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2013_06
30
(Sun)23:50

スマートフォンは電気ひよこの夢を見るか。

叔母が「ぴよ盛り面白いよ~」とすすめてくれたのでプレイしています。
ひよこを飛ばして容器に積むというか盛るというか、タイトルそのまんまの単純ゲームですが
これがなかなか難しくて奥が深いです。

ひよこを盛りたい場所をタップすると、手前からひよこがポンと飛び出していきます。
うまくいけばどこかに乗っかって、失敗すると転がり落ちます。
画面はスワイプで左右にぐるぐる回せるので、好きな位置からひよこが放り込めます。
ひよこが10匹落ちたらゲームオーバー。
何度かプレイしてやっとコツをつかめてきたかな…。
「やり方がわかってきたよ。少しやれそうだ」とパズーの気分になってみたりする。

もりもり。
どんぶりステージ。通称:初心者向け。
平たいので土台を築きやすく盛りやすいステージです。
オレンジのひよこはマジックテープのように他のひよこをくっつけてくれるので重宝しています。
どうでもいいけどひよこが飛んでくるとき「ぴよっ」と鳴くのがかわいい。

めざせ大リーグ。
カレー皿ステージ。
気がついたらトルネードのような形態になりました。

ぎゅーにゅーに相談だ。
給食ステージ。
スープとサラダのお皿にしか盛っちゃいけないのかと思ったら、
パンやテーブルに乗り出しても大丈夫だった件。
要するにテーブルから落ちなければマイナスポイントとみなされないようです。

ぼちぼち。
たこ焼きステージ。
たこ焼き器の穴にスポスポはまっていくひよこのかわいいことといったら!
あと、ビールジョッキの中から1羽のひよこが浮いたり沈んだりして、こちらもかわいい。

デリバリー。
ピザ屋ステージ。
これ難関でした!
ひよこがピザの上に転がるとピザが一切れずつウィーンと上がって段差ができるんです。
下手をするとちょうどよい位置にいたひよこが反動で転がって落ちてしまうことも。
隙間にオレンジひよこさんを放り込んでがんばってもらいました。


なんだか見ていて「塊魂」を思い出す絵ヅラだな…。
あれはゴロゴロ転がしてくっつけて巻き込んでいくゲームだけど。面白くてさんざんやりました。

ひよこのコスプレがまたかわいいです。
傘やリボンつけたり、ターバン巻いたり、セーラー服や園服や法被着てたり、ピザ屋だったり。
なめこと同じく丸いものに目がテンテンとくっついてるだけで和みます。
特にカレー皿手前にいる、サリーのベールみたいなの被ってるひよこが超絶かわいい。
金のふちどりとごつめのアクセがおしゃれですな。

ところで…。
このぴよ盛り、盛れば盛るほど得点が増えてそのぶんポイントにもなるのですが
始めた当初はひよこが10匹落ちない限り終えることができないと思い込んでいたため、
画面左下のギブアップボタンの存在に全然気づかず
もうこれ以上揺らしたら崩れるなあと思いながら適当に捨てようとして
ひよこをガスッと当てて全部崩して落としてしまうことが何度かありました。
MOTTAINAIですね。。
ボタンの存在はネットで攻略法を探していたら、個人の方のブログで見つけました。
アプリの「遊び方」には記述がなかったのでとてもありがたい情報です。
やってみたら本当にできて、ポイントたんまりもらえました☆

スコアを増やすとポイントがたまって、ひよこの壁紙などと交換できるので
とりあえずスコア100を目指してがんばっていきたい。


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2013_06
27
(Thu)23:58

神は天にいまし、すべて世は事もなし。

朝ドラの「あまちゃん」をドキドキしながら追いかける毎日ですが、
先日発表された来春の朝ドラが「花子とアン」で村岡花子さんの生涯と聞いて
今年何度目かわかりませんがぴぎゃーーーーー!!!ってなりました。
『赤毛のアン』を翻訳された方ですよ!
『エミリー』シリーズや『ポリアンナ』『王子と乞食』『あしながおじさん』『クリスマス・キャロル』
なども訳された方ですよ~!
ほわああぁ…なんてこったおめでとう…見るしかない。

アンの翻訳はいくつか種類があって、出している出版社も結構ありますが
日本で一番最初にアンを日本語訳したのが村岡花子さんです。
教師として訪日していたロレッタ・ショー宣教師が、戦争のためカナダへ帰国する際に
この本を日本で紹介してくださいと『Anne of Green Gables』を手渡されたのが
村岡さんとアンとの出会いで、
村岡さんは戦争中も翻訳を続けて(空襲警報が鳴るたびに原稿を防空壕へ持ち込んだそうな)、
戦後に『赤毛のアン』のタイトルで出版されるや大ヒット。
(出版社は三笠書房だったらしい)
ほかにも自宅に家庭文庫を開いたり、ラジオでしゃべってみたり、女性参政権運動に協力したり
何かと活動されているすごい人です。
ちなみに村岡さんの文庫は今も運営されていますよー。→こちら
まさかまさかドラマで見られる日がやってくるなんて…。
生きてるといいことありますねえ。

同時代に活躍した人としては芥川龍之介、堀辰雄、佐々木信綱、同じ大学だった片山広子や柳原白蓮など。
埼玉の偉人である石井桃子さんとも一緒に家庭文庫の活動をなさっています。
…石井さん出てくるんだろうか?wktk(´∀`)
村岡さんの周囲には文学女子がいっぱいいたので、みんな出てくるといいな。
特に柳原白蓮とは同級生で仲が良かったらしいので
つまりあれだ、やるんですね、失踪とか、公開絶縁状とか、やるんですね??
昼ドラじゃないよ朝ドラだよ!!
色んな意味でチャレンジャーなドラマになりそうな予感がいたします。
脚本がドクターXの中園ミホ氏なので濃いキャラ+パリッとかっこよいドラマになるって信じてる。

村岡花子さんについてはお孫さんが書いている『アンのゆりかご-村岡花子の生涯』と
村岡さんご本人の『わが少女の日』でほとんどわかると思います。
興味のある方ぜひ。
アンのシリーズも読み返したくなってきた。


『赤毛のアン』を初めて読んだのが何歳だったか、正確には覚えていないのですが
最初に読んだのが小学生のときで、本は子ども向けのダイジェスト版だったのは記憶にある…。
完訳は大学生のときに読みました。シリーズ全10巻を一気読み。
なつかしいなあ。
新潮社の村岡さん訳も好きですが、講談社の掛川恭子さん訳も好き~。
翻訳者が違うと訳も違ってくるので、読み比べると楽しいです。
たとえば村岡さんは「A bosom friend」を「腹心の友」と訳されているのですが
掛川さんは「宿命の友」あるいは「相呼ぶ魂」と訳されていて
ホワー!ってなりました。
両方ともずしっとくる訳。
「the White Way of Delight」は、お二方とも「喜びの白い道」だけども。
あと、アンの息子のWalterを村岡さんは「ウォルター」、掛川さんは「ウォールター」と表記していて
わたしは村岡さんの方が読みやすいのですが、
英語の発音を聞いてみると掛川さんの表記が近いのかもしれない、と思うこともあります。
全体をとおしてみると、手堅く読めるのが村岡さん訳で、スッキリ読めるのは掛川さん訳かな。

