おーい、応為。
キャサリン・ゴヴィエ著『北斎と応為』を読みました。
ご存知葛飾北斎と子のお栄(画号:応為)が並んだタイトルで、北斎が先にきていますが
北斎の史実にお栄の人生を想像で加えて、お栄の一人称で話が進みますので
主人公は応為の方ですね~。
お栄ちゃんがその場その場で何を思ったかを共有しながら読んでいく感じかな。
彼女が主人公の小説ってほとんどないから貴重だと思う。
(というかわたし他に知らないのでどなたかオススメあったら教えてくだしあ)
書店をぶらぶらしていて偶然見かけたのですが、タイトルと表紙(応為画「三曲合奏図」)と
あと作者がカナダ人であることが気になってパラ読みしたら
書き出しが北斎のセリフで「オーイ、おまえさんよ、そこの大アゴだよ、え、お栄っ」だったのが運のつき。
マジやばかった最高ですって叫ぶとこだった!!
北斎はいつも「オーイ」とか「アゴ」(お栄ちゃんのあごは大きかったらしい)とか叫んで
お栄を呼んでいたそうなのですが
そんな北斎とお栄の関係ものすごく端的に表してるセリフが書き出しだなんて!
この作者さんわかってらっしゃる、と浮き立ちながら続きを読んだらあれよあれよと読めてしまって
お栄ちゃんの人生が記録されている『葛飾北斎伝』(飯島虚心著)の版本を
四苦八苦しながら読んだ日々はなんだったのか、
北斎の後半生と応為のゆりかごから墓場までがわかりやすく生き生きと書かれていて
ああもっと早く出会いたかった…と思いました。
北斎たちだけでなく当時の江戸文化や絵師、戯作者、遊女など緻密な資料調査を行って
人物も世界観も大きく複雑に仕上げているのが文脈から伝わってくるので
巻物トラブルの相手がヘンミーだったりとか、北斎が大達磨を描いたお寺が護国寺になってたりとか
七代目團十郎に大向こうじゃなく野次が飛ぶとか
(でも團十郎が「最高潮の場面なのに客はうつむいて筋書読んでる」と笑うシーンはごめんなさいって思った)、
老中のはずの松平定信が町絵師にふらふら会いに来たりとか
ときどき時代考証に首かしげるけど(笑)、面白さの方が勝ってるからあまり気にならないです。
酒好きで口悪くて絵にうるさくてもしかしたらお父さん以上に性格ねじ曲がってるお栄ちゃんが
すごく生き生きしてていとおしくて抱きしめたくなった…!
全速前進で生きてる感じ。
人と話すときは目を見て話し、筆1本で食べていく自信を持ち、
北斎の自己中な振る舞いを愛し、北斎や家族をこてんぱんにけなし(でも本人たちの前では言えない)、
心に燃えるような思いを抱えているお栄像にめちゃくちゃ感動しました。
北斎との関係が複雑すぎて一言で表現できない。
ずっと父のそばで絵を描くのを見て育ってだんだん手伝うようになって
しまいには手が震える父の代わりに絵を描いて「北斎」と署名して売るようになっていく設定は
「北斎の晩年の絵は応為が手伝ったorほぼ応為の手によるもの」という仮説を
もとにしているのでしょう。
絵に北斎の署名を入れてしれっと版元に売りに行く飄々っぷりと
父に認めてもらいたい思いと、「北斎」を社会的に支えている自分への誇りと。
(でもそれらはコンプレックスと依存というのが読み手にちゃんと伝わってくるのがこの本のいいところ。
作者さんが相当厳しいまなざしを向けているからだと思う)
北斎をふだんは「父」、憎まれ口のときは「爺さん」、仕事中や客観的なときは「北斎」と呼び分けてて
「北斎」はドライなんだけど「父」「爺さん」と言うときものすごい愛憎が入り混じってて生々しいです。
志乃さんや遊女たち、夫の南沢等明、三馬や英泉やシーボルトなどと交流していても
常に心のどこかに北斎がいつも引っかかってるというか、
離れたい気持ちと離れられない気持ちとの間で反復横跳びしてる感じが個人的にはしました。
(だから父親に構ってほしかった弟の崎十郎とは話が噛み合わなかったりする)
物語の後半で北斎の幻を見るお栄ちゃんが、生前の北斎にさんざん振り回されていたくせに
