それではなぜあの絵をただ「印象」と呼ばないのかね。
上野公園をブラブラしてきました。
12月に入ってようやく冷え込んで、紅葉がきれいになったとのことでお散歩がてら^^

清水観音堂の月の松です。
歌川広重の名所江戸百景「上野山内月のまつ」「上野清水堂不忍ノ池」にも描かれている松で
100年ほど前に台風で折れてしまったのをおととし復活させたそうです。
おもしろい造形でどうやって作るのか見当もつきませんが、作れる職人さんが今もいるのですね。
観音堂のすぐ近くに上野の森美術館がありまして、肉筆浮世絵展を鑑賞~。
前期・後期と展示替えがありますので感想は後期を見てから書こうと思います。
続いて東博へ。

10月にリニューアルオープンした考古展示室に行きました。
写真は筒形土偶とハート型土偶(重要文化財)で、両方とも縄文時代後期の制作です。かわいい☆
筒形土偶は手が生えたら太陽の塔みたいになりそう…。
岡本太郎氏は縄文土器のアートとしての側面を発見した人でもありましたっけ。

レプリカの銅鐸がぶら下がっていて、音を鳴らせる展示もあります。
カーン、というかテーン、というか、青銅器特有の不思議な音色。
銅鐸の後ろには遮光器土偶のレプリカがあって触ったり持ち上げたりできますよ~ずっしり重かった。

「中世のあの世とこの世」というタイトルで板碑の特集展示も。
板碑は板石塔婆のことで、鎌倉時代の武士が極楽往生を望んで生前に建てた供養塔ですな。
大きさや石材も色々、梵字や仏様の姿を刻んだものなど様々なかたちがあるとか。

個人的にクリティカルヒットだった陶棺(^^)。
つまり棺桶なのですが、
今にもダンゴムシみたいに足をもにょもにょ動かして歩きだしそうな雰囲気でかわいい。
後ろの埴輪コーナーや瓦、木簡、鎧、武器、土器など
他にも展示が充実しておりますので各クラスタの方はぜひどうぞ。

本館の彫刻コーナーにあった伝源頼朝坐像。重要文化財☆
両足がウサ耳のようなインパクト、すごい。

土佐光起「女房三十六歌仙図屏風」。
小野小町から式乾門院御匣まで、平安~鎌倉初期の女性歌人とその歌が書いてあります。
さすが光起で、着物のひとつひとつに細かい模様が描きこんであって感動した。
他に気になったり写真撮ったりしたのは小野道風筆「智証大師謚号勅書」や
紫式部日記絵巻断簡(藤原彰子の出産場面)など。
一休さんの描いた杜甫騎驢図の飄々としながらも渋味のあるタッチがおもしろかったし
銹絵十体和歌短冊皿からは81歳の乾山の創作欲があふれ出てました。
横山大観の無我は初めて本物を見まして、
ボーっとするお子ちゃんを見てるとこちらも無我の境地に至れそうな気がしてくる。
頼光大江山入図大花瓶もひさびさの再会でした。
錦絵コーナーは赤穂浪士特集。隣の展示室には火事装束もあって忠臣蔵まつり状態(笑)年の瀬の風物詩。

外へ出ると日がとっぷり暮れていました。東博の夜景ひさしぶりだ~。

東京都美術館へ移動。こちらも夜景がきれい。

はい、モネ展です!
印象・日の出を始めマルモッタン・モネ美術館所蔵の作品が来日しています。
モネの作品が多く見られるという点では去年の3月以来ではないかと思う。
前期展示を10月に見に行きまして、やっと後期展示に行ってきましたので
まとめて感想を書いておきます。
連日大混雑で入場待ちと聞いていたので夜間開館の日に行ったら10分並びました。モネ人気すごい。
マルモッタン美術館所蔵のモネ作品は、クロード・モネが亡くなるまで手元に置いていた作品を
モネの次男ミシェルが美術館にまるっと寄贈したコレクションです。
展示を見ていると、印象派展に出品した作品や友人(ルノワール)に描いてもらった肖像画、
家族の肖像画、若いころの絵、同時代の作家の作品、ジヴェルニーの庭の植物画などの内容で
売れなかったのか、個人的な作品だからか、単に恥ずかしくて売らなかったのかはわかりませんが
ずっと持っていた理由がなんとなく感じられるような気はする。
入口には1910年代に撮影された70代のモネの映像が上映されていて
くわえタバコをしながら睡蓮を描いているおじいちゃんモネが映っていました。
モネといったらこの絵と言われる「印象、日の出」は21年ぶりの来日とのことで
前回の来日時わたしは小さかったせいもあり見ることはかなわなかったのですが
今回、満を持して対面できて本当にうれしかったです☆
マルモッタン美術館側から「部屋にひとつだけで展示するように」との要請があったらしくて
(しかも安心と安全の日通さんによる単独輸送だ)、
3年前に真珠の耳飾りの少女が展示されていた、エスカレーター上がったとこのVIP部屋(勝手に呼んでる)に
単品展示されてて輝いて見えたよ!
ピンスポが当たってるうえに初対面って気持ち補正もかかってるから余計ですね!!(笑)
最近の研究によると、1872年(モネ32歳)11月13日午前7時35分頃のル・アーヴル港の朝焼けを
下書きなしで素早く描いたと結論が出された絵で、1874年の第1回印象派展に出品されています。
モネ本人が適当に「印象」とタイトルをつけ、ルイ・ルロワに「まるで描きかけ」と言われ
さんざんな発表のされ方だったわけですが
間近に見ると想像以上に筆跡がビシバシに残ってて当時のサロンの人たちびっくりしたろうな…。
絵の具で塗ったというより絵の具を置いたみたいなタッチで
でも離れて見ると色彩が混じり合って写真みたいに見える不思議。
まさにモネの絵だわ…。
後期展示では「ヨーロッパ橋、サン・ラザール駅」(モネ37歳画)に展示替えされていました。
モネが生涯で構図を変えて何度か描いているパリのターミナル駅で
(オルセー美術館所蔵の作品が有名ですな)、
機関車が何台か停まっていて、蒸気が生き物みたいにうねっていた。
10代の頃に描いたカリカチュアは画集でしか知らなかったけど
改めて実物を見るとほんとに描いてたんだ!って実感します。
いわゆる「クロード・モネのイメージ」とは程遠い作風なものですから…。
人物の頭や手足が大きく誇張された、よくあるタイプの風刺画で飛ぶように売れたそうで
モネ青年はドヤ顔だったとか(笑)。
「赤ちゃんはじっとしていられないので一瞬で描き上げた」という次男ミシェルの肖像画は
赤ちゃん、幼児、子ども時代と成長にあわせて記録に残したようです。
「雪の効果、日没」は徴兵を逃れてイギリスへ渡ったモネがアルジャントゥイユに戻ってから描いたもの。
モネの雪の絵といえばカササギですが、この絵もしっとりした雪景色が美しくて
薄ピンクや青の混じった雪が立体感をともなって見えてきます。
他にも「プールヴィルの海岸、日没」や「ヨット、夕暮れの効果」などは
空や海、水のタッチがきらめいてたなー。
色彩に合わせて絵の具を置いていくというか、色を巧みにとらえて再現する能力の高さを感じました。
ジヴェルニーの庭の絵を中心に集めた展示室はさながら植物園のようでした。
1903年に描かれた睡蓮の大きな絵も、1917-1919年の睡蓮も
水と植物と空が一体化したような画面づくりと色彩で
特に水面の鬼気迫るタッチからモネの熱意が感じられるというか。
青い睡蓮の絵は、モネは青睡蓮を取り寄せて庭で咲かせたかったそうですが
フランスの気候では育ちにくい種類らしくて、想像で描いた花だそうな。
(そういえば今回の睡蓮とブリヂストン美術館所蔵の睡蓮が連作であるとの指摘を見ましたが
たしか2006年のモネ展にも同じ構図の睡蓮があったなーと検索したら
久保惣記念美術館の睡蓮でした。→こちら
モネはこの構図で睡蓮の絵を15枚ほど描いているそうです)
晩年の「バラの小道、ジヴェルニー」や「日本の橋」の連作は赤、黄色、緑ほか色の印象だけで描かれていて
遠くから見てなんとなくああ橋だな、バラかなってわかる程度ですが
視力が落ちても絵筆を取り続ける精神力は並大抵じゃないと思う。
なんというのか、この頃のモネさんは技術的な上手さとは別の上手さというか魅力というか
何とも言えない力のある絵を描いてますな…。
モネの遺品もありました。
絵の具がついたままの大きなパレットに、愛用のパイプ、黄色いレンズの丸眼鏡。
72歳で白内障の手術をしたモネはしばらく青が強く見える青の時代があったんだよね…。
眼鏡はその症状を緩和するためにつけていたそうです。
モネに縁のある人たちの作品も。
ポーランの作ったモネのバストアップ石膏は髭をたくわえたおじいちゃんモネの姿で
写真や映像からそっくり抜け出てきたようなリアルさでした。
ルノワールが描いた33歳のモネとカミーユ夫妻の肖像画は柔らかくあたたかい筆致で
モネとルノワールの友情を感じました。
2人は学生時代から仲良しで、イーゼル並べてアルジャントゥイユで絵を描いたりしてるよね(^ω^)。
(ルノワールは自分の子にクロードという名前をつけています)
モネの妻、アリスの次女ブランシュ・オシュデの「水辺にて」「ソレル=ムセルの家」などの色彩は
モネそっくりで、特に水面の色にはきらめきを感じた。

