fc2ブログ

ゆさな日々

猫・本・歴史・アートなど、好きなものやその日考えたことをそこはかとなく書きつくります。つれづれに絵や写真もあり。


ね、ヒツジの絵を描いて。

  1. 2013/05/13(月) 23:28:21_
  2. 一般書
  3. _ tb:0
  4. _ comment:4
GWに友達と、寄居の「星の王子さまパーキングエリア」に行きました。
サン=テクジュペリの「星の王子さま」がコンセプトという、ありそうでなかったパーキングエリアです♪
ここ、オープンしたのがずいぶん前で、できた当初から行きたいなあと思っていまして
今回やっと行けましたよー楽しかったよー(*´∀`*)。

入口は9:00~20:00まで。
パーキングエリアというと、ふつうは高速道路に乗らなければ入れないのですけれども
ここは一般道からでも入れます☆
施設の後ろに細い道がありますよ~。

小さな町。
全体はこんな感じ。
煙突がずんぐりむっくりで壁の色はパステルカラーで、おもちゃの町みたい!かわいい~♪
レストランやショップなどの壁や看板には、「星の王子さま」の中から引用された言葉が
フランス語で書いてあったりします。
絵本クラスタ魂がたぎる!

小さなおみせ。
ショップ「Cenq cents millions de Grelot (五億の鈴)」。
輸入お菓子やアクセサリー、書籍、王子さまグッズ、パーキングでしか買えない限定お菓子とかあります。
キツネや、ゾウを呑んだウワバミや、ヒツジのぬいぐるみがやっぱりたぎるね…。
わたしは、このパーキングエリアの夜景ポストカードをゲット。
夜間には施設のライトがあたたかく灯るようです。

お店の屋根の下に書かれているのは、あのフレーズですね。
「おとなは、だれも、はじめは子どもだった。(しかしそのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない。)」

バラのガーデン!
カフェのとなり、お庭の入口には王子さまがー!
周りの植物はバラだそうです。バラの季節に来たらきっと綺麗だろうな☆

ね、ヒツジの絵を描いて。
うおおおお!
絵本から飛び出したままのような王子さまではないか。
そして足元にはキツネが!何気に好きなキャラだったりします、このキツネ。哲学してるし。

サン=テクジュペリは自分で描いた王子さまの肖像を「実物を比べると月とスッポン」と言っていますね。
どんだけかわいかったんだ王子さま。

わたし、雑草じゃないのよ。
バラの花。少しですが咲いていました(^ ^)。
王子さまが「あたりまえのバラの花」と呼び、「この世にたった一つしかない花」とも呼んだ花♪
「あんたが、あんたのバラの花をとてもたいせつに思っているのは、
そのバラの花のために、ひまつぶししたからだよ」というキツネのセリフが本の中にありますね。
心に染みるねえ。

バラのアーチ。
渡り鳥のプロムナード。右の緑のトンネルをくぐると…。

小さな庭。
広いガーデンに出ます。大きな木は桜だそうです。

小さな家。
ガーデンの一番奥には、実業屋の小屋が。
たぶん小屋に向かって「タバコの火が消えてますよ」と声をかけたら
「そんなの、知っちゃいないよ」と言われてしまうに違いない。

そういえば『星の王子さま』本編に実業屋と王子さまの会話でこんなやりとり↓があるのですが。
「どうすれば、星を自分のものにできるの?」
「星はいったい、だれのものかね」
「ぼく、知らないけど、だれのものでもないでしょ」
「じゃ、おれのものだよ。だっておれが一番に、星を持つことを考えたんだからな」
「考えるだけでいいの?」
「そうともさ」
なんだか、夢枕獏氏の安倍清明と似たようなこと言う人だな、と思ったのは、つい最近です(^ ^)。
『陰陽師』で博雅と清明が、あの月を誰かにあげたらどうなるとか、どうこう言ってる、あのくだりね。

