透ける黒レース、一体どうやって描くんだよ…。
フリンクの「椅子の傍らの少女」と見ていたら、
何となくベラスケスの「フェリペ王子」を思い出しました。
白い衣装、たくさんの腕輪、首から鈴を提げた子どもの肖像画は
16~17世紀の美術に散見されるモチーフのようです。
(鈴が魔除けを意味するところから当時の子どもをとりまく衛生事情が見て取れる)
そんなわけですっかり楽しんで、2時間近く会場をうろうろして
外に出たら日はとっぷり暮れて真っ暗でしたが
美術館はあちこちライトがついていて、幻想的な雰囲気をかもし出していました。
公募棟と企画棟、本館、レストランの中庭に面した壁はガラス張りになっていて
室内の灯りがそのまま外も照らすので、すごくというわけじゃないけど明るかった。
写真を撮りたかったのですが携帯のカメラが壊れているので撮れませんでした。
早く機種変えたい。。
あ(・∀・)今月14日の「ぶらぶら美術・博物館」(BS日テレ)では
マウリッツハイス展をぶらぶらするそうなので、見られる方は見てみるといいと思います。
わたしも見ますー☆

「貫之1111首」歌合編その3。2はこちら。
仕事を終えた忠岑もやって来て、賑やかになった友則邸。
釣殿で夕涼みを始めます。
忠岑「わーほんとにみっちゃんだ!4年ぶりー」
躬恒「4年ぶりー」
忠岑「うちの主人から聞いてびっくりしたよ。今朝会ったんだろ?」
躬恒「大路で、ばったり。お元気そうだね」
忠岑「元気だけが取り柄のじいさんだからな。どうだった?甲斐は」
躬恒「すっごく寒かった!」
忠岑「だろうなぁ。大変だったな」
貫之「文に書いて寄越したもんな。“夜を寒み置く初霜をはらひつつ草の枕にあまたたび寝ぬ”って」
躬恒「いやぁ、だって詠まないとやってらんないから」
友則「歌人だねぇ」
ちなみに、4人が食べているのは水飯(氷室の氷を削りだしたもの)です。
暑い夏を涼しく過ごすための、風物詩。
テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。 ジャンル : 学問・文化・芸術
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