猫・本・歴史・アートなど、その日見たもの考えたことをそこはかとなく書きつくります。つれづれに絵や写真もあり。
隙間産業。
2016年01月29日 (金) | 編集 |
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「どうも、年女です」

お腹の大きかった母にゃんこが、ある日突然この子を含む3匹を連れて帰って来て
かれこれ12年になるんですねえ。
(うち1匹は里親さんが見つかり、もう1匹は近所の山を縄張りにフーテンの旅行中)
今年の4月で干支が一回りする娘にゃんこですが、相変わらずのんびり猫生を謳歌しています。
お外へ出れば走り回るし、家の中でも人の後をついていったり走り回ったりして元気いっぱい。
さすがにキャットフードは10歳以上用のになったけど、食欲旺盛でもりもり食べて
お皿にごはんがないと出してくれるまで人におねだりしまくるグルメちゃんが
今年も健やかに暮らせますように。
これからもどうぞよろしくね。

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クッションとこたつ布団の隙間に入り込む年女さん。
体がいい感じにフィットして安心するようです。

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頭だけ見てるとうつぶせ寝みたいなんですが、

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ごめん寝だった。

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去年、年女だった方。
大台を超えてますます貫禄が出てきたように思います。
お外へ出ればやっぱり走り回るし、家の中もしょっちゅうパトロールしてるし
椅子や出窓にヒョイと飛び乗ってお昼寝していたりする。
でも夜は誰かの膝でのんびり休むのが好きなようです。


あ、ごめん寝といえば。
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前回記事を書いた後すぐバージョンアップがありまして、冬グッズが追加されましたので
いっぱいゲットして設置してみました。
猫様たちがごめん寝なさるんですよ!!けしからんかわいさ!!!
まだアップしたばかりですので囲炉裏のごめん寝しか見てないのですが
湯たんぽやモダンタワーや座布団でもなさるみたいなので
こまめにアプリをタップしようと思います。
2年目を迎えて益々盛んなねこあつめ、次はどんなポーズやレア猫様が出てくるかな。
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キャットガーデンその5。
2016年01月25日 (月) | 編集 |
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前回(その4記事)から経過を書きそびれている間に2回もバージョンアップがあったねこあつめですが
そろそろ画像がたまってきたのでご紹介することにします。
新しいフィールド、もとい、もようがえに「カリカリ西部劇」が追加されましたよ!
新しいグッズも追加されて、機関車デラックスを置いたら
駅長さんが遊びに来てくれました。
手前のサボテンが、グッズによっては猫さまの顔を遮ってしまうのですが
「ああっ、今庭になにか来てるのに見えるようで見えない!」などと窓から懸命に背伸びするあの状況を
リアルに感じてほしいという公式さんの思惑なのでしょうか。
あと香取くんのピザ作りがこれまでにないくらい背景にマッチしている…
ピザが出てくる西部劇があるのかどうかわからないけど。

(どうでもいい余談ですが西部劇で一番好きなのは左上のスイングドアです。
ギッコンバッコン音立てながら開け閉めするアレです。
エリック・フレミングやクリント・イーストウッドみたいな、
年季の入ったカウボーイやガンマンがのっそり出てくるアイテムなのがたまんない)

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西部劇にサムライ。ぐさっ。

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フィールドにふさわしくこんな方がやってくるようになりました!レア猫のきっどさん。
新グッズのウエスタンハットを置いておくと来てくれます~。
戦闘力はすふぃさんの230を上回る250だ!ついにきた。
赤いスカーフ超きまってるし耳が帽子を突き抜けて些細な物音も聞き逃さないようなニヒルな物腰、
普段は酒場のカウンターの一番奥に腰かけてバーボンのグラスかたむけながら
「面倒事は外でやってくれ、酒がまずくなる」とか言いそう。

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最近は海外の方もねこあつめを楽しまれているとのことで
公式さんが日本語の他に英語を選べるようにしてくれました。
猫様たちのお名前も英語表記になるんですよ。→一覧こちら
きっどさんはビリー・ザ・キティになります。かっこいい!
たてじまさんがジョー・ディミャジオになったりあめしょさんがレディ・ニャニャだったり
いちいちファンのツボをついてくるのはさすがとしか言えない。

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たからものもかっこいい。
このコイン使ってコイントスして背を向けて5歩あるいて振り向きざまに撃ちそう、
そして銃口をヒューって吹くんだ。

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新しいグッズのハンバーガークッションに顔つっこむ猫さまたちのかわいさが衝撃的すぎて
アルバムにまとめてしまった。
バーガー食べてるというより食べられる風に見えなくもない。わたしもバーガークッションほしい。

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同じくウエスタンハットまとめ。
(どうでもいいけどなぜテンガロンハットではなくウエスタンハットなんだろう、わかりやすさ重視?)

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猫さまたちへのお食事が爆買い、じゃない割引価格でまとめ買いできるようになりました。
カリカリでも猫さまたちは集まってきてくれますが、猫缶やお刺身の比ではないし
15%OFFなら金にぼしもおトクになるので最近はこれで買います。
というか近頃は猫缶の集客数に中途半端さを覚えるようになり、カッとなったわたしは
かつおぶし猫缶(猫様の遊ぶ時間が延びる)かお刺身(においの吸引力抜群)を使うことにしたよ。
猫缶、あれはあくまで猫缶であることに最近気づいた。プチ贅沢感はなかった。

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冬のバージョンアップの新レア猫、ゆきねこさん☆
性格は「もろい」で戦闘力わずか5、英語名はFrosty(霜が降るような)というまさに雪ねこさまです。
目が赤いのは雪うさぎの南天の実を意識しているのでしょうか。
画像は、雪景色の日に撮影した雪うさぎさんとのツーショットですが
雪が降らない日もふつうに来てくれます。
右奥は、クリスマスのバージョンアップから買えるようになったギフトボックス。
柊の葉がついたカラフルくつしたや雪ソリもあるよ。

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こちらは雪だるまとのツーショット。
ゆきねこさんは屋外に出現するときは蓑ぼうしを被って現れます!
ポーズが変わる猫さまはいるけど、室内と屋外でファッション(?)が異なる猫さまは初めてだな~。

