図書館は進化する。

今年も図書館総合展に行ってきました。
図書館界の過去と現状と進化について本気出して考える3日間ですよ。
今年は出展側だったのでブース巡りはバタバタでしたけど、
例年どおりキハラさんやとしょけっとのブースをまず最初に見てから
ポスターセッションのブースを覗きに行きましたらば。

びっくりした…!顔じゃなくて鼻から顔を出す顔はめパネル。
これ人の顔が入ったらたいへんカオスな画像ができあがるぞ…。(入れている人は見ませんでした)

びっくりしたものその2。本のヒーロー「ダクシオン」。
貸出冊数と利用者数を増やし、予算減・職員減から図書館を救う「本のヒーロー」。(公式サイトの説明文まんま)
目は開いた本、ボディは本棚、読み聞かせもする、武器は図書券ソード!!(懐かしい)
依頼するとその図書館のために宣伝とかしてくれるらしいです。
職場に帰ってこんなヒーローいたんですよ~って報告したら
先輩の職員さんに「わたし中の人と仲良しだよ」って言われました。
い、行く前に知りたかった…!ヒーローの中の人と知り合いってすごいな。。

びっくりしたものその3。イトーキがエヴァンゲリオンとコラボした椅子。
もともとは白い椅子として販売していたものをエヴァカラーにしたみたいです。
展示されていたのは初号機と弐号機の2台ですが綾波スーツ仕様とネルフ仕様の椅子もあるそうです。→こちら
座ってみたら体にフィットしてうっかり寝そうになった。

ナカバヤシのミニチュア図書館がグレードアップしてた☆
去年は一部屋だったけど今年は二部屋になりました。かわいいよー!
本やテーブルが増えたり新聞のデジタル版が見られるPCが置かれていたり
小物がちょこちょこ増えていて工夫が感じられます。

司書さん、今年もお元気そうですね。来年もお会い出来たらいいですね。

児童室が広くなった!
分厚い辞書が置かれたり(ブックエンドまである)英字新聞があったり、椅子も増えましたね。
来年はもっと広くなるのかな。楽しみです。

偕成社ブースのノンタン今年もいました☆

おや、この背中は…!

ミーちゃんだ!
猫ピッチャーは背番号も222なのですね。

帝京大学の共読ライブラリーは年々毒々しくなっている。(誉め言葉です)
今年は目玉のおやじさんの他にアトムも立っていました。

アートミュージアム ・ アンヌアーレにあった工芸ピクニックの展示。
お気に入りの工芸品(陶磁器、漆器、銅器、ガラスなど)とお料理と飲み物を持ち寄って
野点のようなピクニックを楽しむ企画だそうです。
ピクニックというとどうしても壊れないようにと持ち運びやすさからプラスチックや紙コップを持っていきがちですが
あえて自分好みの器でジュースとか麦茶とか飲んでみるのもいいかもしれない。
お茶道具を持って行けば野点もできますしね。
「工芸ピクニックの心得」によるとホストはいなくて全員が参加者、とあって
なんだかコミケみたいだなと思った。

今年から始まった図書館川柳コンテスト。
「家よりもなぜか落ち着く本の中」「読み切れず目指せ読破とまた借りる」など
図書館や本にまつわる川柳を一般公募したものです。
めっちゃわかるわ~と思ったのが「わあショック真犯人を囲う丸」。わかるわ~!

今回は災害アーカイブのフォーラムに参加したので
企画した防災科学技術研究所のブースにも行きました。
全国の災害図書館・図書室・情報センターの概要やパンフレットが並んでいました。
東京の防災専門図書館、神戸の震災文庫、名古屋の伊勢湾台風資料室、長岡の災害復興文庫、
岩手・宮城・福島の東日本大震災文庫などなど。
日本は災害の国だから色んな専門図書館がありますね。
フォーラムの登壇者から今年の台風の話題も出て水害アーカイブを充実させなきゃって意見も出たから
今後も増えていくのだろうと思います。

防災リュック「ももちゃん」。
子ども用の防災グッズと非常食が詰まったクマのリュックで、
普通のリュックではだだをこねるお子さんに親御さんが「ももちゃんと一緒に逃げよう」と言いやすくなるとか
普段からももちゃんと一緒に過ごすことで「避難には何が必要かな」という話もしやすくなるのではないか、と
企画されたそうです。

フォーラムでもらったクリップライト。鞄や持ち物につけておけそうです。
LEDなので小さくても明るいからいざというとき頼りになりそう。

地域資料のデジタルアーカイブについてのフォーラムで
ブラタモリ京都回に出演した梅林さんが「図書館にスキャナ置いてほしい!ネットで画像公開してほしい!
高精細画像でダウンロードしたい!活用して地域に活かしたい!SNSと相性がいいと思う!」とひたすら叫んで
元京都の図書館員で現東大准教授の福島さんが「やりたい職員はいっぱいいる。しかし手段がない。予算もない。
そんな中こんな風に工夫してがんばっている図書館があります」とひたすらフォローする90分。
個人としてのわたしは梅林さんの気持ちがとてもわかるし
司書としてのわたしは福島さんの気持ちがとてもわかるし
おふたりのセッションの間ずっと自分の中で矛盾と葛藤がせめぎあって胸が破裂しそうでした。
わたしたちは資料をちゃんと提供できているんだろうか、活用してもらえてるんだろうか。ぐるぐるぐるぐる。
この仕事に携わる限り考えていかねばです。

帰りにみなとみらい駅のクリスマスツリーをパチリ。毎年楽しみなんですよね。
今年はツリー中央のパイプオルガンを適当に弾くとメロディが流れて
ツリーのイルミネーションがそれに合わせて変化する仕掛けになっていました。

星の王子様クリスマスツリーもあった!
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