怖いもの見たさその2。
お盆でした。
今年は祖父を初めて迎えるので、母は実家に行きっぱなしで
家のことは父がテキパキとやっていまして、わたしは仕事もあったので補助しかできませんでしたが
親戚の人々も話のわかる人たちばかりなので特に問題もなくスムーズでした。
全国の本家のみなさん今年もお疲れさまでした。帰省なさるみなさんも暑い中お疲れさまでした。
ここ数年は猛暑と豪雨が当たり前の夏になりつつあって、気温計が30℃とかだと
「ああ、今日は涼しいですね」と思ってしまう程度には感覚が麻痺してきている…。
昔は30℃超えたら暑い暑いって言ってたのにね。
熱中症も明日は我が身です…太陽もお盆の間くらいはお休みすればいいのに。。
時期が時期なので戦争や災害の話題が多いですが、
式典や登山に参加される方々が皆さん喪服を着てらっしゃるのを見ているだけで暑くなってしまう…。
みなさま本当に体調にはお気をつけて…。
特に70年前の戦争を体験していらっしゃる方々はご高齢ばかりなので
ご家族だけでなく周囲の支援が不可欠だと思います。
税金はこういうところに使ってほしいんだけどな…当時の文書や記録の保存事業にもな。
ところでお盆の合間に放送されていた「声優×怪談」、見ました。
声優さんが怪談の短編を、または長編の一部を朗読する番組です。
朗読作品は江戸時代のお話から現代小説・マンガまで様々で
基本的に後味が悪い内容が多くて攻めてたと思う…。
第一夜が「赤の怪談」で復讐がメイン、第二夜は「黒の怪談」で幽霊のお話が中心で
声優さんの音声を流すだけではなく朗読する様子をカメラで映してくれて、
テレビらしく実写や水墨画やマンガのコマを映すなど映像の演出もあっておもしろかったです。
朗読なさる声優さんはどなたも著名な方ばかりで
シンジくんやミサトさん、シャアや夏目くん、アズサちゃんやおシャショの怪談語りが聞けるとかなんて贅沢なお盆!
もともと怖い話は苦手なので聞いてて気分は最悪なんですが耳はしあわせすぎるという、
どっちを考えたらいいのかわからないまま見ていました。
大好きな人たちの声でも怖いものは怖い。。
あと、ひとりで見てるとだんだん怖くなって、背後に何かいないかと不安になってしまうので
猫さまに隣にいていただきました。

怖くなったら猫さまの顔を見る。
何度か過去記事にも書いていることですが、これ怪談が苦手な人にとってもオススメです。
朗読されるのは怪談なので何を聞いても怖いんですが、特に叫び声と悲鳴の演技が怖すぎる!
個人的にすごかったのは緒方恵美さんの演技です…なんちゅう怖さを演じてくださるんですか。。
「自殺ですね?」の主人公といじめっ子と死役所職員の演じ分けが完璧すぎるし
「元カノ」で彼女役と彼氏役を同時にやってまったく違和感がなかったのもすごかった。
竹達さんと緒方さんの「108人目の卒業生」でも緒方さんの少女声を久々に聴けて耳がしあわせ、
竹達さんの学生さんは年相応って感じでリアリティがありました。
三石琴乃さんと桑島法子さんの「青い目の人形」も怖い怖い、人形ものは総じておっかないんだってば!
声は超絶かわいい姉妹ですが結末までほんとドキドキしました…。
池田秀一さんの「轢いた女」や「最期の夢」はシャアが怪談話してるみたいで最初ちょっと笑ってしまった、
内容は怖かったんですけどね!
池田さんヴォイスの女性声やチャラ男の声を堪能できるとかこんな贅沢な番組他にはないぞ…!
