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ゆさな日々

猫・本・歴史・アートなど、好きなものやその日考えたことをそこはかとなく書きつくります。つれづれに絵や写真もあり。


Good design, Good reason.

  1. 2021/03/13(土) 23:55:18_
  2. アニメ
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
今期アニメ感想☆
ぼのぼの、ねこねこ日本史、デジアド4クール目、呪術廻戦と犬猫とダイ大と夜叉姫2クール目、
ワートリとBEASTARSと約ネバ2期、のんのんびより3期、SHIROBAKOと幽白の再放送ほか、新作を。

モルカーは放送始まった当初は知らなかったんですけど、
1月の3連休あたりに突如TLに画像がどっさり流れてきて
なんかモフモフしてかわいいなあと思ってたら初回がたまたま1週間の無料配信をやっていて
再生したらものすごくよくできたストップモーションアニメが2分半も!
ばなにゃといい猫のニャッホといい、きんだーてれびは時々ものすごいアニメをやりますね。
毎週録画してしまったよ。ついでにわたしの後ろで見ていた母もハマりましたよ。
わたしが帰宅すると「きんだーてれび見よう」って誘われるようになりましたよ…!
(なぜか一緒に見るまで待っててくれる)

「モルモットが車になった世界」で渋滞や駐車場、洗車、雪道スリップ、カーレースなど車にまつわるエピソードから
ゾンビ映画やスパイもの、ミュージカルなどがテーマだったり
ゴミのポイ捨てや車内熱中症などの社会問題まで幅広く取り上げる隙のないアニメ。
音楽を大音量でかけていて青信号に気がつかないドライバーとかヒエ~~ってなりました。いるいる。
パトカーや救急車もいますけど、道路にニンジンやキャベツが落ちていたらそっちへ行ってしまったりして
うおぉい仕事…と思うけどまあモルモットじゃ仕方ないな…などとも思ってしまう^^
モルカーの動きがとにかくかわいくて見とれます。抱きつきたい☆
(監督の見里さんはモルモットと暮らしているそうな)
うまくいけば1日4~5秒、難しいカットは1秒作れるか否かという凄まじい制作環境や
声優は本物のモルモットのプイプイ声を使っているなどを見里さんのインタビューで知って
アニメーションの制作現場は壮絶だなと改めて思いました。
あとこのアニメがきっかけで色んな動物園やあちこちの飼い主さんたちが
SNSでモルモットの動画をあげてくださったので初めて知りましたけど
モルモットって本当にプイプイ鳴くんですね…!集合知。

基本的にセリフがないサイレントですけど、モルカーちゃんたちの感情表現が豊かなので
全世界の人が見られると思う。
6話でゾンビに追いかけられるのも、7話で冒険から洗車の流れになるのも
8話でミッションインポッシブルやってるのも(AKIRAとジョーズパロ笑った)、
一切何の説明もないけどお話がさっさと進むのでそれを考えるどころではなくて
ちゃんとストーリーがまとまっているの見事だと思います。
ポテトちゃん、渋滞で救急車が通れないときにえーい!って乗っけてあげるとこ大好きですが
その後自分もパニックになって飛び出していっちゃうのかわいい。
運転手を無視して救急車の患者さんを助けるために動くんですよね。尊い。
5話のカーレースで優勝したアビーちゃんがみんなに賞品わけてあげるのもやさしい。
(ブーストにんじんおもしろいアイテムだったのでまた出てきたりしないかな)
10話で初心者マークが取れたアビーちゃんが持ち主に痛車のペインティングをされて
コレジャナイって泣いてたら車体のキャラクターの魔法で翼が生えて
樹から下りられなくなっていた猫を助けて喝采を浴びるのも素敵。
(痛車がマイナスイメージで終わらないのもよかった)
あの持ち主さんはアビーちゃんがカーレースで勝ちたいからターボエンジンつけて改造したりもしてるので
アビーちゃんの意志を尊重する気持ちがあるはずなので痛車ペインティングは相談してはどうかな。
あと6話でゾンビになっちゃったシロモちゃんが元に戻っててよかった~!
シロモちゃん、強盗に乗っ取られたりゾンビに噛みつかれたりさんざんな目に遭っているので
あの子が幸せになる回をどうか、どうか。
あと9話で恋人にプロポーズした男性がお相手に結婚指輪をくぐらせたら
一瞬でウェディングドレス姿になったの綺麗な演出だった…お見事!
途中で挟まれているダンスはラ・ラ・ランドのパロだそうです。(母談)
ウエディングモルカーちゃんすでに1話から登場してたとは…みんなのつるつるフラッシュモブ楽しかったです。
もうすぐ終わっちゃうのさみしいですが制作方法を考えるととても無理は言えないので
(1クールに2年かかったらしい)2~3年後くらいに続編をぜひ…!


