ミンナニデクノボートヨバレ。
映画『のぼうの城』をDVDで観ました。
映画館に見に行った友達が、「面白いから見て!佐藤浩市が超かっこいいよ!」と絶賛していたので
wktkしながら再生したら…最高でした(´▽`)☆
戦国時代が舞台なので歴史劇かと思いきや、大スペクタクルなエンタテインメントになっていて
もうシーンごとに笑ってばかりでした。あー楽しかった。
監督が犬童氏&樋口氏だしね、スペクタクルにならないわけがないよね。うん。
(そして今年2013年は、忍城攻めで石田軍を迎え撃った城代・成田長親の400回忌でもあるそうだ)
以下、異様に長い&盛大にネタバレしています。未見の方はご注意ください。
前回記事にも少し書きましたが、映画の舞台は戦国時代の武蔵国・忍城。
豊臣秀吉による小田原攻めの一環で、総勢2万の大軍にたった500騎の兵+農民兵で立ち向かった
忍城軍の戦いを描きます。
…で、そもそもどんな経緯で戦になったかといいますと。
「時は戦国時代末期。秀吉さんが小田原に攻めてくるので、
小田原城主の北条さんから各地の支城にヘルプ!誰か一緒に籠城して!と出陣命令がきました。
忍城主の成田氏長は、忍城1000人の家臣から半数の500人を引き連れて
小田原城に籠城に行ってしまいました。
城主の代わりにお城を守ることになった従弟の長親は、
やって来た石田三成軍に対して降伏する予定だったのに
なんと長親がイヤって言ったもんだからバトルすることになっちゃったよ!さあ大変!
どうする長親!どうなる忍城!バトル・オブ・オシジョウここに開戦~」
という感じ(笑)。
セリフと行動で流れるように説明してくれるのでわかりやすかったですね。
脚本家さんがうまいのだな。
このくだりで武州とか、館林城とか、下忍とか、本庄越前守とか、知ってる地名が次々に!
彩の国民としては大感激です(*´∀`*)。学校給食で食ったなあ武州めん…(今その話じゃない)。
のぼうと呼ばれる城代・成田長親と、その周囲の人々がとにかく個性的。
のぼう様こと長親は髷が長くてまつげも長くて、仕草がいちいちかわいいお殿様でした☆
野村萬斎氏のヒョロヒョロした演技が楽しかったです。
お酒の席で狂言の酒盛り歌を歌ったり、田楽踊りを踊ったりと本業も発揮されていたし。
(ちなみに田楽踊りの振付を考えたのは萬斎さんだそう。
エキストラさんたちに指導するときめっちゃ厳しい先生だったようです)
小田原に向かう城主の隊列を、門櫓の上から見送るのぼう様のかわいさは異常。
柱に手をついて目を白黒させて、萬斎さんそれ、怯えを通して色っぽい演技だよ(笑)。
お城の湖をバックに、横顔がとてもきれいでした。
かと思えば、三成の使者の長束を迎えたとき、この長束がすごいやなやつだったので
ムカッ腹立ててムギーーッて歯をむいて
「降参しない!戦う!」って言っちゃって、ああ、もう、売り言葉に買い言葉(笑)。
だから坂東武者は礼儀がなってないって言われちゃうんだよ!
(当時の西の人にとって関東は人外魔境ですから、坂東人は野獣みたいに思われていたらしい)
そんな坂東武者が大好きです。
正木丹波守@佐藤浩市氏は、友達も絶賛していたけどステキでした!
馬を駆って長親を探し回るシーンが初登場。めっちゃかっこよかったです。
現場で一番馬を乗りこなしていた人が佐藤氏だそうで、オーディオコメンタリーでも絶賛されていました。
手綱を片手で持ってね、走るのもすごいけど、
定位置でピタッと止まれるのが単純にすごいと思う。
メイキングでも馬をやさしく撫でていらしてキュンときました(*´ω`*)。
動物にやさしい人っていいよね~。
長親との気の置けない関係も好きです。
小さい頃から仲良しで、お寺の柿を盗んで和尚様に箒で追い回された過去がある設定で
2人で会話するときは少年の頃に戻ったように遠慮がないし。
普段は厳格で冷静で漆黒の魔人の異名を持つおっかない丹波守が、長親相手だと
「あのバカ」「あ、すまん」「ガキかてめえは!」「やっちまうか」とか、くだけたセリフ多数。
もうほんと、長親と丹波守でロードムービーやってくれよ…今度は映画館に見に行くよ…。
柴崎和泉守@ぐっさんや酒巻靱負@成宮くんも良かったです。
ぐっさんは、家臣団がきちんと鎧をつけているのに対し、唯一袖なし鎧(笑)動きやすそうだなあ。
城主が開城を決めたとき真っ先に反対したり、丹波守の槍を欲しがったりと
