70000ヒットありがとうございます☆
カウンター、が、七万回、を、超えました。
ななまん!!
(゚Д゚)
ぴゃーーーなんてこった嬉しすぎるななななななまんだーーーうおおお!!(ゴロンゴロン)
いやー7万かあ…。
ある日何気なく設置してみたカウンターですが、つけるときに
「1回もまわらなかったらどうしよう」と迷ったのがつい昨日のことのようだ…。
毎回言ってますが、いつも読みに来てくださる方あれっなんか見つけちゃったよって方、
拍手やコメントくださったり感想くださったりする方、色んなところで当ブログをご紹介くださった方、
本当にありがとうございます!
いつも大変励みになっております。
こんなにたくさんの方に訪れていただきまして、しかも皆さんお優しくていい方ばかりで
ぼかぁ幸せ者です。本当に本当にありがとうございます。
近頃はなんだかお出かけ記録ブログになりつつあってあわあわ、
もう少し好きなこととか趣味とか書けるといいなあとは思ってますが
でもお出かけも好きなことなので今後も書いていくと思います。なんやねん。
お絵かき連載も…やりたい…な…ごにょごにょ(弱気)
これからもマイペースに書いたり描いたりしていきますので、
皆様もマイペースにいらしていただけると嬉しいです、どうぞよろしくお願いいたしますm(^∀^)m
※クリックで大きくなります
歌人シリーズよりスーツ紀友則。(キリ番ではスーツを描くのが当ブログのデフォらしいです)
この人はやっぱり桜の花が似合うと思います。
「ひさかたの光のどけき春の日に しづ心なく花の散るらむ」(古今和歌集巻二・八四番)
お花見いきたいよ~早くしないと桜が散ってしまう。あわわ。
*歌人のイラスト記事一覧はこちらです*
1週間ほどフリーにいたします。
「もらうよ~」というおやさしい方いらっしゃいましたらどうぞ連れて帰ってやってくださいな☆
※イラストの配布期間は終了しています。
ななまん!!
(゚Д゚)
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いやー7万かあ…。
ある日何気なく設置してみたカウンターですが、つけるときに
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毎回言ってますが、いつも読みに来てくださる方あれっなんか見つけちゃったよって方、
拍手やコメントくださったり感想くださったりする方、色んなところで当ブログをご紹介くださった方、
本当にありがとうございます!
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こんなにたくさんの方に訪れていただきまして、しかも皆さんお優しくていい方ばかりで
ぼかぁ幸せ者です。本当に本当にありがとうございます。
近頃はなんだかお出かけ記録ブログになりつつあってあわあわ、
もう少し好きなこととか趣味とか書けるといいなあとは思ってますが
でもお出かけも好きなことなので今後も書いていくと思います。なんやねん。
お絵かき連載も…やりたい…な…ごにょごにょ(弱気)
これからもマイペースに書いたり描いたりしていきますので、
皆様もマイペースにいらしていただけると嬉しいです、どうぞよろしくお願いいたしますm(^∀^)m

歌人シリーズよりスーツ紀友則。(キリ番ではスーツを描くのが当ブログのデフォらしいです)
この人はやっぱり桜の花が似合うと思います。
「ひさかたの光のどけき春の日に しづ心なく花の散るらむ」(古今和歌集巻二・八四番)
お花見いきたいよ~早くしないと桜が散ってしまう。あわわ。
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あの旗に託した夢を。
ブロとものあやのさんと調布・板橋をぶらぶらしてきました。
新選組の局長だった近藤勇の史跡巡りと、板橋区立美術館の探幽3兄弟展が目当てです。
わたしは新選組びいきですが、実は西東京の新選組関連の史跡をほとんど回ったことがなく
今回もあやのさんが誘ってくださらなかったら一体いつ行く予定だったのか、
あやのさん感謝です~☆

西武多摩川線、多磨駅に到着。初・多摩川線で、この駅にも初めて来ました!
4両編成のかわいらしい電車を降りたら、こんなだんだら模様の垂れ幕が迎えてくれましたよ。
町中ものんびりゆったりな雰囲気で商店街もあって、街と田園風景が混在している感じ。
近ちゃんはこんな土地でおおらかに育ったのだな…。
以下、写真が多いので畳んであります↓クリックで開閉しますのでどうぞ~。
新選組の局長だった近藤勇の史跡巡りと、板橋区立美術館の探幽3兄弟展が目当てです。
わたしは新選組びいきですが、実は西東京の新選組関連の史跡をほとんど回ったことがなく
今回もあやのさんが誘ってくださらなかったら一体いつ行く予定だったのか、
あやのさん感謝です~☆

西武多摩川線、多磨駅に到着。初・多摩川線で、この駅にも初めて来ました!
4両編成のかわいらしい電車を降りたら、こんなだんだら模様の垂れ幕が迎えてくれましたよ。
町中ものんびりゆったりな雰囲気で商店街もあって、街と田園風景が混在している感じ。
近ちゃんはこんな土地でおおらかに育ったのだな…。
以下、写真が多いので畳んであります↓クリックで開閉しますのでどうぞ~。
この世の名残。

