FC2ブログ
2020_12
26
(Sat)23:55

お取り寄せな日々の過ごしかたその5。

kurikurazukuri.jpg
くらづくりの寒椿とサンタクロース。
サンタさんは赤のイメージなので帽子に椿の花を飾っていても違和感がなさそう。

kurihanaogi.jpg
花扇のサンタとトナカイ。と、おまけの抹茶だいふく。
お腹が真ん丸なサンタさんかわいいですが、恰幅がいいのでトナカイさん橇曳くの大変そうです。。

nekoshoku26.jpg
ねこねこチーズケーキと東京ねこねこをお取り寄せした!
ねこねこ食パンを販売しているオールハールカンパニーのブランドです。
チーズケーキは大きなホールケーキもあるのですが、とても食べきれないので
ストロベリー・ブルーベリー・マンゴー・キウイの4つの味が楽しめるちびねこVer.を。
ティータイムにいただけるサイズでおいしかったです。
東京ねこねこはレギュラーよりもダウンサイズでこちらも食べやすく、
フレーバーの抹茶黒豆は東京限定なので小倉あんと一緒にゲットしました。

nekochee.jpg
黄色いものと一緒に写真を撮る決まりなので、マンゴー味とパチリ☆

nekoshoku27.jpg
京都ねこねこ!袋にねこの顔が(=^ω^=)ニャーン
京都の店舗でしか売っていないデニッシュ食パンで、こちらもオンラインでも買えます。

nekoshoku28.jpg
デニッシュなので味がついてるからこのままでも食べられるし
クロワッサンみたいな感覚でサンドイッチとかにしてもおいしい。
いつか四条の店舗に行きたいです。京都限定のほうじ茶味の食パン買いたい。

onoteru26.jpg
小野照崎神社の12月の御朱印。
冬至の柚子湯と、雪の降る中で1年を振り返る篁さんと猪(今年の干支)。

onoteru27.jpg
神社の駐車場でこんな光景が。
オートバイのサドルに器用に丸まって眠る猫さま、慣れているのか落っこちる気配がありません。

onoteru28.jpg
小野照さんと猫さまたちの暮れゆく秋。
今年は紅葉が遅かったので12月初旬まで見られましたね。

mikannokaori.jpg
みかんの香り。
今年はマスク生活だったのと外出を控えて屋外もほとんど歩かなかったので
いつもなら梅や沈丁花の香りで春を感じたり金木犀の香りや落ち葉を踏む音で秋を感じるのですが
今年はほとんどわからないままでした。
このままでは感覚がしぬと思い最近は意識して柚子の香りなど楽しんでいます。


今日は年内最後の更新ですが、毎年最後は1年振り返りの記事にしていますが
今年は色んなことがありすぎて…というか生活が変わりすぎて…よもや、よもや。(某煉獄さん風に)
手洗いの習慣はありますがアルコール消毒液を日に何度も使うのが当たり前になって
指先がカサカサに割れてしまうのでハンドクリームも使うようになったし、
不織布マスクやタッチペンやアルコールウェットティッシュも持ち歩くようになりました。
お出かけは極力平日休みに一番空いてそうな時間帯と空いてそうなルートを選ぶようになり、
車で1時間程度の場所へは車を使うようになったし(ゆさ的疲れない距離)、
駅や施設のエレベーターには乗らず階段を利用し、エスカレーターは間隔をあけて乗り、
電車は先頭か最後尾車両の隅っこで小さくなって利用するようになりました。
余程距離がなければバスは使わず極力歩いていました。(ステイホームが多かったので運動も兼ねて)
持病や検査のため定期的に病院にも行っているので、感染症とはまた別の意味で
いつも以上に健康な生活を心がけなくてはならない1年でした。
病院勤務の友人の話を聞いていると医療崩壊はすでに今ここにある感。
親族にも友人たちにも全然会えてないし延期になった結婚式もあるしお葬式も家族葬になって行けなくて
SNSで近況報告したり誕生日プレゼントを宅配便などで贈り合ったりしました。
あれだけ行っていた屋内のイートインに禍以降はほぼ行かなくなって代わりにテイクアウトを活用しました。
コメダには気を付けながら行きましたけど、他はキオスクやコンビニのおにぎりとか食べ歩いてましたけど
かといって自宅でのハーブティーの消費はそこまで増えたわけでもなく…?
人の多い街中や電車を避けるようになった結果、毎週の気軽なお出かけを減らしたり
夏休みなどの連休でも泊まりがけの旅行をまったくしなかったので
貯金が減らないかと思いきや、クレカ決済を見ると代わりに各地からのお取り寄せが増えているので
収支はトントンでした。記録は忠実。
遠出は結局1月の京都だけでした…関東から出ない期間が長すぎてそろそろ窒息しそう。
神社やお寺のお参りも遠慮しましたが御朱印の郵送対応が有難かったです。
本もあまり買いませんでしたが最近は手元に置きたい本だけ買って他は電子書籍や図書館で済ませているので
これは感染症のせいとは言えない気がしています。
こんなときでも創竜伝の最終巻は刊行されました。有難い限りです。
待ちに待ったラストを生きているうちに無事に読むことができて本当によかったです。
その地域でしか開催しない展覧会や演劇を毎回交通費を払って見に行っていましたが
現地開催だけではなくハイブリッドでオンライン配信する機会を作ってくださったところが多かったので
本当に有難かったです。
Kimono:Kyoto to Catwalkのyoutubeツアーと演劇博物館の失われた公演展に泣いて
ニコニコ美術館のアーカイブを見まくっていました。
正倉院展も期間限定だったけど一部をオンラインで見せてくれて有難かった。
改めてアート無しでは身が持たないと気づいた1年でした。
それはそれとしてWeb予約やQRコードなどのEチケットは手元に残らないのがちょっとさみしいですね、
ぺーパーレスもあろうかと思いますが。(予約完了メールを印刷したりスクショすれば残るけど、半券ほしい)
しかし今年は展覧会はぼちぼち行きましたが演劇(主に歌舞伎)にまったく行けなかった…。
密を避けるためとか、そもそも開催自体が中止になってしまったものも多数ありますけど
(雅楽の美もボス美も作品のない展示室もさいたま国際芸術祭も行きたかった…
和食展やアナザーエナジー展は延期してくれましたが)
行った時にもらうチラシとか見てあっ次これやるんだ行こう、って数珠つなぎで行く場合が多かったのが
今はその数珠が切れてしまっています。でもまた行きます、絶対に。
それまではオンライン展覧会やどこでも歌舞伎とかで配信を見るんだ…!
やじきた新作アマプラ配信ありがとうございます。年末はやじきたで過ごします。
お正月の歌舞伎版ナウシカの放送もありがとうございます。録画して永久保存します。
あとアマプラでシンカリオン全話が無料配信期間中なので見るぞ~来月の劇場版配信も楽しみだぞ!
今年もシンカリオンは映画館に通い詰めた年始に始まって(結局8回観た)、
TBSストアの抽選に当たったり(今年一番のびっくり)毎週のMX再放送と8月の人気投票で盛り上がったり
N700Sやハローキティ新幹線がシンカリオンになって大騒ぎしたりと楽しませていただきました。
TVシリーズ2期・劇場版第2弾を望みながら来年も過ごしたいと思います。シンカリオン止まらないで。