ちなみにゆきねこさん、しらゆき座布団以外のグッズにもいらっしゃるというレア猫の中のさらにレア猫。
わたしが見たのはちりめん座布団と猫ちぐらにいらしてるときですが
他にもひんやりマットや大理石プレートやテントブリザードにいらっしゃると聞いて
グッズを設置してお待ちしています。
個人的には壷つき和箪笥に来てほしくて和室に設置して待ってる…(*´Д`)。

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訪問わずか7回にてたからものをいただいてコンプリートできたよ!
名前を雪信さんとつけさせていただいたのですが
これは江戸時代の京都の絵師・清原雪信からとっています。

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予告なしに雪が降る日が時々あって、こちらは「池と床の間」の雪景色。
池が凍ってます!寒そう…。
あ、新グッズの漆塗り高級お椀を置いたらまろまゆさんが来てくれるようになって
ニボシを倍以上置いていってくれるようになりました!お椀効果すごい。
そしてあかげさんの違和感のなさ、赤みそかよ。最高です。

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もう終わってしまいましたが、先日まで漫画『くるねこ』とのタイアップがありまして
くるねこの猫さんたちがチラシを持って来て
タップするとくるねこ大和さんが描かれた短編漫画を読むことができました。

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おさむらいさんも出てたよ。

わたし自身が猫派というのもあると思うんですけど、
近頃ブログやTwitterのフォロワーさんを見ていて実感するのは
ねこあつめをやっている人に遭遇する率が異様に高いことです。
あの人もこの人も、集まる猫様に癒されたり好きな猫さん同士の写真撮ろうと待ってたら帰られちゃったり
くりーむさんが来てくれなくてスマホ投げつけたくなったりしてるのかとか思うと心がポカポカします。
リリースから1年後ってゲームにとっては微妙な時期のような気もするのですが
適度にゆるい放置ゲーというコンセプトと、定期的なバージョンアップと
グッズや書籍の発売などが影響しているのかもしれない。
なにより追加される猫様とグッズが「いかにもベタ」なのがいいよね。
ふつうの猫様たちは雑種とかでリアルにいそうだし、
レア猫様たちは「猫のおはなしや伝説が元ネタ」「この生き物は猫科と思われる」
「猫がこの職業に就いたらこうなる」「そもそもこの職業の猫がいる」など
公式さんの遊びやパロディが炸裂してておもしろい。
決まったグッズにだけ来ると思っていた猫様が別のグッズに出現したときの感動も大きいしなあ、
次回のバージョンアップも楽しみ。
ステマステ。
2016年01月21日 (木) | 編集 |
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先日、折り札をゲットして少しずつ折り始めたのですが
想像以上に雅な鶴ができて感動しているゆさです、こんばんは。
花札一組(48柄)の絵柄が折り紙になっているのですよ~。
写真だとちょっとわかりにくいかもですが、折鶴専用折り紙のためすでに白い補助線が引いてあるので
その通りに折れば絵札柄の鶴が作れます!
ワンコインで買えますので興味のある方ぜひ探してみてください(^O^)(ステマ)

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四光。
並べてみて思ったけど中心から神とか悪魔とか召喚されそう。

オリジナルの花札の絵柄は縦長のデザインですが
折り札は横向きのデザインで、鶴を折って広げると両翼に柄が美しく出るように印刷されています。
しかも羽のまわりを紺色の枠が囲むようにちゃんと計算されてて
デザイナーさんの技術が光ってるなと思う。
そのうちこの鶴で花札遊びやってみたいけどとても手持ちができないので何か工夫が必要ですな、
箱に入れるとか布かぶせて出し入れしたらいいのかな。

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ブレーメンの音楽隊的な。(何をやっているんだ)
全部折れたら12か月それぞれの柄を月ごとに飾るのもいいかなあ。


花札といえば、先日通販でゲットした花札マスキングテープというやつがありまして。
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こんなの。
アジアの小物を扱っているサイトの期間限定品で見つけたときはトトロに会っちゃったみたいな気分で
柄もデザインも再現度が高く何よりオシャレすぎて即ポチしました。
色がちゃんと和の柔らかい色で仕上げられてるのが個人的に高ポイント。

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赤タンと青タン。

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月見酒・花見酒、猪鹿蝶。

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小野道風もいるよ!


マステといえば先日、本棚マステを紹介しましたが→こちら
ちょっとスイッチ入っちゃいましたので手持ちのコレクションを少し紹介しようと思います。
ゆさ的コレクション、略してゆさコレ。(どうでもいい)
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mtさんが出してる太めのシリーズで、クマとウサギに時々リスがいて2種類あるのですが
テープを重ねて貼るとクマとウサギが遊び始める柄になります。
お花あげたりジャンプしてるウサギかわいい。花を受け取るクマもかわいい^^

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上からキトラ四神、夜空、印象日の出。
奈良のお店の通販でゲットした四神マステはカモ井製ですごくしっかりした作りです!
夜空(というか宇宙)マステは箱根の星の王子さまミュージアムのショップにありまして
青と藍のグラデーションが美しいのが好き~。
日の出マステは去年のモネ展にてゲット。

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同じく奈良でゲットした木簡マステ。木簡と筆と円面硯(古代の硯)の柄です。
古代人の名前を書くと楽しいし、自分の名前を書くと古代人になった気持ちが味わえるよ( °◡͐°)✧

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新宿トゥールズにあった一行原稿マステ。
文豪気分で書いてみると楽しいよ!