世田谷パブリックシアターで「杉本文楽 曽根崎心中付り観音廻り」を観てきました。
近松門左衛門作の人形浄瑠璃「曽根崎心中」に、写真家の杉本博司氏が演出や美術をほどこし
クールでアーティスティックな作品に仕上げていて
ローマやパリで上演されたときも絶賛されたようです。
ダイジェスト動画→こちら
また、現代に上演される曾根崎心中の台本からは演出の都合で省かれている
「観音巡り」の段も加えてあるらしくて
わー江戸時代の初演に近い形式じゃん!行く!とwktkしながら出かけました。
「曽根崎心中」は1703年4月、大阪の曽根崎は露天神の森で実際に起こった心中事件をモデルに
近松門左衛門が書いた浄瑠璃作品です。
近松は事件からわずか1ヶ月で台本を書き上げ、
上演中の竹本座には連日大勢の見物客が訪れて入場料もガバガバ入って
一座が抱えていた借金が全部返済できたらしい。
1727年刊の『今昔操年代記』には「(芝居小屋が)曽根崎心中と題を出せば町中の人間がおしよせる」と
書かれるほどの大当たり作品だったようです。
お江戸の忠臣蔵みたいですな~( ˘ω˘ )。
あと、それまでの浄瑠璃や歌舞伎は平家物語などの時代物を上演していたけど
近松の頃からだんだん世話物(庶民生活の劇)へと流行が舵をきり始めていて
そこへ「手代と遊女」という、バリバリの庶民が主人公の劇がぽーんと出てきて
庶民がより身近に感じたのではないか…というのも
曽根崎心中がヒットした理由のひとつとされているそう。
あの時代に生きる人たちにとって徳兵衛とお初の一件は人ごとじゃなかったのかもしれない。
ストーリーはご存知の方が多いと思いますので省略しますが(気になる方はサイト↑をご覧ください)、
今回は音声ガイドがないので、ある程度ストーリーを頭に入れて鑑賞してきたのですが
ひさびさに「やっべー江戸人の思考まったく理解できないどうしようこれ、
もう名誉とか義理立てとか頭おかしい、あの社会ゆえの不条理ー!」とか超もにょる話だった…。
最高にロックでしたよ(親指立てポーズ)。
やっぱり近松はすごい…ずっと残されてきただけあって完成されてる…!
本編は暗転からスタート。
現代の台本からはカットされているという観音廻りから始まりました。
(亡くなった徳兵衛とお初への慰霊の意味も込められているそうです)
チリーン、チリーン…と鈴が鳴りお経を読み上げる声明が響く中、
語りの太夫さんと三味線さんが舞台袖へ出てきます。
そこへ「とうざーい、とうざーい」と幕開けの口上をとなえながらひとりの黒子さんも舞台袖へ。
「ただいまの奥、観音廻りの段。語りまする太夫、豊竹呂勢太夫~。三味線、鶴沢藤蔵~」と
太夫さんと三味線さんの紹介をしてくださいました。
わー、東西声なんて忠臣蔵の観劇以来だ。なつかしい。
観音廻りはお初が主役で、大阪に33ヶ所あるお寺の観音様を廻るというものです。
(仏像を巡るということは浄化の作用があるといわれます)
ゆったりと力強い太夫さんの語りに、
ベン、ベン、ベベン、ベン…と三味線もゆったりした調子。
そんな中を、真っ暗闇の舞台の真ん中が割れてしずしずと現れるお初ちゃんがとっても清楚。
前帯に赤い柄の着物で、この演目のために新しく制作されたお人形だとか!
繰るのは三代目桐竹勘十郎氏、おーいつだったかBSTBSの江戸のススメに出ておられた方だ。
1人で繰ることから1人遣いというそうです。
ふつうの文楽は小さな舞台が置かれその上で演じられますが、今回はそれもなく
お人形の全身が見られるようになっていました。
お初ちゃんはゆらゆら歩いて、お寺に着くと伏し拝んで観音様に祈るのですが、
わたし人形浄瑠璃をナマで見たのは初めてだったんですけど
月並みな表現しかできませんけど
お初ちゃんの動きや仕草がもう、もう生きてるみたいだった!!
そっと手を合わせる動きひとつとっても繊細な、隅々まで神経と血管が行き届いたような
人がふと手を合わせたときの空気の動きも感じられさえした。
桐竹氏の技術と表現力…すごすぎる…!
そんなお初ちゃんの道行に華を添えるのが、現代美術家の束芋さんのアニメーション。
背景に白黒映像が投映されて奥行きがありました。
お寺の名前が流れていったり、舟が池に揺れたり、鳩が飛んだり、蓮の花がふわりと咲いたり
ぽちゃぽちゃと水が流れたり、揚羽蝶が飛んだり。
揚羽蝶のときは舞台の上手下手から黒子さんたちが蝶をヒラヒラさせて出てくる演出もあり、
かーらーの、たくさんの蝶の群アニメーションが背景いっぱいに!→こちら
束芋さんの作品は初めて見ますが美しかったです~☆
場面は変わり、生玉社の段。
結婚を迫られてどうしようと悩む徳兵衛、観音廻りから帰ってきたお初と再会します。
人形遣いさん、さっきはおひとりでしたが今度はそれぞれ3人ついて3人遣いとなりました☆
すごい…徳兵衛とお初の後ろに黒子が6人…!
(昔はお人形が小さかったので1人で繰っていたそうですが
最近の人形は大きいので頭・右手の担当、左手の担当、足の担当がいるそうですね)
友達に金を貸したら返ってこない、このままじゃオレ主人の姪と結婚しなきゃいけないどうしよう、
証の手形もあるのに…とお初に見せていると
友達の九平次が子分を連れてやって来て、徳兵衛にお金返してよって迫られると
「借金なんてしてないもん。その証文だってニセモノじゃねぇの。
俺3日前にハンコ落としてなくしたんだ。おまえが拾って手形作ってハンコ押したんだろ」とか
訳わからない言いがかりをつけられ子分たちにフルボッコにされる徳兵衛…。
お人形が増えると黒子さんもいっぱい出てくるので舞台は芋を煮るような大わらわぶりで
痛い場面なのにちょっと笑ってしまった。。
ここの徳兵衛、笠を脱いだり手形を懐から出したり、九平次に殴りかかって返討ちにあったりしますが
当たり前ですけどそれらを全部黒子さんたちがやっていて
後ろから手形渡したり、徳兵衛が脱いだ笠を受け取ったりと手際のよさに感心しきり。
こうして文楽は進行していくんですね…。
能や歌舞伎でいえばお人形さんが役者にあたり、黒子さんが進行のために動くのは同じなんだなあ。
あと、わたし徳兵衛は「とくべえ」と読むのかとてっきり思っていたのですが
太夫さんが「とくびょうえ」と読み上げていらっしゃいました。へー!
休憩をはさんで天満屋の段。
お初の職場のお茶屋さんで、舞台上部には赤い梅の暖簾が吊るしてあってきれいだった~。
ここも幕開けに太夫さんと三味線さん(さっきと違う人たち)が出てきて
黒子さんの「とうざーい」の口上がありました。
徳兵衛が心配でたまらないお初、同僚の遊女たちが「お初さん大丈夫?」と聞いてくれても
すっかり上の空。
(ここで姐さんたちがつまんなそうにキセルをカツンとやるのが面白い)
が、夜が更けて2階からふと外を見ると店の玄関先に徳兵衛の姿が!
あー、たぶん勤め先のお店に帰るわけにいかなくてここ来ちゃったんだな…。
で、お初ちゃん、降りていって「わたしの打掛の中に入って」と言って
着物で徳兵衛をくるんで隠しながら店の階段を登るというなんとも度胸のあることをやってくれました。
お店の人に見つからないようにとハラハラドキドキ。すげえ。
店に徳兵衛を入れたお初ちゃん、とりあえず縁の下に徳兵衛を隠して素知らぬ顔でキセルを吸います。
で、ここへまた九平次が豪遊しにやって来まして
「徳兵衛のせいで俺の面目丸つぶれだよー」とかしゃあしゃあと言いふらすので
徳兵衛はお初が縁の下にだらんと垂らした足にすがりついてグギギ、必死に抑えて抑えて、のお初…。
なんとも官能的な絵面。
「徳さんは死ぬ気だ。わたしも一緒に死ぬ」と九平次に言い放つお初ちゃんの気迫が
語りも三味線も、人形遣いさんの繰りも合わさってぐっと伝わってくるし
その言葉に感動した徳兵衛がまた足にしがみついて泣くとこなんか倒錯的だ。
近松の台本はどこまでも容赦しませんね…。
しかし、その夜足抜けするお初ちゃんの道中がちょっと面白くて
忍び足で階下へ降りていくも、玄関の前には下女が寝ていて蝋燭も灯ってて抜け出せない、
そこで考えたのは長いホウキの先に扇子をくくりつけて蝋燭の灯りを消す方法だった!
なんか唐突すぎて客席から笑いが。。
だらしなく着物をポロリさせた下女がむにゃむにゃと寝返りを打つ中、
階段の上からバッサバッサと扇子を振るお初ちゃんがシュール(;´∀`)。
それでもどうにか煽いで消したら、まあお約束ですがお初ちゃんがバランス崩して倒れ込んで
ガタンと音がして下女があられもない格好で跳ね起きて
火打石で行灯に火をつけようとするのですが、
お人形さんがカチカチやるたびに本当に火花が散っててすごかった!あれ本火なのかな…。
客席が笑いから一気に感嘆の声に早変わり。
お初が徳兵衛の手を引いて店を逃げ出して暗転。
2人が走ったり抱き合ったりやたら動き回るのでわさわさ舞台を移動する黒子さんたちも面白かった。
大詰め、道行の段。舞台袖には3人の太夫&3人の三味線が勢ぞろい。
さあくるぜ…見るも語るも無残な話の始まりだぜ…。
死に場所を求めてさすらう2人、背景には曽根崎の森の画像がゆったりと左から右へ流れていきます。
白黒アニメ雰囲気ありすぎ。
「今年は徳さんは25歳の厄年、わたしも19歳の厄年、こうなるのは巡り合わせか」との
お初ちゃんのセリフを聞いてああ、そういう設定なのか…と。
現世で結ばれないなら生まれ変わって来世で結ばれようと歩く2人の前に
唐突に2つの人魂がふよふよと浮いて登場!
自分たちより先に心中した人たちがいる…と道行を憂いて2人ドキドキ。観客もドキドキ。
ここから近松の台本が容赦なくドライでクレバー。
突き放したようにたたみかけるト書きと、たたきつけるような語り&三味線の音、
クライマックスが近いぜ…!
どうせなら後世に残る死に方をしようと心中場所を天神森と決めた2人、
長い布でお互いをしっかり結び合い、親に先行く不幸を嘆いて、徳兵衛が脇差を抜いて
さあ行くぞ南無阿弥陀仏と唱えて、でも今までずっと愛しい愛しいと言ってきた恋人なので
目がくらむわ手は震えるわ、意を決して刺そうとしても脇差はあっちへそれこっちへそれて
そのたびに刃がキラリ、キラリと美しくきらめいてぞっとする。
やがてお初にグサッとやり自分のこともグサッとやって、南無阿弥陀仏と何度も唱えながら
夜明けに息絶えたというからたぶん相当長い間苦しんでるし
血の表現はまったくないのに血が感じられるのもぞわーっとした。
あかん。これロマンじゃない。悲劇だ。
「心中ってのはこんなにも悲惨なもんだヨ」と近松にサラッと言われた気がしました。
すごいよ近松…。
海老ぞりのお初ちゃん&重なるように倒れた徳兵衛に落ちるスポットライトが煌々としたライティングで強烈で、
ピクリとも動かないお人形さんとそれを支える黒子さんのプロ根性もすごい。
ほんとに、ほんとに、微動だにしなかったのですよ。
「誰が告ぐるとは曽根崎の、森の下風音に聞え、とり伝へ、貴賤群集の回向の種。
未来成仏疑ひなき、恋の手本となりにけり」
べべん。
暗転。
幕が下りたら場内が割れんばかりの大拍手!
終幕後にはカーテンコールまでありましたよ(笑)。
たぶん本来の文楽にはないのだろうけど、今回はあったらいいなと思っていたので感激。
徳兵衛とお初が観客にお辞儀して、お人形さん同士が軽くペコッと微笑み合う演出もあって
まるで「終わりましたねえ」「お疲れさまでした」とお互いを労っているように見えました。
わーこういうのステキ~いいなあ(ノ'▽')ノ
で、黒子さんが徳兵衛とお初から手をすっと抜いたとたんに
2人がだらりと首と腕を垂れて人形に戻ってしまって、わー!ってなりました。
こんなにあっけなくて、でも手を入れさえすればまたカラリと動き出すんだろうな…。
最後は出演者と杉本氏が勢ぞろいしてお辞儀してくださいました。
はああ、見ごたえのある内容でした。。
初めての文楽鑑賞でしかもそれが曽根崎心中で、お人形さんにもBGMにも感動して
近松にも新しい感慨と発見を得ることができてとても興味深かったです。
人形浄瑠璃は能や歌舞伎の迫力とはまた違った、人が手を入れた人形がふと首をあげて動き出した瞬間の
あの何とも言えないすっきりとした奇妙な感覚が魅力ですな…。
客層もいろいろで、お年寄りが多かったですが若い人もいて
「いつもの文楽と違う面白さだねー」とのんびりおっしゃるマダムたちがいらしたり
わたしの隣に座っていた青年コンビが淡々と解釈や意見を交わしていたりした。
議論の起こる芸術っていいなあ。
一方、わたしの後ろに座っていた老人コンビは「ラストは何度見ても泣けるね」と。
大阪のお初天神は過去に行きましたが、また行けたら2人に挨拶してこなくっちゃ…。
ノーマル文楽の曽根崎心中も観てみたい~(*´ω`*)。
どこかで上演されてないかな。
(そういえば来月復帰なさる坂東三津五郎さんに会いたくて歌舞伎座のチケット取ったんですが、
坂田藤十郎さん主演の曽根崎心中もやるとのこと…わああ。
文楽より歌舞伎との見比べが先にできそうです、wktk)
そうそう、文楽鑑賞のまえにカフェObscuraでお昼ごはん食べました~。
三軒茶屋駅から歩いて5分の隠れ家的カフェです。

ひっそりとした佇まいですが、店内の椅子はいっぱいでした。常連さんもいたっぽかった。

カモミールティー。
飲んでみたらほのかに甘くて、蜂蜜かな?すごく好みの味(*^ ^*)。

和風バジルチキンのサンドイッチ。野菜たっぷり、ポテトサラダ添え。
パンがサクサクして香ばしかった。
パリッといい音がしたので開いたらパンに海苔が貼りつけてありました。新しい味。

