繋船。
(111,111hitが近いので気づいた方はご一報くださいね…ゴニョゴニョ)
大河ドラマ『真田丸』が終わってしまいました。
SNSで「今年は徳川に勝てる気がする」「もう豊臣の勝利でいいよね」的な声をさんざん見ていたし
わたしもそろそろ豊臣の負けるループを裏切ってもいいんじゃないかと思ってたけど
さすが「超高速本能寺の変」「超高速関ケ原の戦い」をやった大河スタッフだけあって
容赦のない最終回だった…。
BSで早丸見て大泣きして、地上波で本丸見てまた大泣きしました。
こんなに泣いた大河の最終回は平清盛以来です、うわーん。
号泣する準備はできていたけど、三十郎の槍を払いのけた信繁が「小者に構うな!」と叫んで
去っていく信繁の背中を見つめながら三十郎が「源次郎さまー!」って大泣きするとこでわたしも号泣、
目から華厳の滝状態でした。。
あの赤い背中が、一度も振り返らないあの背中がー!
ドラマチックという言葉を久々に思い出すくらいドラマチックだったし
もうあのシーンが完全に引き金になって涙が最後までとまりませんでした。
というか最終回は全体を通して作劇の要素が強くて作り手のロマンがあふれていたと思う。
ラスト2回は結末がわかっていてもわかっていてもつらかった…。
後藤又兵衛がすさまじい戦死をとげた49回から五人衆がどんどん退場してくのほんとつらくて
「なんでしんじゃうんだバカヤロー」「しぬくらいなら逃げろコラー」とかフリースの袖ぐしょぐしょにしながらも
毛利勝永隊の獅子奮迅ぶりがかっこよすぎて一瞬涙がひっこみました。
あの人あんな強いのになんで知られてないんやー!
45回の真田丸の戦いで遠距離から火縄で閂をぶち抜くシーンは
新選組!の源さんの弾丸斬りなみにファンタジーみあったけど超絶しびれる演出で
(台本は「ニヤリと笑う」だったそうですが岡本さんはやってるうちに楽しくなって笑顔になったらしい)、
あれで堕ちた視聴者いっぱいいたんじゃないかと思う。
これを機会に信繁・勝永コンビがもっと知られるようになるといいですね。
(というか45回は砦から井伊隊を見た信繁と高梨内記が井伊のストーリーに思いを馳せる言及もあって
バトル以外にも本当にアツイ回だった)
もはや泣きすぎて総括どころじゃないけどやっとかないと後悔しそうなので総括いきます。
ドラマ前半で室賀さんにさんざん小童呼ばわりされてたお兄ちゃんが
室賀さんの息子に「黙れ小童!」って返すのめっちゃ笑ったし
というかお兄ちゃんは成長譚と真田丸どうでしょうのバランスが完璧で
大泉さんいいお役もらえてよかったね!ってハグしたい気分です。
昌幸パッパは最後まで武田のお館様のために動いて攻めまくった人生だったし
叔父上は登場人物どころか視聴者の心も調略する智将だった。
高梨内記おじさんが弓の名手だったり、夏の陣に狭い廊下で大勢を一人で相手するとこは
七人の侍の志村喬を連想させるし、
松さんが無事に帰って来るシーンがかかとのうるおいなのすごいと思ったし(高木さん涙目)、
阿国さんに拾われたのも後半のあのシーンのおかげで全然無駄じゃなかったし
信繁たちが九度山に出発するシーンでみんなの言いたいこと全部言ってくれて素敵すぎるおねえさま。
春さんがいかに「大谷刑部の娘」であることを自分に言い聞かせて生きてきたかは
障子に穴あけちゃう行動からすごくわかったし、
そんな彼女の心を溶かしたきりちゃんはマジで偉大。
きりちゃんが「昔は熱い思いもあったけど今は菩薩の心」って遠い目して言ったときは
テレビに飛び込んで抱きしめたくなったし、