劇中で一番テンション高くて元気なガルガル野郎でした。
この映画のテンション最高値はぐっさんですね。
成宮くん、茶髪でした…。き、きっと日光が強いからですね、熊谷も館林も近いし!(震え声)
兵書を読みまくって頭がよくて、活躍の場を探しているのがなあ。
戦国時代の武士はだいたいガツガツしてるからね。いいねえ。
甲斐姫に告白したときもドストレートで、玉砕してもめげないで、いい性格だなあと。
一度は降伏を決めた忍城軍がヤケ酒をかっくらっていたとき、
「敵が攻めてくるのに酒など」って呟いてたけど
軍略のプロを名乗るならノブ様の伝説を知っときなさい。今川義元を攻めるとき湯漬け食ってた人よ。
石田三成が本陣を敷いた丸墓山古墳、小学校の遠足で行ったなあ。
お墓と知らずにみんなではしゃいで遊んでたなあ。何もかもみな懐かしい…(遠い目)。
石田軍にケンカ売って戦に臨む長親の陣羽織に、蛙がでかでかと描かれていて笑ってしまった。。
農民たちが武器を出すと言うので丹波守が「まだ持ってたのか」って言ってるけど
そうだねー農民は武器持ってるよねー鎌倉武士の末裔だし、完全な兵農分離はされてないはず。
「のぼう様が戦をするって言うんじゃ助けてやらねえとな!」って、たへえ@前田吟さんかっこよす。
そうして武器を手に集まってくれた農民たちに対して、長親ったら
「みんな、ごめーん!」って謝っちゃうし(;´∀`)。
この辺りも深刻なシーンのはずなんだけど、なぜか「あーもうしょうがねえな」ってなってしまうのが
萬斎さんの演技力だと思います。愛されキャラでくのぼう様。
石田三成はこの手の歴史ものによくある、素直で血気盛んな人物像。
ちなみにこの映画、秀吉が備中・高松城を水攻めで落とすのを、三成が目撃するシーンから始まるのですが
このときに三成は「こんな戦がしたい!」と思って
それがのちのちまでアイデンティティになっていたりする。
大谷刑部といえば顔を隠しているイメージですけど、そうか、この頃はまだ病気じゃないんだっけ。
山田孝之くんがやるとふさふさしてますね…あのヒゲ触ってみたい。
忍城戦。エリート軍隊vs烏合の衆ってコメンタリーで言ってた(笑)。
太鼓に続いて法螺が鳴ります。細かいところに気を配ってくれる時代劇は楽しい。
戦い方も、鉄砲と槍が中心で後方から弓矢とか、
白兵戦になると殴る蹴るの暴行込みで何でもありになったりとか、リアルですね。
殺人マシーン前田吟さん超こわかった。。
(先鋒の槍の長さは気になったけども。だって戦国時代であの短さって、いえ何でもないです)
長束軍が正木軍にこてんぱんにやられてるのに、大谷軍が猛攻してて、この刑部アゲなんなの(笑)。
ぐっさんが袖なし鎧で孤軍奮闘で、槍一本で大軍を押し返したりしてて
もはやリアル戦国無双(笑)。
アドレナリンがんがん出まくってる。中盤はほとんどぐっさんの見せ場でしたね。
で、投石器で巨大な石礫がばしばし飛ばされてきて、さすがに押され気味になったぐっさんに成宮くんが
「いいんじゃないですかあ、もう!」「うるせえ!」この会話が呑気すぎて爆笑した。
石田軍を長野口の門内におびきよせたあと、油をまいた地面に向けて
ニヤッと笑って火矢を放つ成宮くんがすっごいステキな笑顔で(笑)、白い歯が見えてた。
あれ、よく門が吹っ飛ばなかったなあ…。
武器と鎧をぶんどってきて(戦の定番)、勝利した忍城軍のシーンで
丹波守が馬の上であぐらかいてるのにビックリしました。佐藤氏のバランス感覚すごすぎる。
しかし丹波守…勝っていても味方をしっかり観察してて「士気は高い。勝てるぞ」って思ってるとか。
冷静。かっこいい。
というわけで石田さんちの三成さんは堤を作って水攻めしよう!と言い出します。
ここで冒頭の高松城攻めが活きてくるんですね。
(大谷はこの戦がうまくいくと思ってるから、だめだこいつ早く何とかしないと状態だけど^ ^;)
で、その堤作りのシーンで
地面から埴輪が掘り出されて気づかれずにぐしゃってつぶされるカットがあって
ぎゃーーー文化財があああ!って一緒に見てた弟とガチで叫びました。。
そうなんだよこの辺りは古墳なのよ、古代のゴミ(と書いて史料と読む)が埋まってるんだよやめてえええ。
本当に一瞬のワンカットなのですけどマジで心が折れました…。
でもわたしめげない…残り1時間…最後まで見る…よ…(震え声)。
そしてやって来ました水攻めシーン。特撮だそうです!