「助けがいるならそっち行くよ」と叫んじゃって、
でも「そのうちな、でも今はだめだ」と北斎に消えられてしまうというのが
その最たるシーンだなあと思った。
身なりにもお金にも名声にも興味ないけど絵への執念は異常なまでに深い天才肌というのが
わたしの中の北斎像ですけども、このお話の北斎もそんな感じですな。
元気なときは家で、町で、寺で、吉原で、体調を崩してからは布団の中で、いつもどこでも絵を描いて
常に「本物の絵師になりたい」と途方もない夢を見ている。
何か面白い現場に遭遇しては「父だったら絵にしただろう」とつぶやくお栄ちゃんが、
もう、もうほんと北斎のことわかってるお栄ちゃんが涙ぐましくて、な……話がズレた…。
引越しや名前を何度も変えたエピをはじめ、口ずさんだ呪文や点から絵を描くとか米粒絵のエピまで
ちゃんと書かれてて笑った。
ほかの当時の絵師や作家たちも少し出てきて狂歌や講談、歌舞伎、舞踊などが要所要所にあって
江戸文化クラスタとしてはうれしい限りです☆
絵や着物だけでなく戯作、黄表紙、春画、読売、蘭学、お菓子、團十郎の押隈まであるから最高です!
志乃さんを始めとする吉原の女性たちも
何も知らない少女のお栄ちゃんの目を通して描写されるから全然いやらしくないし、
吉原の意味を知ってからもお栄ちゃんがまったく変な目で見てなくて、そこも好き。
志乃さんは外国文学によくいる、主人公を導く賢者のような存在というか
お栄ちゃんが困っているときに必ず側にいてくれる人のような印象でした。
美しい人だなあと思った。
シーボルトが北斎から絵を買ったのは史実ですけども
(お蔭でシーボルト事件で北斎は危うく摘発されかかったりする)、
やりとりの場には体調を崩した北斎が不在で
ほぼお栄とシーボルトで行われたように描かれていましたね~。
お栄ちゃんがシェイクスピアとその娘のことをシーボルトに尋ねるくだりは
お栄ちゃんの業みたいなものを感じて心が痛い。
シェイクスピアはあんなにたくさん話を書いた、なら誰かが側で支えていたはず、
そして支えたのは娘であるはず…と根拠もなく思ってしまったりとか
シーボルトにシェイクスピアの娘について確実なことはわかっていないと言われると
「娘なしで一体どうやって。私の父は三人も娘がいたのにそれでも足りなかったんですよ」と叫ぶとか。
娘の時代の到来とは。
あと、シーボルトが日本の女性たちの抑圧について不可解極まりないと思考するくだりは
作者のゴヴィエさんの思考でもあるのかもしれないな…とふと思いました。
それは全編にわたり徹底された理知的なまなざしだなあ、とも。
それにしてもお栄にシェイクスピアを語らせるあたり
いかに彼が英語圏の人々にとって偉大な存在であるかが伝わってきますね~。
「碑文になりそうな名文句だけど、私の墓を改めてもらわないとそれはわからない、
肝心の墓は見つかってないからどうしようもない…」という内容の一文が
冒頭とラストの両方に呼応するように置かれていて、
その名文句も冒頭とラストで全然違うものが書いてあって、
最後まで本を読んだあとに冒頭を読むとまた感慨深いです。
あれらはお栄ちゃんの人生が客観性と内面からずばりと表現されている文句ですな。
原書『The Printmaker's Daughter』の試し読みも見つけましたが、表紙のインパクトがすごい。。
(どうでもいいけどお栄って髪結ってもすぐあちこち緩んで
ほつれ毛落ちまくりのイメージあるんですがなんでだろう)
本文も、カナダの本ですしまあ当たり前なんだけど
北斎が「Hey you! You with the big chin, oei!!(おーい、そこの大アゴ、お栄!)」とかって
英語しゃべっててこそばゆい(笑)。
北斗七星(北斎のこと)は"The seven stars"だったり
狂歌連は"The mad poets"だったり、字のまんまですね(笑)。