ごくり。
ぼくの描いたのは、帽子ではありません。ゾウをこなしているウワバミの絵です。(キリッ

読めない( ˘ω˘ )。
看板もフランス語。これちょっと詰め込みすぎだよね(笑)。
壁の言葉は「砂漠が美しいのは、どこかに井戸をかくしているからだよ…」というオアシスっぷり。

チカチカ☆
サテリットのカフェの中。
こんな飾りがたくさん吊られて、中にはイルミネーションも輝いています。
パンやオムライス、アイスクリームなどが食べられますよ~。

ちなみに、このお店の真向かいにパーキングの地図の看板があって
その下にはでーーーーーっかいバオバブの木の絵が描いてあります(笑)。
みんな気をつけてー。

小さなアイス。
ソフトクリーム屋さん「Magnifique image (すばらしい絵)」で買った
チョコとバニラのミックスソフトクリーム☆
この日は日差しが強く、日蔭でも汗ばむ陽気だったのでとてもおいしくいただけました。

気づいたら2時間近く滞在していましたねえ。
ショップもお庭も見るところがたくさんあって長居してしまうし、
壁やお庭の言葉を探すのも楽しいです。
おいしいものもいっぱいあるのですが、レストランにパン屋にカフェに、メニューもたくさんで
何度か通わないと制覇できないレベル。
「ゾウを呑んだウワバミ焼き」とか売ってるし(笑)。

また何かの折にリピートしたいです(*^ ^*)☆



秋深き。※クリックで大きくなります
「貫之1111首」古今集編その19。18はこちら
古今集奏上から半年後の秋、友則邸にて和楽と紅葉狩りに興じる4人の図。
友則が和琴をつまびき、貫之が琴を奏でます。

忠岑「秋風にかきなす琴の声にさへ はかなく人の恋しかるらむ」
貫之「あっ、おまえ、そういう歌なんで今頃詠むんだよ。出しちまったのに」
忠岑「だから言ったろ、加えといて」
友則「なんの話?」
躬恒「ゆっきーが気に入るまで、あの歌集に歌を足したらいいって話ですよ」
忠岑「おれの助言」
友則「岑くんいいこと言うー。じゃ、わたしも。…秋ちかう野はなりにけり白露の 置ける草葉も色かはりゆく」
貫之「なんだよ、おまえまで…」
友則「貫之もやろうよ。歌は世の中を明るくするよ」
忠岑「よっしゃ、ぶっ潰れるまで飲んで歌うぞー」

その笑顔。※クリックで大きくなります
結局さんざん飲んで歌って、夜半過ぎに退散することになりました。
貫之「じゃあな、また明日来るから」
友則「うん、また明日」
友則は笑って手を振りました。貫之が今まで見た中で、一番の笑顔でした。

しかし次の日になって、貫之は約束を果たせなくなりました。
友則が眠りについたまま、どんなに呼びかけても起きなかったのです。

(こういう展開が苦手な方ごめんなさいごめんなさい。。)
スポンサーサイト



テーマ : 児童文学・童話・絵本    ジャンル : 小説・文学

NEW ENTRY  | BLOG TOP |  OLD ENTRY



カレンダー

04 | 2013/05 | 06
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

プロフィール

ゆさ

Author:ゆさ
猫に熱烈な愛をそそぐ本の蟲
歴史やアートも溺愛中
最近は新幹線とシンカリオンも熱い
*twitterにも出没なう。→こちら

初めての方はブログご案内をどうぞ。
当ブログはリンクフリーです(宗教、アダルトサイトは×)。
文章や画像の加工、無断転載は禁止。
版権元の企業や団体とは一切関係ありません。

All Rights Reserved.
No reproduction or republication without written permission.
This blog is written only in Japanese.



にほんブログ村 イラストブログ オリジナルイラストへ
にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ


☆気が向いたらクリックお願いします

FC2カウンター

キリ番踏んだ方、報告いただければイラストのリクエストを受け付けます☆詳細はブログご案内をどうぞ。

「小倉百人一首」

問い合わせ先

月別アーカイブ

検索フォーム

« 2013 05  »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード