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2021_12
25
(Sat)23:59

お取り寄せな日々の過ごしかたその17。

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菓匠花見の小葉桜と室咲。
桜の花びらが浮き出ているの見事だし
雪か氷かわからない中に咲いたまま閉じ込められている早咲きの梅が美しい。

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くらづくりのサンタクロースと雪だるま。
サンタさんの足がぴょこんとしててかわいいし、雪だるまのつぶらな瞳がきれい。

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花扇のサンタクロースとクリスマスツリー。
サンタさんは去年と同じお菓子ですがかわいいのでまた買ってしまった、
目が隠れるほど帽子を目深に被っていてお腹を揺らして「ふぉふぉふぉ」って笑いそう。
クリスマスツリーのモンブランのような造形もきれい。

beniyachirst1.jpg
紅谷三宅からお取り寄せしたクリスマス和菓子。
サンタクロース・トナカイ・クリスマスベル・クリスマスツリー・スノーマン・手袋のセットです。
ホワイトクリスマスの要素が全部詰まっている!

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マフラー巻いてる雪だるまのお腹に猫の肉球の跡がついてた☆
飼い主が作った後に猫ちゃんが遊んだとか、そんなイメージだろうか。

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手袋には雪華模様がついてます。
この形の手袋を見るとウクライナ民話の『てぶくろ』の絵本を思い出します。
中から動物たちの話し声が聞こえてきそうな。

tonakaipafe.jpg
ヤオコーのトナカイショコラパフェ。
サンタさんと雪だるまもいたんですが、トナカイが一番かわいかったので。
ショコラプリンの上にトナカイの顔の形のチョコクリームが乗っています。

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ミスドのポケモンドーナツ!今年はイーブイもドーナツになりましたよ☆
パッケージもポケモンいっぱいでかわいい!
去年はあっという間に売り切れてしまってなかなか買えなかったけど
今年は落ち着いたのか、お店に行ったら待たずに買えました。

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食べマスうさまる、イチゴミルクとカスタード味。
うさまるはそこまで詳しくないけど、友人のLINEスタンプでよく見かけます。

tabesumicco.jpg
食べマスすみっコぐらし。しろくま・ふろしき・ぺんぎん?・たぴおか。
ふろしきとたぴおかは初登場。
しろくまとぺんぎん?はだいたい食べマスのラインナップに入ってますね。

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雪見だいふく40周年記念パッケージ、うさぎが40匹います!みんな小さい!
物心ついてから一番最初に食べて今でも一番好きなアイス、ロングセラーおめでとうございます。
カップアイスもシャーベットも食べきれないけどこれは2個ともまるっと食べられます。大好き。

yukimi402.jpg
こちらも40周年記念商品、雪見だいふく弾むぷにぷにモチ。
いつものアイスよりお餅がちょっと厚かった。

yukimi403.jpg
こちらも40周年記念です。すいーとぽてととコクのショコラ。
すいーとぽてとは安納芋を使っていてほんのり甘い芋味で
ショコラは去年の味よりパワーアップしているそうです。

yukimi404.jpg
「ありがとうの黄もち」とあったので一緒にパチリ。
ファンに黄よすリュウジと呼ばれることもあるリュウジさん、黄色いアイスはお好きですか。

suipenmaka.jpg
先月、Newdaysで見つけたSuica20周年記念のマカロンとミルクチョコサンド。
マカロンはひとつひとつ顔が違ったのでお店でめっちゃ選んでしまった。

suipencake1.jpg
ホテルメトロポリタン池袋には普段からSuicaのペンギンケーキが売っているのですが
(わたしも2年前に一度買いに行きました)、
11月はSuica20周年を記念して期間限定で蝶ネクタイがついていました☆
フクロウケーキのモチーフは池袋のイケフクロウから。

suipencake2.jpg
うちのすいペンとハヤトくんと一緒に。

あとね、池袋行った日はこれも見てきたんですよ~。
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イケバス!黄色いイケバス!!
イケバス(IKEBUS)は池袋駅周辺を循環しているバスで全部で10台走っているんですが
うち9台は赤くて何度も見たことあるんですが1台だけ黄色いんです、それがこれです!
別に道路のチェックなどはせずお客さんを乗せて走る営業車両なのですが、
ドクターイエローのようということで見ると幸せになれるという逸話が早速生まれています。わあい。

ikebus2.jpg
番号は7号車です。ラッキー7です。
10輪駆動でタイヤめっちゃついててかわいい。

ikebus3.jpg
ああ~~~~~かわいいんじゃ~~~~~~!!!(じたばたじたばた)
ちなみにデザイナーは九州新幹線800系をデザインされた水戸岡鋭治氏です☆
ご覧のような小型のうえに10輪駆動なので小回りが利いて狭い道も走れるそうな。
内部に電気モーターが組み込まれている電気駆動バスでもあり、
災害時にはスマホやPCなどの充電用の電気も供給できるらしい。