他の翻訳は読んだことがないのですが(ダイジェスト版はどなたの訳だったか覚えてない…)、
岸田衿子さんや猪熊葉子さんも訳されているそうで、どんな訳か気になります。
特に岸田さんは、アニメ『赤毛のアン』主題歌の作詞もなさっているし。


そういえば名前の表記でふと思い出したのですが。
わたしアガサ・クリスティのエルキュール・ポワロは「ポワロ」で覚えて育ったのですけど
最近のドラマや新訳を見たら「ポアロ」になっていますよね。
発音としてはポアロの方が原語に近いのでしょうか…よくわからん。
あと、数年前に図書館で見た岩波少年文庫のシャーロック・ホームズが
「ホウムズ」表記になっていてものすごくびっくりしました。
わたしの知らない間に世の中は動いている。
2013_06
24
(Mon)23:01

おいしい話。

ブロとものTOM-Fさんからバトンをいただいてきました☆

【B級グルメ(?)バトン】

1、コンビニで買うおにぎりと飲み物は?

おにぎり:わかめとちりめんじゃこ、たまにツナマヨネーズ。あと、おかか!
飲み物:ホット玄米茶かほうじ茶。あったかい飲み物が好きです。野菜生活も好きー。

2、目玉焼きにはソース派?醤油派?

おせうゆ。
たまに塩こしょうしてパンに乗っけて、シータとパズーのように食べるのだ!

3、寿司で好きなネタは?

いくら。

4、好きなアイスクリームの種類は?

雪見だいふく!!!
人生で一番最初に食べたアイスです。もちもちアイスたまらんです。もちもちはジャスティス。
クレープアイスとかシューアイスとか、コーンアイスとか、最中アイスとか
アイス+αが好き。
カップだけだと飽きちゃうんです…ハーゲンダッツも1カップ食べきったことないです。好きだけど。
唯一そのまま、つまりプレーンで食べられるのはトルコアイス。伸びるアイス。もえ。
(ずいぶん前に流行ったねるじぇらが大好きでした)
シャーベットも食べます~眼鏡橋のチリンチリンアイスとガリガリ君梨味は鉄壁。

5、いつもつい買ってしまうお菓子は?

おせんべいとベビースターラーメン。
気が付くとおかきを一袋空けていたりします。おいしいから(´ー`)。
米粉を平たくして焼くなんて誰が思いついたんだろう。グローバル社会を代表してお礼が言いたい。

6、マックで好きなハンバーガーは?

フィレオフィッシュと月見バーガー。

7、ミスドで好きなドーナツは?

D-ポップとオールドファッション。
前に食べたジンジャーリングと焼きド、青リンゴドーナツはおいしかったなあ。
まだ新作のカルピスコラボドーナツを食べてないや、食べに行こう。

8、味噌汁で好きな具は?

お豆腐!これがないと1日中ブルー。
具は野菜が基本で、なんでも食べます。お味噌汁に入っている野菜はぜんぶ好きです。

9、好きなおでんの具は?

大根とちくわぶ。
味がしみこんでいるとなお良し。(*´ー`)

10、好きな中華まんは?

肉まん。

あと、これ↓
桜ミクまん。

と、これ↓
ニャンコ先生栗入りあんまん。
ふふふ…( ̄▽ ̄)

11、ご飯が少し余った、さて何で食べる?

白ごはんのままいただきます。ごはんおいしいですごはん。
多めに余っていたら、お茶漬けにします。

12、他人に理解してもらえない食べ合わせは?

あまり冒険しないので、ないなあ…。
食べ合わせというか、わたし、生野菜サラダはドレッシングも塩も何もかけずに食べるんですが
未だに家族から変な顔されます。
だってドレッシングかけちゃったら野菜の味が!わからないじゃない!!(野菜好き)

13、マヨネーズ好きはマヨラー。では貴方は何ラー?

モフラー。
猫のモフモフな体に埋まって寝るのが最近のブームです。にゃんこ大迷惑。わたし大幸福。
(節子それ猫の話題や、メシちゃうで)
ヨーグルトが好きだからヨーラーかなあ。ブルーベリーヨーグルトが好きです。

14、最近はまっている食品は?

和菓子。
ずいぶん前にブームがきて、ここ2年で再来しました。しかも前よりビッグウエーブ。
お店でかわいいお菓子を見るのがたまりません。見るのも食べるのも好き。ビバ和菓子。
おれたちのくらづくり本舗さんが毎月初めに生菓子を売ってくれるので、毎月チェックしています。
彩の国の天使。
山種美術館のカフェの和菓子もそのうちまた買いに行きたいです。

15、アンパンマンに出て来るキャラ、誰を食べてみたい?

子どもの頃はアンパンマンだったけど、つぶあんと知ってから食パンマン様にシフトしました←
(ゆさはこしあん派)
アンパンマンごめんね。

そういえば気になっていることがあるんですけど、ロールパンナって顔ずっとあのままなのかな…。
夏とか蒸れそうだし、こまめに巻き物取り換えて清潔にしてるのか心配になります。
あまり身の回りに気を遣わない子っていうイメージがあるので。
アンパンマンたちは毎朝、ジャムおじさんに顔を取り換えてもらっていましたっけ。
(あれが洗顔の代わりだそうな)

アンパンマンはたまに見るとファンシーなネタをやってくれるので面白いですね~。
後にも先にも一番笑ったのは笹団子アンパンマンです(笑)。
フル緑フェイス!!
ささだんごちゃんの笹団子で顔を作った回だったと思うんですがいつだったか覚えてないや…。
あとあれ、カレーアンパンマン。
顔の中にあんこじゃなくカレーを詰めてアンコラの口に突っ込んでいった回がありましてな!
ちょ、それ、カレーパンマンの仕事…!
確かまだカレーパンマンが登場してない頃だったからセーフなのかな。

16、次にバトンを回す人の名前と、その人を連想する食べ物を書いて下さい。

どうぞご自由にお持ちください~。


そういえば昨日はスーパームーンでしたが、ご覧になれた方いらっしゃるでしょうか。
彩の国北西部は雨が降っていて見られなかったので
Twitterなどで検索して楽しんでいました☆
飛行機が月を横切る画像と、パルテノン神殿と月の画像が美しかったです→こちら

「月に慣れた夜になぜ 月に見とれたのはなぜ
 歩き出そうとしてたのに 待ってくれって服を掴まれたようだ」
(サカナクション『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』より)

萩の月食べたくなってきた…。
2013_06
21
(Fri)23:39

探しものは何ですか。

埜納タオさんの漫画『夜明けの図書館』公式サイトにて
「図書館司書・応援&感想コメント」にひとこと書かせていただいています~。(無記名ですが^ ^;)
こんな機会は初めてでとても緊張しました。
わたしの他にも、全国のたくさんの司書さんがメッセージやコメントを寄せていますので
よろしければご覧になってみてください。

図書館には、利用者の方が本や情報を探したり調べたりするときに司書がお手伝いをする
「レファレンスサービス」というサービスがあるのですが、
『夜明けの図書館』はそのレファレンスを通して本と人との交流を描く素敵ハートフル漫画です。
現在2巻まで刊行中。

