猫・本・歴史・アートなど、その日見たもの考えたことをそこはかとなく書きつくります。つれづれに絵や写真もあり。
Nameko mushrooms。
2013年04月28日 (日) | 編集 |
んふふ。
なめこ栽培キットSeasons」をお絵かき作業の合間にプレイしています♪
集中力が切れたら気分転換で装備を変えてみたり、図鑑チェックしてみたり。
本家のなめこ栽培キット同様、原木に生えてくるなめこをひたすら収穫するだけの単純ゲームで
先日始めたばかりですがもうドハマリ。
寒がったり暑がったり、コスプレしたり枯れてみたりと
色んなデザインのなめこが次々に出てきて楽しいですね~(´∀`)。

わたしがやっているSeasonsは季節がテーマになっていて、季節ごとのなめこが収穫できるやつです。
たとえば…
んふんふ。
春ヴァージョン。桜とかタンポポとか梅とか出てきます。
個人的には桜のかわいさがマックスお気に入り☆
(なめこフードあげて1時間近く放っておいたらこんなになってました。ひどいインフレ。
地元住民と土地確保の交渉をして速やかに立ち退いていただきました。
カビ生えなくて良かった…ホッ(´Д`)=3)

んふんふんふ。
ヨーロッパの冬ヴァージョン。
羊とかエリンギっぽいのとか出てきます。羊のモコモコが反則的に!かわいい!

あとね、壁紙作ったり装備や消費アイテムの管理とかしてくれる"じい"が素敵です。
セリフの語尾が「~いたしますか」「~でございます」とか
執事っぽいロマンに溢れているのですよ。
じいラボは壁が紫色で何だかすごい。それ以上にじいの髭がすごい。もはや天使の羽根。
鼻に羽根を持つとかどんなハイスペックじじいですか(笑)。
しかしアイテムくれるときにこちらのNPはしっかり持っていくあたり、仕事はできるんだろうな…。
「御主人様は現在どなたともお会いになられません」とか、そういうセリフをさらっと言いそうな気がする。

それにしても、こまめに装備変えてなめこフードあげて
新しい種類のなめこが出てくると無駄に嬉しくなって写メ撮っちゃったりするこれは…。
あれだ。たまごっちやポケモン図鑑をコンプリートしようとする気持ち。要するにオタクなのです。
こうして大型連休も過ぎてゆきます。

んふんふんふんふ。
左は母の携帯にくっついているななめこ、右はわたしのスマホにくっついているスペードなめこです。
ななめこは妹がやっているなめこ栽培Deluxeのキャラで、
原木に7つ生やしていっぺんに収穫すると願い事が叶うらしい。

なめこは食べ物としても大好きですが、
普段何気なく見かける食べ物に目がテンテンとくっついてうねうねしてコスプレしてるだけなのに
この魅力は何なのだろうと思う…。
単純化されたキャラクターほど、何かが付加されたときの萌え度って高かったりするので
たぶんそういうことなんだろうと思うけど。
余談ですがなめこは英訳するとNameko mushroomsだそうですね。日本語名より長い(^ ^;)。



帝のあたま。※クリックで大きくなります
「貫之1111首」古今集編その17。16はこちら
905年4月18日。撰者たち、完成した歌集を帝に献上しました。
日本初の勅撰和歌集、古今和歌集の誕生です。

「万の政をきこしめすいとま、もろもろのことを捨てたまはぬ余りに
古のことをも忘れじ、旧りにしことをも興したまふとて、今もみそなはし、後の世にも伝はれとて
延喜五年四月十八日に、大内記紀友則、御書所預紀貫之、
前甲斐少目凡河内躬恒、右衛門府生壬生忠岑らに仰せられて
万葉集に入らぬ古き歌、みづからのをも奉らしめたまひてなむ。

それがなかに、梅を挿頭すよりはじめて、時鳥を聞き、紅葉を折り、雪を見るにいたるまで
また、鶴亀につけて君を思ひ、人をも祝ひ、秋萩・夏草を見てつまを恋ひ、
逢坂山にいたりて手向を祈り、あるは、春夏秋冬にも入らぬくさぐさの歌をなむ撰ばせたまひける。
すべて千歌二十巻、名づけて古今和歌集といふ」
(『古今和歌集』仮名序(紀貫之著)より)



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お店はじめました。
2013年04月25日 (木) | 編集 |
かこさとしさんの絵本『からすのパンやさん』が刊行40周年を記念して続編が出たので→こちら
今月あたまからニヤニヤが止まらないゆさです、こんばんは(*^ ^*)。
2年くらい前にかこさんがインタビューで「続編を構想中です」とおっしゃっていて
わーーいずみがもりのカラスたちが帰ってくるのーーマジですかーーきゃーー!!ってなって
あれから2年、首を長くして待っていました。
いや、待ったような、あっという間だったような…発売日を待っているといつもこんな感じですね。

『からすのパンやさん』は子どもの頃にボロボロになるまで夢中で読んで、
社会人になった今も、本棚を見ていてふと目につくと開いたりする本です。
ページをめくるたびに色んなパンが出てきてお腹がすきますが、懲りずに読みます。
特にお話の真ん中あたり、見開きでありとあらゆる形のパンがわーっと並んだページが大好き♪
もはやパン図鑑。やばし。

続編はパンやさんの子どもたち4羽が大きくなって、独立してそれぞれお店を開くお話です。
今月に2冊(チョコくんとリンゴちゃん)、来月に2冊(レモンちゃんとオモチくん)という
計4冊の刊行なのですよ!
1冊出てくれるだけでも嬉しいのに、一気に4冊も出てくれるとかどんなファンサービスですかかこさん。

そんな続編の刊行に関連してか、銀座の教文館さんで「からすのパンやさんのパン」が買えると聞いて
先日、ついカッとなって行ってきました♪
カニパン。
入荷が少ないのですぐ売り切れてしまうと聞いていましたが
お昼に行ったら無事買えましたよ!チョコクリーム入りのカニパン☆
おいしかった…木村屋さんマジありがとうございます…(*´∀`*)。

おめでとう!
パンについていたシール。いやーめでたい。
(そういえば福音館書店の「ぐりとぐら」シリーズも今年で50周年ですね。めでたい)

いずみがもり!
教文館を後にして池袋のリブロに来たら、児童書売り場の前にこんなディスプレイが!
ちょ、いずみがもりが出来ちゃってるよ…(笑)。
さすがリブロ、エネルギーが違います。

本屋さんや図書館やカフェなどの、気合いの入ったディスプレイを見るのが好きです。
もはやアートってレベルになっているとなお良し。

聞き入ります。
当日はからすのやおやさん・おかしやさんの読み聞かせ会も行われていました。

で、刊行されたばかりの「からすのやおやさん」「からすのおかしやさん」の2冊、
早速読んでみましたとも。
いや~いいですねいいですね!色とりどりの野菜とおかし!
かこさんは渋くてはっきりした色遣いなので、食べ物が抜群においしそうに見えます。
おいしそうな食べ物を見るとお腹がすくけど、元気も出てきますね。
来月刊行の絵本も読みますよ。
そして再来月には全5冊とトートバッグが入ったギフトセットが出るらしいから買うん!だ!!

