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2022_03
26
(Sat)23:56

お取り寄せな日々の過ごしかたその20。

springmomo.jpg
花扇の春songと桃の花。
ピアノに桜の花模様がすごくおしゃれです☆
去年も出ていたお菓子だったのですがタッチの差で売り切れて買えなかったのでゲットできてうれしい!
桃の花は雛祭りのお菓子です。

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かんだ和彩の蝋梅・春の香り。
明るい黄色の梅の花と、雪の下から顔を出す蕗の薹。

hinaukosako.jpg
かんだ和彩のお雛様・右近左近・菱餅。
雛人形や菱餅のお菓子は何度もいただいていますが
左近の桜と右近の橘がモチーフのお菓子は初めて見たかも。

someharu.jpg
くらづくりの染井桜と春景色と桜餅。
桜のお菓子が増えてくるとワクワクしますな~~春はすぐそこ。
埼玉の桜はたぶん来週くらいには満開になりそうです。

hinasakura.jpg
店頭にはお雛様がいらっしゃいました。

hontenama.jpg
本店にいたアマビエ様オブジェ。くらづくりのお菓子がモチーフになっています。
川越在住で発泡スチロールアート作家のヤジマキミオ氏の制作だそうです。→こちら

whiteanimal1.jpg
紅谷三宅からホワイトデー和菓子をお取り寄せ。白いアニマルたちです☆
アヒル・白犬・シマエナガ・羊・アザラシ・白猫の6匹。
みんなつぶらな瞳でこっちを見つめてくれてかわいい☆(羊とアザラシは寝てるけど)

whiteanimal2.jpg
すごい、どこからどう見ても白い。そして羊とアザラシは寝ている。
羊は寝るときに数えますけどアザラシは寝るときに数えるのでしょうか、
アザラシが1匹、アザラシが2匹…。(日本語だとあまりリズムが合わないかもしれない)

akatsuba.jpg
鶴屋徳満から開山良弁椿と閼伽水をお取り寄せ。
椿の花は、東大寺二月堂の修ニ会で練行衆のひとびとが作る椿の造花がモチーフで
閼伽水は修二会のお水取りの行で汲み上げられる若狭井の水をイメージしているそうです。
修二会はずっとずっと行きたいと思っている行事ですが今年も行けなかったので
せめてお菓子で奈良の春を。

akamizu.jpg
閼伽水を割ってみました。美しい青☆

tabemasudora.jpg
食べマスドラえもん2022。いちご味とカスタード味です。
ペロッとした顔とウィンク顔がかわいい。

7mikecake.jpg
セブンに売ってたマイク・ワゾウスキ☆
前にも販売されてましたがそのときは買うタイミングを逃してしまったので
また出てきてくれてうれしいです。
ジェームズ・P・サリバンもいましたが…お菓子になってかわいいのはやっぱりマイクの方でしたね…ごめんね。

yukimishingen.jpg
雪見だいふく桔梗信玄餅☆
桔梗屋さんが監修なさってるそうですよ~お餅はきなこ味で黒蜜もちゃんと入ってておいしかったです。

roseber.jpg
弟くんからのホワイトデーのお菓子。ベルンのローズベルノワーズ。
キルシュ漬けのさくらんぼがまるごと入っていておいしかったです。ありがとう。

lunchkama.jpg
ランチパック鎌倉殿の13人コラボ。
13種類の野菜とチキン入りのちょっと辛口の味でした。からいものが苦手な方はご注意を。

kandogoshuin1.jpg
東京感動線の御朱印帳をJRE MALLから購入。
山手線の座席シートの柄が西陣織で表現されているそうです!
今の御朱印帳が終わったら使おう。楽しみです。

kandogoshuin2.jpg
山手線といえばシンくんです!!これ持って一緒に田端駅に行きたいです。

あと!あと!!
今月16日はナガラくんの、21日はシマカゼくんのお誕生日でしたが
あおのさんがお誕生日イラストを描いてくださってましたな~~~!!!!!→こちら
ロスに突入しつつあるファンの心に染みる創造神様からの供給!!!
放送が終わってしまったのは寂しいですが
あおのさんにこういう業務外のイラストを描ける余裕ができたことが何だかうれしい…ありがとうございました。

