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2019_03
28
(Thu)23:51

線路は続くよどこまでもその3。

懲りずに先週に引き続き大宮てっぱくでガンガンズダンダン充してきました!
実は先週の訪問では時間が足りなくて全館回りきれなかったので。。
1日で回れないなんて大英やルーヴル美術館クラスのミュージアムのための言葉だと思ってたのに
そんな博物館が国内に、しかも居住県内にあるとは思いませんでした。
先週から特に展示が変わったわけでもないのにまったく飽きずに楽しんできましたけどね。
シンカリオンのお蔭です。シンカリオンはすごいです。

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シンカリオンE5(1/5スケール)の展示はこの日の時点で残り5日。
任務完了日の本日に行った人たちによると「任務完了」の看板が立っていたそうです。
お疲れさまでした!!会いに行けて本当にうれしかったよ。

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先週行きそびれた場所その1。0系先輩のお部屋です!
車両ステーションではヘッドのみの展示ですが、ここは1両まるごと展示されていて
開業当時の雰囲気が味わえるし車内も見学できるし貴重な資料も見られます。
もはや0系のための0系ルーム。

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0系先輩は下にもぐって車輪が鑑賞できるよ!失礼します!!
新幹線の車輪も駅のホームとかだと見えませんからねえ…こういう複雑な部品の絡み合う光景だいすき。

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先週行きそびれた場所その2。鉄道文化ギャラリー。
室内は撮影禁止なので写真はありませんが、
鉄道が出てくる小説やマンガ、鉄道をテーマに描いた絵画作品、
駅で販売されている駅弁や駅そばの食品サンプル、鉄道を歌った歌謡曲など
鉄道に関する文学や音楽、絵画、食文化に関する展示がありました。
文学は内田百閒から西村京太郎など、鉄道といえば!な作家さんの作品から
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」など、そこまで網羅するの!?的なものまであったし
駅弁サンプルがかわいくて見飽きない!新幹線の形のお弁当箱にテンションあがってしまった☆

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C57の転車台イベントも見てきましたよ。
先週は主に車両についての解説が聞けましたが、今回は汽笛の鳴らし分けの実演がありました。
ポッポッポッと短い汽笛:方向転換、危険を知らせる
ポーッポーッと中くらいの長さの汽笛:運転開始、トンネルや橋を走るとき
ポッポッポーーッと短いのと長い音の組合せ:2両以上で坂道を登るとき、後続の機関車に押してもらい、登り終わってもう押さなくていいよと伝えるとき
ポーーーーーッと長い汽笛:踏切の手前で列車の接近を知らせるとき
色んな音があるのですなあ。
汽笛に種類があるのは気づいてたけど、こうして音とともに説明してもらうとすごくわかりやすいです。

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パノラマデッキへ。今日も新幹線がたくさん通ります。速いよかっこいいよ~。

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360°ザ・ムービー2回目。
先週は夢中で観てしまったので今回は余裕をもって鑑賞。360°ぐるぐる見回してきました。
シンカリオンが走る風景や捕縛フィールド内がちゃんと360°描いてあったことにやっと気づいて
やっぱり何度か見ないとわからないことってあるなあと。
あと、座った席の位置が前回と違ったのでE6のフミキリキャノンはわたしの頭をかすめていったし
E3の手裏剣もE7のドリルも直接くらうことはなかったので安心して見られたの良かったです。
ブラックのミサイルポッドは相変わらず無差別なので迫力ありましたね~。
そしてイエローはとてつもなくかっこいい。(頭抱)

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やっと新幹線ラウンジのリュウジさんが座った椅子に座ってきたんですよ!(一番手前の真ん中の椅子)
前回は緊張して座れなかったけどこの日は勇気出したよ、わたしえらい!!
やっぱり緊張しましたけど後悔したくない気持ちの方が勝りました。がんばった。座れた。感動。ありがとう。(誰に)

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トレインレストラン日本食堂にも入りました。
食堂車をイメージした超オシャレなレストランでドキドキしましたけど
電車の窓から外の景色を眺めているような気分になれて楽しかったです。

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東京駅の赤レンガをイメージしたパウンドケーキ。
この日の朝の放送で中央迎撃システムを起動しチェンジした東京駅を思い出しながらいただきました。
ぎっしり中味の詰まった、でもしっとりした上品な味でおいしかったです!聖地を食べるぜ。

他にもひと通り楽しみましたが、レポは先週の記事に書きましたので割愛。
閉館間際までウロウロして、名残惜しいですが博物館を出てプロムナードから駅へ向かっていたら。
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ガラス戸の向こうにシンカリオン各機!
てっぱくボランティアさんによる新幹線の歴史の展示があったのです~~(^◇^)☆
行くときは気づかなかった。帰りに気づいてよかった。
まるでこの日のシンカリオン全機東京駅集合の図を再現したかのような並び方で
(H5が一番右にいるのとかE3がアイアンウイングなのとかトリニティが合体前なのとか)、
あまりのアニメとのシンクロっぷりにシャッターを押す手が止まらなかった。
こんなことってある??これで中央にイエローと紅がいてくれたら完璧だったわ!!!(滝涙)

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大宮支部のモデルになっている大宮てっぱくに模型とはいえこの名前が掲げられていることのエモさよ。
ボランティアの皆さん本当にありがとうございます。
最後の最後までテンションMAXな、とてもいい時間が過ごせました…春の感謝祭に大感謝。

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戦利品。
すいペンおみくじは特に大吉とか書かれてはいなくて、素敵なアドバイスをくれる内容でした。
来館記念カード大放出、今回は新幹線の柄だったので
E5×E6をいただいてきましたよ~(^o^)欲しかったからもらえてよかった!

