今期アニメ感想~。
ぼのぼの、デジアド5クール目、ダイ大3クール目、憂国のモリアーティ2クール目、
フルバFinal、キングダム2期、幽白再放送ほか、新作を。
やくならマグカップも。
陶芸部活アニメと聞いて録画しまして、テンポ早いと思ったら15分なのですね。
美濃焼が題材ならじっくり描写する類の作品かな?と思いましたけど
ものづくり作品としても部活ものとしても、王道的な話にはならずに手堅いバランスでやれている感じ。
日常系ですが芸術とストーリーの重さを感じる脚本もよくてキャラクターも素敵で
15分じゃもったいない気がします。専門知識だけを並べたガチ陶芸30分アニメが見たいぞ!
陶器の光とキャラクターの眼の色がきれいで色彩設計さんがいい仕事してるなと思うし
ろくろ回してるときの手の作画とかも丁寧でぬるぬる動いてるので作画さん相当がんばってると思いました。
猫やサンタのマグカップとか、陶器のデザインもかわいいです。筋肉湯呑みがユニーク。
三華ちゃんが作ったらしい部室の入口のカッパの像かわいい、長良川のカッパ伝説からかな。
多治見の街並みを描いた背景美術もすばらしいです。
お父さんと一緒に埼玉から岐阜の多治見に引っ越した高校生が
学校の陶芸部で自分の母親の作品を見つけるところから物語が始まりますが
お母さんの作品はすべて三日月のモチーフが入ってて神秘的な美しさがあっていいな…。
石川界人氏がお父さん役をやるようになったんですね~娘の好きを応援するお父さんは素敵です。
(シンカリオンでも杉田さんが父親役やるようになったのか~としみじみしたよね…)
おばあちゃん役の真山亜子さんはちびまる子ちゃんの杉山くんで知りましたが岐阜の人なんですね、
流暢な岐阜弁すごく聴きやすい。
姫乃ちゃんが部室で試行錯誤したり図書館に通って勉強したり
お父さんにプレゼントする茶碗を作ったりコンクールに出すための作品作りで煮詰まったり
学校の裏にお母さんの作品を見つけたりしているうちに陶芸にハマっていくのが楽しくて。
誰に向けて、何の目的で、どんなものを作るか。普段どんな器を使っているか。それはなぜか。
自分の作った茶碗より十子先輩の作った茶碗の方がお父さんの箸が進んでいた…というの、
確かに悔しいよね。
お茶碗は食事のためのものなので、デザインも大切ですがご飯がおいしく食べられないとね。
デザインも使い勝手もプレゼントの気持ちもぜんぶ詰まってて
「もっとうまくなりたい」という上達への欲求とか、良きものづくりアニメだなと思いました。
Bパートがいつも、主演声優さん4人によるまるっと旅番組なのも楽しいです。
多治見の色んな場所をめぐって、アニメに登場する景色や多治見の文化を紹介してくれています。
工業高校の陶芸部と美濃焼ミュージアムめちゃくちゃ刺激と勉強になったし
モザイクタイルミュージアムいつか行きたいなあ~!
陶勝軒さんの「
たべられるモザイクタイルシリーズ」かわいかった!食べたい。
ましろのおと。
津軽三味線アニメさいこーー!!音楽アニメさいこーー!!!