ikebus4.jpg
バスの上には池袋のイケフクロウがいます。目が光ってる。


さてさて、今年も色んなことがありました。
家族が2匹ともいなくなってしまったのが本当に本当に大きな変化で未だに実感がありませんが
このブログにも写真がいっぱいありますので時折眺めては和んだり泣いたりして偲んでいます。
(当時の記事に声をかけてくださった方々ありがとうございました)
帰宅して玄関開けようとするときに猫さまが飛び出してこないようにそっと開けなきゃとか
猫さまが通れるようにリビングのドアをちょっと開けておこうとか
こたつに入るときに猫さま蹴っちゃわないようにしなきゃとか
あれ猫トイレ掃除したっけとか、思考の片隅から彼女たちがまったく抜けて行ってくれません。
なので年明けの更新では新年のご挨拶はいたしませんし
年賀絵ではなく寒中見舞いを後日載せたいと思います。ご了承ください。
(皆様からご挨拶はしてくださって構いませんし年賀状も出しますし受け取ります。
あくまで猫たちの写真がたくさんあるブログ上でわたしからは行いませんという意味です。
ペットの喪中ってどう考えたらいいのかよくわかってなくて、色々奇妙に見えるかもですが申し訳ないです)

感染症は世の中の状況から予想はしてましたが終息がまったく見えず、手指を清潔に保つことや
不織布マスクやタッチペンやアルコールウェットティッシュを持ち歩く生活も相変わらずです。
お出かけは去年に引き続きそろりそろりで、
基本的には家にいて、出かけるならなるべく平日休みに空いてそうなところを選んだし
県内の移動は車だし、駅や施設のエスカレーターは間隔をあけて乗って
電車は最後尾車両の隅で小さくなってるしバスの座席も開いてる窓のそばに座ってました。
遠出したのは京都と奈良と名古屋だけで、あとは様子を見て都内に行ったくらいですね。
お店で食事もしなくなってコンビニおにぎりなどで済ませることが増えて
そういえばあのお店今どうしてるかな、と検索したらまだやっててホッとしたり
閉店してて泣きそうになったりしてました。
ミュージアムはいくつか行きましたが、今年もお芝居にまったく行けなかった…。
演者さんはマスクをつけずにお芝居される場合が多いので、やっぱりまだ行きにくいです。
親族にもあまり会わず、延期になっていた妹夫婦の結婚式と親戚のおじさんの法事を少人数でやったくらいかな…。
友人たちには天気のいい日に屋外で2回くらい会いました。お誕生日おめでとうも言いたかったし。
県外の友人たちとも連絡は取ってますが対面がまったくできなくてさみしい。

職場もゆる~~く運営中で職員の出張などもありましたが、基本リモート推奨だし
(わたしの仕事はリモートできないのでほぼ毎日出勤です)、
イベントも展示会もオンラインだし調査の問い合わせも基本は事前予約だし
利用される方々にはご不便になってしまってますがお互い様なのでどうしようもない…。
「学校も地域の図書館も閉まっていて他に頼れるところがなくて」とのご連絡を何度いただいたことか。
わたしたちもできるだけのことをしましたが果たしてどこまでお役に立てたか、
今年のこういう影響はいつかどこかで出てくると思う。
他館のイベントや図書館総合展など今年もオンラインで参加したり
展示が終わったのにこの状況でなかなかお返しできなかった他館資料をやっと返却できたり
春に退職された方がクリスマスカードを送ってくださって、お互い生き延びましたねってメールしたり
今年も試行錯誤や誰かのお心遣いに感謝する毎日でした。

年末年始はアニメJAMの配信で過ごします。シンカリオンのイベント配信ありがとうございます!
キャストさんたちのお話ものすごく楽しみ…特に鬼頭さんが何をしゃべるか…!
あと津田さんがラジオでシンカリオンに出会った1年を振り返ってるらしいので配信を見なければです。
そう!今年の年明けはのっけからシンカリオン公式の火炎放射を浴びて真っ白な砂になって
心の準備もできないうちに本編が始まり主人公が仲間に立ち向かうというとんでもない展開になってますね、
シンカリオンZの製作・放送本当に本当にありがとうございました!!!!!!!
シンカリオンが毎週放送される日々が戻ってきたのはめちゃくちゃ大きな出来事だった…
止まらないでいてくれてありがとうございます。
お陰で毎日が本当に楽しいです。いつも放送を楽しみにしています。
スタッフの皆さんお体に気をつけて、来年もよろしくお願いいたします。