職場でもテレワークが増えたり、数年かけて準備した展示が中止になって初のオンライン展示をやったり
現地に行く予定だったイベントが急遽オンラインになって準備の変更にあたふたしたり
閲覧室の密を避けるために机や椅子をあっちこっちに動かしたり消毒作業をしたり
資料の収集や調査をしたくても問い合わせ先が休館で思うように進まなかったり、色々ありました。
会議室に集まらずにWeb会議ですむようになったのは
テレワークでまったく出勤しなくなった先輩や異動したOBの人たちとも話せたのがよかったし、
講演会やシンポジウムなどのイベントのオンライン配信が当たり前になって
以前は遠方の開催のためにスルーしていましたがオンラインなら場所を選ぶ必要がないので
どんどん登録できるようになったのがすごい変化でしたね…。
リアルタイムも有難かったですけど、特に夏以降は開催後に録画を視聴できるタイプのイベントが増えて
仕事の傍らや家事をしながらタイムシフト視聴できるのが有難かったです。
行けないと思っていた図書館総合展も早々にオンライン開催が発表されたので参加できたし。
リアルなイベントに行けていないことは直近には特に何も気になってはいませんが
長期的に見て影響が出てくるかどうかはもうちょっと時間をおいて考えます。

そしてこういう状況はおそらく2年目以降が正念場ではないかと思うので
それに備えて年末年始はステイホームして耳をね!休ませたいですね!!
今年は慣れないマスク生活で耳を酷使しすぎたのでなるべく家にいてノーマスクお正月にしたいです。
本当にがんばったよ我が耳…きみはえらい…冬はカサついて大変だからクリームつけてあげるね…!

「マスクして我を見る目の遠くより」高浜虚子
(『五百五十句』より)(マスクは冬の季語のようです)

というわけで、本年の更新は今日で終わりです。皆様どうぞよいお年をお迎えください。
来年も大変な1年になると思いますが皆様にとって少しでもよい年でありますように。


「冬日濃しなべて生きとし生けるもの」高浜虚子
(『五百五十句』より)
スポンサーサイト



2020_12
19
(Sat)23:56

Lost in paradise, night and day are fading out.

※しばらくブログの更新をゆっくりにします。次回は26日に更新予定です。


今期アニメ感想まだでした!書きます。
ぼのぼの、ねこねこ日本史、デジアド、ハイキュー4期、GREAT PRETENDER2クール目、SHIROBAKO再放送、
MXでの再放送後にタカトミさんがUPしてくれるシンカリオンの配信ほか、新作を。


犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしいを録画したはずなんだけど呪術廻戦のCパート扱いだったのが…
いやこれ2個の別のアニメだ、スーパーアニメイズムという30分枠で
呪術廻戦(20分)と犬と猫~(3分)をやるんだと気づいたのは録画を見てからでしたね。
毎週予約したときに犬と猫~が副題位置についてたのでおかしいなって思ったんだ、
うっかり呪術1話のタイトルが犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい、なのかと。

そんな風に特に目的でもなく同じ枠だからと録画した呪術廻戦ですが
見始めたらこれがおもしろくてですね、
おじいちゃんに「人を助けなさい」と遺言された主人公くんが
(彼がそのうち「じいちゃん俺これでいいんだよな」とか言い出さないかとハラハラしてます)、
学校に出現した呪霊と対峙した際に両面宿儺の指を体内に取り込んだことで呪術にめざめて
呪術を学ぶための学校に通いながら街で起こる呪いに関する事件に対応していくんですが
(両面宿儺は確か学生時代にとった古事記の授業で聞いたな…)(ご本尊とかいそうな舞台造りの学校いいな)、
キャラデザや日常パートのテンションが何となくNARUTOやBLEACHっぽいなと思ってたら
作者さんが言及されているそうで…。
原作マンガは未読ですが試し読み見たら線のザクサク感とかベタの塗りとか確かにBLEACHっぽいし
五条先生はカカシ先生っぽい。

エンディングが!!すばらしいですね!!!(唐突)
オープニングも疾走感あって素敵ですが(お花見カットに人が増えていくの素敵)とにかくエンディングですよ、
エンディングで踊るアニメは名作!!
アニメーター五十嵐祐貴氏(映像研の作監さん)による一人作画という贅沢もさることながら
虎杖くんたちが踊るアニメーションと音楽が、テンポも雰囲気もものすごくピッタリ合っていておしゃれで
毎回スキップせずに全部見ます。何なら3回見ます。すごく気持ちいい!
気持ちいいといえば次回予告もすごく気持ちよくてですね、
あれもBGMとカット割りのタイミングがぴったり合ってて、内容は決して明るくないのに気持ちいい。
リズムに合わせた編集ってやっぱり好きだなあ。

虎杖くんいい子だなあ…おじいちゃんのお葬式きっちりやって、遺言を「呪い」だと自覚しながらも
目の前で困っている人がいれば放っておけないし、そのために呪霊は祓うし
臨死体験や五条先生のアドバイス、気を抜くとぬいぐるみに殴られる映画観賞(痛い)を経て強くなったけど
宿儺は相変わらず宿儺だし大変だなあ…。(というか敵が強すぎる)
まつげの長い伏黒くん、犬とか鵺とか蝦蟇とかの式神使いなんですね。
虎杖くんが呪術にめざめた際に居合わせて、くされ縁のような付き合いになってますが
少年院で虎杖くんを残して逃げてしまったことをずっと悔やんでいるいい子なので早く救われてくれ…。
あと式神のワンちゃんどうなったんですか…無事ですか…とってもおりこうさんそうだったのに…!
お寿司ネイルアートしてる釘崎さん、五寸釘の使い方がロックで感動してしまいました。
藁人形も呪いの基本ですよね。
というか!彼女上京する際に新幹線乗ってきたね!!E6タイフォンからのE5連結カットびびりました!!!
他にも原宿とか代々木とか駅の外観のカットで警笛のSEが入るのとか
虎杖くんが言った「新幹線で運ばれてくる東京のお寿司屋さん」の0系新幹線イメージカットとか
コテコテのコテという感じで旅情あふれるシーンでシンカリオンが見たくなりました。
アニメシンカリオンの日常パートのあの曲脳内に流れましたからね一瞬で!
じゅじゅさんぽで五条先生は信頼できるけど尊敬できないってのがよくわかった(笑)。
目隠し取ったときの顔が良すぎる、というか瞳が良すぎて変な声出ました。まつげも銀色なんですね。
ついでに髪も下ろしたので別人感がアップしたね…あれは発明みがある。
領域展開のときの作画と画面づくりがハンパなくて、まったくの無の闇に絵の具のように散らばる色彩が美しかった。
呪具をたくさん持ち歩いている禪院先輩が歩くとガチャガチャ音がしてるのすごい強そう、
劇場版999のキャプテンハーロックみたいな、近づいたら絶対にやばい雰囲気ビンビンで大好き。
関智さんの声でしゃべるパンダ先輩めっちゃかわいい、おひさまのにおい!抱きつきたい。
狗巻先輩が「動くな」って言ったときの演出すごかった…言葉の呪いというか言霊系の術式なのかな?
言葉に力があるっていう設定は大好物なので、命令すると本当にそうなっちゃうから
普段はおにぎりの具しか言わないの激やばくて大好きです。しゃけ!
あと最近出てきたななみんこと七海さんがすっげぇツボ。
表情変えずに現状報告したりツッコんだり、しゃべり終わると「私からは以上です」とか、脱サラ…!
呪術師はクソ。労働はクソ。表情いっさい変えずにおもしろいことや大事なことを言うのでキャラ立ってるし
そこそこやってみて無理とわかったら「きばっていきましょう」と学生の提案にも乗る。
学生を子どもだと言って、でも子どもの意見を聞く良い大人です。
この世界の年上たちは年下たちが自分より未熟だとわかっていて庇護するしケアを怠らなくて好き。