文豪といえば文豪マスキングテープなんてものもありましてな→こちら
まだ買えてなくて早く買いに行きたい…!
壬生寺限定の新選組マステ、3COINSのお侍さんマステ、黒板マステや木目マステも気になってるし
最近はジッパーつきテープなるものが発売されたらしくてお手紙に使えそうだなあ。
それからNDCマステも注文せねば~あの擬人化キャラかわいすぎてときめきが止まらない!
はじまりを寿ぐ。
2016年01月17日 (日) | 編集 |
山種美術館の「ゆかいな若冲・めでたい大観-HAPPYな日本美術」に行ってきました。
今年は伊藤若冲生誕300年なので記念に若冲の名前をタイトルに冠し、
また新年ということでおめでたい絵を集めた展覧会です。
松竹梅、鶴亀、七福神、富士、龍に鯉、干支に笑いまで縁起の良い画題が揃っていて
福をたくさんいただいた気分でした(゚∀゚)☆

どうしても目がいってしまうのが伊藤若冲と河鍋暁斎です!
展示数は少なかったですが存在感がハンパなさすぎた。
若冲の「河豚と蛙の相撲図」、鳥獣戯画みたいな画風のフグとカエルが相撲をとっていて
毒のあるもの同士の取り組みという点でもおもしろいのですが
上に「何日止諍(いつになったら諍いは終わるのか)」という賛が入っていて
若冲の周囲で何かあったときに描かれたものではないか…との説も。
亀図」は3匹の亀がほのぼのと過ごしているし
(亀の甲羅が筋目描きで表現されていてびっくりした)、
伏見人形図」は7体の布袋伏見人形が絵を飛び出してよちよち歩いてきそうなかわいさだし
「海老図」は触角がくるんと巻いてかわいいし
「仔犬に箒図」は子犬のおしりのフワフワモフモフ感がたまらないし
「大根図」はそのまんま大根の絵ですが画面からはみ出しているのがニクいなと。
群鶏図」は六曲一双の屏風にそれぞれ墨一色の鶏がいて
みんなクエスチョンマークみたいな尾羽を振って踊っているかのよう。
「布袋図」は2幅あって、ひとつは布袋のドアップで顔も耳も腹もでっぷり巨大で
胸毛がわしゃわしゃ丸まってておっさんくささ炸裂してた(^^;)。
もうひとつは袋を頭に乗せて踊ってる布袋の全身図で
伏見人形みたいな、とぼけたかわいらしい表情をしてました。
「恵比寿図」「大黒天図」は太いタッチで一気呵成に描かれた印象を受けて
すぐ隣に尾竹竹坡の「大黒天像」があったのですがこちらは細筆で丁寧なタッチで
対照的すぎておもしろかった。

暁斎の「浦島太郎に鶴と亀」は3幅対の作品、
松竹梅を背景に描かれた亀は蓑亀(長生きした亀は甲羅に藻や苔を背負うことから長寿のシンボル)だし
鶴の上半身をよく見ると羽毛まで細かく描きこんであるし
浦島は衣も波も動きがあってかっこいいし、足元の瓢箪もおめでたいしるしだそうです。
同じく暁斎「五月幟図」は赤い鍾馗の幟、こいのぼり、龍柄の太鼓、
そして太鼓の上には雄鶏が羽を広げているとっても豪華な図。
おもしろいのが、二次元のはずの鍾馗から手が伸びて周りをうろつく実態の鬼の首をつかんでいたり
こいのぼりは所謂こいのぼりの柄ではないので一瞬、本物の鯉が空を泳いでいるのかと思ったけど
よく見たら鯉の口にひもがついていて「あ、吹き流しだ…」と二重にびっくりして
暁斎のしかけにまんまと引っかかりました。楽しい!
すぐ隣にあった柴田是真の「円窓鍾馗」も真っ赤に塗りつぶした背景の丸窓から鍾馗が顔を出して
鬼をにらみつけててかっこよかった。

横山大観の「寿図」は象形文字のような寿の字に金色の松竹梅が描いてあるし
小林古径の「松竹梅」は末広がりの扇子にデザイン性の高い文様がすてき。
横山大観・川合玉堂・川端龍子の「松竹梅」は3幅対の掛軸で
大観(当時87歳)が松を、玉堂(当時82歳)が竹を、龍子(当時70歳)が梅を描いた贅沢な合作。
山種美術館初代館長である山崎種二が企画した第1回松竹梅展に出品され、
しかも毎年担当画題を変えてこの後も何度か描かれたらしいです。
おじいちゃんたちパワーありすぎるだろ!(笑)北斎や若冲に並ぶエネルギーやばい。

狩野常信の「七福神図」は七福神を描いた絵巻で
子どもたちと遊ぶ布袋、琵琶を奏でる弁財天、小槌を振ってお菓子を出している大黒天、
蓑亀を連れている寿老人、船に乗って鯛を釣る恵比寿などが生き生きとしていた。
船の籠には鯛がどっさり釣られていました。大漁!めでたい。
狩野一信の「布袋唐子図」は頭に巨大な袋を乗せた布袋が子どもたちと水辺で亀をつかまえている図で
水面に布袋の顔が映ってるのがおもしろいし、
落款に"法橋一信"と書いてあるのが歴代狩野派当主や宗達や光琳を思い出してキュンときました。
下村観山の「寿老人」は威厳たっぷりの肖像画みたいな雰囲気で
歴史上の偉人とかこんな風に描かれてることよくあるよねって感じ。

田崎草雲の「瑞夢(一富士二鷹三茄子)」とか横山大観の「蓬莱図」などもきれいだし
大観の「心神」は富士山を描いていますが
「古い本に富士を心神とよぶ例がある」(1954年5月朝日新聞)との本人の言葉からつけたタイトルだそう。
小林古径の「不尽」は真っ青な色の富士山が印象的。
川端龍子の「鯉」は2幅対の掛軸で、5匹の鯉のうち1匹だけが緋鯉の色なのは
おめでたい色である赤を意識しているのでしょうか。
柴田是真「墨林筆哥」は色紙に蒔絵で描かれているそうで
琵琶を弾くカエルちゃんかわいいし聞き入るカエルちゃんもかわいい。
都路華香「寒山拾得」は2人ともとびきりの笑顔がすてき!
石田武「子猿」は色紙に描かれていて
木の上で枝をかじる子猿ちゃんの横向き姿がとってもキュート!
松尾敏男の「手長猿」は、「橋本関雪の同画題の絵の模写を40代にしてようやく挑戦し
結果は(本人的には)惨敗だった」という武勇伝つきの絵です。
わたしのような素人にはまったくそうは見えなかったのですが、絵の世界は深いですな…。

伊東深水の「春」はないしょ話をする着物姿の女性たちのアップで
着物が、大柄の市松模様に花模様を散らしていて最高にモダンでした!着てみたい~。
川崎小虎の「春の訪れ」は佐保姫伝説に着想を得た屏風絵で
透けるような白装束の天女がふたり、ひとりは竪琴を、ひとりは花束を持って空を飛んでいて
2人が通り過ぎた場所には春の花が咲き乱れているというたいへん美しい作品☆
これから2人が飛んでいく先(左隻)の花も、これから咲くんだろうなと思うとわくわくしました!
(ちなみに川崎さんは「小さい頃に忍術で天翔けることを夢に見た」少年だったそうな)


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展覧会特性お菓子から、
ことほぎ(河鍋暁斎「浦島太郎に鶴と亀」がモチーフ)と、招福(伊藤若冲「布袋図」がモチーフ)です。
山種さんはいつも展示作品に合わせて素敵なお菓子を作ってくれます^^
中味はそれぞれ柚子あんと栗あんだよ~おいしかった!