というわけで、本年の更新は今日で終わりです。皆様どうぞよいお年をお迎えください。
来年も大変な年になると思いますが皆様にとって少しでもよい年でありますように。

「雪道や降誕祭の窓明り」杉田久女
(『ホトトギス』1922年5月号より)


追記にシンカリオンZの31話・32話感想です。↓

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2021_12
18
(Sat)23:54

線路は続くよどこまでもその7。

先日の日曜日、東京駅にて…。

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わーい☆

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18番線に停車中のN700S J5編成を眺めつつ…。

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ドクターイエローT4編成試運転下りの日でした!17番線です。
お仕事中のT5編成に代わって来週から検測のお仕事に出ますので
その前に検測機器などを確認する試運転だったようです。
お隣のN700Sとの並びもすっかり定着しましたね。

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珍しく1号車の運転席の扉が開きっぱなしになっていた!

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Sさんが出発していったので18番線ホームに移動して撮影。
こうしてみるとやっぱりお顔が細長いなあと思います。

Dryellow118.jpg
1号車から7号車まで車輪の部分は基本的にはこの形なのですが。

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4号車だけ急にゴツくなって脳がバグる。測定台車です。
レーザー装置と高低変換器がついていて、走りながら地面に向かってレーザーを照射して
その反射によってレールや枕木、道床などの状態を検測します。
4号車内には軌道検測室があって検測データが蓄積・整理されます。
10月にT5に会えたときのパンタグラフもですが最近、ようやくイエローの機器を撮影する余裕が出てきました…。
いつも会えただけでうれしくっていっぱいいっぱいになってしまうのでね。

Dryellow120.jpg
正面に戻ってきました。
運転士さんが何度か手を振っていらしたのはホームにいたご家族連れへのサービスかな。

Dryellow121.jpg
確か今年の夏くらいだったと思いますが
「T4のお顔の一部の塗装が剥がれている」という目撃情報がファンの一部にありまして、
やっと確認できました。本当だった。
穴はふさがれているのでお仕事に影響はないと思いますが、何ともおいたわしい…。
これ以上傷が増えませんように。

Dryellow122.jpg
N700Aの隣からタイフォン鳴らして出発していかれました。
来週からのお仕事もがんばってね~!
(予想ではクリスマスイブとクリスマス当日に走行かも?とのことです)

T4がT5と交代するたびにドキドキして、T5がT4に交代するたびにホッとしています…。
まだ走ってくれるんだなって。
本当に、本当に、いつどうなるかわからないので毎回ハラハラする…少しでも長く走ってね。


tokyosta82.jpg
そういえば9月に「東京駅グランスタ地下1階にあるエスカレーターのひとつが
Maxラストラン仕様になっている」写真をご紹介しましたが、
この日に行ってみたらE6系仕様になっていました。
E6系さんといえばこの秋から東北新幹線内を「はやぶさ」として単独運転しているのが話題ですね!
赤いこまちではなく赤いはやぶさ…そのうち撮影できたらいいな。

tokyosta83.jpg
先月の名古屋旅行で700系のアルミニウムのリサイクルについてご紹介しましたけど
そのリサイクルアルミが使われている東京ギフトパレットにも寄りました。
こちらの白い暖簾にもアルミニウムが使われています。
(お仕事中の700系(イエロー)を見てから引退した700系の名残をしのぶという、700系尽くしの日でした)

以下、写真が多いのでたたんであります↓クリックで開きますのでどうぞ。

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2021_12
11
(Sat)23:52

楽しく冷静に情熱的にかましていこう。

今期アニメ感想!
ぼのぼの、ダイ大5クール目、やくもと夜叉姫2期、ワートリと鬼滅3期、幽白と映像研の再放送ほか、新作を。

ブルーピリオド。
バトルアニメでもないのにメンタルがギッタギタになるアートアニメ。何もかもがグサグサくる。
部活が舞台になっている美術部アニメはこれまでもありましたけど
美術とは何か?というテーマを真っ向から問うた作品はあまり見たことないですね。
音楽や芸能など感性をテーマにした作品を描くのは非常に難易度が高いですが
美術という概念とか線や色だけに限らないアートの世界が描かれていておもしろいです。
エンディングのイラストを原作者が描いていると聞いて映像研みたいだな!ってなった、
あれのエンディングも原作者が原画描いてますね。

