タシルの祝祭。
ブロとものkanayanoさんが「チケットあるのでどうぞー」と譲ってくださったので、
松屋銀座で開催中の「ねこのダヤンと不思議の国 ダヤン誕生30年池田あきこ原画展」を見てきました☆
kanayanoさんいつもありがとうございます~(*^▽^*)。
わちふぃーるどは高校生の頃から大好きで、絵本も何冊かうちにあるのですが
実は作者の池田あきこさんの原画展に来たのは今回が初めて。
サイン会は何度か見かけたものの、あのとおり大人気なので整理券とれた例しはないし、
池田さんの作品がまとまって展示されている河口湖木ノ花美術館は遠いし…という具合に
あまり機会にめぐまれなかったのですけども
今回は都内でやってくれるということで念願叶って行けました。ヒャッホー。

入口。たくさんの花と大きなダヤン。
ここはカメラ撮影OKゾーンなので、ダヤンとツーショットで写真が撮れます。

こんな感じ!
展示室に入ると、1983年にわちのシンボルとして池田さんが描いた一番最初のダヤンと
30年後(つまり今)のダヤンの大きなキャンバスが2枚、颯爽と並んでいて
素敵なツーショットでした。
昔はスリムで写実的だったダヤンが、今は頭身が縮んでまんまるくなっているのが
感慨深いです。
そしてここからがもうすごい。ダヤンと愉快な仲間達が本気出してた。
わちふぃーるどやタシルの街の地図とか、タシールエニット博物館の迷路とか
大きいものの展示があったのもすごく嬉しかったよー。
特に立体展示!
わちふぃーるど天球儀と、ダヤンの家の立体展示に感動した。
『スウィングタシル』という、八面体の凸凹展示にもっと感動した。
出口にあった、ボルネオがモチーフの絵+革でできた立体展示にもっともっと感動した。
あと、大きいものじゃないけど、ダヤンのフォーチュンカードにもっともっともっと感動した。
マザーグースが題材になっていて、
ロンドン橋やハンプティやパンチ&ジュディやキラキラ星のイラストが30枚も…なにこのかわいさ!
「ねこ、ねこ、こねこ」のダヤンのかわいさにKOされて、
ひねくれ男のダヤンたちが文字通りひねくれたデザインで笑った。
「ボビー・シャフトー」のジタンのポーズが『猫の島のなまけものの木』の表紙そのまんまで
やっぱり笑った。
ジタン!この!オトコマエ!!(バンバン!!←床叩)
『ピーターラビット』『たのしい川べ』『ナルニア国』『ムーミン』など
動物ものが好きなゆさとしては、こんなにたくさんのキャラクター(しかもかわいい)が
見られるだけでワクワクします。
しかも、わちは世界中の昔話がうまくちりばめられていて宝石箱みたいな世界観でいいなあ。
池田さんの想像力と創造力ってすごいと思う。本当に。
みんなのイケメン王子ジタン、おめめパッチリおしゃれなマーシィ、底抜けにいい奴なイワン、
みんなの天使バニラ、ダヤンの誕生日をとっちゃう魔女たち、おばあちゃん魔女のセ、
よみがえった郵便配達員ボーンも大好きですが
わたしはダントツで月のおばさん(マダム・ムーン)ですね!
「月にはウサギがいる」をリアルで体現してくださっている、あのお方です。
名前のとおり月に住み着いて自由気ままに空を散歩し、
時々降りてきていたずらしたり、誰かを助けたり、気まぐれに月に乗せてくれたりする、
何を考えているかわからないマーシィの伯母さんです。
高校時代にわちと出会った瞬間、その生き方に一目ぼれでした。
ダヤンとマーシィには無条件でやさしく、弟のオットーさんのこともなんだかんだで心配している。
絵本などでマダムが登場するとお話にユーモアが出てくるよなあ。胸熱。
映像展示もあって、天井から大きなスクリーンが2枚吊られて
池田さんが画用紙に描いたダヤンが画用紙を抜け出して冒険しに行くストーリーが展開されてました。
画面をくるくる動きまわるダヤンもかわいかったですが、
作家さんのメイキングを見るのも大好きなので面白かったですね。
池田さんの絵を見ていると結構、筆圧をかけて描く方だなあと思っていたのですけど
映像でもわりと紙をぐっと押すように色鉛筆を走らせていました。
あの独特の濃さが好きです。
また、池田さんは数年前に動物と自然を守るボルネオトラストの『緑の回廊』作りに協力し、
ボルネオ国内の土地を購入し「ダヤンの森」と名付けて保護する活動もなさっているそうです。
展示室には手描きのボルネオレポや、池田さんのインタビュー、
最新作『ねどこどこ』の絵本の原画展示がありました。
クッションひとつでボルネオを旅するダヤンはほんと、ふわふわしていてかわいかった☆
ミュージアムショップも本気出してた。。グッズの量がパない。そして広さがパない(笑)。
30周年なので大量の記念グッズも並んでおりました。
わたしはダヤンの小物入れをゲット。
そういえば昔、カシガリ山のランプを買おうとしてお値段見たらゼロが4つで仰天したのだった。
今思い出すとそれだけの手間暇はかかってるなとは思うけど。