最新話で虎杖くんのもとにななみんが来てくれてよかったけど
最近、主人公側がどうにも報われないので見るのがしんどくなってます…。
というか1年生たち早く再会してほしい…彼らの関係が何というかとても「同級生」だったの微笑ましくて。
伏黒くんも釘崎さんも虎杖くんが生きてること知らないままなの気の毒すぎる。
少なからず責任を感じている2人なので早く救われるといいな…。
大人たちの仕組んだことなので彼らが感じる必要はないんだけど。
(しかし敵さん側がやること全部最低なのにキャラクターがお茶目なの反則すぎます、
じゅじゅさんぽのキャプ翼パロは千葉繁氏のアドリブ祭だった…千葉さんの「キャイーン」久々に聞いた)


犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい、は原作マンガが好きで読んでまして
原作者のTwitterも楽しく拝見しておりますが、アニメになったらテンション高っかくてですね…!
ちょっと想像と違いました。。(もう少しほのぼの系かと思ってた)
犬の声が花澤さんで猫の声が杉田さんなのはめちゃくちゃハマっているので大好きです☆
飼い主(原作者)の行動に対して犬のリアクションはこう、猫のリアクションはこう、という
対比を楽しむ作品なんですが
犬は飼ったことないのでわからないけど猫の行動が、ががが、とても、わかりみ…!
動きがのっそりとしていて時々猛烈に素早いとか、うっかり尻尾踏むと許してくれないとか
人がトイレにいるとドア開けて入って来るとか、肉球にご飯粒まぎれこんでるとか
そう!猫ってそう…!と指さして頷いてしまうエピソードがしばしば。
あと原作者のお宅のワンちゃんはいつもテンション高めだけど疲れちゃったりしないのかな…。


憂国のモリアーティ。
コナン・ドイルのシャーロック・ホームズシリーズを原案に
ホームズの宿敵モリアティ教授を主人公にして彼から見たイギリス社会を描いています。
原作マンガは未読ですが読者である弟くんによるとそろそろクライマックスらしくてですね、
えっつまりライヘンバッハを描いてくれるってことなの…と震えています。
エンディングでカラフルな絵の具まみれになってお絵かきを楽しむモリアーティ兄弟がとても微笑ましいけど
描いた絵のうち1枚に滝の絵があって震えたばかりなのに。

「作品中に配慮すべき表現が含まれていますが、
原作の意図や時代背景を尊重しそのまま使用しております」というテロップが
毎回冒頭にきちんと出る信用のおけるアニメ。
19世紀のイギリス、貴族と労働者の階級差が激しく差別に満ちた社会は間違っていると考えた
孤児のウィリアムと弟ルイス、そして兄弟を引き取ったアルバート・モリアーティの3人が
ウィリアムの圧倒的な頭脳によって完全犯罪を成し遂げ、それを通して社会を変えていこうとする物語です。
ウィリアムの才能とルイスの思想、そしてアルバートの財が出会ってしまったのがすべての始まりだな…。
アルバートくんは実の家族とウィリアムたち、どっちを選んでもきつかったと思うけど
最終的にはウィリアムたちを選ぶほど彼も追い詰められていたわけで、
今の彼の生き方が幸せかどうかはわからないけど、ウィリアムたちに出会うまでの彼の人生を思うと
兄弟を選んだ理由もうなずいてしまうんだよな…。
家族を選んでも、ウィリアムたちを選んでも地獄。今のアルバートは少しでも救われているのかな…。
(あと、2話でウィリアムがトンネルの掘り方を教えていた人たちの中に赤髪の人はいなかったけど
あれ赤毛連盟のやり方ですね。
あの事件は黒幕をモリアティ教授だとする説を唱える人が後世にいて、そういう使い方も上手いと思う)

そして!モリアティが主人公なので出てきます!シャーロック・ホームズとジョン・H・ワトソン(^◇^)☆
グロリア・スコット号ではなくノアティック号でウィリアムと遭遇したホームズは
ちょっと、いやだいぶ構ってちゃんで強引な兄ちゃんキャラで、
労働階級の言葉を話し、自称コンサルティング探偵で実験魔で体術に優れてコカイン中毒、
バイオリンも弾いてくれて銃の名手でもある!原作そのまんまで最高ですね。
ワトソンくんも杖ついてご登場してくれたりホームズの行動にいちいち驚いていて初々しくてかわいい。
あと「ワトソン君」「ホームズ君」じゃなくて「ジョン」「シャーロック」って呼び合ってるのが
BBCシャーロックみたいで最っっっっっ高ですね…!!
スタンフォードくんもハドソンさんもグレグスンさんもレストレードさんもイレギュラーズの子どもたちも出てきて
わたしのシャーロキアンテンションが上がりっぱなし、
特にレストレードさんがいいですね!わたし好みのいぶし銀レストレード警部で
ホームズの力を認めながらも付き合ってあげるムッツリ顔が容易に想像つきます!(小松さん声かっこいいよ)
緋色の研究がモリアティ目線でアレンジ加わるとこうなるんだなって思えて楽しかったです。
ダイイングメッセージの改変とかあったけど馬車、轍、指輪、体術、ワトソン君が事件記録を書き始める、
ホームズが「諸君!」とホープ君を紹介するシーンもちゃんとあってバランスが絶妙でした。
制作側がきちんと原案も読みこんで作ってる感が伝わってきます。
事件の裏に黒幕がいるとホームズが見抜いたシーンは、原案ホームズによる
「僕はモリアティのやったことはすぐにわかるのです」のセリフに通じる気がして、そこもおもしろい。
(ワトソン君がホープ君を診察するシーンがカットされてたのは残念だけど仕方ないね…
それどころじゃないシーンに仕上がってたしね)

最新話で汽車内でウィリアムと再会してからの、3R fight!的な展開がおもしろい。
かまをかけたホームズへのウィリアムの返しと挑発が見事でした!
何か勘付いてそうだけどまだ言語化できてなさそうなホームズと捕まえてごらんなウィリアム…
あかん遊び相手を見つけてしまった。ウィルじゃなくてリアムって呼ぶのもツボでした。
というかホームズ役が古川さんなのが回を追うごとに有難みが増していってですね、
ガラ悪いしすぐ挑発するし、売られたケンカ買っちゃうしも~~ピッタリで泣きそうになる。
もしホープを殺していたらと考えちゃう怖さと、ウィリアムと再会して急に元気になる微笑ましさの対比!
そして案の定事件が起きましたがあれもウィリアムが仕組んだのかどうか。
分割2クールらしいので今後どんな事件をやってくれるのか、原作読まずにワクワク楽しもうと思います。
踊る人形とかボヘミアの醜聞とか四つの署名とかバスカヴィル家のわんわんとか、この面子で観たい!