2巻の帯裏にも司書たちのメッセージが載っています。アツイ…!
興味のある方は要チェック♪

図書館に来て「あの本あるかなあ」「ちょっとこれ知りたいなあ」「調べ方がわかんないなあ」
「他にもこんな本あるかなあ」「調査してるんだけど役に立つ資料やデータベースないかなあ」
など、など、知識や情報やロマンをお探しの方。
カウンターや書架にいる司書に声をかけてみてください。お手伝いいたしますよ(´▽`)ノ


本日6月21日は夏至。暦の上では夏ですね。
彩の国北西部はあいにくの雨で、降ったり止んだりのジメジメした1日でしたが
確実に梅雨明けに向かっているわけで。
夏への扉は開かれたのだな(^ ^)。
夏至で考えられるレファレンスってなんだろう…。
今年の夏至はいつ、過去のこの年の夏至は何日だったの、夏至の日照時間は、地球と太陽の位置は、
暦ってどう決めるの、そもそも暦っていつできたの、夏至の行事には何があるの、どう行われてるの…。
夏至ひとつで考えられることはたくさんあります。図書館で探してみようかしら。
ちなみに北九州市立図書館にはこんな質問が寄せられているそうです→こちら
面白い言い伝えがあるんだなあ。


そういえば今日は江戸時代の国学者・本居宣長の誕生日でもありますね。
彼が残した随筆『玉勝間』のなかに、図書の貸し借りについて書いた章がありまして
今読んでも非常にうなずけるのですけども。
・珍しい書物を持っていたら独り占めせず、親しい人・同じ志の人に見せて世に広めなさい
・本の紛失は大変悲しいこと
・遠くに本を貸し出すときは、本を運ぶ道中や貸す相手の人についてよく聞いておくこと
・人から本を借りて読んだら、すぐに返しなさい
・借りた本のページを折ってはいけません
(以上、ゆさ超訳)
本を読むこと、書物を愛する人の言うことはいつの時代も変わらないですね~。

余談になりますが、さっきぐぐって知ったんですけど、宣長って1730年生まれなんですね!
同級生に狩野典信と曽我蕭白とジョサイア・ウェッジウッドがいますよ。ヒョエー。

本が読みたいです。読書の秋ならぬ読書の夏。いや、春も冬も読んでいたいんだけど。


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2013_06
18
(Tue)23:21

放課後の歌、放課後の笛。

放課後の音楽室。
先週末に東京文化会館で開催された
「谷山浩子・放課後の音楽室~栗コーダーカルテット音楽部~」を聴いてきました♪
放課後の学校で、音楽室から明るい歌声や陽気なリコーダーの音がかすかに聴こえてくる…
そんな懐かしい風景をイメージしたコンサートです。
浩子さんも栗コーダーさんも大好きなゆさにとっては、目の前にチケットぶらさげた釣竿垂れられて
「ほ~らコラボレーションだよ~♪」と囁かれているようなものでして。
「わ~コラボレーションや~(´▽`)」と、まさに釣られるようにチケット取りましたとも…。
しかも会場が東京文化会館!つまりクラシックホール!わーい☆
オペラ古事記のときも思いましたが、文化会館の音響システムは神。
音がこれ以上はない、というくらいに気持ちよく聴こえます。
(栗コーダーの近藤さんも演奏中に「いい音がしますねえ~」っておっしゃってた)
座席は通路を挟んで後ろ側でしたが、列のど真ん中でステージが真正面だったし。うん。満足。

浩子さんの歌とリコーダー4本による「ねこねこでんわ」の演奏からコンサートが開幕。
トークで浩子さんが、「放課後の音楽室コンサートは今日で3回目で、
1~2回目は『先生と歌って演奏』のイメージで、今回は『部活動』の気分です」とのこと。
浩子さんがマイク1本なのに対し、栗コーダーの栗原さん・川口さん・近藤さん・関島さんのお4方は
リコーダーの他にギター、ウクレレ、ピアニカ、マラカス、サックス、トライアングル、チューバなど
それぞれ楽器をたくさん使うので椅子の周りが大混雑でした。
グループ名にもなっているリコーダーは小さいソプラノから巨大なバスまで数十本あったよ…。
これらを曲ごとに、あるいは演奏中にテキパキと持ち替えながら見事な演奏を披露してくださいました。
浩子さんが「準備の間は見ないふりをしましょう♪」と
客席に呼び掛けて笑いが起きていました。

「森へおいで」「不思議なアリス」「そっくりハウス」がリコーダーやギターで演奏された後、
浩子さんは「保健室に行ってきます~」とご退場。
ここから栗コーダーカルテットのコーナーになりました。
「人数へると、さみしいね…」「心元ないね…」「僕ら今日かなりアウェーだよね…」とか
おじさんたちのかわいいつぶやきに会場が癒された(?)ところで、
あの「ピタゴラスイッチ」が~!!
30秒くらいの短い曲ですが、大好きな番組の大好きなオープニングテーマです♪
この音楽でピタゴラ装置がカチャカチャ動くんだよね~。あれは本当にかわいい。
(わたしは「カチャカチャ萌え」と呼んでいます^ ^)
次の「マヨネーズ第二番」であれっと気づいたのですが、
この方たち、お互いに目くばせしながら演奏なさるのですね。かわいかったです。
(実は栗コーダーさんをナマで拝見するのは今回が初めてだったりします^ ^)
そして「羊どろぼう」あたりから栗コーダーカルテットの真骨頂が。
リコーダーはもちろん、ピアニカ、チューバ、ギター、マラカス、いつしか会場の手拍子も加わって
それぞれがみんなちょうどよいボリュームで、終わった瞬間とてもスカッとしました。
川口さんが「手拍子のやめ時のタイミングがすごい!」と客席を褒めてくれて
みんなで笑いました。

栗コーダーさんは映画音楽のカバーアルバムも出していらっしゃいまして、
その中から「ジョーズ」と「帝国のマーチ」が披露されまして。
もう客席がね、みんな笑ってましたね(笑)。
想像してみてくださいよ、リコーダーで奏でられるジョーズとダースベイダーですよ( ̄▽ ̄)♪
(帝国のマーチはバラエティ番組の情けない場面で使われたりするほか、
「やる気のないダースベイダーのテーマ」という通称までついています)
笑えて脱力して和めて癒されますのでぜひ聴いてみてください~。→こちらと、→こちら
ジョーズとダースベイダーがゆるキャラに見えてきますよ( ̄▽ ̄)。

途中休憩をはさんで、浩子さんも保健室(笑)からステージに戻ってきてコンサート再開。
まずはトークから。
浩子さんと栗コーダーさんのコラボは9年ぶりだそうです!
「みんな年とらないね~」って5人で笑いが起きていました。
栗原さんが「僕らの音楽はインストだから曲の説明が必要で、演奏より説明が長くなっちゃう」とぼやくと
浩子さんが「そうか!栗コーダーさんのトークは歌詞なんだ!」って名言出しちゃった( *´艸`)。
こころのチューニング~♪とか即興で歌ってくれましたよ。さすがシンガーソングライター。