毎回毎回、キャラクターの誰かが弾く三味線をがっつり聴けるのが本当に楽しいです。
音楽が主役の映像作品はその"音"が実際に聞けるのがいいですね~~(*´︶`*)。
吉田兄弟が監修してたり柴田兄弟が三味線の吹き替え担当してたりと
関係者による全面協力がクレジットで見られてワクワクします。
主人公が高校生だったり若い人たちが多いので、若手の弾き手さんたちが弾いてくれるのいいですね。
6年前の青森旅行で津軽三味線発祥の地碑を訪れたのを思い出したり(仁太坊の名前もアニメに出たね)、
三味線は楽譜がなくてある程度の決まり以外は奏者の自由で弾くって
吉田さんたちが何かの番組で言ってたのを思い出したりしました。
原作漫画は未読ですが作者が青森の人なのですね。
エンディングの山は岩木山かな、青森旅行で見たんだよな~5月下旬でとても綺麗に見えるいい季節だったのです。
またリンゴの花が咲く頃に行けたらいいな…青森のリンゴの花に会いたい。
主人公たちの津軽合宿で津軽海峡や龍飛崎が出てきたり
差別されていた奏者たちの歴史を聞くと松吾郎さんと前田さんのおばあさんのエピソードに対する視線が変わるし
松吾郎さんの「冬から春で音が変わる」って、弾く人にしかわからない感慨だなあと思いました。
ねぶたいつか本物見たい!
何のために弾くか自分で納得できないと弾けない雪くん、主人公ですね(笑)。
幼い頃に松吾郎さんの曲を聴いたという前田さんのおばあさんに
聴かせてほしいって頼んできた前田さんが真剣だからなお、
彼女のおばあさんの前で松吾郎さんの曲を何となく弾くことはできなかったんですね。
神木さんの演奏を聴いた後に自分のじょんがらがわからなくなっちゃったやつ、
圧倒的なものを見聞きした後にあれ、自分て何ができるんだっけってぐらつくことあるよね…
プロでもぐらつくことありますし、若いなら余計にそうなってしまうと思う。
仲間たちと松吾郎杯をめざす中で、松吾郎さんの真似ではなく自分の音を探し始めていて
「みったくねぇ音」にならないためにもがく姿に着実な成長を感じるし
愛好会メンバーとも影響しあっていて、青春だな~と思います。
細谷氏の完成度が高くて致命傷を負いました。。
雪くんと電話してるときのじょんがらの口遊みが凄まじくて巻き戻して5回聴いてしまった、
本当に渾身で創り上げてくる方だな…余韻の持たせ方がほぼ三味線の再現でお見事でした。
三味線って音が残るときああいう弦の響きするよな…みたいな。
若菜さんすごくいいお兄ちゃんだな~~東京に出た雪くんが心配で、がんばってたら安心して
松吾郎杯で伴奏に徹してるのをもったいながって弟のすごさをみんなに見せたくなってしまう(笑)。
(団体戦の講評とてもわかりやすかったですありがとう)
血が繋がっていなくてもすごく弟を大事にしてるお兄ちゃんは素敵です。
兄弟でやってた三味線セッション、どこの神社かわかりませんが
(夕焼けだんだんが存在する世界線なので台東区のどこかだとは思う)、
神様は鳴り物が好きといわれる存在だからいい音を聴かせてあげるとよろこびますよね。
そして2人の母がすごい。。パワフルで自らCMにも出て三味線大会も企画する社長。
主催者本人が誰よりも目立つパフォーマンスをする松吾郎杯の開会式すごかりし。
あとものすごい唄を聴かせてもらったーー!!!
小原節の吹き替えは吉田昌紀子さん(吉田良一郎さんの妻)だそうですね…かっこよかった…!
最後まで歌いきれないともやもやするのわかります。雪くんの叩きもすばらしかったです。
高校の三味線愛好会のメンバー、みんなよいキャラ^^
前田さんは素直で明るくてみんなのことが大好きな頑張り屋さんな子、
団体戦でいつも通りしっかり弾けてよかったですね。
山里さんは何でもそつなくこなす子ですがコンプレックスが重かったみたいで
団体戦前に吐きだして前田さんとの関係もぐっとレベルアップできたみたいでよかったー。
褒められ慣れてない彼女を見ると藍華ちゃんの「恥ずかしいセリフ禁止!」を思い出します。
矢口くんのスニーカーが黄色に青ラインで戦慄してます。どこかの新幹線みたいで。
神木さんの太棹を団体戦直前で雷先輩と交換して弾くことになったけど
スポーツをやっていたので難なく鳴らせてしまったのすごかった。
雷先輩、噺家の息子なら三味線もなじみありますね。
やってたのは細棹だったみたいですが
団体戦で聴かせてくれた大薩摩さいっこーにかっこよかったですよ!!ありがとうございました!!!