半妖の夜叉姫。
読売・日テレ系で約16年ぶりに犬夜叉(続編だけど)の後に名探偵コナンが放送される流れって…。
わたしたちは16年経っても諏訪っちPの呪縛から逃れられないのか…。

初回が最終回から半年後の「あれからの犬夜叉」たちの話で懐かしすぎて暴れるかと思った。
初期の犬夜叉のあの、綺麗に終わっていた頃の1話完結妖怪退治の後日談って感じで
BGMも和田さんが担当してくれてて本当にいろいろエモくて毎週大切に見りゅ……ってなりました。
今後込み入った話になると思うので最初にボーナス用意してくれたのかな?
まだ桔梗のことでギクシャクしてる犬夜叉とかごめが微笑ましくて2828しちゃう、
風の傷と爆砕牙とおすわりありがとうございました。
「わたしはかごめよ!」のセリフすごく好きなのでゆきのさんの声でまた聴けてうれしいです。
弥勒さまと珊瑚ちゃんがもうすっかり人の親になってますね…。
(弥勒さまの後任の保村さんは音響監督の鶴岡さんが選んだそうな)
風穴のない弥勒さま、そうかぁそうだね。なくなったのはよかったけど、武器だったもんね。
雲母に乗って飛来骨を投げる珊瑚ちゃん、相変わらず強くて最高です。
退治屋のお頭まで出世した琥珀くんが弥勒さまを「兄上」って呼んだのエモすぎて泣いた。
楓おばあちゃんお元気で何より、おねえさまの矢を射るシーンかっこよかったです。
かごめに化ける七宝ちゃんはデフォルトだし、邪見さまも相変わらず殺生丸様のモフモフにつかまってるし
りんちゃんは最初から犬夜叉パーティにいてひっそりその家の屋根の上に立ってる殺生丸様に
え、仲良いね??ってなり申して。。
やっぱりあのお方は立ってるだけで結界ですよね。
りんちゃんを守ると言葉にはしないけど、しっかり守っている。そういうところが相変わらず良き。

とまあ、そんな具合に初回は異様にテンションが高かったわけですが。
2話で急に10年くらい時代が飛んで次世代の話になって
草太くんはじめ大人キャラクターが誰も親世代の話をしないからどうなったんすか?過ぎるけど
追々わかるのでしょうか、どうなったんだ。
何度考えてもかごめたちがまだ大人になってない自分の子どもを(たとえ何らかの事故があったとしても)
そのまま放っとくわけがないのであの十数年の間に親たちにも何かあったとしか思えなくて感情がしにそう。
しかし草太くん…いいパパになって…数年前まで守られていた子がしっかりした大人になってるのいいよね。
(親戚のおばちゃん目線)(あと萌さんの声レイくんの人ですね!)
そしてCV木村さんの琥珀くんぜったいやばいでしょと身構えていたんだけど
構えてないタイミングでトンチキ担任CV細谷氏を浴びてしまい致命傷を負ったのであった。。
なんで、氏、そこ…て思ってたらどうも本役はラスボスの声らしいので、そういうことかと腑に落ちました。

桔梗さまが時代樹の概念に。。
桔梗さまは安らかに眠っていてほしいけど活躍もしてほしい!というファンの願いを叶える制作が好きです。
そして相変わらずるーみっくワールドの妖怪はキモくてよき…。
四魂の玉がロストしたことが全然広まってなくて、古い情報だけで大暴れする妖怪ちゃんたちかわいい。
対してとわちゃんを捕まえた殿様たちは結構な情報通ですな…さすが関東管領扇谷上杉氏。
とわちゃんとせつなちゃん、名前が永遠と刹那で対になってるんですね。
戦国時代から現代に流れ着いたとわちゃんが自分なりの生き方を選択したら
現代のジェンダーに縛られることなく、半妖なので人間でも妖怪でもなく現代人でも戦国時代人というわけでもない、
結果的に様々なルーツを持つことになっていくのものすごく「現代アニメの主人公」だなと思います。
草太の家族と一緒に成長してそうなったんだな…。
犬の大将の孫3人の中で唯一銀髪で外見がおじいちゃんや父親に似ているとわちゃんが
もろはとせつなに常に現代的な視点から発言するの、要素が混ざりすぎててくらくらします。
せつなちゃんが琥珀くんの部隊にいて妖怪退治屋をやっていて
琥珀くんも翡翠くんも仲間として頼りにしていてせつなちゃんも言うこと聞いて信頼してるの、
とわちゃんと同じで人間以外のルーツを持った子が人間と共に生活して仕事もするのいいよね。
妖怪退治のための薬を小手に仕込んでいるけどあれ本人には影響ないのかな。
しかし初っ端から記憶喪失で眠りを奪われているとかアイデンティティクライシスすぎる、
お姉ちゃんの記憶ないのにとわちゃんが危険な目に遭うと問答無用で助けようとするのもエモいです。
制作がきちんと設定作ってやってるなあというところも含めてエグい。
会ったこともない父親の尻拭いなんかできるか!って断るせつなちゃんの意見はもっともだし
一方で完全に実利優先で請けようとするもろはちゃんもいいなあ。
もろはちゃん銀髪じゃなくて黒髪なんだなって思ったし剣と弓を使うところも2828しちゃう、
一見、何も考えていないように見えるけどそうではなく元の時代に戻るために根の首を尋問したり
現代の使えるものをお母さんのリュックにつめたり、両親のいいところを受け継いでいるなと思います。
叔父さんのカード使い込んじゃうのかわいい(笑)。
半妖の夜叉姫というからには妖怪化した姿も拝めるのかなと思ってたら
目じりに紅をさすと妖力が増すのすごく犬夜叉っぽかったね。(覚醒後は1日寝ちゃうけど)
河童の手をもらった後の反応がお母さんと真逆で笑ってしまった。
誰が見ても犬夜叉とかごめなもろはではなくキーマンはとわちゃんなの、バランスとしておもしろいです。
従姉妹だから付き合ってやってるみたいな雰囲気だった3人の距離感が
近づきそうで遠くてやっぱり近くなってるみたいな感じが好き。
最新話で朔の日やりましたけど半妖と四半妖で違うとかそんなんあり!?(笑)
そしてこの日ももろはちゃん有能…霊力があると妖怪に対処できて便利ですなあ。
胡蝶に夢をとられているせつなちゃんは眠りを取り戻したらとわちゃんと同じ日に朔になるのでしょうか。
あとやっぱり、朔が明ける演出がゾクゾクした~とわちゃんすっかり犬夜叉ですな。

とまあ、なんで子どもだけで育ってるんだよ!親世代どうなってんの!!って毎週思ってます。なんでだ。
琥珀くん話してあげてないみたいだし、りんちゃんは時代樹で眠ってるし、虹色真珠の謎とかも
少しずつ明らかになっていくのかと思ってたらそうでもなくて妖怪退治してるし…。
(もろはちゃんなかなか妖怪の骸ゲットできないのかわいそう)
半年か1年やるのかわかりませんが、ポケスペイエロー編のレッドみたいな出し惜しみしないで
こう…もうちょっと情報をだな…!(モチベーションに直結するので)


あとダイの大冒険がまさかの新作アニメになるとは。。
思い出したときに飛び飛びで見てるので感想は詳しくは書きませんが
リアタイでほとんど見てなかったアニメの(ヒュンケルとワニ様が出てきたあたりまでしか記憶にない)、
鳥山デザインや魔法の呪文を見てるとあぁ~~そうだこんな雰囲気だったっけと、色々懐かしく。
いったん退場したのに毎回次回予告に出てきてくれるアバン先生が好きです。
「ひとかけらの勇気」でダイがポップの投げた剣をノールックで受け取ってからの
アバンストラッシュの構えがかっこよすぎて喉から変な音が出ました。。
あの回はワニ様も動きがキレッキレでとても力が入っていてよかった。
いま世間では全集中とか何らかの呼吸が流行ってるけど、アバンストラッシュは流行るかな。

ダイ大とフルバとデジアドが新作アニメとして放送されて
セーラームーンが新作映画化、犬夜叉は次世代が主役の続編…そして来年はシャーマンキング…!
ということはもしかして今日は夏休みで朝6時に起きてラジオ体操に行ったあと学校のプールで泳いで
終わったらゆりちゃん家に集合してみんなでドンキーコングやるんじゃなかった?
あれ、なんでわたしこんなに背が伸びてるの…。(混乱中)


追記にシンカリオンな日々です。↓

Lost in paradise, night and day are fading out. の続きを読む »