続けて「月が誘う」「ねこのみた夢」「まっくら森の歌」をご披露。
ここまで聴いていて、なんか今日やたらに曲の数が多いなあ、
栗コーダーさんも「時間がない時間が」ってアリスの時計ウサギみたいなこと言うし
何でかなあと思っていたら
トークで浩子さんが「曲のリストを出したら思ったより多めに返事がきちゃって、全部やることにしました」
とのことでした。そうなのかー。
しかし栗原さんが「実はこの中から選んでくださいっていう意味だったんですけど…」
浩子さん「えっ」
爆笑!さらに。
浩子さん「笛にとって、音程的に過酷な曲が多いんだけど、キーの上げ下げの希望は言われなくて」
栗原さん「ええと、キーを変えてもらったら演奏できた曲があるんだけど…」
浩子さん「えっ!」
大爆笑!!
この人たちちゃんと打ち合わせしたのかなあ(笑)。
いやあれか、打ち合わせもしていないのにここまで見事に演奏しきってしまうところが
やっぱりプロなんだろうな。
ってか、言わなかったらバレないのに(;´∀`)浩子さんどこまで素直なの。

「恋するニワトリ」を吹く栗原さんがとっても大変そうでした。。
演奏に選んだリコーダーはルネサンス期のデザインで、現在の音階より半音高いそうです。
吉と出るか凶と出るか、なんて演奏前は言いなさいましたが、バッチリ吉でしたよ~。
「悲しみの時計少女」が、もう、すごい。もともとゴシック調の曲ですが、ゴシック5割増し。
ウクレレとチューバの伴奏だとこんなに底冷えがするのか…ドキドキしましたお。
「そっくり人形展覧会」は栗原さん無双でした!!
この曲、浩子さんのオリジナル音源では間奏に男の人の長ゼリフが入るのですが
栗原さんがピアニカで不協和音を出すことで声っぽく表現していましたよ!
すごかった。プロの技をみた。
まさかピアニカに楽器の真髄を見るとは思わなかった…鍵盤少ないのにあんなに多重な音が出せるのか。
感動しました。
(ちなみに当初は長ゼリフを川口さんにしゃべってもらおうと浩子さんがお願いしたところ
「多すぎます」と辞退されたそうだ。
川口さん、お気持ちよくわかります。あれは長いよね^ ^;)

次が「マギー」「意味なしアリス」「たんぽぽ食べて」とシュールな選曲。
白い曲も黒い曲もごちゃまぜに演奏するのが浩子さんのいいところよね~。
意味なしアリスは川口さんのコーラスが入っていました。いいお声してるなあ。

ラストは「さよならのかわりに」。
ここで、今までずっと栗コーダーさんの伴奏で歌っていた浩子さんが
初めてピアノの前に座って弾き語り演奏♪
は~この曲はやっぱりピアノが一番いいですな…。
"心で抱きしめるよ さよならのかわりに"のあたりが何度聴いても泣ける。

アンコールの拍手に乞われてステージに再登場した浩子さんが
「このホール本当に響くね!5倍くらいに聞こえるもん」って興奮気味に言っていらした。
曲は「しっぽのきもち」だったのですが、
ここで突然、浩子さんの提案で客席も一緒に参加することに。
歌の終わりに"しっぽしっぽ~しっぽよ あなたのしっぽよ"というフレーズがあって
そこを全員で歌うことになりました。
浩子さんの歌唱指導で少しだけ練習して、みんな声が出せるようになったあたりで演奏開始。
最初はなんとなくみんな控えめでしたが、2度、3度と繰り返すうちに声が大きくなって
最後はかなりの大合唱になりました。楽しかったー♪

アンコールが終わっても拍手が鳴りやまない客席にむかって
浩子さんがマイクで一言「すみません、もう練習した曲はありません!(笑)」
大爆笑!!
明るく楽しい雰囲気の中、5人の方は退場して行かれました。
近藤さんが舞台袖にひっこむ間際に大きく手を振ってくれたので、思わず振り返しちゃった( *´艸`)。
思い出してみると最初から最後まで、一番サービス精神旺盛なのは近藤さんだったなあ。

いやー楽しかったです!
浩子さんの歌が聴けて、リコーダーの音で癒されて、トークに笑って、みんなで歌って
とても幸せな時間でした。
今度は9年後とか言わず(笑)、また近いうちにコラボしてくれたらいいなあ。
というか、今回のCDかDVDを出してほしいです。買うよ。


あ、そういえば。
休憩中の会場に流れていたBGMが栗コーダーカルテットのカバーアルバムで、
曲は「E.T.」「バックトゥザフューチャー」「刑事コロンボ」「エンターティナー」などでした。
あかん…ETが…ゆるキャラに…いやもともとゆるキャラっぽいビジュアルだけども。
コロンボはリコーダーでもいけるんじゃないかなあ。オリジナルは口笛だし、雰囲気似てるし。
とか、思いました♪
2013_06
15
(Sat)23:12

ミラクル・ピクチャーズ。


先週末のことになりますが、江戸東京博物館で開催中の
ファインバーグ・コレクション展-江戸絵画の奇跡」に行ってきました。
アメリカ人コレクターのファインバーグご夫妻の江戸絵画コレクションが見られるのですよ~。
しかも展覧会監修者がわたしの大好きな小林忠先生!
きっとソウルフルでハートフルでたまにピリ辛スパイスの効いた展覧会に違いない(´∀`)と
足取りも軽く見に行きましたとも…。
で、蓋を開けたらやっぱりそんなチョイスでしたとも。うむ、良かった。

展示品は狩野派から南画、文人画、浮世絵、琳派など江戸絵画のジャンルをほぼ網羅しています。
トップバッターは俵屋宗達の虎図!
江戸時代の絵師の描く虎の例に漏れず、猫みたいでコロコロしていてかわいかったです。
体毛がフワフワしていてぼかしかと思いきや、ちゃんと1本1本描いてあるんですね…気が遠くなるわ…。
めずらしいなと思ったのが鈴木其一の大江山図。
大江山征伐のストーリーをすべて描きこむ屏風絵ならともかく、
これを題材とした1枚ものの絵って酒呑童子が鬼の姿で描かれることが多いのですが
其一の童子は若者姿で描かれています。
画風も本画っぽくて、人物描写の細かいこと。其一の仕事ぶりが光っている作品です。
酒井抱一の十二ヶ月花鳥図は全12幅がそろってお出まし。
抱一の十二ヶ月花鳥図は過去の展覧会でいくつか見たことがありますが、
5~6セットほど確認されているそうな。
ファインバーグさんがお持ちの今回の出品も、抱一らしさが全面的に出ていて胸キュン。
縦長の掛軸を最大限に活かし、季節の題材を最小限にバランスよく配置したデザイン性の高い絵です。
抱一は江戸育ちだからさっぱりすっきりが好きな人なんだけど、
でも姫路藩主の弟だから雅さがそこはかとなく漂ってるよね☆
御育ちの良さに庶民的な部分もあって、人間的にもバランスの取れた人だと思います。庶民王子抱一。