2週にわたって楽しんだのでさすがにもうしばらくは行かないと思いますが、
やっぱり自分がそのとき行きたいところに行くのが体にも心にも一番いいことなんだろうな。
というのは博物館に滞在している間、心がものすごくぴょんぴょんしてて、それが体調にも影響したらしくて
帰ってお風呂入って洗顔したらかつてないくらいお肌トゥルットゥルだったんですよ…。
すごいよ鉄分、いやシンカリ成分。。どんなカウンセリング化粧品より効きます。すばらしいです。


シンカリオン63感想は以下です。↓今回も推しの顔が美しかった。

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2019_03
24
(Sun)23:58

梅終わり桜咲く前の京都旅。

日帰り京都でした!
六道珍皇寺さんの特別公開と、京都文博の北野天満宮展が目当てです。
梅の季節は終わりましたが桜はあまり咲いていなかったので
市内もそこまで混雑はなく動きやすくて助かりました。
たぶん京都の桜の見頃は今週末くらいではないかな。

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夜行バスで京都入りしてSAGANさんで朝ごはん!
このお店のお蔭で京都旅の朝ごはんはいつも充実しています。ありがとうございます。

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六道さんへ。
休日の間の平日だったせいか人がほとんどいなくて、ゆっくりお参りできました。

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春先のお庭。

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いただいた限定御朱印。
珍皇寺参詣曼荼羅の図柄を使った金地御朱印と医王殿の紺紙御朱印です。
医王殿は今まで墨書きのみで書き置きになったのは初めてだから
これから若草色や紅葉色が出てくるかもしれないな~こまめにチェックせねば。

六道さんのお参りを終えた後は市バスで移動。涅槃図を公開している真如堂に向かいます。
バス停で降りて「真如堂こっち」的な矢印をたどっていきますと。
2019kyoto_21.jpg
おおっ、登り坂だ。
京都もこの辺りにくると坂が増えますよな。

以下、写真が多いのでたたんであります↓クリックで開きますのでどうぞ☆

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2019_03
20
(Wed)23:55

第2043回「あなたにとっての3月とは?」

こんにちは!FC2トラックバックテーマ担当の栄です
今日のテーマは「あなたにとっての3月とは?」です
いよいよ2018年度も今月で終了しますが、どんな1年でしたか...
FC2 トラックバックテーマ:「あなたにとっての3月とは?」


・桃の節句
・梅見
・桜前線
・ホワイトデー
・アクアマリン
・三寒四温
・春の彼岸
・春一番
・春雷
・春キャベツ
・朧月
・鶯
・東大寺二月堂修二会
・涅槃図公開
・国際女性デー
・国連女性の地位委員会(CSW)
・イースター
・春休み
・送別会
・辞令交付
・年度末大量発注&納品
・タイヤ交換
・春眠暁を覚えず
・ライオンのようにやって来て子羊のように去る
・タカトラくんとギンくんジョウくんの誕生日のある月

最後のはご愛敬^^
ちなみに家族に聞いたら「通知表」「確定申告」「年度末決算」「東京大空襲」「花粉症」という答えが返ってきました。
人それぞれです。


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職場の送別会でのデザート。
さくら味のババロアにフルーツが添えられてかわいかった☆
お皿にはチョコレートとシロップで桜の花が表現されていました。
今年はやたら異動する人が多くて次年度が思いやられます。だがしかしスイーツはおいしい。


そういえば古今和歌集で季節の変わり目っぽい箇所をみつけたのでご紹介します。

「散りぬとも香をだに残せ梅の花 恋しき時の思ひ出にせむ」読人不知
(古今和歌集春歌・四八番)

古今集では梅の歌はここまでで、次の歌からは桜の歌に変わります。

「今年より春しりそむる桜花 ちるといふことは習はざらなん」紀貫之
(古今和歌集春歌・四九番)

歌集で感じる季節。
古今集は歌の並びが新年から暮れに至るように工夫されていて、
花の歌とかもただ並べるだけではなく芽吹いて蕾ができて咲いて散るところまで
細かく配慮されていたりします。
古今集を読むと一年間の季節の流れが感じ取れるような気がする。

そういえば3月を弥生というのは木草弥生月という言葉が詰まったという説があるらしいですが
これの出典はどこなんだろう。


シンカリオン62話感想は追記です。↓4話からすでに張られていた伏線の話だった。

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2019_03
16
(Sat)23:57

線路は続くよどこまでもその2。

やっと、やっと、大宮の鉄道博物館に行ってきました☆
今月のてっぱくは春の感謝祭ということで色んなイベントが開催されていて「楽しそう」と思ったのと、
博物館のエントランスにいたシンカリオンE5が今月いっぱいで任務を終えてさようならすると聞いて
大慌てで会いに行ったのでした。
去年の11月には名古屋のリ鉄、今年の1月には京都てっぱくに行ったばかりだというのに
この短期間でこんなに鉄道系の博物館を回ることになるとは…
シンカリオンというきっかけがなければ行かなかったと思うので感謝です。シンカリオンは本当にすごい。

その前に。
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JR川越駅改札の手前で700ひかりレールスターくんをふと見かけて
「そうだ今シンカリオンスタンプラリーをやってるんだった」と思い出しまして。
JR東日本が新幹線や武蔵野線、宇都宮線などの駅にスタンプを置いて
制覇すると抽選で景品が当たるというものです。
範囲が広すぎて全部は回り切れないので、
てっぱくまでの道のりにあるスタンプだけ記念に押していくことにしました。

stamp2.jpg
大宮駅に到着。
みどりの窓口前にE7かがやきのスタンプがあって、ツラヌキくんが迎えてくれました。

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南改札(埼京線・新幹線側)を出てすぐ目の前がニューシャトル線へ向かう通路になっています。
いっくぜ~!

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ニューシャトルに乗って鉄道博物館駅に到着☆
初めて乗って気づいたんですけど東北新幹線の線路沿いを走って行くんですね!
運が良ければ新幹線と並走するタイミングがあるかもしれない。

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駅から博物館へは地下直結のプロムナードがあります。雨の日でも濡れずに行けるね。

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地面に新幹線の時刻表が書いてありました。
写真は東北新幹線です。山形新幹線や秋田新幹線も書いてあるよ。

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プロムナードには車両がいくつか展示されていて撮影ができます。
写真は1972年まで活躍したD51蒸気機関車。

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上を見上げるとカラフルな鉄柵が張り巡らされています。
新幹線のダイヤグラムをイメージした装飾だそうです。

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やっと入口に到着。。
でもここで思い出したことがあって立ち止まってしまいました。
なぜならここはアニメ18話でツラヌキくんがリュウジさんに声をかけた場所だから!!!
「おまえも母の日のプレゼント買いに行くか?」「母の日か…一緒に行こう、案内してくれ」くっは~~(*´Д`*)☆
(すいません今回の記事ずっとこんなテンションです)

以下、写真が多いのでたたんであります↓クリックで開きますのでどうぞ。

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2019_03
12
(Tue)23:53

お菓子なお買い物。

先週の話になりますが、日本橋三越の全国銘菓展に行ってきました☆
節分にお買い物できなかったストレスのせいかいつになく買いまくってしまった(^皿^)。
見た目も楽しくて味も楽しめる和菓子は目と口と心の保養です…和菓子マジで一生愛す。