信繁にキスされてフガフガしゃべるのとかめっちゃきりちゃん、わたしたちのきりちゃん。
もうほんっと信繁にはもったいないくらいの素敵な人でした…きりちゃん一生忘れない。
豊臣編は御文庫がたまらん。みんなのオアシス御文庫。図書室はやはりよいね。
加藤清正さん図書室では静かにしましょう…でもきっと彼はできないタイプ。
あの部屋に図書室の妖精刑部がいて(御文庫シーンばかりなのはらぶさんが忙しすぎたかららしい)、
たまに信繁がやってきて、三成も出入りして愚痴大会みたいになってて
だから九度山から戻った信繁がスッカラカンになった御文庫に来て無言になるとこ胸にきたし、
わたしはわたしであの山のような資料どこいったんー!後世のための大事な史料ガー!と叫びかけて
いや待て家康は古文書マニアだからきっと保管させてるに違いないと思ったのでした。
(家康は印刷技術の発展や古典の復興なども行った人です)
コヒさん秀吉はたまたま成り上がってしまった人の狂気がすごかったし
不器用な三成と大らかな刑部の友情に泣いたし
秀吉のためにならないやつ絶対殺すマンな加藤清正もファミリー大好きな福島正則もよかった。
秀次があまりに気の毒だったので今年は瑞泉寺にお参りに行ってしまった。。
素直な若武者に成長した秀頼が家康に警戒心を抱かせてしまうくだりも
関白の子だ右大臣だと育てられたんだろうと思うし、
それは茶々さんがそう育てることで息子を生きのびさせようとしたのかもしれない。
台所のおじさんの「桶狭間の頃から仕えている」のセリフは一見、頼もしさを感じさせるけど
決して尽くす家臣じゃなくて最後に大坂城を大崩壊させる火種をずっと抱えていたというのが
すごい生々しくて切なかったです。
ああいう人きっとたくさんいたろうな…。
あと、黄金の日々をご覧になっていたという三谷さんがルソン助左衛門を登場させて
しかもそれが幸四郎さんっていうのがもう、アツイね!
幸四郎さんもうれしかったそうで、登場は1シーンだけですがすごいインパクトを残していかれて
黙ってても目の動きひとつとっても大量の情報を表現されるなあと改めて思いました。
ワンカットの夕陽とか、過去の大河ファン大喜びの演出^^
というかこのドラマは歴代大河も清須会議ものぼうの城も見てる人が見たら
ネタまみれなのがわかってすごく楽しいと思う。
チーム徳川ほんとに楽しかった!
ドラマが始まった頃にも書いたけど彼らが出てくるシーンは問答無用で笑えました。
家康はすごく行動が素直で、余裕があるとわかれば王者の風格になれるし
すぐカンカンに怒るしやばい時は泣きながらでも逃げるのがほんとにおもしろかった。
信繁を誘って断られたシーンは内野さんが「若者に恋してふられた気分」とインタビューでおっしゃってて
もうなんて素敵な人なんだって思いました。
娘のためなら駿府→上田を日参する忠勝パッパかっこよすぎて
あの格好のままオートバイで中山道を爆走してくる姿を想像する日々でした。
本多正信の智将としての面と大名としての面をちゃんと出してくれたのもよかった、
これを機に本多サド(じゃない佐渡)守の知名度あがっていくといいんだけどな。
家康がビビったりすぐ走って逃げたりするから正信も走るわジャンプするわ大変だったね、
近藤正臣さんもお疲れさまでした。
阿茶局がむちゃくちゃ頭がきれて人の浅はかさを見逃さない人だったのも素敵だった(誉め言葉です)。
稲さんはどこへ行っても稲さんであることを貫いててかっこいい人だった。
上杉主従は癒しでした。
景勝様は勧誘電話で何でもかんでも買っちゃうみたいな大天使で