狂歌は必ずしもマッドな内容ってわけじゃないんだけど、他に翻訳できる言葉がなかったのかな。
あと"Yuko" という遊女に「夕湖」と漢字が当てられていたのは訳者のセンスを感じました。
※クリックで大きくなります
手鎖の刑を受けて牢屋に閉じ込められた歌麿を、北斎と応為が訪ねるシーンが
笑い事じゃないとわかっててもツボすぎてマンガにしてしまいました。
(火種に石油ぶっかけて妄想の炎を燃えあがらすのは歴史クラスタの使命ですからね!笑)
歌麿せんせいものすごい俺様歌様だった…惚れる…(* ̄д ̄)
原書も"Utamaro was on top"とか"Great man"とかものすごいリスペクト表現が見られますので
作者さんは歌麿が相当お好きな方とみた。
"I am the best."と居丈高につぶやく歌麿さんとか、もうなんか色々面白すぎる!
アイアムザベストって歌麿が言うんですよ!あほかあぁぁ萌えるっしょ。
※クリックで大きくなります
北斎が将軍家斉の前で鶏を放って竜田川の絵を描いたシーン(史実です)の後に2人が交わした会話が
クリティカルヒットしたので描き描き。
そういえばお栄ちゃんが志乃さんと南禅寺を訪れるシーンで
お寺の庭に百日紅が植えてあってニヤリとしました( ̄ー ̄)。
わたしの大好きな杉浦日向子さんのマンガ『百日紅』も北斎と応為が主人公ですね。
(こちらの2人はゴヴィエ氏の小説と違いゆったりさっぱりした人物像ですが、変人度は負けずに高い)
読みなおそう~来年アニメーション映画にもなりますしね。→こちら
(百日紅にも応為が北斎の代作してたっぽい感じの描写がなかったっけ…)
*ブログ内のイラスト記事一覧はこちらです*
ご存知葛飾北斎と子のお栄(画号:応為)が並んだタイトルで、北斎が先にきていますが
北斎の史実にお栄の人生を想像で加えて、お栄の一人称で話が進みますので
主人公は応為の方ですね~。
お栄ちゃんがその場その場で何を思ったかを共有しながら読んでいく感じかな。
彼女が主人公の小説ってほとんどないから貴重だと思う。
(というかわたし他に知らないのでどなたかオススメあったら教えてくだしあ)
書店をぶらぶらしていて偶然見かけたのですが、タイトルと表紙(応為画「三曲合奏図」)と
あと作者がカナダ人であることが気になってパラ読みしたら
書き出しが北斎のセリフで「オーイ、おまえさんよ、そこの大アゴだよ、え、お栄っ」だったのが運のつき。
マジやばかった最高ですって叫ぶとこだった!!
北斎はいつも「オーイ」とか「アゴ」(お栄ちゃんのあごは大きかったらしい)とか叫んで
お栄を呼んでいたそうなのですが
そんな北斎とお栄の関係ものすごく端的に表してるセリフが書き出しだなんて!
この作者さんわかってらっしゃる、と浮き立ちながら続きを読んだらあれよあれよと読めてしまって
お栄ちゃんの人生が記録されている『葛飾北斎伝』(飯島虚心著)の版本を
四苦八苦しながら読んだ日々はなんだったのか、
北斎の後半生と応為のゆりかごから墓場までがわかりやすく生き生きと書かれていて
ああもっと早く出会いたかった…と思いました。
北斎たちだけでなく当時の江戸文化や絵師、戯作者、遊女など緻密な資料調査を行って
人物も世界観も大きく複雑に仕上げているのが文脈から伝わってくるので
巻物トラブルの相手がヘンミーだったりとか、北斎が大達磨を描いたお寺が護国寺になってたりとか
七代目團十郎に大向こうじゃなく野次が飛ぶとか
(でも團十郎が「最高潮の場面なのに客はうつむいて筋書読んでる」と笑うシーンはごめんなさいって思った)、
老中のはずの松平定信が町絵師にふらふら会いに来たりとか
ときどき時代考証に首かしげるけど(笑)、面白さの方が勝ってるからあまり気にならないです。
酒好きで口悪くて絵にうるさくてもしかしたらお父さん以上に性格ねじ曲がってるお栄ちゃんが
すごく生き生きしてていとおしくて抱きしめたくなった…!