デザートは季節のスイーツから桜シフォンケーキをいただきました。小豆添え。
ふわふわもちもちの食感ですごくおいしかったです!
また三軒茶屋に来ることがあったらリピートしたい。
着るか着られるか。
スーパー歌舞伎の余韻が未だに冷めていないゆさです、こんばんは。。
日曜に放送された猿之助特集番組で場面をチラチラ見せていただいて(結構ネタバレしてたね)、
あれから2週間も経ってないのに懐かしさMAX。
おお…よみがえるあの日の感動よ…!
クライマックスシーン、オババのお着替え、宙乗り、戸板返し、お稽古の様子も放送してくれて
せっかく落ち着いてた気持ちをたたき起こされた気分。
あなたたち宙飛んでる場合じゃないよ…蔵さんは今日もビビって飛んだのかもしれませんけど
今こっちも大変なんですよ。
猿ちゃん蔵さん福士くん浅野さん、澤瀉屋チームもすごすぎてこたつの中ゴロゴロ転げ回るしかない。
ぬおおはやくDVD出てくれ。テレビ放映してくれ。おねがいだ。
(まだ東京公演終わってないし大阪公演も残ってるなんてばんなそかな。放映日にワープしたい)
で、番組内で個人的にツボだったエピソードがあるんですけど
猿ちゃんがスーパー歌舞伎のお稽古前に京都の上七軒のお店を訪れていたのですが
「そこでお化けの芸妓に会ったら狐忠信だった!」とはしゃいでいまして。
その後、本当に狐忠信と静御前の格好をした芸妓さんがお店に来て
「ほら来た-!」(←酔っぱらい声)ってすっかり喜んで
でも「鼻の下は赤じゃなくピンク入れてね」ってメイク注意したりして(笑)、楽しそうでした。
たぶん照れ隠し。
それにしても再現度100%の狐忠信と静御前であった、毎年あの格好なさるのだろうか。
間近で見たいな~会えたら絶対追いかける(笑)。
京都では毎年、節分の時期になると「節分お化け」が出没するそうです。
老いも若きも鎧をつけたり妖怪の格好、異性装など思い思いの姿に化けて夜の街をワイワイ歩きまわるという
もうコンセプトからして楽しそうな行事。
化ける姿に特に決まりはなく、普段の自分と違う格好なら何でもいいそうです。
自分とは違うものに「化ける」ことで、悪いものから見つからないようにとの
魔除け・厄除けの意味も込められているとか。
いいな~面白そうな香りがぷんぷんする~_(:3」∠)_
京都の節分行事はいくつか経験がありますが、夜の京都の節分は未経験です。
予定が合ったら見てみたい。
そうそう、芸妓さんの狐忠信、検索したら見つけちゃいました→こちら
日付け的に猿ちゃんに会った人たちかな?(^ ^)
自分と違うものに化けて何がしかの目をあざむく、または魔除けにするといった風習は
割と昔からありますね。
わかりやすい例が異性装でしょうか。
男の子に女装を、または女の子に男装をさせて健やかな成長を願うというもの。
異性装には霊的な意味があり、性別と逆の格好をすると悪霊の目をあざむくことができるそうで
大人たちは子どもを守るために、神の子とされる7歳までは異性装をさせていたそうです。
口紅の赤色が魔除けになるというのもどこかで聞いた気がする。
(赤は邪気を祓う炎の色でもあります)
源義経や世阿弥が幼い頃に女装していたり
(世阿弥の場合は商売のためという意味もあったかもしれない)、
以仁王が平家(=彼にとっては、魔)に気づかれないために女装して逃げ出したりと
歴史上における異性装はいくつもありますな。
フィクションだと曲亭馬琴の『南総里見八犬伝』で
犬塚信乃と犬坂毛野がやっぱり魔除けの目的で女装して育てられた設定ですし、
CLAMPの『xxxHoLic』にも百目鬼くんが小さい頃は体が弱くて
お祖父さんが女装をさせていたという話がありましたね。
異性装が魔除けになる風習は西洋にもあったらしく、
男の子にドレスを着せて育てた例がたくさんあるそうです。
ジョシュア・レノルズの「フランシス・ジョージ・ヘアの肖像」とか
ジャン・シャルダンの「食前の祈り」の手前の椅子に座ってる子とか
ルノワールの「シャルパンティエ夫人と子どもたち」の真ん中に座っている子(左の子はお姉ちゃん)とかは
みんな男の子ですね。
19世紀の後半あたりまで、だいたい5歳くらいまでの貴族の子どもはそうして育てられたようです。
理由ははっきりしませんが、昔は統計的にも女の子の方が長生きする確率が高かったらしく
女の子の生命力にあやかろうというものだったとのこと。
あと、服装ではなく名前で魔除けをするというのも割と昔からある風習のような気がします。
たとえば紀貫之。彼の幼名は「阿古久曽(あこくそ)」といいます。
魔物も汚物は嫌うとされていたことからあえて「くそ」と入れることで魔除けにしたとか。
ちなみに昔の男の子によくつく「~丸」にしても、
これ元々は「おまる」のことなんだそうです。
菅原道真は幼名を「阿子丸」といいますが、これも魔除けのひとつですかね。
他にも源義朝の子義平は「悪源太」、
世阿弥の幼名は「鬼夜叉」、
前田利家の幼名は「犬千代」、
豊臣秀吉の子秀頼は「お拾」などなど
魔除けのためにおっかない名前で呼ばれたり一度捨てて拾ったりされた人たちはたくさんいました。
女性の名前も、これは町人の例ですが「おくま」さんとか「おとら」さんとか、熊や虎の名前を入れて
丈夫に育つようにとの願いを込めたらしいというのを女性学の講義で聞いた覚えがあるな…。
あと、戦国時代の城主に井伊直虎という人がいますが
彼女はもともと「次郎法師」という名前だったのを「直虎」に変えて家督を継いでいます。
城主として強くなるようにと願って虎という字を入れたのかもしれません。
最近の例だと、夏目漱石は本名を金之助というのですけども
彼が生まれたのがたまたま庚申の日(庚申に生まれると泥棒になるという迷信があった)だったので
厄除けのために「金」の文字を入れて名づけられたとされています。
庚申は十干十二支でいえば「金」が重なる日であり、
刃傷沙汰やお金に関するトラブルが起こりやすい日と考えられたのだそうです。
ただ、そう考えられ始めたのは江戸時代からで、昔はもう少し違っていたみたいですが…。
また、庚申というと今も地域によっては残っているかもですが
庚申の夜にお当番の家に地域の人々が集まってご馳走を食べたりお酒飲んだり太鼓叩いたりする
行事「庚申講」がありますね。
(うちの地元も年1回程度あります)
なぜそんなお祭をするかというと、これには道教の考え方が影響していて
庚申の日は人間の体内に住む「三尸の虫」が出てくる日なのだそうです。
で、抜け出した虫たちは天上に行ってその人間の行いを神様に報告し、
もし悪行がたまっていた場合は寿命を縮められてしまうので
とにかくこの日はお参りしたり宴会したりして夜通し起きていなければならない…
という事情があるそうです。
(本来は翌朝にニワトリが鳴くまで続けるそうですが、地元の宴会はいつも9時には解散しています。
いや、昔は朝まで騒いでたのかな…よく知らない)
ふと思ったんですけど、HUNTER×HUNTERのカルトちゃんが女物の着物を着ているのは
古来からの風習でそうしているのか、本人の意志なのかどっちなんだろう…。
ちょっと、気になる。