昨日は「シンカリオンZのない金曜日なんて…」などとしょんぼりしておったのですが
4月からTOKYO MXにて再放送されることになりましたな~~☆
放送後に見逃し配信もあるそうで前作と同じ流れでうれしいです。ありがとうございます。
全41話なので1年も放送ないですが、終わる頃には何らか新情報の発表があるといいですな。
あとボイメンさんたちのZ情報局も久々に配信が予定されているそうで、そっちも楽しみです。
前回記事にも書いたけど新幹線イヤーなんだから盛り上げていこうず。

新幹線イヤーといえば今年は東海道新幹線ののぞみ号が30周年ということで
読売新聞中日版で「軌道 のぞみ30年」の連載が始まっています→こちら
定期的に掲載されるみたいで楽しみ、いろいろ勉強になります。
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2022_03
19
(Sat)23:53

新幹線は止まらないその2。

shinkaliz2.jpg※クリックで大きくなります
ニューチャレンジャーたちのゼーット。(Z8話の感想記事の絵から増えました)
みんな1年間お疲れさまでした。

shinkali143.jpg※クリックで大きくなります
Zに登場した先輩たちのゼーット。
大きくなったねー!また会えてうれしかったです。

shinkali144.jpg※クリックで大きくなります
肩を組んで。
これはレイくんが登場したときに描き始めた絵ですが
他にも前作運転士が登場したら足そうと思って待っていたら遅くなってしまいました。
最初はレイくんだけが笑顔の予定だったのですが気づいたら全員笑っててすごい、
彼がいるとみんな笑顔になりますね。

shinkansha19.jpg
2月のZ感謝祭でファンクラブ会員のチケットについてくる予定だった白Tシャツが
ファンクラブ会員限定で販売されたのでゲット。
感謝祭については本当に本当に公式のお心遣いに感謝したので惜しみなくお金を落とすのだ。


…というわけで。追記にシンカリオンZの41話の感想です。↓

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2022_03
12
(Sat)23:54

最終回のストーリーは初めから決まっていたとしても。

今期アニメ感想。
ぼのぼの、ダイ大6クール目、王様と舞妓さんち2クール目、ヴァニタスと夜叉姫2期、
幽白とユーフォニアム再放送ほか、新作を。

平家物語。
アニメで平家物語をやるって聞いたときはどの部分をやるのかなと思ったのですが
池澤夏樹個人編集の日本文学全集の平家物語(古川日出男訳)が原案と知って
あっガチでそのままやるんだ、ってちょっとびっくりしました。
しかもTVシリーズということで、ああ、だったら主だったシーンはやれるんじゃないかなと。
(2時間映画とかじゃちょっと語り切れない長さですからね)
映像研のサイエンスSARUが作ってるからぬるぬる動くし監督が山田さんだからぬるぬる動くし
キャラデザの高野さんの絵がぬるぬるした動きにぴったりでとても良いです。好き。

今回のアニメではびわ、というオリジナルの女の子を登場させて
彼女の目から見た平清盛一族が描かれる形式になっています。
たぶん彼女は大河ドラマ義経にいた白石加代子さんみたいな、
平家のすべてを見届ける役目(そしてやがて琵琶法師になっていく)なんだろうなと思う。
悠木碧さんやっぱりめっちゃうまいですね…悠木さんの低い声すごく好きです。
あとTVシリーズとはいえやっぱりダイジェスト気味になってしまうのはもうどうしようもないな…。
すべて(たとえば延慶本)をアニメ化するとなるとやっぱり大河ドラマみたいな尺がほしいですね。
(ぶっちゃけると大河ドラマの尺でも描き切れるかわからんけどね)
シリアス一辺倒にならずにちょこちょこ笑えるシーンもあってシリアスな展開をぐっと引き立てているし
複雑な家系図をセリフだけで説明するの難しいだろうなって思うし
(たとえば天皇や法皇を後白河法皇とか高倉天皇とか安徳天皇とか後鳥羽天皇とか
諡つけちゃってるのは本当は間違いなんだけどそうしないと知らない人には伝わらないしな…とか)、
やっぱり古典の映像作品を「見ただけで物語やキャラクターをわかってもらう」のは
ほんと難しいなー!という気持ちで見ています。
あと女房を女御って言っちゃっててアレっと思ったな…。
キャストクレジットにも「女御1」「女御2」ってあったけど「女房1」「女房2」の間違いですよね。
あの部分のアフレコ録り直しとかは…されないんですかね…。