松屋の屋上庭園にいたエプロンダヤン。

ねずみパン持ってるよ!かわいい!!
で、この後、府中市美術館で「かわいい江戸絵画」展も見てきたのですが
長くなりますので次回記事で書こうと思います。
※クリックで大きくなります
「貫之1111首」古今集編その6。5はこちら。
『続万葉集』奏上から半年。改めて「古今の歌をまとめるように」との詔が帝から下されました。
時平に相談して帰って来たものの、さてどうしようと思案顔の貫之たち。
萩「友則さんは?」
貫之「風邪」
萩「ふーん。どうなってるの、今」
躬恒「なんか、いろいろ注文されたよね」
忠岑「根本から並べ直しじゃね、これ」
躬恒「数も増やせって言われたね」
忠岑「経国集とか、サラッと言いやがったよな」
貫之「20巻か…。1000首は要るな」
躬恒「集めた歌家集だけじゃとても足りないよ。うちらも編纂しながら少し詠もう。人にも頼まなきゃ」
貫之「1年でできんのか、これ…」
萩「1年!」
貫之「急がないけどとは言われたな。どこが急がねぇんだっての」
躬恒「とにかく、こっからはうちら次第だね。たぶん続万葉集以上の構成力が要るし、献上したら御書所の蔵書になるからお偉いさんも読みに来るよ」
忠岑「マジかよー超怖えーよーもー」
おっかなびっくり、編集を始めることになりました。
ちなみに経国集は827年の勅撰漢詩集で、全20巻でした。(現在は散逸して6巻ほど残っています)
また、この時代は左大臣藤原時平の統治下にあり、
「荘園整理令」施行、『三代実録』撰進、『延喜格』『延喜式』の撰修などが行われていました。
『古今和歌集』の編纂も、そんな中で始められたものでした。
松屋銀座で開催中の「ねこのダヤンと不思議の国 ダヤン誕生30年池田あきこ原画展」を見てきました☆
kanayanoさんいつもありがとうございます~(*^▽^*)。
わちふぃーるどは高校生の頃から大好きで、絵本も何冊かうちにあるのですが
実は作者の池田あきこさんの原画展に来たのは今回が初めて。
サイン会は何度か見かけたものの、あのとおり大人気なので整理券とれた例しはないし、
池田さんの作品がまとまって展示されている河口湖木ノ花美術館は遠いし…という具合に
あまり機会にめぐまれなかったのですけども
今回は都内でやってくれるということで念願叶って行けました。ヒャッホー。