2月の大雪で開花が遅れていた梅がやっと満開になりました。
今日は彼岸入りで春一番も吹いたし、高知では桜が開花したそうですね。
は~るよこいっ。
日曜に放送された猿之助特集番組で場面をチラチラ見せていただいて(結構ネタバレしてたね)、
あれから2週間も経ってないのに懐かしさMAX。
おお…よみがえるあの日の感動よ…!
クライマックスシーン、オババのお着替え、宙乗り、戸板返し、お稽古の様子も放送してくれて
せっかく落ち着いてた気持ちをたたき起こされた気分。
あなたたち宙飛んでる場合じゃないよ…蔵さんは今日もビビって飛んだのかもしれませんけど
今こっちも大変なんですよ。
猿ちゃん蔵さん福士くん浅野さん、澤瀉屋チームもすごすぎてこたつの中ゴロゴロ転げ回るしかない。
ぬおおはやくDVD出てくれ。テレビ放映してくれ。おねがいだ。
(まだ東京公演終わってないし大阪公演も残ってるなんてばんなそかな。放映日にワープしたい)
で、番組内で個人的にツボだったエピソードがあるんですけど
猿ちゃんがスーパー歌舞伎のお稽古前に京都の上七軒のお店を訪れていたのですが
「そこでお化けの芸妓に会ったら狐忠信だった!」とはしゃいでいまして。
その後、本当に狐忠信と静御前の格好をした芸妓さんがお店に来て
「ほら来た-!」(←酔っぱらい声)ってすっかり喜んで
でも「鼻の下は赤じゃなくピンク入れてね」ってメイク注意したりして(笑)、楽しそうでした。
たぶん照れ隠し。
それにしても再現度100%の狐忠信と静御前であった、毎年あの格好なさるのだろうか。
間近で見たいな~会えたら絶対追いかける(笑)。
京都では毎年、節分の時期になると「節分お化け」が出没するそうです。
老いも若きも鎧をつけたり妖怪の格好、異性装など思い思いの姿に化けて夜の街をワイワイ歩きまわるという
もうコンセプトからして楽しそうな行事。
化ける姿に特に決まりはなく、普段の自分と違う格好なら何でもいいそうです。
自分とは違うものに「化ける」ことで、悪いものから見つからないようにとの
魔除け・厄除けの意味も込められているとか。
いいな~面白そうな香りがぷんぷんする~_(:3」∠)_
京都の節分行事はいくつか経験がありますが、夜の京都の節分は未経験です。
予定が合ったら見てみたい。
そうそう、芸妓さんの狐忠信、検索したら見つけちゃいました→こちら
日付け的に猿ちゃんに会った人たちかな?(^ ^)
自分と違うものに化けて何がしかの目をあざむく、または魔除けにするといった風習は
割と昔からありますね。
わかりやすい例が異性装でしょうか。
男の子に女装を、または女の子に男装をさせて健やかな成長を願うというもの。
異性装には霊的な意味があり、性別と逆の格好をすると悪霊の目をあざむくことができるそうで
大人たちは子どもを守るために、神の子とされる7歳までは異性装をさせていたそうです。
口紅の赤色が魔除けになるというのもどこかで聞いた気がする。
(赤は邪気を祓う炎の色でもあります)
源義経や世阿弥が幼い頃に女装していたり
(世阿弥の場合は商売のためという意味もあったかもしれない)、
以仁王が平家(=彼にとっては、魔)に気づかれないために女装して逃げ出したりと
歴史上における異性装はいくつもありますな。
フィクションだと曲亭馬琴の『南総里見八犬伝』で
犬塚信乃と犬坂毛野がやっぱり魔除けの目的で女装して育てられた設定ですし、
CLAMPの『xxxHoLic』にも百目鬼くんが小さい頃は体が弱くて
お祖父さんが女装をさせていたという話がありましたね。
異性装が魔除けになる風習は西洋にもあったらしく、
男の子にドレスを着せて育てた例がたくさんあるそうです。
ジョシュア・レノルズの「フランシス・ジョージ・ヘアの肖像」とか
ジャン・シャルダンの「食前の祈り」の手前の椅子に座ってる子とか
ルノワールの「シャルパンティエ夫人と子どもたち」の真ん中に座っている子(左の子はお姉ちゃん)とかは
みんな男の子ですね。
19世紀の後半あたりまで、だいたい5歳くらいまでの貴族の子どもはそうして育てられたようです。
理由ははっきりしませんが、昔は統計的にも女の子の方が長生きする確率が高かったらしく
女の子の生命力にあやかろうというものだったとのこと。
あと、服装ではなく名前で魔除けをするというのも割と昔からある風習のような気がします。
たとえば紀貫之。彼の幼名は「阿古久曽(あこくそ)」といいます。
魔物も汚物は嫌うとされていたことからあえて「くそ」と入れることで魔除けにしたとか。
ちなみに昔の男の子によくつく「~丸」にしても、
これ元々は「おまる」のことなんだそうです。
菅原道真は幼名を「阿子丸」といいますが、これも魔除けのひとつですかね。
他にも源義朝の子義平は「悪源太」、
世阿弥の幼名は「鬼夜叉」、
前田利家の幼名は「犬千代」、
豊臣秀吉の子秀頼は「お拾」などなど
魔除けのためにおっかない名前で呼ばれたり一度捨てて拾ったりされた人たちはたくさんいました。
女性の名前も、これは町人の例ですが「おくま」さんとか「おとら」さんとか、熊や虎の名前を入れて
丈夫に育つようにとの願いを込めたらしいというのを女性学の講義で聞いた覚えがあるな…。
あと、戦国時代の城主に井伊直虎という人がいますが
彼女はもともと「次郎法師」という名前だったのを「直虎」に変えて家督を継いでいます。
城主として強くなるようにと願って虎という字を入れたのかもしれません。
最近の例だと、夏目漱石は本名を金之助というのですけども
彼が生まれたのがたまたま庚申の日(庚申に生まれると泥棒になるという迷信があった)だったので
厄除けのために「金」の文字を入れて名づけられたとされています。
庚申は十干十二支でいえば「金」が重なる日であり、
刃傷沙汰やお金に関するトラブルが起こりやすい日と考えられたのだそうです。
ただ、そう考えられ始めたのは江戸時代からで、昔はもう少し違っていたみたいですが…。
また、庚申というと今も地域によっては残っているかもですが
庚申の夜にお当番の家に地域の人々が集まってご馳走を食べたりお酒飲んだり太鼓叩いたりする
行事「庚申講」がありますね。
(うちの地元も年1回程度あります)
なぜそんなお祭をするかというと、これには道教の考え方が影響していて
庚申の日は人間の体内に住む「三尸の虫」が出てくる日なのだそうです。
で、抜け出した虫たちは天上に行ってその人間の行いを神様に報告し、
もし悪行がたまっていた場合は寿命を縮められてしまうので
とにかくこの日はお参りしたり宴会したりして夜通し起きていなければならない…
という事情があるそうです。
(本来は翌朝にニワトリが鳴くまで続けるそうですが、地元の宴会はいつも9時には解散しています。
いや、昔は朝まで騒いでたのかな…よく知らない)
ふと思ったんですけど、HUNTER×HUNTERのカルトちゃんが女物の着物を着ているのは
古来からの風習でそうしているのか、本人の意志なのかどっちなんだろう…。
ちょっと、気になる。

2月の大雪で開花が遅れていた梅がやっと満開になりました。
今日は彼岸入りで春一番も吹いたし、高知では桜が開花したそうですね。
は~るよこいっ。
空も飛べるはず。

新橋演舞場にてスーパー歌舞伎II『空ヲ刻ム者 若き仏師の物語』を観てきました…。
市川猿之助率いる澤瀉屋一門+佐々木蔵之介+福士誠治+浅野和之による完全新作歌舞伎です…。
観終えて。
な、な、何じゃありゃーーー!!!
ヤバすぎてぐうの音どころかヒャーもぴゃーも出なかったよ何あれ反則だよ!
良かった??良かった!!もうマジやばかった超めちゃめちゃすっげーーーーー良かった。
観たの先週なのにまだ興奮冷めない。
色んな人の感想が気になってネットやTwitterで検索して
「いいよね!」「すごいよね!」「はじけてるね!」「ド派手よね!」とか共感する日々で
未だにやめられない。
ほんとにほんとに良かったので今からでも気になる方は行くべき…!
三代目市川猿之助(現猿翁)が始めたスーパー歌舞伎に
今度は四代目が新作をひっさげ現代劇の脚本家や俳優まで引きずり込んできたわけですが、
わたしは先代のスーパー歌舞伎を見ていないので比べることはできませんが
ご本人が「好き放題に作った」と言っているとおり、完全に四代目の感覚で現代テイストもギャグもあって
色んな意味で"今"の歌舞伎っぽくて面白かったです。
上演時間が4時間40分と聞きましたけど歌舞伎に慣れた身にはさほど長くも感じず、
セリフは早口だし、暗転や、廻り舞台や振り落としの場面転換はスピーディだし
二胡やギター、雅楽など音楽もロックだし
後半はテープが飛んできたり立ち回りあり紙吹雪ありでド派手だし、ちゃんと全員に見せ場もあって
何より楽しくてあっという間!
全3幕なのですがどの幕も「え?もう終わり?」と物足りなく感じるほど中身が詰め込まれていました。
猿ちゃんと蔵さんのエネルギーすごかったし、笑也さんと春猿さんの色気200%だったし
笑三郎さんと猿弥さんの安定感パないし右近さんは拝まずにはいられない。
門之助さんのワルさに惚れそうだったし福士くんかわいかったし浅野さんのオババは友達になりたい。
あー思い出すと興奮する。スーパーな歌舞伎でした。
以下、異様に長い&張り切ってネタバレしていますのでこれからご覧になる方ご注意ください。
大丈夫な方はクリックしてどうぞ☆↓
大脱走。

スマホで「ねこカフェ脱出アプリ」をプレイしています♪
ある日猫カフェにやってきた主人公(プレイヤー)、
うっかり居眠りをしてしまって気づいたらお店が閉まっててとじ込められちゃってるよ!さあ大変!
部屋を探索して猫グッズを集めて使って脱出しよう!というコンセプトのゲームです。
猫好きとしてはもうスタート画面からしてツボ。かわいい~☆

プレイ画面はこんな感じ。
部屋のあっちこっちをタップしてぬいぐるみやネコジャラシ、ドライバーや鍵などをゲットし、
猫にあげたり扉を開けたり穴の開いた箇所にはめ込んだりして攻略していきます。
メモが取れる機能もあって、小物に書いてあるキーワードなどを記録できて便利。
(暗号解読とかもあったりします)
お部屋は他にダイニングやキッチンなどがあって、テーブルを物色したり引き出しや冷蔵庫を開けたりします。
ちょっと泥棒気分(笑)。
ってか、お部屋のにゃんこたちをタップすると「にゃー」と返事してくれるんですよ。
キッチンからごはん探し出してあげると「にゃー」って食べてくれるんですよ!
にゃーかわいいー脱出したくないー。

ネタバレになりますのでどことは言えませんが、これ!すごくかわいかったのでパシャ☆
こんな感じにアイテムを使ってロックを外したりアイテム手に入れたりします。楽しい。

