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ゆさな日々

猫・本・歴史・アートなど、好きなものやその日考えたことをそこはかとなく書きつくります。つれづれに絵や写真もあり。


秋の安芸と出雲の旅その1。

  1. 2016/10/18(火) 23:59:54_
  2. 旅行
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
ブロともであり得がたいソウルメイトでもあるあやのさんと一緒に広島・出雲に行ってきました☆
今回から3回に分けてレポしていきます(^∀^)。

まずは1日目。大久野島と広島市内と、ちょこっと宮島です。
特に大久野島は前から行ってみたかったので念願叶ってうれしかった^^

大久野島は瀬戸内海にある周囲4.3kmの広島県の島で
およそ700羽の野生のアナウサギが島中に生息していることからうさぎ島とも呼ばれるそうです。
島には民家はなく住民もいなくて、いるのはレジャーや観光目的の人や島内スタッフだけだそう。
hiroshima120.jpg
夜行バスと電車で忠海駅に着いて、歩いて忠海港へ。
島までは港からフェリーに乗っていきます。
乗り場前にある休憩所ではフェリー往復チケットやうさぎグッズが買えたり
手荷物を預けたりすることができます。
小さなイートインもあってお菓子や飲み物も買えるよ。

hiroshima121.jpg
うさぎのごはんをゲット。島には売っていないのでここで買っていきます。
1袋で充分かなと思ったのですが、後々わたしはこの選択を後悔することになるのであった…^^;

hiroshima122.jpg
時間になったのでフェリー乗り場へ。
本数は1時間にほぼ1本しかないので、島へ行かれる方は
休憩所や大久野島ホームページで時刻表をチェックしてから予定をたてる方がいいと思う。

hiroshima123.jpg
乗船時間は約15分、島が見えてきたよー。
乗客は家族連れやカップルなど様々、
マイ自転車を持ち込んでたスパッツ姿の人は島に着くやいなやシャーっと走って出ていってしまったから
サイクリングやジョギング目的の人もいるんだろうな。

hiroshima124.jpg
やっほー大久野島だ!2番桟橋に着きましたよ~。
桟橋の向こうに停まっている青いバスは宿泊施設までの無料送迎バスです。
宿泊者だけではなく日帰りの観光客も乗せてもらえます。

hiroshima125.jpg
フェリーを降りるとさっそくうさぎ発見!
桟橋の近くにもかなりの数がピョンピョン跳んでいてテンションめっちゃあがった、
うさぎ島だ~~うさぎ島に来たぞお!!

以下、写真が多いのでたたんであります↓クリックで開閉しますのでどうぞ☆
 
 
 
hiroshima126.jpg
バスに乗って休暇村に着きました。
看板の後ろにある宿泊施設には日帰り温泉、軽食レストラン、お手洗いなどがあります。

hiroshima127.jpg
荷物をコインロッカーに預けて芝生の広場に出ると、わー、いるーー!
うさぎは薄明薄暮性の動物で、朝や夕方が一番活動的らしいですが
わたしが訪れたのがちょうど朝だったのでたくさん活動していたようです。
白や黒、茶色やグレーなど様々な模様のうさぎがそこら中を歩いたり跳ねたり寝そべったりしていて
(ちなみに撫でるのはいいけど抱っこしたり追いかけたりするのは禁止)、
かわいい~うしゃかわいい~~うおおお!!と興奮しながら写真を撮りまくっていたら、

hiroshima128.jpg
いつの間にか1羽、また1羽とどんどん寄ってきて、ちょ、えっ、囲まれちゃった…!
相当人間を見慣れているのでしょうね、ごはんをくれるのも知ってるんだろうなあ。