神谷浩史さんの「呪怨」もうえだゆうじさんの「リング」も一部の朗読だけなのにあの怖さはなんですか、
特に神谷さんの声がガラッと変わるところで背筋がゾクーっとなって精神が大変でした。。
夫と妻と青年と先生とナレーション全部演じ分けてたのもすごいよ…。
声色と演技に底知れぬ怖さを感じた三石さんの「佐賀の化け猫」、
『猫神さま日和』でも読んだ、血をなめる化け猫の話は怖くてやがて切ない物語。
お着物で朗読されていたのがものすごく雰囲気ありました…あと猫の鳴き声が抜群にうまい。
(三石さんがニャ~オと鳴いたとたん、わたしの隣にいた猫さまが耳をぴくっと動かしましたよ)
個人的に一番よかったのが、うえださんと神谷さんの「菊花の約」。
上田秋成の『雨月物語』に収録されている義理の兄弟のお話です。(元ネタは中国の古典)
旧暦9月9日(重陽の節句)の播磨国。出雲へ出かけていた兄が戻ったので懐かしく昔話をする兄弟。
ふと弟が違和感を覚えて尋ねると、実は兄は亡くなっていたことがわかります。
菊の節句に会おうと約束したので、間に合わないからと自分に刀を突き立て、魂になって飛んできたわけでした。
(朗読はかなりの部分がはしょられていて、本来はもっと色々こみいった設定のある物語ですよね)
神谷さんの朗読は若者らしく凛と涼やかで、うえださんの朗読は年長らしく重くしっとりしていて
やさしい兄と素直な弟という雰囲気がとてもよかった。
兄が魂になって戻ってきたと弟が知るシーン、兄に聞かされて悟るところで神谷さんが肩をガクッとさせたり
語ると同時にマイクからスッと体を離したうえださんの動きが、幽霊が闇に紛れて消えていくように見えたりと
普段あまり見ることのない声優さんの表情とかアクションなども拝見できまして。
落語とか講談もですが、幽霊が現れたり消えゆく気配を、言葉ではなく息づかいや仕草で表現されると
耳で聴いているからでしょうか、わたしはいつも切なくなります。
声によって今まで存在を感じていた場所にふっと空間ができて、ああ、居なくなってしまった…とわかる感じ。
それにしても左之助とか化野先生みたいな、うえださんの声と演技は時代劇の雰囲気がよく似合いますなあ。
怪談の怖さもですけど声優さんの技術のすさまじさを再認識した番組でした…。
たぶん怪談の朗読そのものは、声優さんたちは色んなところで何度もやってると思うんだけど
お姿まで拝見しながらの朗読はなかなか聞く機会がないので貴重な時間だったと思います。
再放送の予定は今のところないみたいですが、ぜひ再放送してほしいな。
内容の一部は無料配信されていますので、気になる方はどうぞ。→こちら
追記にシンカリオンな日々です。↓
今年は祖父を初めて迎えるので、母は実家に行きっぱなしで
家のことは父がテキパキとやっていまして、わたしは仕事もあったので補助しかできませんでしたが
親戚の人々も話のわかる人たちばかりなので特に問題もなくスムーズでした。
全国の本家のみなさん今年もお疲れさまでした。帰省なさるみなさんも暑い中お疲れさまでした。
ここ数年は猛暑と豪雨が当たり前の夏になりつつあって、気温計が30℃とかだと
「ああ、今日は涼しいですね」と思ってしまう程度には感覚が麻痺してきている…。
昔は30℃超えたら暑い暑いって言ってたのにね。
熱中症も明日は我が身です…太陽もお盆の間くらいはお休みすればいいのに。。
時期が時期なので戦争や災害の話題が多いですが、
式典や登山に参加される方々が皆さん喪服を着てらっしゃるのを見ているだけで暑くなってしまう…。
みなさま本当に体調にはお気をつけて…。
特に70年前の戦争を体験していらっしゃる方々はご高齢ばかりなので
ご家族だけでなく周囲の支援が不可欠だと思います。
税金はこういうところに使ってほしいんだけどな…当時の文書や記録の保存事業にもな。
ところでお盆の合間に放送されていた「声優×怪談」、見ました。
声優さんが怪談の短編を、または長編の一部を朗読する番組です。
朗読作品は江戸時代のお話から現代小説・マンガまで様々で
基本的に後味が悪い内容が多くて攻めてたと思う…。
第一夜が「赤の怪談」で復讐がメイン、第二夜は「黒の怪談」で幽霊のお話が中心で
声優さんの音声を流すだけではなく朗読する様子をカメラで映してくれて、
テレビらしく実写や水墨画やマンガのコマを映すなど映像の演出もあっておもしろかったです。
朗読なさる声優さんはどなたも著名な方ばかりで
シンジくんやミサトさん、シャアや夏目くん、アズサちゃんやおシャショの怪談語りが聞けるとかなんて贅沢なお盆!
