遮二無二図書館。

図書館総合展に行ってきましたよ~。
おととし以来の参加だったのでテンションも期待も2倍でした。楽しかった!
図書館界の進化について本気出して考える3日間は今年も盛り上がっているぞよ。

今年もキハラさんのブースは大賑わい&長蛇の列。
ブースをぐるりと囲むように行列が組まれていました。
数量限定のクッションが大人気のようで禁帯出は早くも完売していました。(わたしは既にゲット済み)

パーテーションがアツイ。
禁帯出・館内・貴重書・書庫のマグネットはあるけど(全部持ってる)参考書はまだ出てませんよねキハラさん!
来年は出してほしいです待ってます。あと寄贈書とか教師用柄のマグネットも欲しいです待ってます。

禁帯出バッジに禁帯出ボールペン、タオルにリーディングトラッカー。
お買い物をするとノベルティとして禁帯出・館内クッキーがどちらか1個いただけると聞いたので
2回お買い物して両方ともゲットするというセコいことをやりました。よい子は真似しないでね。
トラッカーは色つきにするか迷いましたが結局クリアに。これがあると行間の狭い本が読みやすくなるのだ。

ナカバヤシのミニチュア図書館のクオリティがすごい!
スタッフの人が何日もかけて作ったそうです。
棚に収まっている本はひとつひとつにお花柄の千代紙でブックカバーが貼られて
カウンターも椅子もテーブルも、新聞は見出しがあるし和綴じ本も題名紙ついてるし
紙芝居はタイトルも絵も描いてあってどこまでも細かい!
こういうちょっとした図書室ってどこにでもあるよねえ…どこにでもある感を出せるのすごい。

特に感動したのはカウンター周り。
パソコン画面をご覧ください、検索用OPACが細部まで再現されています。
作業中でしょうか、和綴じ本が無造作に置かれているし、ハロウィンかぼちゃもあって季節感を演出。
これきっと11月になったら落ち葉かクリスマスツリーになるんですよ…そうです図書館は季節を感じられる場所…。
あと司書さんの後ろにある新聞ラックと閲覧棚、角度が絶妙に再現されているうえに
新聞も1面見出しのフォントとか写真とか、下段の広告まで作り込まれて本物のような雰囲気で
感動してむちゃくちゃ写真撮りまくりました。
スタッフの人が「ネットにじゃんじゃんアップしてください」と言ってくださったのも有難かった☆

猫ピッチャーのミイちゃん!
出展している図書館や企業のマスコットも会場内にたくさんいました。

図書館のイベントで縄文の女神に遭遇。okamotoの耐震展示ケースの紹介です。
本物は縄文展で見たのでこれはレプリカですけど一瞬びっくりしました。

図書館×ボードゲームのブース。
図書館でゲームをやる、図書館がゲームを収集・保存するという試みは欧米では当たり前に行われているけど
(コミュニケーションツールや文化資料として捉えるのでコレクションとして収集対象になるらしい)
日本ではまだ発展途上で、
ここでは実際に各地の図書館で行われている事例を紹介したり、実際にプレイすることもできます。
ゲームも進化の早いメディアなので10年前のソフトとか生産終了したものの中には既にプレイできないものもあって
このままだとゲームの歴史が記録・研究されないまま散逸してしまう可能性もあるというのは以前から指摘されていて
こういう取り組みで少しずつでも流れを変えて行かないとなあ。

布の絵本連絡会主催の着物シアター。昔話の場面を再現した着物でお話し会をします。
わたしが見たのは一寸法師。写真は、打ち出の小槌で法師が大きくなるシーンです。
それまで人の手で持って動かされていた法師が突然、大きくなって着物ににょきにょきっと出てくるシーンは
ぎょっとしたけどおもしろすぎました(笑)。

図書館に関する同人誌即売会「としょけっと」。
図書館が舞台だったり、図書館関係者が執筆した同人誌を委託販売しています。
これ個人的にすごく楽しみで行ったら、わたしが欲しかった本はすでに完売でした…早いよ。まだ2日目だよ。。
などと泣きそうになっていたら、

え、え、鞄図書館が置いてある!しかも同人誌の方!!
どんな本でも出せる鞄を持っている司書さんのマンガなのですが、惜しまれつつ完結しまして
単行本未収録のエピソードを作者の芳崎せいむ氏が個人同人誌として出してくださったのですよね。
わたしは5月のコミティアでゲットしたので今回は買わなかったけど、
夕方にトークイベントを開催するという張り紙を見てヒャッハー!ってなりまして
午後のフォーラムの後イベントブースに行って聴講しました。
フォーラムの終了時間とトークイベントの開始時間が10分ほど被っていたので
出だしの方は聞けなかったけど、途中からでも聞けてよかったです。
芳崎さんのアシスタントさんの思い出話で、その人が通っていた学校の図書室に漫画がたくさんあって
その選書が芳崎さんの好きなマンガとまったく同じで
アシさんに「〇〇とか〇〇がありました」って言われて「それ読んだ!」ということが多くて
とても盛り上がったことがあるそうです。
そのアシさんが読んだそれらのマンガは、当時のアシさんはとても読もうとは思わないような内容で
でも図書室だったから無料で読めるというのもあったし、
何より自分の好みと違ったものと出会えたというのは図書館ならではだと思ったそう。
司書としてはその選書が適切だったかどうかはわからないのですが
同人界隈によくある、好きなものを仲間に与えて沼に堕とすみたいなことが
学校の図書室でもありえるのだと思ってちょっとおもしろかったです。どんなラインナップだったのか気になる。
あと日本図書センターの『夢のお仕事大図鑑』に金魚屋古書店が取り上げられたお話もしてくださったり
昔から本とマンガには興味がありました~みたいなお話もされていました。
(小学生の頃には漫画家になりたいと言っていたそうな)
子どもの頃から本がお好きで図書館にも通っていて、無料で何でも読める空間が楽しくて
可能性を広げてくれる場所であると考えていらっしゃったとか。
あと意外だったのが、芳崎さん、読み聞かせがお好きとのこと!
特に紙芝居読みが得意で子どもの頃はお友達に「やって~」と頼まれることも多かったようです。
そして、もし自分が司書になったら朗読会をやりたい、みんなで短編を1行ずつ読む集いをやりたいとおっしゃって
短編なら『風の十二方位』で、長編なら『アルジャーノンに花束を』にチャレンジしてみたいとのこと。
視覚メディアである漫画を描く芳崎さんが、耳で聞くことがメインの読み聞かせをやりたいとは!と
司会の方がびっくりされると、
「耳から聞いて好きなのは太宰治。ユダの話(駈込み訴へ)が好きです」とさらりとおっしゃいました。
昨今、朗読される機会の多い太宰だけど駈込み訴への朗読はまだ聞いたことないですね…
読まれたらどんな雰囲気になるんだろう。

トークイベントが終わって帰ろうとしたらスタッフさんからお土産にと
コミティアクロニクルをいただいてしまいました。
4年前に30周年を迎えたコミティア出品者の中から選りすぐりの作品を収録した作品集なのですが
参加された作家さんの名前が見たことある人ばっかりで!
コミティアから商業誌デビューした人ってこんなにいるんですね…
いやコミケとかガタフェとか赤ブーからもいるしな…そりゃそうか…!
というか全国の公立・学校図書館のみなさーん!コミティアさんが太っ腹なことをされているので要チェックですよー!
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