1話の森先輩の「あなたにそれが青く見えるなら、りんごもうさぎの体も青くていいんだよ」に
すこーーーーーーーーーーーーーんとやられました…ほんとそれな…。
森先輩すごく好きです、矢口くんが美術部で先輩の絵を初めて見るシーンは魔女宅を思い出しました。
武蔵美に受かって「ああ、これでずっと絵のことだけ考えていられる」って素直に喜ぶのとか
「好きなことをやるって、いつでも楽しいって意味じゃないよ」ってしれっと言うとことか、好きですね。
矢口くんは先輩はずっとブレてないと思ってるみたいだけど、
彼女自身もきっとブレないために相当な努力をしていると思う。
矢口くんが先輩の絵を見て美術の授業で提出した早朝の渋谷の青い絵…
渋谷の朝がどうかは知りませんが朝焼けが青く見えるっていうのは何となくわかります。特に都会の朝は。
朝日に照らされた高層ビルやマンションなんかがそう見せるんですかね…。
矢口くんの美術始めは青なんですね。
(ブルーピリオド=青の時代ですが矢口くんはピカソに比べてだいぶポジティブに世界が見えていると思う)
もともと絵画に何が引っかかるものがありつつも目を背けていた矢口くんがとうとう美術に向き合って
先生や先輩も矢口くんの描くものに感じるものがあって、彼の「好き」がだんだん引き出されて。
高2でいきなり藝大を目指すとかチャレンジャーやな…!
橋田くん世田介くんと一緒に行った展覧会で(会場が都美でしたね!)、
ピカソやフェルメールの前は素通りしてたけどドガのエトワールに惹かれてましたね。
展覧会の感想が凡庸なものになってしまうのはわたしも同じなのでとてもわかりますが
「美術は理解できなくて当たり前。高尚で敷居の高い場所。じゃなくていいのかも」というとこに
彼が辿り着いたのは思わず拍手を送りたくなりました。
主観がキャプションと違っちゃうって悩んでたけど違っていいのだよ。否定されるものではないよ。
(でも「ちゃんとわかりたい」という姿勢もとてもすばらしいよね)
「楽しんでつくったものを否定されたら立てなくなりそうでこわい」からの
死ぬほど悩んで悩んで「本音を技術で武装する」「俺の絵で全員殺す」
「俺が描く絵は俺の好きな絵にしよう」って境地にやっと至ったのに
なかなかすぐに切りかわれないのもわかる~~。でも道がみえるとちょっとわくわくしますね。
試験やコンクールはこわいよね。合格=肯定とか不合格=否定じゃないのに、落ちたら否定と感じてしまう。
一次試験での鏡割れのアクシデントを作品に転用できる大胆さがあるかと思えば
すぐに気落ちしちゃう不器用さもあって、二律背反な悩ましさが矢口くんの魅力だと思います。

美術部の顧問がCV平野文で「解釈一致!」と感激。飄々とした教師は好きです。
「好きなことをする努力家はね、最強なんですよ」「失敗という概念は一度捨ててみて」「美術に失敗はない」
「世間的な価値じゃなくて、君にとって価値のあるものが知りたいんです」
「矢口さんは表現したかったことが明確にあったから(色を)感覚的に選ぶことができた」
矢口くんがそのとき欲しい言葉を的確に言ってくれる佐伯先生ほんと好きです。
…そんな感じで美術部では好きに描いていいけど予備校に戻ると評価の世界になるからしんどい。
でも予備校でも大葉先生がこれまた毎回名言を連発してくれます。
「絵画は二次元じゃない、三次元なの」「良い絵は構図が良いのよ」「作品は諦めたらそこで完成よ」
「いい絵ってさ、カラーでも白黒に変換しても綺麗なのよ」「縁は糸の形をしてた?」
「自分らしくないものに触れてみないと、自分の世界が広がらない」
「結果がすべてじゃないなんて言うつもりはないわ。でもこの数ヶ月、君たちは自分の弱さと強さに向かい合った。
そして描き続けた。それは必ず君たちの財産になるわ」
特に「トライ&エラー!トライ&エラー!トライ&エラーよ!」の威力がすごくて
絵を描くときずっと脳内で響いてますよ。
ダメなところはド直球に指摘しつつ、ちゃんとアドバイスくれて褒める時はめっちゃ褒めてくれる人。
佐伯先生は欲しい言葉をくれる人だけど、大葉先生は必要な言葉をくれる人なんだな~。
声がデカくて、自宅に生徒のプロファイルを持ち帰り研究して、学校ではありとあらゆる課題を出して
生徒たちの最高の絵を引き出そうとする大葉先生はかっこいいです。
一次試験の後に気持ちが切り替わらない生徒たちを東京駅のインターメディアテクに連れ出して
息抜きさせて新しい視点をもたらしてくれるのも素敵でした。
佐伯先生もですけど、師に恵まれていることは矢口くんの数多あるラッキーの中でもとびきり大きなものだと思う。
…そういえば大葉先生自身はどんな絵を描くんでしょう。B6クロッキー帖持ってるので、描く人だとは思うんだけど。
世田介くんどんどん好きになります!\(^o^)/
本当にこの子には美術しかないんだなって、アーティストの話を聞いてるような気持ちになります。
そんな子だから矢口くんはいつも世田介くんに話しかけるときは緊張していて
でも美術部でも予備校でも話せないことを世田介くんとは話していて、
彼が容赦ない子だからっていうのもあるけど、ゆかさんとは別の意味で丸裸でしゃべれる相手なんだな。
二次試験が始まる前に矢口くんに言った「終わったら俺は家でポケモンやる。
だから今日だけは無理した方がいいよ」うわーかっけえなあ…あとまつげ長げーなオイ…。
要所要所で関わってくる橋田くんも良いキャラ、河西さんが関西弁しゃべると故郷感があっていいよね。
藝大卒の姉のプレッシャーを感じまくって色々葛藤しつつもカロリーメイト食って明るく振る舞ったり
試験のお昼休みに巨大弁当箱にがっつく桑名さんをぎゅってしたい、みんながんばってて好きです。