攻略すること約1時間、詰まったら攻略サイトを駆使して
なんとか無事に外へ出られました~へろへろ。
脱出するのに鍵やカードキー、パスワードまで必要とかこのカフェのセキュリティ一体なんなのだ…。
いや、猫ちゃんを守るためにはこれくらい厳重でちょうどよいのだ!致し方あるまい!(←猫好きの性)
見送ってくれてる猫ちゃんが切ないです。また来るよ!また来るからね!!
(そしてスタート画面の「はじめから」をタップするゆさであった…エンドレス)
ゲームに限らず脱出ものって好きです。なんかドキドキする。
密室など閉鎖された空間から持てる知恵と技を駆使して脱出するカタルシスがスカッとするんですねえ。
ゲームならダンジョンものや謎解きもの(チョコボとかレイトン教授とか)が好きかな。
映画だったら「大脱走」「アポロ13」「アルカトラズからの脱出」「名探偵コナン ベイカー街の亡霊」あたりが
閉じ込められた空間から主人公たちが協力して脱出するって感じで好き。
あとは「ゴールデンスランバー」「北北西に進路を取れ」とかも…これは脱出というより逃走する映画か。。
図書館脱出アプリや美術館・博物館脱出アプリとかないかな…あったら面白そうだなあ。
本や掲示板に書いてある暗号を解いて鍵の隠し場所を探し当てるとか、
絵や仏像や化石をたどってヒントを見つけるとか。
警備員のおっちゃんに見つかったらゲームオーバーだとなおハラハラしそう。
世界観の雰囲気はリオデジャネイロにある幻想図書館とか、
みんなのうたのメトロポリタンミュージアムみたいなのがいいです。
何かが潜んでいそうな怖さとワクワク感たっぷりだもん。
建物じゃなくて本や絵の中から脱出するのでもいいのよ。
「大好きな本or絵の中に閉じ込められた!さあ脱出しよう!」みたいな。
…でも好きな作品の中に入れたらこれ幸いとそのまま居座っちゃうかもしれない(笑)。
一度でいいから入ってみたい本は「ぐりとぐら」「からすのパンやさん」ですね。
カステラ食べたい~パン食べたい~。
(「不思議の国のアリス」にも入りたいと思ったことあるけど、
ハートの女王様が君臨するあの世界で生き延びられる自信がない…チェシャ猫と世間話するしかない…)
絵ならモネの「サンタドレスのテラス」や狩野永徳、岩佐又兵衛の「洛中洛外図屏風」がいいです。
人いっぱい、イベントいっぱいでとっても楽しそう♪
あと、鳥獣人物戯画や百鬼夜行絵巻に入って動物や妖怪と友達になりたい。




ぬらりひょんマンガその3。2はこちら。
今回でおしまいです。何となくこのマンガの続きのような気持ちで描きました。
4枚ともクリックで大きくなりますのでよろしかったらどうぞ。
ぬらりひょんは元々「ぬらり」とすり抜けたり「ひょん」と浮いたりして人をからかう妖怪だそうで、
江戸時代初期の『好色敗毒散』という浮世草子にその姿形は「鯰に目口もないようなもの」などと
書いてあるそうです。
現代では、水木しげる氏の漫画に出てくるような妖怪のボスのイメージが強いですかね。
今回は、過去にこちらにも書いたように
「お茶屋さんにふらりとやって来てお茶飲んでくつろいで、またふらりと去っていくが
誰にでも見えるわけではない」というイメージで描いてみました。
読んでくださった方々ありがとうございました(^ ^)☆
*浮世絵師のイラスト記事一覧はこちらです*
あの瞬間から3回目の3月11日がきます。