かこさんの絵本は「だるまちゃん」のシリーズも好きですね。
数年前、十数年ぶりに新刊が出てものすごく嬉しくて、やっぱり読みました。てんじんちゃんかわいい。
そのうちまた何か出ないかな。


ところで…。
今年から、うちの母親が勤務先の学校の図書担当になったらしいので
からすのパンやさんとつづきのお話のチラシを見せたら
「あらいいわねぇ、図書室に入れようかな」と言い出しました。
よっしゃあ!
生徒のみなさんぜひぜひ読んでくださいね~☆
(しかも母は図書担当になったのが初めてで、選書もよくわからないらしいので
今度カタログ見せてもらうことにしました。
わたしにも何かできるかな。
というか、数年ぶりに分厚い児童書カタログが読めるかもしれない状況にわくわくしています。
子どもの本選ぶのって楽しいよねえ)



完成っ☆※クリックで大きくなります
「貫之1111首」古今集編その16。15はこちら
905年4月。編集作業がすべて終了しました。
あとは友則の最終チェックだけです。

友則「…うん、いいんじゃない」
忠岑・躬恒「「よっしゃあ」」
友則「すごいよみんな、ここまでやってくれたんだ。…えっと、この序文」
躬恒「いいでしょ~3人で決めて、ゆっきーが書いたんです。ちょっと面白いことやろうよって」
貫之「歌は仮名で書くもんだろ」
友則「面白いよ。仮名序ってわけだね」
貫之「献上は今月半ばだ。花見には間に合わなかったが、きっと大騒ぎになるぜ」
友則「ありがとう、ありがとうね。急がせちゃったね。もっと、じっくり編集したかったよね」
貫之「お陰でみんなヘトヘトだ。当日は無理だが、次の日にはどんな塩梅だったか報告するな」
友則「待ってる」

長歌・短歌合わせて1005首、全20巻。貫之が序文を書き、貫之と忠岑が詠んだ長歌を巻末に付与した『古今和歌集』ができあがりました!
このあと、上質紙に清書・製本していよいよ本格的に完成です。撰者たち、もうちょっとがんばります。
神社の祭典。
2013年04月22日 (月) | 編集 |
東京国立博物館の「国宝 大神社展」に行ってきました~☆
熊野大社の神宝を筆頭に、春日大社、熱田神宮、鶴岡八幡宮、厳島神社、宗像神社、出雲大社ほか
全国各地の神社に奉納された神宝や、
祭礼に使われた神具、祭の様子がわかる絵や品、神様の姿を彫った神像がいっぱいで
まさに神道美術の宝庫、お宝パラダイスだった!
今年は伊勢神宮の式年遷宮が行われますが、その関連でもあるのでしょうか。すごいボリュームです☆

熊野速玉神社から来ていた奉納品は織物や衣装、笏、蒔絵手箱など。
衣装は白い色のものが多かったですが、やっぱり神聖さとか、そういう色ってことなのかな…。
宗像大社、海の正倉院とかすごい異名ですねえ。
宗像市沖ノ島から発掘された金具や鏡もすごい精巧な作りですが、
それ以上に精巧な織機があってちょっとびっくりしました。これも奉納品だそうです。
機織り機は古事記にも出てくるくらいだから、
ずっと昔から神様ゆかりの技芸だったんだろうなあ。
鹿島神宮の平文大刀、ぴっかぴかの直刀直刃、刃渡りは2メートル以上!
ちょっと待って。刀鍛冶さんこんな重たそうなのを打ったんですか…すごすぎる。
鹿島の祭神タケミカヅチさんは雷神ですが、剣の神様でもありますから
きっとこんな大刀でも易々と振るえたりするんだろうな。はわわ。
天野社ゆかりの蘭陵王の面。頭の上に、くわっと口を開けた四足の龍が乗っています。
これもかなり精巧。顔につけたらずしっときそうな。気になります。

そして我らが彩の国、大宮氷川神社からは神事に使用する瓶子の出品がありました。
瓶子というと平家物語の「瓶子(平氏)が倒れた」を思い出しますが
大丈夫!ちゃんとワイヤーで固定されてたよ!(笑)

日吉山王と祇園祭を描いた屏風一双。
船の上にたくさんの人とお神輿、舞に笛太鼓、賑やかな風景。
よく見るとお坊さんが参加していたりして、神仏習合のこの国らしい雰囲気だなと思いました。
和歌山・鞆淵八幡神社のお神輿。おっきいです!
屋根に鳳凰がいて、鏡や鈴をたくさんつけていて豪華絢爛。
京都の岩清水八幡宮から贈られたものだそうです。
えっ、運んだの、京都から和歌山までこれを。昔の人の体力マジパない。。
こんなにきらびやかなお神輿だったら、神様も大喜びで乗るだろうなあ。
(しかし去年の大河ドラマはこんなお宝に矢を射かけたり内裏に激突させたりしていたのか…パワフル)

歴史上の人物が奉納した品が、やっぱり一番テンションあがりますね(*´∀`*)☆
藤原頼長が12歳で近衛中将になったとき(12歳って…!)、春日大社に奉納した平胡簶と
17歳の時に奉納した蒔絵弓と鏑矢。弓矢セットです。
鏑矢には水晶と金銅がくっついていまして、
これ空に向かって射たときどんな音がするのかなあと想像してしまいました。
平胡簶は崇徳天皇の三条殿行幸にお供した12才の頼長が、実際に身につけていたものだそうです。
…そういえば頼長は保元の乱のとき首に矢を受けて亡くなったんだった。どきり。