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花扇さんの富士山とみかんもゲットしてきたよ。

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先月はみかんの皮を適当にむいてしまったので、今回は和菓子ナイフでちゃんと切りました。
いつ見てもホレボレする造形美…。

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味もすっきりしつこくなくておいしいんです。
来月は別のお菓子に変わるそうで、また来年作ってくれたらいいな。


あ。昨日今日とセンター試験でしたが雪は回避されたね!受験生よかったね!と思ってたら
今夜から大雪だそうで…。
天気予報をよく見ながら行動することにします。こたつで丸くなりたい。
新年の京都・大津旅。
2016年01月13日 (水) | 編集 |
新年早々、関西へ日帰り旅行してきました。
京都で四季ごとに行われる「京の冬の旅 非公開文化財特別公開」に
当ブログで恒例になりました六道珍皇寺さんが参加されるとのことで、
行くかどうかはともかくチェックしてみたら
閻魔様の御朱印帳が発売される&限定御朱印があるとのダブルパンチをもろにくらいまして
ええいままよとノープランのまま始発電車からのぞみに飛び乗りました。

問題:まさか5か月連続で京都へ行くことになるなんて、
しかも新年一発目の遠出が京都だなんて、なぜこんなことになったのでしょう?
答え:御朱印帳買ったから
だから御朱印は沼だって言ったのに…
先月の旅行記事では「春に行けたらいい」とか書きましたが、いや春に行く予定もあるんですが
年明けはちょっと想像してなかった。

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六道珍皇寺さんにやってくると冬の旅案内看板が立っていました~。
閻魔様のおっかない顔。

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拝観が始まる時間より早く着いてしまったので、のんびり門前で待っていました。
写真は珍皇寺南門の屋根にいる阿吽のお獅子の吽形。

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オープン!
ここ2か月連続で大行列を経験したのでドキドキしながら門をくぐりましたら
今回は特に何事もなくスルスル入れました。ホッ。
篁像に見下され閻魔像に睨まれる成人の日です。あわあわもっと叱ってください!
あとぼんぼりの灯がちょうどよい高さにあったのでしょうか、
篁像の隣に立つ獄卒像の水晶の目が照らされてギラギラしていた。

以下、写真が多いのでたたんであります↓クリックで開閉しますのでどうぞ☆
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新年の上野公園。
2016年01月09日 (土) | 編集 |
2016tohaku1.jpg
上野公園でミュージアム初めしてきました!本年は東博からスタートです。
写真は本館の正面にあった生け花。
お正月の風物詩で毎年楽しみにしています。松竹梅に南天など豪華。

まずは特別展「始皇帝と大兵馬俑」へ行きました。
会場入口に小篆のフォントで展覧会名がでかでかと書いてあってふおおってテンションあがった、
つまり始皇帝が声に出して読めるというわけですね。アツイ。
彼は国を統一するにあたり文字や貨幣、単位に至るまで統一をはかっていて
そのひとつ両詔権(分銅)は重さの基準になった分銅ですな。
表面には始皇帝が命じて長さや体積を統一させたことが刻まれていました。
半両銭や詔版などもきれいに残ってるものですね…。
(そしてこうして小国の文化は大国に淘汰されていくのだなと思いました。サムイ)

玉をさわれるコーナーがあって、掘り出したばかりの玉はごつごつザラザラしていますが
磨くとツルツルぴかぴかになっているのが体感できました。
上から光が当てられると緑色に美しく輝く玉は、こりゃ確かに宝物になるよなあ。
玉剣はそんな玉で作られたもので、秦より前の春秋戦国時代の制作のため多少くすんだ色ですが
それを収める金剣鞘は唐草模様のような透かし彫デザインが美しい。
取水口と水道管を見ていると、2200年前から水道管の形はあまり変わっていないようです。
現代まで通用する古代中国のインフラやべぇ。
始皇帝の乗る馬車を1/2サイズで再現した青銅製の銅馬車1号2号は儀礼用で
およそ6000もの部品で精巧に作られているそうです。
特に2号馬車は、皇帝が中で寝そべってもよいように広く作られているとか。
馬車もですが、車を引く馬に装着する金具のひとつに至るまで惜しみない品質と技術を投じていて
震えてしまう。

兵馬俑コーナーは広かったです!
阿修羅や空海と密教美術展のときみたいな、まずスロープの上から全体を見渡して
下へ降りてひとつひとつの俑とご対面できます。
日曜美術館で見たときも思ったけど顔や骨格が全部ちがうし結い髪や鎧やベルトまで細かく再現されてて
(跪射俑の靴の裏が見られたのですが滑り止めまでついてる)、
実在した軍団の兵士とかモデルがいるんじゃないかと思えるようなリアルさ。
何より皆さん、身長がとても高くてですね…!
展示台から下ろしても現代人の平均身長とそんなに変わらないんじゃないかという気がしました。
本当にあの身長だったのか、それともあえて大きく作ったのか…古代ロマンは尽きない。

将軍俑は知的な顔で百戦錬磨の傭兵っぽいなとか
騎兵俑と軍馬のペアや立射俑は軽装ですぐにパッと動けそうだなあとか
御者俑は立ったまま馬車を駆ったと聞いてバランス感覚に思いをはせたりとか
跪射俑はひざをついて遠くを見つめててこれ完全な攻撃態勢だなとか
雑技俑の首から上はどんなだったのかなとか
軍吏俑は似たような顔つきの人をキングダムで見たことあるなとか
とてもたのしくてグルグル360度回って堪能しました。
皆さん武器を持っていたと思われますが、現在は失われてしまっているようで
代わりに武器を装着したイメージ図がそれぞれの俑の隣に展示してあって弩級の巨大さに呆然としました。
騎馬俑はかわいすぎた!!!

