青いジャケットを着たウサギ。
映画『ミス・ポター』をやっと観ました!
上映中は上映している映画館が近所になくて、DVDも近くのTSUTAYAに置いてなくて
数年前にNHKのBSで放送したのも録り逃して涙目だったのですが、
先週のBS朝日で放送があって、ほぼ直前に気づいて大慌てで録画しました。
うおおおついにおうちで保存できるのね…やったあ!
ピーターラビットの絵本で有名なビアトリクス・ポターの半生を描いた映画です。
ノーマン・ウォーンと協力しながら動物たちの絵本を出版して大人気作家になって、
やがて稼いだお金で湖水地方の土地を買い上げて環境保全につとめるようになるまでの人生が
美しい映像とともに展開してゆきます。
始まって数分もしないうちに「うわあ好みの映画だ…(*´∀`*)」と思い始め、
「こういうの好きだ…ほんとに好きだ…(*´∀`*)」と思って見終わりました。
人生のロードムービーですね。
冒頭で、ビアトリクスが絵を描く手元だけを映した映像が続くのですが
絵の具まみれのパレットとか、試し塗りとか、鉛筆の動きとか、筆バケツの水に色がパッてつくのとか
セリフがなくてもわくわくしてきます。
昔も今も、絵を描く作業ってこんなにわくわくするんだ…!というのを、あらためて感じました。
今との違いはペンタブ使うか筆使うかの違いだよ!
最初から最後までイギリスの香りがたちこめていたのも感動。
わたしイギリスの映画やドラマはあまり見ない方なのですが
(ポワロやミス・マープルのドラマは好きだけど)、
スッスッと進むストーリー展開とか、中流階級の豪奢なドレスとか髪型とか
馬車とかティータイムとかクリスマス・パーティなどなど
久しぶりに「イギリスっぽさ」をまんべんなく味わえて楽しかったです。
資産家のお家ってなぜあんなにドールハウスっぽいのだ…。
家具も何もかもかわいすぎるではないか~~ときめいてしまうではないか~~。
(去年NHKで放送されていたドラマ「SHERLOCK」もイギリスのお国柄が全面的に出ていて好みです。
ブラックジョークがドン引きするレベル。新シリーズの放映まだかなあ)
ビアトリクス役のレニー・ゼルウィガーさん、笑顔がステキな俳優さんですね。
(ブリジット・ジョーンズの日記は見ていないけど興味湧いてきました)
わたしは、頭がよくて行動力もあって、自分の仕事に自信を持っていて
思いこんだら行くを地でいくビアトリクスをずっと見てみたかったので
ものの見事に演じてくれて嬉しいです。
絵の動物たちを見つめる眼差しがやさしい。
動物たちはビアトリクスにだけは動いて見えるのですが(このアニメーションが秀逸!)、
実際に動いたらこんなだろうな、楽しいなあと思いました。
ピーターに話しかけながら描くのも素敵でした。絵描きならよくやる行動。
「ピーター!動いちゃダメでしょ!」って、本気で叱っていて笑った(笑)。
(だから後半で動物たちが画用紙から逃げ出していくシーンは背筋が凍りつくほど怖かった)
初めての絵本を出版することになったとき、
出版社からの帰り道で馬車の窓をあけて風を感じるシーンが良かったです。
あのシーンのロケ地はハイドパークだそうな…!なんてこったあこがれのハイドパーク!
あんなに広い公園なのですね。行きたいよう。
ノーマン役のユアン・マクレガーが、か わ い い。
普段はオドオドきょときょとしていて、お母さんに頭が上がらないヘタレ君ですが
絵本の仕事の話になると途端に顔を輝かせて語りだすのね。
ビアトリクスの絵を一目で気に入って、印刷コストを下げて安く売るのを提案して
でもカラー印刷には手を抜かないの。かっこいいです。
何よりビアトリクスと一緒に仕事ができるのが嬉しくてたまらないって感じに
始終幸せそうに笑ってばかりでしたねえ。
うおおおユアンかわいいよー!