平清盛直筆の「平家納経」願文がーー!うおおお!!(乱舞)
「弟子清盛敬白~」の書き出しで始まる漢文で、清盛の署名もあります。きゃーっ、本物!
清盛の字を見たのは久しぶりですけども、やっぱりメリハリがあって綺麗です。
手をとめた形跡がないから迷わず一気に揮毫したんだろうな。
「全部おれたち一族のお手製だぜヒャッハー(意訳)」な一文とか最高にロックでした。
巻物に使われている紙も、金箔や銀箔が散らされてまるで星空のよう。
こんなに美しい紙を見たのは何年ぶりかしら、「冷泉家展」にあった定家所蔵の私家集以来かも…。
他にも、平家に関する展示品としては
平時子が用意して平盛国が厳島神社に奉納した納曾利の面などが展示されています。
平家ほんと厳島神社好きだねえ…。

大内義隆が奉納した硯箱には梅と唐草の蒔絵が描かれています。
金と截金(きりがね)も入ってるよ!キラキラしてた!
(どうでもいいけど大内義隆というと大河ドラマ「毛利元就」の風間トオル氏のイメージです)
足利義政の蒔絵手箱。
金なんだけど、金と感じさせない、味わい深い箱です。見れば見るほど見入ります。
東山文化のよいところがじんわりと染み出ているような。よい品。
(さらにどうでもいいけど足利義政は大河「花の乱」で十二代目市川團十郎丈が演じてらしたな…ブワッ)
北条氏綱が鶴岡八幡宮に奉納した大太刀が、めっちゃくちゃかっこいいです…!
戦国時代の人は美的センスまでイケメンすぎて惚れそう。
狩野元信の描いた神馬図絵馬。白い馬が2頭。
そもそも昔は絵に描いた馬ではなく、本物の馬を神社に奉納していたといいますね。
何で絵になったかというと、単にお金がなくなってしまったからですけども…(^ ^;)。
源頼朝が奉納した鎧。真っ白でした。
よく白いまま残ってくれました…残してくれた人に感謝。

神像さんもいっぱいいらっしゃいました。
神座像、天神様、武装した神、女房姿の子守をする神、童形神、榊を乗せた春日大社の鹿さんほか
十一面観音像を参考にしたと思われる僧形神とか、神仏習合を体現している神像さんもちらほら。
(そういえば僧形八幡神なんて神様もいらっしゃいますな…東大寺とか高野山あたりに)

わたしが気に入ったのは、岡山の高野神社の随身立像・1対。
仁王像のような顔をなさって阿吽なのですが、こちら、お2人とも両手がなかったりします。
立ちポーズや着物の動きなどから、弓に矢をつがえる姿と考えられているそうですが
どんな手をしていたのかな…。
たぶん、手があったらあったでとても美しい像だと思うのですけど、ないからこそというか
ミロのヴィーナスやサモトラケのニケのような、想像をかきたてられる像だなと思いました。
(ちなみに、手や足のない神像さんは他にもいっぱいいました。よく残ってくれたと思います…)
滋賀の若松神社の獅子・狛犬さんのペアも阿吽。
首をかしげてこちらを見下ろすような姿がかわいらしいです☆
踏ん張りをきかせて座っていて、神社を守ります!って感じ。いいなあ(^ ^)おつとめご苦労様です。
そして、松尾大社の神像さんご一家。
現存する神像として最も古いものだそうで、9世紀頃の制作です。
このお3柱には何年か前、松尾大社を訪れた際に一度お会いしているので
(宮司さんが松尾大社と秦氏の関係について、とうとうと語ってくださったっけ)、
「あ、どうも、お久し振りです♪」って感じで拝見してきました。
今回は遠いところを出張してきてくれたのですねえ。再会に感謝。

ミュージアムショップでは作品の写真が載ったクリアファイルをゲット。
ポストカードは清盛の願文が欲しかったけど、なかったなあ。観普賢経はあったけど…。
ジンジャークッキーとかキャンディとか、ネーミングセンスがアレなグッズもありました(笑)。
あ、あと「神社エール」があった!実物初めて見ました!買わなかったけど。



こっち向けよ。※クリックで大きくなります
「貫之1111首」古今集編その15。14はこちら
2月。忠岑の主人である右大将藤原定国が40歳を迎え、お祝いの宴(四十賀)が催されました。
先日、忠岑と躬恒に当たってしまったことを引きずっている貫之のもとへ
2人がさり気なくやって来ます。

忠岑「ほれ、これうちの主人から。さっき詠まれたばっかの屏風歌。いい歌だから歌集に入れようぜ」
貫之「うん……」
忠岑「いいじゃん、足りなくても。どうせ今後もいい歌がどしどし出てくるから、おまえが気のすむまで足してけば」
貫之「えっ」
忠岑「家集にしろ新撰にしろ、後から足された例はいくらでもあるだろ」
貫之「そうだが…」
忠岑「900じゃ確かにもうひと声欲しいわな。ひと月ありゃ何とかなるだろうよ。1000首ありゃ上も受け取るさ」
貫之「……」
忠岑「つか、おまえ、1000首超えたって言いたい相手、帝じゃなくて友則さんだろ」
貫之「……」
忠岑「後任だからってあんまシャカリキになんなよ。とにかくやってみようぜ。間に合わなくて帝に叱られるときは、オレも一緒に叱られてやるからよ」
貫之「…昇進に響いても知らねぇぞ」
忠岑「上等!」
躬恒「決まりだね。あとひと月がんばろう!」

方向性がなんとか定まりました。
後ろから見守る定国もホッとしたようです。
始まりと終わり。
2013年04月19日 (金) | 編集 |
伊藤遊さんの『狛犬の佐助 迷子の巻』を読みました。
小さな神社の境内にいる阿吽の狛犬と、迷子の犬を探す青年と、どんぐりが好きな男の子の
現代が舞台のハートフルストーリーです。
獅子の「あ」には石工の親方の、狛犬の「うん」には弟子の佐助の魂が宿っているのですが
彼らが生きていたのが150年前というのが個人的にツボ♪
ちょうど幕末ではないかー。
別に歴史上の人物が出てくるわけでもないんですけど、なんかそういう設定って好きですね。
ストーリーも現代の情愛とお江戸の人情がまぜまぜです。ほっこり。