「アタシ楽しいことが好きなの」がもうダメでした鳥肌立ちました…歌舞伎見に行きたいよ~~。
(ていうか中の人ネタですが、雪くんと雷先輩が話してるとFreeのはるまこ見てるような気持ちになります。
キャラは全然違いますけど、名前も雷雪でセットなのでね)
愛好会OBで既にプロとして活躍中の神木さん、雪くんの三味線を聴いてからちょくちょく会いに来ますね。
雪くんと神木さんのセッションすばらしくてずーーーーーーーっと聴いてしまうな…
好きにさせない神木さん…弾かされる雪くん…合奏とは何か…飽きない…。
ユナさんもう出ないのかな~~タケトさんもまた出てほしいな。
松吾郎杯の会場が浅草公会堂でめちゃめちゃテンションあがりました☆
いいとこでやるんだな~~出してくれてありがとうスタッフ…お芝居見に行きたいよ~。
(雪くんが弾いてるのに音が聴こえないっていう描写で思い出したんですけど
のめりこむと役者のセリフや劇伴が聴こえなくなるあの感じ、久しく劇場で浴びてないな)
全国の高校生が集まるだけあって色んな出会いがあって演奏も様々、
弾いてるうちに糸が緩んで調弦が微妙にずれていくとか、適度な解説もあって
理解深まるわ演奏楽しめるわで本当に楽しいです。
簡単には優勝させてくれないライバルたちの描き方も部活の王道を外さなくて手堅いですね。
福岡の荒川くんのトゥインがおもしろすぎてずっと笑ってるんですが
大阪の梶くんをまさかの梶さんが声あててるのもおもしろくて笑ってしまった、
これ絶対狙ってキャスティングされてるでしょ^^
舞ちゃんの演奏、三弦の共鳴が鼓膜にビシバシきて終わっても耳の中でわんわん鳴ってるやつですね~。
すさまじく響きわたる音色で会場をわし掴みにするししばらく忘れられないけど、長く聴いてはいられない音。
実際、兄の総一くんは耳が痛いって言ってたしね…耳がいいんだろうね彼は。
わたパチって言われちゃった舞ちゃんが考える「勝つ」とは何か。難しい命題ですが考えていこうね。
審査はしんどいものだし点差を廊下に貼り出されるのシビアですな…。
あと今更ですが作画に影がないことに気づいて戦慄しています。
シャドーハウス。
原作未読で、ビジュアルが気になって録画してみたんですが
1話の主要登場人物がケイトとエミリコのみで舞台になっているのはケイトの部屋だけで
エミリコがかわいくて健気でケイトは淑女で、他愛のない会話をしているだけで脚本が終わっていて
劇場でお芝居を1本見たな…くらいの感想でしたが絶対に明るい話じゃないとわかったし、
世界観やシステムや生活について何の説明もなかったけどまったく気にならなくて
2人の会話に引き込まれてしまいました。
滲み出る不穏な空気と怖さがかえって疑問を生んで先が気になって仕方なかった。
何なのここ?なんでこの2人ここにいるの?他には誰もいないの?みたいな。
オープニングがコーラスのみだ~ゴシックで好みなやつです。
影の人たちがどっから声出してるのかとかあんま考えない方がいいのかな…。
ケイト様のすすがどっと落ちるとことか不気味でおっかないな…。
生き人形は人間なのかそれとも本当に人形なのかな…エミリコはどこからきたのかな…。
とか、とか色々考えてしまうのはそこかしこに仕掛けられた演出のせいかもしれない。
太陽の下にいるのにふと闇を感じるような、
光と影の強烈なコントラストとかちょっと懐かしいレトロな雰囲気とか長調のBGMに混ざる不協和音とか
あらゆる要素で視聴者を攻略しにきてる気がします。
バイオリン、チェンバロ、コーラスのBGM、アカペラの労働歌、ガラスが割れる音、不穏が音色でひしひしと。