田辺誠一画伯の描いた「かっこいいモネ」(制作時間3分)を
田辺氏デザインのクッキー&もっちーと一緒に描いた「モネ in JAPAN」。
展示室の出口にありました。和む(´▽`)。
この絵の複製も買える展覧会グッズ売り場のレジには30分待ちの長蛇の列ができていて
印象日の出のマスキングテープは完売になってて
お空のモネに「見て!あの絵こんなに愛されてるよ!見て!!」って伝えたくなったよ。
日の出が次に日本へ来るのはいつなのかわからないけど、生きてるうちにもう一度再会できたらいいな。
12月に入ってようやく冷え込んで、紅葉がきれいになったとのことでお散歩がてら^^

清水観音堂の月の松です。
歌川広重の名所江戸百景「上野山内月のまつ」「上野清水堂不忍ノ池」にも描かれている松で
100年ほど前に台風で折れてしまったのをおととし復活させたそうです。
おもしろい造形でどうやって作るのか見当もつきませんが、作れる職人さんが今もいるのですね。
観音堂のすぐ近くに上野の森美術館がありまして、肉筆浮世絵展を鑑賞~。
前期・後期と展示替えがありますので感想は後期を見てから書こうと思います。
続いて東博へ。

10月にリニューアルオープンした考古展示室に行きました。
写真は筒形土偶とハート型土偶(重要文化財)で、両方とも縄文時代後期の制作です。かわいい☆
筒形土偶は手が生えたら太陽の塔みたいになりそう…。
岡本太郎氏は縄文土器のアートとしての側面を発見した人でもありましたっけ。

レプリカの銅鐸がぶら下がっていて、音を鳴らせる展示もあります。
カーン、というかテーン、というか、青銅器特有の不思議な音色。
銅鐸の後ろには遮光器土偶のレプリカがあって触ったり持ち上げたりできますよ~ずっしり重かった。

「中世のあの世とこの世」というタイトルで板碑の特集展示も。
板碑は板石塔婆のことで、鎌倉時代の武士が極楽往生を望んで生前に建てた供養塔ですな。
大きさや石材も色々、梵字や仏様の姿を刻んだものなど様々なかたちがあるとか。

個人的にクリティカルヒットだった陶棺(^^)。
つまり棺桶なのですが、
今にもダンゴムシみたいに足をもにょもにょ動かして歩きだしそうな雰囲気でかわいい。
後ろの埴輪コーナーや瓦、木簡、鎧、武器、土器など
他にも展示が充実しておりますので各クラスタの方はぜひどうぞ。