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中にはこんな積極的な行動とともに「ごはんちょーだい!」アピールをする子もいて
こ、これで抱っこ禁止とかもう拷問でしかない…!
この後は膝に乗っかられてしまって、どうしよう、お、降りてください~と
お尻をそっと押して降りていただきました。ああびっくりした。
つかお尻めっちゃモフモフだしうっかり触ったお鼻もプニプニだしやばい、やばすぎる。

hiroshima129.jpg
とにかく囲まれて動けなくて、ごはんをパラパラ差し上げると一斉に群がってもぐもぐ食べ始めて
あっという間になくなっちゃってまたおねだりされるので差し上げるのを繰り返していたら、

hiroshima186.jpg
当然、餌袋は空っぽになってしまったよね!
開封から1分ともちませんでした…なぜだ…こんなはずでは…。
「小さい島だし、のんびりお散歩しながら島中のうさぎ様にごはん差し上げて仲良くなるんだ~」などと
呑気に考えていたわたしの目論見はもろくも崩れ去ったのでした。
うさぎのおねだりスキル恐るべし。
うおお次回は(次回があるかどうかわかりませんが)広場用と島歩き用と2つ買ってくるぞ!

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植木の根元などには穴がたくさんあって、うさぎたちの寝床になっているようです。
お腹をぺったんこして寝そべっている子もいました。

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「もうごはんないの?」と言わんばかりに見つめてくるうさぎ様たちのつぶらな瞳を振り切って
島の散策に向かうことにします。
実はこの大久野島、今はウサギたちの天国になっているのですが
前の戦争中には毒ガス製造のための施設や火薬庫が置かれた、いわゆる「地図から消された島」で
当時の遺構がいくつか残っていて見学することができるのです。
(島の周囲は4kmほどなので歩いても1時間程度で一周できる)

hiroshima133.jpg
芝生広場のほど近くに毒ガスの貯蔵庫跡。
イペリットという毒ガスのタンクが設置されていたそうです。
近づくとうさぎたちが周囲に何羽もいて元気に跳ね回っていました。

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金網の向こうにいたうさぎ様。
わたしを見るとすぐに寄ってきて、網に鼻をくっつけてくんくんさせるので撫で撫でだけさせてもらって
お腹すいてごはんが欲しかったんだろうなあ、でもごめんなさい~と立ち去る。
こういうとき手ぶらだと本当に心が痛いですね…しかしかわいい。

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日本庭園跡まである。

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長浦毒ガス貯蔵庫跡。見上げる大きさでした。
戦後、島の毒ガスは薬品で消毒したり火炎放射器で焼いて処分されたそうで
ここの壁が黒いのはその際の焦げ跡のようです。

hiroshima137.jpg
坂道を登るよ~。
この日は地元の小学校でしょうか、小学生さんたちが先生に引率されてレンタサイクルで島を回っていて
「うおー!」と元気に坂道を登り始めた子が途中でギブアップして次々に自転車を下りて押していく様は
なんだか青春だなあと思いました。
かと思えば、坂道の下でさっさと降りて押していく達観したみたいな子もいた。

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北部砲台跡にあった兵舎の跡とうさぎ。レンガの建物で頑丈そうな造り。
ここから続く階段を登ると、瀬戸内海が一望できる展望台があるそうですが時間がないので諦めた。

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カノン砲の跡地。実際に発射された形跡はないそうです。
道はこの辺りから下り坂になります。

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2羽でくっついていたうさぎ様たち^^
本当に島のどこにでもいるし、人を見ると寄って来るし、ごはんがないとわかるとさっさと去っていくし
なんだか奈良公園の鹿さんみたいなほどよいドライさがたまらん。

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火薬庫跡。
砲台の大砲につめる火薬を保管していた建物で、今はレンガの外壁だけが残っています。

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発電所。毒ガス工場に送電していた施設です。
ここも内部はスッカラカンですが、外壁がさっきの火薬庫以上にしっかり残っていて
大きさとか色とかに凄みを感じる。

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発電所前のトンネルに書いてありました。当時のお触れかな?
(ちなみに今は大久野島の管理は環境省が行っているようです)

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芸予要塞時代の桟橋の跡。
現在の桟橋が造られる前はここから資材が陸揚げされていたそうです。