(『スター・ウォーズ』のオビワン役が全然笑う暇もなかった反動ですかと
突っ込みたくなりました・笑)
クリスマス・パーティでビアトリクスからYesとささやかれたときに
一瞬、ほんの一瞬だけ、わっと泣きそうな顔をするんですが
それ以上にめちゃくちゃ嬉しそうでね(*´ω`*)。
マジで泣くかと思ったよ!ユアンこんな顔できるんだかっわいいーーって胸キュンでした。
駅でビアトリクスとノーマンが別れるシーンは、もうこれきりだと知っているので切なかったです…。
こういうのがノンフィクション映画のシビアなところですね。
ノーマンの姉ミリーがやさしい人で泣けました。
ビアトリクスのよき相談相手で、ビアトリクスもミリーが好きで、気持ち良い信頼関係でした。
「愛する人が幸せになるのが、私の幸せ」は名言ですおねえさま。
演じたエミリー・ワトソンさん、目がとても印象的な俳優さんで、どこかで見たなと思っていたら
『オレンジと太陽』で主演されていた方じゃありませんかー!
そうだったそうだった、映画館でポスター見て思わず釘付けになったあの俳優さんだよ。
宝石のような目とはああいう目のことをいうのかもしれない。
(『オレンジと太陽』そのものは見ていませんが…なかなか観る勇気がわいてこない…)
ノエル君が出ないの何故とか、キノコ研究ェ…とか、絵本の出版の順番がだいぶ違いますよねとか
ビアトリクスのクリスマスといえば『グロースターの仕立て屋』でしょーとか
言いたいことはそれなりにありますが(^ ^;)、
全体的にあたたかな映画だったと思います。
もこもこふわふわなベンジャミン・バニーが出てきてくれたのと、
ビアトリクスが初めて絵本を出すとき、子どもたちがお小遣いで買いやすいようにと
小さなサイズ+低価格での出版を望んでいたのを強調してくれたのは嬉しかったですね。
もともとはビアトリクスがノエル君にプレゼントしたくて、あのサイズになったので。
ロケはイギリス各地で行われたようで、
ビアトリクスが住んでいたヒルトップ農場のある湖水地方でも撮影があったとか。
ヒルトップ農場はいつか行きたい土地ベスト5にランクインしています。いつ行こうかなあ。
余談ですが、そしてロケ地ではありませんがビアトリクス・ポター資料館なるものが
我らが彩の国にあります。→こちら
過去に2度、春とクリスマスの時期に訪れましたが雰囲気あって良かったですよー。
興味のある方はぜひ行ってみてください。
しかし出てくる動物が実写もアニメーションもめっちゃかわいいな、
スタッフに動物好きな人でもいるんだろうかと感心していたら
監督が『ベイブ』のクリス・ヌーナン氏なんですね!
ベイブ大好き~(´▽`)動物わらわらで楽しくて何度も観ました。
吹替えの田中真弓さんの声が超絶キュートで抱きしめたくなります。
田中さんベイブかわいすぎ。見るたびにもえ。
あ、でもアヒルさんはNHK版のが好きでしてな…中の人がばいきんまんでね…ツボでね…ごにょごにょ。
※クリックで大きくなります
「貫之1111首」古今集編その24。23はこちら。
906年1月。新年の初出勤です。
躬恒「やっと春らしくなってきたねえ」
忠岑「日ごとにあったかくなるしな。あーなんかいいことねえかなあ。ひと仕事したんだぜ、おれたち」
貫之「別にいつもと変わらんだろ」
忠岑「そゆこと言わないっ。いいよなーそっちは仕事も官位もニョキニョキ伸びてなー」
貫之「"ふりぬとていたくな侘びそ春雨の ただにやむべきものならなくに"」
忠岑「ちえ」
躬恒「はいはい、ケンカしなーい」
貫之「…あのさ」
忠岑・躬恒「なに?」
貫之「ちょっと手伝って欲しいことがあるんだけど」
貫之はこの年の2月、越前権少掾に任じられますが遥任(任地に赴かないこと)で済ませています。
御書所の仕事に集中していたのかもしれません。
クリックで拍手お返事。↓
皆さまいつもありがとうございます(^-^)/☆
上映中は上映している映画館が近所になくて、DVDも近くのTSUTAYAに置いてなくて
数年前にNHKのBSで放送したのも録り逃して涙目だったのですが、
先週のBS朝日で放送があって、ほぼ直前に気づいて大慌てで録画しました。
うおおおついにおうちで保存できるのね…やったあ!