最初は早く続きが見たい気持ちがすごくあったけど、物語が進むにつれて
平家の先行きには修羅場しかなくなっていくので背筋がひんやりするようになってます。
原典でもそうですが重盛がいなくなってからの、平家唯一の良心みたいな軸を失って
坂を転がり落ちるようにぐちゃぐちゃになっていく様が…実に鮮やかですね…。
なんというかこう、手に入れた権力を当然のものとしておもしろく歌ったり踊ったりしてるときに
その権力にともなう責任というか自分たちの幸せと引き換えに何を奪っているかを一切考えなくて
今が永遠に続くと信じていて、信じられる環境にいることに無自覚でまさに"奢る平家は久しからず"で
新しく出現した別の力(源氏)に追い落とされていく盛者必衰がものすごい。
権力を持ったら責任に向き合わないといつか滅びるというのが意図的に描かれているし
"あっち死に"する清盛への因果応報とか祇王たちの出家とか維盛の熊野詣と入水とか、
最終回あたりで映像化されるかわからないけど灌頂巻の建礼門院の往生とか
改めて末法というか中世の仏教思想が根底にものすごくある物語だなと思いました。諸行無常。
びわ以外のキャラクターが割と「原典のままの人物像」なのもよくて
物語に描かれているキャラクターがそのままアニメになっているような印象です。
キャストさんのお芝居も現代劇的なとこが多くて(現代人がやってるんだから無理もないですが)
そんな中でやっぱり清盛と後白河のお芝居がダントツに上手い。
玄田さんの「おもしろかろう?」でぜんぶ相殺しちゃう清盛の愛嬌と残酷さとか
千葉さんの後白河の何とも言えない味わい深さみたいな雅さとか、
どこで平安時代っぽさを担保するのかみたいなバランスの取り方が果てしなく上手い…。
子どもたちも孫たちも原典から出てきたようなキャラクターで
「あっ重盛」「これは徳子」「まんま維盛」って感じなのがすごいですね。
重盛の子どもたちの中で一番大人に見えた維盛が実は全然成長できてなくて
一番精神的に幼かったはずの資盛がいつの間にかものすごい現実主義者になっててびっくりした、
えっ古典でこういうキャラだったっけ?もう1回読み返さなきゃな…。
資盛がびわに「出ていけ、おまえのこともおまえの琵琶の音も嫌いだった」って言ったのは
たぶん六波羅にいても危険だからと思ったからだろうし
びわもその気持ちをちゃんとわかっているの、ここまで来た感がありますね。
初回で父親を禿たちに殺されて平家を恨んでいたはずのびわが
自分と同じような目を持つ重盛と出会って過ごすことでチャラになってあまり引きずらないで
導入部分と今の感情ラインがいまいち繋がらないような印象があるけど
静たちに連れられて越後で母親と再会して見える者としての役割を見つけたみたいになって
これで最後まで果たしてどう繋がるかな~と思う。
そもそも平家物語なのでびわだけの物語にはできないし
でもびわの物語を語らないと彼女を物語に登場させた意味がなくなってしまうので
ストーリーラインの葛藤が難しいですよね。中盤以降は特に。
重盛と清盛とごっしーのドッタンバッタンキャラのうち2人が前半で退場してしまうので
その後がこう、どうしてもダイナミックさに欠けるというか…致し方ないのだけど。

あとこれネトフリ先行配信によると全11話だそうなので、今の放送ペースでいくと3/24に最終回なので
つまり壇ノ浦の日(1185/3/25)の近くに最終回をぶつけてるのだいぶ意図的だなと思います。
大河ドラマ鎌倉殿の13人と並列で進んでいくのも意図的。どうやってプロデュースしたんでしょうね。
先にアニメで平家側のあれこれに心をざっくりやられてから見る大河ドラマ(源氏側)は
一体どんな気持ちで見ていくことになるのかな。


薔薇王の葬列。
中世イギリスの薔薇戦争を舞台にしたシェークスピアの『ヘンリー6世』『リチャード3世』が原案。
原作マンガは読んでいませんが、薔薇戦争については多少知っているのと
シェークスピアの戯曲はリチャード3世を見たことがあって、その知識があれば何とかなりそうかなと。
王冠がランカスター(赤薔薇)とヨーク(白薔薇)の間をせわしなく行き来する中での
様々な人々の策謀や葛藤がどんな風に描かれるのかなあと見ています。
欧州の人々の習慣で親子で同じ名前の人とかいて気を付けてないと結構混乱するよね、
1話の時点で既にリチャードとエドワードが2人ずついますが
最終的にはリチャードは3人だしエドワードも5人、ヘンリーも3~4人とかに増えますよね。
中世って洋の東西を問わず戦争や小競り合いが多くて人の入れ替わりが激しいので
あれっリチャード〇世もういないの?ってなったりしますので…。
そういえば原作マンガの菅野氏が「マフィアの抗争だと思ってください」っておっしゃってたけど
日本の中世の内ゲバも一族郎党総ヤンキーみたいに言われたりするので
イギリスも似たようなものだったんですかね。