親方と佐助は絵に描いたような職人気質の師弟ですね。
佐助がいろいろ話しかけて、親方が「しょうがねぇな」って言いながら相手してる感じ(^ ^)。
「あ」を彫ったのは親方で、「うん」を彫ったのが佐助なので
彫った人の魂がそのまま残ってしまったわけで、
しかも神社の宮司さんは親方の「あ」の出来はすばらしいと褒めて
佐助の「うん」には首をかしげてしまうという。
親方の名に傷をつけたとヘコむ佐助を
「おれよりいいものを作ろうとやっきになってたくせに」と励ます親方がイケメンすぎてつらい。
一方、よく神社にどんぐりを拾いにやってくる少年を見て
「ようちえん、て、寺子屋みたいなものですかねえ。何の勉強をしているのでしょうねえ」
「そりゃやっぱり論語だろうよ」
「それって難しいんでしょう」
「難しいに決まってらあな」
のやりとりが呑気で微笑ましい~。
この人たちきっと、学問とか出世とか幕末の動乱とかどこ吹く風で
仕事に没頭していたんだろうなあと思います。
手には道具、目の前には石があるから彫って当たり前ですみたいな、愛すべき仕事バカ。粋。

大人には聞こえない佐助の声を、6歳の男の子が聴いたあたりから物語が急展開していきます。
この男の子の機微の描写がみごとでですね…。
自分に頼み事をしてくる佐助に内心びくつきながらも話を聞こうとするというか、
声が聞こえちゃうから耳を向けるしかないというか、
頼まれ事は断れない性格なんだろうなっていうのも伝わってきて
伊藤さんの筆が冴えているなあと。
心の動きを描くのが本当にうまい作家さんだな…。
岡本順さんのイラストも素敵です。
男の子と親方以外に自分の動く姿が見えていないのをいいことに、いたずらし放題の佐助と
佐助の笑った顔を見て、いーってしてる男の子がかわいい♪

(ところで、あまり子どもに話しかけるのを好まない親方に
「どうせ7つになったら、みんな忘れてしまいますよ」と佐助が言っているのは
"7歳までは神のうち"というやつですね)

青年が行方不明の飼い犬を探すシーンを読んでいるときは
「となりのトトロ」でいなくなったメイをサツキが探し回るシーンの音楽が脳内再生されていた。
そういえばあの音楽のタイトルも「まいご」でしたね…。
逆に、親方が佐助を探し回るシーンではネコバスの音楽が爆音で再生されました(笑)。
だって親方ったらものすごい全力疾走なんだもの!
ほとんど馴れ合いのない師弟の、ふと見せる思いやりとかやさしさに涙しそうになるのも
この本の魅力のひとつだなあと思います。
「おいら、まだ見たことのないもののことを考えるのが、大好きなんです」
「だからおまえだったんだよ」
の会話がじーんときました。師弟愛っ…!

ところで副題がついてるってことはシリーズと考えていいですか伊藤さん…!
佐助を助けてくれた大野神社の狛犬たちの話とか
(あの人たちたまらんですよ、何たるイケメン)、
親方と佐助が出会った狐の夫婦の話とか、もっと読みたいです。

伊藤遊さんの本は日常とファンタジーがうまく連続していて好きですねえ。
日常と非日常の間を反復横跳びするのが全然珍しくないというか、
どっちも同じ空間に存在しているからまあ当然こうなるよね、っていうか、くらくらする。
伊藤さんの本を読んでいると、ふとしたときにそういう瞬間が見えてしまうような感じがします。
これ癖になりますよ…。
『つくも神』や『きつね、きつね、きつねがとおる』は正にそういう本だったし、
『鬼の橋』も行って帰ってくる話だし。
『えんの松原』は異性装ものとして大変すぐれた本だと思いますけれども、
あれも異界を抱えた住居の中で生活する人々の話だしな…。


あ。狛犬が出てくる本といえば柏葉幸子さんの『狛犬「あ」の話』も面白いので
興味のある方はぜひ手に取ってみてください。
狛犬の話も泣けるのですが、主人公のおばあちゃんがすごくかっこいいのです。
孫に敬語で接するおばあちゃんてステキ!と思ったのは『西の魔女が死んだ』以来だなあ。
西魔女のおばあちゃんも背筋が凛と伸びてそうな雰囲気をかもし出していて大好きだったりします。
(サチ・パーカーの映画はまだ見てませんけども…いつ見ようかな…)



tsurayuki69.jpg※クリックで大きくなります
「貫之1111首」古今集編その14。13はこちら
午後の撰所。ふらふらになってやって来た貫之の顔を見て、びっくりの忠岑と躬恒。

忠岑「うわ、すげえ顔、寝てねぇの?」
貫之「うーん…」
躬恒「大丈夫?」
貫之「歌が足りない。勅からもうすぐ1年なのに、900ちょっとしかない」
躬恒「でも」
貫之「こんな計画、万葉集以来だぞ。後々まで生きる歌集を作るつもりでやってる。手は抜かない」
躬恒「体壊したらどうするの」
貫之「壊さない」
躬恒「だめだよ、最後まで無事にやらないと。帝や大臣も無理するなって仰せだったし、友則さんだって」
貫之「時間がないんだよ。あいつ、大内記辞める気なんだぞ」
躬恒「……」
貫之「おれたちは出来上がりが見られて、あいつは見られないなんて、そんなのあるか」
躬恒「……」
貫之「ごめん」
躬恒「……」
貫之「八つ当たりだ」
躬恒「こっちこそ」
貫之「……」
躬恒「ごめんね」

万葉集以来の歌集プロジェクト、撰者のプレッシャー、迫る期限、そして、友則の体調。
貫之にとっても、躬恒や忠岑にとっても、すべてが初めてのことばかりです。
みんな不安でいっぱいなのでした。
スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス。
2013年04月16日 (火) | 編集 |
淡路島が心配です。
揺れた当日、西の友人たちにメールしたらみんな大丈夫って返事してくれたけど
場所が場所なだけに気になります。
あと、淡路島図書館の資料の落下っぷりをニュースで見て震え上がりました。人ごとではない。
以前に東北大学の図書館司書さんの話を聞く機会があったのですが、
3月11日は本という本が落下してしまって職員総出で元に戻したけど、
数日後の余震でまたほとんど落下してしまったという話を聞いてうわあ…って思いました。
資料の損傷もですが司書さんたちのことも心配です。
もう冬が終わって春が来てあったかくなったわけだし、プレートもあまりブルブル震えてないで
春眠暁を覚えずでゆっくり休めばいいと思いますよ。


ところで話は変わりますが、朝ドラの「あまちゃん」が面白くてたまらないです☆
ヒロインの子かわいいし、三陸のおばあちゃんたち元気だし。(いや、おじいちゃんたちもだけど)
「じぇ」っていう相槌が、意味はわからないんですが面白い。流行りそう。
ゲゲゲの女房のときも「そげですね」とか「ちょっこし」が流行ったし、
今年はあまちゃん現象が来ますかね。
宮藤官九郎氏のドラマはタイガー&ドラゴンが今でも一番好きですが、
あまちゃんも文句なしにいいドラマだと思います!
久慈市の海が綺麗だなー。
毎回オープニングに出てくる三陸鉄道が健気でかわいくて抱きしめたくなります(*´w`)。
ローカル線もえ。乗りたい。
あと寄居町が撮影に参加しているらしいんですが、調べてみたら人じゃなくて自転車だった件(笑)。
高校生たちが登校する際に乗っていた自転車ですね。いろんな協力があるんだな。