毎年そうしていますが、何を言ってもわかった風な言い方になりそうなので言葉にはしません。
がんばり続けている人たちに失礼ですので。
明日はテレビを消して静かにいつも通り過ごします。
あと、これやってみました→検索は応援になる。
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皆様いつもありがとうございます(^-^)/☆
テーマ : ゲームプレイ日記・雑記 ジャンル : ゲーム
ヴァルプルギスの夜。
アニメ「銀の匙」2期を見ています。
1期の感想をこちらに少し書きましたけど、2期も雰囲気そのままで嬉しいですねえ。
相変わらず駒場くんと相川くんがステキだったり、たまこさんがイケメンだったり
副部長とあやめちゃんがめちゃくちゃかわいかったり
「生きるための逃げは、ありです」とか校長が名言くれたり
文化祭のばんえい競馬で使いたいから土地貸してくれって頼みに行った先のおじさんが
「何ヘクタール欲しいの?」とか涼しい顔でぶっ飛んだ数字出してきたりして
農家とは、とか考えてしまいますけど、それもまた楽し。
おお…アキちゃんが3ヘクタールくださいって言うの聞いても「どんだけの広さですか??」とか
見当さえつかない我が脳みそよ…(´▽`)。
ニュースとかでよく聞く東京ドーム○個分とかも、ドーム行ったことないので全然わからないです。
奈良の大仏様○個分とか、上野公園○個分とか、東京ビッグサイト○個分とかだったら
すげー!ってなれるのにな…話がずれている…。
原作を読んでいるので先を知っている身としては駒場くん見るたびに切なくてむせび泣くしかない。
がんばれ駒場くん。
アキちゃんも、八軒くんもこれからちょっと大変なのだよね…。
2期はどこまでやってくれるのかわかりませんけども。どきどき。
そして1期に引き続きオープニングとエンディングが楽しい。
録画したアニメやドラマってだいたい主題歌はスキップしてしまうのですけど、
銀匙だけは両方とも早送りしないで見てる。
お蔭でメロディと歌詞をすっかり覚えてしまいました☆
特にエンディングが大好き。アニメーションもくるくる回って楽しい!
♪きーみが笑えーばぼくも笑うから Yeah Yeah めぐりめぐりまた違う誰かのとこまで Fu-----
とーおくー離れた場所にいるとーきーも ぼーくーらの声がとーどーきますように
迷ったときはオトノナルホウヘ~~
いい歌だ!(*´∀`*)
あと、「いなりこんこん恋いろは」はわたしの大好きな伏見稲荷大社が出ると聞いて見ています。
有頂天家族、京騒戯画と続いて京都が舞台のアニメです。
ああ、また京都の聖地が増えていきますね…(´ー`)。
伏見稲荷さんは割と有名な観光地ですので、すでに行ったことある人多そうですが。
宇迦様すごくかわいいです。きれいで背が高くて、乙女ゲー好きな神様(笑)。
自分専用のゲーム機じゃ画面が小さいからって、燈日くんの部屋で一緒にゲームしてる姿が微笑ましい。
一応、ウカノミタマといえば古事記や日本書紀における五穀の稲荷神で
この人が元気でいないと作物が実らなくなってしまいますので
(稲荷というのはもともと「稲成り」がなまったという説がある)、
いなりちゃんが変身して宇迦様がくたくたになってしまうたびにドキドキしてしまうのですが。
まあ雰囲気的にも重いアニメではないのでそんなに心配しなくても大丈夫かなとは思う。
神様たちも、天照大神を筆頭にちょっとトボけたキャラが多いし
神社のおキツネさんたちものほほんとしていい感じ。
コンちゃんにはうちに来てほしい~肩に乗っけてお散歩したい~。
いなりちゃんと女の子たちの友情もよきかな。
ちかちゃんの、急にポッと入ってきた子(墨染さん)に3人の友情が脅かされるのではないかという心理は
誰でも抱く疎外感のようなもので、
それでも和解のために一歩踏み出す勇気を持てるちかちゃんは素敵な子だなあと思います。
墨染さんもずっと心に抱えていたことが言えて良かったですね。
京子ちゃんとうまくいくといいなあ。
京都といえば先日、こんな地図が配信されましたね→「京都が出てくる本のデータ」
次に京都に行くときは参考にしたいです。
それから、「ウィッチトラフトワークス」。
平凡な男子高校生の多華宮君がクラスメイトの火々里さんに守られる話と友達に聞いて
見てみたらハマリました(笑)。
魔女っ子ものだけど主人公が魔女コスする男の子(しかも似合う)っていうの新しいですね。
というか、多華宮君以外にレギュラーの男性が深影先生しかいない件。
というか、レギュラーに平凡な人間がひとりもいない件(;´∀`)。
(たぶん多華宮君がもっとも強い力を持ってると思う)
多華宮君がひとりになるとかえって危険だというのは早々にわかりましたけども
火々里さんがそばにいたらいたで魔女たちと派手にバトルして街が壊れたり爆発したりして
ここに多華宮君の妹の霞ちゃんが加わると更に派手になるっていう。
とにかく火々里さんがかっこよすぎる~ホウキに乗る姿が様になりすぎてます。
あんなにかっこよくホウキで飛ぶ人、ハリポタのフーチ先生しか知らないよわたし!
瀬戸さんの低っくい声がすごく合ってて「やってくれたわね、ケモ耳娘」にはしびれました。言われたい…!
敵対していたたんぽぽちゃん以下5人の魔女たちも最近はどんどんフレンドリーになってきて
今や一緒に家に住む仲ですね。よきかな。
彼女たちの歌うエンディングアニメーションがすごくかわいい、拷問とぬいぐるみだらけ!
♪24時間どっちもこっちもウィッチウィッチ♪ かわいい~。
火々里さんのお母さんはブラックジャックみたいな髪型してるなーって好きなんですけど、
容姿も言葉遣いも猛々しくて一人称が「わたし」である点がさらに好き。
あとお母さんが連れているお福ちゃんのかわいさよ。くわってなったときの毒々しさよ。かわいい。
クロノワールちゃんはまだほとんど力を出してない感じがしますけど
本気出したらどうなのかな、多華宮君は勝てるんだろうか…。
くぎゅうの声かわいい~。
そして彼女が連れている鰐紳士にはぜひうちに来て働いてもらいたいです。スーツ爬虫類ばんざい。
最新話では塔と工房が本格的にガチバトル始めた感じだし、
これで多華宮君の封印が解けたらヴァルプルギスの夜が来ると思っていいんだろか。
火々里さんと多華宮君が小さい頃に会っているらしいのも気になる~。
「キングダム」2期が終わりましたね。
1期に比べて、信と政が一緒にいるシーンが極端に少なくなりましたけど
久々に会っても積もる話もせず未来の話ばっかりしてるのがいいなあ。
政が上で、信が現場でがんばると書くと踊るの室井さんと青島くんのようだ。
(あと壁のあんちゃんも健在で良かった良かった)
ルーキー3人もすっかり仲良くなって(未だに王奔だけツンツンしてるけど、いやそれがいいんだけど)、
原作読んでないのでわからないのですが、これからもちょくちょく一緒に出陣したりするんだろうか。
ラストが何ともかんとも続きを感じさせるシーンで終わったので
できれば3期制作してほしい~羌瘣ちゃん帰って来てほしい~。
あ。それとテレ玉で「怪盗セイント・テール」が再放送してるので見ています。
ぎええええ芽美ちゃん聖良ちゃんアスカJr.リナちゃんルビィちゃん佐渡くん、懐かしい!!
リアタイ視聴からずいぶん経っているため記憶があまりないのですが
お蔭で新鮮な気持ちで見られてます。たのしいよ~。
当時のなかよし読者なら全員が知っている&真似しまくったであろう
芽美ちゃんの変身シーンのセリフ「主よ、種も仕掛けもないことをお許しください」の破壊力…。
あんなにかわいかったら神様も天使様も許しちゃうよ!
4ページ
5ページ
6ページ
ぬらりひょんマンガその2。1はこちら。
まったり続いています。3枚ともクリックで大きくなりますのでよろしかったらどうぞ~。
*浮世絵師のイラスト記事一覧はこちらです*
1期の感想をこちらに少し書きましたけど、2期も雰囲気そのままで嬉しいですねえ。
相変わらず駒場くんと相川くんがステキだったり、たまこさんがイケメンだったり
副部長とあやめちゃんがめちゃくちゃかわいかったり
「生きるための逃げは、ありです」とか校長が名言くれたり
文化祭のばんえい競馬で使いたいから土地貸してくれって頼みに行った先のおじさんが
「何ヘクタール欲しいの?」とか涼しい顔でぶっ飛んだ数字出してきたりして
農家とは、とか考えてしまいますけど、それもまた楽し。
おお…アキちゃんが3ヘクタールくださいって言うの聞いても「どんだけの広さですか??」とか
見当さえつかない我が脳みそよ…(´▽`)。
ニュースとかでよく聞く東京ドーム○個分とかも、ドーム行ったことないので全然わからないです。
奈良の大仏様○個分とか、上野公園○個分とか、東京ビッグサイト○個分とかだったら
すげー!ってなれるのにな…話がずれている…。
原作を読んでいるので先を知っている身としては駒場くん見るたびに切なくてむせび泣くしかない。
がんばれ駒場くん。
アキちゃんも、八軒くんもこれからちょっと大変なのだよね…。
2期はどこまでやってくれるのかわかりませんけども。どきどき。
そして1期に引き続きオープニングとエンディングが楽しい。
録画したアニメやドラマってだいたい主題歌はスキップしてしまうのですけど、
銀匙だけは両方とも早送りしないで見てる。
お蔭でメロディと歌詞をすっかり覚えてしまいました☆
特にエンディングが大好き。アニメーションもくるくる回って楽しい!
♪きーみが笑えーばぼくも笑うから Yeah Yeah めぐりめぐりまた違う誰かのとこまで Fu-----
とーおくー離れた場所にいるとーきーも ぼーくーらの声がとーどーきますように
迷ったときはオトノナルホウヘ~~
いい歌だ!(*´∀`*)
あと、「いなりこんこん恋いろは」はわたしの大好きな伏見稲荷大社が出ると聞いて見ています。
有頂天家族、京騒戯画と続いて京都が舞台のアニメです。
ああ、また京都の聖地が増えていきますね…(´ー`)。
伏見稲荷さんは割と有名な観光地ですので、すでに行ったことある人多そうですが。
宇迦様すごくかわいいです。きれいで背が高くて、乙女ゲー好きな神様(笑)。
自分専用のゲーム機じゃ画面が小さいからって、燈日くんの部屋で一緒にゲームしてる姿が微笑ましい。
一応、ウカノミタマといえば古事記や日本書紀における五穀の稲荷神で
この人が元気でいないと作物が実らなくなってしまいますので
(稲荷というのはもともと「稲成り」がなまったという説がある)、
いなりちゃんが変身して宇迦様がくたくたになってしまうたびにドキドキしてしまうのですが。
まあ雰囲気的にも重いアニメではないのでそんなに心配しなくても大丈夫かなとは思う。
神様たちも、天照大神を筆頭にちょっとトボけたキャラが多いし
神社のおキツネさんたちものほほんとしていい感じ。
コンちゃんにはうちに来てほしい~肩に乗っけてお散歩したい~。
いなりちゃんと女の子たちの友情もよきかな。
ちかちゃんの、急にポッと入ってきた子(墨染さん)に3人の友情が脅かされるのではないかという心理は
誰でも抱く疎外感のようなもので、
それでも和解のために一歩踏み出す勇気を持てるちかちゃんは素敵な子だなあと思います。
墨染さんもずっと心に抱えていたことが言えて良かったですね。
京子ちゃんとうまくいくといいなあ。
京都といえば先日、こんな地図が配信されましたね→「京都が出てくる本のデータ」
次に京都に行くときは参考にしたいです。
それから、「ウィッチトラフトワークス」。
平凡な男子高校生の多華宮君がクラスメイトの火々里さんに守られる話と友達に聞いて
見てみたらハマリました(笑)。
魔女っ子ものだけど主人公が魔女コスする男の子(しかも似合う)っていうの新しいですね。
というか、多華宮君以外にレギュラーの男性が深影先生しかいない件。
というか、レギュラーに平凡な人間がひとりもいない件(;´∀`)。
(たぶん多華宮君がもっとも強い力を持ってると思う)
多華宮君がひとりになるとかえって危険だというのは早々にわかりましたけども
火々里さんがそばにいたらいたで魔女たちと派手にバトルして街が壊れたり爆発したりして
ここに多華宮君の妹の霞ちゃんが加わると更に派手になるっていう。
とにかく火々里さんがかっこよすぎる~ホウキに乗る姿が様になりすぎてます。
あんなにかっこよくホウキで飛ぶ人、ハリポタのフーチ先生しか知らないよわたし!
瀬戸さんの低っくい声がすごく合ってて「やってくれたわね、ケモ耳娘」にはしびれました。言われたい…!
敵対していたたんぽぽちゃん以下5人の魔女たちも最近はどんどんフレンドリーになってきて
今や一緒に家に住む仲ですね。よきかな。
彼女たちの歌うエンディングアニメーションがすごくかわいい、拷問とぬいぐるみだらけ!
♪24時間どっちもこっちもウィッチウィッチ♪ かわいい~。
火々里さんのお母さんはブラックジャックみたいな髪型してるなーって好きなんですけど、
容姿も言葉遣いも猛々しくて一人称が「わたし」である点がさらに好き。
あとお母さんが連れているお福ちゃんのかわいさよ。くわってなったときの毒々しさよ。かわいい。
クロノワールちゃんはまだほとんど力を出してない感じがしますけど
本気出したらどうなのかな、多華宮君は勝てるんだろうか…。
くぎゅうの声かわいい~。
そして彼女が連れている鰐紳士にはぜひうちに来て働いてもらいたいです。スーツ爬虫類ばんざい。
最新話では塔と工房が本格的にガチバトル始めた感じだし、
これで多華宮君の封印が解けたらヴァルプルギスの夜が来ると思っていいんだろか。
火々里さんと多華宮君が小さい頃に会っているらしいのも気になる~。
「キングダム」2期が終わりましたね。
1期に比べて、信と政が一緒にいるシーンが極端に少なくなりましたけど
久々に会っても積もる話もせず未来の話ばっかりしてるのがいいなあ。
政が上で、信が現場でがんばると書くと踊るの室井さんと青島くんのようだ。
(あと壁のあんちゃんも健在で良かった良かった)
ルーキー3人もすっかり仲良くなって(未だに王奔だけツンツンしてるけど、いやそれがいいんだけど)、
原作読んでないのでわからないのですが、これからもちょくちょく一緒に出陣したりするんだろうか。
ラストが何ともかんとも続きを感じさせるシーンで終わったので
できれば3期制作してほしい~羌瘣ちゃん帰って来てほしい~。
あ。それとテレ玉で「怪盗セイント・テール」が再放送してるので見ています。
ぎええええ芽美ちゃん聖良ちゃんアスカJr.リナちゃんルビィちゃん佐渡くん、懐かしい!!
リアタイ視聴からずいぶん経っているため記憶があまりないのですが
お蔭で新鮮な気持ちで見られてます。たのしいよ~。
当時のなかよし読者なら全員が知っている&真似しまくったであろう
芽美ちゃんの変身シーンのセリフ「主よ、種も仕掛けもないことをお許しください」の破壊力…。
あんなにかわいかったら神様も天使様も許しちゃうよ!



