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ゆさな日々

猫・本・歴史・アートなど、好きなものやその日考えたことをそこはかとなく書きつくります。つれづれに絵や写真もあり。


夏越の祓。

  1. 2016/07/02(土) 23:57:01_
  2. 歴史
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
onoteru1.jpg
台東区下谷の小野照崎神社へ夏越の祓に行ってきました。
毎年6月30日(大祓)・7月1日(富士山の開山日)の2日間だけ解放される境内の富士塚に
前から一度登ってみたかったので。

照崎は小野篁が陸奥守時代に住んだ地と伝えられ、後に主祭神として奉斎され神社となりまして
さらに菅原道真も相殿に祀られているので(江戸二十五天神のひとつで通称渡江天神)、
学問のご利益があるそうです。
また俳優の渥美清さんがかつてお参りしたところ映画がヒットしたという逸話も伝わるため
芸能のご利益もあるそうです。
他にも健康や病気平癒、厄除、交通安全など各種そろっているのが下町の庶民の神社っぽいというか
「何でもお願い事きくよ」みたいな姿勢が太っ腹だなと思う^^

onoteru2.jpg
鳥居の上に提灯が下げられて、お山開きと書いてあります。お祭だ!
鳥居をくぐると社務所がありまして、御朱印やお守がいただけるのですが
この日はお祭ということもあり行列ができていたので大慌てで並びまして、

onoteru3.jpg
神社の御朱印と、お山開き限定御朱印と、肌守を無事いただけました。

onoteru4.jpg
本殿の前に設置された茅の輪☆
左上にくぐり方の説明書きがあるので、それに従ってくぐります。
左まわり、右まわり、もう一度左まわり、最後にまたくぐって社殿まで歩いてお参りするという作法。
(神社によっては茅の輪が3つ並んでそれぞれくぐる場合もあったり
「水無月の夏越の祓する人は千歳の命延ぶといふなり」と唱えながらくぐるそうですな)

なぜ茅の輪をくぐるかの理由は諸説あるそうですが
過去記事にも少し書いた、伊勢参りに来たスサノオをもてなした蘇民将来へ
スサノオがお礼にと厄除けの茅輪を編んで贈ったのが始まりという説が一般的なのかな。
半年のケガレと厄を落として、また半年息災で過ごせますように。

以下、写真が多いのでたたんであります↓クリックで開きますのでどうぞ☆
 
 
 
onoteru5.jpg
本殿にお参り。すでに笹が据え付けられて七夕飾りが始まってます☆
お賽銭箱の隣に千代紙の短冊が置いてあって、誰でも自由に書いて飾れるようになってました。

onoteru6.jpg
お山開き限定のお守たち。
蛇土鈴は富士塚の頂上に鎮座しているという龍田姫の神が、
朝顔土鈴は入谷の夏の風物詩である朝顔市がもとになっているそうです。
茅の輪守は厄除け。

onoteru7.jpg
普段は閉ざされている浅間神社は富士塚の扉が開いています!いざ!!

onoteru8.jpg
高さ6m、直径15m。目の前に立つと結構大きさを感じます。
江戸時代、富士山信仰による富士講がさかんだった頃に
船と人力で富士山から運んできた溶岩を積んであるそうです。
1828年の築造ですからあちこち苔むし、草の根が張り巡らされて頑丈になっているらしくて
年月を感じるなあ。
保存状態がとてもよいそうで国の重要有形民俗文化財にも指定されています→こちら

onoteru10.jpg
実際に登ってみると思ってたより溶岩そのまま積んだって感じだった!(笑)
5mとはいえ山登りだからと運動靴を履いてきて正解でした。
道はつづら折りになっていてジグザグに登りながら山頂を目指しますが
気をつけないと苔ですべったり足元が悪くて転びそうになったりします。
富士山も頂上付近は石ころだらけと聞きますが、それをイメージしているのだろうか。

onoteru9.jpg
1~9合目まで合目石が建ってて臨場感もたっぷりです。

onoteru11.jpg
途中にある役小角の石像と祠。彼は富士山に初登頂した人といわれてるんでしたっけ。
さらに少し登ると藤原角行(富士講の祖)の像をまつる石祠も建っています。

onoteru12.jpg
頂上まで来たど~!
ちょっと軽く山歩きだったので達成感もあってスッキリしました。

onoteru13.jpg
登頂したら実際の富士山の方角を向いて、頂上に建っている石碑に拝みます。
龍田姫はこちらにお鎮まりなのだろうか。

onoteru14.jpg
見下ろすとこんな感じ、それなりに高いです。
富士塚の裏側から下山したら登り坂より急な斜面で、周囲の石につかまりながら何とか下りました。
登山は下山の方がリスクが高いと聞くけど、ほんとにそう思う。

地元の方々なのでしょうか、登山者はご家族連れが多くて
お子様たちが大騒ぎしながら何度も登ったり下りたりしていて楽しそうだったので
わたしもつられて2回登頂してしまいました^^
ご利益たくさんあるといいね。
あと着物姿の老紳士が黙々と登って颯爽と降りてくる姿に思わず見とれてしまった…
草履でしたが慣れてらっしゃるのか体の軸がしっかりしてスタスタ歩いててかっこよかった。
本物の富士山を着物で登頂できるのかはわかりませんが、
富士塚なら気軽に着物で来てもいいよなあと思いました。
昔の人は着物だったわけだし。

onoteru15.jpg
境内に建てられた供物台には神酒や野菜、果物などがお供えしてありました。
富士塚の浅間神社に祀られている4柱の神様の名前を揮毫した掛軸も。

onoteru16.jpg
七夕が近いので境内にある稲荷神社・織姫神社にもお参り。
もともとはお稲荷さんだけだったのが戦後、織姫が合祀されたそうです。

神社に手を合わせながら、そういえばすっかり忘れてたけど
普段の小野照さんには猫さまが何匹かいらっしゃるはずだけど
今回はお祭で人も多いから皆さん別の場所に移動してるかなァ…などと思っていたら、
onoteru17.jpg
ぴゅ~~っと何かが側を通り抜けていきました、わー!いたー!!
そのまま神社の奥から外へ出て行ってしまわれまして、これはかろうじて撮れた1枚です。
振り向いてもくださらなかった…orz いつもと違う様子の神社に戸惑ったのかもしれない。

onoteru18.jpg
シュンとしてふと目を上げるとこんな板彫があるのを見つけまして
真ん中に星がついてて織姫や彦星を連想させるデザイン。
正面でお参りして帰るところだったので猫さまが来てくれなかったら気づきませんでした、
猫さまありがとうございましたー!

onoteru19.jpg
小野照さんの境内には他にも各地の神社が招かれていまして
こちらもそのひとつです。
最初に御嶽神社が創建され、江戸末期に琴平神社が、近代に三峯神社も合祀されたそうで。


富士講は江戸時代後期にブームになったようですが
当時は庶民の間で伊勢講や高野講など、地域でお金を出しあって大きな寺社へ旅して参拝したり
事情で行けない人たちのために富士塚のようなものを作って遥拝するのが流行していたんですよね。
確か戦前、地域によっては戦後まで残っていた風習で
わたしの祖父は地元の高野講に参加して和歌山までお参りに行ったことがあると親から聞きました。
今も高野山のどこかの宿坊の芳名帳には祖父の名前があったりするんだろうか、どきどき。
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テーマ : 神社仏閣    ジャンル : 学問・文化・芸術

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歴史やアートも溺愛中
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