そういえば先日の月曜ゴールデンでやっていた探偵左文字進の、水谷豊氏の全力メイドコスに戦慄。
すでに予告で見た人がいるらしいことは先週末に知っていたのですが
放映当日(つまり昨日)になったらすごい勢いでtwitterで情報が回っていて、みんな…!(笑)
水谷さん楽しそうだったなあ。何よりです。

アニメもぼちぼち見ていますが、レッドデータガールの進行具合が700系並みですね(笑)あれは早い。
原作からあちこちカットされてますが、泉水子が紫子に助けを求めようって深行に提案する場面がなくて
あれえ…ってなりました。動いてるところを見たかった場面のひとつなので…。
というか、泉水子の前髪、バッサリ切った割には両端に少しだけ長い髪が残ってて
まるで色じけのようで、
時折あれが風になびいてぱらぱらと揺れるのいいですね。黒髪のロマン。
みゆっきーが怒涛のツンツンですが、中の人の声質が柔らかめなので
そんなにきつく感じないかな。うん、よい。
姫神はドキドキさせてくれるキャラになっていて良かったです。きれいな声でした。
あとは、早く出てきてくれ三つ子~!

翠星のガルガンティア、ボーイミーツガールかと思いきや、冒険要素も入っていそうで楽しみです。
主人公と船団の人たちの言葉が違って聞こえるのが面白い。
言葉の違う人同士が頭の中で翻訳した言葉でしゃべるから、ちょっと会話がぐらつくけど
表情やしぐさで補い合っててうまくいってますね。H×Hのクラピカみたいに。
おサカナを食べるのが「友愛の儀式」って翻訳されてて、いいなあと思いました(笑)。
あと風の表現がすばらしいです。

進撃の巨人は、怖いの苦手だから観ちゃいけないと思っても観ちゃうのがあの手のアニメだなと(笑)。
フィクションってわかってても怖いものは怖い、gkbrでも見てしまう。困った。
「おかあさん、おかあさ、いやーーうわーーぎゃあああああ」って弟と一緒に叫びながら見ました。
主人公に十二国記の清秀が、おかあさんにナディアのフェイトさんがだぶって
3つのアニメが同時に脳内乱立でわけわかんなくなりました。。
オープニングの目まぐるしさがエヴァのようですね。
(というか、てっきりわたしは…警察か軍隊かで"進撃の巨人"という異名を持つめっさ強い主人公的な…
そんな熱っつい少年漫画だと勝手に思ってたんだけど、全然そんなことなかった)

あと弟がDD北斗の拳をめっちゃプッシュしてくるんですが、まだ見ていません。
久しぶりに神谷明氏の声が聴けるっぽいので、興味はあるのですけども。ふむ~。
あとカーニヴァルが!見たい!


その顔色は。※クリックで大きくなります
「貫之1111首」古今集編その13。12はこちら
905年1月。だいぶまとまってきた歌集を、友則に見せに来た貫之の図。

貫之「どうだ?」
友則「素性法師、業平、小町、藤原権大掾、僧正遍昭、清原の五位、大江の五位…あ、菅家入れるの」
貫之「入れる。2首だけだけどな。左府も入れたし、あいこだ」
友則「そう。ごめんねえ、最近手伝えなくて。…貫之、顔赤いよ、仕事しすぎじゃない」
貫之「まあな」
友則「寝てる?」
貫之「集中しだすと止まらなくて。もう一踏ん張りだし」
友則「じゃあ、わたし今からこれ読むから、そこで寝てな」
貫之「…わかった。これ借りる」

友則の脇息に腕を乗せて、貫之、ちょっと休憩します。
こいつぁ春からその2。
2013年04月13日 (土) | 編集 |
きらぴかーん☆
新しい歌舞伎座で「柿葺落四月大歌舞伎」を見てきました☆
楽しかった-!
実は歌舞伎座訪問そのものが初めてなので、だいぶはしゃいでしまいました♪
写真は道路をはさんで撮影したもの。
向こう側は言わずもがなだけど、こちら側でもカメラを持った人たちは結構います。

はこーっ☆
公演の休憩時間にいただいた幕の内弁当「薫風」です。
色とりどり!


以下、写真と公演感想です↓
異様に長いのでたたんであります。クリックで開閉しますのでどうぞ☆
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キャットハート。
2013年04月10日 (水) | 編集 |
調べものの合間に手持ちぶさたに落描きすることがあるのですが、
そういうときに限って描くのが楽しいから困ってしまいます。現実逃避的な。
まあいつもの事なので気にしないことにする。
意味もなくぎゅーぎゅーに詰め詰めした絵とか描くのが好きです。
ブリューゲルの「謝肉祭と喧嘩」「ネーデルランドの諺」みたいにてんやわんやしてる絵が。楽しい。


そういえば先日こんなニュースを見まして。→「ネコは飼い主の声を聞き分ける

うちのにゃんこたちの例で言えば、飼い主、もとい、うちの家族の声はわかっていると思います。
名前を呼ぶと振り向いたり、耳を動かしたり、尻尾を動かしたりするので。
足音や衣擦れの音もわかるらしく、以前にうちの父親がわざといつもと違う足音をたてただけで
逃げ出したことがあってびっくりした。
わたしや両親の車のタイヤの音もわかるようで、
運転して帰宅するとどこからか出てきて(日中は2匹とも庭にいるので)、
車の周りをグルグル回って迎えてくれて、人が車を降りると足元にすり寄ってきます。
鳴くことはまずないかな…。
鳴くのは「ドア開けて」「ごはんちょうだい」「いやよ、離して」のときだけですね。
他の人が呼んでも反応しますが、その後すぐに部屋の外へ逃げて行ってしまいます。
知らない人は自分にとって安全かどうか判断できていないからかなあ…。
妖怪アンテナにひっかかったようなものなのかもしれない。