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2番桟橋に戻って来たよ~。上陸時に撮り忘れていた看板をパチリ。
ちょうどフェリーが着いたばかりだったようで送迎バスも来ていたので、
途中のビジターセンターまで送ってもらうことにします。
バスはうさぎの飛び出しなどに備えておそろしく徐行運転ですが、歩くよりは早く着く。

hiroshima146.jpg
大久野島ビジターセンター。
瀬戸内海国立公園の自然環境や島の歴史などが紹介されています。

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幹部用の防空壕入口跡。
内部は見学できませんが、コンクリートでとても頑丈に作られていたそうです。

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海岸にあった、うさぎの耳の形をした集音器。
耳をくっつけると波や風の音、鳥の声、木々のざわめきなどが聞こえます。

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毒ガスの犠牲者を慰霊した石碑と千羽鶴。

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島で唯一の神社、大久野島神社。
拝殿内部にはうさぎの絵馬が奉納されてたけど、天井が抜けるなどしてだいぶ傷んでました…
直してあげてほしい。

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ビジターセンター向かいにある毒ガス資料館。
島の毒ガス製造に至るまでの歴史や戦争中の写真、大久野島が消された瀬戸内海の地図、
毒ガス製造の道具や従業員の衣服、報告書や表彰状、手紙や日記、
実際に毒ガスを使用した場合の実験資料など様々な展示物がありました。
入館料100円でこの充実度はすごい。

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休暇村に戻ってきたよ~。
改めて青空に青い海にうさぎたち、解放感とのんびり感がすばらしいです。
時間の許す限り日がな1日ボーっと座って過ごしたくなる。

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後ろ姿が素敵な白うさぎ様。はあぁ癒される…!

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お昼近くなって日差しも高くなってきたけど、うさ様たちはもりもりキャベツを食べていました。
うさぎが口をモフモフさせながらごはん食べる姿ってずっと眺めていられますね、
飽きない。かわいい。

hiroshima155.jpg
というわけで、名残惜しいですがフェリーに乗ります。
遺構の歴史の重さと、周辺に必ずいるうさぎ様たちの癒しパワーでMP回復しながらの散策は
とてもためになりました。
うさぎかわいかったし勉強もしたし、散歩もサイクリングもできるしすごいぞ大久野島!
機会があったらまたうさぎ様たちに会いに来たいです。


フェリーに乗って15分、忠海港に戻ったところでレンタカーで迎えにきてくれたあやのさんと合流☆
約1時間ほどドライブして広島市内に到着しました。
(今回もずっとあやのさんの運転に甘えてしまいました。ごめんなさい&本当にありがとうございました!)
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ひろしま美術館のカフェ「ジャルダン」でランチ☆
人の少ない店内でのどかな庭園を眺めながらサーモンとアボカドのサンドイッチをいただく午後は
ゆったりした時間が過ごせました。
そこかしこに猫のモチーフが置かれていたのも楽しかったし、
レジでいただいたお店の名刺の隅が猫の形に切り抜かれていて「なんてオシャレ!」と思って
そのまま気に入ってお財布に入れっぱなしにしています。開けるたびにニヤニヤする^^

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広島城に来たよ~。
戦国時代に毛利輝元によって建てられ、福島正則がいっとき滞在し、
江戸時代は浅野氏が代々藩主をつとめたお城です。
(赤穂事件の後に浅野大学がお預かりになったのもここだよね)
爆心地にほど近いため当時は建物がすべて吹き飛び、
現在の表門が再建されたのは1991年の広島城400年記念の年だそう。
お堀には鯉が泳いでおりました。

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表門をくぐると二の丸。復元された平櫓・多聞櫓・太鼓櫓などがあります。

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二の丸から中御門にかかる橋。
橋の両側には被爆したユーカリとマルバヤナギが植えられています。

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広島護国神社。
戊辰戦争の戦死者を弔ったのが始まりで、原爆で建物は吹き飛びましたが
その後再建されて現在に至るそうです。
広島城の別名「鯉城」にちなんだ鯉みくじが頒布されていたり
撫でるとご利益のある双鯉の像があったり、色々おもしろかった。
広島カープが毎年必勝祈願のお参りにくる神社でもあるそうだ。