谷文晁の「富士真景図」。おっきいです!
画面いっぱいに富士山がどーんと鎮座ましましています。
(ちなみに…歌川広重の『江戸高名会亭尽』に山谷八百善というお店が紹介されているそうですが
そのお店を描いた絵の中に、この富士真景図によく似た掛軸がかかっているそうです。
おおっ!広重が文晁の富士山を目にした可能性があるの!かも!
この2人、活躍した時代がギリギリかぶっているから、もしかしたら面識あるかもしれないし。
うは~~掛け軸ひとつでロマンが爆発しますな)
さらに、文晁の「秋夜名月図」。秋草と月を描いた絵のほぼ中央に、どかーんと巨大な落款が!
会心の作ということかな。自賛に「真景かくの如し」と書いているし。

池玉瀾の「風竹図扇面」は墨でさらさらと竹の葉を描いていて美しいです。
添えられた詩歌の雅なこと(*^ ^*)、玉瀾の美意識と教養の高さが伺えますな。
山本梅逸の「畳泉密竹図」。細かい竹の描写が圧巻です。
なんとなく伊藤若冲の竹の描写に似ているなあと思いました。
鈴木松年の「月に雲図」。3Dみたいに立体的な月で、遠くからでもはっきりとわかりました。すごい絵。
月の周りに雲が描かれてるんですが、暗雲だったから雨雲かなあ。
伊藤若冲の菊図…。
もう彼の何を見ても驚かないと思っていましたが、今回もやられました…円盤型の菊とか。まじか。
花がドレミと3つ並んだデザイン、もはやレコードにしか見えない件。DJとかできそう。
若冲せんせい時代を先取りしすぎです、さすがです(´∀`)ノ
曽我蕭白の「宇治川合戦図屏風」。平家物語における、佐々木高綱と梶原景季の戦い。
蕭白の奇想っぷりが大爆発してますなァ!
絵的に群仙図屏風とかと、制作時期は近いような気がする…蕭白が絶好調だった頃だと思います。
葛蛇玉の「鯉図」も面白いなー。
水の波紋とあおられる木の枝で強風を表現し、びっくりしたような顔の鯉がかわいい。
鯉翁と呼ばれるほど鯉を好んで描いた蛇玉の真骨頂ですね。

浮世絵もたっぷりありました。
しかも肉筆オンリーだよ!版画じゃなくて絵師の手描きですよ!手描きやばし。
作者不明の「男舞図」。若衆歌舞伎ですね。男の子が女装して業平舞を踊っています。
画中に「くもたる清水にかけみれハわか身なからもよいおなご しほらしや」と書いてありました。
作者さん、それたぶん萌えやで(`∀´)ニヤリ☆
菱川師宣の「吉原風俗図」。絵の屏風に、小さく隠し落款があります。面白い。
歌川豊春の「遊女と禿図」。かむろのうなじが美しすぎてポスカ買っちゃったよ!
襟足をぐっと下げてうなじの色気を見せるのが着物の醍醐味だよね!豊春ったらよくわかってる!!
歌川豊国の「見立松風村雨図」。これ、表具が面白いです。
文字や本のきれっぱしのようなものが散りばめられています。江戸っ子の好きそうな字ばかり。いいなあ。
歌川広重の「隅田河畔春遊図」の中に、
こちら(鑑賞者)に背中を向けて座っているツルッパゲのおっちゃんがいるのですが
たぶん広重の自画像ですね。背のひょうたんに隠し落款があるし。
祇園井寺の「化粧美人図」。
紅を濃く塗り重ねると玉虫色に見えるのを利用した化粧が江戸時代後期に京都で流行ったそうで
そのお化粧中の女性を描いた絵です。

ラストを飾っていたのは葛飾北斎の「源頼政の鵺退治図」。
平家物語の題材ですね。
筋骨隆々、きりりと弓を引き絞った迫力満点の頼政を描き切った北斎、当時88歳!
なんて元気なジジイなんだ!と絵を見た当初は思ったのですが、
午後の講演会で聞いた解説によると
実はこのとき北斎は老いのため手が震えていて、細い線を何度も重ねて仕上げているそうです。
北斎が90歳になったとき、あと5年くれ、そうしたら本物の絵師になってみせる、と
天を仰いだ話は有名ですけれども。
描いても描いてもずっと自分の絵に満足しなかった人なんだな…。
(鏑木清方も晩年の素描などを見ると線が震えているそうな)
肉体の衰えを修練でカバーしていた北斎のすさまじさ。頭が下がります。


午後は、展覧会の監修を担当された小林忠先生の講演会があったので聞いてきました♪
いつもニコニコしながら美術品への愛情たっぷりのお話をされる方で、
今回もやっぱりそんな感じでした(^ ^)。
先生とファインバーグご夫妻とは30年以上のお付き合いがあるそうです。
(というか、先生ほどの人物になると交友関係がビッグネームだらけな件。
ジョー・プライス氏、辻惟雄氏、浅野秀剛氏、狩野博幸氏とか、もうね…。
江戸絵画研究に関してはほとんど人間国宝級の人たちですね。小林先生ご本人もだけど)
ファインバーグご夫妻はご自宅に仏像や掛軸などを飾って楽しんでいるそうで、
小林先生が過去に日本で見た美術品を、いつの間にか購入されていることもあるとか。
趣味が合うんだなあ。

展示品の解説もしてくださいまして、特に南蛮図屏風について熱く語ってくれました。
ポルトガル人は大きく、日本人が小さく描いてあるのは身長差の衝撃だとか、
キリスト教が禁じられていたはずの江戸時代の制作にも関わらず堂々と十字架が描きこまれているのは
長崎の名家でひそかに隠されて保存されていたからとか。
美術品にはときたま真実が描かれるからね…そういう意味でもこの屏風は貴重ですね。
懐月堂安度の遊女図の、凛とした立ち姿や着物の美しさや表具の立派さ。七宝ですって。
酒井抱一の十二ヶ月花鳥図は、どうも酒井家の菩提寺にあった屏風が掛軸に分割されてしまったようで
お店で売られていたのをファインバーグさんが購入したらしいです。
豊春と抱一の遊女図の比較。
抱一は江戸に琳派をもってくる前は、豊春に私淑して浮世絵を描いていたので
「遊女立姿図」には豊春の影響が色濃く見られるそう。
池大雅の「孟嘉落帽・東坡戴笠図屏風」。
先生いわく、大雅は子どものようにやんちゃな人で、それがよく出ている絵だそうです。
高士にとって帽子がとぶのは本来とても恥ずかしいことですが、
絵の中でそれを笑い飛ばすことで、身なりにこだわらない人物のあり方を描いたのでは、とのこと。
この絵を語っていたときの先生の顔がニヤけまくっていて笑った( *´艸`)。
本当に大雅が好きなんだなあ。

先生とファインバーグさんの共通認識として、
展覧会の副題「江戸絵画の奇跡」があるそうです。
200年以上も内乱が起きず、外国からも攻められない時代があったというのは奇跡に近いと。
そんな中で培われ発展・洗練された町人文化、
自由な立場の画家たちと自由な人々、自然へのやさしいまなざしなどに惹かれてやまないそうです。
たぶんわたしが江戸時代の美術に惹かれるのも同じ理由かも…。