ものすごく基本的な疑問なのですけども、猫たちは具体的にどういう基準で
「この人は安全」と認識しているんだろうかと思うことがあります。
うちの母にゃんこも、もらわれてきた当初は文字通り「借りてきた猫」みたいに
部屋のすみっこに逃げ込んで小さくなっているだけでニャアと鳴くこともできませんでしたけど
ごはんをあげたり抱っこしたりしているうちに元気になって
今は、ブログで時々紹介するのをご覧いただければおわかりかと思いますが、ふてぶてしさMAXです。
「ごはんをくれる」「なでてくれる」「寝かせてくれる」が
やっぱり基準なんだろうか。

ただ、こちらの声はわかってくれても
じゃあ言うことを聞いてくれるかというとそれは全然別問題なわけで。。
名前を呼んでも来ないし、手招きしても来ないし、
自分が嫌だと思ったことは絶対にしないし、やると決めたことは何が何でも完遂するので
(抱っこが嫌いな姉にゃんこは抱っこすると嫌がるし、
いつもソファの決まった場所で寝ている母にゃんこは先客がいると追い払いにかかる)
こちらの言うことはほぼ聞いてくれないに等しいです。
本棚やステレオの上に乗るなっていくら言っても乗るし、
わたしの座布団にすぐ乗っかってテコでも動かないことがあるし。
なので棚にはあらかじめ物をいくつか置いて、乗るのを諦めてもらえるようにして
椅子や座布団からどいて欲しいときはお尻をちょんとつついてどいてもらいます。
どくときは「何よもう」と面倒くさそうですが、すぐにケロッと忘れたように別の場所へ行って休むので
特に問題ないのでしょう。

あ。こっちがかつおぶし料理を食べていると呼ばなくても来るな…。
おせんべいも食べたがるし、ヨーグルトも好き。
お刺身や焼き魚がテーブルに置いてあるといつの間にか椅子に座って待っていたりする。
匂いでわかるんでしょうね~。
猫は情報のほとんどを目に頼るようですが、同じくらい鼻もきく動物だったりします。
数年前に母にゃんこがひどい猫風邪をひいて鼻づまりを起こしたときは
お腹が減っているはずなのにごはんを一口も食べようとせず、
風邪が治ったら何事もなかったかのようにもりもり食べていました。
毎日食べているはずのごはんでも、匂いがわからなければ安心して食べられないのかもしれない。

ミャウリンガルとかでもいいんですが、
漫画やアニメによくある、「その人と動物の間に何らかのシンクロ状態があり、
言葉やテレパシーで近くにいても遠く離れていても意志を通じ合える」方法ってないかな…。
ドラえもんの翻訳コンニャクとか、ナウシカの蟲笛みたいな。
これができると、何かとすごく都合が良くなるんだけどな…。

「テーブルや洗面台やキッチンの流し台には上がってくれるな」という言葉は通じてくれない猫。
「人が寝ているときお腹に落雷しないでくれ」という言葉は通じてくれない猫。
「人が絵を描いているとき、ペンに猫パンチはしてくれるな」という言葉は通じてくれない猫。
「ドアを開けたら閉めてください、プリーズ」という言葉は通じてくれない猫。
何だかんだ言いつつ、猫のどこが好きかって
何ひとつ思い通りに動いてくれないところがやっぱり好きだなあと思っています。
ツンアホな子ほどかわいい。

夕焼け。
庭の灯籠に乗った姉にゃんこ。何を考えているのかな…。



おや、貫之の様子が…。※クリックで大きくなります
「貫之1111首」古今集編その12。11はこちら
904年、秋。萩ちゃんがやってきています。
が、そんな中でも黙々と作業中の貫之。
分類作業もいよいよ佳境。手が足りないので一子もお手伝いです。

貫之「秋…恋…雑歌…どうすっかなこれ…秋か羇旅か…いや冬…?………やべ」
一子「どしたの」
貫之「文字の形がわからなくなってきた」
一子「大丈夫?」
貫之「うーん…」
一子「そういえば、朝から分類しかしてないわね…。どうする、1回通して読んでみる?」
貫之「そうするか…。あー、頭ん中めちゃくちゃ」

文字を見つめすぎてゲシュタルト崩壊してきたようです。

古今集を紐解くと、季節の移り変わりや恋愛の推移が歌の配列で緻密に表現されていることがわかります。
撰者たちが歌を分類し配列するのに、かなりの気を遣った跡が見て取れます。
桜のなごり。
2013年04月07日 (日) | 編集 |
昨日今日と大雨&暴風が通り過ぎていった彩の国北西部なうです。
しかしかなり降ったし吹いたな…。
電車の運行情報を見たらみんなヨロヨロしながら動いていた。まだ、無事。
今日の午後には嵐が去って快晴で、空気がキラキラで風が強く吹いていて
窓を開けたらカーテンが揺れてひんやりした空気が入ってきて気持ち良かったです。
お昼寝しようかと思ったけどやめてネサフお絵描きしました。
Google先生で適当に検索した画像を適当に模写するだけの簡単なお仕事。
模写ってたまにすると自分の癖がわかっていいですね。利点も欠点も見えてくる。
それにしても構図が出ない。

ところで、嵐がくる前に吹いていた強風で、我が家の桜も結構散ってしまっていたのですが
地面に花ごと落ちている花もあってもったいないなー…と思って、
水盆。
拾って水に浮かべてみました。

つぼみ。
おとといの時点ではいくつかつぼみもあったのですが。

花。
昨日の朝にだいぶシャキっとして、今日になったら花が咲いていました!生きてるなあ。

少し調べてみたところ、この状態で1週間くらいもつらしいです。
家の中でお花見。ふっふ~( ̄▽ ̄*)。
押し花にしても良かったけど、水盆もいいですね。来年もやりたいです。


ところで話はガラリと変わりますけども。
わたし今まで、ねんどろいどは興味あってもなかなか手が出せずにいたのですが
そんなわたしに先日、友達が、桜ミクさんを譲ってくれました!
耳飾りの少女が見つめてくる。
ふおおおかわいいーー!!
ねんどろミクはいくつか画像で見ていますが、これは歴代ミクの中でも最高にかわいいと思います☆
ファッションもかわいいし、何より髪がステキ。萌え髪に萌え。さくらさくら。

桜餅。
これ!この顔が猛烈にかわいくてお気に入り。「うにゅー顔」だそうです。
他にも泣き顔とか、足曲げとか、髪飾りをさくらんぼにできたりして可動ハンパない。すばらしい。
少しずつポーズやアイテムを変えて楽しんでいきたいです。

で、せっかくの「桜」ミクさんなので。
ピンクの饗宴。
うちの桜とツーショットでパチリ。
ピンクにピンクぶつけると保護色とかいうレベルじゃないですね。なんだかすごい画面になっておる。