本館の彫刻コーナーにあった伝源頼朝坐像。重要文化財☆
両足がウサ耳のようなインパクト、すごい。

土佐光起「女房三十六歌仙図屏風」。
小野小町から式乾門院御匣まで、平安~鎌倉初期の女性歌人とその歌が書いてあります。
さすが光起で、着物のひとつひとつに細かい模様が描きこんであって感動した。
他に気になったり写真撮ったりしたのは小野道風筆「智証大師謚号勅書」や
紫式部日記絵巻断簡(藤原彰子の出産場面)など。
一休さんの描いた杜甫騎驢図の飄々としながらも渋味のあるタッチがおもしろかったし
銹絵十体和歌短冊皿からは81歳の乾山の創作欲があふれ出てました。
横山大観の無我は初めて本物を見まして、
ボーっとするお子ちゃんを見てるとこちらも無我の境地に至れそうな気がしてくる。
頼光大江山入図大花瓶もひさびさの再会でした。
錦絵コーナーは赤穂浪士特集。隣の展示室には火事装束もあって忠臣蔵まつり状態(笑)年の瀬の風物詩。

外へ出ると日がとっぷり暮れていました。東博の夜景ひさしぶりだ~。

東京都美術館へ移動。こちらも夜景がきれい。

はい、モネ展です!
印象・日の出を始めマルモッタン・モネ美術館所蔵の作品が来日しています。
モネの作品が多く見られるという点では去年の3月以来ではないかと思う。
前期展示を10月に見に行きまして、やっと後期展示に行ってきましたので
まとめて感想を書いておきます。
連日大混雑で入場待ちと聞いていたので夜間開館の日に行ったら10分並びました。モネ人気すごい。
マルモッタン美術館所蔵のモネ作品は、クロード・モネが亡くなるまで手元に置いていた作品を
モネの次男ミシェルが美術館にまるっと寄贈したコレクションです。
展示を見ていると、印象派展に出品した作品や友人(ルノワール)に描いてもらった肖像画、
家族の肖像画、若いころの絵、同時代の作家の作品、ジヴェルニーの庭の植物画などの内容で
売れなかったのか、個人的な作品だからか、単に恥ずかしくて売らなかったのかはわかりませんが
ずっと持っていた理由がなんとなく感じられるような気はする。
入口には1910年代に撮影された70代のモネの映像が上映されていて
くわえタバコをしながら睡蓮を描いているおじいちゃんモネが映っていました。
モネといったらこの絵と言われる「印象、日の出」は21年ぶりの来日とのことで
前回の来日時わたしは小さかったせいもあり見ることはかなわなかったのですが
今回、満を持して対面できて本当にうれしかったです☆
マルモッタン美術館側から「部屋にひとつだけで展示するように」との要請があったらしくて
(しかも安心と安全の日通さんによる単独輸送だ)、
3年前に真珠の耳飾りの少女が展示されていた、エスカレーター上がったとこのVIP部屋(勝手に呼んでる)に
単品展示されてて輝いて見えたよ!
ピンスポが当たってるうえに初対面って気持ち補正もかかってるから余計ですね!!(笑)
最近の研究によると、1872年(モネ32歳)11月13日午前7時35分頃のル・アーヴル港の朝焼けを
下書きなしで素早く描いたと結論が出された絵で、1874年の第1回印象派展に出品されています。
モネ本人が適当に「印象」とタイトルをつけ、ルイ・ルロワに「まるで描きかけ」と言われ
さんざんな発表のされ方だったわけですが
間近に見ると想像以上に筆跡がビシバシに残ってて当時のサロンの人たちびっくりしたろうな…。
絵の具で塗ったというより絵の具を置いたみたいなタッチで
でも離れて見ると色彩が混じり合って写真みたいに見える不思議。
まさにモネの絵だわ…。
後期展示では「ヨーロッパ橋、サン・ラザール駅」(モネ37歳画)に展示替えされていました。
モネが生涯で構図を変えて何度か描いているパリのターミナル駅で
(オルセー美術館所蔵の作品が有名ですな)、