1/3スケールのミニチュアの町を作って、川から引いてきた水をドバっと流し込んで撮影して
後から人々が合成されるという手法をとっているそうな。
押し寄せる波に破壊されていく建物、逃げ惑う人々など、かなりの迫力なので
見る人によってはつらいと思います。
人々が城内に避難してきてすし詰め状態な様子とか、現在進行形の人が見るとしんどいだろうなって。
(映画の公開が延期された理由ですね…これからご覧になる方もお気をつけください)
長親が命を懸けた作戦シーンは楽しくて、面白くて、緊張感に満ちて、かなしかったな。
水攻めでできた湖の上に小舟で出て行って
「ばあーーっ!」と女装をとき、鈴を鳴らして、笛太鼓に合わせて田楽踊り。
萬斎さんの本業!
軽快でなめらかな動き、全身から漂う"のぼう様らしさ"が、さすがでした。あれは見とれる。
(「保元・平治の頃より伝わる田楽踊りじゃ!」のセリフ…。
そうか、そのあたりまで遡るか…田植えが地域制になってくるのは鎌倉時代だっけ。
村のみんなで水路を引いて田圃を作って、田植えも稲刈りも個人作業から共同作業になるあたり。
田楽もその頃から始まったのかもしれませんね)
この田楽踊りは、萬斎さんが狂言「二人大名」と「鬼の継子」をミックスさせたオリジナルの踊りです。
笠を使っての一人二役とかすごいですよー。
メイキングでは広沢池で1人で踊っている様子が収録されていました。(見物する石田軍は別撮)
スタッフさんいいなあ…目の前で野村萬斎の舞が見られるんだぜ…いいなあ…。
雑賀衆は仕事人ですね。すごい長い大筒を持って出てきて笑っちゃった。
あとね、わざわざ本陣から撃つ必要はないよね。当時の鉄砲の飛距離は…いえ何でもないです。。
「冷たかったなあー」って萬斎さんがコメンタリーでおっしゃってた。
マジで冷たそうでした。お疲れさまでした(;´∀`)。
水に落ちた長親を、鎧を脱ぎすてて助けに行く丹波守と、助け出した後の下ろし髪丹波守に萌えはげた。
そしてここで甲斐姫無双。
長親にすっかり腹を立てて胸ぐらつかんで怒ってる甲斐姫、かわいい。
止めようとする屈強なヤローどもを次々に投げ飛ばす甲斐姫、かっこいい!(笑)
それをオーホホホと笑いながら見ていた珠姫もすごい(笑)。いや、わたしも弟も笑ったけどさ。
長親はとうとう口にしなかったけど、甲斐姫のために戦う道を選んだっていうのもあったと思う。
城主の娘を秀吉に渡したくないから戦う、みたいなね。
「戦はわしのためか」「そんなわけないでしょ」「そうだと言え!」の押し問答は笑っちゃったけど
絶対に頷かなかったのはのぼう様にもプライドがあったということでしょうか(^ ^;)。
演じていた榮倉奈々ちゃん、たくましくてかわいかったです☆
史実の甲斐姫は兵を率いて持田口を守ったり、浅野長政軍を撃退したりと大活躍ですが
映画ではそういうシーンはなく馬を駆って薙刀を振るカットだけでしたねー。
かっこよかった。
個人的に大好きなお姫様のひとりなので、もう少し活躍してくれると嬉しかったかな。
もう勝てる見込みはないからと、お百姓さんたちを逃がそうとする丹波守がイケメンでね…。
「おれがそのバカ者だからだよ」って、自分で言っちゃうそれ!
繰り返すけど日本史上の坂東武者は「おれはやるぜヒャッハー」とか言って地元や都で大暴れしちゃう、
空気読めない荒くれ者か頭おかしいヤンキーばっかしです。
そんな坂東武者がわたしは大好きです。
堤が壊れて三成側に被害が出たのは史実ですが、映画では長親のために農民が動いた設定になってて
DVDの未公開映像集には城から堤を壊しに行かせるカットも収録されてて、そうくるかー、と。
あっきー、すごいメイクだったな…血ノリまずそう…。
開城にあたって三成と忍城軍が対面するシーン、エリート軍vs烏合の衆の再来(笑)。
三成の人の好さが出ていて良かったです。
同時に、ああ、これは関ケ原の戦いで勝てる人じゃないな…とも。
三成が「北条の支城で落ちなかったのはここだけ」と伝えたとき、長親は救われたのかなあ。
開城し城から去っていく農民や家臣たちを、長親が櫓の上から見おろすシーンが
映画のラストシーンなのですが、
空が真っ青できれいだなあと思いました。
長親はこのあと愛知に行くけど、和泉守と靱負のその後の記録は残ってないのか…。
甲斐姫のその後もよくわかってないんだよね…秀吉の側にいた人なのにね…女性はね、そうなんだよね。