よろしくね。
ふふふ…。


あ、そうだ、桜つながりで。今夜の『八重の桜』もおもしろかったです!
花嫁衣装のまま、尚さんという名の米俵を担ぐ八重さんがイケメンすぎてつらい。
今回のハイライトを挙げろと言われたらあのシーンと答えます。
結婚式、お父っつぁまも尚さんもフォローにまわってガンガン参加してツワモノだなと思ったら
2人してつぶれてる。かわいい。
覚馬から八重への手紙に「八重さま」ってあってじーんときた。
兄つぁま、字、うまいな…って感動していたら、いよいよ例の状況がやってきたようで…dkdk。
元気な兄つぁまはあと何回見られるでしょうか。
あとね、何気に慶喜役の小泉孝太郎氏が好演でいいなあと思ってます。
頭よくて狡猾で常に安全な場所にいて、いいとこばっか持ってったお前がそれ言うかって感じで
なによもうムカツク!大好きだコンチクショウ!(笑)
そして松平容保さんの佇まいが美しすぎて泣ける…綾野くん最高です。
先日のAスタジオで、鶴瓶さんと一緒に目隠ししながら神隠しの話をしていたのがおかしかった(笑)。



きゅ~ん♪※クリックで大きくなります
「貫之1111首」古今集編その11。10はこちら
忠岑がまとめてきた恋歌の巻に目を通す、貫之と躬恒の図。

貫之「…業平と小町しかいねえな」
忠岑「だって恋歌だよーこの2人は外せないっしょー」
躬恒「岑ちゃん、好きだもんねえ」
忠岑「大好き」
貫之「やりなおし」
忠岑「ええー」
貫之「小町はいいけど、業平は歌によっちゃ詞足らずだからなあ。つか、何のための当代歌集だよ。河原左大臣とか藤原右兵衛督とか素性法師とか伊勢の局とか小野少将とか、いくらでもいるだろ。オレらもいるし。あと人麻呂入れろよ、人麻呂を」
躬恒「ゆっきー、それじゃ岑ちゃんと同じだよ」

好みで編集しようとする人たち。
古今集恋歌三巻の六七一番「風吹けば~」は読人不知ですが、柿本人麻呂の歌といわれます。

ちなみに貫之は、古今集の仮名序において業平と小町を次のように評しています。
「在原業平は、その心余りて、詞足らず。しぼめる花の色なくして匂ひ残れるがごとし。
小野小町は、古の衣通姫の流なり。あはれなるやうにて、つよからず」
第1638回「春っぽい写真、見せてください!」
2013年04月04日 (木) | 編集 |

こんにちは!FC2ブログトラックバックテーマ担当ほうじょうです。今日のテーマは「春っぽい写真、見せてください!」です。今年は突然暖かくなって、桜が早いうちに一気に咲いてもう散ってしまってるところもあるかもしれませんねまだまだ雪も降っているところもあると思いますが、周りの雪が少し溶けてきたり、春の植物が生えてきたり…何かしら、春のきざしはありませんか?今日のトラックバックテーマでは、「春っぽい」写真...
FC2 トラックバックテーマ:「春っぽい写真、見せてください!」


咲いた咲いた!
毎年恒例、我が家の桜。満開です!
今年は各地で桜前線が早々と通り過ぎていってますが、彩の国北西部は平年並みですね。
去年もだいたい今の時期に満開になってる。

空へ…。
この青空に伸びた枝が何とも言えず好きです。

空をバックに。
やっぱり桜は青空が似合うと思う!

以下、春の写真を何枚かアップしてあります↓クリックで開閉しますのでどうぞ♪
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パリとプラハのリトグラフ。
2013年04月01日 (月) | 編集 |
夢想。
森アーツセンターギャラリーで開催中の「ミュシャ財団秘蔵 ミュシャ展」に行ってきました。
ミュシャは以前から好きなアーティストで、画集も持っているのですけど
展覧会に来たのは初めてかも。
単に機会がなかっただけですが、今回はたまたま最寄駅で展示ポスターが目についたのと
チラシやHPで内容を見たらかなりのボリュームだったので行ってみました。
…結果は大正解でしたねー( *´艸`)行って良かった!

展示品は広告、チラシ、ポスター、本の挿絵、油絵、アクセサリーなど多岐にわたりますが
一番多かったのはやはり、リトグラフ。石にインクをつけて印刷する版画です。
ミュシャといえば花&女性の版画!というくらい、もはや彼とは切っても切れないリトグラフですが
これ、日本の浮世絵とおなじで保存がとても難しくて
財団でも展覧会以外では表に出さない貴重品だそうです☆
そんな大事なものをこんな遠くの国まで運んで来て見せてくださるのですな。胸熱。

四季(春・夏・秋・冬の擬人化)や、宝石(トパーズ、ルビー、アメジスト、エメラルドの〃)、
四芸術(ダンス・絵画・詩・音楽の〃)、月と星(月、明の明星、宵の明星、北極星の〃)など
大好きで画集で何度も見た作品がフルサイズで目の前に!
実物とお近づきになれるのが展覧会の醍醐味よね…(´ー`)。
俳優サラ・ベルナール主演「椿姫」「ジスモンダ」のポスター、装飾資料集、舞台衣装デザイン、
チェコの民族衣装を着た女性たち、「主の祈り」挿絵、フリーメイソンのゴブレットなどなど、
平面から立体に至るまでただただオシャレで華やかできれい。
ミュシャの作品を見ていると気持ちが明るくなるなあ。野原に花が咲いていくみたい。
展覧会ポスターにもなっている「夢想」もありましたが(↑の写真参照)、
これも大きい絵なんですね。
この独特のポーズが好きです。少し力が抜けているけどバランスのよいポーズ。美。

ミュシャは作品のほとんどがポスターやチラシやパッケージということもあって
一点ものの絵画と比べてなかなか残りにくい側面もあるけど、
版画は大量生産できるので一般家庭にもお求めやすい価格で売られていたと会場の解説にあって
えっ何これ浮世絵みたいじゃん!と思ってテンションあがりました♪
彼がよく花と女性を描いているのも、美人画と花鳥画みたいじゃないかって。
石鹸やビスケット、水、切手、香水、自転車、宝くじ、パリ万博のディナーのメニューの表紙など
いわゆる消耗品と呼ばれるものに絵が使われているところをみると
ますます立ち位置が似ている気がしてくる。
あれだ。江戸時代の日本の町絵師が、浅草で売られるお菓子の袋のパッケージに錦絵を描いて
お菓子を買った子どもたちがわいわい食べて、食べ終わったら袋は捨てられてしまうけど
数人のうち1人は「この袋の絵きれいだからとっておこう」って思う、みたいな感じ。
パリっ子も江戸っ子のような気持ちでミュシャの絵を眺めていたのでしょうか。
石鹸のパッケージが連作になっていたら「このシリーズ全部そろえたい!」って思っちゃうとか(^ ^)。