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写真撮影コーナーもあって兵馬俑たちと一緒に写真が撮れます。
インスタにハッシュタグをつけてアップして8000体の兵馬俑坑をめざす企画もありますよ~。

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インスタ企画の説明パネルでめっちゃ笑った図(笑)。


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本館に移動~。
公開中の伯耆安綱、通称・童子切安綱に会いたくて来ましたよ!天下五剣!!
童子切の名前は酒呑童子の伝説と結びついてついたものとされていて
別にこの刀が酒呑童子を斬ったわけではないんだけど、
童子を斬ったとされる刀と同じ工房で作られたというのがドツボすぎて
人が少なかったのをいいことに延々と見続けてしまいました。
歌舞伎座で茨木も見られたし、今年は鬼に縁のある年明けとなりました。来月の節分も楽しみ^^

2016tohaku3.jpg
三猿蒔絵印籠。
東大寺の良源が詠んだ「七猿歌」(三猿のもとになった歌)とともに
見ざる言わざる聞かざるが蒔絵で表現されています。

2016tohaku4.jpg
ちょっとびっくりした耳長兎水滴(笑)。
水滴は墨をするための水をためておく容器で、根付がそうだったように様々な形のものが作られたとか。
でもこれは取扱いに気をつけたいですな、ってかどういうバランスだ!

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こちらは猫の水滴。丸まっててかわいい^^

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葛飾北斎「扇面散図」、最晩年(90歳)の作品だそうです。牡丹と朝顔があざやか。

そして。
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上野の森美術館の「肉筆浮世絵 美の競艶」展です~。
シカゴのロジャー・ウェストン財団から肉筆浮世絵がどっさり来日していまして
どの作品も保存状態が極めて良好で色彩も美しくて涙出そうになった。
ウェストンさん本当にありがとうございますー!!!
先月に前期展示、昨日に後期展示を見に行ってきましたので気になった絵の感想をまとめて書きます。

無款「京・奈良名所図屏風」、洛中洛外図と同じく鳥瞰図の屏風絵ですが
奈良の風景が描かれている大変めずらしい屏風だとか。
島の浮かんだ猿沢池、鹿さん、東大寺の大仏様は当時、大仏殿が焼けて吹きさらしになっていたことがわかります。
菱川師宣「江戸風俗図巻」は上野の花見、中村座の歌舞伎、隅田川と両国橋の風景など
当時の風俗が細かく描いてあります。
川下りをする屋形舟は船頭さんが屋根の上から漕いでるし
川涼みを楽しむ人々は囲碁や音曲に興じていてのんびりした雰囲気。
ほかにも宮川長春「路上風俗図巻」や鳥文斎栄之「七福神吉原遊興図」など、絵巻がおもしろかった~。
長春のは人形遣いや虚無僧、獅子舞、法螺貝など大道芸人や裏方の人々が描かれていて
栄之のは大黒天・恵比寿・福禄寿が吉原の大黒屋へ遊びに行く様子を長々と描いたもの。
大黒が乗った籠の上には打出の小槌、恵比寿の籠の上には鯛が乗っててすっごいかわいかった。
(福禄寿だけは特に持ち物がないからか簾が跳ね上げられて本人の姿が見えてた)

上方浮世絵の双璧もすばらしかったよ。
西川祐信の「観月舟遊図」は遊女たちが月夜に船を出して月見をする様子を描いた絵で
衣装に紅葉や萩が描かれていて秋のお月見というのがわかります。
3人とも前帯だから遊女かな…舟にかかる水流と波もクルクルしていて優雅です。
同じく祐信「髷を直す美人」はお着替えする女性の一瞬を切り取った絵で
絽の着物に透ける肌が色っぽくて体温まで感じられる。
"西川右京祐信画"の署名は住所までわかるお得感。(祐信は三条大宮の人)
月岡雪鼎「重陽官女図」は菊の節句がテーマで
十二単姿の女性が黒いお盆に菊の着せ綿を乗せて立っていました。
着せ綿は赤や黄色、白、茶色などカラフルで美しかった☆

宮川一笑の「七福神正月図」は三河万歳を演じる大黒と恵比寿が生き生きしてて
福禄寿の側に亀がいて空に鶴が飛んでいるというおめでたい絵。
同じく一笑の「鍾馗と遊女図」は、三味線を弾く遊女の後ろに隠れた子鬼を捕まえに来た鍾馗が
遊女に見とれて寝転がってしまったというストーリー性のある絵。
遊女と組み合わせた鍾馗の例は少ないとか。
川又常正の「祇園社 春の遊楽図」は祇園の感神院の花見の様子で
御簾の向こうに透けて見える三味線弾きの表現とか美しい。
歌川豊春「雨乞小町図」は旱魃のため小町が帝の命令で神泉苑にて歌を詠じたところ
歌の徳でたちまち雨が降ったという小町にまつわる7つの話のひとつを絵画化したもの。
詠じた歌は「ことわりや日の本なれは照りもさめ さりとてはまた天か下とは」。
雨乞小町は肉筆画では十二単、錦絵では当世風(江戸風)で描かれることが多いそうですね。
同じく豊春の「遊女図」は柱絵のような細い絵で顔は丁寧に、着物は荒々しい筆遣いで
皆川淇園の漢詩賛「世有大魔君廣布迷魂陣~」が入っていました。

喜多川歌麿「西王母図」は最近になって歌麿と鑑定された作品だそう。
錦絵のタッチとは違って観音様のような顔かたちの西王母だからわからなかったのも無理ないか…。
歌麿は鳥山石燕に習った人なので漢画も描けるんだよね~衣装のタッチとか狩野派そのままだった。
葛飾北斎「美人愛猫図」は猫を抱いた女性で
リアルにやったら首が折れそうなポーズなのになぜかすっきりバランスよく見える不思議。
同じく北斎の「京伝賛遊女図」は淡彩、筆のタッチがざくざく残ってて
たぶん下書きなしの一発描き。しかし立体的。はあぁ。
山東京伝の賛「根引の黄金ハ甘谷の菊水をはかり突出しの盃は隅田の諸白をくめり」は
遊女の張りと意地を垣間見るような言葉だな…。
「大原女図」は遊女図と同じく筆のタッチが荒々しく残ってまして
キセルをふかしてひと休みする女性の何気ない日常感が伝わってきます。