ピーターラビットの絵本で有名なビアトリクス・ポターの半生を描いた映画です。
ノーマン・ウォーンと協力しながら動物たちの絵本を出版して大人気作家になって、
やがて稼いだお金で湖水地方の土地を買い上げて環境保全につとめるようになるまでの人生が
美しい映像とともに展開してゆきます。
始まって数分もしないうちに「うわあ好みの映画だ…(*´∀`*)」と思い始め、
「こういうの好きだ…ほんとに好きだ…(*´∀`*)」と思って見終わりました。
人生のロードムービーですね。
冒頭で、ビアトリクスが絵を描く手元だけを映した映像が続くのですが
絵の具まみれのパレットとか、試し塗りとか、鉛筆の動きとか、筆バケツの水に色がパッてつくのとか
セリフがなくてもわくわくしてきます。
昔も今も、絵を描く作業ってこんなにわくわくするんだ…!というのを、あらためて感じました。
今との違いはペンタブ使うか筆使うかの違いだよ!
最初から最後までイギリスの香りがたちこめていたのも感動。
わたしイギリスの映画やドラマはあまり見ない方なのですが
(ポワロやミス・マープルのドラマは好きだけど)、
スッスッと進むストーリー展開とか、中流階級の豪奢なドレスとか髪型とか
馬車とかティータイムとかクリスマス・パーティなどなど
久しぶりに「イギリスっぽさ」をまんべんなく味わえて楽しかったです。
資産家のお家ってなぜあんなにドールハウスっぽいのだ…。
家具も何もかもかわいすぎるではないか~~ときめいてしまうではないか~~。
(去年NHKで放送されていたドラマ「SHERLOCK」もイギリスのお国柄が全面的に出ていて好みです。
ブラックジョークがドン引きするレベル。新シリーズの放映まだかなあ)
ビアトリクス役のレニー・ゼルウィガーさん、笑顔がステキな俳優さんですね。
(ブリジット・ジョーンズの日記は見ていないけど興味湧いてきました)
わたしは、頭がよくて行動力もあって、自分の仕事に自信を持っていて
思いこんだら行くを地でいくビアトリクスをずっと見てみたかったので
ものの見事に演じてくれて嬉しいです。
絵の動物たちを見つめる眼差しがやさしい。
動物たちはビアトリクスにだけは動いて見えるのですが(このアニメーションが秀逸!)、
実際に動いたらこんなだろうな、楽しいなあと思いました。
ピーターに話しかけながら描くのも素敵でした。絵描きならよくやる行動。
「ピーター!動いちゃダメでしょ!」って、本気で叱っていて笑った(笑)。
(だから後半で動物たちが画用紙から逃げ出していくシーンは背筋が凍りつくほど怖かった)
初めての絵本を出版することになったとき、
出版社からの帰り道で馬車の窓をあけて風を感じるシーンが良かったです。
あのシーンのロケ地はハイドパークだそうな…!なんてこったあこがれのハイドパーク!
あんなに広い公園なのですね。行きたいよう。
ノーマン役のユアン・マクレガーが、か わ い い。
普段はオドオドきょときょとしていて、お母さんに頭が上がらないヘタレ君ですが
絵本の仕事の話になると途端に顔を輝かせて語りだすのね。
ビアトリクスの絵を一目で気に入って、印刷コストを下げて安く売るのを提案して
でもカラー印刷には手を抜かないの。かっこいいです。
何よりビアトリクスと一緒に仕事ができるのが嬉しくてたまらないって感じに
始終幸せそうに笑ってばかりでしたねえ。
うおおおユアンかわいいよー!