音楽漫画のアニメ化は音色が聴ける良さがあるしアート漫画のアニメ化は作品に色がつくのがいいと思うので
(イメージが定着しかねない諸刃の剣でもあるのでギリギリに落とし込む難しさもあるけど)、
作画は正直、もうちょっと枚数何とかなりませんかねって思うけど劇中の作品の再現度は高くてよきです。
美術がテーマであるならばなおさら神作画で観たいよね。
ゆかさんの絵があまり劇中に出てこなかったのなぜだろうと思ってたんですけど
それはゆかさんがやりたいことではなかったからなのですね…。
デザインや服飾に興味があるのに言い出せないのは、
アイデンティティを否定したうえに手まで上げる両親がいる家で
唯一「ゆかちゃん」と呼び味方でいてくれるおばあちゃんを喜ばせたかったからで、
日本画経験者でかつて筆をくれたおばあちゃんのために日本画をやってたのね…それはつらい…。
「俺の好きだけが自分を守ってくれる」の言葉にお守りのようにすがっていて
痛々しい心の震えが伝わってくる花守さんの演技が圧巻でした。
ゆかさんはSOSを出していて、助けると言った矢口くんの言葉はうわべだけだと見抜いていて
安全な陸からでなく水の中へ来い、溺れた人の気持ちは溺れないとわからない…
でも矢口くんはゆかさんと一緒に溺れないことを選んだ、なぜなら受験があるから(笑)。
小田原の海の民宿でお互いに鏡を見つめながらセルフヌードの自画像を描くシーン、
矢口くんは「思ったより細くて情けない体」を、ゆかさんは「あたし」ではなく男性の身体を見つめて
服を着ることの自由さと裸になることの難しさを突き付けられる。
"救命道具を持って海に飛び込んだ"矢口くんと溺れていたゆかさんが文字通り赤裸々に語らうことで
優等生も何もなくなって同じ海の青に染まっている描写がすさまじかったです。
答えは何も出ないけど「裸も、裸を飾る自由さも醜さも愛おしい」と言うゆかさんは本当に美しかった。
矢口くんはゆかさんと共に泳ぐことで自分の世界が広がったし
ゆかさんはファッションの世界に方向性を変える勇気を矢口くんからもらったのかな。
「自分の裸を見つめ、自分の裸を見せるのはありのままを認めること」
「自分のいいところは案外他人が見つけてくれる」と大葉先生も言ってましたが
人生経験のすべてが絵に直結していくこの作品、おもしろくて怖いです。
つくづく彼女は”恩師”というものの概念だと思います…あなたもまつげ長げーな…。
次は二次試験!「楽しく冷静に情熱的にかましていきましょう」それができりゃ苦労ねーのよ先生…。
そんな試験当日にそれまで酷使した体がとうとう悲鳴をあげた矢口くん、すわ棄権??てなったけど
1日目は何とか耐えて2日目は大葉先生のアドバイスでどうにか出席。
試験はひたすら観察と技法と時間配分のモノローグで、描きながらテーマを模索していくんだな…。
ヌードモデルを相手にどうする矢口くん。原作読みたい。


でーじミーツガール。
1分半でストーリーは伝えられるか?という実験的なアニメでもあるそうですが
わたしは違和感なく見れています。成功してると思う。
沖縄の海辺にある実家のホテルで働く主人公の舞星のところに
東京から「すずきいちろう」という男性がやってくるところから始まって、
ホテルの中を魚が泳ぎまわったりガジュマルの樹が突如巨大化したり夕陽がいつまでも沈まなかったり
人ではないものたち(たぶんキジムナー)が宴会をしにやってきたりと不思議な出来事がたくさん起こります。