2クールっぽいですがシリーズ構成がかなり飛ばしてるのは
15巻以上あるっぽい原作マンガを全部アニメ化するつもりなのでしょうか?
制作陣はこの作品の何に注視して、どこにポイントを置いて物語を進めていくのか不安になるような。
原作マンガは無料公開されていたところは読みまして、人物描写には魅力がありましたが
アニメは色々すっ飛ばしているのでそれらがほとんど消えているような。
奥行きを感じず紙芝居のような作画にも何か演出意図があってそうしてるのか…。
そういうところも綿密に描写されるのか否か。それは制作側の見せたいところになるのか。
などとごちゃごちゃ考えておりますがしばらくは見続けていこうと思っています。
ようやっとキャラクターがエピソードを重ねて少しずつ深みが出てきた気もしますので。
戯曲でめちゃくちゃなピカレスクに描かれているリチャード(のちの3世)くん、
この作品では父親のリチャード2世(ヨーク公)を敬愛していますが
両性具有の体を持っているためか母親のセシリーさんからは悪魔の子と忌み嫌われていて
でも戦うと強いから兄たちからはあんまり見捨てられたりしないし
なぜか彼の周りに現れるジャンヌ・ダルクの亡霊(?)とも会話ができたりする。
なぜか羊飼いを名乗ってるヘンリー6世とは森で出会って(シェークスピアの作品て森のシーン多いよね)
戦うどころかラブラブになってしまったりしますので、そのへんもどう見せていくのかな~という感じですね。
後半はたぶん、バッキンガムとお友達になってあれやこれやがどう描かれるかだと思いますが
リチャードくんもですがキャラクターがみんな好戦的で誰もが何か企んでるしすぐ裏切るし
中世の歴史劇だし戯曲だな~って思います。
観客が飽きないようにひたすらハラハラさせて続きを見たいと思わせる。上手いです。
あとちょこちょこ出てくる白い猪は何なの。かわいい。


時光代理人。
写真を媒介に過去の世界にタイムスリップできる能力を持った主人公と
写真を使って過去の世界にタイムスリップさせる能力を持ったもうひとりの主人公と
クライアントから依頼を受ける時光写真館の大家さんの3人が織りなすタイムトラベルものです。
羅小黒戦記の上陸以来中国アニメも吹き替え放送が増えてきましたね~。
画面も作画も音楽もきれいなのでもっと色々な作品を見てみたいです。

何らかの理由で過去にやり残したことがある依頼人のために
光が小時を写真にダイブさせて依頼をこなしていくのですが、
小時が割と正義感のあるタイプでその場の感情に任せて動いてしまって
光に「過去に干渉するな」「過去を問うな」「未来を聞くな」ってお小言をもらうのがだいたいのテンプレ。
パラレルワールドや祖父のパラドックスはなくてドラえもん形式ですね、
過去から未来はひとつの線で繋がっているという設定のやつ。
小時も別に愚かではなくて、任務は任務としてきちんとこなすんだけど
どうしても目の前の出来事に心を寄せたり怒りを覚えたりして行動してしまうことがしばしばあって
過去を変えてしまわないかと光はハラハラしていたりもする。
でもその行動が結果的に依頼人のためになったりすることがあるのも、タイムスリップもののお約束。
あ、いっときだけ、明らかに過去を変えるレベルで干渉してしまってさすがに小時もドキっとしたときに
光には未来が変わった様子が見えなくて、
その後もどんどん道筋は変わっていくのにやっぱり変わらないらしいことがわかって何でだろうってなってたら
まさかその写真の中の時間が2008年5月だとは思わなかった。
四川大地震という絶対的なゴールがあって、その写真の中の人たちは全員亡くなると決まっているから
どんなに干渉しても未来に影響はないということなんですね…。
このエピソードは本国の放送だと、ゲストキャラクターが四川方言でしゃべっていたらしくて
ああ、それは気づけないなと思いました…吹き替えだと方言の表現ではなかったから。
小時が今は何年何月だってカレンダーを見たのも終盤だったので…そりゃ助けたくなりますね。