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神社の左手にある、中国軍管区司令部防空指令室跡と慰霊碑。
戦争中、広島城内には多くの軍事施設が設置されここには防空作戦室があったそうです。
爆心地から700mだったこの場所で当時働いていた女学生が軍事専用電話を使って連絡を取ったのが
原爆投下を知らせる第一報といわれているとか。

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日清戦争時の大本営跡の向こうにチラリと天守閣の屋根が見えます。いよいよだぜ。

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ひゃっほーい、天守閣!
現在の天守閣が再建されたのは1958年だそうです。東京タワーと同い年なのだね。

建物内は広島城や城下町を紹介する歴史博物館になっています。
建設当時の模型を見ると敷地のど真ん中に広い平城があったことがわかるし
初代金箔鯱瓦や、復元したピカピカの鯱瓦もかっこよかったし
毛利一族の手紙とか、城下町の暮らしとか文化とか、長州征伐や戊辰戦争の余波とか
様々な切り口からの展示があります。
鎧や変わり兜もいくつかあって、特に印象に残ったのは団子の飾りをつけた兜で
なんじゃそりゃー!と思ってしまったけど、「敵を串刺しにする」という意味があったそうです。
あと、旧太田川に現在もかかっている本川橋は
江戸時代に猫屋九郎右衛門という人が掛けたため当時は「猫屋橋」と呼ばれていたそうで
猫という名前からかそこだけ強烈に覚えている。
あと1階のグッズ売り場にいたゆるキャラ「もとにゃり」が超かわいい、
3本の矢を折ろうとして肉球がプルプルしてるのすごくかわいい。

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天守に来た~!広島市内が360度見渡せます。
鳶の鳴き声が聞こえるし、風も気持ちいいし、とてもいい眺め。

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遠くの山までよく見えます。春は桜が咲くそうだよ~いいなあ。

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お城を堪能した後は歩いて平和記念公園へ。1ヶ月ぶりの原爆ドーム。

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「柵の中に入ると警戒音が鳴るよ!」みたいな注意書きがありましたが
こういう方々なら入っても鳴らないみたいですね。まったりくつろぐ夕暮れ時。

公園については先月も訪れましたので割愛しますが、
平和の鐘をせっかくだから2人で突いてみよう~と順番に並んでいたら
看板に「そっと突いてね(英語ではGently Strike)」みたいな注意書きがあったので
「そっとだよね」「そっとね」と確認し合ったにもかかわらず
せーので突いたら「ごおーん!!」とものすごい音が公園内に響き渡ってしまって
顔から火が出るかと思いました。。
慰霊の場でうるさくしてごめんなさい~あれちょっとの力でも結構鳴るんですね、気をつけよう。

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「あなごめし食べたいけど量が多くて1人じゃ食べられない」というわたしのわがままのために
あやのさんが半分こしましょうと言ってくれました!ありがとうございます~。
というわけで夕ごはんは市内のそごうで買ったあなごめしといちごクリームパンになりました、
おいしかったです!

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宮島口にやって来るとすでに陽はとっぷり暮れて、フェリー乗り場前の蘭陵王もライトアップ。
1ヶ月ぶりに宮島に向かいます、ひゃっほい!
この日の夜は厳島神社の菊花祭(御祭神に菊の花を供える祭)が行われていまして、
夕方からは舞楽も奉納されるとのことでぜひ見たいと思ったのでした。

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フェリーで宮島へ渡りまして、厳島神社まで来たよ~提灯がともって素敵な雰囲気。
舞楽は神社本殿前の高舞台で奉納されますので
入口で拝観料300円を払って入れば見学OK。
300円で舞楽10曲以上聴けるとかどんだけお得なのでしょうか、すばらしいです。