怪物事変、最初「かいぶつ」と読んでしまいましたが「けもの」なんですね。物の怪かな?
アニメ放送開始時に原作が3巻まで無料配信されていたので読みましたが、
人に紛れて生きている怪物、あるいは怪物と人の間に生まれた子どもたちのお話で
タヌキのひとが営む探偵事務所に依頼される事件を解決しながら登場人物の背景を探っていくという
ジャンプらしいストーリー。
タヌキのひとが隠神(イヌガミ)と名乗っているのは隠神刑部だと思うし
キツネのひとが飯生(イナリ)なのは、ちょっとあからさまですが稲荷神だと思う。
雪男の子が岩木山の生まれなのは…岩木山には雪男の伝説とかあるんだろうか(よく知らない)。
あと日本だけでなく世界の生き物もいて、
ミハイ(ルーマニアの男性名)という吸血鬼のひとが太陽の下に出ない生活をしていたり
織くんと綾ちゃんのお母さんがアラクネ(ギリシャ神話に出てくるタペストリーの織り手)だったり
神話や民話をかじっている人間にはニヤリとする設定が出てきたりする。
主人公くんは隠神さんに見つけられるまで泥田坊って呼ばれてたよね…鳥山石燕の創作妖怪じゃん…!
屍鬼の子みたいですが、屍鬼って日本でもアジアでも事例がいくつかあって
(死体を食べる鬼とか死体を動かす鬼神とか)これという定義はなかったような。
この作品ではクーラーと呼ばれて血のない怪物っぽいですけども。

夏羽くん、あまり人と関わらずに生きてるし本人もあまり表情変えないので天然かと思いきや
「死ぬ以外は何でもやります」とも言う子なので物の道理はちゃんとわかってますよね。
自分の正体と能力を知ってからは自分がどういう場面で必要か考えて行動するし、
何事も生き残る前提で考える癖がついてると思う。
公園の木に住みついた紺ちゃんに話しかけるときも、暴走しかけた晶くんをなだめたときも
常に寄り添って自分の考えたことを伝える、素直でよい子。
織くんが大変なことになったときも織くんのところに駆けつけたけど、彼がしたのはあくまで協力で
織くんが本当にやりたいことを常に問いかけていたのが印象的でした。
あとピザをものすごくおいしそうに食べるのでこのマンガ読んでるとピザ食べたくなる…チーズが伸びるやつ…!
そんな夏羽くんと織くん晶くん、みんな性格全然違いますがいい感じの距離感で付き合ってますね。
織くんは紆余曲折あって妹もいたことがわかって落ち着いた感じですが
これから晶くんのお話になるのかな。
双子のお兄さんの名前が結くんというそうですが、2人の名前を並べると「結晶」になるんだね。
(しかも声が村瀬歩氏と石川界人氏だよ!アニキュー民としては感謝しかない)
そして隠神さんは役に立つのか立たないのかいまいちわかりませんが、彼らの良い保護者だと思う。

怪物の描写は三尸蟲がざわざわしたり巨大カエルやネズミの死体も出てくるし、
人間大の蚊が血を吸うしでちょっとお食事中とかに見るのは難しそう。
(あ、猫又さんのお話はよかったです)
BGMが蟲師とか夏目友人帳みたいな、静かに流れるタイプの音楽だったり
SEの音量もちょうどよかったりするので耳障りのない音響に仕上げられているからリアリティがあって
こういう、忍び寄る系の音響はゾクゾクして好きですが見る時間を選びますよね。
あと怪物だけでなく人間もおっかない、織くんの叔父さんめちゃくちゃやばい人だった…。
というか声が石田彰な時点でただの善人で終わるわけがないよね。
しかしあの回CMとばしても40分くらいありませんでした?っていうくらい体感時間が長かった…密度の濃い回。
話の展開は最悪でしたがBパート後半の石田氏の独演がすさまじくて2回聞いてしまって脳みそ狂いそうになった、
さすが魔性の声です。気を付けよう。


天地創造デザイン部は過去に原作を少しだけ読んだことがあって、
天地を創造した神様が動物を作ろうと思ったけどめんどくさかったので下請けに出した、という
なんとも大雑把な設定で始まることだけ覚えてましたが
内容はほとんど忘れていたのでアニメ化で再確認。おもしろいです!
会話が中心でともすると視聴者を置いてきぼりにするこの作風、既視感があると思ったら
シリーズ構成は横手美智子氏だった…こういう作品は彼女の真骨頂ですね。
デザイナーさんたちのお名前が太陽系の惑星(水金地火木土天海冥)になってるのかわいい、
冥戸ちゃんがいつも抱っこしてるアノマロカリスはぬいぐるみなのかな。
皆さん好きな動物や得意分野がそれぞれあって、たまに暴走したりドン引きしたりしつつも
才能を活かしたり空回りしたりしながらお仕事がんばっていていいですね。
(あと温泉回で金森さんがしれっと女湯に入ってて、GIが尊重されてるなと思った)
下田くんと火口さんは一緒にお仕事したいタイプだな~。上田さんは上司にほしいタイプ。
海原さんはランチしながらおしゃべりしたら楽しそう。金森さんとは仕事帰りに愚痴会したい。
土屋さんや水島さん、木村さんのデザイン論やトークをずーっと聞いていたい。
横田さんはクライアントして非常に優秀だと思う。