あ、そうだ。インフォメーションをひとつ。
来年1月から江戸博で「大浮世絵展」が開催されるそうです♪
江戸博開館20周年・国際浮世絵学会50周年記念の開催で
小林先生がおととしからずっと「やります」っておっしゃっていた展覧会ですよ!
うおおマジすか…やっと実現するのね…!!
浮世絵が山のように見られるとか感無量です。嬉しいです。うひょー行くっ☆
2013_06
12
(Wed)23:59

初夏の風物詩。


今年も近所の川に蛍を見に行っています。
去年より若干少ないかな。ここのところ雨が降っていないけど、ちゃんと水飲めているかな。
(ゲンジボタルは水の流れる場所に生息する蛍です)
写真は、フヨフヨ飛んできて草にとまったところをパチリしました。
とまってもお尻は休むことなく発光しています。けなげな子じゃ。


で、その子が再びフヨフヨと浮遊しているところをパチリ。
ゆやーん。ゆよーん。ゆやゆよん。とか、そんな音が聞こえてきそうな航跡。

最近、大河ドラマ『八重の桜』でドラゴンアッシュな斎藤ハジメちゃんが出番もセリフも増えてきて
新選組ファンとしては大変嬉しい限りなわけで、
ひさびさに斎藤一に関する本をぼそぼそ読み返しているのですけれども。
先日ふと「るろうに剣心」のハジメちゃんに会いたくなって7巻を読んだら
ちょうど剣心と薫の別れの回で終わっていて。
何が言いたいかっていうと、原作は去っていく剣心のまわりに葉っぱが舞い散っているのですが
これ葉っぱだったっけ、蛍じゃなかったっけ、記憶違いかなァと思ってググってみたら
アニメで飛んでいましたよ!蛍が!ってことです(笑)。
そうだ思い出した、和月伸宏氏が「申し分のない最高の出来」と評価していたあのシーンだ。
剣心が薫を抱きしめたとたんに無数の蛍がパーッと舞い上がるんですよ。
ああいうシーンは作画も演出も少しくさすぎるくらいがちょうどよいですね。
画面構成やセリフも改めて見たら「ああ、こんなカットあったなあ」「こんなこと言ってたんだ」とか
いろいろ新鮮に感じられました。
ただね…よく考えたら剣心が東京を出発したのは紀尾井坂の変のあった5月14日なわけで
あの頃はもう太陽暦だから今の5月と同時期と思っていいと思うんだけど、
でも5月中旬の東京に蛍いないよね、それとも昔はいたのかな?
まあ突っ込みどころはありますがあのシーンは好きです。きれいで音楽も最高潮で。
リアタイでも「すごいの見た…」って呆然となった覚えがあります。るろ剣好きで良かった。


…で、近所の蛍が少なかったからってわけでもないですが。

じゃーん☆
我らが彩の国の和菓子屋さん、くらづくり本舗さんの6月の生菓子「蛍火」を買ってきました。
蛍が葉っぱにとまっている様子と、蛍の光をあらわしたお菓子だそうですよ~。
中味はこしあんでおいしかったです。


他にも2つ買ってきました。
みんな小さくて丸くてかわいすぎる~。


右は「紫陽花」。中は夏みかん餡で甘酸っぱくておいしかったです☆
左の「雨あがり」は青空色のキントンソボロに煉切りの虹で、
雨上がりの青空に虹がかかる様子をあらわしていますよと、お店の方が説明してくれました。
青空と虹を手で持って、しかも食べるなんて、なんだかとっても、いとをかし。
おれたちのくらづくり、奥が深いわ…。

思えば和菓子って、こんなに小さな形の中に空も海も、川のせせらぎも、花も紅葉も、星も虫も
ぜんぶ表現できるんだよね。
お菓子文化と職人さんのセンスにぞくぞくっとします( *´艸`)小さな和菓子の大きな世界。


来週は夏至。暦の上では、いよいよ本格的に夏がくるのですね~。
そろそろアイスがおいしい季節になるんだなあ。31に食べに行きたい。

「夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを 雲のいづこに月宿るらむ」清原深養父
(『古今和歌集』巻三・夏歌一六六番、小倉百人一首・三六番)
2013_06
09
(Sun)23:42

歌の道。

花の木。※クリックで大きくなります
「貫之1111首」古今集編その26。25はこちら
4月初旬。貫之邸に大きな樹が運び込まれてきました。忠岑と躬恒もやって来てお手伝い。

牡丹「わー!なんの樹」
貫之「桜」
一子「大っきいじゃない」
貫之「来年には、挿し木もするし苗木も植える。数年後はきれいになるぞぉ」
一子「桜の森になるのね。すてきね~」

牡丹ちゃんが着ているのは一子お手製の衣装です。赤とピンクの牡丹色。

在りし日の。※クリックで大きくなります
無事に植わってくれた樹に手を添える貫之。
思うのは友則が過去に詠んだ歌です。

貫之「来年が楽しみだ。"ひさかたの光のどけき春の日に しづ心なく花の散るらむ"…だな」

紀貫之の邸は桜がたくさんあったことから、桜町と呼ばれていたそうです。

この後、古今和歌集は数度にわたり歌が加えられ、
最終的に叩き出した掲載歌数は1111首、歌人は約130人にのぼります。
905年の奏上から約10~15年ほどかけて、現在に伝わるような形になったとされています。

…が、それはまた別のお話なので、貫之たちのお話もここでおしまいです。
お付き合いくださった皆様ありがとうございました。
はあぁもうどうなっちゃうかと毎日ハラハラドキドキでした…終われた。良かった。
ε=( ̄、 ̄;A)ホッ
(余談ですが最後の絵を描いている間ずっと、脳内に「世界の約束」がエンドレス再生されていた)

遣唐使のときもそうだったけど、わたしはお話を描くときはだいたい何も考えずに描き始めるので
シリーズの元になった絵を描いたときは
まさか1年以上も続くとはまったく思っていませんでした。。
途中で何度も「どうすりゃいいの」と頭をひねり続け、
詰まると古今和歌集を開いて先達になってもらいました。
あの歌集が手を引っ張ってくれたお蔭でここまで来られました。感謝。

わたし自身、のんきな日常生活から歌合・歌集の編纂と描き続けてきて
少しは1200年前の人の心情に降りていきやすくなったかな…?
当時、歌は必須教養で、政治で、個人で、芸術で、苦悩で、ヒーリングで、よろこびだったわけですが
ありのままの風景や気持ちをカメラで写すがごとく歌った万葉集の人々から一歩前進して、
古今和歌集の人々は景色や心情を歌にまとめあげ昇華し芸術的に味わえると知った
最初の人たちだったのではないかと思います。
風景に比べ、心情を詠みこんだ歌のなんと多いことか。
歌の好みも手法も流行も、時代とともに移り変わるわけで、
あちこちから歌を集めまとめていた貫之たちは時代の最先端にいたわけで。
貫之は「必死に集めはしたが、だいじな歌が漏れていないか気になっている」と
歌集の後半に収録した長歌で心配しています。
どんなにプレッシャーだったことか。
一方、編集中の議論が白熱してしまい、気づいたら夜が明けていたなんてエピソードもあるようです。
どんなに楽しかったことか。
思いを馳せると尽きません~。ロマンは広がりますなァ!