エンディングに流れる行田市の映像は、ほとんど場所はわかりましたが
高源寺は初めて知りました。
正木丹波守が、忍城攻めで命を落としたすべての人の菩提を弔うために建立したお寺です。
丹波守のお墓もあるようです。行ってみたい。
撮影はほとんど北海道と京都だったのですね~。行田市は資料提供かな。
あ、そうだ。
三献茶、皆朱の槍、矢来、部屋住み、連歌の友、暫時、槍合わせ、兵書読み、野伏、将器…。
なかなか現代の時代劇では聞けない言葉がポンポン出てきて、それも良かったです。
できるだけ当時っぽさを残したまま、かつ現代人が戸惑わずに聴けるセリフを考えるのは
本当に大変な作業だと思うので。
あと、古の貴人を「きじん」じゃなく「あてびと」って言ってたのがすばらしかったです。感動した。
『ひょっこりひょうたん島 海賊の巻』における博士のセリフの、
「城に籠って最後まで守り切った例は少ない」ではないですが…。
史実では、1590年、豊臣秀吉の小田原攻めで攻撃された武蔵国における小田原城の支城は
河越(川越)城、岩槻城、鉢形城、忍城など計20ヶ所以上にものぼります。
忍城攻めは6月から7月までの約1か月半。
映画で描かれたように、銃撃戦や水攻めなどに苦しめられますが
沼地の城なので攻め口が少なかったり、石田軍側の堤が壊れるなどして最終的には落城しないまま、
小田原城が先に開城したため籠もる意味がなくなったので開城しています。
ひょうたん島の脚本を書いていた井上ひさし氏の脳内に、忍城があったかどうかわかりませんが
最後まで落ちなかった数少ない例のひとつが埼玉のお城というのが
個人的にはやっぱり嬉しいです(^ ^)。
そういえば荻原規子さんの『レッドデータガール』で八王子城の戦いがチラリと出てきますが、
あれも小田原攻めの一戦ですね。
(そしてこの映画を見た次の日に夏八木勲さんの訃報を聞きました。
ゴーイングマイホームで病気の役をやっていらしたけどあの頃から本当にご病気だったそうで、
闘病しながらのお仕事だったそうです。
この映画で拝見した和尚様がわたしにとって最後の姿となりました…御冥福をお祈りいたします)
※クリックで大きくなります
「貫之1111首」古今集編その21。20はこちら。
友則邸から帰宅した貫之に、萩ちゃんが話しかけてきました。
萩「あたし、明日、花閉じるわ」
貫之「そうかよ」
萩「また来年」
貫之「……」
萩「あんた、春まで泣いてるつもり」
貫之「わかってる。牡丹に笑われたくねぇからな」
萩「笑わないよ、あの子は」
貫之「……」
萩「不幸中の幸いだったね、牡丹」
貫之「ん?」
萩「直接知らずにすんだから」
貫之「………」
萩「おやすみ」
貫之「おやすみ」
映画館に見に行った友達が、「面白いから見て!佐藤浩市が超かっこいいよ!」と絶賛していたので
wktkしながら再生したら…最高でした(´▽`)☆
戦国時代が舞台なので歴史劇かと思いきや、大スペクタクルなエンタテインメントになっていて
もうシーンごとに笑ってばかりでした。あー楽しかった。
監督が犬童氏&樋口氏だしね、スペクタクルにならないわけがないよね。うん。
(そして今年2013年は、忍城攻めで石田軍を迎え撃った城代・成田長親の400回忌でもあるそうだ)
以下、異様に長い&盛大にネタバレしています。未見の方はご注意ください。
前回記事にも少し書きましたが、映画の舞台は戦国時代の武蔵国・忍城。
豊臣秀吉による小田原攻めの一環で、総勢2万の大軍にたった500騎の兵+農民兵で立ち向かった
忍城軍の戦いを描きます。
…で、そもそもどんな経緯で戦になったかといいますと。
「時は戦国時代末期。秀吉さんが小田原に攻めてくるので、
小田原城主の北条さんから各地の支城にヘルプ!誰か一緒に籠城して!と出陣命令がきました。
忍城主の成田氏長は、忍城1000人の家臣から半数の500人を引き連れて
小田原城に籠城に行ってしまいました。
城主の代わりにお城を守ることになった従弟の長親は、
やって来た石田三成軍に対して降伏する予定だったのに
なんと長親がイヤって言ったもんだからバトルすることになっちゃったよ!さあ大変!
どうする長親!どうなる忍城!バトル・オブ・オシジョウここに開戦~」
という感じ(笑)。
セリフと行動で流れるように説明してくれるのでわかりやすかったですね。
脚本家さんがうまいのだな。
このくだりで武州とか、館林城とか、下忍とか、本庄越前守とか、知ってる地名が次々に!