「でーじ」はウチナーグチでとても、とか大変な、という意味だそうで
確かにこんな毎日は「でーじ」ですな…。
舞星のおばあ(職業はユタかな?手首や首に数珠のようなものをつけて手の甲に模様を描いてた)が
「あの子はちょっと難儀だね。ピカピカ光とうてどんな遠くからもゆうわかるさ。あのウカミは手強いさね」と。
しかしおばあの方言ほとんどわからなかった…字幕ください…。
舞星もおばぁみたいに何でもわかるようになりたいのね。
すずきは何か良ろしくない神が憑いてるのかと思ってたら宴会のお客さんに不思議空間に放り込まれてしまって
クライマックスが近いなと思いました。
最新話ですずきは夢を持って東京に行ったけど現代の感染症でその夢をなくしたことがわかって
急に話が繋がってびっくりしました、これ現代の物語だったのね!
すずきの人生を見つめてすずきを見つけた舞星、ここから彼を助け出して沖縄に戻れるのか気になります。
ちばりょーー首里城!!


舞妓さんちのまかないさん。
小腹のおやつからがっつりご飯まで、祇園で舞妓さんたちの毎日の食事を作る女の子と
一人前の舞妓になるため日々きばっていく女の子の物語です。
つじあやののOPよき~~~京都の人だもんね、ぴったりですね。
祇園が舞台だから四条通やその周辺がたくさん映るのいいですね、
辰巳神社、八坂神社、八坂の塔、南座、四条大橋、四条烏丸交差点のビル群、
わたし京都行くといつもあの場所通るし買い物したりするなあ…。
祇園のお店の看板が外に出てないのとか細かくてちゃんと取材されて描かれてるなあと思う。
インストゥルメンタルのEDで映る夕暮れの鴨川飛び石を歩く2人がキラキラしてて素敵☆

お支度した舞妓さんたちが首にナプキンつけてスプーンでオムライス食べてるの愛しい。
おにぎりとか一口で食べられるように小さく切ったカツサンドとかフォークで切れるホットケーキとか
味はもちろん、舞妓さんたちがお仕事に出かける前や合間に食事しやすいように気を配るキヨちゃんすごい。
舞妓になりたくてスーちゃんと一緒に京都に来たけど舞妓にはなれなくて
青森の実家で培った料理の腕を活かして働いてるのたくましすぎる…!
(故郷のおともだちでバーローの声帯を持つ健太くん気になります健太くん)
スーちゃんがお稽古して初めて髪を結ってお化粧をして見習いになって店出しになって…って
だんだん舞妓さんになってゆくのすごいと思うし応援したくなりますね。
髪型や着物や帯の形で文化やしきたりがわかるのわくわくします。
着物のままコンビニ入れないとかスマホ持ってないとか、21世紀なのに??っていう突っ込みもしつつ
舞妓さんたちの生き方を少しずつ見させてもらってます。きばっていこうスーちゃん。
スーちゃんが下駄履くとキヨちゃんとものすごい身長差がうまれるのドキドキする…。
エピソードの終わりに毎回「すみれとキヨの今日のまかない」というコーナーがあって
劇中に出てきたお料理やお菓子の作り方やレシピが紹介されるの楽しい~!
2人の好きなものトークとかつる駒おねえさんの暴走ぶりも楽しいし
3人がパジャマ姿にマグカップ持ってるので寝る前のホッとおしゃべりのひととき感があってよきです。
唐揚げの話ばっかしてた回があって唐揚げ食べたくなりました。ごはんアニメはお腹がすく!


あと最近になって王様ランキングを見始めたんですが作画というか絵がめっちゃうまいですね…!
ダイダくんとデスパーさんが好きかもしれないです。あとミツクビさんの声。声がね。うん。


追記にシンカリオンZの29・30話感想です。↓

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2021_12
04
(Sat)23:58

手に手を取って。

joshibi1.jpg
女子美術大学に行ってきました。
相模大野駅から女子美相模原キャンパスまでは神奈川中央交通のバスに乗って終点まで行きます。片道20~30分。
(時間を調整したいので徒歩で行けないかと行く前に色々調べてはみたんですが
大学周囲のどの駅からもどんなにがんばっても片道30分以上かかってしまうとか
登り坂が多いということがわかって諦めました)

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終点「女子美術大学」のバス停に到着。これは入口の看板です。
大学の正門とは別の場所に美術館の正門があるので左に向かって歩いていきます。

joshibi4.jpg
バス停から3分くらい歩いて到着。こちらが美術館の正門です。

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女子美アートミュージアムの看板。
展覧会の看板もバス停とか大学正門とかここの入口とかあっちこっちにありました。