もともと怖い話は苦手なので聞いてて気分は最悪なんですが耳はしあわせすぎるという、
どっちを考えたらいいのかわからないまま見ていました。
大好きな人たちの声でも怖いものは怖い。。
あと、ひとりで見てるとだんだん怖くなって、背後に何かいないかと不安になってしまうので
猫さまに隣にいていただきました。

怖くなったら猫さまの顔を見る。
何度か過去記事にも書いていることですが、これ怪談が苦手な人にとってもオススメです。
朗読されるのは怪談なので何を聞いても怖いんですが、特に叫び声と悲鳴の演技が怖すぎる!
個人的にすごかったのは緒方恵美さんの演技です…なんちゅう怖さを演じてくださるんですか。。
「自殺ですね?」の主人公といじめっ子と死役所職員の演じ分けが完璧すぎるし
「元カノ」で彼女役と彼氏役を同時にやってまったく違和感がなかったのもすごかった。
竹達さんと緒方さんの「108人目の卒業生」でも緒方さんの少女声を久々に聴けて耳がしあわせ、
竹達さんの学生さんは年相応って感じでリアリティがありました。
三石琴乃さんと桑島法子さんの「青い目の人形」も怖い怖い、人形ものは総じておっかないんだってば!
声は超絶かわいい姉妹ですが結末までほんとドキドキしました…。
池田秀一さんの「轢いた女」や「最期の夢」はシャアが怪談話してるみたいで最初ちょっと笑ってしまった、
内容は怖かったんですけどね!
池田さんヴォイスの女性声やチャラ男の声を堪能できるとかこんな贅沢な番組他にはないぞ…!
神谷浩史さんの「呪怨」もうえだゆうじさんの「リング」も一部の朗読だけなのにあの怖さはなんですか、
特に神谷さんの声がガラッと変わるところで背筋がゾクーっとなって精神が大変でした。。
夫と妻と青年と先生とナレーション全部演じ分けてたのもすごいよ…。
声色と演技に底知れぬ怖さを感じた三石さんの「佐賀の化け猫」、
『猫神さま日和』でも読んだ、血をなめる化け猫の話は怖くてやがて切ない物語。
お着物で朗読されていたのがものすごく雰囲気ありました…あと猫の鳴き声が抜群にうまい。
(三石さんがニャ~オと鳴いたとたん、わたしの隣にいた猫さまが耳をぴくっと動かしましたよ)
個人的に一番よかったのが、うえださんと神谷さんの「菊花の約」。
上田秋成の『雨月物語』に収録されている義理の兄弟のお話です。(元ネタは中国の古典)
旧暦9月9日(重陽の節句)の播磨国。出雲へ出かけていた兄が戻ったので懐かしく昔話をする兄弟。
ふと弟が違和感を覚えて尋ねると、実は兄は亡くなっていたことがわかります。
菊の節句に会おうと約束したので、間に合わないからと自分に刀を突き立て、魂になって飛んできたわけでした。
(朗読はかなりの部分がはしょられていて、本来はもっと色々こみいった設定のある物語ですよね)
神谷さんの朗読は若者らしく凛と涼やかで、うえださんの朗読は年長らしく重くしっとりしていて
やさしい兄と素直な弟という雰囲気がとてもよかった。
兄が魂になって戻ってきたと弟が知るシーン、兄に聞かされて悟るところで神谷さんが肩をガクッとさせたり
語ると同時にマイクからスッと体を離したうえださんの動きが、幽霊が闇に紛れて消えていくように見えたりと
普段あまり見ることのない声優さんの表情とかアクションなども拝見できまして。
落語とか講談もですが、幽霊が現れたり消えゆく気配を、言葉ではなく息づかいや仕草で表現されると
耳で聴いているからでしょうか、わたしはいつも切なくなります。
声によって今まで存在を感じていた場所にふっと空間ができて、ああ、居なくなってしまった…とわかる感じ。
それにしても左之助とか化野先生みたいな、うえださんの声と演技は時代劇の雰囲気がよく似合いますなあ。
怪談の怖さもですけど声優さんの技術のすさまじさを再認識した番組でした…。
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