全速前進で生きてる感じ。
人と話すときは目を見て話し、筆1本で食べていく自信を持ち、
北斎の自己中な振る舞いを愛し、北斎や家族をこてんぱんにけなし(でも本人たちの前では言えない)、
心に燃えるような思いを抱えているお栄像にめちゃくちゃ感動しました。
北斎との関係が複雑すぎて一言で表現できない。
ずっと父のそばで絵を描くのを見て育ってだんだん手伝うようになって
しまいには手が震える父の代わりに絵を描いて「北斎」と署名して売るようになっていく設定は
「北斎の晩年の絵は応為が手伝ったorほぼ応為の手によるもの」という仮説を
もとにしているのでしょう。
絵に北斎の署名を入れてしれっと版元に売りに行く飄々っぷりと
父に認めてもらいたい思いと、「北斎」を社会的に支えている自分への誇りと。
(でもそれらはコンプレックスと依存というのが読み手にちゃんと伝わってくるのがこの本のいいところ。
作者さんが相当厳しいまなざしを向けているからだと思う)
北斎をふだんは「父」、憎まれ口のときは「爺さん」、仕事中や客観的なときは「北斎」と呼び分けてて
「北斎」はドライなんだけど「父」「爺さん」と言うときものすごい愛憎が入り混じってて生々しいです。
志乃さんや遊女たち、夫の南沢等明、三馬や英泉やシーボルトなどと交流していても
常に心のどこかに北斎がいつも引っかかってるというか、
離れたい気持ちと離れられない気持ちとの間で反復横跳びしてる感じが個人的にはしました。
(だから父親に構ってほしかった弟の崎十郎とは話が噛み合わなかったりする)
物語の後半で北斎の幻を見るお栄ちゃんが、生前の北斎にさんざん振り回されていたくせに
「助けがいるならそっち行くよ」と叫んじゃって、
でも「そのうちな、でも今はだめだ」と北斎に消えられてしまうというのが
その最たるシーンだなあと思った。
身なりにもお金にも名声にも興味ないけど絵への執念は異常なまでに深い天才肌というのが
わたしの中の北斎像ですけども、このお話の北斎もそんな感じですな。
元気なときは家で、町で、寺で、吉原で、体調を崩してからは布団の中で、いつもどこでも絵を描いて
常に「本物の絵師になりたい」と途方もない夢を見ている。
何か面白い現場に遭遇しては「父だったら絵にしただろう」とつぶやくお栄ちゃんが、
もう、もうほんと北斎のことわかってるお栄ちゃんが涙ぐましくて、な……話がズレた…。
引越しや名前を何度も変えたエピをはじめ、口ずさんだ呪文や点から絵を描くとか米粒絵のエピまで
ちゃんと書かれてて笑った。
ほかの当時の絵師や作家たちも少し出てきて狂歌や講談、歌舞伎、舞踊などが要所要所にあって
江戸文化クラスタとしてはうれしい限りです☆
絵や着物だけでなく戯作、黄表紙、春画、読売、蘭学、お菓子、團十郎の押隈まであるから最高です!