彩の国民としては大感激です(*´∀`*)。学校給食で食ったなあ武州めん…(今その話じゃない)。
のぼうと呼ばれる城代・成田長親と、その周囲の人々がとにかく個性的。
のぼう様こと長親は髷が長くてまつげも長くて、仕草がいちいちかわいいお殿様でした☆
野村萬斎氏のヒョロヒョロした演技が楽しかったです。
お酒の席で狂言の酒盛り歌を歌ったり、田楽踊りを踊ったりと本業も発揮されていたし。
(ちなみに田楽踊りの振付を考えたのは萬斎さんだそう。
エキストラさんたちに指導するときめっちゃ厳しい先生だったようです)
小田原に向かう城主の隊列を、門櫓の上から見送るのぼう様のかわいさは異常。
柱に手をついて目を白黒させて、萬斎さんそれ、怯えを通して色っぽい演技だよ(笑)。
お城の湖をバックに、横顔がとてもきれいでした。
かと思えば、三成の使者の長束を迎えたとき、この長束がすごいやなやつだったので
ムカッ腹立ててムギーーッて歯をむいて
「降参しない!戦う!」って言っちゃって、ああ、もう、売り言葉に買い言葉(笑)。
だから坂東武者は礼儀がなってないって言われちゃうんだよ!
(当時の西の人にとって関東は人外魔境ですから、坂東人は野獣みたいに思われていたらしい)
そんな坂東武者が大好きです。
正木丹波守@佐藤浩市氏は、友達も絶賛していたけどステキでした!
馬を駆って長親を探し回るシーンが初登場。めっちゃかっこよかったです。
現場で一番馬を乗りこなしていた人が佐藤氏だそうで、オーディオコメンタリーでも絶賛されていました。
手綱を片手で持ってね、走るのもすごいけど、
定位置でピタッと止まれるのが単純にすごいと思う。
メイキングでも馬をやさしく撫でていらしてキュンときました(*´ω`*)。
動物にやさしい人っていいよね~。
長親との気の置けない関係も好きです。
小さい頃から仲良しで、お寺の柿を盗んで和尚様に箒で追い回された過去がある設定で
2人で会話するときは少年の頃に戻ったように遠慮がないし。
普段は厳格で冷静で漆黒の魔人の異名を持つおっかない丹波守が、長親相手だと
「あのバカ」「あ、すまん」「ガキかてめえは!」「やっちまうか」とか、くだけたセリフ多数。
もうほんと、長親と丹波守でロードムービーやってくれよ…今度は映画館に見に行くよ…。
柴崎和泉守@ぐっさんや酒巻靱負@成宮くんも良かったです。
ぐっさんは、家臣団がきちんと鎧をつけているのに対し、唯一袖なし鎧(笑)動きやすそうだなあ。
城主が開城を決めたとき真っ先に反対したり、丹波守の槍を欲しがったりと
劇中で一番テンション高くて元気なガルガル野郎でした。
この映画のテンション最高値はぐっさんですね。
成宮くん、茶髪でした…。き、きっと日光が強いからですね、熊谷も館林も近いし!(震え声)
兵書を読みまくって頭がよくて、活躍の場を探しているのがなあ。
戦国時代の武士はだいたいガツガツしてるからね。いいねえ。
甲斐姫に告白したときもドストレートで、玉砕してもめげないで、いい性格だなあと。
一度は降伏を決めた忍城軍がヤケ酒をかっくらっていたとき、
「敵が攻めてくるのに酒など」って呟いてたけど
軍略のプロを名乗るならノブ様の伝説を知っときなさい。今川義元を攻めるとき湯漬け食ってた人よ。
石田三成が本陣を敷いた丸墓山古墳、小学校の遠足で行ったなあ。
お墓と知らずにみんなではしゃいで遊んでたなあ。何もかもみな懐かしい…(遠い目)。
石田軍にケンカ売って戦に臨む長親の陣羽織に、蛙がでかでかと描かれていて笑ってしまった。。
農民たちが武器を出すと言うので丹波守が「まだ持ってたのか」って言ってるけど
そうだねー農民は武器持ってるよねー鎌倉武士の末裔だし、完全な兵農分離はされてないはず。
「のぼう様が戦をするって言うんじゃ助けてやらねえとな!」って、たへえ@前田吟さんかっこよす。
そうして武器を手に集まってくれた農民たちに対して、長親ったら
「みんな、ごめーん!」って謝っちゃうし(;´∀`)。
この辺りも深刻なシーンのはずなんだけど、なぜか「あーもうしょうがねえな」ってなってしまうのが
萬斎さんの演技力だと思います。愛されキャラでくのぼう様。
石田三成はこの手の歴史ものによくある、素直で血気盛んな人物像。
ちなみにこの映画、秀吉が備中・高松城を水攻めで落とすのを、三成が目撃するシーンから始まるのですが
このときに三成は「こんな戦がしたい!」と思って
それがのちのちまでアイデンティティになっていたりする。
大谷刑部といえば顔を隠しているイメージですけど、そうか、この頃はまだ病気じゃないんだっけ。
山田孝之くんがやるとふさふさしてますね…あのヒゲ触ってみたい。
忍城戦。エリート軍隊vs烏合の衆ってコメンタリーで言ってた(笑)。
太鼓に続いて法螺が鳴ります。細かいところに気を配ってくれる時代劇は楽しい。
戦い方も、鉄砲と槍が中心で後方から弓矢とか、
白兵戦になると殴る蹴るの暴行込みで何でもありになったりとか、リアルですね。
殺人マシーン前田吟さん超こわかった。。
(先鋒の槍の長さは気になったけども。だって戦国時代であの短さって、いえ何でもないです)