2020_12
12
(Sat)23:54

あったか~いその2。

※しばらくブログの更新をゆっくりにします。次回は19日に更新予定です。


sutobuneko1.jpg
すっかり寒くなりました。にゃんこたちにとっても苦手な季節。
この日は娘にゃんこがファンヒーターの前で敷き物をバリバリ引っかいておりました。
温風を寄越せと言う意思表示です。

sutobuneko2.jpg
「ねえ、これあったかい風が出るやつでしょ。知ってるんだから」

sutobuneko3.jpg
スイッチオン。
何度も彼女の目の前でスイッチを入れていますが、そのたびに「!」ってなって覗きこみます。
着火のボワっていう音にびっくりするみたいです。

sutobuneko4.jpg
びっくりした後は顔を洗います。
猫は食後に顔を洗うことが多いですが、何かに驚いたりきまりが悪くなったりしたときも洗います。
たぶん精神安定のためだと思う。

sutobuneko5.jpg
落ち着いたのか、香箱座りで座り込みました。
あったかい風が出てくるので大好きな場所です。

sutobuneko6.jpg
じーっとして風に当たって、しばらくすると満足したようにこたつに潜り込むのが彼女の日課。
この日もそんなルートでした。
そして、こたつであったまると人間の膝の上に乗ってきてお昼寝します。
自由気ままな猫ライフ。いいなあ。


kotatsuneko3.jpg
ファンヒーターの風もこたつの中も大嫌いな母にゃんこは
人間の膝の上で丸くなるのが冬の日課。
猫によって好きな場所と嫌いな場所は様々です。

kotatsuneko4.jpg
この日は珍しくこたつ布団の上にいました。
最近は朝晩だけではなくお昼も急に冷えるようになったので
時々はこたつの中に入れると出て来ないこともあります。
おばあちゃん猫なので寒さは大敵。


そういえば先日、岩合さんの世界ネコ歩きがとうとう埼玉に来てくれましたな!
川越の猫さまと秩父の猫さまたち。皆さんそれぞれの土地でのんびり気ままに生きていてかわいかった。
鐘つき通りのラーメン屋さんにごはんをもらいに行く猫さま、
蔵造りの街のお醤油屋さんの猫さま、ガラス工房の猫さま、金物屋さんの猫さま、
長瀞駅近くのおそば屋さんの猫さま、ヒガンバナの花畑にいる猫さま、
聖神社の猫さま、秩父の山中を案内してくれる猫さま。
お醤油屋さんの猫さまがモスグリーンのきれいな瞳をしていたり
ガラス工房の猫さまが器用に作品をよけながらテーブルの上を移動していたり
聖神社の猫さまが専用のホットカーペットに乗っかりながら宮司さんの祝詞につきあったり
おそば屋さんの猫さまが丸くなって寝ている向こう側で、秩父鉄道の石灰を運ぶ電車がガタゴト走っていたり
ライン下りの船をどっさり積んだトラックがガタゴト移動していた光景がなんかすごかったです。
(あと玉三郎という名前のライバル猫がいたりする)
感染症禍で国内・世界問わずロケが難しくなっている中でこうして番組を届けてくださる有難み、
どうか岩合さんもスタッフさんも体調にお気を付けて…。



DSCN1435.jpg
かつてない遅れ。。
今の時期でまだ1枚しか塗り終わってないなんて嘘だろ…!
1月1日にお届けできるかどうか微妙なところですが、
来年も再来年も果たして自分は年賀絵を描いているか? と考えるともっと微妙な気がします。
描けるうちに描こう。
2020_12
05
(Sat)23:53

わたしはこんな顔ではない。

※しばらくブログの更新をゆっくりにします。次回は12日に更新予定です。


chibarekihaku1.jpg
国立歴史民俗博物館に行ってきました。
かなり前に一度来たことがあって、その時は常設展示だけ見たんだっけな…。
もう記憶の彼方なので、博物館の前にものすごい登り坂があることもすっかり忘れていたよね…。
(歴博は過去に佐倉城のあった高台に建っています)

chibarekihaku2.jpg
感染症対策としては入館時にサーモグラフィの検温があり、消毒液で手指の消毒をして入館。
入館者確認票という紙を渡されて氏名と連絡先を記入して提出します。
館内はマスク必須で、距離を取って会話を控えるようにとのこと。
館内の各所に消毒液が置いてありました。
総合展示(常設展)は自由に入れますが、混雑緩和のための入館制限を行う場合があるそうです。

chibarekihaku3.jpg
企画展「性差(ジェンダー)の日本史」を鑑賞します。(日時指定の予約制です)
過去の資史料や美術の中で性がどのように記録・表現されてきたかを紹介しています。


展示は古代から現代までの歴史を全7章に分けて紹介しています。
まずは「古代社会の男女」。
古代社会の政治について、あると思ったけど、やっぱりありました魏志倭人伝(16世紀版本)。
三国志魏書東夷伝倭人条(3世紀)にある「共立一女子為名曰卑弥呼」の部分や
男女が参加する政治集会の「会同坐起父子男女無別」などのパネルが展示されていました。
熊本県宇土市にある向野田古墳(4世紀)では30歳代の女性の遺骨が見つかっていて
副葬品から首長であると考えられていますが、
骨に妊娠痕があることから妊娠or出産経験があることがわかっているそうです。
鏡・玉類・農耕具類などの副葬品は男性首長と同じですが甲冑が副葬されていないとか。
また京都の大谷古墳からは古墳時代中期頃の女性小首長(40代?)の骨が見つかっていて
(女性が埋葬される古墳の大きさは30mかそれ以下)、
古墳から出土した青銅鏡や勾玉、鉄剣が展示されていました。
奈良の宇陀・丹切古墳群からも青年期の女性首長の骨が見つかっているそうです。
5世紀になると棺内に武器が置かれるようになるらしく、
熊本県マロ塚遺跡(5世紀後半)からは横矧板鋲留短甲という甲冑が出土していて
他にも大きな武器や武具が副葬されていたことから被葬者は男性?と考えられているそうです。

chibarekihaku4.jpg
展示室内は撮影禁止ですがこちらは可。復元された古代の原初腰機。
足と腰を使って布を織る古代の機織り技術の様子です。
この織り機を使って機織りをする女性坐像埴輪の3D画像が展示されていて、
その埴輪を含む栃木県甲塚古墳(6世紀)から出土した埴輪の群像が9体、
展示室の真ん中に並べられていました。
馬を引く男性・柄杓を持った女性・盾を持つ男性・腰に手を当てた女性・機織りをする女性などの埴輪があって
性別は髪型から推定されているとか。(男性はみづら、女性はまとめ髪など)
沖ノ島の神への奉納物と考えられる、島から出土した紡績具の雛型(10世紀)からは
それらが女神に捧げられるものとされたことから昔から機織りが女性の仕事だったということがわかりますが、
後々は税として徴収される錦は男性が織り、女性は麻などを織るといった分業制になっていったとか。

古代の地域社会であるムラやサトの様子について、
島根県の青木遺跡から当時の様子を再現したジオラマ展示がありましたが
令集解(17世紀写)の儀制令春時祭田条に「男女悉く集まり」「則ち歯(年齢)を以て坐に居し」とあるので
8世紀のムラの祭祀は男女がともに参加して直会などでは年齢順に座っていた事例があったということだな。
出土した捧げ物の木簡には「〇〇丸」や「〇〇女」など男女の名前がみられるそうです。
鳥取県で見つかった般若多心経(845年)は奉納した中心人物数名のうち女性は1人のみで、
この経典を奉納する行事で中心になったのは男性だったのかな?
福島県の荒田目条里遺跡(奈良~平安時代)には農業のひとつとして田植えをした人々の記録があり、
ある郡司の田植えで参加した36人のうち男性33人、女性3人という日があったそうな。
一方、栄花物語(平安時代中期)によると50~60人の女性たちが田植えをするという記述がみられるので
この辺りから田植えが女性たちの仕事になり、早乙女のイメージに繋がっていったのかもしれない。
鳥取県の青谷横木遺跡から出土した田植木簡(10世紀後半)にも
女性8人、男3人、子ども1人と書かれたものがあるそうです。
(記録を追っていくと田植えに女性が増えるのは9世紀以降だそうな)