兼続はそれを片っ端からクーリングオフしていくセコムで、
景勝が見得張って変な約束してこないかがいつも心配の種な兼続すごいツボでした。
このドラマで「日本一の兵!」と最初に発言するのが景勝様なのほんとよかったし、
兼続もしみじみと眺めていた45回は神回ですね^^
直江状のくだりは内野さんによる沸騰した家康が先に撮影されたそうで
映像をご覧になった村上さんは「すごい怒ってるからいっぱいあおってやろう」とお考えになったらしく
ああいう朗読になったと伺ってめっちゃ笑いました。
あの兼続は愛情じゃないわ、愛染明王の人だわ。最高。
小田原攻めのときの北条家は大殿の顔がどんどん白く塗られていくの怖かったし
それが士気をもたせるためと攻める側がわかっているのもいい、
戦争は攻める側にも攻められる側にも酷なシステムだよね。
高野山に送られた氏直のラストシーンは本当に高野山ロケだったと聞いて
(奥の院には北条家のお墓もあります)ウキャー!って叫んでしまった。
伊達政宗が秀吉を接待していたときの「お餅になってまいりました~!」は爆笑したけど
「もう少し早く生まれていれば…」のセリフは独眼竜を思い出してしんみりしたし、
信繁が妻子を預けたとわかったときに「よく頼ってくれた」って言うのかっこよすぎた。
あと春さんたちを迎える前にずんだ餅作ってたと思うとかわいすぎて萌える、
お客をもてなすために自ら料理した記録がある人なので、すばらしかったね。
信繁は最後までどういう人かよくわからなかったけど、
「仕事を自分で作りはしないけど仕事を与えられたらものすごく動ける人」だったのかなと。
先を読むというよりも目の前の困難を何とかする感じで
リーダーよりも中堅どころで力を発揮するタイプよね。
感情面では景勝様のように優しくあることもできず叔父上のように非情にもなりきれない、
とても微妙な演技を堺さんは求められていたような。
で、例のラストシーンね…
信繁が佐助に年齢を尋ねて「55でございます」って言われて絶句するあれ、
悲壮感も何もありはしませんがすっごいリアリティがあったな…。
その後の「疲れたろう」「全身が痛うございます」のところは三谷さんの声なんじゃないかと思いました。
(三谷さんは今年で55歳だそう)
あと後藤又兵衛の享年も55歳なのですが、又兵衛を演じられた哀川さんも今年で55歳らしくて
なんてリアリティのあるお役だったのかと!55歳祭りかよ!ってなった。
ラストは有働さんのナレーションだろうなとは思っていましたが
まさかお兄ちゃんの松代藩から佐久間象山に飛ぶとは思いませんでした、
有働さんが徳川幕府もナレ死させてしまった!
これは組!を見てほしいという三谷さんの作戦なのでしょうか(笑)。
組もおもしろいよ~これを機に再放送されたらいい。
三谷さん、俳優のみなさま、ドラマスタッフのみなさま、視聴者SNS実況者のみなさま、
1年間本当に本当にお疲れさまでした!!
スタッフにありがとう2016年大河にさようなら、そしてすべての真田丸ファンに、おめでとう!
林邦史朗氏のご冥福をお祈り申し上げます。歴代大河の殺陣指導、お疲れさまでした。
衣装考証も小泉清子氏から小泉寛明氏にバトンタッチされたのですね、
清子氏のこれまでのお仕事と寛明氏のこれからを応援しています。
そんな涙涙の最終回で重度の真田丸ロスに落ちていた2日後、
ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で局を超えたパロディがあるとは誰が想像したでしょうか。
まさか心の穴を補完してくれるとはー!