ぬらりひょんマンガその2。1はこちら。
まったり続いています。3枚ともクリックで大きくなりますのでよろしかったらどうぞ~。
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わたしは大気を描きたい。
国立西洋美術館で開催中の「モネ 風景をみる眼-19世紀フランス風景画の革新」展に行ってきました。
ポーラ美術館所蔵・西洋美術館所蔵のモネ作品と、
ルノワール、マネ、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、ガレ、ロダン、シスレー、クールベ、スーラなど
19世紀に活躍した画家たちの作品が勢ぞろいしています。
ただでさえ印象派の展覧会は人気があってしかもメンツがメンツなので会場はとても混んでいて
(チケット売り場が大行列だった)、
わたし絵はだいたい近づいたり離れたりして見るのが好きなのですが
どの絵の前も人がへばり付いたようにぎっしりで、なかなかそれもできず(;´∀`)。
でも久しぶりに印象派の本物をどっさり鑑賞できて良かったです。
モネの作品をまとめて見たのは7年前の「大回顧展モネ」(国立新美術館)以来でして
今回はあれより規模は小さめだし、モネの絵は大好きで画集も持ってますが
やはり本物を見られる機会は少ないので開催してくれて嬉しいなあ。
ポーラさん西美さんありがとうございます(´▽`)。
5歳か6歳のとき母親に連れられて、今は無き東武美術館の西洋絵画展に行きまして
最初は適当に眺めていた作品の中にたった1枚だけあったモネの絵の光に
脳みそから胸から貫かれビリビリしびれてしまって以来、飽きるほど見ています。
今回も、さっき列挙したように色んな画家の作品が並んでいましたが
あっこれいい!すてき!と思う絵はほぼモネであることが多かった(笑)。
水の描き方が大好きなんです(´∀`)白が美しい。
「睡蓮」の花が美しいのは言わずもがな、水面に映り込むさかさま世界のきれいなこと。
なんていうのかな、モネが描く水面は絶えず光がキラキラして
活気が満ちているんですよね。
ゆらめきや波紋が見えるというのかな…。
晴れの日はもちろん、曇りの日は曇りの、雨の日は雨の光が水面に落ちているのが表現されているというか
どんな天気であっても、昼でも夜でも、水面には何かしら光があるというのを
感じさせてくれる気がします。
昼だから白く、夜だから真っ黒に塗ってしまうとかじゃなくてね。
「グランド・ジャット島」がセザンヌの「ポントワーズの橋と堰」と並んで飾ってあって
比較できるようになっていまして、
同じ水と木のある風景でもセザンヌは割と均等に迫力のある雰囲気に仕上げていて
モネは遠近法と少ない色ですっきりまとめて解放感を感じた。
ふにゃー。綺麗だ。
「バラ色のボート」、女性たちがボートに乗り談笑していますが画面の半分以上が水です(笑)。
水草の動いている水は見ている分にはすばらしいが気が狂いそうになる、とモネは言ったそうですが
水の中を観察しているような感じもしました。
「セーヌ河の支流から見たアルジャントゥイユ」とか、もうだめ。美しすぎて悶絶。
空の雲の動き、風のざわめき。水に映り込む林の描写は写真じゃないかというレベル。
なんかもうブルガリアヨーグルト飲み込んだみたいに心がフニャフニャでした。あー。ふやける。
「ジヴェルニーの積みわら」のポカポカ陽気の中の積みわらにはこちらもポカポカしてくるし、
「しゃくやくの花園」はカラフルな花園が素敵だし、
「散歩」はモネの妻カミーユと子のジャンがアルジャントゥイユの草原に包み込まれて楽しそうだし
なんか、どれを見ても圧倒的なやさしさと暖かさで頭がふわふわします。
「雪のアルジャントゥイユ」、ざくざくした雪道に信じられないほどのリアリティ。
ああ、そうだね、降ったばかりの雪道ってこんな足跡つくよね…。
「サン・ラザール駅の線路」も「エトルタの夕焼け」も美しい、美しい。
見慣れてるけど美しい。
ロンドンの議事堂や橋を描いた3作は霧が強烈すぎるくらい神秘的で、たぶん主題は霧ですね(笑)。
(霧がなければロンドンは美しくないって言うくらい、モネはあの霧に荘厳さを見たらしいけど
でもあれ水蒸気じゃなくスモッグだよモネ~^^;)
「黄色いアイリス」を見てアガサ・クリスティが同じタイトルの小説を書いているのを思い出した。
「陽を浴びるポプラ並木」のそばにロダンの「オクターヴ・ミルボーの胸像」が並んでいたのは
1889年にパリで開催された「モネ・ロダン展」の再現でしょうか。
(ミルボーが「絵画と彫刻という芸術を今世紀で最も見事に演じてみせた」とか絶賛したやつ)
モネと交流した人や支えた人に関する展示があるのもうれしいですね。
他の画家たちの作品も良かったですよ。
ルノワールの風景画「木かげ」や「エッソワの風景」も綺麗で、奥行きがふんわりかすんだ色あいで
あらゆる青が下地になっているのは人物を描くときと同じですね。
マネの「ブラン氏の肖像」はえっへん感が出てて、ああ、マネだなって(笑)。
エミール・ガレのお皿や器もあって、モネが水草を描いたように
ガレは海藻を器に表現していてシャレオツ。
シニャックの色遣いが、油彩なんだけど色鉛筆とかクレヨンの明るさで面白かった。
「サン=トロぺの港」とかスーラみたいな点描に近くて、港の青さと海の赤さが対照的な作品。
スーラはというと、「グランカンの干潮」がありまして海辺で大きく傾いた船の絵で
点描っぽいタッチではなかった。緑の海がきれいです。
クールベは相変わらずコントラストがくっきりはっきりしてる、「狩猟者のいる風景」とか
「波」とか迫力がすごい。東映の波みたいに絵を飛び出して迫ってきそう。
ゴッホとゴーギャンの絵が仲良く並んでいてふおお…!
彼らの相克を思うと夜も眠れなくなるし、作品が並んでいると条件反射でムズムズします。
良かったねって言うのも変な気がする…ゴッホは素直になれずゴーギャンはそっぽ向いてそうとか…。
シャバンヌ「貧しき漁夫」とピカソ「海辺の母子像」が並んでいたのは
ピカソがシャバンヌのこの絵を見て母子像を制作したからだそうです。
真っ青な画面に母子が描かれ、母の持つ花だけが真紅の色。
ゲルニカにおけるランプやアネモネの花のようなイメージでしょうか…母子はピエタにも見えました。
会場には画家たちからモネへ向けられた言葉がいくつも掲示してありました。
ポール・セザンヌ「モネはひとつの眼にすぎない、しかし何というすばらしい目だろう!」
ロジェ・マルクス「もはや大地も空も境界もない。静謐で豊穣な水がカンヴァスのすべての領域を覆いつくしている」
フィンセント・ゴッホ「ああ、モネが風景を描くように人物が描けたら!」
名前も知らない人もいたけど、言葉の中身から画家なのか批評家なのか画商なのかとか何となくわかりました。
誰かに向けた言葉って人柄も思想も出るから面白いですね。
(ちなみにフィンセントの言葉には続きがあって
「印象派といったらモネしかいないなどと言われる前にそれだけはしなくては」というものだったりします。
あとフィンスの弟のテオドルスが印象派の画家を援助するためにモネの絵を買い入れたことがあったはず)
モネの言葉もありました。「私は鳥が歌うように絵を描きたい」
モネの人生はそれなりに紆余曲折もありましたし、描くことが苦しい時期もありましたけど
絵に関して否定的なことを言っているのをあまり聞きません。
絵を描かずにはいられないと何度も言っているし、対象を観察することの大切さも説いています。
(雪景色を観察しすぎて、どう描いたらよいかわかった時には
すっかり溶けてしまったなんてこともあったそうですが・笑)
また、会場にはありませんでしたが、ゆさが好きなモネの言葉に以下のようなものがあります。
(風景が絵のように見えるのかという問いに)「ありえないね、親愛なる友よ。これはわたしの見方だ」
「わたしは大気を描きたい、しかしそれは不可能ということに他ならない…」
あ!モネ情報をひとつ。
今年の6月、世田谷にボストン美術館所蔵の「ラ・ジャポネーズ」が来てくれるらしくって
今回も7年前の回顧展にもなかったからすっごくすっごく見に行きたい!!
で、すっかり身も心もふやけてしまったまま会場を出て、ついでに(ついで言うな)、
常設企画展のエドヴァルド・ムンク版画展も見てきました。
しかし、ちょっと、これは、すごかったですよ!
モネでふにゃふにゃになった後でしたから余計に頭にがんがん響きまくりました!なんだこれ!
白黒版画ばかりで、「虎の頭」とか「歴史」などにはムンクの高い画力をドカンと見せつけられて
ふおおこりゃモネと全然違うぜ、でも頭を切り替える余裕がないぜ…と思う間もなく
「自画像」はともかく「マドンナ」とか「病める子ども」とか次々見ていくうちに
いつの間にか脳も体もずっしり重くなった感じに。
べったり塗られた黒とかすれた黒の差が強烈すぎて、なんかもうひたすら現実で
さっきまで地上1メートルあたりをふわふわしていたのに、強制的に引力で引きずり下ろされた気分。
息をのむ作品とはこういうものだなあと思いました。
圧巻は連作「アルファとオメガ」。もう見るからにまともな精神状態じゃない…!
と思ったらムンクが精神病院に入院した際に治療の目的もあって制作したのだそう。
モチーフはアダムとイブではないかと思います。
愛し合っていたオメガとアルファですが、アルファが蛇を殺したのをきっかけに2人の何かがずれ始めて
(蛇殺しのシーンのオメガがぞっとします)、
オメガが熊や虎と睦み合ううちに目ががらんどうになったりしてて、
アルファが絶望するシーンはあの「叫び」に似た構図だったりします。
ラストが…いや、あれはちょっと書けません…。
そして最後に展示されていた「光に向かって」が唐突に色版画で一気にカラーの世界に引き戻されました。
帰ってきたあ、脱力。
西美を出てしばらく、あれ、わたし何を見に来たんだっけ…と忘れていたくらい衝撃でした。
すごいものを見せていただいた。
ただ、確かにテーマは重いし粗さと粗雑さが目立つけど均一が取れていてきれいだったし
不思議と「もう二度と見たくない!」とはならなかったですね。
もう一度見るにはちょっと時間を空けたいけど。
上野に行く機会がありましたらぜひ寄ってみてください、面白いくらいに酔えますよ。
(順番としてはムンクを見てからモネを見る方がおすすめです・笑)
あと、上野公園でウォーターアートを描いている人に初めてお会いしました!