入口。たくさんの花と大きなダヤン。
ここはカメラ撮影OKゾーンなので、ダヤンとツーショットで写真が撮れます。

こんな感じ!
展示室に入ると、1983年にわちのシンボルとして池田さんが描いた一番最初のダヤンと
30年後(つまり今)のダヤンの大きなキャンバスが2枚、颯爽と並んでいて
素敵なツーショットでした。
昔はスリムで写実的だったダヤンが、今は頭身が縮んでまんまるくなっているのが
感慨深いです。
そしてここからがもうすごい。ダヤンと愉快な仲間達が本気出してた。
わちふぃーるどやタシルの街の地図とか、タシールエニット博物館の迷路とか
大きいものの展示があったのもすごく嬉しかったよー。
特に立体展示!
わちふぃーるど天球儀と、ダヤンの家の立体展示に感動した。
『スウィングタシル』という、八面体の凸凹展示にもっと感動した。
出口にあった、ボルネオがモチーフの絵+革でできた立体展示にもっともっと感動した。
あと、大きいものじゃないけど、ダヤンのフォーチュンカードにもっともっともっと感動した。
マザーグースが題材になっていて、
ロンドン橋やハンプティやパンチ&ジュディやキラキラ星のイラストが30枚も…なにこのかわいさ!
「ねこ、ねこ、こねこ」のダヤンのかわいさにKOされて、
ひねくれ男のダヤンたちが文字通りひねくれたデザインで笑った。
「ボビー・シャフトー」のジタンのポーズが『猫の島のなまけものの木』の表紙そのまんまで
やっぱり笑った。
ジタン!この!オトコマエ!!(バンバン!!←床叩)
『ピーターラビット』『たのしい川べ』『ナルニア国』『ムーミン』など
動物ものが好きなゆさとしては、こんなにたくさんのキャラクター(しかもかわいい)が
見られるだけでワクワクします。
しかも、わちは世界中の昔話がうまくちりばめられていて宝石箱みたいな世界観でいいなあ。
池田さんの想像力と創造力ってすごいと思う。本当に。
みんなのイケメン王子ジタン、おめめパッチリおしゃれなマーシィ、底抜けにいい奴なイワン、
みんなの天使バニラ、ダヤンの誕生日をとっちゃう魔女たち、おばあちゃん魔女のセ、
よみがえった郵便配達員ボーンも大好きですが
わたしはダントツで月のおばさん(マダム・ムーン)ですね!
「月にはウサギがいる」をリアルで体現してくださっている、あのお方です。
名前のとおり月に住み着いて自由気ままに空を散歩し、
時々降りてきていたずらしたり、誰かを助けたり、気まぐれに月に乗せてくれたりする、
何を考えているかわからないマーシィの伯母さんです。
高校時代にわちと出会った瞬間、その生き方に一目ぼれでした。
ダヤンとマーシィには無条件でやさしく、弟のオットーさんのこともなんだかんだで心配している。
絵本などでマダムが登場するとお話にユーモアが出てくるよなあ。胸熱。
映像展示もあって、天井から大きなスクリーンが2枚吊られて
池田さんが画用紙に描いたダヤンが画用紙を抜け出して冒険しに行くストーリーが展開されてました。
画面をくるくる動きまわるダヤンもかわいかったですが、
作家さんのメイキングを見るのも大好きなので面白かったですね。
池田さんの絵を見ていると結構、筆圧をかけて描く方だなあと思っていたのですけど
映像でもわりと紙をぐっと押すように色鉛筆を走らせていました。
あの独特の濃さが好きです。
また、池田さんは数年前に動物と自然を守るボルネオトラストの『緑の回廊』作りに協力し、
ボルネオ国内の土地を購入し「ダヤンの森」と名付けて保護する活動もなさっているそうです。
展示室には手描きのボルネオレポや、池田さんのインタビュー、
最新作『ねどこどこ』の絵本の原画展示がありました。
クッションひとつでボルネオを旅するダヤンはほんと、ふわふわしていてかわいかった☆
ミュージアムショップも本気出してた。。グッズの量がパない。そして広さがパない(笑)。
30周年なので大量の記念グッズも並んでおりました。
わたしはダヤンの小物入れをゲット。
そういえば昔、カシガリ山のランプを買おうとしてお値段見たらゼロが4つで仰天したのだった。
今思い出すとそれだけの手間暇はかかってるなとは思うけど。

松屋の屋上庭園にいたエプロンダヤン。

ねずみパン持ってるよ!かわいい!!
で、この後、府中市美術館で「かわいい江戸絵画」展も見てきたのですが
長くなりますので次回記事で書こうと思います。

「貫之1111首」古今集編その6。5はこちら。
『続万葉集』奏上から半年。改めて「古今の歌をまとめるように」との詔が帝から下されました。
時平に相談して帰って来たものの、さてどうしようと思案顔の貫之たち。
萩「友則さんは?」
貫之「風邪」
萩「ふーん。どうなってるの、今」
躬恒「なんか、いろいろ注文されたよね」
忠岑「根本から並べ直しじゃね、これ」
躬恒「数も増やせって言われたね」
忠岑「経国集とか、サラッと言いやがったよな」
貫之「20巻か…。1000首は要るな」
躬恒「集めた歌家集だけじゃとても足りないよ。うちらも編纂しながら少し詠もう。人にも頼まなきゃ」
貫之「1年でできんのか、これ…」
萩「1年!」
貫之「急がないけどとは言われたな。どこが急がねぇんだっての」
躬恒「とにかく、こっからはうちら次第だね。たぶん続万葉集以上の構成力が要るし、献上したら御書所の蔵書になるからお偉いさんも読みに来るよ」
忠岑「マジかよー超怖えーよーもー」
おっかなびっくり、編集を始めることになりました。
ちなみに経国集は827年の勅撰漢詩集で、全20巻でした。(現在は散逸して6巻ほど残っています)
また、この時代は左大臣藤原時平の統治下にあり、
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