今年の銘菓展のテーマは「恋」だそうで、恋愛や心にちなんだお菓子がたくさんありました。
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龜屋「虹」。中味はやさしい味の桜あんで、添えられたハートもかわいいです。
愛の形はレインボー。

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廣榮堂「フランボワーズな恋」。
フランボワーズ羊羹の中味はフランボワーズあんという、フランボワーズ尽くしなお菓子でした☆
帰宅して包装紙を開けたらきびだんごが一緒に入っていてびっくりしてしまった、気づかなかったー!
素敵なおまけをありがとうございました٩( ᐛ )و

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鶴屋吉信「愛のことづて」。
白あんにピーチピューレを入れた桃あんを外郎生地で包んだラブレターです。甘~い。

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榮太樓總本鋪「乙女の恋心」。
苺あんをハート模様の錦玉ベールで包んだ、甘酸っぱいお菓子でした。

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両口屋是清「心ときめき」。
水色と白のこなし生地の中味はこしあん、上に乗せられた5色の煉薯蕷と金箔がきれいです。
お菓子で花束作れちゃうんだ!こんな花束ならいつでも大歓迎です。

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乃し梅本舗佐藤屋「恋ノ花」。
桃色と水色の練り切りの上にダイヤモンドカットの錦玉が乗っていて
角度を変えて見ると色がピンクになったり水色になったりします。お菓子のダイヤいただきました!
錦玉ってそんなに固いわけじゃないけどこれどうやってカットしてるんだろうな…職人技ですな。

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鎌倉豊島堂「あなたへ」。
昔の恋文のイメージということで巻物の形のお菓子だそうです。
練り切りの紐がふるりと緩み、外郎に包まれた桃あんが顔をのぞかせています。雅なお菓子!

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一六本舗「桃の花-願ひ-」。
桃をイメージした薯蕷饅頭で、上にちょこんと乗った花もきれい。
中には瀬戸内レモン味のあんが入っていて甘酸っぱかったです。
よく見ると左下にほんのり黄緑があるんだよね!もうすぐ緑あふれる春ですねえ。


目にも舌にもよいお買い物を楽しんだ後は、特に目的もなかったので東京駅までふらふらと歩いてきて
「そういえば地下にTBSショップがあるんじゃなかったか」と思い出し、
一番街のキャラクターストリートをずんずん歩いていきましたらば。
tbsshop.jpg
お店番がリュウジさんでした!(☆o☆)
うおおおおおお感謝祭でお会いした道着姿のリュウジさん再び!!うおおおおおお(゚Д゚;≡;゚Д゚)
あまりに凛々しいお顔にお店の前で叫びそうになって立ち尽くしました…あれは言葉のない対話…!(頭パーン)
だいぶ前にお店のツイートでお店番してるっていうのは知ってたんですけど
日にち経ってるしもう交代しちゃったかなと思っていたのでまさか会えるとは思いませんでした、
お店の人本当にありがとうございました。しあわせ。
(ちなみに今週からはツラヌキくんがお店番だそうです)


そういえば。
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先日の奇想の系譜展の帰りに意味もなく撮影した上野駅公園口。
かつてのセイリュウくんの住まいで、アズサちゃんの買い物拠点で、ハヤトくんの憩いのベルが鳴る場所。
11年前にホクトさんがここにお勤めだったこともわかったのでつい…ね。

あと田端駅で山手線から京浜東北線の快速に乗り換えるとき、
電車待ちのホームでぼんやり空を見上げたら駅の屋根の上にもうひとつ線路があって
かがやきがスーー……っと通過していったのが見えて「えっ?????(゚Д゚)」って5度見くらいしました。
田端駅で新幹線見られるんだ…!上野が近いからそりゃそうか。そうか。。


というわけで、シンカリオン61話感想は追記です。↓

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2019_03
08
(Fri)23:59

おれたち奇想組。

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愛読書が展覧会になったので行ってきました☆

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もとい、東京都美術館で開催中の「奇想の系譜」展です。
美術史研究者の辻惟雄氏が今から50年前に書いた同タイトルの本をもとに構成された展覧会で、
同書で紹介されているのは岩佐又兵衛・狩野山雪・伊藤若冲・曽我蕭白・長沢芦雪・歌川国芳の6人なのですが
今回は白隠慧鶴・鈴木其一を加えた8人の絵師の作品が展示されていました。
代表作をぎゅぎゅっと詰めて並べたダイジェスト展示会っていう感じでしたが、
又兵衛の作品についてはあまり知らなかったのでこの機会に色々見られてよかったです。
キャプションがあまりなくて、絵に集中できるキュレーションだったのも功を奏していると思う。

そんな集大成のような展覧会、トップバッターは伊藤若冲。
入口でどーん!と迎えてくれるのは象と鯨図屏風です!
若冲展以来の再会ですが、白象は相変わらずパオ~ンと鳴いているようだし鯨の潮吹きも音が聞こえるようだし
もうほんと、いつ見ても屏風の大きさと描かれたタッチのギャップに笑ってしまう。
ファンタジーアニメのキャラクターみたいに見えてしまうんだよね~かわいい。
旭日鳳凰図は、若冲展のときは展示ケースの関係で遠くからしか見られませんでしたが
今回は絵との距離が10cmくらいしかなくて細部までじっくり鑑賞できました!
細かく引かれた白とか金とか、羽根の目にも鮮やかな赤とか、波のしぶきとか
若冲の狂わんばかりの真骨頂を堪能してきましたよ。
エツコ&ジョー・プライスコレクションからも葡萄図や虎図、旭日雄鶏図などが展示されていて
(この展覧会は前期後期とありますがエツコ&ジョー・プライスコレクションは通期展示だそうです)
どれも久々の再会でした。
おふたりのコレクションはいつ見ても綺麗で、大切にしてくださっているんだなあとうれしくなる^^
個人蔵の梔子雄鶏図と石榴雄鶏図は初対面でした~。
石榴雄鶏図は最近見つかった新出作品だそうで、画面はモノクロなのですが
鶏図押絵屏風みたいな晩年の画風(墨の濃淡で色を表現)ではなく
カラフルな色が見えるようなモノクロ作品になっていました。
カラー絵を白黒コピーしたような雰囲気とでもいえばいいのか…カラーを意識して白黒で描いている感じ。