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正門を入って見えてくる建物の1階がアートミュージアムです。
入場無料、撮影不可、入口で検温と手指消毒があります。あとマスク必須。

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企画展「暁翠先生と女子美術学校」を鑑賞します!
女子美の黎明期に日本画の教授を務めた河鍋暁翠と教え子たちを紹介する展覧会です。
展示室は一部屋ですが、暁翠の孫の河鍋楠美氏から女子美に寄贈された5点の作品と
暁翠が女子美にいた頃の写真や資料がたくさんありました。
(休日でしたが鑑賞者はわたし1人しかいませんでした。学校の人とか見に来ないのかな)

暁翠については父親の河鍋暁斎とともに過去の展覧会で作品や遺品をいくつか見まして
展示室の入口に飾ってあった写真も見たことあったな~。
左右にいる教え子さんたちと手を繋いでいる、とてもあったかい写真。
1905年3月に普通科の3年生たちともに撮影された写真だそうです。

暁翠が女子美初の日本画の女性教授として勤務していたことは、実は最近までわかっていなかったらしい。
過去に女子美の校舎や関係者の自宅が火災に見舞われることなどがあって
多くの資料が失われてしまったことが影響しているそうです。
それでも、実家の河鍋家には女子美時代の写真や資料が残っていたり
女子美の同窓会誌に当時の学生が「河鍋先生」のことを覚えていて寄稿していたりと
女子美時代の暁翠をたどれる資料はいくつかあるようです。
1901年に女子美が開校し(今年で120周年ですね!)翌年1902年には教授として赴任していますが
在職記録の資料は残っていないようで、
当時、暁斎の門人だった島田友春が女子美で日本画を教えているのですが
彼が1902年11月に退職するにあたり後任として10月に採用されたのが暁翠だったということが
同窓会誌に卒業生が寄せた「島田先生から河鍋先生に変わった」という記述からわかるそうです。
1905年3月の卒業写真に暁翠が写っていて4月以降の写真には確認できないことと
1907年に長女を出産していることから考えて、おそらくこの間に退職しているのではないかとのこと。
(その後は内弟子の暁月が身重の暁翠の代わりに女子美に勤めていたようです)
暁翠の在職中は同じ日本画の教授として武村耕靄、端館紫川、仁田雪子などがおり
日本画の教室は生徒数が少なく一部屋で様々な年齢の生徒たちを教えていて
卒業生の寄稿には「とてもなごやかな気分」で過ごしていたという記述がありました。
教え子の石川千代や清水たつ、佐々木うめらの回想では
日本画や盆石(湖月遠山流)を習ったという記録があり、
暁翠と交流のあった大柳いくさんの回想では
「髪は夜会巻で袴をつけて、身体を大きく左右に揺らせながら独特の歩き方をする人」だったと。
ちなみにこの大柳いくさんの娘の大柳久栄氏(女子美卒業生)が行った調査によって
暁翠が女子美の教授だったということが判明したのだそうです~。
いくさんの母のふみさんが暁翠と2~3歳違いで仲がよくて交流があり、
いくさんは暁翠におんぶしてもらったことを覚えていると回想なさっています。(大きな背中だったらしい)
(大柳のお宅にも暁翠の作品や資料があったそうですが火災に遭ってしまったとのこと)
暁翠がいくさんに宛てた年賀状が展示されていて、
消印が1936年1月なので暁翠が亡くなった後に遺族が発送したものですが
真ん中に鶴を一筆書きにして「賀正」の文字が入ったシンプルなものでした。
暁翠最晩年の年賀はがき、とても貴重なものだ。

暁翠の女子美時代の写真は1902年10月~11月に着任記念で撮影されたと思われるものと
1903年3月28日の卒業式、1904年3月の卒業式、岡本操や児玉ゆきら教え子たちとともに写っているもの、
1905年3月の卒業式のものなどが残っているそうです。
どれも学生や先生たちとともにズラリと並んで撮影された集合写真で、
着任当時は少々緊張しているとみられる表情も、数年経つとやわらいでいるようで和みます。
(卒業写真には藤田文蔵(女子美創立者で初代校長)や佐藤志津(2代目校長)や
島田友春が写っているものもありました)
教え子の岡本操が1904年9月に渡米する際に暁翠に贈ったはがきも展示されていて
「渡米に際し河鍋先生に参上す」と記入されて2人で撮影した写真もありました。
日露戦争の影響もあってなかなか厳しい渡米だったそうですが
彼女は1915年に帰国して、巣鴨で琴を教えていて
1955年に発行された同窓会誌には「河鍋先生」について思い出を書いています。
女子美60周年に発行された「女子美祭」の冊子(1960年10月29日~30日)には
卒業生の山脇敏子が「あの頃」というタイトルの随筆を寄稿していて
「手をとって教えていただいたのは河鍋先生と新田雪子先生の2人だった」という記述がありました。
教え子の人たちは暁翠に教えを受けたことを数十年経っても綴っているのだなあ…。