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本殿前に着くとすでに舞楽は始まっていました。楽房にて音楽を奏でる楽人さんたちの様子。
右舞のときは右側、左舞のときは左側の楽房での演奏になるため
演目ごとに楽人の皆さんは右から左へ、左から右へ歩いて移動しておられました。

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振鉾と萬歳楽は見られなかったけど、延喜楽から鑑賞。
908年に藤原忠房が曲を、敦実親王が舞いを作り、年号の延喜を曲名とした舞です。

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賀殿。曲のみで舞はありません。
音楽が奏でられる中、宮司さんが花瓶に生けた菊を本殿にお供えします。

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一曲。
二人舞で左方は鶏婁鼓、右方は壱鼓をそれぞれ持って撥で打ち鳴らしながら舞います。
鳴り物を持った舞ってあまり見たことなくておもしろい。

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蘇利古。
百済の帰化人だった須須許理が古代日本に伝えた舞だそう。
雑面が特徴的な舞です。千と千尋の春日様がつけてる面だね。

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散手。釈迦が生まれたときに作られたという舞で、舞人は赤い面をつけた武将の姿をしています。
鉾を持ってあらわれ、床に置いて手振りで舞ったり、鉾を持ち振るって舞ったりします。

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ちょっとブレちゃったけど、貴徳。
漢の帝王に降伏して帰徳公と名乗った武将の姿の舞といわれるそうです。
白い面をつけ、散手と同じように鉾を置いたり、持ったりして舞います。

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個人的に一番楽しみだった蘭陵王。
古代中国の北斉の王だった蘭陵王長恭が周の大軍に大勝利をおさめた武勲を称え作られたそうで
しかも本人はとても美人で戦場では仮面をかぶり戦ったという逸話があるやつよね。
この曲が一番、太鼓の伴奏が力強かった。迫力ありました。

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納曽利。
蘭陵王の答舞で、雌と雄の龍が昇天する姿を2人の舞人が舞います。
この後に長慶子が演奏されると菊花祭はお仕舞いです。

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客神社越しに塔の丘の五重塔もライトアップされててきれいだった。

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舞楽真っ最中の8時頃にいきなり床下から「ザバッ」って波の音が聞こえて
みんなざわざわっと騒然となったのですが(この日は満月で大潮で満潮は夜9時半過ぎ)、
舞楽を見終えて帰る頃に床板を見たら海水があふれだしていた!
えって思って周りを見回したら、

hiroshima182.jpg
水がー!
波除の板のあたりまでみっちり満ち満ちていました。えらいこっちゃ。
厳島神社のハイテクは何度も聞いたし知識はあるけどこういうことかと実感したのは初めてでした…
たぶんこれ外から見たら社殿が海に浮いてるみたいで美しく思うかもですが
社殿の中にいたら「水没する…?」ってリアルに思えるからやばい。

hiroshima183.jpg
入口に戻ろうと歩いていたら神社の人に呼び止められて
「向こうは冠水して出られませんのでこちらからどうぞ」と
普段は通行が禁止されている揚水橋から出していただきました、うおおお(゚∀゚)☆
これめったにできない体験じゃなかろうか、なんだか得した気分。

hiroshima184.jpg
帰り際に入口を覗いたら本当に冠水していた。
真ん中あたりに見える黄緑色の部分が全部水です、すごい。
神社の人は裸足や長靴で歩いてらしてまったく慌ててないのでもう日常なんだろうなと思ったし
こういう時のために床板の隙間が機能してあえて「水没させる」ことで破損を防いでるんだな…
要するに靴脱いで歩けば済むという話。

hiroshima185.jpg
大鳥居のライトアップ久々だ~やっぱり美しい☆
先月訪れたときは小潮だったので満潮もそこまで水がなかったけど
大潮の今回は足の下の部分まですっかり浸かっています。
これで工事の足場がなければ…(^^;)またの機会ですね。

この後はホテルに戻って休みました~。
夏目漱石の妻と3月のライオンを見ながらお風呂に入ってベッドで眠るしあわせ。

次回記事では宮島の弥山へ登山した様子を書きます☆
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