猫・本・歴史・アートなど、その日見たもの考えたことをそこはかとなく書きつくります。つれづれに絵や写真もあり。
竜宮小僧。
2017年02月19日 (日) | 編集 |
大河ドラマ『おんな城主直虎』を見ています。
キャスト発表時に主演が柴咲コウさんと聞いてすごく楽しみにしていたし、
去年の真田丸でも「彼らにも物語がある」とか言われて応援されてもいたし
何より女性の領主にスポットが当たる企画はうれしい~!
実際は未だに女性か男性かはっきりしてなくて元々謎の多い人ですけど
真田丸みたいに面白さとリスペクトに満ちた物語に仕上げてくれたらいいなと思ってます。

菅野よう子さんのオープニングテーマがピアノがメインの曲で感動した。
画面に咲いては消えていく花々が何かこう、美しいというより
植物の強さが感じられる演出でとてもかっこいい!
直虎と柴咲コウさんのクレジットが花びらでヒラヒラって表示されるの素敵です^^
椿が矢で射抜かれるカットに毎回、今川義元がかぶるの地味にじわるんですけど
義元がいなくなったらあの枠誰になるのだ…?今からどきどき。
あとラストの新芽がちょっとナウシカっぽいね。

主人公の3人はちょっとまだ未知数で今後に期待って部分もありますけど
子役の皆様はとてもかわいかった~!
新井美羽さんはひたすら元気なおとわで走ったり飛び降りたり髪ジャキジャキ切ったり
最初から最後まで全力ですごい体力ある子だなあと思いました。
蹴鞠で龍王丸(氏真)を負かすシーンも演技とはいえ撮影後はヘトヘトだったのでは、
お疲れさまでした。
おとわがなりたい竜宮小僧は浜松市周辺に伝わる農作業を手伝ってくれる不思議な子どものことで
西洋のこびとの靴屋みたいなものでしょうか。
亀の藤本哉汰くんは平清盛のとき少し見まして、大きくなりましたねえ。
おとわの言うことについ従ってしまうところは相当おとわが好きなんだなって思えるし
直満さんの首が戻って来たときの演技はすさまじかった…泣くわ…。
鶴の小林楓くんは守り人ドラマのときすげーって思った役者さんですけど今回もすごい、
パパ上を憎むには経験が足りないし友達が好きだけど婚約はチクリとくるし人の不幸は喜べないし
全方位に心配りができる聡い子を見事に演じていましたね。
パパ上に「なにを勘違いしておられるのか」って振り向いたときの表情とかゾッとした、
こりゃ高橋一生になってしまうわ…。
スタッフは鶴亀のどっちも応援してほしいかもしれないけど、わたしは今のところ鶴派です。

大きくなったおとわ…次郎が托鉢ちゃんとできるようになってたり
歌うようにお経を唱えられるようになって成長した感はあるものの、
目の前の出来事に振り回されたりいまいち鶴を信用しきれていなかったりと
まだ何となく小さい頃の余韻を残した人物設定なので、これからどんな風になっていくかな。
柴咲さんは個人的にすごく直虎のイメージにぴったりで
予告でやってる「我が井伊直虎である!」のセリフにたどり着く日を楽しみにしています。
初回冒頭の「いざ」って馬をかっとばしていくのも超かっこよかったしな!
亀、もとい帰ってきた直親は天然で脳筋なイケ侍に成長していて
おとわも鶴も自分のこと好きで守ってくれるはずと無条件に信じていて
しのさんのことを微塵も理解していなくてちょっと怖いどころの話じゃないサイコパス感。
生い立ちが生い立ちだけにそういう育ち方をせざるをえなかったんだろうけど
あれが無意識なのか計算なのか考えると沼どころか深海な気がする。
検地で問い詰められたとき鶴に丸投げしたのは
ノベルスでは「鶴ならなんとかしてくれる」と思って話を振ったらしいとTwitterで言ってる人がいたけど
伝わってないからー!とTLが総ツッコミ祭になっていた。
鶴が機転きかさなきゃどうなってたか…!小野でもってる井伊。知ってた。
(あと早くも #直親を井戸に投げ込め タグが荒ぶってますが
腹黒三浦春馬くんがお好きな方はこのドラマ最高に楽しいんじゃないかと思う)
そんな鶴、もとい政次。つらい。
結婚するはずだったのが亀の帰還でお流れになるし
指出で中野さんに「こんなんじゃ小野が力持っちゃいますよ」って忠告したら毒づかれるし
次郎は亀のことしか考えてないしでもうほんとこれ…裏切りたくもなるじゃない…!(号泣)
違うんだ鶴は言いたいことをオブラートどころかラップとホイルと新聞紙と段ボールでぐるぐる巻きにして
父ちゃんみたいに自分が悪者になる覚悟で言ってるんだよー!!
なぜみんな鶴の地雷を踏んでいくの…どうしてわからないんだ伝わらないんだ(Byドリカム)
亀に見透かされてカチンとくる鶴と上司が理解者と勘違いしてキュンとした玄蕃くんの対比も見事で
あの父と兄の下で弟くんがどんな生活してきたのかも一発でわかった。
ウギャー!小野きょうだい幸せになってほしい。。