河鍋楠美氏の回想では、暁翠は1935年5月7日に国府津の島田氏別邸に行き
出産祝いに鍾馗の水墨作品を2点描いているのですが、
描き終えて「少し休ませてほしい」と横になってそのまま脳溢血で亡くなったんでしたね。
1935年10月26日発行の同窓会誌13号には「職員及会員の死亡」というページがあって
数人の名前の中に「河鍋暁翠」とありました。
暁翠の初七日参列者名簿(1935年7月)も展示してありましたがこれ過去に展覧会で見たなあ、
正田富美子さん(暁翠に絵を習っていた)とか
ベルツ花子さん(暁斎の晩年の主治医だったエルヴィン・フォン・ベルツの妻)などの名前があるもの。
上部が焦げてるの何でだろうと思ってたんですが火事で燃え残ったからだそうで…そうなんだ…。
暁翠の遺品である砂子用具(にかわ)や焼筆入れ(焦げた柳箸)、
絵の具箱(暁斎→妹のきく→弟の記六→暁翠と受けつがれた)や絵の具の展示もあって
これも過去の展覧会で見たな~と。
「河鍋豊印」「暁翠女史」印など17個もの印章の展示もありまして
暁斎より多いとは聞いているけどこんなにあったんだな。。
他にも、1892年の大日本書画大家一覧には婦人画のところに「日本バシ 河鍋暁翠」とあったり
1899年11月発行の「暁翠能楽図絵」の道成寺のページが開かれていたり
1961年に高島屋で開催された近代百年を彩る女流画家展に暁翠の「老松群鶴図」が展示されたり
『女子美100年の歴史』(2001年)の1900年~1912年の項に岡本操の暁翠宛はがきが載っていたり
暁翠の功績をたどれる資料が展示されていました。

「筆をとめてこちらを見つめている暁翠の後ろに柿と鳩の図の掛軸がかかっている」写真は
暁翠を紹介する資料や映像で何度か見たことがありますな…。
村松梢風が1926年7月に撮影した「河鍋暁翠先生」は59歳の頃の写真で夏着物を着ていますね。
あと暁翠の死後に浅草寺伝法院で暁翠遺墨会が開催されたこともあるようで
参加者の集合写真の中に暁翠の遺影が飾ってあるのが写ってました。

最後に暁翠の作品展示。
「柿に鳩の図」「百福図」「江口の君」は過去に展覧会でも見ましたので久々の再会。
百福図のお多福さんたちが画面にい~~~っぱいいるの本当に見てて楽しい☆
暁斎の死後に引き継いだという七福神錦絵シリーズから「毘沙門天寅狩之図」「巳年の福神遊図」、
暁斎のタッチを懸命に再現した様子が見て取れました。細かくてすごいよ…。
「夕顔と蟲図」は夕顔の葉っぱに群がる5匹のバッタが描かれていて
葉っぱもそうですがバッタの細かさよ…!普段から虫を観察していないと描けない絵だと思う。
「婦人図」は春夏秋冬それぞれを4幅の掛軸で表現していました。
春は囲碁を打つ人たちの近くの衝立に蕨の絵が描いてあって
夏は赤ちゃんを抱っこした人の近くを竹笹を持った子どもが歩いて行ってて
秋は三味線を弾いている女性の着物が紅葉柄で、庭に萩の花が咲いていて
冬は猫を抱っこした女性の近くに子どもが水仙の花を持っている。
暁翠も猫の絵を描くんだ!お父さんやお父さんの師匠(歌川国芳)みたいに。
そういえばさっきの大柳久栄氏の回想で、池の端の暁翠宅に行くとスズメが籠で飼われていたり
猫に牛乳(当時は高級品)を与えていたりしてびっくりしたというエピソードもあるそうな。

展示物もキャプションもとても勉強になったので小さくていいから図録かパンフとかあるとよかったな…。
せめてパネルの解説だけでも撮影できるとよかったな…著作権で難しいのかもしれないけど…。
あ!そういえば澤田瞳子氏の『星落ちて、なお』がパネルで紹介されていました。
まだ読んでないんですけど、女子美時代のこととかも書かれてるみたいなので気になるなあ。

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相模原キャンパスの紅葉も綺麗でした。

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相模大野駅の改札前にあった巨大クリスマスツリー。
今年は紅葉がゆっくりでまだ何となくクリスマス気分ではないので不思議な感じです。さてさて。