長束軍が正木軍にこてんぱんにやられてるのに、大谷軍が猛攻してて、この刑部アゲなんなの(笑)。
ぐっさんが袖なし鎧で孤軍奮闘で、槍一本で大軍を押し返したりしてて
もはやリアル戦国無双(笑)。
アドレナリンがんがん出まくってる。中盤はほとんどぐっさんの見せ場でしたね。
で、投石器で巨大な石礫がばしばし飛ばされてきて、さすがに押され気味になったぐっさんに成宮くんが
「いいんじゃないですかあ、もう!」「うるせえ!」この会話が呑気すぎて爆笑した。
石田軍を長野口の門内におびきよせたあと、油をまいた地面に向けて
ニヤッと笑って火矢を放つ成宮くんがすっごいステキな笑顔で(笑)、白い歯が見えてた。
あれ、よく門が吹っ飛ばなかったなあ…。
武器と鎧をぶんどってきて(戦の定番)、勝利した忍城軍のシーンで
丹波守が馬の上であぐらかいてるのにビックリしました。佐藤氏のバランス感覚すごすぎる。
しかし丹波守…勝っていても味方をしっかり観察してて「士気は高い。勝てるぞ」って思ってるとか。
冷静。かっこいい。
というわけで石田さんちの三成さんは堤を作って水攻めしよう!と言い出します。
ここで冒頭の高松城攻めが活きてくるんですね。
(大谷はこの戦がうまくいくと思ってるから、だめだこいつ早く何とかしないと状態だけど^ ^;)
で、その堤作りのシーンで
地面から埴輪が掘り出されて気づかれずにぐしゃってつぶされるカットがあって
ぎゃーーー文化財があああ!って一緒に見てた弟とガチで叫びました。。
そうなんだよこの辺りは古墳なのよ、古代のゴミ(と書いて史料と読む)が埋まってるんだよやめてえええ。
本当に一瞬のワンカットなのですけどマジで心が折れました…。
でもわたしめげない…残り1時間…最後まで見る…よ…(震え声)。
そしてやって来ました水攻めシーン。特撮だそうです!
1/3スケールのミニチュアの町を作って、川から引いてきた水をドバっと流し込んで撮影して
後から人々が合成されるという手法をとっているそうな。
押し寄せる波に破壊されていく建物、逃げ惑う人々など、かなりの迫力なので
見る人によってはつらいと思います。
人々が城内に避難してきてすし詰め状態な様子とか、現在進行形の人が見るとしんどいだろうなって。
(映画の公開が延期された理由ですね…これからご覧になる方もお気をつけください)
長親が命を懸けた作戦シーンは楽しくて、面白くて、緊張感に満ちて、かなしかったな。
水攻めでできた湖の上に小舟で出て行って
「ばあーーっ!」と女装をとき、鈴を鳴らして、笛太鼓に合わせて田楽踊り。
萬斎さんの本業!
軽快でなめらかな動き、全身から漂う"のぼう様らしさ"が、さすがでした。あれは見とれる。
(「保元・平治の頃より伝わる田楽踊りじゃ!」のセリフ…。
そうか、そのあたりまで遡るか…田植えが地域制になってくるのは鎌倉時代だっけ。
村のみんなで水路を引いて田圃を作って、田植えも稲刈りも個人作業から共同作業になるあたり。
田楽もその頃から始まったのかもしれませんね)
この田楽踊りは、萬斎さんが狂言「二人大名」と「鬼の継子」をミックスさせたオリジナルの踊りです。
笠を使っての一人二役とかすごいですよー。
メイキングでは広沢池で1人で踊っている様子が収録されていました。(見物する石田軍は別撮)
スタッフさんいいなあ…目の前で野村萬斎の舞が見られるんだぜ…いいなあ…。
雑賀衆は仕事人ですね。すごい長い大筒を持って出てきて笑っちゃった。
あとね、わざわざ本陣から撃つ必要はないよね。当時の鉄砲の飛距離は…いえ何でもないです。。
「冷たかったなあー」って萬斎さんがコメンタリーでおっしゃってた。
マジで冷たそうでした。お疲れさまでした(;´∀`)。
水に落ちた長親を、鎧を脱ぎすてて助けに行く丹波守と、助け出した後の下ろし髪丹波守に萌えはげた。
そしてここで甲斐姫無双。
長親にすっかり腹を立てて胸ぐらつかんで怒ってる甲斐姫、かわいい。
止めようとする屈強なヤローどもを次々に投げ飛ばす甲斐姫、かっこいい!(笑)
それをオーホホホと笑いながら見ていた珠姫もすごい(笑)。いや、わたしも弟も笑ったけどさ。
長親はとうとう口にしなかったけど、甲斐姫のために戦う道を選んだっていうのもあったと思う。
城主の娘を秀吉に渡したくないから戦う、みたいなね。
「戦はわしのためか」「そんなわけないでしょ」「そうだと言え!」の押し問答は笑っちゃったけど
絶対に頷かなかったのはのぼう様にもプライドがあったということでしょうか(^ ^;)。
演じていた榮倉奈々ちゃん、たくましくてかわいかったです☆
史実の甲斐姫は兵を率いて持田口を守ったり、浅野長政軍を撃退したりと大活躍ですが
映画ではそういうシーンはなく馬を駆って薙刀を振るカットだけでしたねー。
かっこよかった。
個人的に大好きなお姫様のひとりなので、もう少し活躍してくれると嬉しかったかな。
もう勝てる見込みはないからと、お百姓さんたちを逃がそうとする丹波守がイケメンでね…。
「おれがそのバカ者だからだよ」って、自分で言っちゃうそれ!