龍潭寺がやばい。とてもやばい。
生臭で一見だらしないけど実は策略家の南渓和尚(+懐に猫さま)を筆頭に
頭脳派で苦労人だけど色んなこと教えてくれる昊天宗建、
腕力と笑顔がトレードマークの傑山宗俊と、各方面に対応できる人材配置の強さ。
特に市原隼人さん演じる傑山がイケ坊主すぎてマジでやばい。
配役発表を聞いたときハマる予感しかしませんでしたが見事にハマりました。やばい。(何回言うの)
一体どなたが腕力+坊主という市原さんの筋肉を最大限に活かせるキャスティングを思いつかれたのか、
ありがとうございます。(五体投地)
健康的に日焼けしていてニコって笑ったときの顔がとても爽やかなんじゃ~!!
直盛パパが南渓和尚から傑山レンタルしてるの見てわたしもレンタルしたいって思ったし
傑山の日常スピンオフドラマ作ってほしいくらいには好き…朝起きてから寝るまでをぜひ…。
あまり画面に映らないしおしゃべりしてくれないけど、
他のお坊さんたちに比べて1人だけ袖が短いというか腕まくりして動きやすそうで
そんな波動拳撃てそうなマッスル見るだけで煩悩がパーンする。
次郎に何か起こりそうな気配がするたび一切の気配を消してアルソックしてたのかしら、
脳筋となった亀にさえ気づかれない傑山ニキ…実においしい役どころなのでもっと映してください。
傑山も昊天も実在の人物で南渓和尚の後に龍潭寺の住職になった人たちで
傑山は強弓、昊天は長刀の名人で小牧長久手の戦いとかに井伊直政と参戦したらしいので
それならあの腕筋も納得がいくし、最終回まで死なない!
(小牧長久手の戦いは直虎の死後です)
そしてとどめのにゃんけい様。
初回で小林薫さんが懐に猫を入れて登場したときの衝撃たるや、
「ねこだああああ」とテレビの前でガチで叫びました(笑)。
一体どなたがにゃんこ抱っこ生臭坊主を小林さんにやらせようと提案したのか!ありがとうございます!!
いまのところ1話につき1にゃんけい様の登場率で猫クラスタとしては本当にありがたい。
ちなみに猫さまは2匹いらして動物専門プロダクションに所属する「のん」「りの」ちゃんというそうで
2匹ともおとなしい性格の子なのかじっと抱っこされてるし
次郎の枕元で籠に入って一緒に寝てるのすごいかわいい。
井伊氏はひこにゃんとか、猫に縁のあるおうちなので猫をもってきてくれたのはうれしいなあ。
(ただあの時代、猫を飼うのはお金持ちくらいしかできないことだったので
龍潭寺は相当裕福なお寺の設定と思われます。
にゃんけい様に何かあったら寺中の坊さんが強訴しかねないレベルです。やばい)
寺と袈裟とにゃんけい。(ダイイングメッセージ)

井伊の人々がなぜ今川をあんなに敵視しているかの描写があまりないのでよくわからなかったけど
ぐぐったらひいおじいちゃんの直平は花倉の乱のとき玄広恵探側だったのですね…
そりゃ義元さんと仲悪いわけですな。
今川の下にいるのは一時的でいつか自立してやるってガルガルしてるのが
すごく去年の真田昌幸っぽくて国衆って感じする。
孫の直盛さんは花倉の乱のときまだ子どもだったから、物心ついたら今の状態だったわけで
なかなかおじいちゃんみたいな気持ちになりにくいのかもしれないな…
妻の千賀さんが尻をひっぱたいて(比喩です)当主でいさせてるの大変だなあ…。
中野さんや奥山さんがおじいちゃんタイプで新野さんや千賀さんが冷静な対比も
国衆と太守側の出身地の違いみたいな温度差を感じます。