版画のデザイン画、下絵、スケッチ、習作などもありました。
ミュシャの習作は柔らかさが感じられていいですね~。
彼は割と骨太なタッチなので、下絵の筆圧も強くて太かったです。
それでも柔らかい感じがするのはなぜでしょう、柔らかい鉛筆を使っているのかな…。
油絵も良かったです。
自画像が、ふわっふわの髪に髭をくるんと巻いてオシャレさんでしたね。
光の当たり方とか白の使い方が、印象派の色彩に似ていました。
娘をモデルに描いた「ヤロスラヴァの肖像」の目つきにドキリ。
何かを見透かすような視線と、色気と妖しさ。頭に巻いたスカーフもすごい質感です。
「百合の聖母」がとても大きくて美しかったです。
ミュシャが描くと宗教画もこうなるんですね。光が燦々と差し込んでいるようで綺麗だった。

ミュシャのチェコ民族衣装コレクション、かわいい~。
大きく膨らんだ袖にフリル、胸元の色遣い、すべてがパーフェクトなデザインです。なにこのセンス。
特筆すべきは刺繍!刺繍の模様のひとつひとつです。細かすぎ&美しすぎます。
職人のすごさは洋の東西を問いませんね。尊敬。
ミュシャや家族、友達、身近な風景、絵のモデルさんなどを写した写真もありました。
ミュシャ本人の写真はもう、自画像から抜け出たような人がそこにいましたね~。
描く絵のままの人だなぁと思う。
そしてアトリエがすごい。棚も床も物が積まれて、まさに画家の部屋って感じ。
パンツ一丁でミュシャ家のピアノを弾くゴーギャンに笑った。2人は気兼ねない付き合いだったらしいです。

ミュシャのいた時代は芸術がめまぐるしく変化していて、
その中から浮上してきたのがアール・ヌーヴォーで
メゾン・ド・ラール・ヌーヴォーという画廊まで存在していたことも初めて知りました。
アール・ヌーヴォーはもともと「新しい芸術」の意で、従来の様式から脱し花や植物など曲線を用いて
絵画性よりも装飾性を追求した芸術運動ですが、
このときにミュシャがその画風で大活躍したために
ミュシャの作風(ミュシャ様式というらしい)とアール・ヌーヴォーが同一視されるように
なっていったのだそうです。
そうかそれでわたし、アール・ヌーヴォーと聞くとミュシャの絵を連想していたのか…。
彼のデザインって線対称と点対称をうまく使いながら曲線だけで描かれていてすごいなと思います。
既出のモチーフをいくつも組み合わせて見たことのない絵に仕上げてしまう。
デザインってこんなにバリエーションあるんだよ、という声が聞こえてきそうです。むむ。

ミュシャは晩年を故郷のチェコで過ごし、連作「スラヴ叙事詩」を制作しますが
今回はその解説が映像やデッサンとともにありました。
神々の時代から人の時代へ、そして第一次世界大戦に至るまでの
スラヴ民族の栄光と苦難の歴史を描いた連作です。
縦6メートル・横8メートル×20枚という大作を日本まで持ってくるわけには
さすがにいかなかったようですが、映像解説だけでもかなりの迫力と雰囲気。
完成まで約18年。リトグラフではなく油彩。ミュシャ様式と呼ばれた画風も封印して
ただひたすらに絵筆を走らせたかのような印象を受けました。
故郷が大好きだったんだな…。
第一次大戦やチェコスロバキアの独立という背景もあって、
ミュシャはこの連作をどうしても故郷で描きたかったようで
資金援助を得た後ボヘミアのお城を借りてスタジオにしています。もはやスケールが違う。
(ちなみに完成した20枚はすべてプラハ市に寄贈されている)
チェコスロヴァキア独立10周年記念の年に描かれたリトグラフにはいくつものエンブレムが縫い込まれ、
誰もが宗教や民族や文化等で差別されることなく新しい時代が平和でありますよう、との
メッセージが込められているようでした。
自分の身の回りや社会が荒れているとき、芸術家は精力的に活動することが多いけれど
ミュシャも例外ではなかったようです。

ほかにもプラハ市民会館の壁画の習作、ステンドグラスのデザインや写真、
未完の絶筆「理性の時代」「叡智の時代」「愛の時代」下絵などが展示されています。
会場にはスメタナの「モルダウ」がほのかに流れていました。

「わたしは芸術のための芸術をつくるのではなく、大衆のための制作者でありたい」と言ったミュシャ。
彼の絵は美術館や博物館ではなく、街頭やショップ、劇場、新聞、雑誌、公共の建物など
常に大衆の、特にスラヴ民族のそばにあったのだなあとこの展覧会を見て思いました。
世界には美しいものがあるのだと、それをみんなに見せるのだと懸命だったのかもしれません。
彼には繊細なイメージがあったけど情熱家でもあったのだと感じました。
行って良かった。うん。

チェコの味。"
東京シティービューのマドラウンジスパイスでいただいたチェコプレート。
ミュシャの故郷のランチです。
しっとりした白パンと、とろりとしたマーマレードがおいしかった!
もしチェコに行くことがあったら絶対さがして食べます。



五月晴れ。※クリックで大きくなります
「貫之1111首」古今集編その10。9はこちら
貫之、忠岑からのお香と躬恒からの薬玉を持って、友則のお見舞いに来ました。
友則は1月に大内記に昇進しましたが、体調がすぐれず出仕できずにいます。

友則「牡丹ちゃん、今年も来てたの」
貫之「ああ。昨日帰った」
友則「賑やかだったでしょう」
貫之「いつものことだ」
友則「そうだね。…"ひさかたの光のどけき春の日に しづ心なく花の散るらむ"」
貫之「いい歌だな、もーらいっ」
友則「ええー」
貫之「オニイサン、歌人になれるよ」
友則「なーにをおっしゃるんですか」
貫之「ははは。歌が足りないんだ、ちょうどいいや」

この頃は歌合が増えてきていましたが、世の文学の中心はやはり漢詩でした。
『古今和歌集』には130余人が入集していますが、その中で公卿はわずか2人です。(うち1人は時平)
編纂のために、歌はいくつあっても足りなかったのでした。