わたしが描くのはここまでですが、貫之たちのその後の人生や周囲の出来事などは
図書館やネットで見られますので興味のある方はご覧になってみてください。
(まだ源氏物語も枕草子もなかった平安時代前期。調べてみるとなかなかスリリングな時代ですよ)
読んでくださった皆様、拍手やコメントで励ましてくださった方々に改めて御礼を申し上げます。
本当にありがとうございました!
m(_ _)m

たとひ時移り事去り、楽しび悲しびゆきかふとも、この歌の文字あるをや。
青柳の糸絶えず、松の葉の散り失せずして、まさきの葛長く伝はり、島の跡久しくとどまれらば
歌のさまを知りことの心を得たらむ人は、大空の月を見るがごとくに古を仰ぎて今を恋ひざらめかも

(『古今和歌集』仮名序末尾の文(紀貫之著)より)


歌人たちのイラストは、今後もちょこちょこ描いていきますので
見かけたら声をかけてやってくださいまし。
後日、描きおろしを含む一気読みページを公開する予定です。
公開しました!こちらです→>一気読みページ

なお、今回わたしが描いた紀貫之ほか撰者たちは、日本史上に実在した人々です。
史実に沿って描いてきましたが、人物像などはゆさの創作であり、
都合により変更した部分もあることをお断りしておきます。


また、今回の連載にあたり、下記の書籍に大変お世話になりました。

・浅井虎夫『新訂 女官通解』 1985.2 講談社学術文庫
・目崎徳衛『紀貫之』 1985.11 吉川弘文館
・村瀬敏夫『宮廷歌人 紀貫之』 1987.3 新典社
・新編国歌大観編集委員会編『新編国歌大観』第5巻(歌合編・歌学書・物語・日記等収録歌編) 1987.4 角川書店
・有吉保ほか編『和歌文学講座4 古今集』 1993.12 勉誠社
・小沢正夫ほか校注『新編日本古典文学全集11 古今和歌集』 1994.10 小学館
・小松英雄『やまとうた 古今和歌集の言語ゲーム』 1994.10 講談社
・和歌文学論集編集委員会編『和歌文学論集2 古今集とその前後』 1994.10 風間書房
・萩谷朴『平安朝歌合大成 増補新訂』全5巻 1995.5-1996.12 同朋舎出版
・竹西寛子『古今和歌集』 1997.3 岩波書店
・服藤早苗『平安朝 女性のライフサイクル』 1998.11 吉川弘文館
・山下道代『古今集人物人事考』 2000.3 風間書房
・増田繁夫ほか編『古今和歌集研究集成』全3巻 2004.1-3 風間書房
・藤岡忠美『紀貫之』 2005.8 講談社学術文庫
・有吉保『勅撰和歌集入門 和歌文学理解の基礎』 2009.10 勉誠出版
・田中登『コレクション日本歌人選5 紀貫之』 2011.2 笠間書院
・青木太朗『コレクション日本歌人選24 忠岑と躬恒』 2012.1 笠間書院

ほか雑誌論文、ウェブサイト、美術館・博物館発行物などを参考にさせていただきました。
著者・出版社・管理人の皆様には深く感謝いたします。
また、作中に引用した歌文は、一部を現代仮名遣いに改めております。
2013_06
06
(Thu)23:45

魔法の家のお留守番。

サッカーW杯最終予選、いい試合でしたね~(´∀`)。
お互いに攻めまくってキーパーと守備が動きまくってカードも最小限で、選手も主審も監督も紳士でした。
なかなかシュートが決まらなかったけど楽しかったです。
相手のハンドのとき本田の前にボール蹴ったのがわたしの贔屓の清武さんだったんだけど
あの瞬間(のようにわたしには見えた)にうちの父と弟が「PK!」って叫んで
「え?え?巻き戻して」ってなったのが母とわたし。(父弟はサッカー経験者で母ゆさはただのファン)
あんなハンドどうやって誘うんだよ…。
あとね、遠藤やっとさんが、いつもなら飄々と人をくったようなあの人が
試合終了後のインタビューで「みなさんありがとぅー!」ってはじけていて超笑った。
遠藤ちゃんステキすぎる。
いやーともかくめでたい!おめでとうおめでとう!来年の今頃はブラジルだ!!


今週はBSでアガサ・クリスティの特集番組があったりTwitterで池田屋事件が起きていたりと、
何かと面白いことがあってwktkです。
映画『風立ちぬ』も主役以外のキャストがやっと発表されたし。待ってた(*´∀`*)。
瀧本美織ちゃんはドラマ「妻はくの一」の織江役がすばらしくステキだったので
どんな菜穂子さんになるのか楽しみです。
(あと、どうでもいいけど相手役の市川染ちゃんのダメダメっぷりが大変良かった)
なんだかキャラと役者さんの雰囲気がみんな似てて、見れば見るほど顔がだぶってくるから面白い。
西島さんは「夜のとばりの物語」でジブリと縁がありますけれども
まだ見てないなあの映画、見てみようかな。
志田ちゃんはアリエッティ以来ですね~。
そして萬斎さんのイタリア人とか楽しみすぎる!キャラクターのお髭がのぼう様のようだ。


で、だからってわけじゃないですけども
ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの『チャーメインと魔法の家』が先月刊行されたので読みました。
『魔法使いハウルと火の悪魔』『アブダラと空飛ぶ絨毯』に続く、
ハウルの動く城シリーズ第3巻です。
5年前にイギリスで出版されたと聞いて、翻訳をずっと待っていたので嬉しい~。

あらすじですが、ジョーンズ作品特有のキャラも魔法もわらわら出てきて
誰が敵か味方かわからないごちゃまぜストーリーで説明できないのでリンクを貼っておきます。→こちら
読み進めていくうちに別の意味で心配になる本でしたよ…。
「ちょっと、あと20ページしかないけどどうやってまとめるのこの話、終わるの??」って
終盤で思いました。見事にまとまったけど。
(残りのページ数である程度ラストを予想できるのが紙の本の醍醐味でもあると思うけど
ジョーンズさんの本はそれがまったく通用しないから面白い)

主人公はハウルではなくチャーメインという14歳の女の子ですが
この子、どちらかというとハウルよりソフィーに近いような気がするな…。
しょっちゅう怒ってるのと、自分の魔法の力を自覚しないあたりが、特に。
活字中毒どころではない本の蟲で、いつも読みたい本を探していて
用が済むとすぐ「じゃ、わたし本を読むわ」って口癖のように言う。というか口癖。
わたしとは気が合いそう(^∀^)。
しかしジョーンズさんのお話の主人公は休む暇がないのが鉄則なわけで、
今回も例に漏れず次々ハプニングが起こるので、結局このお話の中でチャーメインがまじめに読めたのは
『パリンプセストの書』『十二に分かれた魔法の杖』と王室宛のお手紙くらいだったなあ。
きっと王室の事件が解決した後は、
おじさんの書斎で浴びるほど本を読みまくったんじゃないかと思う。
お嬢様で家事をまったくしたことがなくて、食器洗い後に手がふやけてびっくりしてたような子が
家事の経験を積むうちに面白くなってきたところでピーターに仕事とられて
激おこプンプン丸してるのがかわいいです。
「学習してるわたしの邪魔をしないで!」の理不尽感パない。ピーターに悪気はなかったのに。。
あとこの子、魔法の使い方がソフィーさんと同じく「話しかける方式」なのですねえ。
床にたまった水をなんとかしたくて
「ほら、蒸発して!排水溝に行って消えなさい!さもないと許さないわよ」って怒鳴ってて笑った。
(ソフィーさんが2巻で空気相手に似たようなことしてたっけ)
チャーメインのファミリーネームが「ベイカー」というところにもニヤリとしてしまいます。
イギリスでベイカーといえば条件反射でベイカー街を思い出すから!(笑)