今川家は氏真がマッティと聞いて!
まだ一瞬しか出番はなかったけど苦難の多い人ですからめげずに生きてほしい。
昇太さんの義元は今のところおっかなくても強さをあまり見せておりませんが
桶狭間までにあの方の戦国武将っぷりは発揮されるのでしょうか。
あと義元様の目つきやジェスチャーから言いたいことを読み取って伝えてる
側近みたいな人の能力値がむちゃくちゃ高くて毎回感心してしまいます。
上司が扇で口元を隠していてもお気持ちがわかる部下が家中にいるのは心強いね。
雪斎さんもう寿命のはずなのであと1回くらいは出番あったらうれしいし、
その後はいよいよ寿桂尼さまの戦国大名っぷりが発揮されるはずなのでそれも楽しみ。
最新話に出てきた検地担当の岩松さんがちょっとやそっとじゃ懐柔されない鉄壁精神のビジネスマンで
「お手数でしたら我らだけで行きますけど」とか、勘で隠し田見つけたりすごかったけど
数学者で愛妻家というスペックで一気に人間的になった。
鶴が「ここは南朝の皇子が潜んでいたところで~」と言ったときに岩松さんが追及しなかったのは
ちょっと面倒なことになりそうって思った可能性もあるけど
岩松さんが新田岩松氏ではないかという推測や考察が
Twitterに奔流のごとくドバ~~っと流れてきてなんとなく納得がいきました。
南北朝時代に新田氏をかくまったのが当時あの地に逃げて潜んでいた宗良親王で
あの状況でそれがとっさに出てくる鶴は本当にすごい。
(ちなみにその親王を支えたのが当時豪族だった井伊道政というのも鶴は知ってそうだよな…)
当時の検地がいかにめんどくさいかは興福寺の僧侶たちが記した多聞院日記にチラリと出てきますが
織田信長の指出検地で「地獄の苦も同じ」みたいなことが書いてあって
指出でそれなら棹差し検地なんてさらにめんどくさいんじゃないか…
それをさせた昇太さん義元はやっぱりしゅごい。

そして三河のぼんやりこと今川に育てられている出世大名家康くんがじわじわ話にからんでくるのおもしろい。
瀬名さまは強く生きていきそうだな…
目的達成のために自分ができることをやるし回せる手は回す感じ。
築山殿はいろいろあって息子もろともノブ様に殺された人ですが菜々緒さんはとても強くて魅力的なので
今から瀬名ロスがこわい。

ところでムロツヨシさんの再登場はいつかな??
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コメント
この記事へのコメント
こんにちは
あちこちにいちいち反応していましたが、俄然、鶴派の私は、このところの鶴の、いや政次の不遇さに萌え萌えです。おばちゃんが見守ってるからね~、おばちゃんはずっとあなたの味方よ~と毎回叫びながら見ております。(あ、この記事からもう2ヶ月も経っているのですね)
そうそう、あの小林薫といっしょに登場する猫ちゃん(複数いますよね。あの年月ですから)は、毎回わくわくを運んでくれます。にゃ~とかたまにセリフもあるし。お金持ちそうには見えないけれど、ネズミは退治しなければならなかったのかも!
それに寺のイケメン傑山で、寺のシーンは楽しい(*^_^*)
私も久しぶりに大河について行っていますよ~。えっと、かなり辺縁で萌えているんですよね。でもそれこそ大河の醍醐味かも。
鶴~、あなたがいなくなったらもう見ないかも~
また時々ゆささん評論待っています。

それから、大英自然史博物館展のご報告もありがとうございます!
むっちゃ行きたいと思っていたのです!! もともとどこかの都市に行ったら、絶対科学・自然系の博物館には行くのですけれど、うううう、ロンドンには行ったことないし、こんなチャンスに是非みたい! でも、東京に行く用事がしばらくない~前回行ったときにはまだ始まっていなかったし。
猫ミイラのキューピー!! 
大騒ぎで済みません^^;
いつも楽しく拝読しています(*^_^*)
2017/04/15(土) 14:43:56 | URL | 大海彩洋 #XbDIe7/I[ 編集]
Re: こんにちは
> 大海彩洋様

記事さかのぼってくれてありがとうございます!
2ヶ月経ちましたが鶴はどんどん不憫になっていきますね…。
なつさんや和尚様が気づいてくれてますけど肝心の直虎に全然届いてなくて毎回わたしの涙腺がナイアガラの滝です。
あああ鶴~。
そろそろ武田と徳川が攻めてきそうなので鶴ロスがこわい。

お坊様の懐に猫というだけで心臓が爆発しそうです。最高です。
そうそう、時々「にゃ~」って聞こえますよね!
なるほどネズミ退治、当時は切実ですからね…にゃんけい様はお寺の台所を守っているのでしょうか^^
とにかくお寺が至上すぎて傑山が腕筋みせてるだけで胸が苦しくなりますが
最近は昊天さんの暖かさがすばらしすぎて呼吸困難になりつつあります。
たいへんだ。このままではいのちがあぶない。
鶴ロスも怖いけどお寺の人たちロスも怖いです。まだずっと先とは思いますが、あうう。

大英自然史博物館展の記事も読んでいただきありがとうございます☆
半分も紹介しきれてなくて、他にも面白い展示品がい~~っぱいありました。
ご覧になれる機会がありますように!
猫ミイラのキューピーさんは値段も見ないでレジに持って行きました。煩悩です。
2017/04/17(月) 00:09:20 | URL | ゆさ #-[ 編集]
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