志乃さんを始めとする吉原の女性たちも
何も知らない少女のお栄ちゃんの目を通して描写されるから全然いやらしくないし、
吉原の意味を知ってからもお栄ちゃんがまったく変な目で見てなくて、そこも好き。
志乃さんは外国文学によくいる、主人公を導く賢者のような存在というか
お栄ちゃんが困っているときに必ず側にいてくれる人のような印象でした。
美しい人だなあと思った。
シーボルトが北斎から絵を買ったのは史実ですけども
(お蔭でシーボルト事件で北斎は危うく摘発されかかったりする)、
やりとりの場には体調を崩した北斎が不在で
ほぼお栄とシーボルトで行われたように描かれていましたね~。
お栄ちゃんがシェイクスピアとその娘のことをシーボルトに尋ねるくだりは
お栄ちゃんの業みたいなものを感じて心が痛い。
シェイクスピアはあんなにたくさん話を書いた、なら誰かが側で支えていたはず、
そして支えたのは娘であるはず…と根拠もなく思ってしまったりとか
シーボルトにシェイクスピアの娘について確実なことはわかっていないと言われると
「娘なしで一体どうやって。私の父は三人も娘がいたのにそれでも足りなかったんですよ」と叫ぶとか。
娘の時代の到来とは。
あと、シーボルトが日本の女性たちの抑圧について不可解極まりないと思考するくだりは
作者のゴヴィエさんの思考でもあるのかもしれないな…とふと思いました。
それは全編にわたり徹底された理知的なまなざしだなあ、とも。
それにしてもお栄にシェイクスピアを語らせるあたり
いかに彼が英語圏の人々にとって偉大な存在であるかが伝わってきますね~。
「碑文になりそうな名文句だけど、私の墓を改めてもらわないとそれはわからない、
肝心の墓は見つかってないからどうしようもない…」という内容の一文が
冒頭とラストの両方に呼応するように置かれていて、
その名文句も冒頭とラストで全然違うものが書いてあって、
最後まで本を読んだあとに冒頭を読むとまた感慨深いです。
あれらはお栄ちゃんの人生が客観性と内面からずばりと表現されている文句ですな。
原書『The Printmaker's Daughter』の試し読みも見つけましたが、表紙のインパクトがすごい。。
(どうでもいいけどお栄って髪結ってもすぐあちこち緩んで
ほつれ毛落ちまくりのイメージあるんですがなんでだろう)
本文も、カナダの本ですしまあ当たり前なんだけど
北斎が「Hey you! You with the big chin, oei!!(おーい、そこの大アゴ、お栄!)」とかって
英語しゃべっててこそばゆい(笑)。
北斗七星(北斎のこと)は"The seven stars"だったり
狂歌連は"The mad poets"だったり、字のまんまですね(笑)。
狂歌は必ずしもマッドな内容ってわけじゃないんだけど、他に翻訳できる言葉がなかったのかな。
あと"Yuko" という遊女に「夕湖」と漢字が当てられていたのは訳者のセンスを感じました。

手鎖の刑を受けて牢屋に閉じ込められた歌麿を、北斎と応為が訪ねるシーンが
笑い事じゃないとわかっててもツボすぎてマンガにしてしまいました。
(火種に石油ぶっかけて妄想の炎を燃えあがらすのは歴史クラスタの使命ですからね!笑)
歌麿せんせいものすごい俺様歌様だった…惚れる…(* ̄д ̄)
原書も"Utamaro was on top"とか"Great man"とかものすごいリスペクト表現が見られますので
作者さんは歌麿が相当お好きな方とみた。
"I am the best."と居丈高につぶやく歌麿さんとか、もうなんか色々面白すぎる!
アイアムザベストって歌麿が言うんですよ!あほかあぁぁ萌えるっしょ。

北斎が将軍家斉の前で鶏を放って竜田川の絵を描いたシーン(史実です)の後に2人が交わした会話が
クリティカルヒットしたので描き描き。
そういえばお栄ちゃんが志乃さんと南禅寺を訪れるシーンで
お寺の庭に百日紅が植えてあってニヤリとしました( ̄ー ̄)。
わたしの大好きな杉浦日向子さんのマンガ『百日紅』も北斎と応為が主人公ですね。
(こちらの2人はゴヴィエ氏の小説と違いゆったりさっぱりした人物像ですが、変人度は負けずに高い)
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