曽我蕭白。
朝田寺の阿吽の唐獅子図に再会できたのが一番うれしかった!
蕭白ショック展以来ですから、えっ、7年ぶり…もうそんなに経つ…!?
いやあ相変わらずなんて巨大な絵だと感心してしまいます…。
獅子のギョロ目、もふもふの前足、たくましい体つき、チクチクしそうな髭、
画面全体が墨まみれで決して美しい絵ではないのに見つめてしまう。作品としての引力が強すぎる。
どうしてこの絵にこんなに惹かれるんだろうな…
飲酒しながら一晩で描きあげたという蕭白のエネルギーが今も生々しく残っているような気が
荒々しいタッチから感じられるせいかもしれません。
他にも、かつて小林忠氏が「プロレスの赤コーナー青コーナー」と例えた雪山童子図や
雄大な景色の中にマッチ棒サイズの人が描かれた虎渓三笑図にも再会できました。
(群仙図や柳下鬼女図にも会いたかったけど後期の展示らしい)
富士・三保の松原図屏風は5色の虹がかすむグラデーションがよかったし、
楼閣山水図屏風は唐風のモノクロ風景に楼閣や塔の赤がきれいに映えていて
蕭白ってこういう絵も描けるんだけどなあ…。
でもわたしはやっぱり、唐獅子図みたいなぐっちゃぐちゃな絵のほうが
この人の本質が見えるような気がしています。


長沢芦雪。
蘆雪展や他の展覧会で既に見たものがほとんどでしたが
ここでもエツコ&ジョー・プライスコレクションとの再会が☆
白象黒牛図屏風、ほんとにこれいつ見てもでかい…!
牛は何とか画面内に収まっているけど、象はお腹もお尻もはみ出してしまっていて
意図的にそうしたのか描いているうちにそうなってしまったのか、想像すると楽しいです。
牛のお腹のあたりにちょこんと座っているおとぼけ顔の子犬がむちゃくちゃかわいいんですよな^^
(ミュージアムショップでもわんこグッズがいっぱい並んでいました)
牡丹孔雀図は応挙の模写で、応挙ほどバランスはよくないしまとまりもないカラーリングですけど
孔雀の羽1本1本に細かく描きこんでいるところは若冲のような執念を感じる。
方広寺大仏殿炎上図はたぶん初めて見る絵でしたね…。
方広寺は建立以来何度も火災に遭っていて、蘆雪の晩年にも一度燃えていますが
割と時事的な絵も描く人だったんだな蘆雪…。
建物が墨、炎を赤で描いていて、そんなにタッチの多い絵ではないのに
燃え上がる音がこちらまで聞こえてくるようなリアルさがありました。
落款が印ではなく筆だったんですが、黒→赤のグラデになっていて、
これもしかしたら絵を描いたノリで同じ筆でそのまま書いちゃったのではないかしら。
個人蔵の猿猴弄柿図は新出作品、柿をかかえて得意げな表情のお猿さんがかわいいです。
猿蟹合戦を思い出してしまったんですけど蘆雪は意識していたんだろうか。
あとなめくじ図ね。あれはずるい。


岩佐又兵衛。
洛中洛外図屏風舟木本の本物にやっと会えました!
過去に東博でレプリカを観たりプロジェクションマッピングを観たりしましたが本物を見たのは初めてで感動。
建物も人物もむちゃくちゃ細かくて、展示ケースの都合で屏風とも距離があったので
細部まではよく見えませんでしたけども
総勢2500人もの人物たちがひしめく画面から賑やかな雰囲気が伝わってきて楽しそうだなあと思いました。
一体どれだけの時間と手間暇をかけて描いたのかと…途方もない作業だったろうなあ。
逆に山中常盤物語絵巻はとても近い距離で見られました!
浄瑠璃を元に描かれた絵巻で(『奇想の系譜』著者の辻惟雄氏の修論テーマらしい)、
展示では源義経の母の常盤御前が山中で盗賊に襲われ殺害されるシーンが開かれていて
R15並みのグロテスクな殺害シーンもすさまじかったのですが
盗賊の鎧や常盤の着物の柄、馬の鞍やたてがみに至るまで細かく描かれていることに驚きました。
戦国時代人だった又兵衛は美しいものがあっという間に血にまみれていくのを何度も目の当たりにしたのだろうな…
鎌倉、室町や幕末など戦争が身近にあった人たちの絵は本当に血しぶきのリアリズムがすごい。
新発見の妖怪退治図屏風は又兵衛本人による筆の可能性は低いものの、工房作とみなされたようです。
武士たちに追われて黒雲にまぎれながら逃げていく妖怪たちは
百鬼夜行絵巻にも付喪神絵巻にも見られない、見たことのない姿形をしていました。
牛がヒントになってそうとか鬼に三つ目つけたみたいなデザインの生き物たちは
妖怪というより異形のような感じがしました。
これから研究が進めば作風とか意図とか元になった古典とか、色々わかってくるのかな。


狩野山雪。
寒山拾得図、久し振り!
大きな掛軸にバストアップで描かれた2人、この気持ち悪い俗っぽさがいいんですよなあ。
トウィードルダムとトウィードルディーみたいに会話のときは口をぱちぱち音を立ててしゃべりそうな気がする。
蘭亭曲水図屏風は王羲之をはじめとする文士たちが蘭亭にて曲水の宴を楽しんだ故事の絵画化で
八曲二双という長さの画面に童子を含む40人ほどの人物が描かれています。
酒を注いだ觴が流れてくる前に詩を作り、できなければ飲めないというルールのとおりに
詩ができて余裕の笑みで觴をとりあげ酒を楽しむ人もいれば
詩ができなかったのか悔しそうな表情で觴を見送る人もいて、
悲喜交々な時間が見事に表現されていました。
觴を大きな葉っぱ(蓮の葉かな?)に乗せて水に流しているのがおもしろいなと思いました。
四季耕作図の田植えの細かさ、韃靼人狩猟・打毬図屏風の狩りの勢い、
梅花遊禽図襖の画面からはみ出した梅の木の太さ、龍虎図屏風の一瞬の視線の交錯、
まさに狩野派という技量をまざまざと見せつけられます。
永徳の孫弟子にあたるので画風も永徳に近いものがあって、特に樹や岩を描くともうすごい!
山雪も機会があったらもっと多くの作品を見てみたいな。