繰り返すけど日本史上の坂東武者は「おれはやるぜヒャッハー」とか言って地元や都で大暴れしちゃう、
空気読めない荒くれ者か頭おかしいヤンキーばっかしです。
そんな坂東武者がわたしは大好きです。
堤が壊れて三成側に被害が出たのは史実ですが、映画では長親のために農民が動いた設定になってて
DVDの未公開映像集には城から堤を壊しに行かせるカットも収録されてて、そうくるかー、と。
あっきー、すごいメイクだったな…血ノリまずそう…。
開城にあたって三成と忍城軍が対面するシーン、エリート軍vs烏合の衆の再来(笑)。
三成の人の好さが出ていて良かったです。
同時に、ああ、これは関ケ原の戦いで勝てる人じゃないな…とも。
三成が「北条の支城で落ちなかったのはここだけ」と伝えたとき、長親は救われたのかなあ。
開城し城から去っていく農民や家臣たちを、長親が櫓の上から見おろすシーンが
映画のラストシーンなのですが、
空が真っ青できれいだなあと思いました。
長親はこのあと愛知に行くけど、和泉守と靱負のその後の記録は残ってないのか…。
甲斐姫のその後もよくわかってないんだよね…秀吉の側にいた人なのにね…女性はね、そうなんだよね。
エンディングに流れる行田市の映像は、ほとんど場所はわかりましたが
高源寺は初めて知りました。
正木丹波守が、忍城攻めで命を落としたすべての人の菩提を弔うために建立したお寺です。
丹波守のお墓もあるようです。行ってみたい。
撮影はほとんど北海道と京都だったのですね~。行田市は資料提供かな。
あ、そうだ。
三献茶、皆朱の槍、矢来、部屋住み、連歌の友、暫時、槍合わせ、兵書読み、野伏、将器…。
なかなか現代の時代劇では聞けない言葉がポンポン出てきて、それも良かったです。
できるだけ当時っぽさを残したまま、かつ現代人が戸惑わずに聴けるセリフを考えるのは
本当に大変な作業だと思うので。
あと、古の貴人を「きじん」じゃなく「あてびと」って言ってたのがすばらしかったです。感動した。
『ひょっこりひょうたん島 海賊の巻』における博士のセリフの、
「城に籠って最後まで守り切った例は少ない」ではないですが…。
史実では、1590年、豊臣秀吉の小田原攻めで攻撃された武蔵国における小田原城の支城は
河越(川越)城、岩槻城、鉢形城、忍城など計20ヶ所以上にものぼります。
忍城攻めは6月から7月までの約1か月半。
映画で描かれたように、銃撃戦や水攻めなどに苦しめられますが
沼地の城なので攻め口が少なかったり、石田軍側の堤が壊れるなどして最終的には落城しないまま、
小田原城が先に開城したため籠もる意味がなくなったので開城しています。
ひょうたん島の脚本を書いていた井上ひさし氏の脳内に、忍城があったかどうかわかりませんが
最後まで落ちなかった数少ない例のひとつが埼玉のお城というのが
個人的にはやっぱり嬉しいです(^ ^)。
そういえば荻原規子さんの『レッドデータガール』で八王子城の戦いがチラリと出てきますが、
あれも小田原攻めの一戦ですね。
(そしてこの映画を見た次の日に夏八木勲さんの訃報を聞きました。
ゴーイングマイホームで病気の役をやっていらしたけどあの頃から本当にご病気だったそうで、
闘病しながらのお仕事だったそうです。
この映画で拝見した和尚様がわたしにとって最後の姿となりました…御冥福をお祈りいたします)

「貫之1111首」古今集編その21。20はこちら。
友則邸から帰宅した貫之に、萩ちゃんが話しかけてきました。
萩「あたし、明日、花閉じるわ」
貫之「そうかよ」
萩「また来年」
貫之「……」
萩「あんた、春まで泣いてるつもり」
貫之「わかってる。牡丹に笑われたくねぇからな」
萩「笑わないよ、あの子は」
貫之「……」
萩「不幸中の幸いだったね、牡丹」
貫之「ん?」
萩「直接知らずにすんだから」
貫之「………」
萩「おやすみ」
貫之「おやすみ」
スポンサーサイト
カレンダー
プロフィール
FC2カウンター
「小倉百人一首」
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
- 2023/09 (6)
- 2023/08 (5)
- 2023/07 (5)
- 2023/06 (4)
- 2023/05 (4)
- 2023/04 (5)
- 2023/03 (4)
- 2023/02 (4)
- 2023/01 (5)
- 2022/12 (5)
- 2022/11 (4)
- 2022/10 (5)
- 2022/09 (4)
- 2022/08 (4)
- 2022/07 (6)
- 2022/06 (4)
- 2022/05 (4)
- 2022/04 (5)
- 2022/03 (4)
- 2022/02 (4)
- 2022/01 (5)
- 2021/12 (4)
- 2021/11 (4)
- 2021/10 (6)
- 2021/09 (5)
- 2021/08 (4)
- 2021/07 (6)