いやしかしお約束の活かし方がうまいなあと思います。
ゲストキャラがこの人救われないんだろうな…とか、この人たちズッ友なんだろうな…とか
この人たちきっと再会できるんだろうな…とか、この人たちきっと結婚しないだろうな…とか
視聴者が想像してるとだいたい当たるようなストーリー作りがされていて、
途中すごくドキドキする盛り上げ方になるんだけど(それも上手い)
着地点がいつもいい意味でやっぱりそうなったかーってホッとなります。
あと最初は依頼を受けてくるだけだった苓が最近は2人の仕事にからみ始めてきて
最終的に3人で手分けするようになったりするのかな…色々楽しみにしています。
(2期もあるらしくて、ぜひとも気兼ねなく楽しみたいので
アニプレックスはさっさと現地スタッフのクレジットをOPかEDに載せてください。よろしく)


リーマンズクラブ。
学生時代からバドミントンをやっていた主人公が、就職した先でも実業団バドミントンを続けていて
平日はサラリーマンをやりながら退勤後や休日は会社のチームでバドミントンをやるという、
"バドリーマン"を描くアニメです。
てっきりがっつりとバドをやるのかと思ってたら営業のお仕事がメインの回もあったりして
本当にタイトルのとおりサラリーマン×バドミントンなんだなと。
舞台が埼玉で、主人公が勤務している会社の最寄り駅が浦和駅で館林に工場があって
バドミントンの大会は深谷ビッグタートルで開催されていて親近感がわきます☆
わたしがテレビで見ていたときに後ろから覗きこんできた弟くんが
「ビッグタートルじゃん」て一発で言い当てたの、美術さんの仕事がちゃんとしてるからだなと思いました。
(弟くんが学生だったとき部活の県大会がここで開催されたことがあるのです)

主人公くんがすっごい典型的な不器用くんで
そんな不器用くんにものすごい陽キャの先輩がついてぐいぐい引っ張ってくれるっていう、
まあわかりやすいっちゃわかりやすいですけども安心して見ていられます。
学生時代のトラウマで立花くんに引け目を感じて試合でうまく能力が発揮できない白鳥くんを
宮澄さんが手と言葉で鼓舞するのめちゃくちゃ良かったですね。
同僚キャラクターも基本的に善人しかいなくて、企画書がうまく作れない白鳥くんのために
みんなで集まってわちゃわちゃしながらアイディア出して整理して組み立ててくれて、
あ~こんな人たちと仕事したいなって思います。
佐伯兄弟の兄は物静かで弟はめちゃくちゃ生活力あって(名前がそれぞれ髪の色なんですよね)
エンディングの止め絵で2人で並んで家庭用ゲームしてるときに
2人とも体ごとコントローラーを動かしていて何この兄弟超かわいいじゃんってなりました。
あまり会話はなさそうですがお互いの性格を理解してるっぽくて
兄はシングルスで弟は別の人とダブルス組んでるの、とても良好な関係性を感じる。
そんな弟くんがペアを組んでるあがり症の竹田さん、えっすごい良いにいちゃんですな…。
自分があがり症だって自覚ある人、これから伸びる予感しかしないじゃん。克服方法もわかったしね。
最新話で碓山さんのアツいハートを見せつけられて、碓山さん~~あなたそういう人だって思ってたよ!ってなったし
トマリ運輸の人たちが手伝ってくれたのもめっちゃアツくなりました。
バドミントンの大会ではバチバチ戦っていても、仕事の上では協力関係にあるの良き。
ユニシックスとミツボシ銀行にも色んな意味で拗らせた兄弟がいそうで、そっちも楽しみです。
内田さんと古川さんが同じチームなんだよなー!(BANANAFISH脳)

白鳥くんと宮澄さんはかなり前に一度会ったことがあるみたいですけど
あのエピソードが今後のキーになっていくのかな。
宮澄さんがバド辞めてしまうのかもしれないのはちょっと切ないエピソードになりそうですな…。
ネギジンジャーうまくいくといいね。
(そういえば先月の鬼滅でとてつもない声を聞かせてくれた逢坂さんが
このアニメでは全然違うタイプのかわいい声を出していらっしゃってひっくり返りそうになりました。
逢坂さん今放送されてるアニメで全部違う声でしゃべってるけど喉どうなってるの??
声優という人たちマジでとんでもねえです。
あと逢坂さんと杉田さんのキャラがバドのコート越しに会話しててフフってなってしまった、
一緒に収録とかできてるのだろうか。
あと村瀬さんと石川さんがシングルスで試合しててめっちゃ笑いました。
あなたたち先月のヴァニタスでも戦ってなかったっけ?ご縁のあるお2人おもしろい)