機関車が何台か停まっていて、蒸気が生き物みたいにうねっていた。
10代の頃に描いたカリカチュアは画集でしか知らなかったけど
改めて実物を見るとほんとに描いてたんだ!って実感します。
いわゆる「クロード・モネのイメージ」とは程遠い作風なものですから…。
人物の頭や手足が大きく誇張された、よくあるタイプの風刺画で飛ぶように売れたそうで
モネ青年はドヤ顔だったとか(笑)。
「赤ちゃんはじっとしていられないので一瞬で描き上げた」という次男ミシェルの肖像画は
赤ちゃん、幼児、子ども時代と成長にあわせて記録に残したようです。
「雪の効果、日没」は徴兵を逃れてイギリスへ渡ったモネがアルジャントゥイユに戻ってから描いたもの。
モネの雪の絵といえばカササギですが、この絵もしっとりした雪景色が美しくて
薄ピンクや青の混じった雪が立体感をともなって見えてきます。
他にも「プールヴィルの海岸、日没」や「ヨット、夕暮れの効果」などは
空や海、水のタッチがきらめいてたなー。
色彩に合わせて絵の具を置いていくというか、色を巧みにとらえて再現する能力の高さを感じました。
ジヴェルニーの庭の絵を中心に集めた展示室はさながら植物園のようでした。
1903年に描かれた睡蓮の大きな絵も、1917-1919年の睡蓮も
水と植物と空が一体化したような画面づくりと色彩で
特に水面の鬼気迫るタッチからモネの熱意が感じられるというか。
青い睡蓮の絵は、モネは青睡蓮を取り寄せて庭で咲かせたかったそうですが
フランスの気候では育ちにくい種類らしくて、想像で描いた花だそうな。
(そういえば今回の睡蓮とブリヂストン美術館所蔵の睡蓮が連作であるとの指摘を見ましたが
たしか2006年のモネ展にも同じ構図の睡蓮があったなーと検索したら
久保惣記念美術館の睡蓮でした。→こちら
モネはこの構図で睡蓮の絵を15枚ほど描いているそうです)
晩年の「バラの小道、ジヴェルニー」や「日本の橋」の連作は赤、黄色、緑ほか色の印象だけで描かれていて
遠くから見てなんとなくああ橋だな、バラかなってわかる程度ですが
視力が落ちても絵筆を取り続ける精神力は並大抵じゃないと思う。
なんというのか、この頃のモネさんは技術的な上手さとは別の上手さというか魅力というか
何とも言えない力のある絵を描いてますな…。
モネの遺品もありました。
絵の具がついたままの大きなパレットに、愛用のパイプ、黄色いレンズの丸眼鏡。
72歳で白内障の手術をしたモネはしばらく青が強く見える青の時代があったんだよね…。
眼鏡はその症状を緩和するためにつけていたそうです。
モネに縁のある人たちの作品も。
ポーランの作ったモネのバストアップ石膏は髭をたくわえたおじいちゃんモネの姿で
写真や映像からそっくり抜け出てきたようなリアルさでした。
ルノワールが描いた33歳のモネとカミーユ夫妻の肖像画は柔らかくあたたかい筆致で
モネとルノワールの友情を感じました。
2人は学生時代から仲良しで、イーゼル並べてアルジャントゥイユで絵を描いたりしてるよね(^ω^)。
(ルノワールは自分の子にクロードという名前をつけています)
モネの妻、アリスの次女ブランシュ・オシュデの「水辺にて」「ソレル=ムセルの家」などの色彩は
モネそっくりで、特に水面の色にはきらめきを感じた。

田辺誠一画伯の描いた「かっこいいモネ」(制作時間3分)を
田辺氏デザインのクッキー&もっちーと一緒に描いた「モネ in JAPAN」。
展示室の出口にありました。和む(´▽`)。
この絵の複製も買える展覧会グッズ売り場のレジには30分待ちの長蛇の列ができていて
印象日の出のマスキングテープは完売になってて
お空のモネに「見て!あの絵こんなに愛されてるよ!見て!!」って伝えたくなったよ。
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