白隠慧鶴。
「すたすた坊主」は過去にかわいい江戸絵画で見てなんじゃこりゃと思った絵ですが
今見てもなんじゃこりゃって思う!かわいい。
町中をこんな格好のおじさんが走っていたら目で追っちゃうと思います。
萬壽寺の達磨図の本物を見たのは初めてですが、一度見たら忘れられないインパクトとフォルム!
これだけ大きな目玉がどうやって顔に収まっているのか考えるとドキドキしちゃいますが
白隠はそれさえも楽しんで描いてそう。
隻手は、「隻手音声。両手は叩けば音はする。では片手ではどうか聞いて来い」という
白隠自身が出した問いを絵画化したものだそうです。
開いた右のてのひらが描かれていて、これ白隠が自分の手を見ながら描いたのでしょうか。
蛤蜊観音図は、文宗が蛤を食べようとして香をたいたところ中から観音が現れたという俗説を絵にしていて
細長い面の観音様が人々に有難や~と拝まれている様子が、荘厳というよりもかわいい。絵のタッチのせいだな。


鈴木其一。
3年前の鈴木其一展で見た夏秋渓流図屏風との再会、相変わらず強烈な色遣い…!
水の色がどぎつい爽やかな青で流水音が聞こえてくるようです。
アメリカから初めて里帰りした百鳥百獣図、これすごいですよ!
中国を思わせる山中の景色の中に、たくさんの種類の獣たちと鳥たち。
牛、犬、猫、馬、ロバ、狐、リス、うさぎ、猪、鹿、象、ホワイトタイガー、獅子、麒麟、
雀、鴨、カラス、鸚鵡、鶴、鳳凰など現実の生き物から空想の生き物までが
同じ画面の中で生き生きと動きまわっています。
これだけの生き物が集まる画題というと涅槃図くらいしか思いつかない…
この絵の真ん中に釈迦が横になっていても全然違和感ないような気がします。


歌川国芳。
相馬の古内裏、武蔵の鯨退治、為朝と鰐鮫、相州江ノ島図、朝比奈小人嶋遊、猫の当て字、
近江国勇婦お兼、みかけハこハゐがとんだいゝ人だなどなど、国芳といえば!な錦絵がどっさり。
どれも国芳展や他の展覧会で何度も見た作品たちです。
国芳は錦絵の世界では本当にエンターティナーだと思いますね。
浅草寺と成田山に奉納された絵馬に今回は引き付けられてしまいました。
浅草寺に奉納された一ツ家ははじまりは国芳展でも見ましたが
改めて大きさに圧倒されたし、
寝ている旅人(実は観音菩薩の化身)から金品を奪うために殺害しようとする老婆と
彼女を止めようとする娘のドラマチックなワンシーンがやっぱりすごい。
錦絵の国芳のマンガちっくなタッチを見慣れた後でこういうリアリティのあるタッチを見ると凄みを感じますね。
成田山の火消千組の図は、江戸町火消の千組の行列を描いていて
梯子を持った人を先頭に纏などの道具を持った火消たちが威勢よく歩いていてかっこいい。
背中や肩に彫り物をしている人も描かれていたのは実際にそういう人たちがいたからだろうなあ、
国芳は彫り物のデザインも天才的だなと改めて思いました。


思えばここ数年間は彼らの回顧展が相次いで開催されていましたな…。
・若冲展(都美)
・蕭白ショック!展(千葉市美)
・長沢蘆雪 奇は新なり展(MIHO)
・歌川国芳展(森アーツセンター)
・鈴木其一 江戸琳派の旗手展(サン美)
・白隠展 HAKUIN(Bunkamura)
・狩野山楽・山雪展(京博)
・岩佐又兵衛展(福井県美)
これらがすべて10年以内に開催されている奇跡!
わたしが行けたのは上から5つまでで、下の3つは行けてないのですが
白隠と山雪の作品は他の展覧会でもちょこちょこ見ていたので何となく知っていたし
又兵衛も洛中洛外図舟木本がそうだと判明してからぐんと知名度が上がったように思う。
今回の展覧会が開催されるのも彼らの社会的知名度が上がってきて
「今ならやれるだろう」と企画側が判断したからかもしれませんね。
江戸時代の美術は東西を問わず豊かであることを、今回の展覧会を通して知られていったらいいなと思います。
2019_03
04
(Mon)23:56

君のとなり、わたしの場所。

今期アニメ感想です~。
シンカリオン、ぼのぼの、ねこねこ日本史、かぜつよ、鬼太郎6期、
けもフレとモノノケ庵とピアノの森と逆転裁判2期、
ACCAとハイキューセカンドシーズンの再放送ほか、新作を見ております。
どろろは時代的にもBPO的な面でも大丈夫だろうかと思って見てみたら
設定や大まかな流れは原作を活かして、キャラクター造形や大筋をうまく現代風にアレンジしていて
なるほどこういう作り方があったかと膝を打ちました。
50年前のマンガだから原作をリスペクトしすぎると現代人には違和感があるし
かといって現代まみれにしてしまうのも違う気がするけど、そのバランスの取り方がとてもいいなと。
世界観があまり泥臭くなくて透明感のある暗さとでもいえばいいのか、
埃は舞ってるけどあっという間に風や雨で流されていきそうな…そんな雰囲気を感じる。
キャラデザがテガミバチの人なので輪郭がとてもやわらかくて綺麗ですよね…
あとこの方の描くキャラクターは目元が印象的だなと思う。

言葉をもたない百鬼丸って新しいぞー!
原作みたいにテレパシーを使わず、人との意思疎通がうまくいかず、
耳を取り戻したときは音におびえ、足を取り戻したときは痛覚に悩み、鼻を取り戻したときは硫黄に悶え、
最初に喉から発した声は激痛に耐える絶叫で、最初に口にした言葉は歌を歌ってくれた人の名前で
生まれたときから言葉というものと接してこなかった14歳が
少しずつ段階を踏みながら体とともに言葉も取り戻していくプロセスが
実に丁寧に描かれているなあと思います。
主人公が5話まで声をださないなんて誰が想像しただろうか…?
5話のエンディングでようやく「百鬼丸:鈴木拡樹」とテロップされたときはホッとしました。
原作で飄々と生きている兄貴がアニメではちょっと生きるのが大変そうで、
そうだよなあ五感を取り戻すってこういうことなんだな…というのをわたしも実感しています。
そんな兄貴のそばをちょろちょろするどろろがとってもかわいい、
鈴木梨央ちゃんの溌剌とした声がぴったりで素敵です。
原作では百鬼丸の持つ刀を奪おうとしてついてくるけど
アニメでは妖怪退治の報酬目当てで一緒に旅をしているという違いはあるものの、
どろろの人物造形は割と原作に近いのでそんなに戸惑うことはありませんでした。
兄貴と会話は交わせなくても視線の動きや体の動きをよく見ているので
兄貴が急に走りだしたりしても臆することなくくっついていってて、
最近は妖怪に捕まっても兄貴のために声を出して居場所(=妖怪の急所)を知らせる度胸もついて
どんどん成長していってるなあと思います。
お須志さんの話を聞いて真っ先に寄り添うし、ミオさんの仕事に納得はできなくても
「おっかちゃんはえらいけど生きてる姉ちゃんも同じくらいえらい」と言えるやさしさもあるしね。
醍醐景光が5倍くらい私利私欲の強い人になってたけど
逆に多宝丸がただただやさしい素敵な子になってて泣けた…
同年代の側近がいるのよかったなあ~~~素敵な姉弟がお供してくれている。よかったね。
ちょっとこれ多宝丸との例のシーンむちゃくちゃキツイ予感しかしないよ~今からつらいよ~~。
琵琶丸のおっさんが百鬼丸のこともどろろのこともすごく心配する人になっていて泣けたし
寿海さんが原作より数倍イケオジになっててむせちゃったんですが
この流れでいくとどろろの両親もイケメンになってたりするんじゃないの…?どきどき。