追記にシンカリオンZの39話・40話感想です。↓

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2022_03
05
(Sat)23:54

君は、西から飛んできた鳥だ。

富安陽子さんの『博物館の少女-怪異研究事始め』を読みました。
大阪生まれの女の子が文明開化初期の東京へやって来て
上野博物館(現在の東博)を訪れたのをきっかけに、
様々な人と出会いながら古美術にまつわる怪異を調べていくことになるミステリーです。
かつて上野の寛永寺の奥では怪異学の研究が行われていたという設定で
その研究のための品々が収められている博物館で主人公が働くことになるという展開だけでわくわく、
もう何も言うことはありませんでした。
近代化が進み始めたとはいえそこかしこに江戸時代の名残が残る文明開化と、博物館と、怪異。
何ですかこのわたしの好きなものばかりを詰め込んだ、わたしのために書かれたような物語は!
わたしはこの物語をただただ楽しめばいいんだ!と思えてしあわせでしたし、
実際、読み終えて期待通りの部分と期待以上の部分がものすごくあって本当に充実した読書時間でした。
(いや、富安さんの本は何を読んでもそうなんですけど)

300ページ以上あるけど例によってあっという間に読んでしまったし
何しろ富安さんなので下地になっている歴史の調査ががっつりされていることがわかるし
主人公の行動範囲が広がると同時に世界が広がっていくのもわかるし
近代化と博物学と宗教と戦争と古美術と黒手匣にまつわる怪異など、エピソードと伏線のバランスがとてもよくて
相変わらず見事なストーリーテラーだなあと感心してしまいます。
富安さんの物語って書かれたものに何ひとつ無駄なものがなくてすごいんですよねいつも…
すべての登場人物、登場する物、起こる事象が最終的に全部活かされて終わる。
怪異が怪異としてすべて解明されずにふわっとしたままなのも、消化不良なままにはしなくて
ああ、怪異ってこれくらいわかっててこの先はわからない方がちょうどいいよね…ていう
落としどころを見事に見つけてくる。
どんどん力をつけていくし大好きになる作家さんです。ずっと書き続けてほしい。(シノダの続きも待ってるよ!)

物語は1882年、大阪で古物商を営んでいた親を亡くした花岡イカルが
母の遠縁を頼って神戸から船で東京へやって来るところから始まります。
横浜港で船を降りて、その年に開通したばかりの汽車で新橋へ行って
そこから馬車鉄道に乗り換えて上野停車場へ向かう主人公☆(まだ東京駅は存在していません)
この時代は大阪もかなり賑やかだったはずですが、横浜~新橋や上野界隈の賑やかさも
伝わってきておもしろかったし、
イカルの遠縁の大澤家のひとびとは幕府側だったため戊辰戦争後はかなり苦労して
それをイカルの母親が援助していた縁でイカルを引き取ってくれることになったとか、
上野博物館はこの時代は東博と科博に分かれていなかったから
仏像や武具と骨格標本や剥製が同じ館内に展示されていたりとか
(イカルが見たキリン(キャプションに麒麟と書いてある)の剥製はあれですよね、
今は壊れてしまったために科博の収蔵庫に仕舞われているあのキリンですよね??
そうだよねえあのキリンも展示されている時期があったはずなんだよな…)
そんな風に上野のお山の歴史というか、
寛永寺が上野戦争で半分以上焼け落ちたところに博物館と上野動物園がオープンした話とか
博物館や図書館の役割や当時の人々にどう捉えられていたかとか
キリスト教をイカルの親世代は非難めいて語るけどイカルは興味津々とか政府の神道国教化政策とか
ふとしたところで書かれる”人物や出来事のバックボーン”にわくわくドキドキ。
物語の底辺に史実があって、作者がそれをおろそかにするつもりがないと感じられるだけで
テンションあがってしまうのでわたくし…色んな意味で。