律令国家の時代。
『古事記』敏達天皇の項では、天皇の子どもは出生順に記録され、名前も「〇〇王」と書かれますが
律令制の時代になると皇子や皇女、親王や内親王となっていきますね。
702年の御野国加毛郡半布里戸籍(正倉院宝物)では戸ごとに男女を分けて記載していて
女性の名前はすべて「〇〇売」という風に売(メ)をつけて書かれています。
当時の働く女性の姿として、青谷横木遺跡で見つかった7世紀の女子群像の板絵が紹介されていて
これらは高松塚古墳の女性群像との共通点が指摘されているというのは過去にニュースになりましたね~。
伊福吉部徳足比売臣骨蔵器は、因幡から飛鳥にやってきて働いていた女官の骨蔵器で
蓋に放射状に16行の銘文が108字で彫られていました。
竹波命婦木簡からは、常陸国筑波郡出身の竹波命婦(称德天皇に仕えた女官)が
御所の食料として小豆、醤(ひしお)、酢などを請求したことがわかります。
他にも、『続日本紀』721年の年末の大祓には官人およびその家族(女性や子ども)も呼ばれていたり
707年に大極殿で110人に位が授けられた際には男女が同じ日・同じ場所で授けられていたことがわかるとか。


続いて、「中世の政治と男女」。
奈良時代まで顔をさらして働いていた官人女性たちが顔を隠すようになっていく様子が
駒競行幸絵詞(藤原頼通の時代を描いた絵巻)や枕草子からわかります。
高山寺文書群は八条院(鳥羽法皇の娘)の院庁にあった文書を貼りつけて屏風に仕立てていて
彼女の所領だった荘園の運営や日々の事務などが記録されています。
トラブルがあったときの「女院の仰せのとおりに」と答えたらしい人の記録とか、生々しいやら微笑ましいやら。
八条院に仕えていた健御前(藤原定家の姉)の日記には
「侍所の人は朝来るのが遅くて夜には帰ってしまう」などという記述が見られるそうです。
定家の日記『明月記』1226年12月18日の項には長女が禁色勅許を許されたことが書いてあり、
前年に息子の為家が蔵人頭になったことと合わせて「男女の栄」としています。
(ちなみに定家の父俊成の娘たちは11人が禁色を許されています)
また、女院号を冠した美福門院庁下文(1160年11月2日付)は公文書のためか漢文で書かれていますが
後土御門天皇の書状(室町時代)は一位御局(日野富子)に宛てたもので
仮名ちらし書きになっていました。
男性も私的なものなら仮名まじり文で書いていますね。

次に「中世の家と宗教」。
源頼朝の妻北条政子について、『新編吾妻鏡』の関東将軍次第には「平政子治8年」とありまして
編者は政子の治世があったという認識みたいですね。
承久の乱に際し御家人たちを呼んで御簾の中から「頼朝の恩は山より高く海より深い」と檄を飛ばしたのは有名な話ですが
尼将軍と呼ばれるようになったのはいつ頃からだろうな…。
(あと「源頼朝」と「平政子」の夫妻なので夫婦別姓なのだよね)
今川氏親朱印状(1526年6月12日)および寿桂尼朱印状(1528年10月18日)は
どちらも寿桂尼が出した安堵状とされていて、仮名まじり文で書かれています。
像内納入品から1334年製とわかっている木造の地蔵菩薩立像は胎内に印仏や毛髪が納められていて
願文や印仏には僧俗男女の名前が規則性なく書かれており、女性の名前も多いという事例。
関東下知状(1302年12月23日付)は田代基綱の子どもたちへの相続について書かれていて
その中に「姫夜叉」という名前があり、息子だけではなく娘にも分別相続がされていたことがわかります。
尼しやうせう領地売券は仮名交じりで書かれた土地売券で
売主の尼しやうせう、連署の嫡女藤原氏女、買い主の清原氏女は全員女性なので
女性による土地の売買が行われていたことがわかるもの。
中世の女性が自分で土地、というか財産管理をしていたのはもうだいぶ知られるようになったけど
こうして資料で裏付けられているのを見るとワクワクします。

「仕事と暮らしのジェンダー:中世から近世へ」。
洛中洛外図屏風(歴博甲本)には、魚屋の女性や価格交渉する遊女や早乙女など様々な女性が描かれていて
歴博の人物データベースで検索すると283人の女性がヒットするとか。
清水寺の周辺を描いた東山名所図屏風(16世紀後半)にも茶屋や扇屋などで働く女性が描かれていて
青屋で働く女性は子どもをイズメに入れてあやしていました。
清水の舞台の中央には後家尼とその家族が参拝する様子や男女の神子の姿が描かれていました。
東寺鎮守八幡宮供僧評定引付(1422年9月)は、八幡宮に巫女による神楽が奉納されたときに
とても安い給料で行わせたため問題になったことが書かれている文書。
春日若宮拝殿巫女等申状案(1353年4月)には巫女たちが負担の減免を上層部に訴えて
最初は半分免除になりましたが、勝手に1/3にされそうになったので再度訴えたという文書。
当時は民主的な仕組みや保証がないから必死にそういうことをやっていたんだよなあ…。
職人風俗絵巻の扇屋のところに女性職人が描かれているように
中世では女性が経営者や職人として仕事をしているのですが
(室町時代後期には布袋屋玄了尼という人が洛中扇売りの営業権を独占し養女の鹿子女房に相続させたりしてる)、
官刻孝義録や近世職人尽絵詞(鍬形蕙斎画・19世紀)を見ると女性は「〇〇妻」「〇〇女」などと書かれたり
女性の職人の絵姿がまったく描かれなくなっています。
花容女職人鑑は、初版(1818年)には仕事や家事をする女性たちに狂歌や詞書が添えられていましたが
後刷り(1830年)になると文章が全部削られて、女性の絵のみになっています。
版元にお金がなかった可能性もあるし、女性が「花容」として眺め消費する対象とされていく流れでもありそう。
写真家のフェリーチェ・ベアトが1863年にスタジオ撮影した髪結(男性)と女髪結の写真がありまして
男性の髪結は客を訪ねて髪を結っていましたが(宇江佐真理さんの『髪結い伊佐次』で知った)、
女髪結も同じように営業していましたが非合法だったのよね(天保の改革時には手鎖・罰金の対象)。
「女は自分で髪を結って一人前」が江戸時代だったからね…。
また田植えをする早乙女を描いた版本やすごろくや教材の展示もありまして
これによって田植えは女性の仕事というイメージが世の中に広がりつつあったようですが
幕末や近代に撮影された写真では男女ともに田植えをする姿が写っていたりするそうです。あれ。
(何だか活版印刷の発明後に印刷で魔女の絵が流通して魔女狩りが広まった中世の西洋みたいな流れだ…)
(ちなみに中国の佩文耕織図(19世紀前半)には男性が田植えをする絵、女性が機織りをする絵がある)
東北地方やアイヌの女性たちの生活の様子もあって、
「どんじゃ」(19~20世紀)は青森県南部で使用されていた、麻布や木綿を縫いあわせた夜着で
使っていたのは家長、重さは14~15kgくらいあるらしい。
「ぼどこ」も同じく麻布や木綿ををつぎはぎした敷布で、出産にも使われたそうです。
こうした手仕事は主に女性たちの仕事だったと。
菅江真澄による百臼之図にはアイヌ女性の脱穀風景や紫臼をつく東北女性やブリコ採取をする女性、
箱館松前地志(19世紀)には和人とアイヌの農耕が描かれていて、女性たちも働いていました。