いくら星野源と藤井隆が出演しているとはいえ不意打ちもいいところですよ、ありがとうございました。
こんなところに人類補完計画。
逃げ恥はコメディの形をとりながらパロディにも社会問題にも真摯に向き合っていて
久し振りにすっきり胸がすくドラマを見たなと思います。
生きていくために逃げることは必要、というのは
中国の「三十六計逃げるに如かず」や、伊賀越えや夏の陣で逃げまくった家康にも通じるような。
ちなみに歴史上最も逃げ上手と言われたのはノブ様で
あの人戦闘でヤバイと見るや体裁も何もかも捨てて逃げまくっているので
あそこまで生きのびられたわけだし…。
生き残らないと天下統一もできませんからね。
あとは30日の総集編と、
31日の紅白で星野源が鎧姿でガッシャガッシャ恋ダンスするとこまでが真田丸ですので
各々ぬかりなく待ちましょう。(願望)

冬至です。くらづくりさんの柚子(なかみは柚子餡)です。
今日は昼が最も短いですが今日を境にまた長くなっていく節目の日でもあります。
ハッピーバースデー太陽☆
夏至の文学はいくつも思いつきますが冬至が舞台の文学ってあったかな、思いつくのはムーミンかな。
クリスマスの原点といわれる冬至ですがお話としてはクリスマスの方が多そう。
そういえばゲド戦記とレッドデータガールにも冬至が少し出てくるね。
大河ドラマ『真田丸』が終わってしまいました。
SNSで「今年は徳川に勝てる気がする」「もう豊臣の勝利でいいよね」的な声をさんざん見ていたし
わたしもそろそろ豊臣の負けるループを裏切ってもいいんじゃないかと思ってたけど
さすが「超高速本能寺の変」「超高速関ケ原の戦い」をやった大河スタッフだけあって
容赦のない最終回だった…。
BSで早丸見て大泣きして、地上波で本丸見てまた大泣きしました。
こんなに泣いた大河の最終回は平清盛以来です、うわーん。
号泣する準備はできていたけど、三十郎の槍を払いのけた信繁が「小者に構うな!」と叫んで
去っていく信繁の背中を見つめながら三十郎が「源次郎さまー!」って大泣きするとこでわたしも号泣、
目から華厳の滝状態でした。。
あの赤い背中が、一度も振り返らないあの背中がー!
ドラマチックという言葉を久々に思い出すくらいドラマチックだったし
もうあのシーンが完全に引き金になって涙が最後までとまりませんでした。
というか最終回は全体を通して作劇の要素が強くて作り手のロマンがあふれていたと思う。
ラスト2回は結末がわかっていてもわかっていてもつらかった…。
後藤又兵衛がすさまじい戦死をとげた49回から五人衆がどんどん退場してくのほんとつらくて
「なんでしんじゃうんだバカヤロー」「しぬくらいなら逃げろコラー」とかフリースの袖ぐしょぐしょにしながらも
毛利勝永隊の獅子奮迅ぶりがかっこよすぎて一瞬涙がひっこみました。
あの人あんな強いのになんで知られてないんやー!
45回の真田丸の戦いで遠距離から火縄で閂をぶち抜くシーンは
新選組!の源さんの弾丸斬りなみにファンタジーみあったけど超絶しびれる演出で
(台本は「ニヤリと笑う」だったそうですが岡本さんはやってるうちに楽しくなって笑顔になったらしい)、
あれで堕ちた視聴者いっぱいいたんじゃないかと思う。
これを機会に信繁・勝永コンビがもっと知られるようになるといいですね。
(というか45回は砦から井伊隊を見た信繁と高梨内記が井伊のストーリーに思いを馳せる言及もあって
バトル以外にも本当にアツイ回だった)
もはや泣きすぎて総括どころじゃないけどやっとかないと後悔しそうなので総括いきます。