タイトルに博物館とあるだけあって、ちょこちょこ出てくる古物や古美術に関する描写がおもしろいです。
今では当たり前にある博物館ですが、当時、ようやく、少しずつ少しずつ、各地に建設されるようになって
一般市民に解放され始めた公立の博物館がどんなに珍妙で未来的でわくわくするものだったことか。
主人公のイカルが古美術商の家の生まれで父親の仕事を見ていたので古物の知識が身についていて
博物館で五重塔の模型を見てまず出てくる感想が「よくできた模型」なのすごいと思う。
仏像の立像・坐像の区別もつくし阿弥陀や薬師などの見わけもつけられるし
(「お寺でもないのに仏さんだらけや」っていう感想、言われてみればそうだなあと思っちゃった)、
田中芳男に鑑定してみろと出された花瓶がフランス陶工が伊万里の土で作ったものだと一発で見抜くし
(これ町田久成が井上馨にやられたエピソードですよね)、
博物館の裏の古蔵で織田信愛(通称トノサマ)の助手をすることになって
アキラくんと一緒に品物と台帳の突き合わせの仕事をやるときも
「それはイラタカの数珠」「摩利支天像です」「青面金剛像」と、一目見ただけでズバズバ言い当てていく。
ミイラの作り方について聞かれて長々と話し始めちゃうところは専門家あるあるだし
湯島の河鍋家へ行った帰りにちょっとお散歩してたまたま道具屋を見つけたときに
「なつかしい知人と再会したような気分」になったりする。
(そしてその道具屋で見た1枚の伊万里が博物館の蔵にある伊万里と対であることを見抜くのが
ミステリの王道をいく展開になっていてますますドキドキした)
古物や古美術に対してのリスペクトもあって、暁斎の百円の鴉についても知ってるし
トヨが絵描きの娘で彼女も絵を描く人だと聞いて「自分の腕一本で食べていけるなんてすごい」と素直に感心したり
トヨの家にお使いを頼まれたときに「河鍋暁斎の家に行ける!」ってなったりする。
でもその割には大澤家でお花のお稽古をするのは嫌いなんですね^^;
(後見人になってくれた大澤家の登勢さんが「しかるべきお家に嫁げるよう」にと
立ち振る舞いのマナーやお花や裁縫の稽古をつけてくれているのです)
たぶんこの子あれだ、華道について研究するのは好きだけどやらされるのは嫌いなタイプだ…!
まあでも華道や裁縫が好きな子ならともかく、
13歳の子が何もかもきちんとしなさいとか言われ続けるのはしんどいよね。
そんな大澤家で息が詰まりそうになっているときに、登勢さんの娘の近さんが訪ねてきて
(しんどい描写が必要以上に長続きしないのも富安文学の特徴です)、
まだ東京見物もしていないというイカルのために、近さんの娘のトヨ(15)と一緒に
「上野の博物館へ行って帰りにお団子でも食べていらっしゃい」とおこづかいをくれて
ここから物語が動き始めた感じがしましたね。
久し振りに外出できて、大阪と東京は空の色が一緒だ、と気づくイカルの解放感がとてもよかった☆

あとこの物語のもうひとつの魅力は、実在の人物が富安ナイズされて登場することです。
60ページくらい読むだけで大澤近と河鍋豊と田中芳男と町田久成と織田信愛(賢司)の名前が出てくる!!
もうどうしようかと思いました。読みながらこの人知ってる!この人も!!みたいになっていた。。
(別に顔見知りというわけではなくても、知ってる歴史上の人物というだけでテンションあがっt(以下略))
大澤近は河鍋暁斎の3番目の妻ですがサバサバした素敵なキャラクターになっているし
彼女の娘であるトヨ(のちの河鍋暁翠)はいつもニコニコしているやさしい子だし
(この本ではまだ暁翠と名乗ってはいないし父親の暁斎は名前しか出てきません)、
田中芳男は学者らしい落ち着いた見識と頼もしさのあるおじさんだし
町田久成は田中さんの語りの中にしかいませんが相当変わったおじさんだし。
(主人公が子どもの頃に実は重要人物と出会っていたというのはミステリあるあるですが、
この物語の町田さんは塩を使ったおまじないを知っているあたり、かなり詳しい人だと思われる)
織田信愛は元高家で榎本武揚と一緒に戊辰戦争で戦っていたおじさんですが
この物語では気難しく、古美術に詳しく、矍鑠とした気骨のある老人として描かれています。
んん~~富安さんの書く物語だなあ(*´︶`*)☆
強い人と弱い人とやさしい人と気難しい人と清濁併せ呑む人のバランスがとてもよいです。
ここに主人公のイカルと、アキラくんという織田家の奉公人と
神田天主堂の大人たちと子どもたちという、この物語だけの人々が関わってきて
上野博物館の古蔵から盗まれた黒手匣をめぐって長崎の隠れキリシタンにまで話題がおよんで
司法省のお雇い外国人だったロッシュの死をきっかけに物語は一気に加速して
黒手匣の本当の使い道が明かされていくのですが、
もう後半はずっとどうなるのどうなるの…ってドキドキしながら読んでいました。
黒手匣にまつわる事件そのものはフィクションなので富安さんの創作ですが
その事件がなぜ起きたか…なぜその黒手匣が存在しなければならなかったのかという理由のベースには
人類が太古から慣れ親しんできた宗教観や古典の存在が感じられる結末になっていて
それもまたお見事と拍手するしかありませんでしたなあ…。
理由についても黒手匣の持ち主本人ではなく、
トノサマが研究者としての知識を総動員して推測するという形で語るのみで
真実は誰にもわからないまま…というのもとても良き。
何より怪異というものに対してわたしたちは本当に無力だというのを
改めて思い知らされてしまったなあという気がしています。
神様や妖怪などにカテゴライズをされていない、まだ人類が存在そのものに気づいていない、
人の形をした人ではない、人類とはまったく異なる理のなかに生きているものたち…。
黒手匣の持ち主に対してイカルが抱いてしまった感慨は、13歳の子どもにはあまりに壮大で
これはちょっと誰かがケアしないと考えすぎてしまうぞ…と思っていたら
今回の事件に一切関わっていないトヨがイカルから話を聞いて肯定も否定もせずに
古典を引用しながら「過去にこういう事例があるからもしかしたらあるかもしれないね」と語ってくれたことで
イカルの心が少しケアされたのとてもよかったです。
トヨは本当にやさしくて賢い子だなあと思ったし、
たぶんこんな風に怪異に向き合って考えて整理することで人類は不思議な物事と一緒に生きてきたんだろうし
現代人もきっとこんな風に怪異と付き合っていくのかなあ…などと思いました。
必要なのは知識と想像力。これに尽きるなあ、とも。