2クールらしいのでひょっとすると加賀の一向一揆や百姓の持ちたる国の件が決着つくまで
制作側は描き切ってくださるつもりなのかしら。
原作はさあこれからだっていうところで百鬼丸が放り出して去っていっちゃったからなあ。
どろろの地図のこともあるし、ミオさんの種籾もあるし。やってくれるとうれしいです。


同居人はひざ、時々、頭のうえ。
人見知りな青年作家と拾われた猫のハートフルストーリーと聞いて!
蓋を開けたら人見知りあるあると猫飼いあるあるだらけのやさしい物語でした。
キャラデザのタッチがやさしいし音楽がコトリンゴさんなのでゆったりした雰囲気で好きです。

朏さんあの家に1人で住んでるの広すぎない?と思ってましたけど
ハルちゃんが来てからは1人じゃなくなったし、
編集者さんやお友達やそのきょうだいが何かと言うと押しかけてくるようになって
だいぶ賑やかになっていますね。
朏さんにとっては賑やかすぎるかもしれませんが^^;
ハルちゃんと一緒に暮らし始めて、ハルちゃんの行動を観察したり
ペットショップの押守さんにアドバイスもらったりしながら
少しずつハルちゃんを理解しようとしていて、がんばれ…って応援したくなってます。
おねだりされるとついご飯あげちゃうとか、仕事中にちょっかい出されて集中力切れるとか
布団で寝てるとお腹の上に乗っかってきて動けなくなっちゃうとか
読みたい雑誌の上にハルちゃんが気持ちよさそうに寝ていてどかせないとか
わかる~あるある!って同意したくなる描写が結構多くて楽しい。
「〇〇なのか?」「それとも〇〇なのか!?」って朏さんはすごく困惑して色々お世話するんだけど
何一つ当たってなくてハルちゃんは全然違うこと考えてるっていうズレが本当にたまらないです。
Aパートを朏さん、Bパートをハルちゃんの視点という風に
同じエピソードを人間視点と猫視点でやる演出とてもおもしろい!
あのとき人間は、猫はこういうことを考えて行動していたんだって繋がっていくんですよね。

もうとにかくハルちゃんが最高!
背中が黒でお腹が白いハチワレって、うちの母にゃんこみたいなんですけどー!!
(首輪を嫌がらないっていうのがすごいと思いました…慣れてないとパニックになる猫ちゃんもいますのでね)
警戒心と責任感が強くて食欲旺盛でプライドが高いハルちゃんは
ごはんを目の前に目をキラキラさせているときや眠っているときはとてもかわいくて
朏さんを守る(?)ため勇ましく編集者さんや大翔さんたちに立ち向かっていく姿はとてもかっこよくて
そのギャップがたまりません。まさに猫。
編集者さんに猫かわいがりされ、大翔さんやそのきょうだいたちとの遊びに付き合わされ、
(子どもにぎゅ~ってされても決して爪をたてないハルちゃんはかっこいい)
ヘロヘロになって朏さんと眠ってしまう姿を見ていると
この家に来られて本当によかったねえと思います。
2匹の弟と円満に別れ、1匹の弟と死に別れ、1匹の弟と生き別れてたったひとりになっていたところを
同じく両親を亡くしてひとりになった朏さんと出会えたんだよね。なんという奇跡。
1匹の弟とは押守さんの家で再会できてよかった☆ 素敵なワンコ友達もできたしなあ。
あとハルちゃんが野良だった頃にお世話になったトラ姐さんとクロさんはとてもかっこよかったです。惚れる。


約束のネバーランド。
ついにアニメ化しましたよ…!原作を読み始めた頃からしそうだなと思っていたのでうれしい☆
原作は連載当初から読んでいますが、新連載として始まったときにたまたま第1話を読んで
ラスト1ページに戦慄して以来夢中になっています。
あの感覚は今思い出してもドキドキする…リトルバーニィの顔が脳内を回る。

自分たちの命を守るために農園から脱出しようとするというシンプルなストーリーながら、
これほどまでに毎回毎回「あ、詰んだ」「もうダメ」「無理」的な空気が漂う物語もないように思います。
読みながら何度心折られたかわからないよ…。
アニメでもその雰囲気がしっかり表現されていて深夜に見るのはちょっと体力と精神力が要ります。。
子どもたちとイザベラさんの駆け引きがすさまじい頭脳戦で、
細心の注意を払って行動していても少しでも気を抜くと何が起こるかわからない状況の中で
エマたちも心バッキバキに折られまくってるのにくじけないで脱出方法を探し続けるのがすごい、
なんてタフな精神力なんだ…。
ノーマンとレイはどちらかというと現実的で、状況を読むのがうまく、
全員で脱出なんて無理と割り切って行動しようとする方だと思いますけど
エマが彼らの諦めたことを全部拾い上げていって、しかも有無を言わさず実行しようとするから
2人もやれやれと言いつつも協力しているのがいい関係だなあと思います。
ノーマンとレイだって、本心では全員で脱出したいと思ってるんだもんね…。
そんな絆の深い3人に「もっと信用しろよ」って言ったドンはかっこよかった…!
彼はこれからますますかっこよくなっていくので楽しみだし、
ギルダもその洞察力や記憶力がいかんなく発揮される時がそろそろ来るので楽しみです。