「分離から排除へ:近世・近代の政治空間とジェンダーの変容」。
主に将軍と大奥、武家の女性についての展示です。
松蔦獅子流水模様小袖(江戸時代後期)は将軍家伝来とされる礼装用の小袖で
大奥の女性たちもこういう着物を着たんだろうか。
幕末の大奥には32の職階があり1,000人ほどの女性が働いていたといわれます。
(大奥の男子禁制を定めたのは徳川秀忠ですが、
大奥の女中たちは表(将軍付)と奥(御台所付)に分かれていて
秀忠の子どもの乳母を務めた春日局も最初は「表の局」と呼ばれたとか)
西丸向惣絵図(1852年)は江戸城西ノ丸(大奥)の図で、家定が養育されていた頃のものですね。
お鈴の廊下の先(表)は描かれていませんでした。
本丸一二三四側大奥長局惣絵図(1860年)を見ると大奥は閉鎖的な設計になっていることがわかり、
広屋敷向の詰所を通らないと外に出られないため火事があると犠牲者が多く出たそうです。
伊達家の御老女中浜野他二名連署起請文(1741年)は
伊達家の江戸上屋敷にて当主の吉村と冬姫に仕えた老女たちの名前が末尾にあって
形式は男性たちと同じ書き方ですが、署名と血判は男性たちより小さかったです。
幕府の女中帳(1805年)は大奥の人事について書かれていて
伊達家が藩主の御城使に増野という女性を増員する伺いを出したところ
将軍付御年寄の浦尾を介して留守居から許可する指示があったことがわかります。
伊達重村の妻観心院の肖像もあって、彼女は夫の死後に財産を相続して家中を指揮するとともに
幼い後継ぎの後見をつとめていたそう。
生麦村に住んでいた関口家の当主が代々つけていた日記には
1828年3月に当主の娘の千恵が江戸城に勤めることになった頃の記録があって
彼女は32歳から11年ほど大奥に出仕して御中臈の部屋子として働いていたそうです。
奥奉公出世双六(1844年)は地域の女性が大奥をめざし昇進していく様子が
振り出しから上がりまで描かれていて、出世コースのモデルだったんだなと。

静寛院宮(和宮)による日記の1868年3月7日の項には「立退ぬ心得」と書かれ、
一人称に「予」が使われていたりと、当時の彼女の矜持が見え隠れしています。
1892年の皇居御造営下調図によると、女官の居住スペースは
旧西丸奥の外部(大奥より外側)に設置されたことがわかります。
1889年1月27日の枢密院決議(第三審会議)は、大日本帝国憲法が発布される前の記録で
第2条に「皇子孫之ヲ継承ス」とあったのを直前で「皇男子孫之ヲ継承ス」と修正したものでした。
さらに1888年4月に発行された官報1443号の市制町村制理由の項においても
外国人や女性に公民権がないことは「通例トス」と書かれています。


「性の売買と社会」。
白拍子や傀儡など芸能を売る女性たちから、幕府公認の遊郭について。
かつて芸能のプロだった遊女たちは、中世の頃は自分で職場をもち価格も決めていて
13世紀成立とされる「今様之濫觴」の傀儡女について書かれた項では
今様の大曲は母から娘へ伝えられる女系の相続だったといわれるそうです。
東大寺八幡宮神人解案(土代)(1332年8月)は遊君たちが幕府に訴えを起こしたときの文書で
兵庫の海辺で仕事をしていたところ海での不法行為が多発し船が来なくなったために
生活が成り立たなくなったという内容だとか。(この頃兵庫の遊女は1700名以上いたとされる)
信長公記の1579年5月の項では都での人身売買の噂を聞いた京都所司代が調べたところ、
80人の女性が売られたことが判明したとの記述があるそうです。
個人が経営していた遊女歌舞伎が「風紀を乱すから」と禁止されたり
戦国時代から江戸時代初期にかけて各地で次々に遊女町が置かれた流れも関係あるだろうなあ。

近世職人尽絵詞には新吉原の仲の町通り、お客や遊女や芸者らが描かれていますが
これらはお客さん目線の遊郭ですよね。
氷室御宮・仏光寺門跡貸付所の反古証文貼継ぎはいわゆる寺社名目金貸付についての資料で
新吉原のとある楼主が仏光寺門跡役人に借金の担保として遊女を提出したことが書かれていたり
受け人が新吉原の同業者だったりすることがわかるとか。
新吉原町浅草町御貸付金調帳は、信濃の豪農だった坂本源之助が
吉原の遊女屋58軒に貸し付けた4207両の未回収金の記録で
(寺社名目金なので「御」がついてる)、新吉原で働く遊女を搾取して得た収益は
見世・寺院・豪農・江戸町奉行所が山分けするなど
体制に深く組み込まれていたためにあちこちで黙認されていたらしい。
実際、信濃の豪農たちは公用人馬の負担の免除を歎願するために
吉原で幕府の役人を接待していたそうで、
稲本屋の遊女3代目小稲の書状(1863年)には接待の不備を詫びる内容のことが書いてあるそうな。
高橋由一「美人(花魁)」(1872年)は4代目小稲の肖像画ですが
モデルになった小稲はこの絵を見て「自分はこんな顔ではない」と怒ったと伝わります。
そんな小稲の揚げ代を記録した遊興費領収書(1863年)もありました。
木綿問屋だった長谷川家の「定」(1852年)には手代の遊女屋での遊ばせ方について書かれています。
長谷川家は主に引手茶屋の近江屋を利用して遊ばせていたらしく、
近江屋からは定を守るかわりにこれまで通り利用されることに感謝する一札之事(1853年)が出ています。
万字屋の手引札は現金掛け値なしで引手茶屋を通さずマージンを減らして価格を引き下げる引き札で
江戸時代後期に多く発行されたそうです。
蔦屋重三郎などが出した吉原細見では遊女の紹介のほかに大中小の見世など遊郭の家格も書かれていて、
小見世の梅本屋で働いていた小雛という遊女は毎日の食事を記録していて
だいたい茶漬けや香々、あさりのおしい汁がほとんどですが、食べなかった日もあるみたいで
引手茶屋だったら客と食事とかするだろうけど梅本は小見世だから介さないし出前を取る客もいなかったのかな。
梅本記は1849年に梅本屋の遊女16人が起こした火つけ事件の証言を記録したもので
彼女たちは2年以上かけて計画をたてて実行したのちに名主へ自首をしまして
(大火事にならないように火鉢で木を燃やして煙を出すとか考えたらしい)(吉原は火事が多かった)、
楼主の佐吉による折檻や経済的虐待などの非道を訴えています。
当時北町奉行だった遠山景元は佐吉と3人の遊女に遠島を、
12人の遊女に押込と屹度叱を命じています。(江戸では火つけは大罪です)
江戸時代後期の吉原では非道に耐えかねた遊女たちによる放火が多発しているし、
梅本屋の事件も有名ですが、資料の実物を見たのは初めてでとても実感がわいたな…。
日記に挟まれたおぼへ帳(証拠書類の綴り)には遊女・桜木による覚書きが仮名文字で記録されていて
彼女らが残したものの大きさと重さを考えました。