着物の柄に凝ったのが多くて、
奥村政信の「初代嵐喜世三郎」はキセルとたばこ袋の柄だし(東武大和画師の署名にプライドを感じた)、
歌川豊春の「狐忠信」は青い火の玉に車輪の衣装だし
鳥文斎栄之「遊女と禿図」の遊女は平安貴族の冠と梅の花。
同じく栄之の「佳人詠歌図」は出家した武家女性みたいに短く髪を切った女性で
着物に大きな松竹梅の文字がでかでかと染めてあった。
狂歌師の四方真顔による賛「松花園 花鳥の色音 残らすつけて行 荷物もきらくな はるの山姥」も雅な筆跡。
水野盧朝の「見立三酸図」の中央の女性は龍の着物に鯉の帯で登竜門着ちゃった感じ。
(太田南畝の賛が入った戯画ということらしい)
歌川豊広の「三味線を持つ芸者」に描かれているこたつ布団はツルバラのようなモダン柄でした。
渓斎英泉「桜下遊女図」は鯉の滝登りがでかでかと描いてあって
滝のしぶきを口に受けながらのぼっていく鯉が力強い。
あと、勝川春章の「納涼美人図」の女性が持ってたうちわに
團十郎の外郎売りみたいな役者絵が描いてあっておもしろかった。

クライマックスは河鍋暁斎「一休禅師地獄太夫図」と小林清親「頼豪阿闍梨」とワンツーフィニッシュでした。。
いやあ両方とも壁みたいに大きな絵だった。
地獄太夫図は暁斎の弟子だったジョサイア・コンドルのために暁斎が描き贈った絵で
かつてはコンドルコレクションだったものです。
しゃれこうべに乗って踊る一休、三味線を弾いて歌うガイコツ、その周りで踊るガイコツ、
一休に教えを受けたという地獄太夫の着物は地獄に落ちた七福神たちの柄。もはや戯画。
頼豪は平安時代中期に実在した、延暦寺に対する恨みから断食し命を絶った僧で
その後ネズミに変化し延暦寺の経典を食い破ったという伝説があるそうな。
月岡芳年が鉄鼠になった頼豪を錦絵に描いてますけど
清親は経典に噛みついた人間姿の頼豪vs祭壇の炎の中の不動明王、という図にしていました。
お不動が青色の体だった~。

絵もすばらしかったけど、掛軸ばかりなので表装も素敵でした!
懐月堂派の立姿遊女図は「壽」の字が絵の周りにぐるりと刺繍されているし
勝川春章の「美人按分図」は梅に松に波が絵画的に配置されていました。
図録からは全部省かれてしまっていてもったいない、掛軸は表装込みで美しいのだっ。
こいつぁ春からその5。
2016年01月05日 (火) | 編集 |
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本年の歌舞伎初め!お正月に歌舞伎座の壽初春大歌舞伎を観てきました☆
目的は新古演劇十種の内「茨木」。今年生誕200年を迎えた河竹黙阿弥の作です。
玉三郎さんが茨木童子を、松緑さんが渡辺綱を演じられると聞いて
「美しすぎ&かっこよすぎるだろ!!」ってなって朝から並んで幕見席のチケットをゲットだぜ。
去年の棒しばりからすっかり幕見に目覚めてしまいました…見たいものは見たらいいのだ(^皿^)ウシシ)

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人生2度目、本日初日の垂れ幕。
初日という言葉にきらめきを感じるようになりました、これが沼か…。
着物姿の人をたくさん見かけてすてきだ~と萌えていたら
目の前を直衣に烏帽子を被った小学生くらいの男の子が着物の親御さんに手を引かれて歩いてて
思わずガン見してしまった。
お正月にまさかのちびっこ貴族様。あわわ。

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去年と同じく、初詣は歌舞伎稲荷大明神にて。
今年も役者の皆様、関係者の皆様、観客の皆様が無病息災で過ごせますように。

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木挽町広場もお正月の装いがきれいでした。

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チケットを買ってから開幕まで時間があったのでランチ。
今年の外食初めは喫茶youにて、去年もいただいたぷるぷる卵焼きのオムライス!
こんな風に卵焼いておうちでも食べてみたい。


初日のご愛敬というか、前の幕が15分近く押してて入場待ち時間がだいぶ長かったですが
幕見席は今回も無事に最前列に座れました。ホッ(´∀`)。
幕が開くと、能舞台のようなセットにお囃子の人たちがズラリと並んで背面の板には大きな松の絵が。
「茨木」は松羽目もの(能狂言を原作とした歌舞伎)ですが、能楽には茨木という作品はなくて
今回のは役者が能っぽく演じることを目的に作られた歌舞伎だそう。
初演は五代目菊五郎ですが、同じく彼が初演の新古演劇十種の内「戻橋」には背景セットがあったので
あれよりは厳格な印象を受けました。

舞台は渡辺綱の屋敷。
今昔物語集などでもよく知られているお話、渡辺綱が羅生門にて鬼と対決し片腕を切り落として持ち帰ると
安倍晴明から「鬼は7日のうちに必ず仕返しに来るから物忌みしなさい、腕も厳重に封印してね」とのことで
言われたとおりに腕を箱に入れてます…的なことを、家臣の宇源太くんが説明してくれます。
歌昇くんかっこいい~水色の裃姿もお似合いです^^

そんな綱のもとを、伯母の真柴という人が訪ねてきます。
能「通小町」のシテのような装束で、花道を音もなく静々と歩いてくる玉さまは枯れ葉のような雰囲気ですが
「伯母がはるばる訪ねてきたのだから案内しておくれ」と口調はしっかりしていてエレガント。
綱は「物忌み中なのでたとえ伯母上でも屋敷には入れられません。諦めてお帰りください」と
きっぱり断って頭を下げます。
松緑さん綱の大きな装束がとても似合ってるし振る舞いもすてきだし声も張りがあってかっこいい~~☆
真柴さんはがっかりして帰ろうとしますが
屋敷の門のところで「綱の両親が死んでから綱を育てたのはわたしなのにこの冷たい仕打ち、
どんなに強くても優しくなければ武士じゃないわ、もう縁を切ります」というつぶやきを聞いた綱は
「伯母上戻って来て~」と扇をヒラヒラさせて呼びます。
ここの松緑さんのしぐさが、福原にて太陽を扇で戻した清盛みたいなかっこよさで見とれてしまった(´▽`)。

