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ゆさな日々

猫・本・歴史・アートなど、好きなものやその日考えたことをそこはかとなく書きつくります。つれづれに絵や写真もあり。


海上400マイル。

  1. 2017/10/24(火) 23:50:37_
  2. 歴史
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
kentoshisen_1.jpg
活版工房丹さんの立体カード「遣唐使船」が届きました!
先日、ことのまあかりさんのツイートを見て
「ここここれは何としても我が家にお迎えせねば!!」と気が狂いそうな思いをしていたのですが
有難いことに早々に通販を始めてくださったので光の速さで注文しました。
玄関のポストに届いているのを見つけたときは「来たっ」て声出ちゃったし
封筒を切るときもドキドキわくわくしながら手がめっちゃ震えたけど無事に取り出すことに成功。
こんなに心拍数を上げながら取り出す郵便物も久しぶりです。

kentoshisen_2.jpg
いくよ!開けるよ!!

kentoshisen_3.jpg
スゲーーーーー!!!*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*(落ち着け)

Twitterに開けたときの動画をアップしております→こちら
ちょっとバタバタっとしてしまっていますが雰囲気だけでも感じていただければ…;;
これを開いたときの感動は忘れられそうにない、
カードから遣唐使船が立ち上がるなんて先月までのわたしには思いも寄りませんでした。
「拝啓、2017年9月のゆさへ」と題して今すぐ手紙を書きたい…
10月にとてもいいことがあるからそれまで生きてね、みたいな。

kentoshisen_4.jpg
見てくださいよこの再現度。
同封されていた説明書きによりますと、
奈良の平城京歴史館に展示されている遣唐使船(2010年復元)が元になっているとのことで
あの遣唐使船は何度も見たことがあるので断言する!これものすごいハイクオリティ作品だぞ!!
そっくりだし、細部まで美しいし、何より品格が感じられます。
国の代表として派遣されていた船がモデルなのでかっこよさが大前提なわけですけども
見れば見るほどとにかくかっこいいと思いましたよ。
職人という職業の人々に尊敬の念を抱いてだいぶ経ちますがもうもう、大尊敬が止まらない。
すばらしいお仕事ですありがとうございますありがとうございます!

kentoshisen_5.jpg
船首。雑居部屋も賄い部屋もあるよ…。
(吉備大臣入唐絵巻などに描かれる遣唐使船の上には3つほどの屋形があって
前方の部屋は留学生や僧侶たちが雑魚寝したり料理をする部屋だったのではないかと考えられています)

kentoshisen_6.jpg
やや船尾寄りのここが遣唐大使の部屋。
こうしてみると船室少ないよね…上に入れない人は船の内部で寝起きしていたんだよね。

kentoshisen_7.jpg
後ろから。
網代帆もきれいに再現されてて、この帆が風を受けて船が大海原を走ると思うとたまりません。
航跡も切り抜かれていて雰囲気も抜群ですね…行ってらっしゃい~~とか手を振りたくなる。

kentoshisen_8.jpg
こちらは船尾部分ですがここと船首部分と2箇所だけがカード本体に接着していて
あとは紙から浮いてます。
開いたり閉じたりするときにかすかなカサカサという紙の音が手作り感を誘います。素敵。

kentoshisen_11.jpg
平城京遷都1300年祭公式ガチャ「せんとくん平城立体図録」の遣唐使船と一緒にパチリ。
(このシリーズも結構クオリティ高くて当時かなり驚いたんだよな…)
これで我が家の遣唐使船が2隻になりました。うへへ楽しい。

kentoshisen_9.jpg
猫さまと大きさ比較。
こうして背後にいると遣唐使たちをお守りしてくださる海神様や観音様に見えなくもない。
南無海龍王神、我らの船を無事に日の本へ至らしめたまえ。(Byドラマ『大仏開眼』玄昉)


本日のお絵かきもどき↓
kentoshisen_10.jpg※クリックで大きくなります
遣唐使たちが乗ったらこんなかなあという妄想加工絵。
Twitterに載せた画像はやっつけ気味に玄昉と真備のみ乗ってもらってますが
せっかくなので人を増やして飛沫もとばしてみました。
人物たちは遣唐使のおはなしの過去絵からコピペしています。
*遣唐使のイラスト記事一覧はこちらです*


余談ですが先日まで読売オンラインの正倉院展特集ページで「遣唐使物語」なる記事が連載されていて
それぞれ阿倍仲麻呂、吉備真備、玄昉、井真成、聖武天皇について書かれていたのですが
中でも真成の記事の「衣装に詳しかったのでは」の記述にわたしァ涙が出たよ…!
墓誌の「礼楽を蹈みて衣冠を襲い」や玄宗からの贈尚衣奉御などを考えると
衣装の勉強をしたのではないかという説があるそうです。
彼が唐で何をどんな風に学んでいたかとか、もう少しでいいから詳しくわかる日がいつか来るだろうか…
36歳で客死した真成ですがもし生きていれば仲麻呂や真備みたいに活躍したかもしれないよね。ぐすん。
(いつになくセンチメンタルですが、もう遣唐使については感情が振り切れるどころか一周してるので
ひとしきり噴出すれば沈静化しますのでどうぞご安心ください。
あと奈良県におかれましてはいつぞやの遣唐使船ペーパークラフトをJPGでもPDFでもいいから
オンライン化してDLできるようにしてもらいたいです。作りたい)



123,456Hitありがとうございます!
特に何かする予定はないのでお礼だけ言わせてください、
いつも来てくださる皆様、拍手やコメントくださる皆様、通りすがりのあなたもありがとうございます!
これからもマイペースに続けていきますので気が向いたら構ってやってくださいませ。
どうぞよろしくお願いいたします(*´∀`*)☆
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テーマ : 歴史    ジャンル : 学問・文化・芸術

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ゆさ

Author:ゆさ
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歴史やアートも溺愛中
最近は新幹線とシンカリオンも熱い
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