ドラマ前半で室賀さんにさんざん小童呼ばわりされてたお兄ちゃんが
室賀さんの息子に「黙れ小童!」って返すのめっちゃ笑ったし
というかお兄ちゃんは成長譚と真田丸どうでしょうのバランスが完璧で
大泉さんいいお役もらえてよかったね!ってハグしたい気分です。
昌幸パッパは最後まで武田のお館様のために動いて攻めまくった人生だったし
叔父上は登場人物どころか視聴者の心も調略する智将だった。
高梨内記おじさんが弓の名手だったり、夏の陣に狭い廊下で大勢を一人で相手するとこは
七人の侍の志村喬を連想させるし、
松さんが無事に帰って来るシーンがかかとのうるおいなのすごいと思ったし(高木さん涙目)、
阿国さんに拾われたのも後半のあのシーンのおかげで全然無駄じゃなかったし
信繁たちが九度山に出発するシーンでみんなの言いたいこと全部言ってくれて素敵すぎるおねえさま。
春さんがいかに「大谷刑部の娘」であることを自分に言い聞かせて生きてきたかは
障子に穴あけちゃう行動からすごくわかったし、
そんな彼女の心を溶かしたきりちゃんはマジで偉大。
きりちゃんが「昔は熱い思いもあったけど今は菩薩の心」って遠い目して言ったときは
テレビに飛び込んで抱きしめたくなったし、
信繁にキスされてフガフガしゃべるのとかめっちゃきりちゃん、わたしたちのきりちゃん。
もうほんっと信繁にはもったいないくらいの素敵な人でした…きりちゃん一生忘れない。
豊臣編は御文庫がたまらん。みんなのオアシス御文庫。図書室はやはりよいね。
加藤清正さん図書室では静かにしましょう…でもきっと彼はできないタイプ。
あの部屋に図書室の妖精刑部がいて(御文庫シーンばかりなのはらぶさんが忙しすぎたかららしい)、
たまに信繁がやってきて、三成も出入りして愚痴大会みたいになってて
だから九度山から戻った信繁がスッカラカンになった御文庫に来て無言になるとこ胸にきたし、
わたしはわたしであの山のような資料どこいったんー!後世のための大事な史料ガー!と叫びかけて
いや待て家康は古文書マニアだからきっと保管させてるに違いないと思ったのでした。
(家康は印刷技術の発展や古典の復興なども行った人です)
コヒさん秀吉はたまたま成り上がってしまった人の狂気がすごかったし
不器用な三成と大らかな刑部の友情に泣いたし
秀吉のためにならないやつ絶対殺すマンな加藤清正もファミリー大好きな福島正則もよかった。
秀次があまりに気の毒だったので今年は瑞泉寺にお参りに行ってしまった。。
素直な若武者に成長した秀頼が家康に警戒心を抱かせてしまうくだりも
関白の子だ右大臣だと育てられたんだろうと思うし、
それは茶々さんがそう育てることで息子を生きのびさせようとしたのかもしれない。
台所のおじさんの「桶狭間の頃から仕えている」のセリフは一見、頼もしさを感じさせるけど
決して尽くす家臣じゃなくて最後に大坂城を大崩壊させる火種をずっと抱えていたというのが
すごい生々しくて切なかったです。
ああいう人きっとたくさんいたろうな…。
あと、黄金の日々をご覧になっていたという三谷さんがルソン助左衛門を登場させて
しかもそれが幸四郎さんっていうのがもう、アツイね!
幸四郎さんもうれしかったそうで、登場は1シーンだけですがすごいインパクトを残していかれて
黙ってても目の動きひとつとっても大量の情報を表現されるなあと改めて思いました。
ワンカットの夕陽とか、過去の大河ファン大喜びの演出^^
というかこのドラマは歴代大河も清須会議ものぼうの城も見てる人が見たら
ネタまみれなのがわかってすごく楽しいと思う。
チーム徳川ほんとに楽しかった!