(『スター・ウォーズ』のオビワン役が全然笑う暇もなかった反動ですかと
突っ込みたくなりました・笑)
クリスマス・パーティでビアトリクスからYesとささやかれたときに
一瞬、ほんの一瞬だけ、わっと泣きそうな顔をするんですが
それ以上にめちゃくちゃ嬉しそうでね(*´ω`*)。
マジで泣くかと思ったよ!ユアンこんな顔できるんだかっわいいーーって胸キュンでした。
駅でビアトリクスとノーマンが別れるシーンは、もうこれきりだと知っているので切なかったです…。
こういうのがノンフィクション映画のシビアなところですね。
ノーマンの姉ミリーがやさしい人で泣けました。
ビアトリクスのよき相談相手で、ビアトリクスもミリーが好きで、気持ち良い信頼関係でした。
「愛する人が幸せになるのが、私の幸せ」は名言ですおねえさま。
演じたエミリー・ワトソンさん、目がとても印象的な俳優さんで、どこかで見たなと思っていたら
『オレンジと太陽』で主演されていた方じゃありませんかー!
そうだったそうだった、映画館でポスター見て思わず釘付けになったあの俳優さんだよ。
宝石のような目とはああいう目のことをいうのかもしれない。
(『オレンジと太陽』そのものは見ていませんが…なかなか観る勇気がわいてこない…)
ノエル君が出ないの何故とか、キノコ研究ェ…とか、絵本の出版の順番がだいぶ違いますよねとか
ビアトリクスのクリスマスといえば『グロースターの仕立て屋』でしょーとか
言いたいことはそれなりにありますが(^ ^;)、
全体的にあたたかな映画だったと思います。
もこもこふわふわなベンジャミン・バニーが出てきてくれたのと、
ビアトリクスが初めて絵本を出すとき、子どもたちがお小遣いで買いやすいようにと
小さなサイズ+低価格での出版を望んでいたのを強調してくれたのは嬉しかったですね。
もともとはビアトリクスがノエル君にプレゼントしたくて、あのサイズになったので。
ロケはイギリス各地で行われたようで、
ビアトリクスが住んでいたヒルトップ農場のある湖水地方でも撮影があったとか。
ヒルトップ農場はいつか行きたい土地ベスト5にランクインしています。いつ行こうかなあ。
余談ですが、そしてロケ地ではありませんがビアトリクス・ポター資料館なるものが
我らが彩の国にあります。→こちら
過去に2度、春とクリスマスの時期に訪れましたが雰囲気あって良かったですよー。
興味のある方はぜひ行ってみてください。
しかし出てくる動物が実写もアニメーションもめっちゃかわいいな、
スタッフに動物好きな人でもいるんだろうかと感心していたら
監督が『ベイブ』のクリス・ヌーナン氏なんですね!
ベイブ大好き~(´▽`)動物わらわらで楽しくて何度も観ました。
吹替えの田中真弓さんの声が超絶キュートで抱きしめたくなります。
田中さんベイブかわいすぎ。見るたびにもえ。
あ、でもアヒルさんはNHK版のが好きでしてな…中の人がばいきんまんでね…ツボでね…ごにょごにょ。

「貫之1111首」古今集編その24。23はこちら。
906年1月。新年の初出勤です。
躬恒「やっと春らしくなってきたねえ」
忠岑「日ごとにあったかくなるしな。あーなんかいいことねえかなあ。ひと仕事したんだぜ、おれたち」
貫之「別にいつもと変わらんだろ」
忠岑「そゆこと言わないっ。いいよなーそっちは仕事も官位もニョキニョキ伸びてなー」
貫之「"ふりぬとていたくな侘びそ春雨の ただにやむべきものならなくに"」
忠岑「ちえ」
躬恒「はいはい、ケンカしなーい」
貫之「…あのさ」
忠岑・躬恒「なに?」
貫之「ちょっと手伝って欲しいことがあるんだけど」
貫之はこの年の2月、越前権少掾に任じられますが遥任(任地に赴かないこと)で済ませています。
御書所の仕事に集中していたのかもしれません。
クリックで拍手お返事。↓
皆さまいつもありがとうございます(^-^)/☆
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