最新話がイザベラさんが全部知ってたっていうのが判明する回で、
たぶん知ってるだろうなと思ってたけどそうだとエマたちへ示したやり方が徹底的すぎてすごいよね…。
子どもが全身で抵抗してるのに大人は苦もなくねじ伏せてしまえると思い知らされたというか、
あのシーンは原作読んだときも「えっもう無理じゃんこれ…」って絶望したのを覚えてます。
誰よりも身軽なエマがあんなにあっさり捕まって骨折られちゃうのとか
(音がリアルすぎて観ながらわたしも心なしか足痛くなってた)、
「もういい子は辞める」と走り出したノーマンがエマが止められて動揺しちゃうのとか
策略家なレイがハグすることでしかイザベラさんを止める方法を思いつかなかったっていうのも
どんなに優秀でもフルスコア組はまだ子どもなのだというのをぐわっと思い出したんだっけな…。
ノーマンが出荷されますが、むしろここからが彼の見せ場なので
できればそこまでアニメでやってほしいですけども、
まだ原作終わってないしどこまでやるのかなあ、脱出するところまでかな。
あのときのイザベラさんの行動と表情がたまんないんだよなあ。
レスリーの歌を1話から口ずさんでいて涙がとまらないよ…。
あとクローネ…彼女の影の努力を思うと泣けてきます…。
最期の言葉になってしまった「このクソみたいな世界をぶっ壊せ」がエマたちに届かなかったのが、つらい。


そしてシンカリオン60話感想です。もう60話!(゚∀゚)☆
アバンでホクトさんと出水さんが総合指令部からの決定を聞いている様子を
3人が指令室の窓から覗きこんでるカットに「エッまだ京都にいた!?」って変な声出ました。
リュウジさんセリフなかったけど出るなら出るって次回予告とかで言ってほしい…心臓に悪い…!!
あの3人で見守ってるっていうのがたまらんのですよ。みんな関係者。ふえぇ。

大宮に帰ってきて空元気で振る舞うハヤトくん…。
お父さんを鹿児島に行かせたいのにままならないハヤトくんの気持ちをみんながわかってるの泣けます。
「こういうとき水臭くなるのがハヤトだもんな」ってツラヌキくんは言ったけど
きみもシンカリオンに乗るまではそうだったよね^^
シンカリオンに乗りたい本心を誰にも相談しないで地元に残ろうとしていたよね。
アキタくんも1人で悶々と悩んでた時期があったし、リュウジさんは言わずもがなだし
シノブくんもシンカリオン降りる騒動のとき仲間には言わないで出水さんに直接言ってたし
40話感想にもちょっと書きましたけどみんな基本的に悩み相談とかしないですね。
だから相談しろっていうんじゃなくて一肌脱ぐかっていうのが、あの子たちのかっこいいところ(・´з`・)☆
アズサちゃんがカイレン様たちを呼んでパーティをしよう的なことを提案したときのイメージ画像が
どこかで見たようなゲーム画面になっていて笑いました。アバターやんけ。
(だがデフォルメカイレン様とソウギョク参謀のかわいさは認めざるをえない)
アズサちゃんの「警戒させなければいい」をセイリュウくんが「地上におびき寄せることができれば」と発展させて
アキタくんが陽動作戦にまとめて、「京都支部はフタバさんが」とアズサちゃんが提案しツラヌキくんが同意して
本庄さんは決心して待機室を出ていく…ここまでの流れがとてもスムーズで本当にすばらしかった!
大人と子どもが力を合わせていますね~シンカリオンのテーマのひとつですね(^◇^)。
出水さんが立場上本当の気持ちを言わない人なのを骨の髄までわかっているうえで
部下を信頼しているのなら本心を言ってほしいと言い切った本庄さんはとてもかっこよかったし
(でもすぐ後に「出過ぎたこと言っちゃった…」みたいな顔するんだよね)、
その言葉に応えた出水さんも素敵な上司だなと思いました。
部下が自分の本心をおもんぱかってくれたことが素直にうれしかったんだろうな。

「家族に相談してみる」と京成日暮里駅のスザクさんに会いに行くセイリュウくん^^
かつてセイリュウくんが上野駅に住んでいたようにスザクさんは日暮里駅に住んでいるのでしょうか、
あなたがた本当にあそこの屋根の上好きですね(笑)。
スザクさんまだお鍋食べてなかった!タカトラくんの締めの雑炊食べてほしかったなあ。
赤面セイリュウくんの「ケーキ…食べにいかないか…」で脳みそが爆発四散しそうになりました、
なんだこのホカホカ家族!!+゚+。:.゚(*゚Д゚*).:。+゚ +゚
(というかお金は一体どこから…アズサちゃんなのか支部から支給されてるのか)
前回でセイリュウくんのために消えようとしたけどそれは以前の自分なら考えなかったことで、
自分がなぜそう思ったのかを知りたいと思ったスザクさん、本当にブレないな…。
そして初めて食べたであろうケーキのご感想をぜひ伺いたかったのですが!
たぶん気に入ってくれたと思うのでいつかご本人の口から感想お聞きしたい。
食べ物を前にして椅子に座ってはいたけど実際に食べる動きが描かれていないのは
運転士たちとごはん食べる前のリュウジさん感があってちょっとムズムズしました。