ドラマが始まった頃にも書いたけど彼らが出てくるシーンは問答無用で笑えました。
家康はすごく行動が素直で、余裕があるとわかれば王者の風格になれるし
すぐカンカンに怒るしやばい時は泣きながらでも逃げるのがほんとにおもしろかった。
信繁を誘って断られたシーンは内野さんが「若者に恋してふられた気分」とインタビューでおっしゃってて
もうなんて素敵な人なんだって思いました。
娘のためなら駿府→上田を日参する忠勝パッパかっこよすぎて
あの格好のままオートバイで中山道を爆走してくる姿を想像する日々でした。
本多正信の智将としての面と大名としての面をちゃんと出してくれたのもよかった、
これを機に本多サド(じゃない佐渡)守の知名度あがっていくといいんだけどな。
家康がビビったりすぐ走って逃げたりするから正信も走るわジャンプするわ大変だったね、
近藤正臣さんもお疲れさまでした。
阿茶局がむちゃくちゃ頭がきれて人の浅はかさを見逃さない人だったのも素敵だった(誉め言葉です)。
稲さんはどこへ行っても稲さんであることを貫いててかっこいい人だった。
上杉主従は癒しでした。
景勝様は勧誘電話で何でもかんでも買っちゃうみたいな大天使で
兼続はそれを片っ端からクーリングオフしていくセコムで、
景勝が見得張って変な約束してこないかがいつも心配の種な兼続すごいツボでした。
このドラマで「日本一の兵!」と最初に発言するのが景勝様なのほんとよかったし、
兼続もしみじみと眺めていた45回は神回ですね^^
直江状のくだりは内野さんによる沸騰した家康が先に撮影されたそうで
映像をご覧になった村上さんは「すごい怒ってるからいっぱいあおってやろう」とお考えになったらしく
ああいう朗読になったと伺ってめっちゃ笑いました。
あの兼続は愛情じゃないわ、愛染明王の人だわ。最高。
小田原攻めのときの北条家は大殿の顔がどんどん白く塗られていくの怖かったし
それが士気をもたせるためと攻める側がわかっているのもいい、
戦争は攻める側にも攻められる側にも酷なシステムだよね。
高野山に送られた氏直のラストシーンは本当に高野山ロケだったと聞いて
(奥の院には北条家のお墓もあります)ウキャー!って叫んでしまった。
伊達政宗が秀吉を接待していたときの「お餅になってまいりました~!」は爆笑したけど
「もう少し早く生まれていれば…」のセリフは独眼竜を思い出してしんみりしたし、
信繁が妻子を預けたとわかったときに「よく頼ってくれた」って言うのかっこよすぎた。
あと春さんたちを迎える前にずんだ餅作ってたと思うとかわいすぎて萌える、
お客をもてなすために自ら料理した記録がある人なので、すばらしかったね。
信繁は最後までどういう人かよくわからなかったけど、
「仕事を自分で作りはしないけど仕事を与えられたらものすごく動ける人」だったのかなと。
先を読むというよりも目の前の困難を何とかする感じで
リーダーよりも中堅どころで力を発揮するタイプよね。
感情面では景勝様のように優しくあることもできず叔父上のように非情にもなりきれない、
とても微妙な演技を堺さんは求められていたような。
で、例のラストシーンね…
信繁が佐助に年齢を尋ねて「55でございます」って言われて絶句するあれ、
悲壮感も何もありはしませんがすっごいリアリティがあったな…。
その後の「疲れたろう」「全身が痛うございます」のところは三谷さんの声なんじゃないかと思いました。
(三谷さんは今年で55歳だそう)
あと後藤又兵衛の享年も55歳なのですが、又兵衛を演じられた哀川さんも今年で55歳らしくて
なんてリアリティのあるお役だったのかと!55歳祭りかよ!ってなった。
ラストは有働さんのナレーションだろうなとは思っていましたが
まさかお兄ちゃんの松代藩から佐久間象山に飛ぶとは思いませんでした、
有働さんが徳川幕府もナレ死させてしまった!
これは組!を見てほしいという三谷さんの作戦なのでしょうか(笑)。
組もおもしろいよ~これを機に再放送されたらいい。
三谷さん、俳優のみなさま、ドラマスタッフのみなさま、視聴者SNS実況者のみなさま、
1年間本当に本当にお疲れさまでした!!
スタッフにありがとう2016年大河にさようなら、そしてすべての真田丸ファンに、おめでとう!