ゾウやコアラ、ワニ、キリンなどをブラシですいすい描いてらっしゃいました。
ここは動物園と東博の交差点にあたりますが、ここだけじゃなく
動物園の前とか西美から科博への道とかにズラーッと動物たちの顔が描いてあって
道行く人たちが指さしたりカメラで撮影したりしていました。
もう名物ですね。

大きな猫ちゃんの下にパンダ3頭!
ちょっと突発的にぬらりひょんが描きたくなったので本日から3回に分けて載せます。
(鉛筆描きで見づらくてすみません。枠線くらい定規つかいましょう…)
すべてクリックで大きくなります。よろしければどうぞ~。
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*浮世絵師のイラスト記事一覧はこちらです*
ポーラ美術館所蔵・西洋美術館所蔵のモネ作品と、
ルノワール、マネ、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、ガレ、ロダン、シスレー、クールベ、スーラなど
19世紀に活躍した画家たちの作品が勢ぞろいしています。
ただでさえ印象派の展覧会は人気があってしかもメンツがメンツなので会場はとても混んでいて
(チケット売り場が大行列だった)、
わたし絵はだいたい近づいたり離れたりして見るのが好きなのですが
どの絵の前も人がへばり付いたようにぎっしりで、なかなかそれもできず(;´∀`)。
でも久しぶりに印象派の本物をどっさり鑑賞できて良かったです。
モネの作品をまとめて見たのは7年前の「大回顧展モネ」(国立新美術館)以来でして
今回はあれより規模は小さめだし、モネの絵は大好きで画集も持ってますが
やはり本物を見られる機会は少ないので開催してくれて嬉しいなあ。
ポーラさん西美さんありがとうございます(´▽`)。
5歳か6歳のとき母親に連れられて、今は無き東武美術館の西洋絵画展に行きまして
最初は適当に眺めていた作品の中にたった1枚だけあったモネの絵の光に
脳みそから胸から貫かれビリビリしびれてしまって以来、飽きるほど見ています。
今回も、さっき列挙したように色んな画家の作品が並んでいましたが
あっこれいい!すてき!と思う絵はほぼモネであることが多かった(笑)。
水の描き方が大好きなんです(´∀`)白が美しい。
「睡蓮」の花が美しいのは言わずもがな、水面に映り込むさかさま世界のきれいなこと。
なんていうのかな、モネが描く水面は絶えず光がキラキラして
活気が満ちているんですよね。
ゆらめきや波紋が見えるというのかな…。
晴れの日はもちろん、曇りの日は曇りの、雨の日は雨の光が水面に落ちているのが表現されているというか
どんな天気であっても、昼でも夜でも、水面には何かしら光があるというのを
感じさせてくれる気がします。
昼だから白く、夜だから真っ黒に塗ってしまうとかじゃなくてね。
「グランド・ジャット島」がセザンヌの「ポントワーズの橋と堰」と並んで飾ってあって
比較できるようになっていまして、
同じ水と木のある風景でもセザンヌは割と均等に迫力のある雰囲気に仕上げていて
モネは遠近法と少ない色ですっきりまとめて解放感を感じた。
ふにゃー。綺麗だ。
「バラ色のボート」、女性たちがボートに乗り談笑していますが画面の半分以上が水です(笑)。
水草の動いている水は見ている分にはすばらしいが気が狂いそうになる、とモネは言ったそうですが
水の中を観察しているような感じもしました。
「セーヌ河の支流から見たアルジャントゥイユ」とか、もうだめ。美しすぎて悶絶。
空の雲の動き、風のざわめき。水に映り込む林の描写は写真じゃないかというレベル。
なんかもうブルガリアヨーグルト飲み込んだみたいに心がフニャフニャでした。あー。ふやける。
「ジヴェルニーの積みわら」のポカポカ陽気の中の積みわらにはこちらもポカポカしてくるし、
「しゃくやくの花園」はカラフルな花園が素敵だし、
「散歩」はモネの妻カミーユと子のジャンがアルジャントゥイユの草原に包み込まれて楽しそうだし
なんか、どれを見ても圧倒的なやさしさと暖かさで頭がふわふわします。
「雪のアルジャントゥイユ」、ざくざくした雪道に信じられないほどのリアリティ。
ああ、そうだね、降ったばかりの雪道ってこんな足跡つくよね…。
「サン・ラザール駅の線路」も「エトルタの夕焼け」も美しい、美しい。
見慣れてるけど美しい。
ロンドンの議事堂や橋を描いた3作は霧が強烈すぎるくらい神秘的で、たぶん主題は霧ですね(笑)。
(霧がなければロンドンは美しくないって言うくらい、モネはあの霧に荘厳さを見たらしいけど
でもあれ水蒸気じゃなくスモッグだよモネ~^^;)
「黄色いアイリス」を見てアガサ・クリスティが同じタイトルの小説を書いているのを思い出した。
「陽を浴びるポプラ並木」のそばにロダンの「オクターヴ・ミルボーの胸像」が並んでいたのは
1889年にパリで開催された「モネ・ロダン展」の再現でしょうか。
(ミルボーが「絵画と彫刻という芸術を今世紀で最も見事に演じてみせた」とか絶賛したやつ)
モネと交流した人や支えた人に関する展示があるのもうれしいですね。
他の画家たちの作品も良かったですよ。
ルノワールの風景画「木かげ」や「エッソワの風景」も綺麗で、奥行きがふんわりかすんだ色あいで
あらゆる青が下地になっているのは人物を描くときと同じですね。
マネの「ブラン氏の肖像」はえっへん感が出てて、ああ、マネだなって(笑)。
エミール・ガレのお皿や器もあって、モネが水草を描いたように
ガレは海藻を器に表現していてシャレオツ。
シニャックの色遣いが、油彩なんだけど色鉛筆とかクレヨンの明るさで面白かった。
「サン=トロぺの港」とかスーラみたいな点描に近くて、港の青さと海の赤さが対照的な作品。
スーラはというと、「グランカンの干潮」がありまして海辺で大きく傾いた船の絵で
点描っぽいタッチではなかった。緑の海がきれいです。
クールベは相変わらずコントラストがくっきりはっきりしてる、「狩猟者のいる風景」とか
「波」とか迫力がすごい。東映の波みたいに絵を飛び出して迫ってきそう。
ゴッホとゴーギャンの絵が仲良く並んでいてふおお…!
彼らの相克を思うと夜も眠れなくなるし、作品が並んでいると条件反射でムズムズします。
良かったねって言うのも変な気がする…ゴッホは素直になれずゴーギャンはそっぽ向いてそうとか…。
シャバンヌ「貧しき漁夫」とピカソ「海辺の母子像」が並んでいたのは
ピカソがシャバンヌのこの絵を見て母子像を制作したからだそうです。
真っ青な画面に母子が描かれ、母の持つ花だけが真紅の色。
ゲルニカにおけるランプやアネモネの花のようなイメージでしょうか…母子はピエタにも見えました。
会場には画家たちからモネへ向けられた言葉がいくつも掲示してありました。
ポール・セザンヌ「モネはひとつの眼にすぎない、しかし何というすばらしい目だろう!」
ロジェ・マルクス「もはや大地も空も境界もない。静謐で豊穣な水がカンヴァスのすべての領域を覆いつくしている」
フィンセント・ゴッホ「ああ、モネが風景を描くように人物が描けたら!」
名前も知らない人もいたけど、言葉の中身から画家なのか批評家なのか画商なのかとか何となくわかりました。
誰かに向けた言葉って人柄も思想も出るから面白いですね。
(ちなみにフィンセントの言葉には続きがあって
「印象派といったらモネしかいないなどと言われる前にそれだけはしなくては」というものだったりします。
あとフィンスの弟のテオドルスが印象派の画家を援助するためにモネの絵を買い入れたことがあったはず)
モネの言葉もありました。「私は鳥が歌うように絵を描きたい」
モネの人生はそれなりに紆余曲折もありましたし、描くことが苦しい時期もありましたけど
絵に関して否定的なことを言っているのをあまり聞きません。
絵を描かずにはいられないと何度も言っているし、対象を観察することの大切さも説いています。
(雪景色を観察しすぎて、どう描いたらよいかわかった時には
すっかり溶けてしまったなんてこともあったそうですが・笑)
また、会場にはありませんでしたが、ゆさが好きなモネの言葉に以下のようなものがあります。
(風景が絵のように見えるのかという問いに)「ありえないね、親愛なる友よ。これはわたしの見方だ」
「わたしは大気を描きたい、しかしそれは不可能ということに他ならない…」
あ!モネ情報をひとつ。
今年の6月、世田谷にボストン美術館所蔵の「ラ・ジャポネーズ」が来てくれるらしくって
今回も7年前の回顧展にもなかったからすっごくすっごく見に行きたい!!
で、すっかり身も心もふやけてしまったまま会場を出て、ついでに(ついで言うな)、
常設企画展のエドヴァルド・ムンク版画展も見てきました。
しかし、ちょっと、これは、すごかったですよ!
モネでふにゃふにゃになった後でしたから余計に頭にがんがん響きまくりました!なんだこれ!
白黒版画ばかりで、「虎の頭」とか「歴史」などにはムンクの高い画力をドカンと見せつけられて
ふおおこりゃモネと全然違うぜ、でも頭を切り替える余裕がないぜ…と思う間もなく
「自画像」はともかく「マドンナ」とか「病める子ども」とか次々見ていくうちに
いつの間にか脳も体もずっしり重くなった感じに。
べったり塗られた黒とかすれた黒の差が強烈すぎて、なんかもうひたすら現実で
さっきまで地上1メートルあたりをふわふわしていたのに、強制的に引力で引きずり下ろされた気分。
息をのむ作品とはこういうものだなあと思いました。
圧巻は連作「アルファとオメガ」。もう見るからにまともな精神状態じゃない…!
と思ったらムンクが精神病院に入院した際に治療の目的もあって制作したのだそう。
モチーフはアダムとイブではないかと思います。
愛し合っていたオメガとアルファですが、アルファが蛇を殺したのをきっかけに2人の何かがずれ始めて
(蛇殺しのシーンのオメガがぞっとします)、
オメガが熊や虎と睦み合ううちに目ががらんどうになったりしてて、
アルファが絶望するシーンはあの「叫び」に似た構図だったりします。
ラストが…いや、あれはちょっと書けません…。
そして最後に展示されていた「光に向かって」が唐突に色版画で一気にカラーの世界に引き戻されました。
帰ってきたあ、脱力。
西美を出てしばらく、あれ、わたし何を見に来たんだっけ…と忘れていたくらい衝撃でした。
すごいものを見せていただいた。
ただ、確かにテーマは重いし粗さと粗雑さが目立つけど均一が取れていてきれいだったし
不思議と「もう二度と見たくない!」とはならなかったですね。
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