琳派のおはなし。
アルス画房さんのイラストコンペが終了いたしました~。
見てくださった方、応援してくださった方、どうもありがとうございました☆
そして、本日から俵屋宗達ほか琳派の人々を中心とした
「風神雷神図屏風Rinne(りんね)」の連載を始めます☆
予告してからかなり時間が経ってしまいました、お恥ずかしい。
そんなわけでまず登場人物紹介です。
※クリックで大きくなります
琳派と呼ばれる人々。
江戸時代初期の京都で俵屋宗達&本阿弥光悦が、中期に尾形光琳&乾山きょうだいが、
後期の江戸で酒井抱一&鈴木其一がそれぞれ活動しており
彼らの系譜は光琳の「琳(光り輝く玉の意)」を取って琳派と呼ばれています。
おもしろいのは彼らが師弟ではなく私淑(直接教えを受けなくても手本として学び師と仰ぐこと)で
繋がっていることですかね~。
宗達が描いた絵を約70~80年後に光琳が学んで大成させ、
さらに約80~90年後に光琳の絵に惚れ込んだ抱一が江戸でその絵を広めたことが
彼らをひとつの系譜として語るものになっているようです。
宗達と光琳に面識はありませんし、光琳と抱一にもありません。
ただ絵を通して過去の人と対話し、過去の人の絵を学び自分なりに発展させて独自の表現をつくる。
でも先達をリスペクトしまくってるから作品を並べてみると何となく似通っている部分もあったりする。
そこがとても面白いなあと思っています( ̄ー ̄)。
まずは、今から約400年前の安土桃山~江戸時代初期に活躍した絵師・俵屋宗達の周辺を
ゆさの想像(という名の妄想)で、短期ですが描いていきたいと思います。
その後は光琳&乾山、抱一&其一をそれぞれ描きます。
例によって事件らしい事件はなく、人の形をした人でないものも出るフリーダムストーリーですが
どうぞゆるゆるとお付き合いください☆
(どうしてもダメな方いらっしゃると思います。ごめんなさい)
※このお話に出てくるのは、日本史上に実在した人々です。
史実に沿って描いていきますが、大部分はゆさの創作であることをあらかじめお断りしておきます。
※クリックで大きくなります
「風神雷神図屏風Rinne」宗達・光悦編その1。
1602年5月、関ケ原の合戦から2年後の京都は上京小川通。
福島正則が中心となってすすめた平家納経の修復作業を終えて京都に帰って来た宗達、
買い物に来ていた光悦とばったり出くわしました。
光悦「あ、おかえりー!どうだった」
宗達「どうって?」
光悦「平家納経。見たんだろ、本物」
宗達「見たよ。絵がおもしろくて紙がきれいだった」
光悦「それだけ?」
宗達「うん」
光悦「ふーん………」
宗達「…」
光悦「…」
宗達「どした」
光悦「いや、頭の」
宗達「?」
光悦「頭のそれ、なに」
宗達「…………え…………?」
どこかでいつの間にか変な生きものたちを頭にくっつけてきたらしいことに
まったく気がつかなかった宗達(笑)。
好き勝手に飛び回っていますがさて何者なのでしょう…。続きます。
見てくださった方、応援してくださった方、どうもありがとうございました☆
そして、本日から俵屋宗達ほか琳派の人々を中心とした
「風神雷神図屏風Rinne(りんね)」の連載を始めます☆
予告してからかなり時間が経ってしまいました、お恥ずかしい。
そんなわけでまず登場人物紹介です。

琳派と呼ばれる人々。
江戸時代初期の京都で俵屋宗達&本阿弥光悦が、中期に尾形光琳&乾山きょうだいが、
後期の江戸で酒井抱一&鈴木其一がそれぞれ活動しており
彼らの系譜は光琳の「琳(光り輝く玉の意)」を取って琳派と呼ばれています。
おもしろいのは彼らが師弟ではなく私淑(直接教えを受けなくても手本として学び師と仰ぐこと)で
繋がっていることですかね~。
宗達が描いた絵を約70~80年後に光琳が学んで大成させ、
さらに約80~90年後に光琳の絵に惚れ込んだ抱一が江戸でその絵を広めたことが
彼らをひとつの系譜として語るものになっているようです。
宗達と光琳に面識はありませんし、光琳と抱一にもありません。
ただ絵を通して過去の人と対話し、過去の人の絵を学び自分なりに発展させて独自の表現をつくる。
でも先達をリスペクトしまくってるから作品を並べてみると何となく似通っている部分もあったりする。
そこがとても面白いなあと思っています( ̄ー ̄)。
まずは、今から約400年前の安土桃山~江戸時代初期に活躍した絵師・俵屋宗達の周辺を
ゆさの想像(という名の妄想)で、短期ですが描いていきたいと思います。
その後は光琳&乾山、抱一&其一をそれぞれ描きます。
例によって事件らしい事件はなく、人の形をした人でないものも出るフリーダムストーリーですが
どうぞゆるゆるとお付き合いください☆
(どうしてもダメな方いらっしゃると思います。ごめんなさい)
※このお話に出てくるのは、日本史上に実在した人々です。
史実に沿って描いていきますが、大部分はゆさの創作であることをあらかじめお断りしておきます。

「風神雷神図屏風Rinne」宗達・光悦編その1。
1602年5月、関ケ原の合戦から2年後の京都は上京小川通。
福島正則が中心となってすすめた平家納経の修復作業を終えて京都に帰って来た宗達、
買い物に来ていた光悦とばったり出くわしました。
光悦「あ、おかえりー!どうだった」
宗達「どうって?」
光悦「平家納経。見たんだろ、本物」
宗達「見たよ。絵がおもしろくて紙がきれいだった」
光悦「それだけ?」
宗達「うん」
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宗達「…」
光悦「…」
宗達「どした」
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宗達「?」
光悦「頭のそれ、なに」
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どこかでいつの間にか変な生きものたちを頭にくっつけてきたらしいことに
まったく気がつかなかった宗達(笑)。
好き勝手に飛び回っていますがさて何者なのでしょう…。続きます。
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