太政官布告第295号・司法省達第22号(1872年)を合わせて芸娼妓解放令と呼ぶんですね。
東京府の「芸娼妓解放人名」(1872年)には遊女たちの名前が記録されていますが(ものすごい分厚かった)、
親元や女衒のもとに戻っても再び強制的に働かされる事例が多かったようです。
近代は外国人居留地や宿場町、軍事基地などに遊廓が設置されて
滋賀県の八日市新地もそのひとつで鉄道や飛行場、航空第三隊などができた後に設置されたと。(1958年に解体)
八日市遊廓清定楼の娼妓の生活用具がいくつか展示されていまして
着物や鏡台や火鉢のほかにオトコサマ、しゃもじ、洗浄器、香炉や簾など。
見世では客が来るとお香を焚いて時間を計り料金を決めていた事例もあると初めて知りました。
また、新潟から長野へ遊女として売られていったイキという女性について
借金の借用書・遊女稼業の同意書・体の診断書・遊女の名簿登録申請書・父親による委任状が並んでいて
なんだか桂歌丸さんの自伝を思い出しましたね…。(歌丸さんのご実家は横浜の遊女屋です)
喜連川病院「検按書診断書控綴」(1913年)には遊女の診断書がまとめられていて
多くは子宮内膜炎と書かれているそうですが梅毒の可能性が高かったのではないかと。
楳毒検査場の看板や米沢市福田遊廓の娼妓健康診断簿(1915年)などもありました。
北新地五番町遊廓遊客帳(1934年)には客として見世を訪れた男性の個人情報や使った金額や
相手をした遊女の名前などが記録されています。(警察が名簿の作成を義務付けていたらしい)
1931年に松島遊郭で遊女たちがストライキを起こしたときの朝日新聞の記事や
吉原から逃げて柳原白蓮に助けを求めた森光子の記事なども紹介されていました。
(彼女が書いた春駒日記はだいぶ前に一度読もうとしてあまりの重さに半分も読めなかった覚えがあります)


「仕事と暮らしのジェンダー:近代から現代へ」。
雑誌「婦人画報」(1909年)には家庭の掃除をしたり、ピアノなどの楽器で合奏する女性たちの絵があって
女性たちのたしなみは屋外ではなく室内というイメージがあったことがわかります。
『文芸倶楽部』13巻1号(1907年)には鏑木清方「新案双六当世二筋道」という双六が付録でついていて
振り出しは女学生で、その後労働者(下級官吏など)として働き、結婚で上がりになるというもので
男性とは違った立身の道筋を可視化しています。
戦前の官僚試験は女性に受験資格がなかったので、女性たちは資格を必要としない一般職で採用されていて
そのひとりとして三木(清水)を美喜の事例を紹介。
彼女は逓信省で働き、珠算競技会で暗算の一等賞をとり、貯金局の静岡一班長にも任命されますが
女性の判任官は班長以上は出世できなかったそうです。
女性たちはいつの時代も働いていましたが社会的にはほとんど評価されることがなくて
職種にも待遇にも男性とは明確な差があったんですよね。今もありますが。
日清紡績女工応募者心得(1907年)は女工の求人情報で
職業教育や寄宿舎があることなどの福利厚生を推し出しています。
女工たちが使っていた月経帯(エンゼルバンド)の使用説明書やポスターもあり、
ミスコロナの月経帯はバンドではなくズロースの形をしていました。
山本作兵衛の炭坑記録画(1899年頃)では筑豊の女性坑夫の姿が描かれていて
展示されていたのは10歳未満の息子に赤ん坊を背負わせて坑道に入る母親の絵でした。
(坑道の天井が低いので、母親では赤ん坊の頭がぶつかるので背の低い子どもに背負わせたそうです)
子守りのために仕事をする子どもは学校を長期欠席したそうですが
その子たちその後どうなったんだろう、学習機会は…?

戦後に設置された労働省婦人少年局は女性の職員が多い職場で
初代局長の山川菊栄や局員の谷野せつらが婦人週間を開催したり賃金格差の調査をしたり生理休暇を導入したり
ポスター「男女同一労働同一賃金になれば」(1948年)などを制作して性差別の廃止につとめています。
マリア・ミード・カラス宛て谷野せつ書簡(1949年)には
紙芝居「おときさんと組合」やパンフレット「発言の手帳」を送付したことなどが書かれていて、
GHQのSCAP経済科学局にて婦人少年局の業務推進したカラスと婦人少年局職員たちとの交流が見られます。
同じくカラス宛て山川菊栄ら6名による書簡(1950年)にも
カラスからのクリスマスプレゼントへのお礼と婦人少年局の当時の活動の様子が書かれていました。
(婦人少年局の仕事は現在の厚生労働省雇用環境・均等局や子ども家庭局に繋がっています)
『学習コンピュータ』2巻6号(1971年)には情報処理技術者の国家試験の合格書を受け取る
木伏恵子さんの写真が掲載されていて、
大戦期の官庁や戦後の気象庁などで計算を担当する職員として女性が働いていたことも写真で紹介されています。
確か同時代のNASAでも、宇宙にロケットを飛ばす計画において表計算をしていた職員の多くは
女性でしたよね…そういう本とか映画とかありますよね。


企画展示室自体はそんなに広くなくて、展示されている点数もそんなに多くはなかったけど
文字資料が多くて色々読み込みながら鑑賞していたので気づいたら3時間近く経っていました。。
基本的には知っていることがほとんどでしたが初めて見る資料もあったのでちゃんと見たかったし。
あと性的マイノリティの人々に関する展示がなかったのが気になりました。
ジェンダーを研究するなら必ず出てくるトピックだと思うのですが
企画された横山百合子さんによると今回の展示はミュージアムにおけるジェンダー展示に関する
3年間の研究成果の発表ということらしいけど、セクマイの歴史や資史料はまだ研究されてないんだろうか。
(あと、わたしが遊郭の展示を鑑賞していたときに
お連れの方に熱心に展示物について説明していた方がいらっしゃったのだけど
後から考えるとあれたぶん横山さんだったと思う。
時間もなかったし、盗み聞きしてるみたいで申し訳なくて早々に離れてしまいましたが
かなり裏話的な会話をされていたのでもうちょっと聞いていたかったな)


そんなわけで時間がなくなってしまったので、総合展示(常設展)はとばして鑑賞。
歴博は今回の企画展と研究を機に総合展示の構成を多様性とジェンダーの視点で見直し始めていて
少しずつリニューアルしている途中だそうです。
(2019年3月に第1展示室「先史・古代」をリニューアルオープンしています)
歴史上の多様性を紹介するのはミュージアムの仕事のひとつだと思うし
現在の展示の形が正解とは限らないので、今後も研究を続けていってほしいな。

chibarekihaku5.jpg
常設展示にいたゴジラ。東宝映像美術にいらした小林知己氏の遺作です。
1984年公開の映画「ゴジラ」をモデルに造られています。

ゴジラの映画制作に関わる女性キャストや女性スタッフは
1954年の第1作から最新作をざっと見比べると増えてはいるんですが、
登場人物に女性の研究者や博士はいるけど政府やGフォースの幹部には女性がいないし
スタッフも監督やプロデューサー、脚本、特技、音楽などのメインは男性で占められていて
まだまだ特撮は男性の世界だなァと思いました。
特撮というかテレビや映画業界が男性社会なので、
そこを何とかしない限りゴジラ映画を女性監督が撮る日は来ないと思う。


クリックで拍手お返事。↓
皆様いつもありがとうございます(^-^)/☆

わたしはこんな顔ではない。 の続きを読む »