林邦史朗氏のご冥福をお祈り申し上げます。歴代大河の殺陣指導、お疲れさまでした。
衣装考証も小泉清子氏から小泉寛明氏にバトンタッチされたのですね、
清子氏のこれまでのお仕事と寛明氏のこれからを応援しています。
そんな涙涙の最終回で重度の真田丸ロスに落ちていた2日後、
ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で局を超えたパロディがあるとは誰が想像したでしょうか。
まさか心の穴を補完してくれるとはー!
いくら星野源と藤井隆が出演しているとはいえ不意打ちもいいところですよ、ありがとうございました。
こんなところに人類補完計画。
逃げ恥はコメディの形をとりながらパロディにも社会問題にも真摯に向き合っていて
久し振りにすっきり胸がすくドラマを見たなと思います。
生きていくために逃げることは必要、というのは
中国の「三十六計逃げるに如かず」や、伊賀越えや夏の陣で逃げまくった家康にも通じるような。
ちなみに歴史上最も逃げ上手と言われたのはノブ様で
あの人戦闘でヤバイと見るや体裁も何もかも捨てて逃げまくっているので
あそこまで生きのびられたわけだし…。
生き残らないと天下統一もできませんからね。
あとは30日の総集編と、
31日の紅白で星野源が鎧姿でガッシャガッシャ恋ダンスするとこまでが真田丸ですので
各々ぬかりなく待ちましょう。(願望)

冬至です。くらづくりさんの柚子(なかみは柚子餡)です。
今日は昼が最も短いですが今日を境にまた長くなっていく節目の日でもあります。
ハッピーバースデー太陽☆
夏至の文学はいくつも思いつきますが冬至が舞台の文学ってあったかな、思いつくのはムーミンかな。
クリスマスの原点といわれる冬至ですがお話としてはクリスマスの方が多そう。
そういえばゲド戦記とレッドデータガールにも冬至が少し出てくるね。
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惜しかった!
- 2016/12/25(日) 05:16:55 |
- URL |
- 八少女 夕
- [ 編集 ]
111,111hit、おめでとうございます。
111,112でした。orz
わたしの直前で踏んだ幸運な方はどちらに……。
凄い数だなあ。これからも素敵な記事で私たちを感心させ、楽しませてくださいね。
真田丸、面白かったそうですね。
私は、日本にいた一ヶ月も毎回人と逢う用事や仕事で結局観ることは出来なかったんですが、あのドラマに絡めた真田一族のことを書いた北陸新幹線内の雑誌の記事を読みましたよ。
ずっと大河ドラマ観ていないけれど観たいなあって、久しぶりに思いました。
そして紅白で逃げ恥ダンス、するんですか?
それはいいなあ。
今の日本らしい年の瀬ですね。うむうむ。それはyoutubeで観られるかなあ……。
ゆささんも楽しいクリスマスと、心暖まる年末年始をお過ごしくださいね。
Re: 惜しかった!
- 2016/12/25(日) 23:52:07 |
- URL |
- ゆさ
- [ 編集 ]
わーお祝いに来てくださってありがとうございました!
111,112hitおめでとうございます(笑)。
ちょっと余裕がないのでなにも差し上げられませんが、
いつも来てくださって本当にありがとうございます。
これからもマイペースに続けてゆけたらと思っています。
真田丸は史実と作劇のバランスが絶妙で伏線回収もうまくて
何より人物造形が最高におもしろかったので1年間とても楽しめました。
機会がありましたらDVDとかでご覧になってください^^
> あのドラマに絡めた真田一族のことを書いた北陸新幹線内の雑誌の記事を読みました
おお、北陸にまで影響が!
色んな意味で夢のつまった最終回でしたのでスピンオフとか作ってくれたらいいのに!
> 紅白で逃げ恥ダンス、するんですか?
現時点ではわからないんです!
星野源さんが真田丸のクランクアップ時に鎧のまま踊らされたって話を聞いて
やってくれたらいいなって願望だけはむくむく膨らんでいます(笑)。
八少女さんも素敵なクリスマス&よいお年を~☆
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