途中で男の子が転がり込んでくるってカバー折り返しのあらすじで読んでいたから
てっきりマイケルかと思ったら、ピーターという子なのですね。初登場。
この子がまた、チャーメインと同じくらい、何しに来たのっていうくらい何もできない(;´∀`)。
家事レベルはハウルを下回る残念さで、
右と左がわからなくなると指に巻いた糸を見て確認するっていう。お坊ちゃんって。
イギリスでピーターといえばケンジントン公園の赤ちゃんと湖水地方のウサギですが
どっちも家事できそうにないイメージですね…(^ ^;)。
過去のウィリアムおじさんにアジサイのことを伝えたのは賢明だったのかどうか。
チャーメインが苦労するハメになったけど、ラストを見る限りは結果オーライかもしれません。

ハウルとソフィーは中盤で登場しましたけど、
…ハウルさん、ちょっと何やってるんですか。(爆)
過去にほんとに6歳だったときもあんな舌ったらずだったのかな…。
火かき棒でひっかいたみたいな文字も相変わらずなのね。
(1巻でソフィーが「ハウルが使ってるのはペンなの、それとも火かき棒?」と叫んでいたっけ)
ソフィーさんは、いつものことですが怒ってばかりで、最高にかっこよかったです!
スカートをたくし上げて走る姿がイケメンすぎる。
2巻で金髪だった髪の色があかがね色に戻ってましたね!戻したんですね。
あかがね色こそソフィーの髪って気がしているので感激でした☆
今回もだいぶハウルに振り回されていますが、
負けずに言い返しているのもさすがですね。
「ぼくのこと、かあいいと思わないの?(悲しそうな声)」
「(どすんと足を踏み鳴らして)思うわよ。吐き気がするほどかわいいわね!」のやりとりに爆笑。
ソフィーさんはハウルの顔をきれいだとは思ってるだろうけど、面食いじゃないからなー。
あと、2人が協力して魔法を使おうとするときの、「しかけてきた?」「しかけてきたわ」の
ただならぬやりとりも好きです。

カルシファーは2巻でほとんど出てこなかったけど、その反動からか、今回は大活躍でした。
めっちゃ「悪魔」だった!かっこよかった。
「ソフィーに命をもらったかいがないってもんだ」「へまをするわけにはいかない」も良かったけど
個人的に一番キュンときたのは「見せてみな」のセリフ。
どういうことなの、カルちゃんが貫録のある頼もしい兄貴に見えるじゃないの!
例えるなら『ダークホルムの闇の君』のキットのよう。

タイトルにもなっているウィリアムおじさんの魔法の家、便利だなあ。
食事やお茶が勝手に出てきて、物を落としても割れなくて…おじさん準備万端すぎます。
ヒルダさんは2巻に比べて性格づけがされていて、常に凛としたイメージでした。
しっかり者王女様。
2巻の終わりで彼女が雇ったジャマールも、イカ好きな飼い犬も登場しましたよ。
(たまにアブダラが遊びに来ていたら笑える)
根拠はないのですがイギリスのお年寄りってヒルダさんのような人が多いイメージがあります。
厳格で礼儀正しくてブラックジョークが神。

はあぁわたしやっぱりダイアナ・ウィン・ジョーンズさんが好きだ。ほんとに好きだ。
新作がもう読めなくてもずっと好き!
2013_06
03
(Mon)23:49

至福のとき。

寝顔よ。
母にゃんこがベッドでくうくう寝ていたのでちょっかい出しに来たゆさです、こんばんは。

ゴロゴロよ。
なでなでしたらひょっこり顔を上げました。
「もっとやって」のサイン。
こちらも温いモフモフの恩恵にあずかれるので「はいはい、もっとやるよ~」となでなで。
持ちつ持たれつ。

あくびよ。
ふあ~あ。
舌がくるんとしているのがおわかりでしょうか。
猫の舌って意外と長いのです。

ライオンじゃないわよ。
姉にゃんこはスフィンクスポーズでなでなでされるのが好きです。
「もっとやっていいのよ」

梅雨入りしたとはいえ、昼間は暑くて夜間は涼しい日が続くので
ベッドには毛布を置いているのですが、
その毛布の上がにゃんこたちにとってものすごく居心地のいい場所のようです。
ほぼ毎日居座ってる。
丸くなるどころかコテンと横になってでろーんとお腹出して寝ています。完全にスイッチオフでリラックス。
おそらく彼女たちは巨大な寝所を独り占めした国王陛下の気分に違いない。毛布は玉座。にゃーん。

で、玉座で平和に眠りこけるにゃん族に対して
頭つついたり、尻尾持ち上げたり、首の下の毛が集まってる部分に指ズボッて入れたりと
次々に突発テロを敢行しているのがわたしです。
耳をつまんでふにふにやるのも好きよー。
にゃん族にとっては迷惑この上ない話なので、首振ったりして反撃してくるのですが
そこまでは予想の範疇ですが、
たまに寝起きが悪いとフギャーッって爪つき猫パンチ猫キックでカウンター攻撃がくるから油断大敵。
天使の寝顔で寝ていると思いきや瞬時にハンターと化す変貌ぶりは
狐や狸がくるりと一回転して化ける速度とどっちが速いんだろう。
(昔の人は猫のこういう部分に猫又を連想したのかもしれないな…)

日々、モフモフを無償提供してくれるにゃんこたちに感謝して生きています。

何じろじろ見てるの。
「ほっといて。今忙しいのよ」



背中合わせ。※クリックで大きくなります
「貫之1111首」古今集編その25。24はこちら
2月。すっかり春になりました。
今年も咲きに来た牡丹ちゃん、友則の一件を貫之から聞きます。

牡丹「いいな、萩ちゃんは」
貫之「………」
牡丹「とものりさんのことがその場で聞けて、つらゆきや、いちこちゃんや、みつねさんの側にいられたんだなぁ」
貫之「………」
牡丹「いいなあ」
貫之「萩は、おまえをうらやましがってたぞ」
牡丹「なんで」
貫之「おまえは、その場で悲しまずにすんだ」
牡丹「…萩ちゃん、泣いてた?」
貫之「いや、おれは見てない」
牡丹「そう。でもきっと泣いたね」
貫之「かもな」

こちらで萩の花を室内に飾っていましたが、今は牡丹の花を飾る貫之邸。
萩ちゃん牡丹ちゃんに毎年お願いして、少しだけもらっています。

次回で、このお話もおしまいです。