(だってイカルが仕事を得たのは成り行きと人の縁があったからですけど
彼女自身に古美術を鑑定できる目利きの能力があったというのは絶対に大きくて、
それは子どもの頃に家で自然と身に付けた知識の力なんですよね…。
あの時代に女の子がひとりで生きていくのはとても大変なことで、大澤家という後見はあるけど
彼女が自分の知識と能力を活かして働ける場所に辿り着けたのは本当に幸運なことだと思うのです。
トノサマと一緒に働くことが彼女にとっての幸いになるかは、今後に期待というところだと思いますが…。
富安さんの過去作には「気難しいキャラクターと付き合う主人公」というパターンがとても多くて
たぶん全部が幸いにはならないだろうなあ、という想像もついてしまうので^^;
でも絶対に不幸にならないこともまたわかっているので、そこは安心しています)

あとこう、何て言えばいいか、富安さんの物語の登場人物って
本当に色んな意味で”その人らしく”生きているのがとてもいいんですよね…。
物語のために動かされたりしない、その人がその人自身の心によって行動した結果、
物語が展開して結末を迎える…という流れになるっていうのはとても大好きです。
キャラクターは決して都合よく動かず、みんな好き勝手に行動していて
えっえっこんなに風呂敷広がってどうなるの大丈夫なの??というところから
さっきも書いたように見事なまでに収束していく構成は富安文学の真骨頂。


装画が禅之助さんで、ジョサイア・コンドル(作中ではトヨがコンデールさんと呼んでいる)の
設計した上野博物館も細かく描かれていてすばらしい。

こちら、シリーズ1作目ということらしくてまだ序章なんですね…続きが読めるんですね!
イカルの博物館助手としての仕事も怪異の研究も始まったばかりだし、
彼女が子どもの頃に経験した怪異や町田さんによるおまじないなど明かされていないこともあるし
次巻も期待しています。
河鍋暁斎とか出てきたら絶対トノサマに負けないレベルの変なおじさんキャラだと思う…!
あと本編で田中さんが教えてくれたイカルという名前の由来。
彼女の母親の故郷の斑鳩にちなんでつけられたもので鵤という鳥、美しい声で鳴く強い鳥だという
エピソードをイカル本人が聞くシーンがとてもよかったです。
町田さんが出張前に田中さんに言った「西から飛んできた鳥が一羽、博物館に迷い込んでくるかもしれない」
という言葉を受けて田中さんが「君は、西から飛んできた鳥だ」と確信するシーン、
イカルは怖かったかもしれないけどわたしはドキドキしたよー!こういうの弱いです。

次に上野や東博に行ったら…状況を考えるといつ行けるかわかりませんが…
イカルのことを考えてしまうかもしれないです^^