いかに視聴者の中にある類似した記憶を呼び起こして補完してもらえるか、
そういうフックになる演出がされてておそらく制作側は自覚的にやってるし強くて冷徹だと思った。
エミリコの世界がケイトの部屋から屋敷全体に広がった2話から少しずつおもしろくなって
お披露目が始まった辺りから急にジャンプ漫画みたいになったなと。(原作はヤンジャン連載)
生き人形は人形同士や、シャドーと2人きりのときはともかく
社交場ではシャドーがどんな表情をしているかを表現する役割があるのですね。
シャドーたちはそうしてコミュニケーションをとるのね。
サラ・ミアのぴたりと一致した動きとケイト・エミリコの対比が生き人形の個を否定するかのようで…。
「生き人形はシャドーハウスに仕えることが幸せ」と笑い余計なことを考えるなという
明らかに狂気をはらんでいる世界観と、
シャドーハウスって何?などと余計なことを考えた先に何があるのかわからなくて怖い。(でもそういうの好き)
お屋敷は煌びやかだけど他のお影様と生き人形の関係から垣間見える闇や
「偉大なるおじいさま」という呼び方から感じられる保守的な響きにドキドキします。
お披露目は部屋から出られるけど3階の人たちに監視されることでもあるのかな…。
ジョン様とショーンも、ルイーズ様とルゥも、パトリック様とリッキーもそれぞれ個性的なペアで
ケイト様とエミリコに仲間が増えた感があるし、
それぞれのペアの関係や生き人形同士の関係、シャドーハウスのシステムも少しずつ明らかになって
おもしろくなってきたなー!という感じ。
エミリコがああいう子だからケイト様も影響されて色々考えるようになったのかな。
「ケイトとは違う個であってほしいからエミリコと名付けた」ケイト様の慧眼すごいし
(前から思ってたけど鬼頭さんて演技派ですな)、
「お披露目が終わったらわたしの秘密も全部話すわ」とかモノローグあってそれフラグー!!ってなってたら
…え…シャーリー様、なんで…せっかくラムとしゃべれた…のに…!(衝撃)
お祝いの席の後のエミリコたちの目が怖いよー!また一気に不穏な雰囲気に。。
あと先月末のアニポケのシゲル再登場回見ました!シゲルーーーー!!!(≧▽≦)ノ
「サァ↑トシくん」の第一声でホワ~~~~ってなってしまった、小林さん声が全然変わってねえ!
12年ぶりの登場おめでとうおめでとう、ポケモンの研究続けてるんだね。がんばってるんだね~☆
いやしかしさすが初代ライバル様…圧力とマウントが…格が違うなっ…!
「僕が認めるサトシのバディには僕と同等か、それ以上のトレーナーであってほしいからね」とか
相変わらずサァトシくんのこと大好きじゃんシゲル…(笑)。
ぐぬぬってなるゴウくんが握手したまま離さなくて「長い長い長い」って突っ込んでしまった。
サトシくんだけじゃなくシゲルもマサラ人だからね…ついていけるだけですごいよゴウくん。
サトシくんのバディになるにはいろいろな試練があるなぁ…。
カメックスもエレキブルも元気そうでよかったし
ピカチュウとのタッグかみなりと力強いガシィッ!をありがとうございました。
えっ何この、夢見てる僕たち最高さみたいな雰囲気…(それ違うアニメのOP)。
ファイヤー、最高潮に美しかったなあ…やっぱり初代伝説ポケモンの美しさは破格。
あとサトシくんに駆け寄るフシギダネがめちゃめちゃかわいかったし
リザちゃんもベトちゃんもケンタロスたちも懐かしくて(^◇^)楽しかったです☆
追記にシンカリオンZ9・10話感想と、N700S運転士たちについて叫んでます。↓
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