そしてスザクさんはいつどこで隠れ家風Barを知ったの…!?
(字幕つけてみたらセイリュウくんのセリフは「カクレガフウバー」ってカタカナ表記だった)
Barを所望する彼女のためにいつの間にか所内に作られてしまった「Bar Shinkalion」…
これ予算はどこから出てるんだろう、ていうか朝からBarで飲むな!(笑)
爆笑したけど全然驚かなかったし、もう所内にBarがあるとかこのアニメでは許容範囲だし
実際の鉄道の駅にもカフェやBarが併設される時代ですからSUEIにあってもおかしくないし
なくても出水さんだったらさっさと出店許可出しちゃうよなって思えた自分、だいぶ成長したかもしれない。
(まあ外のお店行くより研究所の中で話す方が安心ですよね)
ていうか全国のキッズ先輩たちついてこれてます…???
バーテンダーはダイヤさんだし、スザクさん場慣れ感半端ないし、本庄さん恋バナしちゃうし完全に大人向け。。
「意味不明な百戦錬磨な雰囲気」「この人に心を教えるなんてできそうにないんだけど!」
ファビュラスなスザクさんを前にいつにも増して心の声がだだ漏れでしたな本庄さん。。
対して強めのカクテル注文してるスザクさんは既に酒の味を知っている感…!
(確かにスザクさんの方が年上っぽいし色んな経験積んでそうですよな)
あと本庄さんが下戸だと明かされましたけど
過去に彼がSUEI忘年会の幹事をつとめたときにお店選びで迷ったのも一発芸でスベったのも
それが理由だったんだなと納得できました。
わたしも普段飲まないのでお店の情報も宴会芸のレパートリーも持ってないので…そりゃそうだよなあ。
そんな彼とスザクさんとの酒飲みツーショットが見られるとは!!
いきなり対面して最初は戸惑ったみたいだけど、ちゃんとスザクさんの話を聞いて
まっすぐ向き合って話す本庄さんはとても素敵でした。
(スザクさんが妖艶だからデレたりドキドキしてる訳じゃないのが誠実な彼らしくてとてもいい)
フタバさんが自分よりずっと先へ行ってしまっていて、置いていかれそうだと自覚しているから
「何かを失いそうになったとき初めて気づくことがある」「その仲間の方を好きだったのでは」的な言葉が
さらっと出てきたのかもしれないね…。
仲間の方っていう言い方がとてもよくて、スザクさんの仲間(ていうかスザクさんもだけど)が
もともとは敵だったとわかっていて「仲間の方」って言ったのは
今は敵じゃないスザクさんにとって大切な人たちだと想像できたからなんじゃないかな。
スザクさんが自分の好きなものを自覚したよー!そして心に気づいたよ。
人の心に興味があって利用する作戦を立てることが多かったスザクさんが
本庄さんに指摘されて自分の心に気づく脚本すばらしいね…シリーズ構成がほんとすごい。
「あんたの頼み事聞いてあげる」ってスザクさんが言ってくれたときに
「すまない」じゃなくて「ありがとう」って言ったセイリュウくんが素敵だった☆

感謝祭でチラッと紹介された本庄さんががんばる回ってこのことだったんだなあ。
「僕も役に立ちたい。ハヤトくんと速杉指導長と出水指令長のために」かっこよかったです。
本庄さんはシンカリオンで戦う力も組織を動かす権力も持っていませんが
そんな彼が精一杯がんばっている姿にとても勇気づけられました。
彼のいいところは素直で誠実であるところだと思うんですよね、
何でもすぐ信じるから騙されやすいけど、そこが本庄さんの一番信頼できるところだと思ってる。

総指令長ほんとに子どもたちに会いたくないんですね!(笑)
大宮組がハヤトくん抜きで総合指令部デビューしましたが
Suicaペンギンを見て真っ白になってたのセイリュウくん以外の4人でしたね…セイリュウくんはどんな顔したのか。
総指令長が奥の部屋に隠れてスイペンにしゃべらせるあの光景どこかで見たような…気のせいかな…
(元警察官探偵に麻酔銃を撃つ某高校生探偵のマンガを思い出してしまったのだ)
でも案外あのシーン間違ってない気がする…だってJR東日本の影のトップはスイペンでは…?
金魚わかなさんの声がめちゃくちゃかわいくて公式に使われちゃえばいいのにって思いました。
「シャベッタアァ」とか驚いていたみんなもスイペン(の中の人総指令長)が「わたしが責任を取る」と言ったら
ホッとしてましたね。超進化速度で順応したのさすがですね。
後々ハヤトくんから「総指令長に会ったの!?どんな人だった?」って聞かれたらみんな何て言うのかな、
「……ペンギンだった……」って答えるのかな。
そのときハヤトくんがどんな顔するのか、ちょっと、気になる。

出水さんがシンカリオンに乗った!
SNSではガンダムに乗って行けばいいのではって中の人ネタで突っ込まれてましたけど
緑川さんメディアのインタビューでホクトさんと一緒にシンカリオンに乗りたいって言ってたもんね、
運転士としてではありませんでしたが夢が叶ってよかったですね。
とはいえパイスーになるわけでもなく助手席も車掌席もない500の車内で立ったままでしたが大丈夫なのか。
ホクトさんの座席につかまってるしかないだろうけど、
敵地に行くんだから鉄道運行と同じように安全第一でおねしゃす。
単身京都へ向かう本庄さんをフタバさんが見送りに来てくれて、短いけど言葉を交わして
この作戦のスタートをきっかけに2人も新しいスタートラインに立ったみたいに見えました。
やがて彼らが大宮支部を、いつかはSUEIを引っ張って行くことになるのでしょう。
(追いつくまでは言わないつもりかな本庄さん…そういえば例の告白シーンは夢オチでしたね…)
そんなフタバさんのオペレーションのとき、いつも彼女の隣にいた本庄さんが今回は出張なので
フタバさんの隣の席が空いているのを見てちょっと不安に感じた自分にびっくりしました。
本庄さんはいつの間にかわたしにとっても大きな存在になっていたんだな…京都でもがんばってくだされ。
(あとさっきまでバーテンダーやってたのに何事もなかったかのように仕事モードになるダイヤさんすごい)
漆黒の貨物列車に乗ってきたのがソウギョクだけじゃなくトラメもいたのを見て
早くも目論見が外れたフタバさんの目がとても印象に残りました。
トラメがどうやって復活したかが、ゲンブさん復活のヒントになったりするのかな。

次回はハヤトくんたちがカイレン様と、運転士たちがソウギョク&トラメとの決戦!
シンカリオン全機待機一覧にタツミくんとセイリュウくんがいなかったのは
画面を11個に割るのは難しかったからだよねきっと…12個ならちょうどいいんだけどね。。
セイリュウくんは次の画面でアキタくんと一緒に出たけどタツミくんも待機しててくれ~~。
(ていうか清洲兄弟は鹿児島行かなくていいんすか、イザさんにチクマさんのこと直接聞こうよ)
アキタくんが「後は頼むぞ」って言ったのかっこよかったな、やっぱり司令塔ですよな。
E5と500のクロス合体が久々に見られるっぽくて、お蔵入りじゃなかったのよかったなあと思ったし
OPにずっとE5×500の映像があったのはきっとクライマックスでやるからだろうと思っていたので
当たったのがうれしいです。
大人と子どもが力を合わせる物語だから…楽しみ。
(でもここぞというときはイエローとのクロスが見られるといいな)

そういえばピアノの森のエンディングを村川さんが歌っていますが、たぶん地声だと思いますが
ツラヌキくんと全然声が違うのでびっくりしています…声優さんてすごいなあ…。
とても素敵な歌なので毎回スキップせずに聴いています。沁みる~。