神様の下請けの天地創造社にいるデザイナーさんたちが生き物をデザインして
エンジニアが試作品を作って、神様が採用すれば地上に生き物として存在できる…と書くと
なんだか新種の生き物を作っているみたいですが、
できあがるのは馬や蛇や鳥やクラゲなど地上にいる生き物ばかりで
それらをどう作ったかをデザイナーさんたちの会話や試行錯誤のドタバタを通して見ることができて、
これひとことで言うと「地球上の生き物はなぜこんな姿や生き方をしているのか」を説明するアニメだな…。
何より目的論をがっつり投入して進化論を潰しに来てるのがすごいというか、
生物学の知識が投入されているぶんかえって際どい作品だと思います。派手ではないけど手堅くて優秀。
毎回、神様から「完璧な生き物」「若返る動物」とかざっくりしたオーダーがきて
デザイナーさんたちが苦心しながら考えて採用されたり不採用になったり悲喜交々。
金森さんが「クライアントのお任せがお任せであったことはなーーーい!!!」と金言を叫びますが
デザイナーさんたちもそれぞれ得意な動物があったりそれがもとで切磋琢磨してて職人だなって思うし
不採用時に現実的な理由がちゃんとあるのもなるほどなあ、と感心するし
さらに採用された生き物が実在するとわかった瞬間がたまりません。
いや、ゾウができたときのお話はびっくりしましたけどね…まさかの世紀末ゴリラからのゾウ…。
体を単に大きくするだけだとエネルギー不足になったり熱中症になったりするんですね。
大きいとそれを維持するための何らかの機能が体のどこかに必要になってくるわけで
それをトンデモ発想で追加していってゾウになる流れがおもしろかった。
あと存在する生き物だけではなく想像上の動物が存在しない理由もちゃんと説明してくれて勉強になります。
たとえばユニコーンは生物として存在できるかを考える話で
馬の体に角を生やすとカルシウム不足になってしまうというやつ、
馬に角一本生やすだけでも大変なんですね。。
ただ、できない理由は山ほどあるけどじゃあどうやったらユニコーンができるか考える企業風土は好き~。
龍を実現しようとしてぶち当たった失敗を逆に利用して新種の蛇が生まれたり、
子どもの落書きから生まれた生き物を何とか地上に存在させるために試行錯誤したり
(ハルキゲニアのモデルチェンジネタが登場していてよく調べてるなと思った)、
あくまでもストーリーの流れの中で付随的に生物の共通構造や生態をテンポ良く教えてくれるのがいいなあ。
生き物に必要なのは見た目ではなく部位。だからこそ完成した姿は無駄がない=美しいとされるのかな。
はあ…動物園に行きたい。

最新話で老化のシステムについて比較実験から語られていて、
「次世代が捕食されないために弱い若い個体より弱い老いた個体が狙われるようにする」
「老化で生き物が世代交代しないと多様性がうまれない」などを聞いてそりゃそうだなって思ったし
それに逆らってすべての世代を救い上げようとするのが人類のしていることかな、とも。
始皇帝からの人類の夢を真っ向からぶん殴りにいく姿勢が強いなあ。
あと案件9のエンディングがいつもの日本語から英訳した歌詞になっていて
クレジットも全部英語になっていて笑った。
主題歌CDにも収録されているみたいだから1度流そうってなったのかな。楽しかったです。


そういえばSHOW BY ROCK!! STARS!! の初回の話をこの前もチラッとしましたが
メイプル社長が運転中に頭文字D風になったり、カリオストロみたいなカーチェイスがあったり
モアちゃんが「時間と言ったことは守らないと!ぴゅる!」ってどこかで聞いたことあるセリフを言って
背後をハローキティ新幹線が通過したり、裁判で「異議あり」って逆転裁判風に言ったりして
ああいうパロディ描写を見ると1・2期の雰囲気が帰ってきた感がありますね。
特に新幹線のくだりはまさかのシンカリオン難民を救済せんとばかりのサービスシーン、
というかそこ新大阪~博多区間だったの!!!!????(笑)
CV佐倉さんのモアちゃんがCV佐倉さんのハヤトくんの決めゼリフをキメて自然な流れで新幹線、だったので
SB69新作は実質シンカリオン新作といっても過言ではないのでは←
だって中の人ネタにしてもシンカリオン選ぶとは思わないじゃん!
制作がサンリオなのでキティ新幹線を出しやすかったというのもありそうですが、
これはもしやSB69にシンカリオンコラボ回くる?(1クール作品でやるもんじゃないです)
そうでなくてもSB69はシンカリオンにも出演している声優さんが多いので
(佐倉さん沼倉さん村川さん逢坂さん細谷さん松井さん市来さん清水さんうえださん)期待してしまう。
モアちゃんがシンカリオン・ハローキティに乗ったりしませんか池添さん!(しつこい)

というわけで、追記にシンカリオンな日々です。↓
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テーマ : アニメ・感想    ジャンル : アニメ・コミック

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Author:ゆさ
猫に熱烈な愛をそそぐ本の蟲
歴史やアートも溺愛中
最近は新幹線とシンカリオンも熱い
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