- 2021/06 (4)
- 2021/05 (5)
- 2021/04 (4)
- 2021/03 (5)
- 2021/02 (4)
- 2021/01 (5)
- 2020/12 (4)
- 2020/11 (4)
- 2020/10 (5)
- 2020/09 (4)
- 2020/08 (5)
- 2020/07 (5)
- 2020/06 (4)
- 2020/05 (5)
- 2020/04 (4)
- 2020/03 (8)
- 2020/02 (7)
- 2020/01 (8)
- 2019/12 (7)
- 2019/11 (8)
- 2019/10 (7)
- 2019/09 (7)
- 2019/08 (7)
- 2019/07 (8)
- 2019/06 (8)
- 2019/05 (7)
- 2019/04 (6)
- 2019/03 (7)
- 2019/02 (6)
- 2019/01 (7)
- 2018/12 (7)
- 2018/11 (7)
- 2018/10 (8)
- 2018/09 (7)
- 2018/08 (8)
- 2018/07 (7)
- 2018/06 (7)
- 2018/05 (7)
- 2018/04 (8)
- 2018/03 (7)
- 2018/02 (7)
- 2018/01 (8)
- 2017/12 (7)
- 2017/11 (8)
- 2017/10 (7)
- 2017/09 (7)
- 2017/08 (7)
- 2017/07 (6)
- 2017/06 (7)
- 2017/05 (8)
- 2017/04 (7)
- 2017/03 (8)
- 2017/02 (7)
- 2017/01 (8)
- 2016/12 (8)
- 2016/11 (7)
- 2016/10 (8)
- 2016/09 (7)
- 2016/08 (7)
- 2016/07 (8)
- 2016/06 (7)
- 2016/05 (8)
- 2016/04 (7)
- 2016/03 (8)
- 2016/02 (7)
- 2016/01 (8)
- 2015/12 (7)
- 2015/11 (8)
- 2015/10 (7)
- 2015/09 (7)
- 2015/08 (8)
- 2015/07 (7)
- 2015/06 (8)
- 2015/05 (7)
- 2015/04 (7)
- 2015/03 (8)
- 2015/02 (7)
- 2015/01 (8)
- 2014/12 (8)
- 2014/11 (7)
- 2014/10 (8)
- 2014/09 (7)
- 2014/08 (8)
- 2014/07 (8)
- 2014/06 (8)
- 2014/05 (7)
- 2014/04 (8)
- 2014/03 (8)
- 2014/02 (7)
- 2014/01 (8)
- 2013/12 (9)
- 2013/11 (7)
- 2013/10 (7)
- 2013/09 (8)
- 2013/08 (7)
- 2013/07 (9)
- 2013/06 (10)
- 2013/05 (11)
- 2013/04 (10)
- 2013/03 (10)
- 2013/02 (8)
- 2013/01 (11)
- 2012/12 (10)
- 2012/11 (10)
- 2012/10 (10)
- 2012/09 (10)
- 2012/08 (10)
- 2012/07 (14)
- 2012/06 (15)
- 2012/05 (15)
- 2012/04 (15)
- 2012/03 (15)
- 2012/02 (15)
- 2012/01 (15)
- 2011/12 (14)
- 2011/11 (14)
- 2011/10 (15)
- 2011/09 (15)
- 2011/08 (15)
- 2011/07 (15)
- 2011/06 (15)
- 2011/05 (16)
- 2011/04 (16)
- 2011/03 (15)
- 2011/02 (15)
- 2011/01 (16)
- 2010/12 (16)
- 2010/11 (18)
- 2010/10 (17)
- 2010/09 (18)
- 2010/08 (18)
- 2010/07 (19)
- 2010/06 (18)
- 2010/05 (20)
- 2010/04 (18)
- 2010/03 (16)
- 2010/02 (17)
- 2010/01 (17)
- 2009/12 (16)
- 2009/11 (16)
- 2009/10 (17)
- 2009/09 (16)
- 2009/08 (17)
- 2009/07 (5)
リンク
検索フォーム
最新コメント
最新トラックバック
ブロとも申請フォーム
QRコード