真柴さんが屋敷に入ると、綱は上座に案内してお互いに息災をねぎらいまして
「伯母上はそういえば舞がお上手でしたね。よろしければ一さし」と舞を所望します。
真柴さんは「あなたが舞ったらわたしもやります」とおっしゃって
綱の代わりに太刀持ちの音若少年が舞を披露。
左近くん!左近くん大きくなりましたね軸もぶれなくなりましたね!
雅な柄の金扇を使って軽やかに、しかし武家の子らしく気品のある舞でした。
(お父様の松緑さんが間近で(役柄とはいえ)すごい目つきでガン見てらっしゃるのが
身内でもないのになんかドキドキしちゃった^^;)
続いて真柴さんの舞。
人の一生を春夏秋冬にたとえた静かな歌詞で、左手を使わず右手だけで舞います。
(なぜ左手を使わないかはもうわかるよね)
踊りの途中でハラリと扇を落としてしまうのですが
これは謡の「甲斐なく」の歌詞が「腕(かいな)」の掛け言葉になっているので
腕の入った箱をうっかり見つめてしまい一瞬、気が散ってしまったという演出のようです。
あれ恥ずかし、と扇を拾って再び舞い始めて終わります。

羅生門で鬼の腕を切り落としたときの話をしてほしいと頼まれた綱は
保昌(頼光四天王のひとり)にバカにされて売り言葉に買い言葉で行って茨木童子と対決したのを
勇壮な舞も混ぜながら語って聞かせます。
玉さまは無表情でした…鬼としては目の前で武勇伝っぽく語られるのはいい気分はしないよね(゚∀゚lll)。
「箱を開けて腕を見せておくれ」と頼む真柴さんを、綱は一度は諫めますが
「老い先短い身なのだから、冥途の土産に」と懇願されて
じゃあわたしここで見張ってますからねと真柴さんの側に腰かけて結局箱の蓋を開けてしまいます。
ああ、綱ったらもう(笑)。
ここで綱が蓋を開けたりしている間に、玉さまは舞台の後ろで後見さんの手を借りて髪をほどいて
ウロコ箔柄の着物姿になってアップを始めた感がじわじわと。
(ウロコ箔は能狂言で鬼や龍を演じる人が身につける柄です)

箱の中を見た真柴さん、ふいに両目をむきくわっと真っ黒な口を開けると
腕をつかんでクルクルっと舞台左の揚幕へ引っ込んでしまいます。
綱も慌てて追いかけて揚幕へin。
(チラッと見えた鬼の手は4本指でしたね。
5本指は貧欲、嫉妬、愚痴、知性、慈悲をあらわし鬼は慈悲と知性が欠けているため3本指とされますが
茨木童子は人に化ける知性があるため4本指なのだそう)
そこへ運藤さんと軍藤さんという町人の格好をした人たちが花道から出てきて
「鬼やべえたたりやばい怖い」みたいなおしゃべりをチャキチャキと繰り広げます。
雁治郎さんと門之助さんとってもおもしろかった☆
そして玉さまは今頃きっとおっかないお姿に変身中なのだわ…などと舞台裏に思いをはせたりした。

クライマックスは本性を現した茨木童子と渡辺綱の大立ち回り。
取り戻した片腕を小脇に抱え、右手で杖を振り回す茨木童子と刀を抜いて応戦する綱、
ギャー!!!おふたりともかっこよすぎる+゚+。:.゚(*゚Д゚*).:。+゚ +゚
玉さまはざんばらの長い白髪に2本の角を生やし、逆立ちした太眉、
能面をつけているのかと見間違えるほどリアルで黒々とした隈取(牙も墨で描いてた)が超迫力ありました。
待って待ってほんとに玉さまですか!想像を超えたおっかなさですけど!さっきと別人ですけど!!
派手な動きはないけど体の軸が強く侮れないような、妖気漂う手強い物の怪の雰囲気が伝わってきたよ。
松緑さんの綱も勇ましく刀を振るって、大股でのしのし歩いて殺陣も決まってたし
茨木童子に向けて刀を突き付け、舌を出してにらみつけるのマジかっこよすぎか。
(松緑さんの今回のお役は玉さまも誉めていらっしゃるそうな)
茨木童子が花道へ逃げたところで定式幕が引かれて
取り戻した腕を改めてうれしそうに眺めてくわーーっと真っ赤な口を開けて見得を切ると
ねっとりじわじわくる感じの六方で揚幕へ引っ込んで行かれました。

いやあこんな玉さま初めて見た…。
初芝居で役者ににらまれると1年間無病息災で過ごせるという俗説がありますけど
たぶん今回の茨木童子の見得で客席の邪気ぜんぶ祓われちゃったと思う(笑)。
鬼が出てくる能や歌舞伎は何度も見ていますが、玉さまが鬼をやると
肉体的な強さとかじゃなく強大な妖気に圧倒されて戦意喪失しちゃう的な、
精神的に勝てない気がしてくる。
今まで見たり読んだりしたどの茨木童子よりも強く感じました。恐怖というか畏怖。

そして黙阿弥生誕200年祭は始まったばかりですね!
今月は新橋演舞場で白浪五人男、浅草公会堂で三人吉三をやっていますね。
今年は彼の作品がたくさん上演されるといいな。
ついでに言うと今年は「茨木」からペンネームを取った茨木のり子さんの没後10年なので
(ラジオから流れてきたセリフを聞いて「あ、これ」と採られたそうだ)、
何かイベントがあるかもしれないのでこまめにチェックしていこう。


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銀座のとらやさんに寄ったらこちらにもお正月飾りが。大きな鏡餅と伊勢エビ。

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右はとらやさんの「心百花」(歌会始のお題「人」にちなむ)で
左は日本橋高島屋でゲットしたFAUCHONの招き猫エクレア。
年末年始だけの限定販売で、去年は買えなかったから今年こそ!と思ってて
無事に連れ帰って来られました。
ぱくっと食べたらクリームの中からほんのりお酒の香り、甘酒が入っていたみたいです。
「Bonne Chance!」のピンク色の文字はフランス語で「幸運を!」の意味だとか。

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東京駅GRANSTAの銀の鈴広場に登場していた孫悟空も見に行ってきました。
太田記念美術館所蔵の月岡芳年「月百姿」から「玉兎 孫悟空」を
立体フィギュアにして再現したものだそうです。
ふつうに人間サイズだし筋肉も服の上からちゃんとわかるし、松の木も大きくてすばらしかった。

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前と後ろから見るとこんな感じ。
展示は今日までですが、せっかくこんなにしっかりした作りですし
それこそ太田さんに所蔵されてどこかに展示され続けてほしいなあ。


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本年一発目の川越くらづくりのお菓子です。花びら餅と、お猿と、お題「人」。
今年も通うよくらづくり!うふふふふ
2016年が明けました。
2016年01月01日 (金) | 編集 |
゚・:*:・。♪☆彡★Happy New Year★ミ☆♪。・:*:・゚
あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2016年が皆様にとってすばらしい年になりますように。

そして毎年恒例、ゆさ的2016年はこんな年です↓

武蔵国高麗郡建郡から1300年。
玄昉没後1270年。
遍昭生誕と、高野山金剛峯寺の開基から1200年。
応天門の変から1150年。
小野道風没後、藤原公任と藤原道長生誕1050年。
藤原実資没後970年。
院政開始から930年。
第1回十字軍派遣から920年。
保元の乱から860年。
明恵による高山寺創建から810年。
鴨長明没後800年。
狩野元信生誕540年。
雪舟没後510年。
足利義輝生誕460年。
オーレ・レーマーによる光の速さの値算出から340年。
渋川春海と尾形光琳没後、伊藤若冲と与謝蕪村生誕300年。
『ガリヴァー旅行記』出版290年。
平賀源内によるエレキテル復元と、池大雅没後240年。
喜多川歌麿没後210年。
河竹黙阿弥とシャーロット・ブロンテ生誕、山東京伝没後200年。
坂本龍馬生誕180年。
アン・サリヴァンとビアトリクス・ポターとH・G・ウェルズ生誕、『罪と罰』連載(雑誌「ロシア報知」)から150年。
東京女子師範学校附属幼稚園開園(日本初の幼稚園)、廃刀令布告、上野公園開園式140年。
『ジキルとハイド』刊行、自由の女神像完成130年。
宮沢賢治生誕、新潮社創業120年。
帝国図書館開館、クライド・トンボーとハンナ・アーレント生誕110年。
夏目漱石没後、ダダイズムの始まり、ホルスト「組曲『惑星』」完成、女性初の米国下院議員選出、第1回全国図書館大会開催から100年。
星新一誕生、クロード・モネ没後、『アクロイド殺人事件』刊行、集英社創業90年。
『怪人二十面相』刊行、前畑秀子のベルリンオリンピック金メダル獲得から80年。
ひめゆりの塔建立、サザエさん連載開始、ウルトラマン放映、日本国憲法公布、第22回衆議院議員総選挙(日本初の女性議員選出)から70年。
日本の国連加盟と、福音館書店「こどものとも」創刊から60年。
柳原白蓮没後50年。
アガサ・クリスティ没後、日曜美術館放送開始、絵本『ノンタンぶらんこのせて』刊行40年。
チェルノブイリ原発事故、映画『天空の城ラピュタ』公開、ジェニー(元タカラバービー)とドラゴンクエスト発売から30年。
藤子・F・不二雄と岡本太郎没後、東京ビッグサイト開場、『精霊の守り人』刊行、「CCさくら」「封神演義」連載開始、アニメ「名探偵コナン」「YAT安心宇宙旅行」「るろうに剣心」放映、たまごっちとサクラ大戦とポケットモンスター赤・緑発売から20年。
茨木のり子と伊福部昭と岸田今日子と白川静と鈴置洋孝没後、Twitter誕生10年。
「逆転裁判」の成歩堂龍一の法廷デビューと、「未来少年コナン」でコナンとラナが生まれた年。
(はいストップ)
今年はいくつの記念行事に行けるかな。わくわく。

今日は祖父母の家にお年賀の挨拶へ行きまして
なんかいつにないくらい会話が弾んで1年分くらいおしゃべりした気分です…。
叔母が落語心中の読者とわかったので今月からアニメが始まるよ~と伝えてきました。
ウルトラマンDASHが毎年おもしろくて、アスリートの人たちがかっこよすぎるし
(回数を重ねて調整しながら最終的にはきちっと決めるのが仕事人ぽくてワクワクする)、
本物そっくりのお菓子を作る職人さんの技術まじすばらしい。
食べられる鍵とかエプロン見てるとどんな再現度だよ!ってなる。
CM初めはauの三太郎新作で、昔話や童話がすばらしい音楽とともに再現されてて感動して
(うさぎとかめと、金の斧銀の斧と笠地蔵が秀逸!)、
マンガ読み初めは妹が持ってきた『PandoraHearts』22~24+1巻と『翔んで埼玉』『ヲタクに恋は難しい』で
小説や研究書は何から始めようかなあ。


newyear2016.jpg newyear20162.jpg※クリックで大きくなります
お年賀イラスト。
去年が風神雷神でしたので、今年は連載を始める予定の酒井抱一とセットで描いてみました。
左は「見ざる聞かざる言わざる」をポジティブにした「見る聞く言う」で、
右は仲良しこよし絵。
紅白観ながらラフ切ってて2枚のうちどっちにしようかなーと描き進めていたら
ペン入れや色塗りの段階になっても決まらなくて、結局どっちも載せました(笑)。
一週間ほどフリー配布いたしますので、お好きな方をお持ち帰りください☆
※イラストの配布期間は終了しています。

今年も色々なことがありますよ。
カラヴァッジョ展と若冲展と3年振りに復活するTeam申の京都公演に行って
ジブリ美術館の展示とササユリカフェに行って、図書館や舞台も行って本読んでお絵かき!
あと宮島と姫路城行きたいー!!